JP2007178543A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】合焦動作を迅速且つ正確に行うことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】記憶手段6に、人間の性別、年代、人種等により区別した複数のカテゴリー毎に、標準的な顔領域のサイズを記憶させておく。そして、顔抽出手段4が、光学系を介して取得した画像信号から人間の顔に相当する顔領域を抽出し、分類手段5が、この顔領域をカテゴリーの1つに分類する。次に、距離算出手段7が、この顔領域のサイズを検出すると共に、記憶手段6からこの顔領域と同じカテゴリーに属する標準的な顔領域をサイズを読み出し、両サイズを比較することにより、被写体までの距離を算出する。そして、この距離に基づいて合焦動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、撮像した画像を画像信号として記憶する撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラにおいては、その合焦動作を、焦点レンズを少しずつ移動させながら画像データを解析して合焦点を探索することにより行っている。しかしながら、この方法では、焦点レンズの可動域の全範囲を走査しないと合焦点が特定されないため、合焦動作に時間がかかるという問題がある。このため、撮影者に不快感を与えたり、失敗撮影の原因となったりする。なお、デジタルスチルカメラに測距センサーを設けて走査範囲を絞り込む方法もあるが、測距センサーを設けるとカメラのコスト及び体積が増大するため、通常、コンパクトタイプのデジタルスチルカメラには測距センサーは設けられていない。
そこで、例えば、特許文献1には、画像信号における赤外線が強い領域又は肌色の領域を人間の顔に相当する顔領域とみなし、この顔領域のサイズから距離を推定する技術が提案されている。
特開2003−75717号公報 特開2001−16573号公報(段落0064〜0069) 特開2005−275935号公報 特開2005−266981号公報 特開2005−148880号公報
しかしながら、従来の技術には以下に示すような問題点がある。すなわち、人間の顔の大きさには個人差があるため、人間の顔の大きさが一定の大きさであると仮定して顔領域のサイズから距離を推定すると、推定結果に誤差が大きくなる。例えば、顔が小さい幼児を撮影する場合には、誤測距してしまうことがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、その目的は、合焦動作を迅速且つ正確に行うことができる撮像装置を提供することである。
本発明に係る撮像装置は、撮像素子を含む光学系と、前記撮像素子から出力された画像信号から人間の顔に相当する顔領域を抽出する顔抽出手段と、前記顔領域を複数のカテゴリーに分類する分類手段と、前記カテゴリー毎に標準的な顔領域のサイズを記憶している記憶手段と、前記抽出された顔領域のサイズをこの顔領域と同じカテゴリーに属する前記標準的な顔領域のサイズと比較して前記人間までの距離を算出し、この算出された距離に基づいて前記光学系の合焦動作を行う合焦手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明においては、抽出された顔領域のサイズをこの顔領域と同じカテゴリーに属する標準的な顔領域のサイズと比較して距離を算出することにより、合焦動作を迅速且つ正確に行うことができる。
本発明によれば、合焦動作を迅速且つ正確に行うことが可能な撮像装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置におけるデータの流れを示すデータフロー図である。
本実施形態に係る撮像装置1においては、外部から光を取り込む光学系が設けられており、この光学系には、入射された光を電気信号に変換する撮像素子3を複数個含む撮像ブロック2が設けられている。撮像ブロック2は、各撮像素子3が出力する電気信号(画像信号)に基づいて、取り込み画像10を作成する。また、撮像装置1には、取り込み画像10が入力され、この取り込み画像10から人間の顔に相当する領域(顔領域)を抽出する顔抽出手段4が設けられている。
更に、撮像装置1には、取り込み画像10が入力されると共に、顔抽出手段4から顔領域の位置が指示され、取り込み画像10中の顔領域を複数のカテゴリーに分類する分類手段5が設けられている。複数のカテゴリーとは、例えば、人間の性別によって区別されたカテゴリー、年代によって区別されたカテゴリー、及び人種によって区別されたカテゴリーのいずれか又はこれらの組み合わせである。性別によって区別されるカテゴリーには、「男性」及び「女性」の2つのカテゴリーがある。年代によって区別されるカテゴリーには、例えば、「0〜5歳」、「6〜10歳」、・・・、「40歳以上」等のカテゴリーが考えられる。人種によって区別されるカテゴリーには、例えば、「黄色人種」、「黒人種」及び「白人種」の3つのカテゴリーが想定できる。分類手段5は、顔領域を分析することにより、この顔領域を該当するカテゴリーに分類する。
更にまた、撮像装置1には、記憶手段6が設けられている。記憶手段6には、前述のカテゴリー毎に、標準的な顔領域のサイズが記憶されている。標準的な顔領域のサイズとは、各カテゴリーに属する人間のうち、標準的な大きさの顔を持つ人間を一定の距離だけ離れた位置からデジタルスチルカメラで撮影した場合に、このカメラの撮像素子群において顔領域が占める画素数をいう。例えば、記憶手段6には、各カテゴリーに属する標準的な顔領域のサイズがテーブルとして記憶されている。
更にまた、撮像装置1には、顔抽出手段4によって抽出され、分類手段5によって分類された顔領域のサイズを、この顔領域と同じカテゴリーに属し、記憶手段6に記憶されている標準的な顔領域のサイズと比較して、被写体となっている人間までの距離を算出する距離算出手段7が設けられている。そして、この距離に基づいて光学系の焦点レンズの位置を調節する位置調節手段(図示せず)が設けられている。距離算出手段7及び位置調節手段から、合焦手段が構成されている。
次に、本実施形態の動作について説明する。
撮像装置1の外部から、光学系に光が入射されると、この光が撮像ブロック2に集光される。すると、撮像素子3が、集光された光を電気信号である画像信号に変換し、取り込み画像10を作成する。次に、顔抽出手段4が、この取り込み画像10から人間の顔に相当する顔領域を抽出し、この顔領域の位置を分類手段5に対して指示する。次に、分類手段5が、顔抽出手段4からの指示を参照して取り込み画像10の顔領域を分析し、顔領域を予め設定された複数のカテゴリーのうちの1つに分類する。そして、この顔領域をどのカテゴリーに分類したかについての情報を、距離算出手段7に対して出力する。
次に、距離算出手段7が、この顔領域のサイズ、即ち占有する画素数を検出する。このサイズをB(pixel)とする。また、記憶手段6から、この顔領域が属するカテゴリーにおける標準的な顔領域をサイズを読み出す。この標準的な顔領域のサイズをA(pixel)とする。そして、被写体となっている人間までの距離をD(m)とし、標準的な顔領域のサイズを決定したときの撮影距離をP(m)とし、調整係数をKとするとき、距離Dを下記数式(1)によって算出する。なお、調整係数Kは、レンズの焦点距離によって調整される係数である。次に、位置調節手段が、この距離Dに基づいて光学系の焦点レンズの位置を調節し、合焦動作を行う。

D=K×P×√(A/B) (1)
本実施形態においては、記憶手段6が、性別、年代、人種等により分類されたカテゴリー毎に、標準的な顔領域のサイズを記憶している。これにより、人間の顔の大きさを、より少ない偏差でより正確に見積もることができる。そして、分類手段5が、画像信号から抽出された顔領域を複数のカテゴリーのうちの1つに分類し、距離算出手段7が、この顔領域のサイズを、それが分類されたカテゴリーにおける標準的な顔領域のサイズと比較することにより、被写体である人間までの距離を算出している。このため、統計的には、被写体である人間の顔の大きさと、標準的な顔領域のサイズに対応する顔の大きさとの誤差が小さくなり、被写体までの距離をより正確に算出することができる。また、画像信号から得られる情報のみにより距離を算出しているため、測距センサーを設ける必要がなく、撮像装置のコスト及び体積が増加することがない。
以下、本実施形態の具体例について説明する。本具体例は、撮像装置としてデジタルスチルカメラを例に挙げて本実施形態を具体的に説明するものである。
図2は、本具体例に係るデジタルスチルカメラを示すブロック図である。
本具体例に係るデジタルスチルカメラ11においては、光学系12が設けられており、この光学系12には、対物レンズ(図示せず)、焦点レンズ13、焦点レンズ13の位置を光軸に沿って一定範囲内で移動させるモータ14、及び撮像素子としてのCCD(Charge-Coupled Device:電荷結合素子)15が設けられている。対物レンズ及び焦点レンズ13は、デジタルスチルカメラ11の外部から入射した光をCCD15に向けて集光するものである。CCD15は、集光された光をアナログの電気信号に変換するものである。
また、デジタルスチルカメラ11(以下、単に「カメラ11」ともいう)においては、CCD15から入力された電気信号をサンプリングし、波形を整え、一定のゲインをかけて増幅するCDSAMP16が設けられている。更に、この増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路17が設けられており、このデジタル信号に変換された電気信号(画像信号)が入力される画像入力コントローラ18が設けられている。画像入力コントローラ18は、バス配線19に接続されている。
バス配線19には、画像入力コントローラ18の他に、RGB形式の画像信号をYC形式の画像信号に変換する画像信号処理回路20、YC形式の画像信号をJPEG形式で圧縮する圧縮処理回路21、画像信号を一時的に保持するSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory:同期ダイナミックランダムアクセスメモリ)22、画像データを外部の記録メディア40に記録する際、及び記録メディア40に記録されている画像信号を読み出す際のインターフェースとなるメディアコントローラ23、カメラ11内の各種装置の制御部となるCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)24、画像信号から合焦点を検出するAF検出回路25、画像信号から人間の顔に相当する顔領域を抽出する顔抽出回路26、顔抽出回路26によって抽出された顔領域を分析して予め設定された複数のカテゴリーのうちの1つに分類する人物分析回路27、抽出された顔領域のサイズを検出する顔サイズ演算回路28、画像入力コントローラ18から出力された画像信号を一時的に記憶するVRAM(Video Random Access Memory)29、画像表示用の信号処理を行うビデオエンコーダ30が接続されている。VRAM29は、A面29a及びB面29bの2つの記憶領域を持ち、各領域が1フレーム分の画像データを保持するものである。
また、カメラ11には、ビデオエンコーダ30から出力された画像信号に基づいて画像を表示する画像表示装置31、CPU24からの指令に基づいてCCD15の動作タイミングを制御するタイミングジェネレータ32、CPU24からの指令に基づいてモータ14を作動させるモータドライバ33、CPU24に接続された記憶手段としてのメモリ34が設けられている。メモリ34には、カテゴリー毎に標準的な顔領域のサイズが記載されたテーブル35が記憶されている。更に、CPU24には、カメラ11のシャッタ36が接続されている。CPU24、AF検出回路25、顔サイズ演算回路28及びモータドライバ33により、合焦手段が構成されている。
本具体例においては、人間の顔を性別で2水準、年代で7水準の合計14個のカテゴリーに分類し、各カテゴリーにおける標準的な顔領域のサイズを、メモリ34がテーブル35として記憶している。即ち、人間の顔を、性別では「男」及び「女」の2水準に分類し、年代では、「0乃至5歳」、「6乃至10歳」、「11乃至15歳」、「16乃至20歳」、「21乃至30歳」、「31乃至40歳」、「40歳以上」の7水準に分類している。また、標準的な顔領域のサイズは、各カテゴリーにおける平均的な顔の大きさの人間を、デジタルスチルカメラので撮影したときの占有画素数で定義している。このとき、撮影距離は1.5mとし、カメラの画素数はVGAサイズ、即ち、横が640pixel、縦が480pixelとし、このカメラの光学系の焦点距離は、35mmフィルム換算で50mmとする。テーブル35の内容を表1に示す。
Figure 2007178543
また、本具体例においては、顔抽出回路26は、画像信号からの顔領域の抽出を、顔の特徴点を検出するプログラムによって行い、例えば、特許文献2(特開2001−16573号公報、段落0064〜段落0069)に記載されている方法によって行う。更に、人物分析回路27は、顔の特徴点から各種のパラメータを算出し、このパラメータの値によって顔領域の分類を行う。例えば、顔領域の分類を、特許文献3(特開2005−275935号公報)、特許文献4(特開2005−266981号公報)及び特許文献5(特開2005−148880号公報)に記載されている方法によって行い、例えば、顔の横幅に対する目の横幅の比率が、一定の値以上であれば女性、一定の値未満であれば男性と判断する。
次に、本具体例の動作について説明する。
先ず、待機状態の動作について説明する。デジタルスチルカメラ11の外部から光学系12に光が入射すると、この光が対物レンズ及び焦点レンズ13によってCCD15に集光される。これにより、CCD15が受光した光をアナログの電気信号に変換し、CDSAMP16に対して出力する。CDSAMP16は、入力された電気信号の波形を整えると共に一定のゲインをかけて増幅し、A/D変換回路17に対して出力する。A/D変換回路17は、この電気信号をデジタルの画像信号に変換して画像入力コントローラ18に対して出力する。画像入力コントローラ18は、この画像信号をバス配線19を介してVRAM29に対して出力し、VRAM29のA面29a及びB面29bに交互にそれぞれ1画面分の画像信号を書き込む。そして、A面29a及びB面29bのうち、画像書込中でない面から画像信号を読み出し、ビデオエンコーダ31がこの画像信号を表示用に変換し、画像表示装置30がこの画像信号に基づいて画像を表示する。このようにして、光学系12に入射した画像が、ほぼリアルタイムの動画、即ち、スルー画像として、画像表示装置30に表示される。
次に、合焦動作について説明する。
図3は、本具体例における合焦動作を示すフローチャート図であり、
図4は、被写体までの距離の算出方法を示す図であり、
図5は、顔領域とAF領域との関係を示す図であり、
図6は、図3に示す「AF search」の動作を詳細に示すフローチャート図であり、
図7は、横軸に焦点レンズの位置をとり、縦軸にAF評価値をとって、合焦点の検出方法を示すグラフ図である。
上述の待機状態において、シャッタ36が半押しされると、図3のステップS1に示すように、顔抽出回路26が、VRAM29に保持されている画像信号のうち直前に表示された画像から人間の顔の特徴点を検出し、顔に相当する顔領域を抽出する。そして、この顔領域の位置を示す情報をSDRAM22に書き込む。
次に、ステップS2に示すように、人物分析回路27が、この顔領域の特徴点から各種のパラメータを算出し、このパラメータの値によって顔領域を分類する。即ち、表1に示すように、性別及び年代により区別された14個のカテゴリーのうちのいずれか1つに分類する。
次に、ステップS3に示すように、顔サイズ演算回路28が、抽出された顔領域のサイズ、即ち、顔領域が占有する画素数を検出してCPU24に対して出力する。一方、CPU24が、メモリ34のテーブル35を参照し、前述の顔領域が分類されたカテゴリーにおける標準的な顔領域のサイズを読み出す。そして、顔サイズ演算回路28が検出した顔領域のサイズを、この標準的な顔領域のサイズと比較して、被写体までの距離を算出する。即ち、図4に示すように、検出された顔領域53のサイズを、イメージ領域51中の標準的な顔領域52のサイズと比較して、検出された顔領域53の方が小さければ被写体である人物54までの距離が遠く、大きければ人物54までの距離が近いと判断する。
具体的には、テーブル35に記載されている標準的な顔領域のサイズをA(pixel)とし、顔サイズ演算回路28が検出した顔領域のサイズをB(pixel)とし、顔領域の被写体となっている人間までの距離をD(m)とし、標準的な顔領域のサイズを決定したときの撮影距離をP(m)とし、調整係数をKとするとき、距離Dを下記数式(1)によって算出する。本具体例においては、距離Pは1.5mとし、調整係数Kは1とする。

D=K×P×√(A/B) (1)
次に、ステップS4に示すように、算出された距離Dに基づいて、CPU24がオートフォーカス時の走査範囲(AF Search範囲)を決定する。即ち、距離Dに相当するフォーカスレンズ13の位置を含み、この位置の両側に、予想される測距誤差及び温度変化に伴う鏡胴の伸縮等を考慮した誤差範囲を配置した範囲を、走査範囲42とする。これにより、図1に示すフォーカスレンズ13の可動範囲41から、走査範囲42を限定する。
次に、ステップS5に示すように、CPU24がモータドライバ33に指令を与え、この指令に基づいてモータドライバ33がモータ14を駆動させて、焦点レンズ13を走査範囲42の端部、即ちスタート位置43(図7参照)に位置させる。
そして、ステップS6に示すように、オートフォーカス走査(AF Search)を開始する。このとき、図5に示すように、合焦点の探索を行うオートフォーカスエリア55を、顔領域52の内部に設定する。
オートフォーカス動作は、具体的に以下のようにして行う。即ち、図6のステップS61に示すように、モータドライバ33がモータ14をステップ状に作動させて、フォーカスレンズ14を微小距離だけ移動させる。そして、ステップS62に示すように、AF検出回路25がオートフォーカスエリア55に相当する画像信号から、空間に関する高周波成分を抽出し、この高周波成分の強度を周波数に関して積分してAF評価値を取得する。次に、ステップS63に進み、走査範囲42全体の走査が終了していなければステップS61及びS62を繰り返し、終了していればオートフォーカス走査を終了する。このオートフォーカス走査により、フォーカスレンズ14の位置毎にAF評価値をプロットし、図7に示すような焦点レンズの位置とAF評価値との相関関係を求める。
次に、図3のステップS7に示すように、AF評価値が最大となる焦点レンズの位置を決定し、この位置を合焦位置とする。この理由は、AF評価値が最大となる位置は、高周波成分の強度が最大となる位置であり、エッジが立ったシャープな画像が得られる位置だからである。
そして、ステップS8に示すように、モータドライバ33によりモータ14を駆動させて、フォーカスレンズ13を合焦位置に移動させる。これにより、合焦動作が終了する。
なお、本具体例において、画像内に顔領域を検出できないときは、上述の顔領域に基づいた合焦動作は行わず、例えば、イメージ領域51の中央部において焦点を合わせる。また、画像内に複数の顔領域を検出したときは、最も近い顔領域に基づいて合焦動作を行う。更に、デジタルスチルカメラ11にいくつかの撮影モードを設定しておき、上述の顔領域に基づく合焦動作は「フルオートモード」のみで実施し、例えば、「風景モード」等では実施しないようにする。これにより、画像内に人間の顔が存在しないときにも、適切に焦点調節を行うことができる。
次に、撮像動作について説明する。
合焦動作が終了した後、シャッタ36が全押しされると、画像入力コントローラ18が画像信号をSDRAM22に記憶させ、画像信号処理回路20がこの画像信号をRGB形式からYC形式に変換し、圧縮処理回路21がこの画像信号をJPEG形式で圧縮する。そして、メディアコントローラ23がこの圧縮された画像信号を記録メディア40に書き込む。これにより、撮像動作が完了する。
次に、本具体例の効果について説明する。本具体例においては、顔抽出回路26が画像信号から顔領域を抽出し、CPU24がこの顔領域のサイズから被写体までの距離Dを算出し、この距離Dに基づいて、フォーカスレンズ13のオートフォーカス走査範囲を、フォーカスレンズ13の可動範囲41から走査範囲42に限定する。この結果、オートフォーカス走査に要する時間を短縮し、合焦動作を迅速化することができる。
これに対して、従来のデジタルスチルカメラにおいては、合焦動作時に可動範囲41全体を走査するため、合焦動作に要する時間が長い。
また、本具体例においては、人物分析回路27が顔領域を性別及び年代で分類し、CPU24が、抽出された顔領域のサイズをこの顔領域と同じカテゴリーに属する標準的な顔領域のサイズと比較するため、距離Dを正確に算出することができる。この結果、合焦動作をより正確に行うことができると共に、走査範囲42をより狭い範囲に限定できるため、合焦動作をより迅速化することができる。この効果は、レンズの焦点距離が大きいほど、即ち、望遠レンズであるほど大きいが、焦点距離が35mmフィルム換算で50mmの標準レンズであっても、走査範囲42を例えば可動範囲41の3分の2程度にすることができる。
更に、本具体例においては、図5に示すように、合焦点の探索を行うオートフォーカスエリア55を顔領域52の内部に設定しているため、確実に人間の顔に焦点を合わせることができる。
なお、本具体例においては、顔領域を性別及び年代によって分類する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、顔領域を人種によって分類してもよい。また、性別、年代及び人種以外の特性によって分類してもよい。また、本実施形態においては、顔領域のサイズをそれが占有する画素数により定義したが、本発明はこれに限定されず、例えば、顔領域の代表的な部分の長さに基づいて定義してもよい。
本発明の実施形態に係る撮像装置におけるデータの流れを示すデータフロー図である。 本実施形態の具体例に係るデジタルスチルカメラを示すブロック図である。 本具体例における合焦動作を示すフローチャート図である。 被写体までの距離の算出方法を示す図である。 顔領域とAF領域との関係を示す図である。 図3に示す「AF search」の動作を詳細に示すフローチャート図である。 横軸に焦点レンズの位置をとり、縦軸にAF評価値をとって、合焦点の検出方法を示すグラフ図である。
符号の説明
1 撮像装置
2 撮像ブロック
3 撮像素子
4 顔抽出手段
5 分類手段
6 記憶手段
7 距離算出手段
10 取り込み画像
11 デジタルスチルカメラ
12 光学系
13 焦点レンズ
14 モータ
15 CCD
16 CDSAMP
17 A/D変換回路
18 画像入力コントローラ
19 バス配線
20 画像信号処理回路
21 圧縮処理回路
22 SDRAM
23 メディアコントローラ
24 CPU
25 AF検出回路
26 顔抽出回路
27 人物分析回路
28 顔サイズ演算回路
29 VRAM
29a A面
29b B面
30 ビデオエンコーダ
31 画像表示装置
32 タイミングジェネレータ
33 モータドライバ
34 メモリ
35 テーブル
36 シャッタ
40 記録メディア
41 フォーカスレンズの可動範囲
42 走査範囲
43 スタート位置
51 イメージ領域
52 標準的な顔領域
53 検出された顔領域の
54 人物
55 オートフォーカスエリア

Claims (6)

  1. 撮像素子を含む光学系と、
    前記撮像素子から出力された画像信号から人間の顔に相当する顔領域を抽出する顔抽出手段と、
    前記顔領域を複数のカテゴリーに分類する分類手段と、
    前記カテゴリー毎に標準的な顔領域のサイズを記憶している記憶手段と、
    前記抽出された顔領域のサイズをこの顔領域と同じカテゴリーに属する前記標準的な顔領域のサイズと比較して前記人間までの距離を算出し、この算出された距離に基づいて前記光学系の合焦動作を行う合焦手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数のカテゴリーは、性別によって区別されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記複数のカテゴリーは、人間の年代によって区別されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記複数のカテゴリーは、人種によって区別されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記光学系は焦点レンズを有し、
    前記合焦手段は、前記算出された距離に基づいて前記焦点レンズの可動範囲から所定の範囲を限定し、この限定された範囲内で前記焦点レンズを移動させながら合焦点を探索することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の撮像装置。
  6. 前記合焦手段は、前記合焦点の探索を前記抽出された顔領域内の領域について行うことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
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