JP2007181500A - 引き出し式経血吸収ガイド付き生理用ナプキン - Google Patents

Abstract

【課題】 分厚い構造を持たず装着時の違和感なしに、経血吸収作用をスムーズにし、同時に吸収力を高め、漏れを防止する生理用ナプキン。
【解決手段】 平板状の本体に、引き出し、立つようにした部分（ガイド部分）を設けることにより、膣口部とナプキンとの間にできる隙間をなくし、そのガイド部分が経血吸収を拡散させずスムーズにする。さらに、引き出した跡の部分が凹部となり経血を蓄えやすくなる。これらにより漏れを防止する。なおかつ、分厚い構造を持たないので、装着時の違和感をなくすことができる。
【選択図】図３

Description

本発明は、引き出し式の経血吸収ガイドを設けることにより、経血吸収作用をスムーズにし、同時に吸収力を高め、漏れを防止する生理用ナプキンであり、これを分厚い構造を持たず装着時の違和感なしに実現するものである。

従来の生理用ナプキンは、平板な吸収体であったので、経血を吸収する際に膣口部と密着していない隙間から漏れが生じるという欠点があった。これを隙間なく密着させるとすれば、ナプキン表面に凹凸を作るなどの複雑な形状にならざるを得ず、従って分厚くなり、行動の不自由や、装着時の違和感などの不具合意が生じる。

特開２００５−３３４２９３ 号公報

従来の生理用ナプキンは、窪みのある人体陰唇部に対して平板な吸収体であったので、経血を吸収する際に膣口部と密着していない隙間から漏れが生じるという欠点があった。その隙間をなくし、経血を拡散させずに吸収し、漏れを防止することが課題である。また、隙間なく密着させるとすれば、ナプキン表面に凹凸を作るなどの複雑な形状にならざるを得ず、従って分厚くなり、行動の不自由や、装着時の違和感などの不具合意が生じる。これらの不具合意を解消することが課題である。

本発明はその課題を解決するために、ナプキン本体に引き出し式の経血吸収ガイド部分を設けたものである。ガイド部分は、使用時に引き出すことにより、ナプキンと膣口部の間に隙間を作らず、なおかつ経血吸収の道すじ（ガイド）となる。一体に液体はその表面張力のためもあって、最初に流れ出す時にはきっかけ・ガイドがあると容易で、また、ビーカーや水差しの注ぎ口のような形状が有利である。従って、面全体で不特定に吸収が起こるよりは、予め吸収しやすい部分を導入部（ガイド）として設置しておき、吸収がここから真っ先に起こるようにしておけば、経血が拡散することを防ぐことができる。しかも、引き出した跡の凹部分は、経血の吸収用ポケット（空間）になり、吸収力を高め好都合である。引き出し式というコンパクトなガイドの設置により、分厚い構造を避け、装着時の違和感をなくした。

本発明の引き出し式経血吸収ガイドにより、ナプキンと膣口部の間に隙間を作らず、なおかつ経血吸収の道すじ（ガイド）ができ、吸収がここから真っ先に起こり、経血が拡散することを防ぐことができる。経血は引き出した跡の凹部分に多くたまり、他へ漏れることも防止できる。なおかつ分厚い構造を持たないために、装着時の違和感がなくなる。なお、引き出し式経血ガイド部分を、引き出さずに使用することができ、その場合は従来のナプキン同様に使用できる。

ナプキンの引き出し式経血吸収ガイドを引き出すと、ナプキンと膣口部の間に隙間を作らず、経血吸収の道すじ（ガイド）となり、経血が拡散することを防ぐことができる。経血は引き出した跡の凹部分に多くたまり、他へ漏れることも防止できる。引き出し式経血ガイド部分を、引き出さずに使用すれば、従来のナプキン同様に使用できる。

本発明の、引き出し前の正面図である。 本発明の、引き出し式経血吸収ガイドを引き出して立てた際の、正面図である。 本発明の、引き出し式経血吸収ガイドを引き出して立てた際の、斜め側面より見た図である。

符号の説明

１ 引き出し式経血吸収ガイド（引き出す前の状態）
２ 引き出し式経血吸収ガイド（引き出した状態）
３ ガイドを引き出した跡の窪み（経血だまり）
４ ナプキン本体

Claims (3)

1. 引き出し式の経血吸収ガイド部分を持つ生理用ナプキン。
2. 引き出し式の経血吸収ガイド部分を、引き出して使用することもでき、また、引き出さずに畳んだまま使用することもできる、生理用ナプキン。
3. 引き出し式の経血吸収ガイド部分を引き出して立てた跡の凹部分を、経血だまりの役割として持つ、生理用ナプキン。

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