JP2007178208A - 生体物質固定用担体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 十分量の生体物質を強固に固定することができる生体物質固定用担体、該生体物質固定用担体を利用して製造された生体物質アレイ、及び該生体物質固定用担体を利用した核酸アレイの製造方法を提供する。
【解決手段】 生体物質を固定するための樹脂層3を表面に有する生体物質固定用担体1において、樹脂層3に、樹脂層3の15〜62質量%の有機ポリマー粒子4を分散した状態で保持させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生体物質固定用担体、該生体物質固定用担体を利用して製造された生体物質アレイ、及び該生体物質固定用担体を利用した核酸アレイの製造方法に関する。
プローブ核酸を担体に固定した核酸アレイの製造にあたり、担体として、ポリリジンでコーティングされたスライドガラスが使用されている(特許文献1)。この担体を使用すれば、ポリリジンとプローブ核酸との静電的相互作用を介してプローブ核酸を担体に固定することができる。
しかしながら、ポリリジンとプローブ核酸との静電的相互作用では、プローブ核酸を担体に強固に固定することができず、担体に一旦固定されたプローブ核酸が剥がれ落ちてしまうため、十分量のプローブ核酸を担体に効率よく固定することが困難であった。また、十分量のプローブ核酸を強固に固定できないため、核酸アレイを使用した各種解析(例えば、標的核酸の検出、塩基配列決定、遺伝子発現モニタリング等)を精度よく行うことが困難であった。
このような状況の下、核酸等の生物材料を担体に効率的に固定するために、核酸等の生物材料に結合できる特定の官能基を有する樹脂でコーティングされた樹脂基材からなる生物材料固定用樹脂板が開発されている(特許文献2)。
特許文献2には、核酸等の生物材料に結合できる特定の官能基を有する樹脂のコーティングによって形成されたコーティング膜の強度、硬度等を高めたい場合に、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の高硬度かつ他の成分との相溶性に優れる重合体をコーティング膜に含有させることができることが開示されている。特許文献2には、コーティング膜に含有される重合体の量について明示されていないが、核酸等の生物材料に結合できる特定の官能基をコーティング膜の表面に露出させる必要があるため、コーティング膜に含有される重合体の量を、コーティング膜の4.8質量%より多くすることができないと考えられる。コーティング膜に含有される重合体の量が、コーティング膜の4.8質量%を超えると、コーティング膜の表面に露出する重合体の量が増加するため、その分、コーティング膜の表面に露出する特定の官能基の量が減少し、生物材料をコーティング膜の表面に効率的に固定することができなくなるからである。
国際公開WO95/535505号パンフレット(特表平10−503841号公報) 特開2002−60671号公報
本発明は、十分量の生体物質を強固に固定することができる生体物質固定用担体、該生体物質固定用担体を利用して製造された生体物質アレイ、及び該生体物質固定用担体を利用した核酸アレイの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の生体物質固定用担体は、生体物質を固定するための樹脂層を表面に有する生体物質固定用担体であって、前記樹脂層中に、前記樹脂層の15〜62質量%の有機ポリマー粒子が分散した状態で保持されていることを特徴とする。
樹脂層に含有される有機ポリマー粒子の量が、樹脂層の15〜62質量%であると、樹脂層の表面に露出する有機ポリマー粒子に十分量の生体物質を強固に固定することができる。また、樹脂層の耐水性が良好なものとなり、樹脂層への生体物質の固定を効率的に行うことができる。さらに、樹脂層を形成するための有機ポリマー粒子含有塗工液を基材上にコーティングし、乾燥させた際の塗膜面状態が良好なものとなり、樹脂層の形成を効率的に行うことができる。
樹脂層にシリカ粒子が分散した状態で保持されている場合にも、樹脂層の表面に露出するシリカ粒子に十分量の生体物質を強固に固定することができるが、樹脂層にシリカ粒子が分散した状態で保持されている場合、樹脂層に生体物質含有液をスポットすると、実用上問題はないが、スポットのにじみが生じる。これに対して、樹脂層に有機ポリマー粒子が分散した状態で保持されている場合、このようなスポットのにじみは生じないので、スポットのにじみによるスポット間のコンタミネーションを効果的に防止することができ、これにより、生体物質アレイを利用した解析の精度が向上する。
本発明の生体物質固定用担体において、前記有機ポリマー粒子の粒径が0.2〜20μmであることが好ましい。有機ポリマー粒子の粒径が0.2μmよりも小さいと、樹脂層の表面に有機ポリマー粒子を露出させるために、樹脂に対する有機ポリマー粒子の配合比を大きくすることが必要となり、樹脂層を形成するための塗工液の調製が困難となる一方、有機ポリマー粒子の粒径が20μmを超えると、樹脂層を形成するための塗工液中における有機ポリマー粒子の分散性が悪くなり、塗工液を基材上にコーティングし、乾燥させた際に均一な樹脂層の形成が困難となる。
本発明の生体物質アレイは、本発明の生体物質固定用担体と、前記生体物質固定用担体の樹脂層に保持された有機ポリマー粒子に固定された生体物質とを有することを特徴とする。
本発明の生体物質アレイにおいて、生体物質は樹脂層の表面に露出する有機ポリマー粒子に強固に固定しているので、生体物質アレイを使用した各種解析(例えば、標的核酸の検出、塩基配列決定、遺伝子発現モニタリング等)を精度よく行うことができる。
本発明の核酸アレイの製造方法は、本発明の生体物質固定用担体の樹脂層に核酸含有液をスポットし、紫外線照射により前記樹脂層に保持された有機ポリマー粒子に核酸を固定することを特徴とする。
本発明の核酸アレイの製造方法によれば、十分量の核酸が樹脂層の表面に露出する有機ポリマー粒子に強固に固定された核酸アレイを製造することができる。
本発明によれば、十分量の生体物質を強固に固定することができる生体物質固定用担体、該生体物質固定用担体を利用して製造された生体物質アレイ、及び該生体物質固定用担体を利用した核酸アレイの製造方法が提供される。
以下、本発明の生体物質固定用担体の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の生体物質固定用担体の一実施形態を模式的に示す一部断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る生体物質固定用担体1は、基材2と、基材2の表面に形成された樹脂層3とを有する。なお、生体物質固定用担体1の構成は、樹脂層3が表面に位置する範囲において変更可能であり、例えば、生物物質固定用担体1は樹脂層3のみから構成されていてもよいし、基材2と樹脂層3との間に1又は2以上の中間層が存在していてもよい。
基材2の形状は、図1に示すように平板状であるが、基材2の形状は平板状に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。基材2の厚みは特に限定されるものではないが、通常5〜3000μmである。
基材2の材質は、樹脂層3への生体物質の固定、樹脂層3に固定された生体物質を利用した解析等において使用される各種液体に不溶性である限り特に限定されるものではなく、例えば、樹脂、金属、天然高分子、セラミック、ガラス、シリコン、これらの複合材料等が挙げられる。
樹脂の具体例としては、ポリエチレン、ポリエチレン共重合体(例えば、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体)等のポリエチレン系樹脂;ポリプロピレン;ポリスチレン、ポリスチレン共重合体(例えばアクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体)等のポリスチレン系樹脂;塩化ビニル樹脂;塩化ビニリデン樹脂;ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル等のアクリル樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
金属の具体例としては、金、白金、アルミニウム等が挙げられる。
天然高分子の具体例としては、セルロース又はセルロース誘導体、キチン、キトサン、アルギン酸又はアルギン酸塩等が挙げられる。
セラミックスの具体例としては、アパタイト、アルミナ、有機ポリマー、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化ホウ素等が挙げられる。
樹脂層3を形成する樹脂組成物は、層を形成できる限り特に限定されるものではなく、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂、ゴム、エラストマー等を含む樹脂組成物が挙げられる。
熱可塑性樹脂の具体例としては、上記と同様の具体例が挙げられる。
熱硬化性樹脂の具体例としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、レゾルシノール樹脂、フラン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
活性エネルギー線の具体例としては、紫外線、電子線、放射線等が挙げられ、活性エネルギー線硬化性樹脂の具体例としては、活性エネルギーの照射により重合する性質を有するプレポリマー及び/又はモノマーに、必要に応じて、他の単官能性又は多官能性モノマー、各種ポリマー、光重合開始剤、増感剤、帯電防止剤等を配合した樹脂組成物等が挙げられる。活性エネルギーの照射により重合する性質を有するプレポリマーの具体例としては、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、ウレタンポリ(メタ)アクリレート、エポキシポリ(メタ)アクリレート、ポリオールポリ(メタ)アクリレート等の多価(メタ)アクリレートが挙げられ、活性エネルギーの照射により重合する性質を有するモノマーの具体例としては、モノアルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステル、ポリオールのモノ(メタ)アクリル酸エステル等のモノ(メタ)アクリレートが挙げられる。光開始剤の具体例としては、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインエーテル、ベンジルケタール類、チオキサントン類等が挙げられ、増感剤の具体例としては、アミン類、ジエチルアミノエチルメタクリレート等が挙げられる。
ゴムの具体例としては、合成ゴム、天然ゴム等が挙げられる。
エラストマーの具体例としては、ポリオレフィン系、塩化ビニル系、スチレン系等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。
樹脂層3の厚みは特に限定されるものではないが、通常0.5〜500μm、好ましくは5〜300μm、さらに好ましくは10〜200μmある。樹脂層3の厚みが0.5μmよりも小さいと、均一な樹脂層3の形成が困難となる一方、樹脂層3の厚みが500μmを超えると、樹脂層3を形成するための塗工液をコーティングした後、塗工液に含まれる溶剤を揮発させるための乾燥工程が長時間必要となり、生産性が低下する。
樹脂層3には、図1に示すように、複数の有機ポリマー粒子4が分散した状態で保持されている。
有機ポリマー粒子4を構成する有機ポリマーは、目的の生体物質を固定可能である限り特に限定されるものではなく、例えば、(メタ)アクリル系モノマー、スチレン系モノマー等から形成されるホモポリマー又はコポリマー;ナイロン12等のポリアミド等が挙げられる。
(メタ)アクリル系モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル等の(メタ)アクリル酸又はそのエステル誘導体等が挙げられ、これらのうち1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
スチレン系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン又はその誘導体が挙げられ、これらのうち1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
有機ポリマーを形成するモノマーとしては、この他、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等の重合性のビニルモノマーのうち1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
有機ポリマー粒子4の調製方法は特に限定されるものではなく、例えば、乳化重合法、懸濁重合法等を用いて重合する際に直接粒子化する方法等が挙げられる。有機ポリマー粒子4としては、市販の有機ポリマー粒子を使用することができる
有機ポリマー粒子4は、非架橋タイプ又は架橋タイプのいずれでもよいが、耐熱性、耐溶剤性等の点から、架橋タイプの有機ポリマー粒子であることが好ましい。架橋タイプの有機ポリマー粒子の調製方法としては、例えば、ジビニルベンゼン、エチレングリコールのジアクリル酸エステル、ジメタクリル酸エステル等の多官能性モノマーを、有機ポリマー粒子調製時に混合して共重合させる方法、有機ポリマー粒子調製後に架橋させる方法等が挙げられる。
有機ポリマー粒子4の平均粒径は、有機ポリマー粒子4が樹脂層3に分散した状態で保持される限り特に限定されるものではないが、通常0.2〜20μm、好ましくは0.5〜10μmである。有機ポリマー粒子4の平均粒径が0.2μmよりも小さいと、樹脂層3の表面に有機ポリマー粒子4を露出させるために、樹脂に対する有機ポリマー粒子4の配合比を大きくすることが必要となり、樹脂層3を形成するための塗工液の調製が困難となる一方、有機ポリマー粒子4の平均粒径が20μmを超えると、樹脂層3を形成するための塗工液中における有機ポリマー粒子4の分散性が悪くなり、塗工液を基材上にコーティングし、乾燥させた際に均一な樹脂層3の形成が困難となる。なお、有機ポリマー粒子4の平均粒径はレーザー光回折法、コールターカウンター法、重力沈降法等の公知の方法を用いて測定することができるが、有機ポリマー粒子4の平均粒径は、コールターカウンター法を用いて測定したときに上記範囲にあることが好ましい。
有機ポリマー粒子4の細孔容量は特に限定されるものではないが、有機ポリマー粒子4に効率よく生体物質を固定する点から、有機ポリマー粒子4の細孔容量は0〜0.5mL/gであることが好ましく、0〜0.3mL/gであることがさらに好ましい。なお、有機ポリマー粒子4の細孔容積は、窒素吸着法、水銀圧入法等の公知の方法を用いて測定することができるが、有機ポリマー粒子4の細孔容量は、水銀圧入法を用いて測定したときに上記範囲にあることが好ましい。
樹脂層3に含有される有機ポリマー粒子4の量は、樹脂層3の通常15〜62質量%、好ましくは16〜57質量%である。樹脂層3に含有される有機ポリマー粒子4の量が上記範囲にあると、樹脂層3の表面に露出する有機ポリマー粒子に十分量の生体物質を強固に固定することができる。また、樹脂層3の耐水性が良好なものとなり、樹脂層3への生体物質の固定を効率的に行うことができる。さらに、樹脂層3を形成するための塗工液(有機ポリマー粒子を含有する)の塗工性が良好なものとなり、樹脂層3の形成を効率的に行うことができる。これに対して、樹脂層3に含有される有機ポリマー粒子4の量が樹脂層3の15質量%よりも少ないと、樹脂層3の表面に露出する有機ポリマー粒子4の量が少なくなり、十分量の生体物質を樹脂層3に固定することができない一方、樹脂層3に含有される有機ポリマー粒子4の量が樹脂層3の62質量%よりも多いと、樹脂層3を形成するための塗工液(有機ポリマー粒子を含有する)を基材上にコーティングし、乾燥させた際の塗膜面状態が悪化し、均一な樹脂層3の形成が困難となる。
生体物質固定用担体1は、樹脂層3を構成する樹脂と、有機ポリマー粒子4と、所望によりさらに溶剤(酢酸エチル、トルエン、イソプロピルアルコール、水等)とを含有する塗工液を調製し、この塗工液を、ディップコート法、スピンコート法、フローコート法、スプレーコート法、バーコート法等の常法に従って基材2の表面に塗布して乾燥させ、必要に応じて活性エネルギー線照射等により樹脂層を硬化させることにより製造することができる。
生体物質固定用担体1において、樹脂層3は生体物質を固定するための層であり、樹脂層3の表面に露出した有機ポリマー粒子4に十分量の生体物質を強固に固定することができる。樹脂層3に複数のシリカ粒子が分散した状態で保持されている場合にも、樹脂層3の表面に露出したシリカ粒子に十分量の生体物質を強固に固定することができるが、樹脂層3に複数のシリカ粒子が分散した状態で保持されている場合、樹脂層3に生体物質含有液をスポットすると、実用上問題ないが、スポットのにじみが生じる。これに対して、樹脂層3に複数の有機ポリマー粒子4が分散した状態で保持されている場合、このようなスポットのにじみは生じないので、スポットのにじみによるコンタミネーションを効果的に防止することができ、これにより、生体物質アレイを利用した解析の精度が向上する。
固定対象となる生体物質は特に限定されるものではないが、例えば、核酸、タンパク質、ペプチド、酵素、ホルモン、抗原、抗体、ハプテン等が挙げられる。なお、核酸には、DNA、RNA及びこれらの類似体又は誘導体(例えば、ペプチド核酸(PNA)、ホスホロチオエートDNA等)が含まれる。また、生体物質は、生体から取得した物質であってもよいし、人工的に合成した物質であってもよい。
生体物質が核酸である場合、例えば、樹脂層3に核酸含有液をスポットした後、254nmの紫外線を60〜6000mJ/cm照射することにより、樹脂層3の表面に露出した有機ポリマー粒子4に核酸を強固に固定することができる。有機ポリマー粒子4に固定されなかった核酸は、洗浄液を用いて樹脂層3を洗浄することにより除去することができる。樹脂層3の表面に露出した有機ポリマー粒子4への生体物質の固定は、物理的吸着等によっても可能である。
樹脂層3に核酸含有液をスポットし、樹脂層3の表面に露出した有機ポリマー粒子4に核酸を固定することにより、核酸アレイを製造することができる。この際、樹脂層3に固定される核酸の種類と位置とが対応付けられるように、樹脂層3に各種核酸含有液をスポットすることが好ましい。
こうして製造された核酸アレイは、例えば、標的核酸の検出に利用することができる。核酸アレイを利用した標的核酸の検出は、以下のようにして行うことができる。
第1工程:標識物質が結合した標的核酸を含有する液体試料と、樹脂層3とを接触させる。標識物質としては、例えば、フルオレセイン、ローダミン、フィコエリトリン等の蛍光物質、;アルカリホスファターゼ、ホースラディッシュペルオキシダーゼ等の酵素;ルミノール、ルシゲニン、アクリジウムエステルの化学発光物質;ルシフェラーゼ、ルシフェリン等の生物発光物質等が挙げられる。
第2工程:洗浄液を用いて樹脂層3を洗浄し、樹脂層3に固定された核酸と反応した標的核酸以外の物質を除去する。
第3工程:標的核酸に結合している標識物質を検出する。
標識物質が蛍光物質である場合、樹脂層3に励起光を照射し、樹脂層3から発せられる蛍光を蛍光検出器で検出することによって、標的核酸を検出することができる。標識物質が酵素である場合には酵素呈色反応により標的核酸を検出することができる。
〔実施例1〕
アクリル樹脂溶液(日本カーバイド工業社製KP−2374,固形分(アクリル樹脂含有量)33.0%)100質量部、光重合開始剤(チバスペシャリティーケミカルズ社製イルガキュア184,固形分100%)18.16質量部、紫外線硬化性樹脂(日本化薬社製カヤラッドDPHA,固形分100%)0.54質量部、ポリメチルメタクリレート(PMMA)粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)22質量部及び酢酸エチル66.55質量部を混合して塗工液を調製し、塗工液を易接着性ポリエステルフィルム(東洋紡績社製コスモシャインA4300,厚み50μm)上にアプリケーターによってコーティングし、100℃で乾燥させた後、紫外線を6000mJ/cm照射し、厚み20μmの樹脂層を形成させた。こうして、ポリエステルフィルムと、ポリエステルフィルム上に形成された樹脂層とを有する核酸固定用基板を製造した。なお、樹脂層には、樹脂層の約29.9質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
核酸固定用基板を2cm×5cmにカットし、以下の試験に使用した。
Cy−3標識化オリゴヌクレオチド含有液(オリゴヌクレオチドの種類:200〜500merのポリ(dA),オリゴヌクレオチドの濃度:100μM,溶媒:0.2×SSC)1μLを樹脂層にスポットして室温で乾燥させた後、UVクロスリンカーで254nmの紫外線を600mJ/cm照射し、オリゴヌクレオチドを樹脂層に固定させた。次いで、樹脂層を滅菌水50mLで20分間洗浄して未反応のオリゴヌクレオチドを除去し、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めた。また、樹脂層の耐水性、塗工液をコーティングし乾燥させた際の塗膜面状態、及びスポットのにじみについて評価した。
オリゴヌクレオチドの固定率(%)は、共焦点蛍光スキャナー(Genefocus社製 DNAscopeII)を用い、Cy−3標識オリゴヌクレオチドのスポット位置における蛍光強度(滅菌水による洗浄(50mL,20分)の前後)を測定し、下記式に基づき算出した。
固定率%=(洗浄後の蛍光強度/洗浄前の蛍光強度)×100
樹脂層の耐水性は、滅菌水による洗浄(50mL,20分)後、ポリエステルフィルム上から浮き剥がれた樹脂層の割合で評価した。評価基準は以下の通りである。
○:浮き剥がれなし
△:10%未満の浮き剥がれ(実用上問題ない)
×:10%以上の浮き剥がれ
塗膜面状態は、調製した塗工液をアプリケーターでコーティングし、乾燥させた際の塗膜面状態を目視で評価した。評価基準は以下の通りである。
○:均一な塗膜面
△:やや均一な塗膜面(実用上問題はない)
×:不均一な塗膜面
スポットのにじみは、滅菌水による洗浄(50mL,20分)後、共焦点蛍光スキャナー(Genefocus社製 DNAscopeII)を用い、Cy−3標識オリゴヌクレオチドのスポット形状を目視で評価した。評価基準は以下の通りである。
○:均一な円状スポット
△:やや均一なスポット(実用上問題はない)
×:不均一ににじんだスポット
結果を表1に示す。樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量は十分なものであり、樹脂層の耐水性及び塗膜面状態はともに良好であり、スポットのにじみは生じなかった。
〔実施例2〕
PMMA粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の混合量を11質量部に、酢酸エチルの混合量を46.15質量部に変更した点を除き、実施例1と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約17.5質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例1と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の混合量を22質量部から11質量部に減少させると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例1よりも減少したが、樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量は十分なものであった。樹脂層の耐水性及び塗膜面状態は実施例1と同様に良好であり、スポットのにじみも実施例1と同様に生じなかった。
〔実施例3〕
PMMA粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の混合量を66質量部に、酢酸エチルの混合量を148.3質量部に変更した点を除き、実施例1と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約56.1質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例1と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の混合量を22質量部から66質量部に増加させると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例1よりも増加した。樹脂層の耐水性は実施例1と同様に良好であり、スポットのにじみも実施例と同様に生じなかった。塗膜面状態は実施例1よりも低下したが、樹脂層の形成にあたり特に支障はなかった。
〔実施例4〕
PMMA粒子として、ガンツ化成社製GMP−0800(架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の代わりに、ガンツ化成社製GMP−0820(架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.02mL/g,固形分100%)を使用した点を除き、実施例3と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約56.1質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例3と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の種類をGMP−0800からGMP−0820に変更すると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例3よりも減少したが、樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量は十分なものであった。樹脂層の耐水性及び塗膜面状態は実施例3と同程度であり、スポットのにじみは実施例3と同様に生じなかった。
〔実施例5〕
PMMA粒子として、ガンツ化成社製GMP−0800(架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の代わりに、ガンツ化成社製GMX−0810(架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0mL/g,固形分100%)を使用した点を除き、実施例3と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約56.1質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例3と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の種類をGMP−0800からGMX−0810に変更すると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例3よりも減少したが、樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量は十分なものであった。樹脂層の耐水性及び塗膜面状態は実施例3と同程度であり、スポットのにじみは実施例3と同様に生じなかった。
〔実施例6〕
アクリル樹脂溶液(日本カーバイド工業社製KP−2374,固形分33.0%)100質量部の代わりに、ポリエステル系樹脂溶液(ポリエステル樹脂(東洋紡社製バイロナールMD−1245,固形分30.0%)80質量部及びブロックイソシアネート樹脂(第一工業製薬社製エラストロンH−3,固形分20.0%)20質量部を混合したもの)100質量部を使用した点を除き、実施例1と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約32.0質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例1と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。樹脂層の樹脂組成を変化させても、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例1と同程度であり、樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量は十分なものであった。樹脂層の耐水性及び塗膜面状態は実施例1と同様に良好であり、スポットのにじみも実施例1と同様に生じなかった。
〔実施例7〕
有機ポリマー粒子として、PMMA粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の代わりに、ポリスチレン粒子(ガンツ化成社製GS−1105,架橋タイプ,平均粒径10μm,細孔容量0mL/g,固形分100%)を使用した点を除き、実施例3と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約56.1質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例3と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の種類をPMMA粒子からポリスチレン粒子に変更すると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例3よりも減少したが、樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量は十分なものであった。樹脂層の耐水性は実施例3と同程度であり、塗膜面状態は実施例3よりも良好なものとなり、スポットのにじみは実施例3と同様に生じなかった。
〔比較例1〕
PMMA粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の混合量を88質量部に変更した点を除き、実施例1と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約63.0質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例1と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の混合量を22質量部から88質量部に増加させると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例1よりも向上した。樹脂層の耐水性は実施例1よりも低下したが、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定にあたり特に支障はなかった。塗膜面状態は実施例1よりも大幅に低下し、樹脂層の形成が困難となった。スポットのにじみは実施例1と同様に生じなかった。
〔比較例2〕
PMMA粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の混合量を5.5質量部に変更した点を除き、実施例1と同様にして核酸固定用基板を製造した。なお、こうして製造された核酸固定用基板の樹脂層には、樹脂層の約9.6質量%のPMMA粒子が分散した状態で保持されている。
実施例1と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の混合量を22質量部から5.5質量部に減少させると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例1よりも大幅に減少し、樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量が不十分なものとなった。樹脂層の耐水性及び塗膜面状態は実施例1と同様に良好であり、スポットのにじみも実施例1と同様に生じなかった。
〔比較例3〕
PMMA粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の混合量を0質量部に変更した点を除き、実施例1と同様にして核酸固定用基板を製造した。
実施例1と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の混合量を22質量部から0質量部に減少させると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例1よりも大幅に減少し、樹脂層に固定されたオリゴヌクレオチド量が不十分なものとなった。樹脂層の耐水性及び塗膜面状態は実施例1と同様に良好であり、スポットのにじみも実施例1と同様に生じなかった。
〔比較例4〕
PMMA粒子(ガンツ化成社製GMP−0800,架橋タイプ,平均粒径8μm,細孔容量0.15mL/g,固形分100%)の代わりに、シリカ粒子(日本シリカ工業社製BY−600,平均粒径10μm,細孔容量1.3mL/g,固形分100%)を使用した点を除き、実施例3と同様にして核酸固定用基板を製造した。
実施例3と同様にして、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率を求めるとともに、樹脂層の耐水性、塗膜面状態及びスポットのにじみについて評価した。
結果を表1に示す。有機ポリマー粒子の種類をPMMA粒子からシリカ粒子に変更すると、樹脂層へのオリゴヌクレオチドの固定率は実施例3よりも増加した。樹脂層の耐水性は実施例3と同程度であり、塗膜面状態は実施例3よりも良好なものとなった。しかしながら、実施例3では生じないスポットのにじみ(実用上問題ない)が生じた。
Figure 2007178208
本発明の生体物質固定用担体の一実施形態を模式的に示す一部断面図である。
符号の説明
1・・・生体物質固定用担体
2・・・基材
3・・・樹脂層
4・・・有機ポリマー粒子

Claims (4)

  1. 生体物質を固定するための樹脂層を表面に有する生体物質固定用担体であって、前記樹脂層中に、前記樹脂層の15〜62質量%の有機ポリマー粒子が分散した状態で保持されていることを特徴とする生体物質固定用担体。
  2. 前記有機ポリマー粒子の平均粒径が0.2〜20μmであることを特徴とする請求項1記載の生体物質固定用担体。
  3. 請求項1又は2記載の生体物質固定用担体と、前記生体物質固定用担体の樹脂層に保持された有機ポリマー粒子に固定された生体物質とを有することを特徴とする生体物質アレイ。
  4. 請求項1又は2記載の生体物質固定用担体の樹脂層に核酸含有液をスポットし、紫外線照射により前記樹脂層に保持された有機ポリマー粒子に核酸を固定することを特徴とする核酸アレイの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092592A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Toyobo Co Ltd 核酸固定用基材、核酸固定用基材の製造方法、核酸検査用デバイス、核酸検査用デバイスの製造方法、並びに核酸検査方法
JP2010112730A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Fujifilm Corp 流路型センサチップを用いた検出方法、流路型センサチップおよびその製造方法

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