JP2007177859A - 流体管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体管継手の着脱時に、流体中に気体が混入することがなく、しかも流体漏れのない流体管継手を提供する。
【解決手段】雄管継手Pは、第1本体1と、第1スプリング19により先端方向に付勢されているポペット2とから構成されている。雌管継手Sは、第2本体30と、センターシャフト31と、第3スプリング55により先端方向に付勢されており、センターシャフト31の頭部31aの外周面と連続する外周面を形成するメインポペット40と、第2スプリング54により先端方向に付勢され、内周面にOリング44が装着されているサブポペット41と、から構成されている。サブポペット41は第2スプリング54により第2本体30の小径部36とセンターシャフト31の頭部31aとの間に保持されており、サブポペット41が所定位置まで後退すると、メインポペット40も後退して流路を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体が流通する管を接続するのに好適な雄管継手(プラグ)と雌管継手(ソケット)とからなる流体管継手に関するものである。
スライドバルブとバルブ押杆を内蔵したソケットとスライドバルブを内蔵したプラグとからなり、両者の接続時にソケット内のスライドバルブがプラグの先端に押され後退して流路を開くとともに、プラグ内のスライドバルブがソケットのバルブ押杆に押され後退して流路を開く形式の流体管継手が様々の技術分野で広く使用されている。
従来の流体管継手は、図9に示すように、ソケット本体S1のプラグ挿入口80にプラグ本体P1のプラグ部90を挿入し、プラグ部90の先端部をスリーブ弁体82のプラグ受け部に係合させ、プラグ本体P1のスライド弁体91の先端面93をソケット本体S1の内筒部83の先端面85に当接させた後に、さらに、プラグ本体P1を押し込むと、プラグ部90の先端部がプラグ受け部を介してスリーブ弁体82を付勢ばね84の付勢力に抗して押し込むと共に、ソケット本体S1の内筒部83の先端面85がプラグ本体P1のスライド弁体91を、付勢バネ94の付勢力に抗して押し込んで、ソケット本体S1の流路とプラグ本体P1の流路が連通状態となるように構成されている。
実開平7−12693号公報
図9に示す従来の流体管継手は、ソケット本体S1の内筒部83の先端面85とプラグ本体P1のスライド弁体91の先端面93に面取り加工が施されており、ソケット本体S1とプラグ本体P1とを接続するときに、この面取りされた部分にある気体が流体(液体)中に混入することがある。また、ソケット本体S1において、内筒部83、スリーブ弁体82及び外筒部86とで形成される空間は、スリーブ弁体82が先端方向に移動するときには負圧になり、後方に押し込まれるときには圧力が高くなる。そして、この現象が繰り返し行われるうちにスリーブ弁体82の前後に設けられている凹部に配置されているOリング87、88間に気体が入り、この気体がソケット本体S1とプラグ本体P1とを接続するときに、流体中に混入するという問題が生じていた。また、流体管継手を分離するときに、スリーブ弁体82が先端方向に移動するときに生じる負圧等のためにスリーブ弁体82の移動が遅れ、流体が気体の場合には外部に漏れることがあった。
本発明の目的は、図9に示す従来の流体管継手の着脱時における上述した問題点を解決し、流体中に気体が混入することがなく、しかも流体漏れのない流体管継手を提供することである。
本発明の流体管継手は、雄管継手と雌管継手とからなり、雌管継手内に雄管継手を挿入することにより接続可能な流体管継手において、前記雄管継手は、内周面が小径に形成されている先端筒部の内周面にシールリングが装着されている筒状の第1本体と、該第1本体内に前後動自在に収容されていてスプリングにより先端方向に付勢されているポペットとから構成されており、前記雌管継手は、内周面に小径部が形成され、該小径部にシールリングが装着されている筒状の第2本体と、該第2本体の軸心に配置されたセンターシャフトと、該センターシャフトの後部に前後動自在に配置されていてスプリングにより先端方向に付勢されており、センターシャフトの頭部の外周面と連続する外周面を形成するメインポペットと、前記センターシャフトと前記メインポペットとの外周面上を摺動自在に配置されていてスプリングにより先端方向に付勢され、内周面にシールリングが装着されているサブポペットと、から構成されており、サブポペットは前記スプリングにより第2本体の小径部とセンターシャフトの頭部との間に保持されており、サブポペットが所定位置まで後退すると、サブポペットによってメインポペットも後退して流路を形成するように構成されていることを特徴としている。
そして、本発明の流体管継手は、接続されている雄管継手と雌管継手とを分離するときに、サブポペットが先端方向に移動しても負圧が生じる空間がないので、気体を吸引することがなく、流体中に気体が混入することがない。
さらに、本発明は、雄管継手の第1本体の先端面とポペットの先端面とが同一の平面を形成するように構成し、雌管継手におけるセンターシャフトの先端面とサブポペットの先端面とが同一の平面を形成するように構成することにより、雄管継手と雌管継手とを接続・分離する際に、流体中に気体が一層混入しないようにすることができる。
さらに、本発明は、第2本体の外側で軸方向に動く操作体と、前記第2本体に設けた通し穴に嵌められている係止体と、第1本体に設けられる係止溝と、からなるロック機構が構成されており、前記係止体は前記操作体に設けた操作斜面で径方向に動かされて前記係止溝に挿入されるように構成することにより、雄管継手と雌管継手とをワンタッチで接続・分離することができる。
本発明の流体管継手は、接続されている雄管継手と雌管継手とを分離するときに、サブポペットが先端方向に移動しても負圧が生じる空間がなく、気体を吸引することがないので、流体中に気体が混入することがなく、また、雄管継手の第1本体の先端面とポペットの先端面とが同一の平面を形成するように構成されており、雌管継手におけるセンターシャフトの先端面とサブポペットの先端面とが同一の平面を形成するように構成されているので、雄管継手と雌管継手とを接続するときに、ポペットの先端面とセンターシャフトの先端面との間に気体が存在しないので、流体中に気体が混入することをなくすことができる。
図1は、本発明の実施の形態を示し、プラグ側である雄管継手Pとソケット側である雌管継手Sとを同一図面上に示してある断面図である。図1に基づいて本発明の流体管継手について説明する。
プラグ側である雄管継手Pは、第1本体1とポペット2とからなる。第1本体1は、第1フィーメイルキャップ3とニップル4とからなる。
第1フィーメイルキャップ3は、先端部の小径の筒体3aと後端部の大径の筒体3bとで形成されており、小径の筒体3aの外周面には雄螺子が螺設されており、大径の筒体3bの内周面には雌螺子が螺設されていて、流体管が接続されるように構成されている。
ニップル4は筒体で形成されており、その中間部の外周面には溝13が設けられており、その後端には雌螺子が螺設されており、第1フィーメイルキャップ3の筒体3aに螺設されている雄螺子とOリングを介して螺合されている。ニップル4の先端部にはテーパ部10を介して小径の先端筒部4aが形成されている。先端筒部4aの内周面6は小径に形成されていて凹部が形成されており、この凹部にはシールリングであるOリング15が装着されている。先端筒部4aの小径の内周面6の後方にはテーパ部7を介して大径の円筒内周面8が形成されている。
ポペット2は先端部2aと大径の筒部2bとで構成されている。ポペット2の先端部2aの外周面は、ニップル4の先端筒部4aの内周面6とほぼ同径に形成されており、ポペット2の先端部2aの外周面とニップル4の先端筒部4aの内周面6とは、ニップル4の先端筒部4aの凹部に装着されているOリング15によりシールされている。ポペット2の大径の筒部2bは、先端部2aの後部にテーパ部9を介して形成されており、テーパ部9には複数の貫通孔17が穿設されている。ポペット2は、ニップル4内に前後動自在に収容されており、第1フィーメイルキャップ3とポペット2の内周面とに配置されている第1スプリング19により先端方向に付勢されている。ポペット2は、そのテーパ部9がニップル4のテーパ部7に当接することにより、ポペット2の先端面とニップル4の先端面とが同一平面を形成するように保持されている。
次に、ソケット側である雌管継手Sについて説明する。
雌管継手Sは、第2本体30、この第2本体30に対してEリングにより固定されているセンターシャフト31、メインポペット40及びサブポペット41とからなる。
第2本体30は、筒状のカップリング33と第2フィーメイルキャップ34とからなり、カップリング33と第2フィーメイルキャップ34とはOリングを介して螺合されている。第2フィーメイルキャップ34の後部の内周面には雌螺子が螺設されており、流体管が接続されるように構成されている。
カップリング33は、その中間部の内周面が、前部テーパ部38と後部テーパ部39によって小径部36に形成されており、この小径部36の内周面に形成されている凹部にはシールリングであるOリング46が装着されている。
センターシャフト31は、大径の頭部31aと頭部31aの後部に形成されている支持杆31bとで構成されている。支持杆31bは、頭部31aの後端にある後端テーパ部を介して形成されており、センターシャフト31がカップリング33の軸中心に位置されるように第2フィーメイルキャップ34の支持体37にEリングにより固定されている。支持体37には複数個の貫通孔が形成されており、流体が支持体37を通過して流れることができる。
メインポペット40とサブポペット41とはスリーブ弁を構成している。
サブポペット41は、先端部41aと大径の筒部41bとで構成されている。先端部41aの内周面には凹溝が形成されており、シールリングであるOリング44が装着されており、センターシャフト31の頭部31aとサブポペット41との間を流体が漏れないようにシールしている。大径の筒部41bは先端部41aの後部にテーパ部41cを介して形成されており、テーパ部41cには、複数個の貫通孔48が開けられている。サブポペット41は、カップリング33内に前後動自在に収容されており、筒部41bの外周に設けられている第2スプリング54によって先端方向に付勢されている。サブポペット41は、そのテーパ部41cがカップリング33の小径部の後部テーパ部39に当接することにより、サブポペット41の先端面とセンターシャフト31の頭部31aの先端面とが同一平面を形成するように保持されている。
メインポペット40は、センターシャフト31の頭部31aの外径と同じ外径の前方筒部40aとその後部にテーパ部40cを介して形成された後方筒部40bで構成されている。メインポペット40は、センターシャフト31の頭部31aの後方に前後動自在に配置されており、メインポペット40の内面とセンターシャフト31の支持杆31bとの間には流路52が形成されている。後方筒部40bの内部には、支持体37に一端を支持された第3スプリング55が配置されおり、メインポペット40は、第3スプリング55によりメインポペット40の先端テーパ部がセンターシャフト31の頭部31aの後端テーパ部に当接するように付勢されている。メインポペット40のテーパ部40cには複数の貫通孔42が穿設されている。
操作体60は、カップリング33の外筒面に前後方向に摺動するように設けられている。カップリング33の前端部の外周面にはスナップリング62が装着されており、操作体60の操作斜面60aがスナップリング62に当接して、操作体60が前方へ抜け出さないように構成されている。操作体60とカップリング33との間には反発スプリング61が設けられており、操作体60がカップリング33の先端方向に付勢されている。また、カップリング33の前端部には周上に複数個の通し穴63が開けられており、この通し穴63には係止体である鋼球64が嵌められている。この通し穴63は、カップリング33の内径側がやや狭くなっていて鋼球64が内側へ落ちないように構成されており、また、外側が広くなっていて操作体60を後退させることにより鋼球64がフリーとなるように構成されている。
操作体60、通し穴63、鋼球64等で、雄管継手Pと雌管継手Sとが接続され結合したときのロック機構を構成している。
図2〜図7は、前述した本発明の実施の形態における流体管継手を接続する際の動作を示す断面図である。雄管継手Pと雌管継手Sとが接続されていない図1及び図2の状態では、雄管継手Pは、ポペット2がニップル4の先端筒部4aにあるOリング15の位置にあって流体の漏れを有効に防いでいる。また、雌管継手Sは、サブポペット41の外周面がカップリング33のOリング46の位置にあり、サブポペット41のOリング44がセンターシャフト31の頭部31aの位置にあって流体の漏れを有効に防いでいる。
図2は、雄管継手Pを雌管継手S内に挿し込み、ポペット2の先端面がセンターシャフト31の頭部31aの先端面に当接した状態を示している。このとき、ニップル4の先端面もサブポペット41の先端面にちょうど当接している。ポペット2の先端面とセンターシャフト31の頭部31aの先端面には面取り加工が施されておらず、平面を形成しているので、両者の当接面には空間が形成されることがない。
図3は、図2よりさらにニップル4を雌管継手S内に挿し込んで、ニップル4の先端筒部4aの先端がカップリング33のOリング46の位置まで挿入された状態を示している。
このとき、ニップル4の先端筒部4aは、その外周面がカップリング33の小径部36の内周面を摺動するとともに、その内周面がセンターシャフト31の頭部31aの外周面を摺動しながら押し込まれる。
サブポペット41は、ニップル4の先端筒部4aによって押され、第2スプリング54を圧縮しながら後退し、先端部41aの内周面がセンターシャフト31の頭部31aの外周面を摺動し、メインポペット40の前方筒部40aの外周面上まで移動する。ポペット2は、センターシャフト31の頭部31aによって押され、第1スプリング19を圧縮しながら後退する。
図3の状態では、サブポペット41の外周面がカップリング33のOリング46の位置にあり、サブポペット41のOリング44がセンターシャフト31の頭部31aの位置あって流路52を閉じており流体は漏れない。また、ポペット2の先端部2aがニップル4の先端筒部4aに装着されているOリング15の位置にあって流路51を閉じており流体は漏れない。
図4は、図3よりさらにニップル4を雌管継手S内に挿し込んで、ニップル4の先端筒部4aの先端がセンターシャフト31の頭部31aの後端の位置まで挿入された状態を示している。
このとき、ニップル4の先端筒部4aは、図3と同様に、その外周面がカップリング33の小径部36の内周面を摺動するとともに、その内周面がセンターシャフト31の頭部31aの外周面を摺動しながら押し込まれる。
サブポペット41は、ニップル4の先端筒部4aによって押され、第2スプリング54を圧縮しながら後退し、その内周面がメインポペット40の前方筒部40aの外周面を摺動し、サブポペット41の先端部がメインポペット40の前方筒部40aの外周面まで移動する。ポペット2は、センターシャフト31の頭部31aによって押されて第1スプリング19を圧縮しながら、その先端部2aがニップル4の先端筒部4aの後端まで後退する。
図4の状態では、サブポペット41の先端部41aに装着されているOリング44が、センターシャフト31の頭部31aの後端テーパ部に圧接されているメインポペット40の前方筒部40aに位置している。また、ニップル4の先端筒部4aは、その外周面がカップリング33のOリング46の位置にあり、その内周面のOリング15がセンターシャフト31の頭部31aの位置にあって流路52を閉じており流体は漏れない。また、ニップル4のOリング15の位置にセンターシャフト31の頭部31aがあって流路51を閉じており流体は漏れない。
図5は、操作体60を後退操作するとともに、図4よりさらにニップル4を雌管継手S内に挿し込で、ニップル4の先端筒部4aの後端がセンターシャフト31の頭部31aの後端の位置まで挿入された状態を示している。
このとき、ニップル4の先端筒部4aは、図4と同様に、その外周面がカップリング33の小径部36の内周面を摺動するとともに、その内周面がセンターシャフト31の頭部31aとメインポペット40の前方筒部40aとの外周面を摺動しながら押し込まれる。サブポペット41は、ニップル4の先端筒部4aによって押され、その内周面がメインポペット40の前方筒部40aの外周面を摺動しながら後退し、サブポペット41のテーパ部41cがメインポペット40のテーパ部40cに当接する。ポペット2は、センターシャフト31の頭部31aによって押されて第1スプリング19を圧縮しながら後退し、ニップル4の先端筒部4aの後端より後ろまで後退する。
図5の状態では、ニップル4の先端筒部4aの外周面がカップリング33のOリング46の位置にあり、先端筒部4aのOリング15が、センターシャフト31の頭部31aの後端テーパ部に圧接されているメインポペット40の前方筒部40aの外周面の位置にあって流路52を閉じているので、流体は漏れない。また、センターシャフト31の頭部31aがニップル4のOリング15の位置まで挿入されており、この頭部31aによって流路51が閉じられているので、流体は漏れない。
図6は、図5よりさらにニップル4を雌管継手S内に挿し込んで、ニップル4の先端筒部4aの後端がセンターシャフト31の頭部31aの後端よりも後方の位置まで挿入された状態を示している。
このとき、ニップル4は、そのテーパ部10がカップリング33の前部テーパ部38と当接するまで押し込まれ、サブポペット41はニップル4の先端筒部4aによって押されてさらに後退する。メインポペット40はサブポペット41のテーパ部40cによって後方に移動させられ、その先端がセンターシャフト31の頭部31aの後端テーパ部の面から離れる。
図6の状態では、メインポペット40の先端がセンターシャフト31の頭部31aの後端テーパ部から離れて流路52が形成されており、ポペット2の貫通孔17とニップル4の大径部とで流路51が形成されており、流体が流れる。この時、カップリング33の小径部36のOリング46によりニップル4の外周面がシールされているので流体は外部に漏れない。
図7は、図6の状態で、後退操作している操作体60から手を離し、反発スプリング61の反発力で操作体60が前進してスナップリング62に当たって止まっている状態を示している。このとき、鋼球64が操作体60の操作斜面60aで押されて径方向内方に押され、ニップル4の溝13に入り込む。図7の状態では、鋼球64がニップル4の溝13に入り込み、雄管継手Pと雌管継手Sとが接続されてロックされている。
上記動作説明は、雄管継手Pと雌管継手Sとが分離された状態から接続状態へ移る過程についての説明であるが、接続状態から分離状態へ移る過程は操作体60を後退させるだけで完全に逆順に説明される。雄管継手Pと雌管継手Sとの分離は瞬時に行われ、メインポペット40及びサブポペット41が、第2、第3スプリング54、55によって瞬時に先端方向に移動するが、負圧が発生することがないので、流体中に気体が混入することはほとんどなく、また、流体の漏れもない。
本発明の流体管継手は、油性インクあるいは有機溶剤等の流体管継手としても利用できる。
また、本発明の流体管継手は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な態様が考えられる。本発明においてロック機構は必ずしも上記実施の形態のものに限定される必要はない。その他の実施例としてあげれば、例えば、雌管継手Sだけに流体管を接続し、雄管継手Pを雌管継手Sに挿し込むだけで、水などの流体を雄管継手Pの後端(図で左端)から吐出させることができる。吐出を停止するときは、雄管継手を、雌管継手から外せばよい。
また、サブポペット41に設けた貫通孔48、メインポペット40に設けた貫通孔42も必ず必要であるという訳でないが、結合状態から分離状態へ移る際に、貫通孔42、48から流体が流れ込み負圧空間をつくらないので、雄管継手Pと雌管継手Sとの分離が一層瞬時に行われる。
また、メインポペット40の内周面側に複数体の足を設け、その足をセンターシャフト31の支持杆31bの外周面を摺動させることによってメインポペット40がガイドされながら摺動するように構成してもよい。
また、雄継手側にもセンターシャフトを設け、そのセンターシャフトでポペットを案内するように構成すれば、ポペットに設けた貫通孔17が不要となる。
また、ニップル4の先端筒部4a及びカップリング33の小径部36に、Oリングを複数設けてもよい。
また、図8は、本発明の流体管継手の適用例を示しており、第1フィーメイルキャップ3に換え、ニップル4の端部に、フリースリーブ68を内蔵した袋ナット66により接続したプラスチックチューブ等の流体管を直接締め付けて固定することができるアダプタa65が装着されており、また、第2フィーメイルキャップ34の端部に、フリースリーブ68を内蔵した袋ナット66により接続したプラスチックチューブ等の流体管を直接締め付けて固定することができるアダプタb67が装着されている。
図1〜7に示す第1フィーメイルキャップ3と第2フィーメイルキャップ34の雌螺子構造では、プラスチックチューブ等の流体管を接続するための継手をねじ込む必要があるが、本適用例においては、そのままプラスチックチューブ等の流体管が接続可能となり、利便性が高い。また、雌螺子中に雄螺子をねじ込んだ際に生じる空間部の発生による、流体の液だまりを防止し、必要最小限の流路形成が可能となる。
さらに、本適用例においては、袋ナット66に内蔵されているフリースリーブ68は、袋ナット66とはスナップリング69を介して取り付けられているが、袋ナット66の回転に対してはフリーな状態にあるため、袋ナット66を回転させて締め付ける時に、フリースリーブ68は共回りせずに前進するので、接続されるプラスチックチューブ等の流体管の捩れの発生を防止できる。
本発明の実施の形態を示す、雄管継手と雌管継手を分離させた状態の流体管継手を示す断面図。 本発明の流体管継手における接続又は分離過程の途中の動作状態を示す断面図。 本発明の流体管継手における接続又は分離過程において、図2よりさらに雄管継手が雌管継手内に押し込まれている状態を示す断面図。 本発明の流体管継手における接続又は分離過程において、図3よりさらに雄管継手が雌管継手内に押し込まれている状態を示す断面図。 本発明の流体管継手における接続又は分離過程において、図4よりさらに雄管継手が雌管継手内に押し込まれている状態を示す断面図。 本発明の流体管継手における接続又は分離過程において、図5よりさらに雄管継手が雌管継手内に押し込まれている状態を示す断面図。 本発明の流体管継手において接続完了時の状態を示す断面図。 本発明の流体管継手を適用した態様を示す一部破断した断面図。 従来の流体管継手を示す断面図。
符号の説明
P…雄管継手、S…雌管継手、1…第1本体、2…ポペット、3…第1フィーメイルキャップ、3a…小径の筒体、3b…大径の筒体、4…ニップル、4a…先端筒部、6…内周面、7…テーパ部、8…円筒内周面、9…テーパ部、10…テーパ部、13…溝、15…Oリング、17…貫通孔、19…第1スプリング、30…第2本体、31…センターシャフト、31a…頭部、31b…支持杆、33…カップリング、34…第2フィーメイルキャップ、36…小径部、37…支持体、38…前部テーパ部、39…後部テーパ部、40…メインポペット、40a…前方筒部、40b…後方筒部、40c…テーパ部、41…サブポペット、41a…先端部、41b…大径の筒部、41c…テーパ部、42…貫通孔、46…Oリング、48…貫通孔、51…流路、52…流路、54…第2スプリング、55…第3スプリング、60…操作体、60a…操作斜面、62…スナップリング、63…通し穴、64…鋼球、65…アダプタa、66…袋ナット、67…アダプタb、68…フリースリーブ、69…スナップリング

Claims (3)

  1. 雄管継手と雌管継手とからなり、雌管継手内に雄管継手を挿入することにより接続可能な流体管継手において、
    前記雄管継手は、内周面が小径に形成されている先端筒部の内周面にシールリングが装着されている筒状の第1本体と、該第1本体内に前後動自在に収容されていてスプリングにより先端方向に付勢されているポペットとから構成されており、
    前記雌管継手は、内周面に小径部が形成され、該小径部にシールリングが装着されている筒状の第2本体と、該第2本体の軸心に配置されたセンターシャフトと、該センターシャフトの後部に前後動自在に配置されていてスプリングにより先端方向に付勢されており、センターシャフトの頭部の外周面と連続する外周面を形成するメインポペットと、前記センターシャフトと前記メインポペットとの外周面上を摺動自在に配置されていてスプリングにより先端方向に付勢され、内周面にシールリングが装着されているサブポペットと、から構成されており、
    サブポペットは前記スプリングにより第2本体の小径部とセンターシャフトの頭部との間に保持されており、サブポペットが所定位置まで後退すると、サブポペットによってメインポペットも後退して流路を形成するように構成されていることを特徴とする流体管継手。
  2. 前記雄管継手の第1本体の先端面と前記ポペットの先端面とが同一の平面を形成するように構成されており、前記雌管継手における前記センターシャフトの先端面と前記サブポペットの先端面とが同一の平面を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の流体管継手。
  3. 前記第2本体の外側で軸方向に動く操作体と、前記第2本体に設けた通し穴に嵌められている係止体と、第1本体に設けられる係止溝と、からなるロック機構が構成されており、前記係止体は前記操作体に設けた操作斜面で径方向に動かされて前記係止溝に挿入されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の流体管継手。
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