JP2007183353A - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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安秀 中澤
Takeshi Onodera
健 小野寺
Yoshikuni Sasaki
良州 佐々木
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Abstract

【課題】非定着時に、記録媒体の変形や位置ずれを抑制することの可能な定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】上記課題は、記録媒体を前記予熱手段に接触させるための吸引孔を形成した吸引面部と、非定着時に前記記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間する持ち上げ部とを有し、側面に吸気孔を形成した回転部材を、前記予熱手段の記録媒体と接する側に回転可能に取り付け、記録媒体の定着時には、回転部材の吸引面部を記録媒体と対向させて吸気孔からの吸気により記録媒体を吸引孔で吸引しながら予熱手段に接触させ、記録媒体の非定着時には、回転部材を回転させて前記持ち上げ部によって記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間すると共に、前記吸気孔からの吸気を阻止する構成によって達成できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
レーザプリンタや複写機等に代表される画像形成装置の定着装置として、トナー像を保持した記録媒体を加熱ロールと加圧ロールとで挟持搬送しながら加熱加圧し、トナー像を記録媒体に定着させる様にした形態の定着装置が知られているが、印刷速度が速くなるにつれ、加熱ロールのみでの記録媒体へのトナー像の定着は難しくなる。そこで、トナー像を記録媒体に最適に定着できない状況を防止する為、前記加熱ロールと加圧ロールとで加熱加圧する前段階として、記録媒体を予熱する予熱板が設けられている。(例えば、特許文献1参照)
このような予熱板を備えた定着装置では、非定着時に、トナー像を有する記録媒体を予熱板上で待機させた場合に、トナー像が予熱板による予熱によって軟化し、予熱板等を汚染する場合がある。これを防ぐために、非定着時にトナー像を有する記録媒体を予熱板上で待機させた際に、予熱板上に載置されたトナー像を有する記録媒体を予熱板から持ち上げて予熱板から離間させる持ち上げ機構を備えた定着装置とすることが提案されている。(例えば、特許文献2参照)
特開平7−44043号公報 特開平10−123864号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載されたものでは、予熱板等の汚染を防止するものの記録媒体の変形や位置ずれを生じる等の問題を招き易い。この点について、図13及び図14に基づいて具体的に説明する。
図13及び図14は、従来の定着装置の定着時及び非定着時における概略構成を示す図で、予熱板10には画像形成時の用紙等の記録媒体6との接触を良くし、熱伝達を向上させるために第1の吸引部14が設けられている。この第1の吸引部14は吸引ボックス17からのホース15により吸引を行う。吸引ボックス17は、予熱板10以外に設けられた第2の吸引部19にも連結されており、同一の吸引ブロアー18を使用している。非定着時である画像形成処理の停止時は、記録媒体6の変形の大きな原因となる記録媒体6への過剰な加熱を防ぐために、加熱ロール11aと加圧ロール11bによる加圧解除と同時に回転中心軸22を支点として予熱板10が下がり、記録媒体持ち上げ機構20のピン21が予熱板10の表面より突出し、記録媒体6を予熱板10より3mm程度持ち上げ記録媒体6への過剰な加熱による変形を防止しようとしている。
しかし、第2の吸引部19の記録媒体6に対する吸引は、記録媒体6の移動を防ぐために吸引し続ける必要があり、同一の吸引ボックス18とつながっている第1の吸引部14も記録媒体6を吸引し続ける。第1の吸引部14での吸引が続けられると、記録媒体の持ち上げ機構20により記録媒体6が予熱板10から浮いているとはいえ、第1の吸引部14での吸引が続けられることにより、持ち上げ機構20のピン21に記録媒体6が押し付けられ、記録媒体変形の原因となる恐れがある。このような記録媒体変形は、画像形成装置を複数台並べて、記録媒体の両面印刷や多色印刷する場合に、ドラムからトナー像を転写する際に転写不良を発生させたり、記録媒体走行を不安定にさせる原因となる。
また、予熱板10より記録媒体6は浮いているため、第1の吸引部14から空気が漏れていることになり、第2の吸引部19での記録媒体吸引力が低下し、記録媒体拘束力が無くなり記録媒体6の位置がずれてしまう恐れがある。このような位置ずれは、画像形成装置を複数台並べて、記録媒体の両面印刷や多色印刷する場合に、記録媒体位置が停止中ずれたまま印刷(画像形成)を開始した際に、定着した記録媒体を再度、加熱加圧して折角定着した印字を変位させてしまったり、印刷物の一部が未定着のままになってしまうという、印刷品質に重大な問題が起こってしまう。
本発明は、上述した従来技術における問題点を解決すべくなされたもので、その目的とするところは、非定着時に、記録媒体の変形や位置ずれを抑制することの可能な定着装置及びそれを備えた画像形成装置並びにこの画像形成装置を使用する複合画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による第1の手段は、加熱ローラと、当該加熱ローラに対して離接可能に設けられた加圧ローラと、前記加熱ローラと加圧ローラによる記録媒体搬送手段の搬送方向上流側に設けられた予熱手段と、定着時に記録媒体を前記予熱手段に接触させる吸引機構とを備えた定着装置において、前記吸引機構は、前記記録媒体を予熱手段に接触させるために吸引孔を形成した吸引面部と、非定着時に前記記録媒体を前記予熱手段から持ち上げて離間する持ち上げ部とを有し、中空状で側面に吸気孔を形成した回転部材を、前記予熱手段の記録媒体と接する側に回転可能に取り付け、前記記録媒体の定着時に、前記回転部材の吸引面部を記録媒体と対向させて前記吸気孔からの吸気によって記録媒体を吸引面部の吸引孔で吸引しながら予熱手段に接触させ、前記記録媒体の非定着時には、前記回転部材を回転させて、前記持ち上げ部によって記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間させると共に、前記吸気孔からの吸気を阻止する構成としたことを特徴とする定着装置としたものである。
本発明による第2の手段は、前記第1の手段記載の定着装置において、前記回転部材がかまぼこ状の形状となっており、当該かまぼこ状回転部材の平面部分に前記吸引面部を形成し、前記平面部分から断面円弧状に突出した部分に前記持ち上げ部を形成したことを特徴とする定着装置としたものである。
本発明による第3の手段は、感光体と、当該感光体を帯電する帯電装置と、帯電された感光体に対して露光により静電潜像を形成する現像装置と、感光体上の静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転写装置と、記録媒体上に転写したトナー像を定着する定着装置と、前記記録媒体を搬送する搬送経路とを備えた画像形成装置において、前記定着装置が、加熱ローラと加圧ローラによる記録媒体搬送手段の搬送方向上流側に、予熱手段と定着時に記録媒体を前記予熱手段に接触させる第1の吸引手段を有し、前記搬送経路上に記録媒体を吸引する第2の吸引手段を有して、前記第1の吸引手段と第2の吸引手段が共通の吸引ブロワーで吸引され、前記第1の吸引手段で吸引しないときに、当該第1の吸引手段の吸引を阻止して、前記吸引ブロワーによって前記第1の吸引手段以外の少なくとも第2の吸引手段の吸引を行うように構成されていることを特徴とする画像形成装置としたものである。
本発明による第4の手段は、前記第3の手段記載の画像形成装置において、前記第1の吸引手段は、前記記録媒体を前記予熱手段に接触させるための吸引孔を形成した吸引面部と、非定着時に前記記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間する持ち上げ部とを有し、中空状で側面に吸気孔を形成した回転部材を、前記予熱手段の記録媒体と接する側に回転可能に取り付け、前記記録媒体の定着時には、前記回転部材の吸引面部を記録媒体と対向させて前記吸気孔からの吸気により記録媒体を前記吸引面部の吸引孔で吸引しながら前記予熱手段に接触させ、前記記録媒体の非定着時には、前記回転部材を回転させて前記持ち上げ部によって記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間すると共に、前記吸気孔からの吸気を阻止する構成としたことを特徴とする画像形成装置としたものである。
本発明による第5の手段は、第1の画像形成装置と、その第1の画像形成装置の記録媒体搬送方向の下流側に接続された第2の画像形成装置とを備えた複合画像形成装置において、少なくとも前記第1の画像形成装置は、前記第3の手段または第4の手段記載の画像形成装置であることを特徴とする複合画像形成装置としたものである。
本発明によれば、上記構成を採用することによって、非定着時に、記録媒体の変形や位置ずれを抑制することの可能な定着装置及びそれを備えた画像形成装置並びにこの画像形成装置を使用する複合画像形成装置を提供することを可能としたものである。
以下、本発明に係わる画像形成装置及び定着装置の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係わる画像形成装置について、図1に基づいて説明すると、図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。図中1は、画像形成プロセスによってトナー像を作成する感光ドラムであって、矢印aの方向に一定の速度で回転するように支軸によって支持されている。帯電器2は、感光ドラム1の表面に対向するように配置され、この帯電器2に対向するように通過する感光ドラム1の表面を均一に帯電する。均一に帯電された感光ドラム1の表面を露光する露光手段3は、情報処理装置から供給される印刷情報信号に従って変調されて感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する。現像装置4は、静電潜像が形成された感光ドラム1の表面と対向するように配置される。この現像装置4は、微粉トナーを前記静電潜像の静電力で感光ドラム1の表面に付着させてトナー像を形成する現像機能を有する。
用紙ホッパー7は、前記トナー像を転写及び定着して画像印刷を行うための例えば連続した帯状の印刷用紙等の記録媒体6を折りたたんだ状態で収容する。記録媒体搬送手段の一部を構成する第1の搬送ローラ8a、8bは、記録媒体6をホッパ7から取り込んで感光ドラム1に向けて送り出す。
第1の搬送ローラ8a、8bから送り出された記録媒体6は、その表面にトナー像を転写するように感光ドラム1の表面と接触する。転写器5は、感光ドラム1の表面に接触した記録媒体6の背面にトナー像とは反対極性の電荷を与え、感光ドラム1の表面に形成されているトナー像が記録媒体6の表面に転写するための静電力を発生させる。
記録媒体搬送手段の他の一部を構成する第2の搬送ローラ9a、9bは、トナー像が転写された記録媒体6を予熱板10に送り込む。この予熱板10は、定着ロール11の手前側、即ち、定着ロール11による記録媒体6の搬送方向Dの上流側の位置に設置されており、トナー像を保持した記録媒体6の裏面に接触して記録媒体6を予備加熱する。
予熱板10は、記録媒体6の裏面が接触する面に、例えば電熱発熱体を取り付けた構成であり、予熱板10は、その表面に記録媒体6が接触しながら移動する間に記録媒体6に付着しているトナー像が軟化する程度に記録媒体6を加熱する。予熱板10の温度は、前記電熱発熱体に供給する電流を温度制御装置16で制御することによって調整される。
互いに圧接した加熱ロール11aと加圧ロール11bからなる一対の定着ロール11は、予熱板10と接触して予熱された記録媒体6を加熱及び加圧してトナー像を記録媒体6の表面に定着する。
プラーローラ12a、12bは、定着ロール11から送り出された記録媒体6を引き込んでスタッカ13内に折りたたんで収容したり、機外に排出したりする。
本発明においては、上記画像形成装置において、記録媒体6上に転写したトナー像を定着する定着装置に特徴を有するが、その具体的な定着装置の一実施形態について、図2〜図11に基づいて説明する。
図2は、本発明による一実施形態の定着装置の定着時における概略構成を示す図で、図3は、本発明による一実施形態の定着装置に使用される定着時に記録媒体6を予熱板10に接触させるための第1の吸引部(吸引機構)の平面図で、図4は、図3のA−A線上で切断した断面図、図5は、図3の右側面図、図6は、図3で示しただい1の吸引部内で使用される回転部材の斜視図、図7は、図2で示す定着装置の非定着時における状態を示す概略構成図、図8は、図7の第1の吸引部の平面図、図9は、図8のB−B線上で切断した断面図、図10は、図8の右側面図、図11は、図8で示した第1の吸引部内で使用される非定着時における回転部材の斜視図である。
本発明による一実施形態の定着装置は、図2に示すように、定着時には、表面にトナー像を有する記録媒体6が、その搬送方向Dで加熱ロール11a及び加圧ロール11bの上流側に設置された予熱板10で予熱され、その後、加熱ロール11a及び加圧ロール11bで記録媒体6を加熱、加圧して記録媒体6上のトナー像を定着すると共に、駆動回転するこれらのロール11a及び11bによって記録媒体6をD方向に搬送する。この予熱時に、記録媒体6は、予熱板10での予熱を効果的に受けるために、予熱板10の中間部2箇所で、第1の吸引部14によって吸引されて予熱板10に接触させられている。この第1の吸引部14は、吸引ボックス17からのホース15により吸引を行い、吸引ボックス17は、第1の吸引部14以外に設けられた後述する第2の吸引部19等ともホース15により連結され、1台の吸引ブロアー18によって吸引されている。
第1の吸引部14は、図3〜図6に示すように、一辺に開口35を有する長方形箱状のケース30内に、両端に回転軸31を有し、前記開口35とほぼ同一の長さと幅を有するかまぼこ状の回転部材32が回転自在に収納されており、回転部材32は、ケース30から突出された前記回転軸31がギア33を介して駆動モータ34と連結され、駆動モータ34の回転によって前記回転部材32が回転されるように構成されている。また、前記開口35と回転部材32の周囲には、開口35と回転部材32との間隙からの空気の漏れを防ぐために、クロロプレンやネオプレン等の合成ゴム等のシール材36が取り付けられている。
回転部材32は、図4で示すように、中空となっており、平坦面37と円弧面38を有しており、平坦面37には、多数の吸引孔39が設けられており、回転部材32の一側面の回転軸31から偏移した位置に吸気孔40が形成されている。一方、この吸気孔40に対向するケース30の側面の位置に、前記吸引ボックス17に連結され、画像形成装置の作動中、常時、吸引状態にあるホース15を接続するためのホース連結部41が形成されており、前記回転部材32の吸気孔40とホース連結部41とが連結されたときに、回転部材32の中空の内部が吸気され、回転部材32の平坦面37に形成された吸引孔39から吸引を行い、搬送方向Dから搬送された記録媒体6を吸引し、記録媒体6を予熱板10に接触させるように構成されている。このように、定着時には、回転部材32の平坦面37が記録媒体6に面するように設定されており、吸引孔39から記録媒体6を吸引して記録媒体6を予熱板10に接触させるが、この接触を効果的に行うため、前記平坦面37を予熱板10の表面と面一とするか、この表面より僅かに下方となるようにケース30を予熱板10に取り付けられている。
次に、この実施形態の定着装置の非定着時の動作について図7〜図11に基づいて説明すると、非定着時には、予熱板10の上方に取り付けられた回転軸22を回転させて予熱板10及び第1の吸引部14を下方に移動させると共に加圧ロール11bをも下方に移動させて加熱ロール11aから離反させ、記録媒体6の搬送を停止する。この場合、第2の吸引部19が吸気して記録媒体6を所定に位置に吸引保持する。(図7参照)
一方第1の吸引部14は、記録媒体6の搬送停止に伴い、前述の駆動モータ34を駆動回転させて回転部材32を180度回転して円弧面38を顕出させる。この円弧面38の顕出によって記録媒体6が持ち上げられ、記録媒体6は、図7に示すように、予熱板10から浮き上がり離間して、予熱板10で加熱されることを抑制されることになる。
この回転部材32の回転に伴い、回転部材32の吸気孔40も180度回転され、図10に示すように、ホース連結部41との連結が外れ、回転部材32への吸気が遮断され、ホース連結部41が回転部材32の側壁42で封口されることになる。この場合、回転部材32の円弧面38には、記録媒体6を吸引するための吸引孔は形成されていないため、記録媒体6がこの円弧面38に載置されるだけなので記録媒体6の変形を抑制することができる。なお、回転部材32を回転する駆動モータ34は、ステッピングモータを使用したり、角度検出センサを取り付けたりし、モータ34の回転角度を制御し、平坦面37及び円弧面38と予熱板10との位置関係が正確に行えるようになっている。
以上のように、上記実施形態の定着装置においては、簡単な構造の定着装置とすることによって、定着時には、記録媒体6を吸引して適切に予熱板10に接触できると共に、非定着時には、回転部材32の円弧面38で記録媒体6を持ち上げ予熱板10から離間させると共に、第1の吸引部14の吸引を遮断して第2の吸引部19の吸引力を低下させることなく、第2の吸引部19によって記録媒体6を所定の位置に吸着保持できると共に、第1の吸引部14での記録媒体6の変形を抑制することができる。
上記実施形態においては、回転部材の形状をかまぼこ状としているが、この形状に限らず、三角柱や四角柱状とすることもできるが、かまぼこ状とした場合には、記録媒体6を持ち上げる面を円弧面として、記録媒体6への変形を良好に抑制するので好適である。
また、予熱板10は、板状体に限らず他の形状の予熱手段を採用することもできる。さらに、第1の吸引部14は、記録媒体6の搬送経路に沿って予熱手段10内に1個あれば十分であるが、複数個を間隔を置いて設置する場合には、記録媒体6への予熱板10による加熱を抑制できるので好ましい。
上記実施形態では、第2の吸引部19を搬送方向Dで予熱板10の上流側に設置しているが、予熱板10の下流側またはその両方にあってもよい。また、ブロアー18は、第1の吸引部14と第2の吸引部19の両方を吸引しているが、前述の画像形成装置の第1または第2の搬送ローラとして圧接ローラに代えてベルトコンベアと吸引手段による搬送手段を採用した場合に、この吸引手段を前記同一のブロアー18によって行ってもよい。
次に、本発明による一実施形態の複合画像形成装置について、図12に基づいて説明すると、図12は、本発明による一実施形態の複合画像形成装置の概略構成を示す斜視図で、図中の符号は、前記実施形態で使用した構成と同一のものについては、同一符号を使用している。
この複合画像形成装置においては、基本的には、前記実施形態の画像形成装置A及びBを2台使用し、画像形成装置Aにおいて記録媒体6の表面に所要の画像を形成し、記録媒体反転装置Cで記録媒体6を反転して、画像形成装置Bにおいて記録媒体6の裏面に画像形成を行っている。この複合画像形成装置においては、画像形成処理を制御するプリンタコントローラ23及びホストコンピュータ24を備え、ホストコンピュータ24からの印刷情報に従って2台の画像形成装置A及びBが制御されている。
これらの画像形成装置A及びBには、前述の定着装置が取り付けられており、非定着時に、第1の吸引部14と第2の吸引部19が前述のような動作をおこなうように構成されている。従って、画像形成装置A及びBにおいて、非定着時に、予熱板10から記録媒体が適切に離間され、記録媒体の位置ずれや変形を良好に抑制することができる。
本発明による定着装置は、画像形成装置において好適に使用することができるが、他の同様な印刷装置においても同様に適用が可能である。
本発明の一実施形態に係わる画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明による一実施形態の定着装置の定着時における概略構成を示す図である。 本発明による一実施形態の定着装置に使用される第1の吸引部の定着時の状態を示す平面図である。 図3のA−A線上で切断した断面図である。 図3の右側面図である。 図3の第1の吸引部で使用される回転部材の斜視図である。 図2で示す定着装置の非定着時における状態を示す概略構成図である。 図7の第1の吸引部の平面図である。 図8のB−B線上で切断した断面図である。 図8の右側面図である。 図8で示した第1の吸引部で使用される回転部材の斜視図である。 本発明による一実施形態の複合画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。 従来の定着装置の定着時の概略構成を示す図である。 従来の定着装置の非定着時の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 感光ドラム
2 帯電器
3 露光器
4 現像装置
5 転写器
6 記録媒体
7 用紙ホッパ
8a、8b 第1の搬送ローラ
9a、9b 第2の搬送ローラ
10 予熱板
11 定着ロール
11a 加熱ロール
11b 加圧ロール
12a、12b プラローラ
13 スタッカ
14 第1の吸引部
15 ホース
16 温度制御装置
17 吸引ボックス
18 吸引ブロアー
19 第2の吸引部
20 持ち上げ機構
21 ピン
22 回転中心軸
23 プリンタコントローラ
24 ホストコンピュータ
30 ケース
31 回転軸
32 回転部材
33 ギア
34 駆動モータ
35 開口
36 シール材
37 平坦面
38 円弧面
39 吸引孔
40 吸気孔
41 ホース連結部
42 側面部

Claims (5)

  1. 加熱ローラと、当該加熱ローラに対して離接可能に設けられた加圧ローラと、前記加熱ローラと加圧ローラによる記録媒体搬送手段の搬送方向上流側に設けられた予熱手段と、定着時に記録媒体を前記予熱手段に接触させる吸引機構とを備えた定着装置において、
    前記吸引機構は、前記記録媒体を予熱手段に接触させるために吸引孔を形成した吸引面部と、非定着時に前記記録媒体を前記予熱手段から持ち上げて離間する持ち上げ部とを有し、中空状で側面に吸気孔を形成した回転部材を、前記予熱手段の記録媒体と接する側に回転可能に取り付け、
    前記記録媒体の定着時に、前記回転部材の吸引面部を記録媒体と対向させて前記吸気孔からの吸気によって記録媒体を吸引面部の吸引孔で吸引しながら予熱手段に接触させ、
    前記記録媒体の非定着時には、前記回転部材を回転させて、前記持ち上げ部によって記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間させると共に、前記吸気孔からの吸気を阻止する構成としたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、
    前記回転部材がかまぼこ状の形状となっており、当該かまぼこ状回転部材の平面部分に前記吸引面部を形成し、前記平面部分から断面円弧状に突出した部分に前記持ち上げ部を形成したことを特徴とする定着装置。
  3. 感光体と、当該感光体を帯電する帯電装置と、帯電された感光体に対して露光により静電潜像を形成する現像装置と、感光体上の静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転写装置と、記録媒体上に転写したトナー像を定着する定着装置と、前記記録媒体を搬送する搬送経路とを備えた画像形成装置において、
    前記定着装置が、加熱ローラと加圧ローラによる記録媒体搬送手段の搬送方向上流側に、予熱手段と定着時に記録媒体を前記予熱手段に接触させる第1の吸引手段を有し、
    前記搬送経路上に記録媒体を吸引する第2の吸引手段を有して、前記第1の吸引手段と第2の吸引手段が共通の吸引ブロワーで吸引され、
    前記第1の吸引手段で吸引しないときに、当該第1の吸引手段の吸引を阻止して、前記吸引ブロワーによって前記第1の吸引手段以外の少なくとも第2の吸引手段の吸引を行うように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記第1の吸引手段は、前記記録媒体を前記予熱手段に接触させるための吸引孔を形成した吸引面部と、非定着時に前記記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間する持ち上げ部とを有し、中空状で側面に吸気孔を形成した回転部材を、前記予熱手段の記録媒体と接する側に回転可能に取り付け、
    前記記録媒体の定着時には、前記回転部材の吸引面部を記録媒体と対向させて前記吸気孔からの吸気により記録媒体を前記吸引面部の吸引孔で吸引しながら前記予熱手段に接触させ、
    前記記録媒体の非定着時には、前記回転部材を回転させて前記持ち上げ部によって記録媒体を予熱手段から持ち上げて離間すると共に、前記吸気孔からの吸気を阻止する構成としたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 第1の画像形成装置と、その第1の画像形成装置の記録媒体搬送方向の下流側に接続された第2の画像形成装置とを備えた複合画像形成装置において、
    少なくとも前記第1の画像形成装置は、請求項3または4記載の画像形成装置であることを特徴とする複合画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8787817B2 (en) 2010-03-15 2014-07-22 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus

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