JP2007180153A - 化合物半導体の製造方法及び装置 - Google Patents

化合物半導体の製造方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007180153A
JP2007180153A JP2005374827A JP2005374827A JP2007180153A JP 2007180153 A JP2007180153 A JP 2007180153A JP 2005374827 A JP2005374827 A JP 2005374827A JP 2005374827 A JP2005374827 A JP 2005374827A JP 2007180153 A JP2007180153 A JP 2007180153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound semiconductor
susceptor
semiconductor substrate
growth
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005374827A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyoshi Sato
薫由 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2005374827A priority Critical patent/JP2007180153A/ja
Publication of JP2007180153A publication Critical patent/JP2007180153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】化合物半導体基板への化合物半導体結晶の気相成長を複数回実施した場合にも、得られる各化合物半導体結晶の面内均一性を良好に確保でき、この結果、サセプタの交換回数を低減して量産性を向上できること。
【解決手段】化合物半導体基板11が加熱状態下でサセプタ装置17により保持される反応炉内に原料ガスを導入し、この原料ガスの熱分解及び化学反応により、上記化合物半導体基板の成長面11Aに化合物半導体結晶を気相成長させる化合物半導体の製造方法において、サセプタ装置17が、化合物半導体基板を保持する基板保持部20と、化合物半導体基板を囲むように設けられたサセプタ21とを有し、化合物半導体基板の成長面11Aと、上記気相成長の回数に応じて変位するサセプタの表面21Aとを、サセプタ装置の昇降モータ23により同一位置となるように調整して、上記成長面11Aに化合物半導体結晶を気相成長させるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、化合物半導体基板(特にIII‐V族化合物半導体基板)に化合物半導体結晶(特にIII‐V族化合物半導体結晶)を気相成長させて、半導体素子に用いられるエピタキシャルウェハを作製する化合物半導体の製造方法及び装置に関する。
化合物半導体のエピタキシャル結晶の積層構造は、HEMT、HBTなどの電子デバイスや、LED、半導体レーザー等の発光デバイスとして広く使用されている。これらの化合物半導体のデバイスは、一般に、GaAsなどの基板にMOVPE法やMBE法などの結晶成長法を用いて所望の組成、厚さの化合物半導体結晶を順次エピタキシャル成長させてエピタキシャルウェハを作製し、このエピタキシャルウェハを用いて製造される。
化合物半導体基板がヒータによる加熱状態下でサセプタにより保持される反応炉内に原料ガスを導入し、この原料ガスの熱分解及び化学反応により、MOVPE法(有機金属気相成長法)を用いて上記化合物半導体基板の成長面に化合物半導体結晶を気相成長(エピタキシャル成長)させる化合物半導体の製造装置が、特許文献1に開示されている。この製造装置では、図5に示すように、サセプタ101の凹部に均熱板102を介して化合物半導体基板100が載置して収容される。
このとき、化合物半導体基板100は、その成長面100Aがサセプタ101の表面101Aと同一位置になるように、サセプタ101に保持される。このようにして化合物半導体基板100がサセプタ101に保持された状態で、図6に示すように原料ガスを流通させ、化合物半導体基板100の成長面100Aに化合物半導体結晶を成長させてエピタキシャル層103を形成する。所望のエピタキシャル層103が形成された段階で、化合物半導体基板100のみを交換し、新たな化合物半導体基板100の成長面100Aに同様のエピタキシャル成長を実施する。
特開2004‐103708号公報
ところで、上述の化合物半導体基板100への結晶成長時には、サセプタ101の表面101Aにも化合物半導体結晶が堆積して、エピタキシャル層104が形成されてしまう。従って、化合物半導体基板100を交換して、各化合物半導体基板100にエピタキシャル層103を形成するエピタキシャル成長の成長回数が増加すると、図7に示すように、サセプタ101に形成されるエピタキシャル層104が積層されて厚くなり、このエピタキシャル層104を含むサセプタ101の表面101Aと化合物半導体基板100の成長面100Aとが同一位置(同一高さ)にならない事態が生ずる。
このような状態でエピタキシャル成長を実施すると、化合物半導体基板100の成長面100Aに沿って流れる原料ガスに乱れが発生して、この成長面100Aに形成されるエピタキシャル層103の膜厚(厚さ)や結晶電気特性等が化合物半導体基板100の面内において不均一になってしまう。このため、エピタキシャル成長の成長回数がある程度まで増加した時点で、サセプタ101を交換する必要が生じ、これが装置の量産性低下の一因となっている。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、化合物半導体基板への化合物半導体結晶の気相成長(エピタキシャル成長)を複数回実施した場合にも、得られる各化合物半導体結晶の面内均一性を良好に確保でき、この結果、サセプタの交換回数を低減して量産性を向上させることができる化合物半導体の製造方法及び装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明に係る化合物半導体の製造方法は、反応炉内に化合物半導体基板を加熱状態下でサセプタ装置により保持し、上記反応炉内に原料ガスを導入し、この原料ガスの熱分解及び化学反応により、上記化合物半導体基板の成長面に化合物半導体結晶を気相成長させる化合物半導体の製造方法において、
上記サセプタ装置が、上記化合物半導体基板を保持する基板保持部と、上記化合物半導体基板を囲むように設けられたサセプタとを有し、上記基板保持部と上記サセプタとが上記成長面に垂直な方向に相対的に移動可能に設けられ、
上記化合物半導体基板の成長面と、上記気相成長の回数に応じて変位する上記サセプタの表面とを、上記サセプタ装置により同一平面上に位置するように調整して、上記化合物半導体基板の上記成長面に化合物半導体結晶を気相成長させることを特徴とするものである。
上記化合物半導体の製造方法は、上記原料ガスとして、AsH(アルシン)、As(CH(トリメチル砒素)、PH(ホスフィン)などのV族ガスと、Ga(CH(トリメチルガリウム)、Al(CH(トリメチルアルミニウム)、In(CH(トリメチルインジウム)、Al(CHCH(トリエチルアルミニウム)、Ga(CHCH(トリエチルガリウム)などのIII族ガスと、キャリアガスなどを用いて、有機金属気相成長法により、III‐V族化合物半導体結晶を気相成長させる方法に好適である。
請求項2に記載の発明に係る化合物半導体の製造装置は、反応炉内に化合物半導体基板を加熱状態下でサセプタ装置により保持し、上記反応炉内に原料ガスを導入し、この原料ガスの熱分解及び化学反応により、上記化合物半導体基板の成長面に化合物半導体結晶を気相成長させる化合物半導体の製造装置において、上記サセプタ装置は、上記化合物半導体基板を保持する基板保持部と、この基板保持部に貫通され、上記化合物半導体基板を囲むように設けられたサセプタと、上記基板保持部に保持される上記化合物半導体基板と上記サセプタとの少なくとも一方を昇降可能とする昇降機構と、を有して構成されたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る化合物半導体の製造装置は、請求項2に記載の発明において、上記サセプタ装置は、基台に基板保持部が固定され、この基板保持部に貫通されるサセプタ保持部にサセプタが保持され、このサセプタ保持部と上記基台との間に昇降機構が設置されて、上記サセプタが昇降可能に構成されたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、サセプタ装置の基板保持部に保持される化合物半導体基板の成長面と、気相成長の回数に応じて変位する上記サセプタ装置のサセプタの表面とを、当該サセプタ装置により同一平面上に位置するように調整して、化合物半導体基板の成長面に化合物半導体結晶を気相成長させることから、化合物半導体基板の成長面に沿って流れる原料ガスに乱れが発生することを防止できる。このため、上記成長面に成長する化合物半導体結晶の膜厚や結晶電気特性等の面内均一性を良好に確保できる。この結果、気相成長の成長回数に応じてサセプタの表面に化合物半導体結晶が堆積しても、当該サセプタの交換回数を低減でき、装置の量産性を向上させることができる。
請求項2または3に記載の発明によれば、サセプタ装置では、基板保持部に保持される化合物半導体基板とサセプタとの少なくとも一方が、昇降機構により昇降可能に構成されている。ところで、化合物半導体基板の成長面への化合物半導体結晶の気相成長時には、サセプタの表面にも化合物半導体結晶が堆積して、このサセプタの表面の高さが変位する。そこで、上記気相成長の成長回数に応じて昇降機構を駆動することにより、化合物半導体基板の成長面と、成長回数毎に変位するサセプタの表面とを常に同一の水平位置に設定することができる。このため、化合物半導体基板の成長面に沿って流れる原料ガスに乱れが発生せず、この成長面に成長する化合物半導体結晶の膜厚や結晶電気特性等の面内均一性を良好に確保できる。この結果、気相成長の成長回数に応じてサセプタの表面に化合物半導体結晶が堆積しても、当該サセプタの交換回数を低減でき、装置の量産性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る化合物半導体の製造装置における一実施の形態が適用されたIII‐V族化合物半導体の製造装置を示す構成図である。図2は、図1のサセプタ装置を簡略して示す平面図である。図3は、図2のサセプタ装置を示す側断面図である。
図1に示すIII-V族化合物半導体の製造装置10は、MOVPE(有機金属気相成長)法を用いて、III-V族化合物半導体基板11の成長面11A(図3)にIII-V族化合物半導体結晶を気相成長(エピタキシャル成長)させて、半導体素子用のエピタキシャルウェハを作製するものである。上記半導体素子としては、LED、半導体レーザー等の発光デバイスや、FET、HEMT、HBT等の電子デバイスなどである。また、上記III-V族化合物半導体の製造装置、III-V族化合物半導体基板、III-V族化合物半導体結晶のそれぞれを、以下「化合物半導体の製造装置」、「化合物半導体基板」、「化合物半導体結晶」と称する。
上記化合物半導体の製造装置10は、シリンダキャビネット12、反応炉13及び排気系14を有して構成される。シリンダキャビネット12に原料ガスボンベ15が設置され、この原料ガスボンベ15から反応炉13へ原料ガスが供給される。
原料ガスとしては、AsH(アルシン)、PH(ホスフィン)、As(CH(トリメチル砒素)などのV族ガスと、Ga(CH(トリメチルガリウム)、Al(CH(トリメチルアルミニウム)、In(CH(トリメチルインジウム)、Ga(CHCH(トリエチルガリウム)、Al(CHCH(トリエチルアルミニウム)などのIII族ガスと、水素などのキャリアガスと、ドーパント原料ガスが含まれる。
上記反応炉13内には反応管16が設置されている。気相成長時には反応管16に、化合物半導体基板11がセットされた状態のサセプタ装置17を配置し、これらのサセプタ装置17及び化合物半導体基板11をヒータ18により加熱する。そして、反応管16内に原料ガスを導入することで、原料ガスが熱分解して、化合物半導体基板11の反応面11Aに化合物半導体結晶がエピタキシャル成長して、エピタキシャルウェハが作製される。このエピタキシャルウェハを用いて前記半導体素子が製造される。上記エピタキシャル成長に使用されなかった原料ガスは、排気系14により反応炉13外へ排出される。
上記サセプタ装置17は、反応炉13内で原料ガスが流通する反応管16の下部壁に設置され、化合物半導体基板11の成長面11Aを上向きに露出させて支持する。このような反応炉方式をフェイスアップタイプと称する。このサセプタ装置17は、図2及び図3に示すように、基台19、基板保持部20、サセプタ21、サセプタ保持部22、及び昇降機構としての昇降モータ23を有して構成され、上記基台19、基板保持部20及びサセプタ保持部22が、熱伝導性の良好な材質、例えばステンレスや銅(本実施形態ではステンレス)にて構成されている。
基台19は円板形状であり、その周方向複数箇所に基板保持部20が固定され、この基板保持部20に均熱板24を介して化合物半導体基板11が載置される。基板保持部20及び化合物半導体基板11は、基台19の周方向に複数箇所、図示例では3箇所に設けられている。この基台19は、図示しないモータなどにより中心軸周りに回転して、化合物半導体基板11を公転させる。
上記基板保持部20は、図3に示すように、均熱板24を介して化合物半導体基板11を載置して保持するものであり、サセプタ21の開口部25及びサセプタ保持部22の貫通穴26を貫通する。サセプタ21及びサセプタ保持部22は、基台19と略同一直径の円板形状に構成され、サセプタ保持部22がサセプタ21を載置して保持する。このサセプタ21は、基板保持部20が開口部25内に貫通されることで、この基板保持部20に載置された化合物半導体基板11を囲むように設けられる。
また、上記昇降モータ23は、基台19とサセプタ保持部22との間に配置されて、サセプタ保持部22を介しサセプタ21を、基板保持部20に載置された化合物半導体基板11に対し昇降可能とする。この昇降モータ23は、サセプタ21を水平状態に維持しながら昇降させるべく、基台19の適宜位置に3個以上の複数個設置される。
化合物半導体基板11の成長面11Aへの化合物半導体結晶の気相成長(エピタキシャル成長)時には、上記成長面11Aにエピタキシャル層27が形成されるばかりか、サセプタ21にも化合物半導体結晶が堆積してエピタキシャル層28が形成され、サセプタ21の表面21Aの高さが変位する。上記昇降モータ23は、化合物半導体基板11の成長面11Aと、気相成長の回数に応じて変位するサセプタ21の表面21Aとが同一位置(同一高さ)になるように、サセプタ21を昇降させるものである。
上述のようなサセプタ装置17を備えた反応炉13(図1)では、サセプタ装置17の基台19がヒータ18からの輻射熱によって加熱される。この熱は、図3に示すように、基板保持部20及び均熱板24を経て化合物半導体基板11へ伝熱される。このとき化合物半導体基板11は、均熱板24によって面内が均一温度に加熱される。更に、化合物半導体基板11は、サセプタ装置17により公転する。この状態で、反応管16内に原料ガスが導入されると、化合物半導体基板11の成長面11A上で原料ガスが熱分解及び化学反応して、この成長面11Aに化合物半導体結晶がエピタキシャル成長し、当該成長面11Aにエピタキシャル層27が形成される。その後、この化合物半導体基板11を、エピタキシャル層27が形成されていない新たな化合物半導体基板11と交換する。
上記化合物半導体基板11の成長面11Aの気相成長時には、サセプタ装置17におけるサセプタ21の表面21Aにもエピタキシャル層28が形成されるので、このエピタキシャル層28の厚さに相当する分だけ、昇降モータ23を駆動してサセプタ21を下降させる。エピタキシャル層28が形成されてサセプタ21の高さが変位したサセプタ21の表面21Aと、新たな化合物半導体基板11の成長面11Aとが同一の水平位置になった段階で、化合物半導体結晶のエピタキシャル成長を再び実施する。
このように、気相成長の成長回数に応じて変位するサセプタ21の表面21Aを、化合物半導体基板11の成長面11Aと同一の水平位置に調整することによって、気相成長時に、化合物半導体基板11の成長面11Aに沿って流れる原料ガスに乱れの発生を防止することが可能となる。このため、化合物半導体基板11の成長面11Aに形成されるエピタキシャル層27の膜厚や結晶電気特性等に、化合物半導体基板11の面内において均一性が確保される。
次に、本実施形態の効果を確認するために、本実施形態の化合物半導体の成長装置10と従来技術の化合物半導体の製造装置(図5〜図7)とを用いて、半導体レーザー素子用のエピタキシャルウェハを作製する試作を行った。
両化合物半導体の製造装置では、化合物半導体基板としてGaAs基板を用い、気相成長時の上記基板温度を650℃に保持し、反応炉の炉内圧力を約6666Pa( 50Torr)に保持した状態で、半導体レーザー素子の構造設計に基づいて順次所望の結晶を成長させるために、昇温、降温、インターバル、原料ガスの流量変更を実施し、エピタキシャルウェハを作製した。
従来技術の化合物半導体の製造装置で作製されたエピタキシャルウェハにおけるエピタキシャル層の膜厚(厚さ)分布は、図4の実線Bに示すように、気相成長の成長回数が増すごとに、面内において不均一になっていることがわかる。これに対し、本実施形態の化合物半導体の成長装置10で作製されたエピタキシャルウェハにおけるエピタキシャル層の膜厚(厚さ)分布は、上記の実線Aに示すように、気相成長の成長回数が増加しても面内において略一定であり、成長回数に依存していなことがわかる。
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果を奏する。
サセプタ装置17では、サセプタ21が昇降モータ23により昇降可能に構成されている。ところで、化合物半導体基板11の成長面11Aへの化合物半導体結晶の気相成長時には、サセプタ装置17のサセプタ21の表面にも化合物半導体結晶が堆積して、このサセプタ21の表面21Aの高さが変位する。そこで、上記気相成長の成長回数に応じて昇降モータ23を駆動することにより、化合物半導体基板11の成長面11Aと、成長回数毎に変位するサセプタ21の表面21Aとを常に同一位置に設定することができる。このため、化合物半導体基板11の成長面11Aに沿って流れる原料ガスに乱れが発生せず、この成長面11Aに成長する化合物半導体結晶からなるエピタキシャル層27の膜厚(厚さ)や結晶電気特性等の面内均一性を良好に確保できる。この結果、気相成長の成長回数に応じてサセプタ21の表面21Aに化合物半導体結晶が堆積しても、当該サセプタ21の交換回数を低減でき、製造装置10の量産性を向上させることができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、サセプタ装置17においてサセプタ21が、基板保持部20に載置された化合物半導体基板11に対し昇降モータ23により昇降可能に構成されたものを述べたが、化合物半導体基板11がサセプタ21に対し昇降可能に構成されてもよい。つまり、このサセプタ装置では、サセプタ21を保持するサセプタ保持部22が基台19に固定され、このサセプタ保持部22及びサセプタ21に基板保持部20が貫通し、この基板保持部20と上記基台19との間に昇降モータ23が設置されて、基板保持部20に保持される化合物半導体基板11が昇降可能に構成される。ただし、この場合には、化合物半導体基板11が良好に加熱されるために、昇降モータ23の例えばケーシングが、熱伝導性の良好な材質にて構成される必要がある。
また、サセプタ装置17において、基板保持部20に保持される化合物半導体基板11とサセプタ21との両者を、昇降機構により昇降させてもよい。
更に、上記実施の形態では、サセプタ装置17のサセプタ21が、化合物半導体基板11の成長面11Aを上向きに露出して当該基板11を保持するフェイスアップタイプの反応炉13を述べた。ところが、サセプタ装置のサセプタが、化合物半導体基板の成長面を下向きに露出させて当該基板を保持するフェイスダウンタイプの反応炉にも本発明を適用することができる。
本発明に係る化合物半導体の製造装置における一実施の形態を示す構成図である。 図1のサセプタ装置を示す平面図である。 図2のサセプタ装置を示す側断面図である。 図1の化合物半導体の製造装置と従来の化合物半導体の製造装置とにおいて、それぞれ気相成長により作製されたエピタキシャルウェハにおけるエピタキシャル層の膜厚(厚さ)の面内均一性と、気相成長の成長回数との関係を示すグラフである。 従来の化合物半導体の製造装置におけるサセプタ及び化合物半導体基板等を示す側断面図である。 図5の化合物半導体の製造装置において、化合物半導体基板の成長面に気相成長を実施してエピタキシャル層を形成する工程を示す側断面図である。 図5の化合物半導体の成長装置において、化合物半導体基板の成長面に原料ガスの乱れが生じている状態を示す側断面図である。
符号の説明
10 化合物半導体の成長装置
11 化合物半導体基板
11A 成長面
13 反応炉
17 サセプタ装置
19 基台
20 基板保持部
21 サセプタ
21A 表面
22 サセプタ保持部
23 昇降モータ(昇降機構)
27 エピタキシャル層
28 エピタキシャル層

Claims (3)

  1. 反応炉内に化合物半導体基板を加熱状態下でサセプタ装置により保持し、上記反応炉内に原料ガスを導入し、この原料ガスの熱分解及び化学反応により、上記化合物半導体基板の成長面に化合物半導体結晶を気相成長させる化合物半導体の製造方法において、
    上記サセプタ装置が、上記化合物半導体基板を保持する基板保持部と、上記化合物半導体基板を囲むように設けられたサセプタとを有し、上記基板保持部と上記サセプタとが上記成長面に垂直な方向に相対的に移動可能に設けられ、
    上記化合物半導体基板の成長面と、上記気相成長の回数に応じて変位する上記サセプタの表面とを、上記サセプタ装置により同一平面上に位置するように調整して、上記化合物半導体基板の上記成長面に化合物半導体結晶を気相成長させることを特徴とする化合物半導体の製造方法。
  2. 反応炉内に化合物半導体基板を加熱状態下でサセプタ装置により保持し、上記反応炉内に原料ガスを導入し、この原料ガスの熱分解及び化学反応により、上記化合物半導体基板の成長面に化合物半導体結晶を気相成長させる化合物半導体の製造装置において、
    上記サセプタ装置は、上記化合物半導体基板を保持する基板保持部と、
    この基板保持部に貫通され、上記化合物半導体基板を囲むように設けられたサセプタと、
    上記基板保持部に保持される上記化合物半導体基板と上記サセプタとの少なくとも一方を昇降可能とする昇降機構と、を有して構成されたことを特徴とする化合物半導体の製造装置。
  3. 上記サセプタ装置は、基台に基板保持部が固定され、この基板保持部に貫通されるサセプタ保持部にサセプタが保持され、このサセプタ保持部と上記基台との間に昇降機構が設置されて、上記サセプタが昇降可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載の化合物半導体の製造装置。
JP2005374827A 2005-12-27 2005-12-27 化合物半導体の製造方法及び装置 Pending JP2007180153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005374827A JP2007180153A (ja) 2005-12-27 2005-12-27 化合物半導体の製造方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005374827A JP2007180153A (ja) 2005-12-27 2005-12-27 化合物半導体の製造方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007180153A true JP2007180153A (ja) 2007-07-12

Family

ID=38305071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005374827A Pending JP2007180153A (ja) 2005-12-27 2005-12-27 化合物半導体の製造方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007180153A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020116618A1 (ja) 2018-12-07 2020-06-11 株式会社ニューフレアテクノロジー 成膜方法、成膜装置、サセプタユニット、及びサセプタユニットに用いられるスペーサセット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020116618A1 (ja) 2018-12-07 2020-06-11 株式会社ニューフレアテクノロジー 成膜方法、成膜装置、サセプタユニット、及びサセプタユニットに用いられるスペーサセット
KR20210072116A (ko) 2018-12-07 2021-06-16 가부시키가이샤 뉴플레어 테크놀로지 성막 방법, 성막 장치, 서셉터 유닛, 및 서셉터 유닛에 사용되는 스페이서 세트
CN113169051A (zh) * 2018-12-07 2021-07-23 纽富来科技股份有限公司 成膜方法、成膜装置、基座单元以及基座单元所使用的间隔件组
US20210292897A1 (en) * 2018-12-07 2021-09-23 Nuflare Technology, Inc. Deposition method, deposition apparatus, susceptor unit, and spacer set used in susceptor unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101349480B1 (ko) 성막장치
JP2003332234A (ja) 窒化層を有するサファイア基板およびその製造方法
Scholz MOVPE of Group‐III Heterostructures for Optoelectronic Applications
JP2004524690A (ja) ハイブリッド成長システムと方法
JP2007180153A (ja) 化合物半導体の製造方法及び装置
JP2001274093A (ja) 半導体基材及びその製造方法
JP2009249202A (ja) 窒化アルミニウム単結晶の製造方法
JPH1174202A (ja) 窒化ガリウム系iii−v族化合物半導体の気相成長装置並びに窒化ガリウム系iii−v族化合物半導体装置及びその製造方法
KR102513206B1 (ko) Ⅲ족 질화물 반도체 기판의 제조 방법
JP5490597B2 (ja) 気相成長装置、エピタキシャル成長層の製造方法、及び気相成長用サセプタ
KR101445673B1 (ko) 반도체 결정 성장 장치 및 방법
JP4768773B2 (ja) 薄膜形成装置および薄膜形成方法
Zhang et al. GaN Substrate Material for III–V Semiconductor Epitaxy Growth
CN213925126U (zh) 环形mocvd反应器结构及iii-v族化合物半导体材料生产系统
JP2001302398A (ja) 単結晶基板上に第3族窒化物のエピタキシャル層を成長させる方法及びその装置
KR100472626B1 (ko) 질화갈륨 후막의 제조장치
JP2005228757A (ja) 気相成長装置及び気相成長方法
KR20030071098A (ko) 질화갈륨 기판의 제조 장치
JP2005085850A (ja) 気相エピタキシャル成長装置
JP2006093276A (ja) 気相成長方法及び気相成長装置
JP2005150187A (ja) 化合物半導体エピタキシャル基板の製造方法
JP5240658B2 (ja) 化合物半導体エピタキシャルウェーハの製造方法、化合物半導体エピタキシャルウェーハ及び発光素子
JP2006041300A (ja) 均熱板、気相エピタキシャル成長装置
JP3915584B2 (ja) 3−5族化合物半導体の製造方法
JP4763011B2 (ja) 窒化ガリウム単結晶の製造方法