JP2007177511A - 台所用流しの排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排水用接続管と高圧洗浄用管との長さを調節可能にすることにより、シンク部と排水管との接続を容易にできる台所用流しの排水構造を提供すること。
【解決手段】 台所用流し10のシンク部11と排水管28とを接続する排水構造20を、シンク部11の排水口21と排水管28の上端部とを接続する排水用接続管23と、シンク部11の高圧洗浄口22と排水管28の上端部とを接続する高圧洗浄用管24とで構成した。そして、排水用接続管23に、水平方向に延びる部分を含む固定部23aと長さ調節部23bを設け、高圧洗浄用管24に、水平方向に延びる部分を含む固定部24aと長さ調節部24bを設けた。さらに、長さ調節部23b,24bの所定部分を切断することにより長さ調節部23b,24bの水平方向の長さを調節可能にした。また、トラップ26を介して排水用接続管23と高圧洗浄用管24とを排水管28に接続した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、台所用流しのシンク部とシンク部の下方から外部に向って延びる排水管との間に設けられ、シンク部と排水管の上端部とを接続する台所用流しの排水構造に関する。
従来から、台所で用いられる台所用流しのシンク部には、排水管に接続された排水口が設けられ、シンク部に流された湯水が、排水口から排水管を介して外部に排出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。また、このような台所用流しのシンク部の排水口と排水管の上端部との間には、排水口と排水管を接続する所定の排水構造が形成されて、排水口から排水管への湯水の流れをスムーズにするとともに、排水管内で発生する匂いがシンク部側に流れてこないようにしている。
特開平11−200444号公報
前述した従来の台所用流しでは、シンク部の排水口と排水管とを排水構造によって接続する際には、排水管を所定の長さに切断したり、排水構造を構成する接続用の管部材を所定の長さに切断したりして、長さを調節することにより排水口と排水管との接続が適正な状態で行えるようにしている。しかしながら、最近では、排水構造を構成する管部材の内部や排水管の内部における所定部分が異物で詰まったり、汚れが溜まったりした場合に、その部分を高圧の洗浄水で洗浄するための高圧洗浄管を排水用の管と別途設けた排水構造が用いられている。
このような高圧洗浄管を備えた排水構造を用いてシンク部に設けられた排水口や、高圧洗浄管が接続される高圧洗浄口と、排水管とをそれぞれ接続する場合には、排水構造における排水用の管部材と、高圧洗浄管との双方の長さを調節しながら配管どうしの接続をしなければならないため、作業が煩雑になるという問題が生じていた。特に、排水構造における排水用の管部材と高圧洗浄管とが異なる角度で配置されて延びる方向が異なっていた場合には、その作業がさらに困難になる。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、排水用接続管と高圧洗浄用管との長さを調節可能にすることにより、シンク部と排水管との接続を容易にできる台所用流しの排水構造を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る台所用流しの排水構造の構成上の特徴は、台所用流しのシンク部と、シンク部の下方から外部に向って延びる排水管との間に設けられ、シンク部と排水管の上端部とを接続する台所用流しの排水構造であって、シンク部に設けられた排水口と排水管の上端部とを接続する排水用接続管と、シンク部に設けられた高圧洗浄口と排水管の上端部とを接続する高圧洗浄用管とを備え、排水用接続管が、排水口から排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びる排水用水平部を含み、高圧洗浄用管が、高圧洗浄口から排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びるとともに排水用水平部と平行する高圧洗浄用水平部を含み、かつ排水用水平部と高圧洗浄用水平部との所定部分を切断することにより排水用水平部と高圧洗浄用水平部との水平方向の長さを調節可能にしたことにある。
前述したように構成した本発明の台所用流しの排水構造では、排水用接続管が、排水口から排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びる排水用水平部を含み、高圧洗浄用管が、高圧洗浄口から排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びる高圧洗浄用水平部を含んでいる。そして、排水用水平部と高圧洗浄用水平部とは平行するように配置されている。
したがって、予め、排水用水平部と高圧洗浄用水平部とを長めに形成しておく。そして、設置現場において、排水用水平部を、排水口と排水管の上端部との平面視による長さに切断するとともに、高圧洗浄用水平部を、高圧洗浄口と排水管の上端部との平面視による長さに切断することにより、排水用接続管と高圧洗浄用管とを介したシンク部と排水管との接続を適正状態で行うことができる。また、この場合、排水用水平部と高圧洗浄用水平部とは平行に配置されるため、排水用水平部と高圧洗浄用水平部との長ささえ前述した平面視による長さに揃えておけば、排水用接続管と高圧洗浄用管とを用いた接続が可能になる。
また、本発明に係る台所用流しの排水構造の他の構成上の特徴は、高圧洗浄用管から流れてくる水を直接通過させて排水管に流す通過空間部と、排水用接続管の下端部を内部に突出させ、排水用接続管から流れてくる水の所定量を溜めて排水用接続管の下端開口を閉塞するとともに、溜まった水の量が所定量を超えるとその水の超過分を通過空間部に流す水溜め部とを備えたトラップを、排水管の上端部に取り付け、トラップを介して排水用接続管と高圧洗浄用管とを排水管に接続したことにある。
これによると、通常の台所用流しの使用時には、シンク部の排水口から排水用接続管を介してトラップに流れる水は、トラップ内の水溜め部に溜まり、水溜め部から溢れた水が通過空間部に流れ通過空間部から排水管に流れていくようになる。この場合、排水用接続管の下端部は、水溜め部の内部に突出して水溜め部に溜まった水に浸かった状態になる。このため、排水管側で発生する匂いは水溜め部で遮断されシンク部側には漏れなくなる。これによって、台所内に悪臭が生じることが防止される。
また、排水構造の高圧洗浄用管や排水管内を高圧の洗浄水で洗浄する際に、シンク部の高圧洗浄口から高圧洗浄用管を介してトラップに吐出される洗浄水は、トラップ内の通過空間部を通過してそのまま排水管に流れていく。この場合の洗浄水は、所定の高圧洗浄装置を介して高圧洗浄口から高圧注入され高圧洗浄用管内や排水管内を通過する際に、高圧洗浄用管内や排水管内を洗浄する。なお、高圧洗浄をしないときには、高圧洗浄口は栓をして閉塞しておく。これによって、通常の使用時に、高圧洗浄用管内に水が入ることを防止できる。
本発明に係る台所用流しの排水構造のさらに他の構成上の特徴は、排水用接続管が、排水口から下方に延びる垂下部と、垂下部の下端から屈曲して上方に向うように方向を変える屈曲部と、垂下部よりも短く設定され屈曲部から上方に延びる上昇部と、上昇部の上端部から水平方向に延びる排水用水平部とを備えていることにある。
これによると、通常の台所用流しの使用時には、シンク部の排水口から排水用接続管を介して排水管に流れる水は、垂下部の下部側部分、屈曲部および上昇部に一旦溜まり、上昇部から溢れた水が排水用水平部に流れ排水用水平部から排水管に流れていく。この場合、排水用接続管の屈曲部、垂下部等の下部側部分および上昇部は常時水に浸かった状態になるため、排水管側で発生する匂いは屈曲部等で遮断されシンク部側には漏れなくなる。これによって、台所の室内に悪臭が生じることが防止される。また、排水構造の高圧洗浄用管内や排水管内を高圧洗浄する際に、シンク部の高圧洗浄口から高圧洗浄用管を介して排水管に送られる高圧洗浄水はそのまま流れていく。
本発明に係る台所用流しの排水構造のさらに他の構成上の特徴は、台所用流しのシンク部と、シンク部の下方から外部に向って延びる排水管との間に設けられ、シンク部と排水管の上端部とを接続する台所用流しの排水構造であって、シンク部に設けられた排水口と排水管の上端部とを接続する排水用接続管と、シンク部に設けられた高圧洗浄口と排水用接続管の下流側部分とを接続する高圧洗浄用管とを備え、排水用接続管と高圧洗浄用管との合流部よりも下流側部分に、排水口から排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びる合流水平部が形成され、かつ合流水平部を切断することにより合流水平部の水平方向の長さを調節可能にしたことにある。
前述したように構成した本発明の台所用流しの排水構造では、排水用接続管と高圧洗浄用管との合流部よりも下流側部分に、排水口から排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びる合流水平部が形成されている。したがって、予め、合流水平部を長めに形成しておき、合流水平部を、排水口と排水管の上端部との平面視による長さに切断することにより、排水用接続管と高圧洗浄用管を介したシンク部と排水管との接続を適正状態で行うことができる。この場合、長さの調節が必要な部分が合流水平部だけであるため、調節が容易になるとともに作業が簡単になる。
本発明に係る台所用流しの排水構造のさらに他の構成上の特徴は、排水用接続管における合流部よりも上流側部分が、排水口から下方に延びる垂下部と、垂下部の下端から屈曲して上方に向うように方向を変える屈曲部と、垂下部よりも短く設定され屈曲部から上方に延びる上昇部とを備え、上昇部の上端部から合流水平部が水平方向に延びていることにある。これによっても、台所内に悪臭が生じることを防止できるとともに、排水用接続管を介しての適正な排水および高圧洗浄用管を介しての適正な高圧洗浄が可能になる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る台所用流しの排水構造を図面を用いて詳しく説明する。図1は、同実施形態に係る排水構造を備えた台所用流し10を示している。この台所用流し10の上面には、シンク部11や、加熱装置(図示せず)が設けられている。シンク部11は、調理用の材料や食器等を洗ったりするために使用され、加熱装置は食材の加熱等に使用される。そして、シンク部11の縁部には水栓12が設けられ、シンク部11の底部にはシンク部11内やシンク部11近傍の他の部分で使用した湯水を排出するための排出凹部13が形成されている。また、台所用流し10の内部には各種の収容部が形成されており、その内部に、食器洗浄乾燥機14や各種の引き出し15等が設けられている。
シンク部11における排出凹部13の下方には、図2ないし図4に示した排水構造20が設けられている。すなわち、図2に示したように、排出凹部13の底部13aには、排水口21と高圧洗浄口22とが並んで形成されている。この高圧洗浄口22は、高圧洗浄を行うとき以外の通常時には栓22aによって閉塞されている。また、排出凹部13の底部13aの下部側には、固定部材およびシール材からなる固定部16が固定されている。そして、排水口21には固定部16を介して排水用接続管23の上端部が接続され、高圧洗浄口22には固定部16を介して高圧洗浄用管24の上端部が接続されている。
排水用接続管23は、排水口21から下方に向って延びたのちに屈曲して水平方向に延びる略L形の固定部23aの水平側の端部と、固定部23aの水平側の端部から水平方向に向かって延びたのちに屈曲して下方に延びる略L形の長さ調節部23bの水平側の端部とを締付部材23cで締め付けて連結することにより構成されている。そして、さらに、長さ調節部23bの下端部には、トラップ26の上面に突出する連結管25の上端部が連結部材25aを介して連結されている。この連結管25は本発明に係る排水用接続管の一部(下端部)を構成しており、排水用接続管23と連結管25とで本発明の排水用接続管が構成される。
また、高圧洗浄用管24は、高圧洗浄口22から下方に向って延びたのちに屈曲して水平方向に延びる略L形の固定部24aの水平側の端部と、固定部24aの水平側の端部から水平方向に向かって延びたのちに屈曲して下方に延びる略L形の長さ調節部24bの水平側の端部とを締付部材24cで締め付けて連結することにより構成されている。そして、長さ調節部24bの下端部は連結部材27を介してトラップ26の上面に連結されている。なお、排水用接続管23の固定部23aの水平部分と、長さ調節部23bの水平部分とで、本発明の排水用水平部が構成され、高圧洗浄用管24の固定部24aの水平部分と、長さ調節部24bの水平部分とで、本発明の高圧洗浄用水平部が構成されている。そして、排水用水平部と高圧洗浄用水平部とは平行して配置されている。
トラップ26は、平面視および正面視が長方形の箱状に形成され、内部に、連結管25を介して排水用接続管23の長さ調節部23bに連通する水溜め部26aと、高圧洗浄用管24の長さ調節部24bに連通する通過空間部26bとが形成されている。すなわち、長さ調節部23bに連結された連結管25の下端部は、水溜め部26a内の上下方向の中央部よりもやや下方まで延びており、水溜め部26aと通過空間部26bとの間には、高さが連結管25の下端部よりも高くなった仕切り壁26cが形成されている。
したがって、シンク部11から排水口21を通過して排水用接続管23内を流れる湯水は、一旦、水溜め部26a内に溜まったのちに、溢れた湯水が仕切り壁26cを超えて通過空間部26b側に流れていく。このため、水溜め部26a内には常時一定の湯水が溜まって連結管25の下端開口部を閉塞するようになる。また、高圧洗浄用管24の長さ調節部24bの下端開口部は通過空間部26bの天井部に開口している。このため、栓22aを外して、高圧洗浄口22から高圧の洗浄水を流した場合には、その洗浄水は、高圧洗浄用管24から通過空間部26b内に入り、そのまま通過空間部26b内を通過する。
また、トラップ26の底部における通過空間部26b側部分には、固定ナット28aを介して、排水管28が連結されている。この排水管28は、外部の所定位置まで延びており、通過空間部26b内から流れてくる湯水を外部に排出する。なお、トラップ26における水溜め部26aの底部には、水抜き用の穴部を備えた円筒部29が設けられ、この円筒部29の穴部が着脱可能なキャップ29aで閉塞されている。また、排水用接続管23の長さ調節部23bと、高圧洗浄用管24の長さ調節部24bとは、支持部材27aによって、互いに固定されることにより補強されている。
この構成において、排出凹部13の底部13aの下部側に取り付けられた固定部16と排水管28とを、排水用接続管23およびトラップ26で接続する場合には、まず、排水用接続管23の長さ調節部23bを長めに製造しておき、設置現場において、排水用接続管23の締付部材23cを緩めて固定部23aと長さ調節部23bとを外した状態にする。ついで、固定部23aの上端部を固定部16に固定し、長さ調節部23bの下端部をトラップ26の上面に固定された連結管25に連結する。つぎに、固定部23aの水平側の先端部が長さ調節部23bの水平側の先端部に合うように、長さ調節部23bの先端側部分を切断する。
そして、固定部23aの先端面と長さ調節部23bの先端面とを合わせた状態で締付部材23cを締め付けて、固定部23aの先端部と長さ調節部23bの先端部とを固定する。これによって、排水用接続管23と連結管25とからなる排水用接続管およびトラップ26を用いた排水口21と排水管28との接続ができる。同様に、排出凹部13の底部13aの下部側に取り付けられた固定部16と排水管28とを、高圧洗浄用管24およびトラップ26で接続する場合には、まず、高圧洗浄用管24の長さ調節部24bを長めに製造しておき、設置現場において、高圧洗浄用管24の締付部材24cを緩めて固定部24aと長さ調節部24bとを外した状態にする。
ついで、固定部24aの上端部を固定部16に固定し、長さ調節部24bの下端部をトラップ26の上面に連結する。つぎに、固定部24aの水平側の先端部が長さ調節部24bの水平側の先端部に合うように、長さ調節部24bの先端側部分を切断する。そして、固定部24aの先端面と長さ調節部24bの先端面とを合わせた状態で締付部材24cを締め付けて、固定部24aの先端部と長さ調節部24bの先端部とを固定する。これによって、高圧洗浄用管24とトラップ26を用いた排水口21と排水管28との接続ができる。この場合、長さ調節部23b,24bの切断する部分を変えることにより、各設置現場に応じた適正な取り付けが可能になる。
また、台所用流し10を調理等の通常の使用方法で使用する場合には、栓22aで高圧洗浄口22を閉塞した状態で、水栓12や加熱装置等を使用する。この場合、シンク部11内に入った湯水は、排水口21から排水用接続管23内の各部分および連結管25を通過して、水溜め部26a内に入る。そして、すでに、水溜め部26a内に溜まっていた水を通過空間部26b側に押しやったのちに続いて通過空間部26b側に流れていく。そして、最後の所定量は水溜め部26a内に溜まったままになる。このため、排水管28内で発生する悪臭が逆流してきても、その悪臭は、通過空間部26bから上端部が栓22aで閉塞された高圧洗浄用管24内に流れるだけで、水溜め部26a内には入ることがない。このため、シンク部11側に悪臭が流れてくることはない。
また、排水管28内が異物で詰まったり排水管28内に汚れが溜まったりして、洗浄が必要になった場合には、栓22aを外して高圧洗浄口22を開口させる。そして、高圧洗浄機(図示せず)の給水口を水栓12に接続するとともに、吐出口を高圧洗浄口22に取り付ける。その状態で、高圧洗浄機から洗浄水を高圧で吐出させることにより、排水管28内を洗浄する。この場合、高圧洗浄機から吐出された洗浄水は、高圧洗浄口22から高圧洗浄用管24内の各部分を通過して、通過空間部26b内に入り、通過空間部26bからそのまま勢いよく排水管28内に流れていく。そして、排水管28内を高圧洗浄していく。
このように、本実施形態に係る排水構造20では、排水用接続管23の水平部分と高圧洗浄用管24の水平部分とが平行に配置されている。したがって、予め、長さ調節部23b,24bを長めに形成しておき、設置現場において、固定部16と排水管28との間隔に応じて適宜切断することができる。これによって、シンク部11の下部側の固定部16と排水管28との接続を適正状態で行うことができる。また、排水用接続管23および高圧洗浄用管24と排水管28の上端部との間にはトラップ26が設けられているため、排水管28側で発生する匂いがトラップ26内で遮断されシンク部11側には漏れなくなる。これによって、台所内に悪臭が生じることが防止される。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る排水構造30を示している。この排水構造30では、排水用接続管33と高圧洗浄用管34とが平行して延びるのではなく、高圧洗浄用管34が、排水用接続管33の所定部分に合流するように構成されている。すなわち、排水用接続管33は、シンク部における排水口(図示せず)の下部側に設けられた固定部16aから下方に延びる垂下部33aと、垂下部33aの下端から屈曲して上方に向うように方向を変える略U形の屈曲部33bと、屈曲部33bから上方に向って延び垂下部33aよりも長さが短い上昇部33cとを備えている。
そして、上昇部33cの上端部から連結水平部33dが水平方向に延び、連結水平部33dの先端部に、締付部材35aを介して、本発明の合流水平部を備えた長さ調節部35が連結されている。長さ調節部35は、水平方向に延びたのちに屈曲して下方に延びる略L形の管部材で構成されている。そして、長さ調節部35の下端部は、連結部材37を介して排水管38の上端部に連結されている。また、排水用接続管33における屈曲部33bの下端部には、水抜き用の穴部を備えた円筒部39が設けられ、この円筒部39の穴部が着脱可能なキャップ39aで閉塞されている。
そして、高圧洗浄用管34は、シンク部における高圧洗浄口(図示せず)から固定部16aを介して下方に延びたのちに屈曲して水平方向に延びながら排水用接続管33の連結水平部33dに接続されている。すなわち、排水用接続管33と高圧洗浄用管34とは一体的に形成されている。また、排水用接続管33の垂下部33a上部側部分と、高圧洗浄用管34の略中央部分とは、支持部材32によって、互いに固定されることにより補強されている。この排水構造30のそれ以外の部分の構成については、前述した第1実施形態に係る排水構造20と同一である。また、この排水構造30が取り付けられるシンク部および排水管38も前述した第1実施形態のシンク部11および排水管28と同様のものである。
この構成において、シンク部の下部側に取り付けられた固定部16aと排水管38とを、高圧洗浄用管34と一体になった排水用接続管33を用いて接続する場合には、まず、長さ調節部35を長めに製造しておき、設置現場において、締付部材35aを緩めて、排水用接続管33および高圧洗浄用管34側部分と長さ調節部35とを外した状態にする。ついで、垂下部33aの上端部を固定部16aにおける排水口に対応する部分に固定するとともに、高圧洗浄用管34の上端部を固定部16aにおける高圧洗浄口に対応する部分に固定する。つぎに、長さ調節部35の下端部を排水管38の上端部に固定する。
ついで、連結水平部33dの先端部が長さ調節部35の水平側の先端部に合うように、長さ調節部35の水平側の先端側部分を切断する。そして、連結水平部33dの先端面と長さ調節部35の先端面とを合わせた状態で締付部材35aを締め付けて、連結水平部33dの先端部と長さ調節部35の先端部とを固定する。これによって、高圧洗浄用管34と一体になった排水用接続管33を用いた排水口と排水管38との接続ができる。この場合、長さ調節部35の切断する部分を変えることにより、各設置現場に応じた取り付けが可能になる。また、長さの調節が必要な部分が長さ調節部35だけであるため、調節が容易になるとともに作業が簡単になる。この排水構造30のそれ以外の作用効果については、前述した第1実施形態に係る排水構造20と同様である。
また、本発明に係る台所用流しの排水構造は、前述した各実施形態に限るものでなく、適宜変更して実施することができる。例えば、前述した第2実施形態の排水構造30では、高圧洗浄用管34を、排水用接続管33の連結水平部33dに接続して、排水用接続管33と高圧洗浄用管34とを一体的に形成しているが、この排水用接続管33と高圧洗浄用管34とを平行して延びる別体のもので構成することもできる。この場合、排水用接続管33と高圧洗浄用管34との下端部を、それぞれ排水管38に連結する。また、本発明に係る台所用流しの排水構造のそれ以外の部分の構成についても本発明の技術的範囲内で適宜変更することができる。
本発明の第1実施形態に係る台所用流しの排水構造を供えた台所用流しを示した斜視図である。 台所用流しの排水構造を示した平面図である。 台所用流しの排水構造を示した正面図である。 トラップの内部を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る台所用流しの排水構造を示した正面図である。
符号の説明
10…台所用流し、11…シンク部、20,30…排水構造、21…排水口、22…高圧洗浄口、23,33…排水用接続管、23a,24a…固定部、23b,24b,35…長さ調節部、23c,24c,35a…締付部材、24…高圧洗浄用管、25…連結管、26…トラップ、26a…水溜め部、26b…通過空間部、26c…仕切り壁、28,38…排水管、33a…垂下部、33b…屈曲部、33c…上昇部、33d…連結水平部、34…高圧洗浄用管。

Claims (5)

  1. 台所用流しのシンク部と、前記シンク部の下方から外部に向って延びる排水管との間に設けられ、前記シンク部と前記排水管の上端部とを接続する台所用流しの排水構造であって、前記シンク部に設けられた排水口と前記排水管の上端部とを接続する排水用接続管と、前記シンク部に設けられた高圧洗浄口と前記排水管の上端部とを接続する高圧洗浄用管とを備え、前記排水用接続管が、前記排水口から前記排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びる排水用水平部を含み、前記高圧洗浄用管が、前記高圧洗浄口から前記排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びるとともに前記排水用水平部と平行する高圧洗浄用水平部を含み、かつ前記排水用水平部と前記高圧洗浄用水平部との所定部分を切断することにより前記排水用水平部と前記高圧洗浄用水平部との水平方向の長さを調節可能にしたことを特徴とする台所用流しの排水構造。
  2. 前記高圧洗浄用管から流れてくる水を直接通過させて前記排水管に流す通過空間部と、前記排水用接続管の下端部を内部に突出させ、前記排水用接続管から流れてくる水の所定量を溜めて前記排水用接続管の下端開口を閉塞するとともに、前記溜まった水の量が所定量を超えるとその水の超過分を前記通過空間部に流す水溜め部とを備えたトラップを、前記排水管の上端部に取り付け、前記トラップを介して前記排水用接続管と前記高圧洗浄用管とを前記排水管に接続した請求項1に記載の台所用流しの排水構造。
  3. 前記排水用接続管が、前記排水口から下方に延びる垂下部と、前記垂下部の下端から屈曲して上方に向うように方向を変える屈曲部と、前記垂下部よりも短く設定され前記屈曲部から上方に延びる上昇部と、前記上昇部の上端部から水平方向に延びる前記排水用水平部とを備えている請求項1に記載の台所用流しの排水構造。
  4. 台所用流しのシンク部と、前記シンク部の下方から外部に向って延びる排水管との間に設けられ、前記シンク部と前記排水管の上端部とを接続する台所用流しの排水構造であって、前記シンク部に設けられた排水口と前記排水管の上端部とを接続する排水用接続管と、前記シンク部に設けられた高圧洗浄口と前記排水用接続管の下流側部分とを接続する高圧洗浄用管とを備え、前記排水用接続管と前記高圧洗浄用管との合流部よりも下流側部分に、前記排水口から前記排水管の上端部の方向に向って水平方向に延びる合流水平部が形成され、かつ前記合流水平部を切断することにより前記合流水平部の水平方向の長さを調節可能にしたことを特徴とする台所用流しの排水構造。
  5. 前記排水用接続管における前記合流部よりも上流側部分が、前記排水口から下方に延びる垂下部と、前記垂下部の下端から屈曲して上方に向うように方向を変える屈曲部と、前記垂下部よりも短く設定され前記屈曲部から上方に延びる上昇部とを備え、前記上昇部の上端部から前記合流水平部が水平方向に延びている請求項4に記載の台所用流しの排水構造。
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