JP2007176653A - ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法 - Google Patents

ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007176653A
JP2007176653A JP2005377516A JP2005377516A JP2007176653A JP 2007176653 A JP2007176653 A JP 2007176653A JP 2005377516 A JP2005377516 A JP 2005377516A JP 2005377516 A JP2005377516 A JP 2005377516A JP 2007176653 A JP2007176653 A JP 2007176653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
film
axis direction
outer peripheral
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005377516A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Takashima
直弘 高島
Shintaro Kuge
慎太郎 久下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2005377516A priority Critical patent/JP2007176653A/ja
Publication of JP2007176653A publication Critical patent/JP2007176653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

【課題】フィルム巻取時の中央部におけるシワやたるみ、また端部における搬送工程からの持ち込みシワ、また上述の層間のズレのいずれも許容範囲内となるように、フィルムの巻口での空気噛み込み量を適正化し、かつ、端部のシワを悪化させず、かつ、フィルムロール体の端面からの空気排出効果を巻取中常に一定に保つようなローラを提供する。また、上記圧接ローラを用いたフィルムの巻取り装置の提供ならびにフィルムロール体の製造方法を提供する。
【解決手段】外周面に凹部が形成されたローラであって、前記ローラの回転軸方向両端部(有効面長の両端20%ずつをいう。)の有効外周面上における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率が、該ローラの回転軸方向中央部(有効面長の中央の60%をいう。)の有効外周面上における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率に比べて高くなるように形成されていることを特徴とするフィルム巻き取り用の圧接ローラ。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法に関する。
フィルムをロール形状に巻取る際には、フィルム層間に噛み込む空気量を適正にする目的で、フィルムロール体の表面にローラを接触させつつ巻取ることが一般に広く行われている。こうしたフィルムの巻取りには、フィルムにシワやたるみを生じさせることなく巻き取ることが重要である。一般にロール体の軸方向中央部すなわちフィルム幅方向中央部のシワやたるみには、フィルム層間の空気噛み込み量が大きく関わっており、フィルムの材質、厚み、幅によって適正に制御する必要があることが広く知られている。この解決手段の1つとして、特許文献1のような圧接ローラに関する技術が開示されている。これは図1に示すように圧接ローラ1の外周面2に螺旋状の溝3を配し、ローラ外周面積に対する溝の比率を適正にすることで、巻口での空気噛み量を適正化しようというものである。
一方、ロール体の軸方向端部すなわちフィルム幅方向端部においては、ロール体に巻き取る前の搬送段階のフィルム端部にシワを生じている場合が多く、そのままロール体に巻き取られることによって、結果的に両端部にシワが入ったロール体となってしまうことがある。この解決方法の1つとして、図2に示すようなクラウンローラと呼ばれる圧接ローラを用いることも提案されている。これは圧接ローラ5の軸方向端部の直径を中央部に比べて小さくし、シワの入り易い端部にかかる圧力を弱くするという効果を期待するものである。また、フィルムの幅方向に層間のズレを生じさせることなく巻取ることも重要である。
特開平4−350050号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、ロール体中央部でのシワやたるみの防止には効果的であるものの、フィルム巻取におけるもう一つの大きな課題であるフィルム層間のズレについても何ら考慮がなされていない。つまりフィルムロール体における任意の層と次の層の端面がロール体の軸方向に数mmずれて巻かれてしまう場合があり、昨今高精度な巻取が要求される中、この点がより重要な課題となってきた。
本発明者らの知見によると上記従来の技術では、フィルムの巻口で一旦噛み込んだ空気が、フィルムロール端面から螺旋溝に沿って排出されるのに伴い、フィルムのズレが生じやすい場合がある。
さらには、本発明者らが検証実験を行った結果、次のような重大な問題点があることが分かった。それは、圧接ローラの直径を溝本数で除した値の整数倍と、巻太っていくフィルムロール体の直径とが等しくなったとき、フィルムロール体上で圧接ローラの溝部が接触した部分が、一回転した後、再び丁度溝部分と重なることとなり、一時的に端面からの空気排出効果が無くなることである。このため、該当する巻径においてのみフィルム層間の空気噛み込み量が急激に増大し、層間のズレを生じやすくさせてしまう。このような空気噛み込み量が急激に増加するポイントは、例えば、圧接ローラの直径を180mm、溝本数を4本、巻取コア外径を150mm、最大巻取直径を600mmとした場合、内層側より直径180、225、270、315、360、405、450、495、540、585mmの10カ所存在することになる。
また、フィルムロール体端部のシワについても、上述した従来技術では、端部のシワを強く圧接しないという効果はあるものの、圧接ローラ中央部と端部の径が異なるためローラ表面の速度に差が生じ、新たにシワを発生したり、巻き取られるフィルムが蛇行してしまう場合がある。
本発明の目的はフィルム巻取時の中央部におけるシワやたるみ、また端部における搬送工程からの持ち込みシワ、また上述の層間のズレのいずれも許容範囲内となるように、フィルムの巻口での空気噛み込み量を適正化し、かつ、端部のシワを悪化させず、かつ、フィルムロール体の端面からの空気排出効果を巻取中常に一定に保つようなローラを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、前記ローラを圧接ローラとして用いたフィルムの巻取装置を提供することおよびフィルムロール体の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明によれば、外周面に凹部が形成されたローラであって、前記ローラの回転軸方向両端部(有効面長の両端20%ずつをいう。)の有効外周面上における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率が、該ローラの回転軸方向中央部(有効面長の中央の60%をいう。)の有効外周面上における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率に比べて高くなるように形成されていることを特徴とするフィルム巻き取り用の圧接ローラを提供される。
また、前記ローラの回転軸方向中央部における前記凹部が式(1)を満足することを特徴とするフィルム巻き取り用の圧接ローラも提供される。
Sum((A×l×sin2θ)/(π×D×L))<210〔mm〕 (1)
ここで、A:前記ローラの回転軸方向中央部における任意の1個の前記凹部の表面積
l:前記ローラの回転軸方向中央部における当該凹部の主軸の長さ
θ:前記ローラの回転軸方向に垂直な軸と前記主軸とが成す角度
D:前記ローラの回転軸方向中央部における外周面の直径
L:前記ローラの回転軸方向中央部の面長
を表し、Sum()は前記ローラの回転軸方向中央部の有効外周面内における、すべての前記凹部についての総和を表す。
また、前記ローラの回転軸方向中央部における前記凹部が式(2)を満足することを特徴とするフィルム巻き取り用の圧接ローラも提供される。
1.0×10−8≦Sum((A×d)/(π×D×L))≦1.0×10−2 (2)
ここで、A:前記ローラの回転軸方向中央部における任意の1個の前記凹部の表面積
D:前記ローラの回転軸方向中央部における外周面の直径
L:前記ローラの回転軸方向中央部の面長
d:前記ローラの回転軸方向中央部における前記凹部が形成されているローラ外周面上の仮想的な円周線から直線Wまでの垂線の長さ
={D−√(D―W)}/2
W:前記ローラの回転軸方向中央部におけるローラ外周面上の前記凹部の回転方向における長さ
を表す。また、Sum()は前記ローラの回転軸方向中央部における前記ローラの有効外周面内における、すべての前記凹部についての総和を表す。
また、前記ローラの回転軸方向中央部における有効外周面をローラ回転軸方向に6等分した各領域i(i=1,2,・・・6)における、空気噛み込みパラメータP(i=1,2,・・・6)のうち、PからPまでの領域において、最大値をPmax、最小値をPminとしたとき、式(3)の関係を満足することを特徴とするローラも好ましい。
(Pmax−Pmin)/((P+P+・・・・P)/6)≦0.2 (3)
ここで、PはSum((A×d)/(π×D×L))を表し、Lは、前記各領域における前記ローラの有効面長を表す。また、Sum()は前記ローラの有効外周面内におけるi番目の前記各領域における前記凹部についての総和を表す。また、Aはその領域内での前記凹部の表面積を表す。
また、前記ローラの回転軸方向中央部における各凹部が式(4)を満足することを特徴とするローラ。
0.998×sin−1(W/D)≦W/D≦0.999999×sin−1(W/D) (4)
また、前記各凹部は、少なくとも前記ローラの回転軸方向中央部において、ローラ回転軸方向に連続または不連続に延在する形状を有するものであることを特徴とするローラも好ましい。
また、前記各凹部は、楕円形状の形状を有するものであることを特徴とするローラも好ましい。
また、ローラは、表面がエラストマーで形成されており、かつ前記エラストマーの硬度が35°以上70°以下であることを特徴とするローラも好ましい。
また、本発明によればフィルムを巻き取る巻取コアを回転可能に保持するチャックと、前記チャックを回転駆動する駆動設備と、前記チャックに保持された巻取コアに対して付勢された回転可能な圧接ローラとを備えたフィルムの巻取装置であって、前記圧接ローラとして上記に記載のローラを備えたことを特徴とするフィルムの巻取装置も提供される。
さらには、本発明によれば、溶融した熱可塑性樹脂を口金からシート状に押し出し、冷却ドラム上で冷却して固化させてフィルムとなし、上記フィルムの巻取装置を用いて、該フィルムをフィルムロールとして巻き取ることを特徴とするフィルムロール体の製造方法が提供される。
また、フィルムロール体からフィルムを巻き出し、該フィルムを所定の幅にスリットして複数の小幅フィルムとなし、該小幅フィルムを上記フィルムの巻取装置を用いて、前記小幅フィルムをフィルムロールとして巻き取ることを特徴とするフィルムロール体の製造方法も好ましい。
また、前記フィルムと前記圧接ローラとの静摩擦係数が0.6以下となるよう前記フィルムと前記圧接ローラの組み合わせを用いることを特徴とする製造方法も好ましい。
なお、本発明におけるローラの有効外周面とは、ローラ回転中心軸を中心としてローラを形成する外周面において、ローラの芯金部分を除く外周面をいい、フィルム製造装置に適用した場合は、実質的にフィルムとして使用することができるようにされた面をいう。
まず、本発明において、ローラ外周面には凹部が形成されている。図3はローラ外周面に任意の凹部が形成されたローラの概略正面図である。図3において、ローラ7の両端部領域をそれぞれLE1(図の左側:有効面長の20%をいう)、LE2(図の右側:有効面長の20%をいう)、中央部領域をL(有効面長の60%をいう)としたとき、中央部領域Lのローラ外周面における凹部以外の領域8に対する凹部の領域9の占める比率よりも、それぞれの両端部領域LE1、LE2における凹部以外の領域10に対する凹部の領域11の占める比率の方が高い。つまり、搬送工程からの持ち込みシワの多い端部を弱く圧接することが可能で、端部の凹部の比率を高くすることでクラウンロールにおいて発生するような中央部との速度差を生じることの無いようにもできる。ここで凹部の領域の面積とは、その領域における凹部の開口部の表面積の総和をいい、凹部の表面積とは上記ローラを平面に展開した外周面における凹部の開口部の面積をいう。またLE1、LE2における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率がLにおける凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率よりも高ければ、LE1とLE2の比率は同じで無くても良く、搬送状態によって変更しても良い。また、LE1とLE2の領域に凹部が存在すれば、Lの領域に凹部が形成されなくても良い。
また、LとLE1、あるいはLとLE2にまたがる凹部においても、それぞれの領域における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率を勘案すれば良い。
また、ローラ回転軸方向中央部の外周面に凹部を形成する場合、ローラ回転軸方向中央部には上記式(1)を満足する凹部が形成される。ここで上記式(1)について詳細に説明する。図4はローラ外周面に任意の形状の凹部が形成されたローラの概略正面図である。図4において、ローラ13のローラ回転軸方向中央部外周面14上に設けられた任意の1個の凹部に対して、前記凹部の表面積をA、当該凹部の主軸の長さをl、前記ローラの回転方向と前記主軸とが成す角度をθ、前記ローラ回転軸方向中央部における外周面の直径をD、前記ローラの回転軸方向中央部の有効面長をLと定義する。ここで、凹部の表面積とは、上述の通り上記ローラを平面に展開した外周面における凹部の開口部の面積をいい、ローラ回転方向とは、前記平面に展開した外周面の回転軸方向に直交する軸をいう。また、主軸とは、前記平面に展開した外周面における凹部の重心を通る軸のうち、前記凹部を形成する輪郭線上の任意の点から前記軸に下ろした垂線の中で最長となる線の長さが、最も短くなる時の軸をいい、主軸の長さlとは、前記軸と前記輪郭線とが交差する点のうち最も離れた2点を結ぶ線の長さをいう。また、凹部の形状が正多角形または円形の場合、角度θは90°とする。また、θの角度単位はdegであり、0〜90°の範囲で表す。また、ローラ回転軸方向中央部の外周面の直径Dについては、ローラ回転軸方向中央部の有効面長Lにわたり、最大の値をいう。上記式(1)は、ローラがフィルムロール体等の対象物に接触して回転したとき、ローラ回転軸方向中央部の外周面に形成された凹部がローラの回転軸方向に作用する成分の総和をローラ回転軸方向中央部の外周面の表面積(凹部を含む)で除した値であり、この値が210mmより小さくなるようにローラ回転軸方向中央部の外周面に凹部を形成することが好ましい。
つまり上記式(1)の意味するところは、ローラ回転軸方向中央部においてフィルムロール体の層間に噛み込んだ空気をローラ回転軸方向に移動せしめる成分の総和を示したものであって、巻口での空気噛み込み量が適正であれば、排出の必要は無く、上記値を210mmより小さくするということである。これによって、巻口においてフィルムロール体の層間に噛み込んだ空気を移動、排出する量を少なくすることができる。上記値が210mmを超えると、ローラ回転軸方向に過剰に空気を移動する作用が働き、結果としてローラ回転軸方向中央部におけるフィルム層間の空気噛み込み量が不足し、ブロッキングやシワを発生する場合がある。また、上記値が210mmを超える場合は、実質的に上述の従来技術と同様に、ある特定の巻径において発生する層間空気の送り停止が影響して、特定の層間でズレを生じやすくなる場合がある。なお、上記値を100mmよりも小さくするとより好ましい。さらに好ましくは25mmより小さくする。
また、上記式(2)においては、図5に示すようにWは凹部において、ローラの回転方向におけるローラ外周面17にほぼ沿っているが湾曲しない直線の長さを表す(以下、開口幅Wという場合もある。幅方向においてWが変化する凹部にあっては、幅方向の各部における値の平均値をとるものとする。)。dは凹部が形成されているローラ外周面17上における、凹部が形成されていない場合の仮想的な円周線17’から直線Wまでの垂線の長さを表す。つまり上記式(2)の意味するところは、ローラ回転軸方向中央部の外周上に形成される凹部の形状がフィルムロール体の巻口での空気噛み込み量に強い相関を持つ量であり、式(2)の値を1.0×10−8以上1.0×10−2以下に制御することで、適正な空気噛み込み量を得ることができる。発明者らの知見によれば、上記値が1.0×10−8よりも小さいとフィルム層間の空気噛み込み量にばらつきが生じたり、不足したりする。逆に、1.0×10−2よりも大きくなると空気噛み込み量が過剰となり、排出作用を低減したことと相まって、全体としての空気噛み込み量が過大となり、層間のズレを生じやすい状態となる場合がある。なお、より好ましくは上記値を1.0×10−6以上1.0×10−4以下に制御する。
また、上記式(3)の意味するところは、ローラ回転軸方向中央部におけるローラ回転軸方向の空気噛み込み量を概略均一に分布させるということであり、これにより、ローラ外周面に形成する凹部の空気噛み込みパラメータPについて、ローラ回転軸方向に均一にせしめることができる。つまりローラ回転軸方向中央部のローラ回転軸方向におけるPの値のばらつきを20%以内とすることで、実質的にフィルムロール体層間の空気噛み込み量は均一となる。もちろん、ばらつきは小さいほど良い。
また、上記式(4)の意味するところは、ローラの外周面直径Dに対する、凹部の開口幅Wの大きさを所定の範囲とすることであり、例えば、図5における点aと点bを結ぶ直線a−bの長さを、弧a−bの長さの99.8%以上かつ99.9999%以下に設定することが好ましいことを示している。発明者らの知見によれば、99.8%未満とした場合には、ローラの外径に対する開口幅Wの幅が過大となり、ローラと巻き取りコアがフィルムを介して接してしている点において、上記ローラの1個の外周面(凸部)がコアに接してから次の外周面がコアに接するまでの長さが大となって、巻取り中のフィルムの張力が大きく変動し、かえって巻姿の悪化につながってしまう場合がある。また、同じ理由で圧接ローラが大きく振動してしまうこともある。逆に99.9999%以上となると、圧接ローラをコアまたはフィルムロール体に押し当てる圧力によって凹部が変形し、実質的に凹部の機能を果たさなくなり、適正な空気噛み込み量の制御が不可能となる。
また、特に圧接ローラの外径が200mm以下の場合は式(5)の関係がより好ましい。
0.999×sin−1(W/D)≦W/D≦0.999999×sin−1(W/D) (5)
上記式(2)(4)(5)における凹部の開口幅Wについてさらに詳細に説明する。まず、ローラの回転軸に対し垂直な平面で切断したときの凹部断面は、ローラ表面の材質や加工方法によって、多くは図6(A)〜(C)のいずれかのような断面形状となる。また、凹部の角は機械加工やサンドペーパ等により面取りや丸め加工を施す場合がある。いずれの形状の場合でも、凹部の開口幅Wは、上記断面において、凹部が形成されていない場合における仮想的な円周線17’から現実の凹部表面が0.05mm以上ローラの径方向に後退した点を境界とし、凹部の両側の境界点の周の直線距離により定義される。なお、凹部の表面積を定める際の開口部の内外の境界も同様に定める。
ここで開口幅Wは、個々の当該凹部につきローラの回転軸方向にほぼ等分に6区分する点において測定した値の平均値のことをいう。また個々の凹部の形状が実質的に同じ場合、任意の1個の凹部についてその値を代表しても問題ない。
このような開口幅Wをもった凹部はローラ回転軸方向に延在する(上記ローラの回転方向と凹部の主軸の成す角θを90°とする)ことで、層間に噛み込んだ空気を移動すること無く、より均一に空気噛み込み量を制御することが出来る。
また、本発明においては凹部を楕円形状(円形を含む)またはそれに近い形状で形成した場合に限り、主軸の方向を回転軸方向として取り扱うこと(回転方向と凹部の主軸の成す角θを90°)とする。当該場合においても、同等の効果を得ることができる。
また、エラストマーとは、高分子有機化合物またはそれを基本成分とする固体材料であって、JIS K 6200において定義されているものをいう。例えば、ブダジエン・アクリロニトリル共重合体(NBR)やポリクロロプレン(CR)、クロロスルフォン化ポリエチレン(CSM)、エチレン・プロピレン共重合体(EPT)、エチレンプロピレンジエン(EPDM)、あるいはそれらに耐候性や滑り性、耐摩耗性などを向上する添加剤を加えたり、処方を施したものである。またここでいう硬度とは、JIS K 6301A級に準拠した硬度計使用して、ローラ有効部を回転軸方向にほぼ等分に区分する10点において測定した値の平均値のことをいう。この際、測定針がローラ最外周面(凹部でな無い部分)に接触するようにして測定する。硬度が35°より小さい場合、ローラ外周面に備えた凹凸がフィルムロール体に押し付けられる圧力によって潰れてしまい、フィルムロール体表面で圧接ローラがバウンドし、巻口での空気噛み込み量を制御できないことがあり、その他にも、フィルム表面に擦り傷を発生させる場合がある。また、硬度が70°より大きい場合も巻口での空気噛み込み量が不足しブロッキング現象を誘発し易い。
本発明において巻取装置とは、フィルム製造工程の最後で中間製品ロールを巻き取る、いわゆるワインダであっても、前記中間製品ロールを所望の幅にスリットするスリッタであっても、あるいはフィルム表面に蒸着やコーティングを施したり、単に巻替えることを目的とした装置であっても良い。特に幅の広い中間製品を巻き取るワインダにおいては、搬送工程から持ち込まれるシワの発生が比較的多く、有効である。
ここでフィルムと圧接ローラとの静摩擦係数が0.6を超えると、フィルムと圧接ローラの接触部位において、フィルムが局所的に過大な張力を受けて擦り傷を発生しやすくなる。ここでいう静摩擦係数とは図7にその概略を示した方法によって測定されるものである。圧接ローラ13を回転不能に固定支持し、錘18を吊したフィルム19を角度δで圧接ローラ13に巻き付けながら、バネばかりなどの荷重計20で引っ張る。この時、錘18の重量をF[N]、フィルム19と圧接ローラ13が滑り始める時の荷重計の値をT[N]とした場合、静摩擦係数μは式(6)によって求められる。ここで、静摩擦係数はローラの有効外周面を回転軸方向にほぼ等分に区分する10点において測定した値の平均値のことをいう。
μ=(1/δ)×log(F/T) (6)
ここでlogはe=2.71828…を底とする自然対数である。なお、式(4)(5)(6)における角度単位はradとする。
また、フィルムとしては例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、芳香族ナイロン等のポリアミド系、その他ポリイミド系、ポリスルホン系、ポリビニル系、ポリエステルエーテル系、ポリカーボネート系、ポリフェニレンサルファイド系、ポリ乳酸系などからなるフィルムが用いられる。もちろん、これらの樹脂の混合物や共重合物であってもよい。また各種の添加剤、例えば帯電防止剤や、耐候剤や、無機または有機の粒子や、ワックス等の滑剤や、顔料を含むものであってもよい。中でもポリエチレンテレフタレートフィルムやポリプロピレンフィルムまたはポリイミドフィルムなどのフィルムに有効である。なお、フィルムの材質によっては、圧接ローラの外周面の形状がフィルムに薄く転写する場合もあるが、品質上大きな問題とならない。
本発明によれば、以下に説明するとおり、外周面に特定の関係を満足する凹部が設けられたフィルム巻き取り用圧接ローラを用いることにより、フィルムの巻口での空気噛み量を適正化し、かつ、フィルムロール体の端面からの空気排出効果を巻取中常に所定範囲内に保ち、フィルム巻取時のシワやたるみ、フィルム層間のズレを生じさせず、かつ、フィルムロール体両端部においては搬送工程から持ち込まれるシワを強度のものに成長させないため、より美麗で高精度なフィルムロール体を得ることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態について詳細に述べるが、本発明は以下の実施例を含む実施の形態に限定されるものではなく、発明の目的を達成できて、かつ、発明の要旨を逸脱しない範囲内においての種々の変更は当然あり得る。
本発明の実施の形態を、図面を用いて以下に説明する。
図8は本発明の実施の形態の一例たる圧接ローラ21の概略正面図である。圧接ローラ21の外周面22にローラ回転軸方向に延在する凹部(連続した溝)23が複数本設けられている。ここでθ=90°であり、ローラ回転軸方向中央部においては上述の式(1)を満足しかつ式(2)(3)(4)あるいは式(5)に記載の関係となるように開口幅Wおよび溝本数が決定されている。さらにローラ回転軸方向両端部においては別の凹部23′が同じく複数本設けられており、ローラ回転軸方向中央部より両端部では凹部の比率が高くなっている。
また、外周面22を形成する材料は特に限定されるものではないが、ゴムなどのエラストマーとし、その硬度を35°以上70°以下とされており、巻取るフィルムロール体表面への追従性の強化と摩耗防止がはかられている。また本形態では凹部の角がフィルムロールに強く押し付けられる頻度が高いため、一般的に耐摩耗性に優れる材質や処方を施したローラが好適である。さらにフィルムとの静摩擦係数を0.6以下に設定している。
なお、外周面以外のローラ構成あるいは材質については、芯金24は少なくとも軸受けを取り付ける部分を金属で形成されている。
図9は、図8とは異なる本発明の実施の形態の一例たる圧接ローラ25の概略正面図である。ローラ25の外周面26にローラ回転軸方向に延在しかつ不連続な凹部(長円形状)27が複数本設けられている。ここでθ=90°であり、上述の式(1)を満足しかつ式(2)(3)(4)あるいは式(5)に記載の関係となるように開口幅Wおよび溝個数が決定されている。さらにローラ回転軸方向両端部においては別の凹部27′が同じく複数本設けられており、ローラ回転軸方向中央部より両端部では凹部の比率が高くなっている。また、発明者らの知見によれば、図9に示すように開口部をローラ回転方向に向かって概略千鳥状に配置することで、巻取るフィルムロールと常に接触する部分を設けることができるため、ローラ外周面上の凸部が潰れて振動することが少なく、高速での巻取も安定して行うことが可能となる。さらには凹部が不連続に形成されているため、フィルムロール体の巻口で噛み込んだ空気をフィルムロール体端面から排出する量が極めて少なく、空気噛み込み量と空気排出量の制御がより簡便となる。また、外周面の材質及び外周面以外のローラ構成、材質については図8に示すものと同様である。
図10は、図8、図9とは別の本発明の実施の形態の一例たる圧接ローラ29の概略正面図である。ローラ29の外周面30に円形状の凹部31が複数個設けられている。ここで上述の通りθ=90°として取り扱い、上述の式(1)を満足しかつ式(2)(3)(4)あるいは式(5)に記載の関係となるように直径および凹部の個数が決定されている。さらにローラ回転軸方向両端部においては別の凹部31′が同じく複数個設けられており、ローラ回転軸方向中央部より両端部では凹部の比率が高くなっている。本形態によれば、図8の形態と同じ効果を得ることができ、さらには図9に比べ、加工が比較的簡便である。
さらに、凹部のエッジ部は機械加工やサンドペーパ等により面取りや丸め加工を施すとよい。これは圧接ローラとフィルム表面との間に生ずる僅かな速度差によって発生しやすい擦り傷を低減することや圧接ローラ凸部の角が削れるのを防止するのに有効である。
また、これらの外周面を形成するためには、一般的にはローラ外周に刃物などで凹部を加工するが、その代わりに凸となる部分を張り付けるなどして形成しても、本発明の効果を得ることが出来る。
図11は、一般的なプラスチックフィルム33の製造工程の概略図である。溶融した熱可塑性樹脂を口金34からシート状に押し出し、冷却ドラム35上で急冷して固化させ、場合によっては延伸装置36により長手方向と幅方向に延伸し、搬送ローラ37を経た後に、ワインダ38で駆動装置にチャック手段により回転可能に保持された巻取コアに巻取り中間製品としてのフィルムロール39を得る。その後必要によりスリッタ40にて中間製品39を巻出し、搬送ローラ41を経て、カッター42を用いて所定の幅にスリットして複数の小幅のフィルムとなし、これらを駆動装置にチャック手段により回転可能に保持された巻取コアにフィルムロール43として巻取る。このようなフィルム製造装置のワインダ38の圧接ローラ36やスリッタ40の圧接ローラ44に、本発明による圧接ローラを用いるのが好適である。なお、これらの圧接ローラは、巻取中にフィルムロール43等に対して付勢されるよう構成されている。
[実施例1]
以上のスリッタを用いてフィルムをスリットし、本発明のフィルムの巻き取り用圧接ローラをスリッタ40の圧接ローラ44として性能を評価した結果について説明する。フィルムは厚み50μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを用い、幅1700mmとなるようにスリットし、巻取速度を200m/分、巻長を6000mとしてガラス繊維強化樹脂製のコアにフィルムロール体として巻き取った。巻取条件は、いずれも圧接ローラをフィルムロール体に押し付ける圧力を200N/m、フィルムに付与する張力を300N/mとした。また、圧接ローラの外径Dを150mm、有効面長を1750mm、表面材料を硬度が50°のクロロプレンとしたものを使用した。圧接ローラの形態としては図8に示す形状であり、ローラ回転軸方向中央部における凹部の個数は45個であり、θを90°、凹部の回転方向の幅Wは2mm、凹部の深さは0.5mm、凹部以外の領域に対する凹部の割合は24%、またローラ回転軸方向両端部の個数は90個であり、θを90°、凹部の回転方向の幅Wは2mm、凹部の深さは0.5mm、凹部以外の領域に対する凹部の割合は62%であった。また、フィルムとの静摩擦係数は0.3であった。
圧接ローラの評価は、得られたフィルムロール体の巻姿不良である中央部のシワ、端部のシワ、ズレの発生状態をもって行い、10本の製品ロールを採取した中で、シワ、ズレについてそれぞれ発生頻度が0個のものを◎、1または2個のものを○、3〜5個のものを△、6個以上のものを×で表1の中に記載した。
[比較例1]
ローラ回転軸方向両端部の凹部の個数を45個にした以外は実施例1と全く同じ圧接ローラを用いて実施例1と同様の方法で圧接ローラの評価を行った。結果を表1の中に記載した。
[比較例2]
ローラ外周に溝を形成しない以外は実施例1と全く同じ圧接ローラを用いて実施例1と同様の方法で圧接ローラの評価を行った。結果を表1の中に記載した。
Figure 2007176653
本発明はフィルム巻取時に用いる圧接ローラとしての利用が可能であり、特にプラスチックフィルムの製造に好適であるが、その応用範囲がこれらに限られるものではない。
従来の圧接ローラの一例を示す概略正面図である。 従来の圧接ローラの一例を示す概略正面図である。 外周面に任意の凹部が形成されたローラの概略正面図である。 外周面に任意の凹部が形成されたローラの概略正面図である。 本発明の開口部を示す概略拡大断面図である。 本発明による圧接ローラの溝形状の一例を示す概略断面図である。 本発明による圧接ローラの溝形状の一例を示す概略断面図である。 本発明による圧接ローラの溝形状の一例を示す概略断面図である。 圧接ローラとフィルムの静摩擦係数の測定方法を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態の一例たる圧接ローラの概略正面図である。 本発明の実施の形態の一例たる圧接ローラの概略正面図である。 本発明の実施の形態の一例たる圧接ローラの概略正面図である。 一般的なプラスチックフィルムの製造工程の概略フロー図である。
符号の説明
1 圧接ローラ
2 ローラ外周面
3 溝
4 芯金
5 圧接ローラ
6 ローラ外周面
7 圧接ローラ
8 ローラ外周面
9 凹部
10 ローラ外周面
11 凹部
12 芯金
13 圧接ローラ
14 ローラ外周面
15 凹部
16 芯金
17 ローラ外周面
17′ 仮想外周面
18 錘
19 プラスチックフィルム
20 荷重計
21 圧接ローラ
22 ローラ外周面
23 凹部
23′ 凹部
24 芯金
25 圧接ローラ
26 ローラ外周面
27 凹部
27′ 凹部
28 芯金
29 圧接ローラ
30 ローラ外周面
31 凹部
31′ 凹部
32 芯金
33 プラスチックフィルム
34 口金
35 冷却ドラム
36 延伸装置
37 搬送ローラ
38 ワインダ
39 フィルムロール中間製品
40 スリッタ
41 搬送ローラ
42 カッター
43 フィルムロール
44 圧接ローラ

Claims (12)

  1. 外周面に凹部が形成されたローラであって、前記ローラの回転軸方向両端部(有効面長の両端20%ずつをいう。)の有効外周面上における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率が、前記ローラの回転軸方向中央部(有効面長の中央の60%をいう。)の有効外周面上における凹部以外の領域に対する凹部の領域の比率に比べて高くなるように形成されていることを特徴とするフィルム巻き取り用の圧接ローラ。
  2. 前記ローラの回転軸方向中央部における前記凹部が式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載のフィルム巻き取り用の圧接ローラ。
    Sum((A×l×sin2θ)/(π×D×L))<210〔mm〕 (1)
    ここで、A:前記ローラの回転軸方向中央部における任意の1個の前記凹部の表面積
    l:前記ローラの回転軸方向中央部における当該凹部の主軸の長さ
    θ:前記ローラの回転軸方向に垂直な軸と前記主軸とが成す角度
    D:前記ローラの回転軸方向中央部における外周面の直径
    L:前記ローラの回転軸方向中央部の有効面長
    を表し、Sum()は前記ローラの回転軸方向中央部の有効外周面内における、すべての前記凹部についての総和を表す。
  3. 前記ローラの回転軸方向中央部における前記凹部が式(2)を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム巻き取り用の圧接ローラ。
    1.0×10−8≦Sum((A×d)/(π×D×L))≦1.0×10−2 (2)
    ここで、A:前記ローラの回転軸方向中央部における任意の1個の前記凹部の表面積
    D:前記ローラの回転軸方向中央部における外周面の直径
    L:前記ローラの回転軸方向中央部の有効面長
    d:前記ローラの回転軸方向中央部における前記凹部が形成されているローラ外周面上の仮想的な円周線から直線Wまでの垂線の長さ
    ={D−√(D―W)}/2
    W:前記ローラの回転軸方向中央部におけるローラ外周面上の前記凹部の回転方向における長さ
    を表す。また、Sum()は前記ローラの回転軸方向中央部における前記ローラの有効外周面内における、すべての前記凹部についての総和を表す。
  4. 前記ローラの回転軸方向中央部における有効外周面をローラ回転軸方向に6等分した各領域i(i=1,2,・・・6)における、空気噛み込みパラメータP(i=1,2,・・・6)のうち、最大値をPmax、最小値をPminとしたとき、式(3)の関係を満足することを特徴とする請求項1から3に記載のローラ。
    (Pmax−Pmin)/((P+P+・・・・P)/6)≦0.2 (3)
    ここで、PはSum((A×d)/(π×D×L))を表し、Lは、前記各領域における前記ローラの有効面長を表す。また、Sum()は前記ローラの有効外周面内におけるi番目の前記各領域における前記凹部についての総和を表す。また、Aはその領域内での前記凹部の表面積を表す。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のローラであって、前記ローラの回転軸方向中央部における各凹部が式(4)を満足することを特徴とするローラ。
    0.998×sin−1(W/D)≦W/D≦0.999999×sin−1(W/D) (4)
  6. 少なくとも前記各凹部は、前記ローラの回転軸方向中央部において、ローラ回転軸方向に連続または不連続に延在する形状を有するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のローラ。
  7. 前記各凹部は、楕円形状の形状を有するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のローラ。
  8. ローラは、表面がエラストマーで形成されており、かつ前記エラストマーの硬度が35°以上70°以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のローラ。
  9. フィルムを巻き取る巻取コアを回転可能に保持するチャックと、前記チャックを回転駆動する駆動設備と、前記チャックに保持された巻取コアに対して付勢された回転可能な圧接ローラとを備えたフィルムの巻取装置であって、前記圧接ローラとして請求項1〜8のいずれかに記載のローラを備えたことを特徴とするフィルムの巻取装置。
  10. 溶融した熱可塑性樹脂を口金からシート状に押し出し、冷却ドラム上で冷却して固化させてフィルムとなし、請求項9に記載のフィルムの巻取装置を用いて、該フィルムをフィルムロールとして巻き取ることを特徴とするフィルムロール体の製造方法。
  11. フィルムロール体からフィルムを巻き出し、該フィルムを所定の幅にスリットして複数の小幅フィルムとなし、該小幅フィルムを請求項9に記載のフィルムの巻取装置を用いて、前記小幅フィルムをフィルムロールとして巻き取ることを特徴とするフィルムロール体の製造方法。
  12. 前記フィルムと前記圧接ローラとの静摩擦係数が0.6以下となるよう前記フィルムと前記圧接ローラの組み合わせを用いることを特徴とする請求項10または11に記載のフィルムロール体の製造方法。
JP2005377516A 2005-12-28 2005-12-28 ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法 Pending JP2007176653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005377516A JP2007176653A (ja) 2005-12-28 2005-12-28 ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005377516A JP2007176653A (ja) 2005-12-28 2005-12-28 ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007176653A true JP2007176653A (ja) 2007-07-12

Family

ID=38302207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005377516A Pending JP2007176653A (ja) 2005-12-28 2005-12-28 ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007176653A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151691A (ja) * 2004-11-05 2006-06-15 Toray Ind Inc ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法
JP2011063446A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Reifenhaeuser Gmbh & Co Kg Maschinenfabrik 巻取機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151691A (ja) * 2004-11-05 2006-06-15 Toray Ind Inc ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法
JP2011063446A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Reifenhaeuser Gmbh & Co Kg Maschinenfabrik 巻取機
US9187282B2 (en) 2009-09-18 2015-11-17 Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik Winding device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5102645B2 (ja) ゴムストリップの製造方法、及び製造装置
JP5688858B2 (ja) 機能性フィルムの製造方法、及びウエブ搬送装置
JP4904777B2 (ja) フィルム巻き取り用の圧接ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法
US7475844B2 (en) Web winding device and spacer
KR20080087753A (ko) 웹 안내 롤러, 웹 안내 장치 및 웹 안내 방법
JP2007176653A (ja) ローラ、フィルムの巻取装置およびフィルムロール体の製造方法
US10150240B2 (en) Sweeper roller, plastic film manufacturing device that uses same, and manufacturing method
JP6507223B1 (ja) フィルム用金属表面ゴムロール
JP5113730B2 (ja) 排気溝形成方法、及び排気溝形成装置
JP6551237B2 (ja) 溝付ローラー、ならびにこれを用いたプラスチックフィルムの製造装置および製造方法
WO2007102617A1 (en) Coating apparatus
KR101817732B1 (ko) 표면에 홈이 형성된 산업용 고무롤
KR20180024150A (ko) 마찰력을 이용한 직진성 및 주름 개선용 롤
JP5776077B2 (ja) 巻取装置
JP5374155B2 (ja) 塗布装置
JP2019063983A (ja) フィルムロールの製造方法
JP6776856B2 (ja) 接圧ローラ
JP2022054912A (ja) ゴムシート製造装置
JP2006264814A (ja) ウエブ巻取り交換方法及び装置
JP2001063885A (ja) シートロール体の製造方法及び装置
JP6572554B2 (ja) ゴムストリップの製造装置
EP1736311A1 (en) Method and apparatus for fabrication of laminates
JP6265926B2 (ja) ウェブの巻取り方法
JP2014201401A (ja) ガイドロール及びウェブ搬送装置
JP2021094848A (ja) フィルムロール及びその製造方法