JP2007174938A - 攪拌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱変性や気泡の混入によって混合液の性状が損なわれないで粉体と液体とを混合することができ、かつ装置コストを低減することのできる攪拌装置を提供する。
【解決手段】攪拌手段は、容器102の底部102cに開口した攪拌羽根室103と、当該攪拌羽根室103内に収納された攪拌羽根108とから構成される。攪拌羽根108は、上段の渦流羽根110と下段の遠心羽根114とが回転軸109に設けられて構成され、渦流羽根110は、ロータボディ111と当該ロータボディ111の上端面に放射状に設けられたインペラ112とから構成される。遠心羽根114は、ロータボディ下端面111cと攪拌羽根室側壁105と攪拌羽根室底板106との間に形成された加圧室107内に配置され、加圧室107と容器102の上部側壁102aとは、循環通路115を介して連通されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、攪拌装置に関し、特に、大豆粉末等の粉体と水等の液体を混合する攪拌装置に関するものである。
豆腐は良質な植物性タンパク源としてだけではなく、脂質、炭水化物およびカルシウムをバランスよく備えた食品として古くから食されている。
近年、粉末状にし加工した大豆と水(または温水)を混合した後で煮沸して豆乳とし、豆乳に凝固剤(ニガリ)を加えて凝固させて豆腐を製造する方法が実施されるようになり、この豆腐の製造方法によれば大豆滓(オカラ)が発生せず、大豆滓に含まれる食物繊維、レシチン、サポニンおよびイソフラボンといった有効成分がそのまま豆腐中に残るため優良な健康食品として大いに注目を集めている。
また、この豆腐製造方法によれば、従来、産業廃棄物として処理していた大豆滓が発生しないので処理コストも削減でき、製造工程が簡易であり、かつ短時間で製造できることから製造コストも低減できるという効果がある。
しかし、この豆腐の製造法は、大豆粉末が油脂分を多く含むため大豆粉末と水を混合する工程において混合むら(ダマ)が発生し、できあがった豆腐の食感が粉っぽく不味いという問題があった。
そこで、図4に示すように、筒状容器151と蓋152とで形成された空間内にモータ154の駆動により高速回転する回転羽根153を設け、加水管155に接続した噴霧ノズル156を備えた豆腐製造装置150が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この豆腐製造装置150では、筒状容器151内に大豆粉末と水を投入し、回転羽根153を毎分1〜3万回転の超高速で回転させて筒状容器151内に激しい攪拌流Cを形成し、この攪拌流Cに噴霧ノズル156から、別途設けた高圧ポンプで加圧した水を図示中のS方向に噴霧することで大豆粉末粒子と水分子とが激しく衝突し、大豆粉末の親水性が向上して、水との混合状態が均質になるというものである。
なお、この豆腐製造装置150には、排出口157、バルブ158、ヒータ159、添加管161と接続した添加口160が附設されており、大豆粉末を水に溶いた後、回転羽根153の回転数を下げて低速で攪拌しながら容器内をヒータ159で加熱し、煮沸して豆乳とし、さらに、豆乳に添加口160から凝固剤を添加し、初期凝固状態の豆腐とし、バルブ158を開いて排出口157から他容器(図示略)へと移し、凝固させて豆腐を製造することができる。
特開2003−289821号公報
しかし、この豆腐製造装置150の攪拌装置では、回転羽根153が毎分1〜3万回転と超高速で回転するため、大豆粉末と水との混合液が回転羽根153によって激しく叩かれて瞬間的に煮沸温度以上の高温状態(キャビテーション状態)となるので、熱変性が発生し、大豆本来の風味が著しく失われてしまう。
また、回転羽根153が超高速で回転するので、微細化した気泡が大量に発生し、この微細気泡が大豆粉末と水との混合液内に取り込まれて豆腐の風味が低下する。
さらには、回転羽根153の超高速回転を実現するためにモータ154の出力を強大にする必要があり、回転羽根153の回転軸やモータ154等の保持部を高精度、かつ高剛性に作成する必要もある。回転羽根153は摩耗に耐えうるよう特殊合金等で作成するか、耐摩耗性の表面処理を施す必要がある。噴霧ノズル156から水を噴霧するために高圧ポンプを備える必要がある。このように、この豆腐製造装置150の攪拌装置は装置コストが甚大である。
本発明は、熱変性や気泡の混入によって混合液の性状が損なわれることなく粉体と液体とを混合することができ、かつ装置コストを低く抑えることができる攪拌装置を提供するものである。
本発明の攪拌装置は、上記課題を解決するために、容器の底部に粉体と液体とを混合するための攪拌手段を備えた攪拌装置において、前記攪拌手段が、前記容器の底部に開口した攪拌羽根室と、当該攪拌羽根室内に収納された攪拌羽根とからなり、当該攪拌羽根が上段の渦流羽根と下段の遠心羽根とが同軸に設けられて構成されており、前記渦流羽根がロータボディと当該ロータボディの上端面に放射状に設けられたインペラとからなり、前記ロータボディ下端面と前記攪拌羽根室の内側壁面と前記攪拌羽根室の内底面との間に加圧室が形成されており、前記遠心羽根が前記加圧室内に配置されており、前記加圧室と前記容器の上部側壁に設けられている開口とが循環通路を介して連通されている。
この発明によれば、上段の渦流羽根によって渦流と攪拌羽根室へと液体を吸引する流れが発生し、下段の遠心羽根によって加圧された液体は循環通路を経て容器の上部へと吐出される。これによって、容器内では、渦を巻きながら下方へ向かう旋回流が発生するが、循環通路を通過する液体の流速が早いので、循環通路から吐出された液体と容器内の液体とが衝突する際の衝撃によって攪拌効果が格段と向上し、粉体と液体とが速やかに、かつ均質に混合される。
また、循環路部は、容器と比較して通路面積が小さく、液体の流速を高めることができるので、攪拌羽根の回転数を従来のように数万回転まで上げなくても充分な攪拌効果を確保することができる。したがって、粉体の熱変性や気泡の発生を抑制することができるとともに、回転駆動装置として低出力のモータを使用でき、かつその回転機構部分の精度や剛性を必要以上に高める必要がなくなり、装置コストを低減することができる。
また、攪拌によって、容器内の液面付近に滞留する粉体のダマを包含する気泡は、下方へ向かう旋回流によって攪拌羽根室内に吸引され細分化され、攪拌羽根の回転によってダマは消滅する。一方、攪拌羽根室内に吸引された気泡には過剰な遠心力が作用せず、気泡が微細化して混合液内に取り込まれるということはなく、循環通路へと移送される液体とは分離して、再び液面に浮上し消滅することになる。
また、上記攪拌装置において、前記インペラの外周面と前記ロータボディの外周面とを連続する傾斜面とし、前記攪拌羽根室の開口部の内側壁面の下部を前記連続する傾斜面の略延長面上の傾斜面とし、前記インペラの上端面と前記攪拌羽根室の開口部の下端面とが近接して配置されているものとすることができる。
この構成によれば、攪拌羽根室の開口部との間で液体にせん断力が作用して攪拌が効率的に行なえるとともに、気泡が傾斜面に沿って上昇、分離しやすくなる。
また、上記攪拌装置において、インペラの上端面に回転方向に向かって延出するカッターブレードが設けられているものとすることができる。
この構成によれば、カッターブレードによる旋回流の下方へのガイド作用によって、攪拌羽根室から容器側へと液体が逆流することを防止でき、さらには、液体中でダマになった粉体を効果的に細分化することができるので、攪拌を安定的、かつ効果的に行うことができる。
また、上記攪拌装置において、前記ロータボディの外周面の下部に円筒部が設けられており、当該円筒部の表面に凹凸が形成されているとともに、前記攪拌羽根室の内側壁と前記円筒部とが近接して配置されているものとすることができる。
この構成によれば、液体は、攪拌羽根室の内側壁とロータボディの円筒部との間で、円筒部に形成された凹凸によって揉まれるので、攪拌を効果的に行うことができる。
また、上記攪拌装置において、前記容器の下部が縮径しており、当該容器の内壁面の下部が前記攪拌羽根室の開口部の内側壁面の上部と連続しているものとすることができる。
この構成によれば、容器内での液体の旋回流の周速が下方に向かうに従って早くなるため、攪拌を効果的に行うことができる。
また、上記攪拌装置において、前記粉体が大豆粉末であり、かつ前記液体が水または温水であって、前記循環通路が他の豆腐製造設備へと分岐しているとともに、当該分岐点には前記容器の上部側壁へ通じる通路と前記他の豆腐製造設備へ通じる通路とを切り換えるための三方弁が設けられているものとすることができる。
この構成によれば、大豆粉末と水または温水の混合液を他の豆腐製造設備へ移送するためのポンプ等を別途備える必要がなく、設備費を低減できるとともに、当該攪拌装置での攪拌工程が終了すると直ちに混合液を次工程の豆腐製造設備へと移送することができるので、豆乳または豆腐製造のサイクルタイムを短縮することができる。
本発明の攪拌装置によれば、熱変性や気泡の混入によって混合液の性状が損なわれることなく粉体と液体とを混合することができ、かつ装置コストを低く抑えることができる。
以下、本発明の実施の一形態である豆腐製造設備としての攪拌装置について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
まず、本実施の形態に係る攪拌装置の構成について説明する。図1は、当該攪拌装置の構造を模式的に表した側面方向からの断面図である。図2は、図1に示す攪拌装置の攪拌羽根室内の構造を模式的に表した部分拡大図である。図3は、図2に示すインペラのA−A断面における図中矢印方向からの断面図である。
図1および図2に示すように、攪拌装置100は、容器102と、この容器102の底部102cに開口した攪拌羽根室103と、この攪拌羽根室103内に収納された攪拌羽根108とからなり、これらは架台117上に設けられている。また、攪拌羽根室103と、攪拌羽根108とで攪拌手段を構成している。
容器102は、円筒形状の上部側壁102aと、下方へ向かって縮径する下部縮径部102bとからなる筒体であり、底部102cには吸引口(後述する温水と大豆粉末の未混合液が吸引される吸引口)が設けられているとともに、上端には開口(後述する温水と大豆粉末とが投入される投入口)が設けられており、大気開放されている。そして、底部102cの内壁垂直面は、後述する攪拌羽根室103の攪拌羽根開口部104の内壁垂直面と連続している。
攪拌羽根室103は、容器102の吸引口と対向する位置に、これに連接するように設けられている攪拌羽根開口部104を介して容器102の底部102cに開口しており、攪拌羽根室側壁105の内周面105aおよび攪拌羽根室底板106の上面106aによって囲まれた略箱状の半閉空間となっている。攪拌羽根開口部104には、開口部内壁傾斜面104aと開口部天井面104bとが形成されている。
攪拌羽根108は、回転軸109の上段に渦流羽根110が設けられ、下段に遠心羽根114が設けられた構成となっている。渦流羽根110は、ロータボディ111と、このロータボディ111の上端面に放射状に設けられたインペラ112(平面視図示略)とからなる。なお、回転軸109は、架台117内に設けられた、回転駆動装置としてのモータに接続されている(図示略)。
ロータボディ111は、上半部がロータボディ外周部111aを傾斜面とする円錐台形状を呈している。そして、ロータボディ下端面111c、攪拌羽根室側壁105の内周面105a、および攪拌羽根室底板106の上面によって加圧室107が形成されており、この加圧室107に遠心羽根114が配設されている。
インペラ112は、円錐台形状のベース112bの傾斜面に、羽根上端部がベース112bの傾斜面と略倣って傾斜するように設けられ、この羽根上端部には攪拌羽根108の回転方向側へと突出するカッターブレード113が断面逆L字状に設けられている(図3を参照)。インペラ112の外周部112aは下方に向かう傾斜面を有している。
ロータボディ外周部111aの傾斜面とインペラ112の外周部112aの傾斜面は、連続した渦流羽根外周傾斜面110aを構成しており、この渦流羽根外周傾斜面110aの略延長面上に開口部内壁傾斜面104aが配設されている。すなわち、ロータボディ外周部111aの傾斜面、インペラ112の外周部112aの傾斜面および開口部内壁傾斜面104aは、下方に向かって拡径する1つの円錐面を形成している。また、渦流羽根外周傾斜面110a、攪拌羽根室側壁105の内周面105aおよび開口部天井面104bで攪拌空間103aを形成している。
ロータボディ外周部111aの下部には、その表面に凹凸が形成された円筒状の凹凸形状形成部111bが設けられており、この凹凸形状形成部111bは攪拌羽根室側壁105の内周面105aと近接して配置されている。
容器102と攪拌羽根室103とは循環通路115によって連通している。循環通路115の一端は、加圧室107(より詳細には、遠心羽根114の外周面が位置する攪拌羽根室側壁105の内周面105a)に取入口115aとして開口し、他端は、容器102の上部側壁102aに吐出口115bとして開口している。取入口115aと吐出口115bは、それぞれ混合液の回転方向に向かって開口している(平面視図示略)。
循環通路115は、途中で豆腐製造設備の次工程である煮窯装置へと分岐しており、この分岐点には、容器102の上部側壁102aに開口する吐出口115bへの通路と、この豆腐製造設備への通路とを切り換えるための三方弁116が設けられている。
次に、攪拌装置100を用いて豆腐(または豆乳)の中間原料である大豆粉末と温水の混合液を製造する場合を説明する。
三方弁116を、攪拌羽根室103と容器102とが連通するように切り換え、容器102上端の投入口から30〜40℃の温水と乾燥大豆を微粉砕した大豆粉末とを投入して、モータを始動し、攪拌羽根108を回転させる。このとき、モータの回転数は、4000rpm程度である。
温水と大豆粉末の混在した液体(以下、未混合液と称する)は、渦流羽根110による渦流の作用によって容器102内で旋回するとともに、容器102の吸引口から攪拌羽根開口部104を介して攪拌羽根室103へと吸引される。すなわち、容器102内では下方へ向かう旋回流が発生する。未混合液の旋回流は、下部縮径部102bによって底部102cに向かうにつれて旋回速度が高まる。未混合液は、この容器102内における旋回流によって温水と大豆粉末とが攪拌、混合される。
攪拌羽根室103内に吸引された未混合液は、インペラ112の上端面と攪拌羽根開口部104の開口部天井面104bとが近接して配置されているので、せん断力が作用して攪拌、混合される。また、インペラ112上端部のカッターブレード113によってダマが粉砕、細分化される。この際、カッターブレード113とベース112bの傾斜面によって斜め下方への流れが付与されるので、未混合液が容器102側へと逆流することはない。ここで、未混合液は、攪拌空間103aで一旦滞留することになり、この際、未混合液から気泡が分離し、渦流羽根外周傾斜面110aおよび開口部内壁傾斜面104aに沿って上昇し、容器102へと戻り液面まで浮上して消滅する。
気泡が分離された未混合液は、攪拌空間103aが下方へ向かうにつれて断面積が減少することから再び加速し、攪拌、混合される。さらに、未混合液が移送され、凹凸形状形成部111bに至ると、未混合液は攪拌羽根室側壁105の内周面105aとこの凹凸形状形成部111bとの狭い空間部において揉みこまれて攪拌、混合される。このように、未混合液は、攪拌空間103aで気泡が分離され、攪拌空間103aおよび凹凸形状形成部111bでより効果的に攪拌、混合される。
凹凸形状形成部111bを経て加圧室107に移送された未混合液は、遠心羽根114によって加圧されて取入口115aから循環通路115へと圧送される。そして、三方弁116を介して循環通路115内を移送された未混合液は、吐出口115bから容器102内へと吐出される。容器102内に吐出された未混合液は、容器102内で旋回する未混合液と衝突して攪拌、混合作用が向上し、液面付近に滞留するダマを含む気泡を粉砕する。
循環通路115は容器102の下部縮径部102bや底部102cの吸引口などと比較して通路面積が小さいので、通過する未混合液の流速を高めて吐出させることができ、吐出した未混合液と容器102内の未混合液とが衝突する際の衝撃によって攪拌効果が格段と向上する。
そして、未混合液が充分に混合されることにより、温水と大豆粉末が充分に混合された液体(以下、単に混合液と称する)が得られたことをもって攪拌工程が終了したら、三方弁116を切り換えて、その混合液を豆腐製造設備の次工程である煮窯装置(図示略)へと移送する。
このように、攪拌装置100は、混合液を豆腐製造設備の次工程である煮窯装置へと移送するために別途ポンプ等を設けることを必要としない構成となっているので、設備費を低減することができる。また、未混合液の攪拌と混合液の移送とを連続して行えるので豆腐製造のサイクルタイムを短縮することができる。特に、豆腐製造においては、攪拌から煮窯、保温貯留、冷却成形といった全体の工程のうち攪拌と煮窯をいかに短時間で済ませるかによって豆腐の風味に差が出るため、これらの工程間の移送時間が短縮されることは重要な意義を持つ。
さらに、容器102内の混合液の煮釜装置への移送が終了したら、モータを停止し、攪拌羽根108の回転を止める。以降、同様の攪拌工程を繰り返し行う。
以上に説明したように、本発明の攪拌装置においては、容器内の旋回流、攪拌羽根と開口部とのせん断力、攪拌空間、凹凸形状形成部での揉み、循環経路部からの吐出による衝突、と多段にわたって混合液の攪拌、混合作用を向上させる作用が発揮される構成を有することから、未混合液にはキャビテーションが発生するような高負荷がかからずに短時間で、かつ良好な混合状態の混合液を得ることができる。また、本発明の豆腐製造設備としての攪拌装置によって得られる大豆粉末と温水の混合液は、熱変性が極めて少なく気泡の混合も少ないので、豆腐製造の中間原料として理想的である。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、本発明の実施の形態では、豆腐製造設備としての攪拌装置を例示して説明したが、本発明の攪拌装置は、粉体と液体の混合において短時間で、かつ熱変性なしに、さらには気泡の混入の少ない混合液を得ることが要求される場合に好適であり、混合する対象物が大豆粉末と水(または温水)に特定されることはない。
本発明の実施の形態における攪拌装置の構造を模式的に表した側面方向からの断面図である。 図1に示す攪拌装置の攪拌羽根室内の構造を模式的に表した部分拡大図である。 図2に示すインペラのA−A断面における図中矢印方向からの断面図である。 従来の攪拌装置の構成を模式的に表した側面方向からの断面図である。
符号の説明
100 攪拌装置
102 容器
102a 上部側壁
102b 下部縮径部
102c 底部
103 攪拌羽根室
103a 攪拌空間
104 攪拌羽根開口部
104a 開口部内壁傾斜面
104b 開口部天井面
105 攪拌羽根室側壁
105a 内周面
106 攪拌羽根室底板
106a 上面
107 加圧室
108 攪拌羽根
109 回転軸
110 渦流羽根
110a 渦流羽根外周傾斜面
111 ロータボディ
111a ロータボディ外周部
111b 凹凸形状形成部
111c ロータボディ下端面
112 インペラ
112a 外周部
112b ベース
113 カッターブレード
114 遠心羽根
115 循環通路
115a 取入口
115b 吐出口
116 三方弁
117 架台

Claims (6)

  1. 容器の底部に粉体と液体とを混合するための攪拌手段を備えた攪拌装置において、
    前記攪拌手段が、前記容器の底部に開口した攪拌羽根室と、当該攪拌羽根室内に収納された攪拌羽根とからなり、当該攪拌羽根が上段の渦流羽根と下段の遠心羽根とが同軸に設けられて構成されており、前記渦流羽根がロータボディと当該ロータボディの上端面に放射状に設けられたインペラとからなり、前記ロータボディ下端面と前記攪拌羽根室の内側壁面と前記攪拌羽根室の内底面との間に加圧室が形成されており、前記遠心羽根が前記加圧室内に配置されており、前記加圧室と前記容器の上部側壁に設けられている開口とが循環通路を介して連通されていることを特徴とする攪拌装置。
  2. 前記インペラの外周面と前記ロータボディの外周面とを連続する傾斜面とし、前記攪拌羽根室の開口部の内側壁面の下部を前記連続する傾斜面の略延長面上の傾斜面とし、前記インペラの上端面と前記攪拌羽根室の開口部の下端面とが近接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
  3. 前記インペラの上端面に回転方向に向かって延出するカッターブレードが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の攪拌装置。
  4. 前記ロータボディの外周面の下部に円筒部が設けられており、当該円筒部の表面に凹凸が形成されているとともに、前記攪拌羽根室の内側壁と前記円筒部とが近接して配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の攪拌装置。
  5. 前記容器の下部が縮径しており、当該容器の内壁面の下部が前記攪拌羽根室の開口部の内側壁面の上部と連続していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の攪拌装置。
  6. 前記粉体が大豆粉末であり、かつ前記液体が水または温水であって、
    前記循環通路が他の豆腐製造設備へと分岐しているとともに、当該分岐点には前記容器の上部側壁へ通じる通路と前記他の豆腐製造設備へ通じる通路とを切り換えるための三方弁が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の攪拌装置。






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