JP2007179076A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画質に優れ、製造コストの低い反射型液晶ライトバルブを用いたプロジェクタを提供する。
【解決手段】第3色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向を、第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向とは逆にする。さらには電気接続ケーブルを垂直駆動方向の下側に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタに関し、特に反射型液晶ライトバルブを利用した電気光学装置の画像を拡大投写するプロジェクタに好適なものである。
従来から、反射型液晶ライトバルブを使用したプロジェクタとして、特開昭63−39294号公報に記載された装置が知られている。図8はこのプロジェクタの一例を示す構成図である。このプロジェクタは、偏光ビームスプリッタ806、第1乃至第3プリズム807A、807B、807Cの3個のプリズムで構成される色分解合成プリズム807、第1乃至第3の反射型液晶ライトバルブ808R,808G,808Bを備えている。
光源801から射出された光束は、リフレクター802で反射された後、集光レンズ803を介して偏光ビームスプリッタ806に導かれ、偏光分離面806Aに入射する。偏光分離面806Aに入射した光のうち、S偏光成分の光は反射されて系外に導かれ、P偏光成分の光は偏光分離面806Aを透過して色分離合成光学系807に入射する。
色分離合成光学系807は、入射したP偏光光束を第1、第2及び第3の色光成分光束にそれぞれ分離して射出するものである。第1プリズム807Aの第2プリズム807B側の面807AD、第2プリズム807Bの第3プリズム807C側の面807BDには、ダイクロイック膜が形成されている。一例として、面807ADに、青色光を反射しそれより長波長域の光を透過させるダイクロイック膜が形成され、面807BDに、赤色光を反射し緑色光を透過させるダイクロイック膜が形成されている場合には、青色光束が面807ADで反射されて第1の反射型液晶ライトバルブ808Aに入射し、赤色光束が面807BDで反射されて第2の反射型液晶ライトバルブ808Bに入射し、緑色光束は第3の反射型液晶ライトバルブ808Cに入射する。
反射型液晶ライトバルブ808A、808B、808Cは、映像信号に応じて各色光束の位相状態を変調する。反射型液晶ライトバルブ808A、808B、808Cによって変調された後の各色光束は、映像信号に応じてP偏光成分やS偏光成分を含む光束となり、入射時とは逆の経路をたどって色分解合成光学系807にて合成される。合成された光束は、偏光ビームスプリッタ806の偏光分離面806Aに入射し、S偏光成分のみが反射され、投写レンズ809を介してスクリーン810に投写される。
米国特許6,082,861には第1乃至第3プリズムと第1乃至第3反射型液晶ライトバルブの間に位相補償板を配置し、光学系と反射型液晶ライトバルブにより付加される光学位相を補償し、投写画像のコントラスト向上を図る例が開示されている。
従来のプロジェクタにおいては、反射型液晶ライトバルブを反射ミラーと同等の静的な光学素子とみなし、その動的な特性を考慮せずに光学系の構成や性能の改良を行なっているため、充分に高い画質の画像表示を行なうことができなかった。また、反射型液晶ライトバルブとその駆動回路を容易に実装するための反射型液晶ライトバルブの配置、電気的接続ケーブルの引き回し方向等について考慮されることが無かったため、複雑な実装に起因するコストの増大を招くという課題があった。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、表示画質に優れ、製造コストの低いプロジェクタを実現することにある。
前記課題を解決するために、本発明の第1のプロジェクタの態様は、光源手段から射出された光束を偏光ビームスプリッタにより偏光分離し、前記偏光ビームスプリッタにより偏光分離された一方の偏光を第1、第2および第3のプリズムからなる色分解合成光学系により色分解し、前記各プリズムの射出面近傍に設けられた第1色光用、第2色光用および第3色光用の各反射型液晶ライトバルブに入射させ、前記反射型液晶ライトバルブにて変調後反射された各色光を再度前記色分解合成光学系により色合成し、前記偏光ビームスプリッタにて検光して投写レンズによりスクリーン上に投写するプロジェクタにおいて、前記第1および第2のプリズムは、光束が入射する第1面、該第1面からの入射光のうち特定色光を反射するダイクロイック膜が形成された第2面、該第2面を反射した特定色光が前記第1面により全反射され、前記第1色光用もしくは前記第2色光用反射型液晶ライトバルブへと射出する第3面をそれぞれ備え、前記第3のプリズムは光束が入射する第1面、該第1面からの入射光を全反射する第2面、該第2面で全反射された前記入射光を、前記第3の反射型液晶ライトバルブへと射出する第3面を備え、前記偏光ビームスプリッタにより偏光分離された一方の偏光は、前記色分解合成光学系を第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムの順に通過し、前記偏光の第1色光は前記第1プリズムの第2面で反射され、第2色光は前記第2プリズムの第2面で反射されてそれぞれの前記第1もしくは第2色光用反射型液晶ライトバルブへ導かれ、第3色光は第1プリズムおよび第2プリズムで反射されること無く前記第3プリズムを透過して第3色光用反射型液晶ライトバルブに導かれるように前記色分離合成光学系が構成され、さらには前記第1乃至第3色光用反射型液晶ライトバルブの垂直駆動方向を一致させ、かつ前記第3色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向を、前記第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向とは逆にしたことを特徴とする。
本態様の光学構成においては、第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブで変調を受けた画像光は、それぞれ第1および第2プリズム内で2回反射された後、偏光ビームスプリッタにて1回の反射を受けるため計3回の反射を受ける。一方で、第3色光用反射型液晶ライトバルブで変調を受けた画像光は、第3プリズム内で1回反射された後、偏光ビームスプリッタにて1回の反射を受けるため計2回の反射を受ける。このように、第1および第2色光は奇数回の反射を受け第3色光は偶数回の反射を受けるので、全ての反射型液晶ライトバルブを同じ方向に駆動するとスクリーン投写画像では各色光成分の映像走査方向に差異を生じ、その結果、各色光用反射型液晶ライトバルブの液晶時定数に起因する色ムラが目立つようになる。本態様においては第3色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向を第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブのそれと反転させることにより、全ての色光画像のスクリーン上における走査方向を一致させることが可能となり、それによって色ムラのない、均一性の高い画像表示を行なうことが可能となる。
本発明の第2の態様のプロジェクタは、前記プロジェクタにおいて、前記反射型液晶ライトバルブの垂直駆動方向は、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離面の法線および前記色分離合成光学系の光軸を含む面に平行であり、かつ前記反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルが、前記垂直駆動方向の下側に接続されていることを特徴とする。
本態様によれば、反射型液晶ライトバルブの垂直駆動方向を、偏光ビームスプリッタの偏光分離面の法線および前記色分離合成光学系の光軸を含む面に平行とすることにより、偏光ビームスプリッタおよび色分離合成光学系のサイズを小さくすることができ、ひいてはプロジェクタ全体の小型化、低コスト化が可能となる。さらには、反射型液晶ライトバルブの電気接続ケ―ブルを垂直駆動方向の下側から引き出すことにより、第1もしくは第2色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルと第3色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルの機械的な干渉を避けることができるために、反射型液晶ライトバルブや駆動回路基板の実装が容易になり、ひいてはプロジェクタ全体の小型化、低コスト化が可能となる。
本発明の第3の態様のプロジェクタは、前記プロジェクタにおいて、前記反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルが、水平駆動方向に接続されており、かつ前記第1色光用反射型液晶ライトバルブおよび第2色光用反射型液晶ライトバルブと第3色光用反射型液晶ライトバルブでは前記電気接続ケーブルの接続位置が左右逆転していることを特徴とする。
本態様によれば、第1乃至第3色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルを互いに機械的な干渉が無く、実装の容易な方向に引き出すことができるために反射型液晶ライトバルブや駆動回路基板の実装が容易になり、ひいてはプロジェクタ全体の小型化、低コスト化が可能となる。
本発明の第4の態様のプロジェクタは、前記プロジェクタにおいて、前記色分離合成光学系の第1、第2および第3プリズムの光束射出面と前記各色光用反射型液晶ライトバルブの間に所望の光学的位相差を発生する位相素子を配置し、前記反射型液晶ライトバルブの黒表示状態における光学的位相差を補償する光学的位相差を発生することを特徴とする。
本態様では、反射型液晶ライトバルブで発生する不必要な光学位相発生を補償するための位相素子を、色分離合成光学系とは独立に設けることにより、色分離合成光学系の設計の自由度が増す。さらには、位相素子の特性を変更することは容易なため、個々の反射型液晶ライトバルブの発生位相差のばらつきに容易に対応することが可能となり、より性能の高いプロジェクタを実現することが可能となる。
本発明の第5の態様のプロジェクタは、前記プロジェクタにおいて、前記第1、第2および第3色光用反射型液晶ライトバルブの液晶は垂直配向モードで配向されており、前記位相素子は垂直配向モードで配向された液晶セルで構成され、光線入射側から見たときの該位相素子の液晶配向方位と、光線入射側から見たときの前記第1、第2および第3色光用反射型液晶ライトバルブの液晶配向方位が直交し、該位相素子のリターデーションの絶対値と前記第1、第2および第3色光用反射型液晶ライトバルブの黒表示状態におけるリターデーションの絶対値が略同一であることを特徴とする。
本態様によれば、位相素子を反射型液晶ライトバルブとほぼ同等の工程で作成することができるために生産性の向上が図ることができ、ひいてはプロジェクタの低コスト化が可能となる。
以上詳しく説明したように、本発明のプロジェクタによれば、反射型液晶ライトバルブの駆動方向、実装方向、電気接続ケーブルの引き出し方向を所望の組み合わせに定めることにより投写画像の画質の向上、反射型液晶ライトバルブの実装の容易性を図ることが可能になる。さらには、反射型液晶ライトバルブの液晶プレチルトに起因する光学位相発生を補償する位相素子として透過型の垂直配向モード液晶セルを用いることにより、位相素子の低コスト化が可能となり高いコントラストを有するプロジェクタを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明によるプロジェクタの第1の実施形態を示す図である。
図1においては以降の説明をわかりやすくするために座標系を112のごとく右手系で定める。すなわちx軸とy軸は紙面内にありy軸の正方向を紙面上方向に定め、x軸の正方向を紙面右方向に定める。またz軸は紙面に垂直に手前側に向けて正方向に定める。
光源ランプ101から射出された光束は、照明光学系102を介して偏光ビームスプリッタ103の偏光分離面103Aに入射する。光源ランプ101としては演色性にすぐれた、メタルハライドランプ、キセノンランプ、水銀ランプ、ハロゲンランプ等が使用されるが、これらに限定されるものではない。照明光学系102と偏光ビームスプリッタ103の間には、色フィルター110が配置されている。色フィルターは、光源ランプ101の発光スペクトルのうち、スクリーン上に投写される画像の色再現性に悪影響を及ぼす色成分を除去するために設けられたものである。
偏光分離面103Aに入射した光束のS偏光成分は反射されてx軸の正方向に向けて系外に導かれる。一方、P偏光成分は透過してプリズム104A、104B、104Cで構成される色分離合成光学系に入射する。
色分離光学系の第1プリズム104Aの入射面104AIを透過した光束は第1プリズム104Aの第2プリズム側の第2面104ADに入射する。この第2面104ADには入射光束の第1色光を反射し、第2色光および第3色光を透過する色分離特性をもつダイクロイック膜が形成されており、第1色光成分はこの面で反射され、再び第1プリズムの入射面104AIに入射する。この際、第1色光成分の入射面104AIへの入射角が全反射条件を満たすように第1プリズム104Aの形状が設定されている。したがって第1色光は全反射され、引き続き射出面104AEおよび位相素子107Aを透過して第1色光用反射型液晶ライトバルブ105Aに入射して映像信号に応じた変調作用を受ける。なお、入射面104AIにおいて第1色光が全反射条件を満たす入射角度範囲を広くするために、偏光ビームスプリッタ103と第1プリズム104Aの間には、空気層が介在することが望ましい。
第1プリズムの第2面104ADを透過した第2、第3色光成分は、色分離光学系の第2プリズム104Bの入射面104BIを透過し、第3プリズム側の第2面104BDに入射する。この第2面104BDには第2色光を反射し、第3色光を透過する色分離特性をもつダイクロイック膜が形成されており、第2色光成分はこの面で反射され、再び第2プリズムの入射面104BIに入射する。この際、第2色光成分の入射面104BIへの入射角が全反射条件を満たすように第2プリズム104Bの形状が設定されている。したがって第2色光は全反射され、引き続き射出面104BEおよび位相素子107Bを透過して第2色光用反射型液晶ライトバルブ105Bに入射して、映像信号に応じた変調作用を受ける。なお、入射面104BIにおいて第2色光が全反射条件を満たす入射角度範囲を広くするために、第1プリズム104Aと第2プリズム104Bの間には、空気層が介在することが望ましい。
第2プリズムの第2面104BDを透過した第3色光成分は、色分離光学系の第3プリズム104Cの入射面104CIを透過し、第2面104CDに入射する。この際、第3色光成分の第2面104CDへの入射角が全反射条件を満たすように第3プリズム104Bの形状が設定されている。したがって第3色光は全反射され、引き続き射出面104CEおよび位相素子107Cを透過して第3色光用反射型液晶ライトバルブ105Cに入射し、映像信号に応じた変調作用を受ける。
各色光用反射型液晶ライトバルブ105A乃至105Cで変調作用を受けた各色光は反射され、入射経路とは逆の経路を辿り再び偏光ビームスプリッタ103の偏光分離面103Aに入射し、うち変調されたS偏光成分は反射され、偏光板111を透過後、投写レンズ108によりスクリーン109に投写される。
なお、本構成においては偏光分離面103Aは白色帯域にわたり均一な偏光分離性能を発揮するよう作成されている。そのような偏光分離面の一般的な反射特性はS偏光成分に対しては95%以上の高い反射率を示すと同時にP偏光成分に対しても数%程度の反射率を示す。本構成では画像光としてS偏光成分をスクリーン109に投写するのであるが、前記のような偏光ビームスプリッタの反射特性では本来画像光として使用しないP偏光成分もスクリーン側に反射してしまい画質の低下を招く。この画質の低下を防ぐためには、P偏光成分を吸収もしくは反射してスクリーン109には到達しないようにする偏光板111を偏光ビームスプリッタ103と投写レンズ108の間に挿入する事が有効である。
また、本構成においては偏光分離面103Aと各色光用反射型液晶ライトバルブの間の光路上に存在する媒質や媒質界面にて本来の映像信号の変調による光学位相差とは異なる光学位相差が発生すると、各色光は本来あるべき変調状態とは異なる変調状態となって画質の低下を招く。このような望ましくない光学位相差は色分離膜を形成してある面104ADや104BDで発生しやすく、これを抑制するためには各プリズムの全反射面104AI、104BI、104CDに望ましくない光学位相差を補償する機能を有する位相補償膜を形成する事が有効である。
次に図2を参照しながらスクリーン109上に投写されたスクリーン投写画像と第1乃至第3色光用反射型液晶ライトバルブ105A、105B、105Cにおける元画像の向きについて説明する。本構成においてはスクリーン109上の投写画像は図2(a)に示すごとく水平方向はz軸に、垂直方向はy軸に略平行であり、y軸の正方向が上になるように投写されている。説明をわかりやすくするために表示画像の中には矢印の先端をy軸の正方向とz軸の正方向に向けた直交する2つの矢印パターンが含まれているものとする。
図2(a)の表示画像に対応する各色光用ライトバルブの元画像を、図2(b)乃至(d)に示す。図2(b)は第1色光用反射型液晶ライトバルブ105Aの、図2(c)は第2色光用反射型液晶ライトバルブ105Bの、図2(d)は第3色光用反射型液晶ライトバルブ105cの、元画像である。各図はそれぞれの元画像を照明光入射側から見たときのものであり、説明をわかりやすくするためにそれぞれの方向から見たときの座標系112をy軸正方向を紙面上方向に統一してしめす。第1色光用および第3色光用反射型液晶ライトバルブに対して照明光はx軸の負側から入射するので、図2(b)と(d)では図中右側をz軸の正方向としてある。第2色光用反射型液晶ライトバルブに対して照明光はx軸の正側から入射するので、図2(c)では図中左側をz軸の正方向としてある。
図2(b)から(d)に示すごとく、本実施形態においては座標115を基準としてみた場合に各色光の元画像として等しいものはなく複雑である。この理由は本実施例においては、第1色光用および第2色光用反射型液晶ライトバルブの元画像と、第3色光用反射型液晶ライトバルブの元画像は、各色光用反射型液晶ライトバルブで反射された後スクリーン109に至るまでに画像の上下方向であるy軸方向に異なる回数の反転をうけるからである。
すなわち第1色光用反射型液晶ライトバルブの元画像は、スクリーンに至るまでに第1プリズム入射面104AI、第1プリズム第2面104ADおよび偏光分裏面103Aの3回の奇数回の反射を受ける。同様に、第2色光用反射型液晶ライトバルブの元画像は、スクリーンに至るまでに第2プリズム入射面104BI、第2プリズム第2面104BDおよび偏光分裏面103Aの3回の奇数回の反射を受ける。一方、第3色光用反射型液晶ライトバルブの元画像は第3プリズム第2面104CDおよび偏光分裏面103Aの2回の偶数回の反射を受ける。
なお、いずれの色光用反射型液晶ライトバルブの元画像も、上記反射にくわえてさらに投写レンズ108により上下および左右方向に反転をうけることは言うまでもない。
本実施例においては、投写画像の画質、反射型液晶ライトバルブの実装の容易性、および製造コストの低減を考慮して、以下に述べるところの反射型液晶ライトバルブの駆動方向、実装方向、電気接続ケーブルの引き出し方向を定め、これらの各色光の元画像を表示している。
まず、投写画像の画質を高めるために液晶の動的特性を考慮して駆動方向を定めた。図3(a)は反射型液晶ライトバルブの一画素における液晶へかかる電圧の経時特性を示す図である。今、時間ゼロで画素トランジスタがON状態になると液晶に電圧がかかる。映像信号の1画素への書き込み時間t1はわずかの時間であり、この時間を経過した後は画素トランジスタはOFFとなるが、時間t1の期間に画素トランジスタに接続して形成してあるキャパシタにも同時に電荷が貯えられ、その蓄積電荷により液晶には電圧がかかりつづける。しかし、キャパシタに蓄積された電荷は時間とともに放電され液晶にかかる電圧は徐々に低下していく。
液晶としてノーマリー黒液晶を使用した場合、電圧がかかっている間は白表示をしているが図3(a)の特性から明らかなようにその明るさは経時的に低下して行く。したがってNTSC信号のように、一方の水平端から水平ラインを走査し、その走査を画面の上から下にむけた垂直方向に順次行なっていく画像表示法においては、図3(b)に示すごとく、表示面内に明暗ムラを生じる。この明暗ムラは水平方向よりも垂直方向のほうが大きい。これは、水平ライン内の走査時間に比べて垂直走査時間の方が長いためである。
本発明のようなプロジェクタにおいては、R,G,B各3原色画像はそれぞれの色光用ライトバルブで表示され、個々の元画像は前述した液晶の動的特性に基づく画面内の輝度ムラを有する。各元画像のムラがほぼ同じ場合は合成画像上のムラはあまり目立たないが、ムラが個々の元画像でばらつくと、それらの合成画像はそのばらつきに起因する色むら、明るさムラを生じ画質が大幅に低減する。
そこで本実施形態においては、ムラの最も大きな要因である上下方向ムラを低減するために、第1乃至第3反射型液晶ライトバルブの垂直駆動方向を統一した。すなわち、図4(a)乃至(c)に示すごとく、各反射型液晶ライトバルブの垂直方向駆動方向を401A乃至401Cのごとく定めた。なお、図4(a)乃至(c)の座標系は図2(b)乃至(d)で説明したものとまったく同一である。
次に、図4(a)乃至(c)の垂直駆動方向を同じ向きにして並べた場合の、反射型液晶ライトバルブにおける元画像表示状態およびそれらに対応する座標系を図4(a)’乃至(c)’に示す。
同図における元画像の向きを見ると上下方向は同一であるが、水平方向は第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブと第3式色光用反射型液晶ライトバルブでは向きが逆になっている。したがって、各色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向を同一のものとすると、スクリーン投写画像においては第1および第2色光成分と第3色光成分は水平方向において逆方向に走査されてしまい、輝度ムラ出方が異なり、それがスクリーン表示画像の画質低下をもたらす。そこで本実形態においては第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向402Aおよび402Bと第3式色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向402Cを逆方向にすることにより、スクリーン投写画像の画質低下をなくした。
次に、本実施形態においては各色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブル106A乃至106Cを垂直駆動方向401Aないし401Cの下側に接続した。このように接続方向を定めると、第1色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブル106Aはy軸負方向に引き出され、第2色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブル106Bおよび第3色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブル106Cはいずれもy軸正方向に引き出されるようになる。
図1にもどってこれらの引き出し方向を見ると、第1色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続系―ブル106Aと第3色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブル106Cは互いに反対方向に引き出され、機械的に干渉することが無い。また、第2色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続系―ブル106Bは投写レンズ108とは逆方向に引き出されそれと機械的に干渉することはない。このように、本実施形態においては各色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルの機械的干渉が無いため、反射型液晶ライトバルブの実装やそれに接続される駆動回路基板の実装が容易になり製造コストの低減を図ることが可能になる。
なお、これまでにも説明したように、図1ではx−z平面が水平面となる。したがって、図示したままの構成では表示装置全体の形状は鉛直方向に伸びたものとなり安定性が悪い。この課題は、照明光学系102と色フィルター110の間に折り返しミラーを配置し、照明光学系光軸113をx−z面内で折り返したり、y−z面内に折り返す事により回避できる。
(第2の実施形態)
本発明第2の実施形態を図5を用いて説明する。本実施形態においては、電気接続系ケーブルは反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向に接続されている。図5(a)乃至(c)はそれぞれ第1乃至第3色光用反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブル501A乃至501Cの接続状態を示すものである。なお、各図の座標系は図4(a)’乃至(c)’で説明したものと同様である。第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブではその水平駆動方向402Aおよび402Bの終点方向に電気接続ケーブル501Aおよび501Bが接続されている。一方第3色光用反射型液晶ライトバルブではその水平駆動方向402Cの開始方向に電気接続ケーブル501Cが接続されている。このように、第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブと第3色光用反射型液晶ライトバルブに電気接続ケーブルを水平方向にかつ逆方向に接続することにより、いずれの電気接続ケーブルもz軸正方向に引き出される。すなわち、図1ではいずれの電気接続ケーブルも紙面手前側にひきだされることとなり、電気接続ケーブル同士や光学素子との機械的干渉が無い。したがって反射型液晶ライトバルブの実装やそれに接続される駆動回路基板の実装が容易になり製造コストの低減を図ることが可能になる。
(プロジェクタの第3の実施形態)
本発明の第1および第2の実施形態においては、図1のスクリーン投写画像の上下方向が座標系115のy軸に平行である場合を説明したが、本発明はこれに限定される事はなく、スクリーン上下方向をz軸に平行にとってもよい。この場合は、各反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向がx−y平面に平行になるよう垂直駆動方向がz軸に平行にかつz軸の負側から正側にむけて駆動されるように反射型液晶ライトバルブを光軸周りに回転させる必要がある。この場合においても、各色光用反射型液晶ライトバルブの上下駆動方向を同じくし、第1色光用および第2色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向と第3色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向を逆にする事によりスクリーン投写画像の画質を高く保つ事ができる。また、反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルを垂直駆動方向の下側に接続する事により、全ての電気接続ケーブルを図1の紙面手前側に向けて引き出す事ができ実装が容易になる。なお、この場合は電気接続ケーブルを垂直駆動方向の上側に接続しても同様の効果が得られる。さらには、電気接続ケーブルは反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向に接続をしてもよく、この場合、第1色光用および第2色光用反射型液晶ライトバルブの接続位置と第3色光用反射型液晶ライトバルブの位置を逆にする事により、電気接続ケーブル同士もしくは電気接続ケーブルと光学素子の間の機械的干渉をなくす事が可能となり実装が容易となる。本実施形態においては、図1のx−y平面が水平面になるため、図1記載の本発明の光学系の全ての光軸を水平面内に配置する事が可能となり、プロジェクタ全体の薄型化が可能になる。
(プロジェクタの第4の実施形態)
本発明のプロジェクタにおける、反射型液晶ライトバルブの液晶モードとして45°、63.6°ツイストネマチックモード、ハイブリッドアライメントモード、ミックスドTNモード、自己補償TNモード、垂直配向モード等の様々なモードを使用することが可能であるが、なかでもとりわけ垂直配向モードは高いコントラスト特性を示し本発明において最も好ましいモードである。
この垂直配向モードは負の誘電異方性を有したネマティック液晶を用い、基板に垂直な方向に配列させた液晶分子を印可電圧に対応させて配向を制御するものである。
ところで、表示画像の解像度を上げるために画素電極のピッチを小さくすると隣接した画素電極間に生じる横方向電界が液晶に与える影響が大きくなり、垂直配向モードでは配向の乱れによってディスクリネーションが発生して明るさの低下やムラを生じ、投写画像の画質の低下をもたらす。
そのため、一般の液晶について採用されているように、配向膜にラビング処理で液晶に傾きをもたせ配向規制力を強くしてディスクリネーションの発生を防止する対策が取られている。基板法線に対するこの液晶の傾き角をプレチルト角と称する。
このようなプレチルト角を伴なう場合の無電界印可時の液晶の配向状態を図6に示す。反射型液晶ライトバルブを照明光入射側から見ると、図6(a)のごとく液晶分子は反射型液晶ライトバルブ105の画素配列水平方向604に対して矢印601にしめすように角度をもって配向され、この角度は一般的には45°近傍に設定される。以後この角度を方位角と称する。さらに、詳細を見ると、図6(b)に示すごとく液晶分子602は画素配列水平駆動から方位角45°、基板法線603からプレチルト角θ°で配向されている。プレチルト角θは数度程度に設定されることが多い。
しかし、垂直配向モードの液晶ではプレチルト角があると、無電界時においても液晶分子で比較的大きな複屈折が発生してしまう。すなわち、反射型液晶ライトバルブを照明光入射側から見ると、図6(c)のごとく、液晶分子602の方位角方向とそれに直交する方向の屈折率に差が生じる。その結果として、入射照明光に光学位相差を発生させてしまい、黒表示の明るさの上昇をもたらしコントラストが低下してしまう。この位相差量Rは液晶分子の方位角方向の屈折率をn1、それと直交する方向の屈折率をn2、液晶のセル厚をd、とすると式(1)であらわされる。
R=(n1−n2)×d (1)
本発明では、以上に説明した黒表示状態の液晶により発生する光学位相発生を抑制するために、図1に示すごとく第1乃至第3色光用反射型液晶ライトバルブと第1乃至第3プリズム射出面の間に、前記液晶で発生する光学位相差を補償する位相素子107A乃至107Cを配置しコントラストの低下を抑制している。
この位相素子として、波長板、複屈折結晶板などを使用できるがこれらに限定されるものではない。特に好適な例は、透過型の垂直配向モード液晶セルを用いるものである。この透過型の垂直配向モード液晶セルを以降、位相補償セルと称する。
この位相補償セルの断面構造を図7(a)に示す。2枚の透明基板701、702の間には反射型液晶ライトバルブの液晶材料と同じ液晶材料がプレチルト角を持って垂直配向されている。また、セル厚は反射型液晶ライトバルブのセル厚と略一致するように作成されている。また、図7(b)に示すごとく、液晶分子602は基板法線703に対して反射型液晶ライトバルブのプレチルト角と同じθで傾けてあり、反射型液晶ライトバルブの配向方位角に対して直交する方位角で配向されている。
したがって、位相補償セルを照明光入射側から見たときの複屈折は図7(c)に示すものとなる。この複屈折方位は図6(c)に示す反射型液晶ライトバルブの複屈折方位と完全に逆のものである。さらには、前述したように位相補償セルと反射型液晶ライトバルブのセル厚は略一致するため、それぞれで発生する光学位相差は互いに打ち消し会う関係にあり、したがって反射型液晶ライトバルブで発生する光学位相差を完全に補償することが可能となる。
以上説明した本実施例の位相素子は、反射型液晶ライトバルブの製造工程と略同等の工程で作成が可能なため、位相素子の低コスト化が可能になる。
なお、上記実施例では、位相補償セルと反射型液晶ライトバルブの液晶材料は同じでかつセル厚も略一致する場合の例を説明したが、両者で液晶分子配向方位が直交していれば液晶材料、セル厚、プレチルト角が異なっても同様な効果が得られる。この場合は反射型液晶ライトバルブの発生位相差Rと位相補償素子の発生位相差R’の絶対値が等しくなるように位相補償セルの液晶材料、セル厚、プレチルト角が設定される。
さらには、位相補償素子のセル基板701と702にマトリックス状に電極を形成し、面内で部分的に異なる電圧を印可して、反射型液晶ライトバルブで発生する光学位相差の分布に対応する位相差を発生させてもよい。
さらには、図7(d)に示すごとく、位相補償セルの下側基板701を反射型液晶ライトバルブのガラス基板705で代用し、位相補償セルと反射型液晶ライトバルブを一体化させた構造も可能である。この場合は、位相補償セルの下側基板における不要な反射、位相発生を抑えることが可能になる。
さらには、液晶材料として高分子液晶材料を用い、所望の配向状態が達成された後に重合反応を生ぜしめ、液晶材料を高分子固定化することも可能である。この場合は、位相補償素子の熱安定性、機械強度などの向上を図ることが可能である。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形や変更が可能である。
例えば、反射型液晶ライトバルブを、偏光ビームスプリッタを透過したP偏光で照明するかわりに偏光ビームスプリッタを反射するS偏光で照明するように構成を変更してもかまわない。
また図1において第3プリズムの射出面はx軸正方向に向けた配置となっているが、これをx軸負方向に向けた配置としてもかまわない。
また、R,G,B3原色の第1色光、第2色光、第3色光への割り当ては、色分離合成光学系のダイクロイック特性、位相特性等を鑑みて決定されるものであり特定の割り当てに限定されるものではない。
本発明によるプロジェクタの第1の実施形態の構成図。 第1の実施形態におけるスクリーン投写画像と各色光用元画像の対応図。 反射型液晶ライトバルブの動的特性の説明図。 第1の実施形態における反射型液晶ライトバルブ駆動方向の説明図。 第2の実施形態における電気接続ケーブルの引き出し方向の説明図。 液晶配向方向の説明図。 第4の実施形態における位相セルの液晶配向方向の説明図。 従来のプロジェクタの構成図。
符号の説明
101 光源、102 照明光学系、103 偏光ビームスプリッタ、103A 偏光分離面、104 色分離合成光学系、104A 第1プリズム、104AI 入射面、104AD 第2面、104AE 射出面、104B 第2プリズム、104BI 入射面、104BD 第2面、104BE 射出面、104C 第2プリズム、104CI 入射面、104CD 第2面、104CE 射出面、105 反射型液晶ライトバルブ、105A 第1色光用反射型液晶ライトバルブ、105B 第2色光用反射型液晶ライトバルブ、105C 第3色光用反射型液晶ライトバルブ、106A、B、C 電気接続ケーブル、107A、B、C 位相素子、108 投写レンズ、109 スクリーン、110 色フィルター、111 偏光板、112 座標系、401A、B、C 垂直駆動方向、402A 第1色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向、402B 第2色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向、402C 第3色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向、501A、B、C 電気接続ケーブル、601 液晶配向方位、602 液晶分子、603 基板法線、604 画素配列水平方向、701 透明基板、702 透明基板、703 基板法線、801 光源、802 リフレクター、803 集光レンズ、806 偏光ビームスプリッタ、806A 偏光分離面、807 色分離合成光学系、807A 第1プリズム、807B 第2プリズム、807C 第3プリズム、808 反射型液晶ライトバルブ、809 投写レンズ、810 スクリーン。

Claims (5)

  1. 光源手段から射出された光束を偏光ビームスプリッタにより偏光分離し、前記偏光ビームスプリッタにより偏光分離された一方の偏光を第1、第2および第3のプリズムからなる色分解合成光学系により色分解し、前記各プリズムの射出面近傍に設けられた第1色光用、第2色光用および第3色光用の各反射型液晶ライトバルブに入射させ、前記反射型液晶ライトバルブにて変調後反射された各色光を再度前記色分解合成光学系により色合成し、前記偏光ビームスプリッタにて検光して投写レンズによりスクリーン上に投写するプロジェクタにおいて、前記第1および第2のプリズムは、光束が入射する第1面、該第1面からの入射光のうち特定色光を反射するダイクロイック膜が形成された第2面、該第2面を反射した特定色光が前記第1面により全反射され、前記第1色光用もしくは前記第2色光用反射型液晶ライトバルブへと射出する第3面をそれぞれ備え、前記第3のプリズムは光束が入射する第1面、該第1面からの入射光を全反射する第2面、該第2面で全反射された前記入射光を、前記第3の反射型液晶ライトバルブへと射出する第3面を備え、前記偏光ビームスプリッタにより偏光分離された一方の偏光は、前記色分解合成光学系を第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムの順に通過し、前記偏光の第1色光成分は前記第1プリズムの第2面で反射され、第2色光成分は前記第2プリズムの第2面で反射されてそれぞれの前記第1もしくは第2色光用反射型液晶ライトバルブへ導かれ、第3色光成分は第1プリズムおよび第2プリズムで反射されること無く前記第3プリズムを透過して第3色光用反射型液晶ライトバルブに導かれるように前記色分離合成光学系が構成され、さらには前記第1乃至第3色光用反射型液晶ライトバルブの垂直駆動方向を一致させ、かつ前記第3色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向を、前記第1および第2色光用反射型液晶ライトバルブの水平駆動方向とは逆にしたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、前記反射型液晶ライトバルブの垂直駆動方向は、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離面の法線および前記色分離合成光学系の光軸を含む面に平行であり、かつ前記反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルが、前記垂直駆動方向の下側に接続されていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、前記反射型液晶ライトバルブの電気接続ケーブルが、水平駆動方向に接続されており、かつ前記第1色光用反射型液晶ライトバルブおよび第2色光用反射型液晶ライトバルブと第3色光用反射型液晶ライトバルブでは前記電気接続ケーブルの接続位置が左右逆転していることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1乃至3記載のプロジェクタにおいて、前記色分離合成光学系の第1、第2および第3プリズムの光束射出面と前記各色光用反射型液晶ライトバルブの間に所望の光学的位相差を発生する位相素子を配置し、該位相素子は前記反射型液晶ライトバルブの黒表示状態における光学的位相差を補償する光学的位相差を有することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項4記載のプロジェクタにおいて、前記第1、第2および第3色光用反射型液晶ライトバルブの液晶は垂直配向モードで配向されており、前記位相素子は垂直配向モードで配向された液晶セルで構成され、光線入射側から見たときの該位相素子の液晶配向方位と、光線入射側から見たときの前記第1、第2および第3色光用反射型液晶ライトバルブの液晶配向方位が直交し、該位相素子のリターデーションの絶対値と前記第1、第2および第3色光用反射型液晶ライトバルブの黒表示状態におけるリターデーションの絶対値が略同一であることを特徴とするプロジェクタ。
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