JP2007174741A - 電線端末部の芯線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線端末部に露出させた芯線に素線の欠損があるかないかを確実に検査できる電線端末部の芯線検査装置を提供する。
【解決手段】左右方向に延びつつ前後方向に移動する電線1の芯線2に向けて、上下方向、斜め前方向および斜め後方向にそれぞれレーザー光を照射する第1および第2の検査装置本体10,30を間隔を開けて並設する。電線搬送手段40は、第1および第2の検査装置本体10,30の間において、電線1をその軸線回りに90度回動させる。これにより、複数の方向から芯線を検査することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線端末部の絶縁被覆を除去して露出させた芯線を検査するシステムに関し、より詳しくは、芯線にレーザー光を照射することにより芯線を構成している素線に欠損が有るか無いかを検査する技術に関する。
従来、電線端末部の絶縁被覆を除去して芯線を露出させるとともにこの芯線に端子を圧着する電線端末処理装置が広く用いられているが、この装置には、絶縁被覆を除去する作業が良好に行われたかどうかを検査する装置が並設されることがある(例えば、下記特許文献1,2を参照)。
下記特許文献1に記載されている「電線端部の皮剥加工検査装置」の構造について図15を参照して概説すると、この装置は、電線1の端末部の絶縁被覆を皮剥して芯線2を露出させる作業が良好に行われたかどうかを検査するために、発光器3から受光器4に向かってレーザー光を照射する。
そして、図15中の矢印方向に移動する電線1の芯線2がこのレーザー光の光路を横切ると、受光器4の受光面5に設けられているスリット6に入射するレーザー光の受光量が減少する。
図16は、スリット6に入射した受光量の変化に伴う検出電圧の時間的な変化を示しており、領域1は芯線2がレーザー光の光路を横切る前の状態、領域2は芯線2がレーザー光の光路を横切り始めた状態、領域3は芯線2がレーザー光の光路を横切っている最中の状態にそれぞれ対応している。
そして、図15に示した装置は、領域3における検出電圧VDが第1基準値VHと第2基準値VLとの間にある状態が所定時間続いた場合に、皮剥加工が良好に行われたと判定する。
特開平6−225423号公報 特許第2651305号公報
ところで、電線1の端末部から絶縁被覆を除去して芯線2を露出させるために、互いに接離する一対のストリップ刃を用いると、図17に示したように様々な状態が発生することがある。
すなわち、図17(a)は除去作業が良好に行われた状態を示しており、芯線2は露出していて欠損もない。
これに対して、図17(b)の状態では絶縁被覆1aが残存しており、また図17(c)の状態では芯線2がストリップ刃によって完全に切断されている。
さらに、図17(d)の状態では芯線2を構成している複数の素線のうち上方の芯線2aは残っているものの下方の素線2bが欠損しており、図17(e)の状態では上下両方の素線2a,2bが欠損している。
したがって、絶縁被覆を除去する作業が良好に行われたかどうかを検査する装置には、絶縁被覆1aが除去されたか否かを検出する機能に加えて、露出させた芯線2に素線の欠損が有るかないかを検出する機能も求められる。
また、検査対象である電線は、一般的に7本〜19本の素線から構成され、1本の中心素線の周囲に残りの素線を螺旋状に巻き付けた構造となっている。
そのような電線の一例として図18(a)に示した電線は、1本の中心素線の周囲に6本の素線を円周方向に60度ずつ等間隔に配置した構造となっている。
このとき、図15に示した従来の装置は、1本の光軸に沿って照射されるレーザー光を用いて検査する形式である。
これにより、図18(a)に示したように照射されたレーザー光が芯線2によってられる部分の幅を「遮光幅」と呼ぶときに、図18(b)に示したように下方の素線2b,2b′,2dが欠損した場合や、図18(c)に示したように上方の素線2a,2a′,2cが欠損した場合においても遮光幅に変化はない。
同様に、図19(a)に示したように芯線2の角度位置が変化したときに、図19(b)に示したように下方の素線2b′,2dが欠損した場合や、図19(c)に示したように上方の素線2a,2cが欠損した場合においても遮光幅に変化はない。
したがって、図15に示した従来の装置は、電線端末部の絶縁被覆1aが除去されたどうかは検査できるが、芯線が欠損しているかどうかについては検査することができない。
さらに、図15に示した従来の装置は、検出電圧VDと第1基準値VHおよび第2基準値VLとの関係に基づいて電線端末部の絶縁被覆1aが除去されたどうかを判定するものである。
そのため、判定基準となる第1基準値VHおよび第2基準値VLを設定する必要があるが、上述したように芯線の角度位置によって遮光幅は変化する。
したがって、芯線が欠損していない電線を多数検査して判定基準を設定しなければならず、設定作業が煩雑である。
さらに、図15に示した従来の装置において、発光器3および受光器4のレンズやフィルタに埃等が付着すると、投光量および受光量が少なくなって検出電圧VDが低下する。 このとき、図15に示した従来の装置は1本の光軸に沿って照射されるレーザー光を用いる形式であるため、検出電圧VDの低下の原因が、遮光幅の変化によるのか、埃等の付着によるのか、あるいはレーザー光の照射強度の低下によるのか、その判別が困難であり、発光器3や受光器4を保守点検する作業が煩雑となる。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、電線端末部に露出させた芯線を構成している素線に欠損があるかないかを確実に検査できるばかりでなく、判定基準の設定が容易であり、かつ保守点検作業の労力を低減できる電線端末部の芯線検査装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1に記載した手段は、
電線端末部の絶縁被覆を除去して露出させた芯線にレーザー光を照射することにより前記芯線を検査する装置であって、
左右方向に水平に延びる電線を前方に搬送する搬送手段と、
搬送方向に間隔を開けて配置された前後一対の検査装置本体と、を備え、
前記検査装置本体は、
前記電線の芯線に向けて、上下方向、斜め前方向および斜め後方向にそれぞれレーザー光を照射するレーザー光照射手段と、
これらのレーザー光照射手段から照射されたレーザー光をそれぞれ受光するとともに受光した光量に応じた検出電圧をそれぞれ出力するレーザー光受光手段と、
これらのレーザー光受光手段からそれぞれ得られた検出電圧に対応する受光量と判定基準とに基づいて前記芯線の良否を判定する判定手段と、を有しており
前記搬送手段は、前記前後一対の検査装置本体の間において前記電線をその軸線の回りに所定角度だけ回動させる電線回動部を有していることを特徴とする。
なお、レーザー光照射手段からそれぞれ照射されるレーザー光の光軸は、前後上下に延びる一つの平面上に配置することもできるし、左右方向に位置をずらせて配置することもでき、さらには前後方向に位置をずらして配置することもできる。
また、レーザー光のいずれかを芯線の真上から下方に照射し、残りのレーザー光を芯線に対して斜め前上方および斜め後ろ上方からそれぞれ斜め下方に照射し、あるいは残りのレーザー光を芯線に対して斜め前下方および斜め後ろ下方からそれぞれ斜め上方に照射することもできる。
また、斜め前方向あるいは斜め後方向に、それぞれ複数のレーザー光を照射することもできる。
さらに、搬送装置が電線をその軸線周りに回動させる所定の角度は、芯線を構成している素線のうち、少なくとも芯線の表面に露出している素線の全てにレーザー光を照射できるように、素線の本数および配置角度に応じて定めることができる。
すなわち、請求項1に記載した電線端末部の芯線検査装置は、その芯線を検査する電線を前方に搬送する経路の途中に、芯線に向かって複数の方向からレーザー光を照射する一対の検査装置本体を前後に並設するとともに、前側の検査装置本体から後側の検査装置本体へと搬送する間に電線をその軸線の回りに回動させるものである。
これにより、前側の検査装置本体においてある素線の切損の有無を検出できない場合でも、後側の検査装置本体において異なる角度でレーザー光を照射してその素線の切損の有無を検査することができるから、電線端末部に露出させた芯線を構成している素線について欠損があるかないかを確実に検査することができる。
また、芯線に向かって複数のレーザー光を照射する構造の検査装置本体を前後方向に並べた構造であるから、芯線を構成しているすべての素線にレーザー光を照射するべく芯線を回動させる角度を小さいものとすることができ、1本の電線の検査に要する時間を短縮することができる。
また、慣性質量の小さい電線を回動させる構造であるから、電線の回動に要する時間を小さくして、大量の電線を高い速度で検査することができる。
また、請求項2に記載した手段は、請求項1に記載した芯線検査装置において、
斜め前方向および斜め後方向にそれぞれ照射されるレーザー光が、上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときに等しい角度をなすように、前記レーザー光照射手段がそれぞれ配設されることを特徴とする。
すなわち、請求項2に記載した芯線検査装置においては、斜め前方向および斜め後方向にそれぞれ照射されるレーザー光の光軸が、上下方向に照射されるレーザー光の光軸に対して、前後方向に対称である。
これにより、検査対象の芯線を構成している素線が前後対称に配設されている場合には、その断面形状に合わせた最適な角度位置にレーザー光照射手段を配置して、この芯線を構成している素線の欠損を確実に検出することができる。
また、請求項3に記載した手段は、請求項1に記載した芯線検査装置において、前記レーザー光照射手段が、
上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときに、第1の角度をなして斜め方向にレーザー光を照射するように配設された第1のレーザー光照射手段と、
上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときに、前記第1の角度より大きい第2の角度をなして斜め方向にレーザー光を照射するように配設された第2のレーザー光照射手段と、を有していることを特徴とする。
なお、第1および第2のレーザー光照射手段の数は、それぞれ1つには限定されない。 例えば、上下方向に照射されるレーザー光の光軸に対して前後対称に配設した2つの第1のレーザー光照射手段と、上下方向に照射されるレーザー光の光軸に対して前後対称に配設した2つの第2のレーザー光照射手段とを組み合わせることができる。
また、上下方向に照射されるレーザー光の光軸に対して前後対称に配設した2つの第1のレーザー光照射手段と、上下方向に照射されるレーザー光の光軸に対して前側あるいは後側に配設した1つの第2のレーザー光照射手段とを組み合わせることもできる。
すなわち、請求項3に記載した芯線検査装置は、上下方向に照射されるレーザー光の光軸に対して異なる角度でそれぞれ斜め方向に照射されるレーザー光を用いて芯線を検査するものである。
これにより、芯線を構成している複数の素線のいずれかが欠損している場合に、いずれかのレーザー光が芯線によって遮られる遮光幅の減少として検出できる確率をさらに高めることができるから、電線端末部に露出させた芯線に欠損があるかないかをより一層確実に検査することができる。
また、請求項4に記載した手段は、請求項1乃至3のいずれかに記載した芯線検査装置において、前側に配置された前記検査装置本体においてレーザー光が互いになす角度と、後側に配置された前記検査装置本体においてレーザー光が互いになす角度とが異なることを特徴とする。
すなわち、請求項4に記載した芯線検査装置によれば、検査する芯線に対して様々に異なる角度からレーザー光を照射することができるから、芯線を構成している素線の欠損を確実に検出することができる。
また、請求項5に記載した手段は、請求項1乃至4のいずれかに記載した芯線検査装置において、
前記芯線が、中心の1本の素線の周りに6本の素線を円周方向に等角度で配設したものであり、
かつ前記レーザー光照射手段は、斜め前方向および斜め後方向にそれぞれ照射されるレーザー光が、上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときにそれぞれ37.5度〜52.5度の角度をなすように配設されることを特徴とする。
すなわち、1本の中心素線の周囲に6本の素線が円周方向に等角度で配設されている電線を検査する場合に、上下方向に照射されるレーザー光と斜め方向に照射されるレーザー光とが互いに37.5度〜52.5度、好ましくは45度の角度をなすように配置すると、この芯線を構成している素線が各レーザー光の光軸方向に重なり合う状態を最小限に抑えることができる。
これにより、電線端末部に露出させた芯線に欠損があるかないかを確実に検査することができる。
また、請求項6に記載した手段は、請求項5に記載した芯線検査装置において、
前記搬送手段が前記電線をその軸線の回りに回転させる所定の角度は、90度であることを特徴とする。
すなわち、1本の中心素線の周囲に6本の素線が円周方向に等角度で配設されている電線の場合には、周囲の6本の素線が電線の軸線に対し円周方向に60度の間隔で並んでいる。
これにより、前側の検査装置本体においてレーザー光を照射した方向に素線が重なり合っていて、ある素線の欠損の有無を検査できなかった場合でも、電線をその軸線回りに90度回動させてから後側の検査装置本体においてレーザー光を照射して検査することにより、前側の検査装置本体において検査できなかった素線にレーザー光を照射して欠損の有無を検査することができる。
なお、芯線を構成している素線の配置構造に合わせて、電線を回動させる角度を最適に選択できることは言うまでもない。
例えば、1本の中心素線の周囲に6本の素線が円周方向に等角度で配設されている電線の場合に、レーザー光の光軸が互いになす角度によっては、電線を回動させる角度を60度に設定することもできる。
また、請求項7に記載した手段は、請求項1乃至6のいずれかに記載した芯線検査装置に、
レーザー光を発生させる一つのレーザー光発生手段と、
このレーザー光発生手段から得られたレーザー光を等分して前記レーザー光照射手段に分配するレーザー光等分配手段と、
、をさらに追加したものである。
すなわち、請求項7に記載した芯線検査装置においては、各レーザー光照射手段から芯線に向かってそれぞれ照射されるレーザー光の強度を等しくすることができる。
これにより、各レーザー光受光手段から得られた検出信号の信号レベルに異常が生じた場合に、調整手段は、各レーザー光受光手段のいずれに異常があるのかを容易に判別することができる。
したがって、各レーザー光受光手段から得られる検出信号の信号レベルが等しくなるように調整する作業をより一層正確に行い、芯線の検査精度を向上させることができる。
また、請求項8に記載した手段は、請求項7に記載した芯線検査装置に、
前記レーザー光受光手段から得られた検出電圧に対応する受光量のレベルをそれぞれ補正する補正手段と、
前記補正手段の作動を個別に制御する補正制御手段と、をさらに追加したものである。
そして、前記補正制御手段は、前記補正手段によって補正された後の前記検出電圧に対応する受光量のレベルが、前記レーザー光が前記芯線によって遮られていないときに互いに等しくなるように前記補正手段をそれぞれ制御することを特徴とする。
なお、検出電圧に対応する受光量のレベルを等しくする補正は、予め定めた受光量レベルに合わせることもできるし、受光量レベルが同一な検出信号を基準として受光量レベルにずれが生じた他の検出信号の受光量レベルを補正することもできる。
また、検出電圧に対応する受光量レベルを補正する動作は、芯線を検査する合間に自動的にかつ継続して実施することができる。
すなわち、請求項8に記載した芯線検査装置においては、例えば1つのレーザー光受光手段に埃が付着して、このレーザー光受光手段から出力される検出電圧に対応する受光量レベルが低下した場合に、その受光量レベルを補正して、他のレーザー光受光手段から出力された検出電圧に対応する受光量レベルに合わせることができるから、芯線の検査精度を高い状態に維持することができる。
また、レーザー光照射手段やレーザー光受光手段のレンズやフィルタに付着した埃を除去する保守点検作業を不要としあるいはその労力を低減することもできる。
また、請求項9に記載した手段は、請求項1乃至8のいずれかに記載した芯線検査装置に、
良品の芯線を検査したときに前記レーザー光受光手段からそれぞれ得られた検出電圧に対応する受光量のうち、所定時間内における最大値および最小値をそれぞれ検出する最大値/最小値検出手段と、
前記最大値にその値のa%を上乗せした最大許容値と前記最小値からその値のb%を減じた最小許容値とをそれぞれ算出して判定基準を設定する判定基準設定手段と、
検査対象の芯線を検査するときに前記レーザー光受光手段からそれぞれ得られた検出電圧に対応する受光量が前記最大許容値と最小許容値との間にあるときに前記芯線が良品であると判定する判定手段と、をさらに追加したものである。
なお、a%,b%の値は異なる値とすることもできるし等しい値とすることもできる。
すなわち、請求項9に記載した芯線検査装置は、その素線に欠損がない良品の芯線の最大径および最小径を検出するとともに、最大径についてはa%、最小径についてはb%の許容範囲を設けて判定基準を設定する。
これにより、電線の曲がり矯正に伴う芯線の扁平化によって、その芯線の最大径がより大きくなり、かつその芯線の最小径がより小さくなった場合にも対応することができる。
また、請求項10に記載した手段は、請求項9に記載した芯線検査装置に、前記aの値および前記bの値を前記判定基準設定手段にそれぞれ入力する判定レベル入力手段を追加したものである。
なお、a%およびb%の値はそれぞれ個別に増減させることもできるし、a%およびb%を等しく保ちながら増減させることもできる。
すなわち、請求項10に記載した芯線検査装置によれば、検査する芯線の寸法や形状、あるいは曲がり矯正のレベルに合わせて許容範囲を調整し、最適な判定基準を設定することができる。
また、請求項11に記載した手段は、請求9または10に記載した芯線検査装置において、前記最大値/最小値検出手段が、前記レーザー光受光手段から得られた検出電圧に対応する受光量が所定値を超えて低下したときに、前記受光量の最大値および最小値の検出を開始することを特徴とする。
すなわち、請求項11に記載した芯線検査装置によれば、芯線がレーザー光を遮ったときに発生する検出電圧に対応する受光量の急激な降下を検出し、一定レベル以上の降下があった場合に受光量の最大値/最小値の検出を開始できるため、芯線の移送を検出するセンサや測定開始を指令する指令手段等の機器を別途設ける必要がなく、芯線検査装置の機構を簡素なものとすることができる。
本発明によれば、電線の端末部に露出させた芯線に欠損があるかないかを確実に検査できるばかりでなく、判定基準の設定が容易であり、かつ保守点検作業の労力を低減できる電線端末部の芯線検査装置を提供することができる。
以下、図1〜図14を参照し、本発明に係る電線端末部の芯線検査装置の一実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、検査する電線が延びる方向を左右方向、検査する電線が移動する方向を前後方向、鉛直方向を上下方向と言う。
まず最初に図1〜図3を参照し、本実施形態の芯線検査装置の構造およびその動作について説明する。
図1に示したように、本実施形態の芯線検査装置100は、検査する電線1の芯線2にーザー光を照射して検査する第1の検査装置本体10と、この第1の検査装置本体10よりも電線搬送方向の前方に間隔を開けて並設された第2の検査装置本体30と、左右方向に水平に延びる電線1を前方に搬送する搬送手段40とを備えている。
第1の検査装置本体10は、基部11a,上腕部11b、および下腕部11cを有し、図2に示したように前後方向から見たときの全体形状が略コ字型となっている。
そして、各腕部11b,11cの間の隙間12の内部を、左右方向(図2において図示左右方向)に水平に延びる電線1の芯線2が、前後方向(図1において図示左右方向)に移動するようになっている。
第2の検査装置本体30は、第1の検査装置本体10の前方に配置されている点を除いて、第1の検査装置本体10と同一構造である。
これにより、第1の検査装置本体10の説明をもってその説明に代える。
搬送手段40は、前後方向に延びるベース部41上において前後方向にスライド自在なスライド部42と、このスライド部42上に立設された、電線1の先端近傍をその軸線回りに回動自在に保持する電線保持部43とを有している。
そして、この搬送手段40は、図1および図2に模式的に示したように、第1の検査装置本体10を通過するまで電線1を前方に搬送した後、第2の検査装置本体30に達する手前において電線1をその軸線回りに90度回動させ、次いで第2の検査装置本体30を通過するまで電線1をさらに前方に搬送する。
第1の検査装置本体10の基部11aには、図3中に示したレーザー光発生手段13と、このレーザー光発生手段13が発生させたレーザー光を3等分するレーザー光等分配手段14(スプリッタ、ミラー等)とが内蔵され、かつ上腕部11bには3つのレーザー光照射手段(レンズ、フィルタ等)15a,15b,15cが内蔵されている。
これにより、3つのレーザー光照射手段15a,15b,15cから芯線2に向かってそれぞれ照射されるレーザー光の強度は互いに等しい。
各レーザー光照射手段15a,15b,15cから照射されたレーザー光は、図1および図2に示したように、それぞれ第1〜第3の光軸16,17,18に沿って進み、下腕部11cに内蔵されている3つのレーザー光受光手段(フォトダイオード等)19a,19b,19cに達する。
なお、各レーザー光は、その前後方向の幅が検査対象である芯線の径より十分に大きい約5ミリメートル程度となっており、かつその左右方向の厚みは約0.3ミリメートル程度となっていて、薄い断面形状として照射される。
図1および図2に示したように、第1〜第3の光軸16,17,18は前後上下に延びる1つの平面上にあって、第1の光軸16は上方から下方へと鉛直方向に延び、第2の光軸17は斜め後ろ上方から斜め前下方へと延び、第3の光軸18は斜め前上方から斜め後ろ下方へと延びている。
そして、第2の光軸17および第3の光軸18は、左右方向から見たときに、第1の光軸16に対して前後方向に対称でそれぞれθ度の角度をなして交差している。
3つの受光手段19a,19b,19cは、受光したレーザー光の受光量に応じた検出電圧をそれぞれ出力する。
そして、3つの受光手段19a,19b,19cから出力されたアナログ信号である検出電圧は、図3中に示したA/Dコンバータにおいて、その検出電圧に対応する受光量レベルを表すデジタル信号に変換される。
また、A/Dコンバータからそれぞれ出力されたデジタル信号が表す受光量レベルは、図4に示したように変化し、領域1は芯線2がレーザー光の光路を横切る前の状態、領域2は芯線2がレーザー光の光路を横切り始めた状態、領域3は芯線2がレーザー光の光路を横切っている最中の状態、領域4は芯線2がレーザー光の光路から出て行く状態にそれぞれ対応している。
第1の検査装置本体10の基部11aには、図3中に示した制御部20が内蔵されている。
A/Dコンバータから出力されたデジタル信号は、制御部20の3つの補正手段21a,21b,21cにそれぞれ入力し、そこにおいて対応する受光量レベルが補正される。
具体的に説明すると、受光手段19a,19b,19cが出力した検出電圧は、受光手段19a,19b,19cが受光したレーザー光の受光量に対応した値である。
また、A/Dコンバータが出力するデジタル信号は、受光手段19a,19b,19cが出力した検出電圧、したがって受光量レベルに対応した値となっている。
このとき、補正手段21a,21b,21cは、A/Dコンバータから入力したデジタル信号と受光量レベルとの対応関係を、例えば補正量に応じた数値を一律に加算しあるいは減算することにより補正する。
補正制御手段22は、3つの補正手段21a,21b,21cにおいてそれぞれ補正されたデジタル信号が表す受光量のレベルが、各レーザー光が芯線2によって遮られていないときに所定の値に一致するように、各補正手段21a,21b,21cを制御する。
これにより、図3のグラフの領域1、すなわち芯線2がレーザー光の光路を横切っていないときに、3つのデジタル信号がそれぞれ表す受光量のレベルは等しくなる。
3つの補正手段21a,21b,21cにおいてそれぞれ受光量レベルが補正されたデジタル信号は、最大値/最小値検出手段23に入力する。
このとき、芯線2が搬送方向に前進してレーザー光の光路を遮ると、最大値/最小値検出手段23に入力するデジタル信号が表す受光量レベルが急激に低下する(図3のグラフの領域2)。
そして、3つのデジタル信号のうちの少なくとも1つのデジタル信号が表す受光量レベルが、領域1における受光量レベルに対して所定の値c%を超えて低下すると、最大値/最小値検出手段23に含まれているトリガ検出手段(図示せず)がこの低下を検出し、サンプリング機能を起動させる。
すると、最大値/最小値検出手段23は、芯線2が前進してレーザー光の光路を完全に遮っている間(図3のグラフの領域3)に、入力した3つのデジタル信号を所定時間において所定回数だけそれぞれサンプリングし、受光量に関する情報をバファリングする。
そして、バファリングしたデータに基づいて受光量レベルの最大値および最小値を検出し、判定基準設定手段24および判定手段25にそれぞれ出力する。
判定基準設定手段24は、その素線に欠損がない良品の芯線2を検査して得られた受光量レベルの最大値および最小値に基づいて、図3に示したような許容範囲を設定する。
すなわち、良品の芯線2を検査して得られた受光量の最大値に対してそのa%の値を上乗せして上限の受光量を算出するとともに、良品の芯線2を検査して得られた受光量の最小値からそのb%の値を減じて下限の受光量を算出する
これにより、上限の受光量レベルと下限の受光量レベルとの間が許容範囲(判定基準)となる。
判定レベル入力手段26は、上限および下限の受光量を算出するために用いるa%およびb%の値を判定基準設定手段24にそれぞれ入力する。
これにより、例えば電線1の寸法や種類を変更する場合、あるいは電線1の曲がり矯正レベルを変更する場合に、判定基準を適切に設定することができる。
判定手段25は、検査対象の製品である電線1の芯線2を検査することに伴って最大値/最小値検出手段23から出力された最大値/最小値の両方が共に許容範囲内にあるときに合格の判定信号を出力し、いずれか一方あるいは両方が許容範囲内にないときに不合格の判定信号を出力する。
次に図4〜図8を参照し、本実施形態の芯線検査装置100を用いた製品検査について説明する。
この製品検査においては、まず最初に第1および第2の検査装置本体10,30の両方について点検を行い、次いで良品の電線を用いて第1および第2の検査装置本体10,30の両方において判定基準(許容範囲)を設定し、その後に製品の検査を行う。
なお、第1および第2の検査装置本体10,30における点検作業および判定基準設定作業は同一であるため、第1の検査装置本体10についての説明をもってその説明に代える。
第1の検査装置本体10においては、1つのレーザー光発生手段13が発生させたレーザー光をレーザー光等分配手段14において3等分し、3つのレーザー光照射手段15a,15b,15cに分配している。
これにより、3つのレーザー光照射手段15a,15b,15cから3つの光軸16,17,18に沿って芯線2にそれぞれ照射されるレーザー光の強度は互いに等しいから、芯線2が各レーザー光を遮っていない状態、すなわち図4における領域1の状態においては、最大値/最小値検出手段23にそれぞれ入力するデジタル信号が表す受光量レベルは等しいはずである。
しかしながら、これらのデジタル信号が表す受光量レベルにずれがある場合には、図5に示したフローチャートのステップ(以下Sで表す)1〜S4に示したように、補正制御手段22が3つの補正手段21a,21b,21cの作動をそれぞれ制御し、芯線2が各レーザー光を遮っていない状態において各補正手段21a,21b,21cから最大値/最小値検出手段23にそれぞれ入力するデジタル信号が表す受光量レベルを等しくなるようにする。
なお、このような点検は、芯線2の検査が行われていない間に自動的にかつ絶え間なく実施されるため、芯線2の検査を開始する前に作業者が調整する必要はない。
また、検査中にレーザー光照射手段15a,15b,15cあるいはレーザー光受光手段19a,19b,19cのいずれかに埃等が付着して、そこから出力されるデジタル信号が表す受光量レベルが低下した場合には、そのデジタル信号が入力する補正手段によって受光量レベルを補正することができるから、芯線の検査精度を常に高い状態に維持することができる。
次いで、図6のフローチャートに示したように、第1の検査装置本体10に良品の電線1を供給して判定基準(許容範囲)の設定を行う。
具体的に説明すると、図6のフローチャートのS11に示したように良品の電線1を供給し、その芯線2がレーザー光の光路を遮ると、最大値/最小値検出手段23に入力する3つのデジタル信号が表す受光量レベルが急激に降下するはずである(図4のグラフの領域2)。
しかしながら、S12の判別ステップにおいて、受光量レベルの降下が所定値(c%)より小さいと判別された場合には、第1の検査装置本体10に異常が発生しているおそれがあるため、S13において判定基準の設定作業を中止し、S14に進んで第1の検査装置本体10の点検を行う。
そして、第1の検査装置本体10の点検が終了した段階で、再度、良品の電線1を供給する。
これに対して、S12の判別ステップにおいて受光量レベルの降下が所定値(c%)より大きいと判別されると、最大値/最小値検出手段23に含まれているトリガ検出手段がこの低下を検出し、サンプリング機能を起動させる(S15)。
すると、最大値/最小値検出手段23は、入力する3つのデジタル信号を上述した領域3における所定の時間範囲内において所定回数だけそれぞれサンプリングし、受光量レベルに関するデータをバファリングする(S16)。
その後、最大値/最小値検出手段23は、バファリングしたデータに基づいて受光量の最大値および最小値を検出し、判定基準設定手段24に出力する(S17)。
次いで、検査作業を行う作業員が、検査する電線1の寸法や種類あるいは曲がり矯正レベルに合わせて、許容値であるa%およびb%の値を入力すると(S18)、判定基準設定手段24は図3に示したような判定基準(許容範囲)を設定する(S19)。
これにより、第1の検査装置本体10における点検および判定基準(許容範囲)の設定が完了する。
全く同様に、第2の検査装置本体30についての点検作業および判定基準(許容範囲)の設定作業を完了させる。
これにより、第1および第2の検査装置本体10,20に対して検査対象である製品の電線を順次供給し、製品の検査を開始できる状態となる。
製品を検査する際には、図7のフローチャートのS21に示したように、第1の検査装置本体10に対して検査対象の電線1を供給する。
そして、その芯線2がレーザー光の光路を遮ると、最大値/最小値検出手段23に入力する3つのデジタル信号が表す受光量レベルが急激に降下するはずである(図8のグラフの領域2)。
しかしながら、S22の判別ステップにおいて、受光量レベルの降下が所定値(c%)より小さいと判別された場合には、第1の検査装置本体10に異常が発生しているおそれがあるため、S23において判定基準の設定作業を中止し、S24に進んで第1の検査装置本体10の点検を行う。
第1の検査装置本体10の点検が終了した段階で、検査対象の電線1を供給する。
これに対して、S22の判別ステップにおいて受光量レベルの降下が所定値(c%)より大きいと判別されると、最大値/最小値検出手段23に含まれているトリガ検出手段がこの低下を検出し、サンプリング機能を起動させる(S25)。
すると、最大値/最小値検出手段23は、入力する3つのデジタル信号を上述した領域3における所定の時間範囲内において所定回数だけそれぞれサンプリングし、受光量レベルに関するデータをバファリングする(S26)。
そして、最大値/最小値検出手段23は、バファリングしたデータに基づいて受光量の最大値および最小値を検出し(S27)、判定手段25に出力する。
すると、判定手段25は、最大値/最小値検出手段23から入力した受光量の最大値および最小値を判別し(S28)、判定基準(許容範囲)に入っている場合には合格判定信号を出力し(S29)、判定基準(許容範囲)に入っていない場合には不合格判定信号を出力する(S30)。
第1の検査装置本体10における検査が終了した電線1は、搬送手段40によってさらに前方に搬送される。
このとき、搬送手段40は、第2の検査装置本体30に達する手前において、電線1をその軸線回りに90度回動させ、次いで第2の検査装置本体30を通過するまで電線1をさらに前方に搬送する。
第2の検査装置本体30においては、第1の検査装置本体10における場合と全く同様に芯線2の検査が行われる。
そして、第1および第2の検査装置本体10,30の両方から合格判定信号が得られた場合に、その電線1の芯線2を構成している素線には欠損がないと判断する。
ところで、図9〜図14に示したように、電線1が1本の中心素線の周囲に6本の素線を円周方向に等角度で配設したものである場合、第1および第2の検査装置本体10,20において各レーザー光の光軸16,17,18が互いになす角度によっては、芯線2を構成している素線の欠損を検出することができないことがある。
θ=30度の場合
具体的に説明すると、図9に示したように各光軸16,17,18がなす角度θの値が30度の場合、芯線2が図9(a)に示した角度位置にあるときには、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより、素線2a,2b′の欠損を検出することはできる(○を付けてある)。
同様に、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2a′,2bの欠損を検出することもできる(○を付けてある)。
しかしながら、最も上方の素線2cおよび最も下方の素線2dは、光軸16,17,18の方向において他の素線と重なり合うため、その欠損は検出することができない(×を付けてある)。
これに対して、芯線2が図9(b)に示した角度位置にあるときには、光軸16に沿ったレーザー光の遮光幅1を検出することにより素線2c,2dの欠損を検出することはできる(○を付けてある)。
しかしながら、素線2a,2b,2a′,2b′は光軸17,18の方向において他の素線と重なり合うため、その欠損を検出することはできない(×を付けてある)。
したがって、各光軸16,17,18がなす角度θの値が30度の場合には、芯線2を構成している素線のうち、図9中に×を付した芯線の欠損を検出することができない。
このとき、本実施形態の芯線検査装置100は、第1および第2の検査装置本体10,30の両方を用いて芯線2を検査するようになっている。
これにより、第1の検査装置本体10において検査するときの芯線2の角度位置が図9(a)に示したものであった場合、搬送手段40が電線1をその軸線回りに90度回動させるので、第2の検査装置本体30において検査するときの芯線2の角度位置は図9(b)に示した状態となる。
これにより、第1の検査装置本体10において検査できなかった素線2c,2dは、第2の検査装置本体30において検査することが可能となる。
具体的に説明すると、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図9(a)に示したものである場合、素線2a,2a′,2b,2b′のいずれか一つでも欠損しているときには第1の検査装置本体10において不合格判定となるが、素線2c,2dが欠損していても第1の検査装置本体10においては検査することができず合格判定が出ることになる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては素線2c,2dが図9(b)に示した角度位置にあるから、素線2c,2dの少なくともいずれか一方に欠損が有れば第2の検査装置本体30においては不合格判定が出ることになる。
これとは反対に、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図9(b)に示したものである場合、素線2c,2dのいずれか一つでも欠損していると第1の検査装置本体10において不合格判定となるが、素線2a,2a′,2b,2b′のいずれが欠損していても、第1の検査装置本体10においては検査できず合格判定が出る。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては素線2a,2a′,2b,2b′が図9(a)に示した角度位置にあるから、これらの素線2a,2a′,2b,2b′の少なくともいずれか一つに欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定が出ることになる。
したがって、本実施形態の芯線検査装置100によれば、第1および第2の検査装置本体10,30の両方において、光軸16,17,18が互いになす角度θの値が30度に設定されていても、芯線2を構成している全ての素線について確実に検査し、芯線検査装置100の全体として合格あるいは不合格の判定を正確に出すことができる。
θ=37.5度の場合
また、図10に示したように各光軸16,17,18がなす角度θの値を37.5度に設定した場合には、芯線2が図10(a)に示した角度位置にあるときに、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより素線2a,2b′の欠損を検出することができる(○を付けてある)。
同様に、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2a′,2bの欠損を検出することができる(○を付けてある)。
しかしながら、最も上方の素線2cおよび最も下方の素線2dは、光軸16,17,18のいずれの方向においても他の素線と重なり合うため、その欠損は検出することができない(×を付けてある)。
また、芯線2が図10(b)に示した角度位置にあるときには、光軸16に沿ったレーザー光の遮光幅1を検出することにより素線2a′,2bの欠損を検出することができる(○を付けてある)。
同様に、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより、素線2a,2b′の欠損を検出することができる(○を付けてある)。
さらに、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2c,2dの欠損を検出することができる(○を付けてある)。
したがって、各光軸16,17,18がなす角度θが37.5度の場合には、図10(a)に示した角度位置で電線1が供給されてくると、芯線2を構成している素線のうち、図10(a)中に×を付けた素線の欠損を検出することができない。
このとき、本実施形態の芯線検査装置100において、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図10(a)に示したものである場合、素線2a,2a′,2b,2b′のいずれか一つでも欠損しているときには第1の検査装置本体10において不合格判定となるが、素線2c,2dが欠損していても第1の検査装置本体10においては検査することができず合格判定が出ることになる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては素線2c,2dが図10(b)に示した角度位置にあるから、素線2c,2dの少なくともいずれか一方に欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定が出ることになる。
これとは反対に、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図10(b)に示したものである場合、各素線のいずれか一つでも欠損していると第1の検査装置本体10において不合格判定となる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては各素線が図10(a)に示した角度位置にあるから、素線2a,2a′,2b,2b′の少なくともいずれか一つに欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定となるが、素線2c,2dが欠損していても第2の検査装置本体30においては検査することができず合格判定が出る。
すなわち、本実施形態の芯線検査装置100によれば、第1および第2の検査装置本体10,30の両方において、光軸16,17,18が互いになす角度が37.5度に設定されていても、芯線2を構成している全ての素線について確実に検査し、芯線検査装置100の全体として合格あるいは不合格の判定を正確に出すことができる。
θ=45度の場合
また、図11に示したように各光軸16,17,18がなす角度を45度に設定した場合、芯線2が図11(a)に示した角度位置にあるときには、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより素線2a,2b′の欠損を検出することができる(○を付けてある)。
同様に、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2a′,2bの欠損を検出することができる(○を付けてある)。
しかしながら、最も上方の素線2cおよび最も下方の素線2dは、光軸16,17,18のいずれの方向においても他の素線と重なり合うため、その欠損は検出することはできない(×を付けてある)。
また、芯線2が図11(b)に示した角度位置にあるときには、光軸16に沿ったレーザー光の遮光幅1を検出することにより素線2a′,2bの欠損を検出することはできる(○を付けてある)。
同様に、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより、素線2a,2b′の欠損を検出することもできる。
さらに、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2c,2dの欠損を検出することもできる。
したがって、各光軸16,17,18がなす角度θが45度の場合には、図11(a)に示した角度位置で電線1が供給されてくると、芯線2を構成している素線のうち、図11(a)中に×を付した素線の欠損を検出することができない。
このとき、本実施形態の芯線検査装置100において、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図11(a)に示したものである場合、素線2a,2a′,2b,2b′のいずれか一つでも欠損しているときには第1の検査装置本体10において不合格判定となるが、素線2c,2dが欠損していても第1の検査装置本体10においては検査することができず合格判定が出ることになる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては素線2c,2dが図11(b)に示した角度位置にあるから、素線2c,2dの少なくともいずれか一方に欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定が出ることになる。
これとは反対に、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図11(b)に示したものである場合、各素線のいずれか一つでも欠損していると第1の検査装置本体10において不合格判定となる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては各素線が図11(a)に示した角度位置にあるから、素線2a,2a′,2b,2b′の少なくともいずれか一つに欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定となるが、素線2c,2dが欠損していても第2の検査装置本体30においては検査することができず合格判定が出る。
すなわち、本実施形態の芯線検査装置100によれば、第1および第2の検査装置本体10,30の両方において、光軸16,17,18が互いになす角度が45度に設定されていても、芯線2を構成している全ての素線について確実に検査し、芯線検査装置100の全体として合格あるいは不合格の判定を正確に出すことができる。
θ=52.5度の場合
さらに、図12に示したように各光軸16,17,18がなす角度を52.5度に設定した場合、芯線2が図12(a)に示した角度位置にあるときには、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより素線2a,2b′の欠損を検出することができる(○を付けてある)。
同様に、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2a′,2bの欠損を検出することができる(○を付けてある)。
しかしながら、最も上方の素線2cおよび最も下方の素線2dは、光軸16,17,18のいずれの方向においても他の素線と重なり合うため、その欠損は検出することができない(×を付けてある)。
また、芯線2が図12(b)に示した角度位置にあるときには、光軸16に沿ったレーザー光の遮光幅1を検出することにより素線2a′,2bの欠損を検出することができる(○を付けてある)。
同様に、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより、素線2a,2b′の欠損を検出することができる(○を付けてある)。
さらに、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2c,2dの欠損を検出することができる(○を付けてある)。
したがって、各光軸16,17,18がなす角度θが52.5度の場合には、図12(a)に示した角度位置で電線1が供給されてくると、芯線2を構成している素線のうち、図12(a)中に×を付した素線の欠損を検出することができない。
このとき、本実施形態の芯線検査装置100において、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図12(a)に示したものである場合、素線2a,2a′,2b,2b′のいずれか一つでも欠損しているときには第1の検査装置本体10において不合格判定となるが、素線2c,2dが欠損していても第1の検査装置本体10においては検査することができず合格判定が出ることになる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては素線2c,2dが図12(b)に示した角度位置にあるから、素線2c,2dの少なくともいずれか一方に欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定が出ることになる。
これとは反対に、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図12(b)に示したものである場合、各素線のいずれか一つでも欠損していると第1の検査装置本体10において不合格判定となる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては各素線が図12(a)に示した角度位置にあるから、素線2a,2a′,2b,2b′の少なくともいずれか一つに欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定となるが、素線2c,2dが欠損していても第2の検査装置本体30においては検査することができず合格判定が出る。
すなわち、本実施形態の芯線検査装置100によれば、第1および第2の検査装置本体10,30の両方において、光軸16,17,18が互いになす角度が52.5度に設定されていても、芯線2を構成している全ての素線について確実に検査し、芯線検査装置100の全体として合格あるいは不合格の判定を正確に出すことができる。
θ=60度の場合
また、図13に示したように各光軸16,17,18がなす角度を60度に設定した場合、芯線2が図13(a)に示した角度位置にあるときには、全ての光軸16,17,18の方向において素線2a,2a′,2b,2b′,2c,2dが互いに重なり合うため、それらの欠損を検出することができない。
また、芯線2が図13(b)に示した角度位置にあるときには、光軸16に沿ったレーザー光の遮光幅を検出することにより素線2a′,2bの欠損を検出することができ、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより素線2a,2b′の欠損を検出することができ、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2c,2dの欠損を検出することができる。
したがって、各光軸16,17,18がなす角度θが60度の場合には、図13(a)に示した角度位置で電線1が供給されてくると、芯線2を構成している全ての素線の欠損を検出することができない。
このとき、本実施形態の芯線検査装置100において、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図13(a)に示したものである場合には、どの素線が欠損していても第1の検査装置本体10においては検出することができず、合格判定が出ることになる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては各素線が図13(b)に示した角度位置にあるから、いずれかの素線に欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定が出ることになる。
これとは反対に、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図13(b)に示したものである場合、いずれかの素線が欠損していると第1の検査装置本体10において不合格判定となる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては各素線が図13(a)に示した角度位置にあるから、いずれかの素線に欠損が有っても検出することができず、合格判定が出ることになる。
すなわち、本実施形態の芯線検査装置100によれば、第1および第2の検査装置本体10,30の両方において、光軸16,17,18が互いになす角度が60度に設定されていても、芯線2を構成している全ての素線について確実に検査し、芯線検査装置100の全体として合格あるいは不合格の判定を正確に出すことができる。
θ=67.5度の場合
加えて、図14に示したように各光軸16,17,18がなす角度を67.5度に設定した場合、芯線2が図14(a)に示した角度位置にあるときには、光軸17および光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅2および遮光幅3を検出することにより、図14(a)における最も上方の素線2cおよび最も下方の素線2dの欠損を検出することができる。 しかしながら、図14(a)における素線2a,2a′,2b,2b′については、全ての光軸16,17,18の方向において他の素線と互いに重なり合うため、それらの欠損を検出することができない。
また、芯線2が図14(b)に示した角度位置にあるときには、光軸16に沿ったレーザー光の遮光幅1を検出することにより素線2a′,2bの欠損を検出することができ、光軸17に沿ったレーザー光の遮光幅2を検出することにより素線2a,2b′の欠損を検出することができ、光軸18に沿ったレーザー光の遮光幅3を検出することにより、素線2c,2dの欠損を検出することができる。
したがって、各光軸16,17,18がなす角度θが67.5度の場合には、図14(a)に示した角度位置で電線1が供給されてくると、芯線2を構成している素線のうち、図14中に×印を付けた素線の欠損を検出することができない。
このとき、本実施形態の芯線検査装置100において、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図14(a)に示したものである場合には、素線2a,2a′,2b,2b′が欠損していても第1の検査装置本体10においては検出することができず、合格判定が出ることになる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては各素線が図14(b)に示した角度位置にあるから、いずれかの素線に欠損が有れば第2の検査装置本体30において不合格判定が出ることになる。
これとは反対に、第1の検査装置本体10に供給された電線の角度位置が図14(b)に示したものである場合、いずれかの素線が欠損していると第1の検査装置本体10において不合格判定となる。
しかしながら、第2の検査装置本体30においては各素線が図14(a)に示した角度位置にあるから、素線2a,2a′,2b,2b′が欠損していても第2の検査装置本体30においては検出することができず、合格判定が出ることになる。
すなわち、本実施形態の芯線検査装置100によれば、第1および第2の検査装置本体10,30の両方において、光軸16,17,18が互いになす角度が67.5度に設定されていても、芯線2を構成している全ての素線について確実に検査し、芯線検査装置100の全体として合格あるいは不合格の判定を正確に出すことができる。
以上、本発明に係る電線端末処理部の検査装置の各実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、第1および第2の検査装置本体10,30において、光軸16,17,18が互いになす角度は同一であった。
これに対して、例えば第1の検査装置本体10において光軸16,17,18が互いになす角度を37.5度とし、第2の検査装置本体30において光軸16,17,18が互いになす角度を52.5度とすることもてきる。
このように構成すると、様々な素線構造の芯線について検査する場合であっても、芯線を構成している素線が各レーザー光の光軸方向に重なり合う状態を最小限に抑えることができ、素線に欠損があるかないかを確実に検査することができる。
また、上述した実施形態においては、第1および第2の検査装置本体10,30の間において電線をその軸線回りに回動させる角度を90度としている。
これに対して、電線をその軸線回りに回動させる角度は、芯線を構成している素線の配置に合わせて最適に設定することができる。
一実施形態の芯線検査装置を示す正面図。 図1に示した芯線検査装置を示す側面図。 図1に示した芯線検査装置の構成を示すブロック図。 良品を検査したときの信号レベルの変化と許容範囲の設定を示すグラフ図。 受光量のレベルを補正する手順を示すフローチャート。 許容範囲を設定する手順を示すフローチャート。 製品検査の手順を示すフローチャート。 製品検査の際における受光量の変化を示すグラフ図。 レーザー光の照射角度と芯線との角度位置の関係を示す図。 レーザー光の照射角度と芯線との角度位置の関係を示す図。 レーザー光の照射角度と芯線との角度位置の関係を示す図。 レーザー光の照射角度と芯線との角度位置の関係を示す図。 レーザー光の照射角度と芯線との角度位置の関係を示す図。 レーザー光の照射角度と芯線との角度位置の関係を示す図。 特開平6−225423号公報に開示されている検査装置を示す図。 図15の検査装置において得られる電圧信号の変化を示すグラフ図。 電線端末処理の各種の欠陥を示す図。 図15の検査装置における問題点を示す図。 図15の検査装置における問題点を示す図。
符号の説明
1 電線
2 芯線
3 発光器
4 受光器
5 受光面
6 スリット
10 第1の検査装置本体
13 レーザー光発生手段
14 レーザー光等分配手段
15 レーザー光照射手段
16,17,18 光軸
19 レーザー光受光手段
20 制御部
21 補正手段
22 補正制御手段
23 最大値/最小値検出手段
24 判定基準設定手段
25 判定手段
26 判定レベル入力手段
30 第2の検査装置本体
40 電線搬送手段
100 一実施形態の電線端末部の芯線検査装置

Claims (11)

  1. 電線端末部の絶縁被覆を除去して露出させた芯線にレーザー光を照射することにより前記芯線を検査する装置であって、
    左右方向に水平に延びる電線を前方に搬送する搬送手段と、
    搬送方向に間隔を開けて配置された前後一対の検査装置本体と、を備え、
    前記検査装置本体は、
    前記電線の芯線に向けて、上下方向、斜め前方向および斜め後方向にそれぞれレーザー光を照射するレーザー光照射手段と、
    これらのレーザー光照射手段から照射されたレーザー光をそれぞれ受光するとともに受光した光量に応じた検出電圧をそれぞれ出力するレーザー光受光手段と、
    これらのレーザー光受光手段からそれぞれ得られた検出電圧に対応する受光量と判定基準とに基づいて前記芯線の良否を判定する判定手段と、を有しており、
    前記搬送手段は、前記前後一対の検査装置本体の間において前記電線をその軸線の回りに所定角度だけ回動させる電線回動部を有している、
    ことを特徴とする電線端末部の芯線検査装置。
  2. 前記レーザー光照射手段は、斜め前方向および斜め後方向にそれぞれ照射されるレーザー光が、上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときに等しい角度をなすようにそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1に記載した電線端末部の芯線検査装置。
  3. 前記レーザー光照射手段は、
    上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときに、第1の角度をなして斜め方向にレーザー光を照射するように配設された第1のレーザー光照射手段と、
    上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときに、前記第1の角度より大きい第2の角度をなして斜め方向にレーザー光を照射するように配設された第2のレーザー光照射手段と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載した電線端末部の芯線検査装置。
  4. 前側に配置された前記検査装置本体においてレーザー光が互いになす角度と、後側に配置された前記検査装置本体においてレーザー光が互いになす角度とが異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載した電線端末部の芯線検査装置。
  5. 前記芯線は、中心の1本の素線の周りに6本の素線を円周方向に等角度で配設したものであり、
    前記レーザー光照射手段は、斜め前方向および斜め後方向にそれぞれ照射されるレーザー光が、上下方向に照射されるレーザー光に対し、左右方向から見たときにそれぞれ37.5度〜52.5度の角度をなすように配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載した電線端末部の芯線検査装置。
  6. 前記搬送手段が前記電線をその軸線の回りに回動させる所定の角度は、90度であることを特徴とする請求項5に記載した電線端末部の芯線検査装置。
  7. レーザー光を発生させる一つのレーザー光発生手段と、
    このレーザー光発生手段から得られたレーザー光を等分して前記レーザー光照射手段に分配するレーザー光等分配手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載した電線端末部の芯線検査装置。
  8. 前記レーザー光受光手段から得られた検出電圧に対応する受光量のレベルをそれぞれ補正する補正手段と、
    前記補正手段の作動を個別に制御する補正制御手段と、
    をさらに備え、
    前記補正制御手段は、前記補正手段によって補正された後の受光量レベルが、前記レーザー光が前記芯線によって遮られていないときに互いに等しくなるように前記補正手段をそれぞれ制御することを特徴とする請求項7に記載した電線端末部の芯線検査装置。
  9. 良品の芯線を検査したときに前記レーザー光受光手段からそれぞれ得られた検出電圧に対応する受光量について、所定時間内における最大値および最小値をそれぞれ検出する最大値/最小値検出手段と、
    前記最大値にその値のa%を上乗せした最大許容値と前記最小値からその値のb%を減じた最小許容値とをそれぞれ算出して判定基準を設定する判定基準設定手段と、
    検査対象の芯線を検査するときに前記レーザー光受光手段からそれぞれ得られた検出電圧に対応する受光量が前記最大許容値と最小許容値との間にあるときに前記芯線が良品であると判定する判定手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載した電線端末部の芯線検査装置。
  10. 前記a%の値および前記b%の値を前記判定基準設定手段にそれぞれ入力する判定レベル入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載した電線端末部の芯線検査装置。
  11. 前記最大値/最小値検出手段は、前記レーザー光受光手段から得られた検出電圧に対応する受光量が所定値を超えて低下したときに、前記最大値および前記最小値の検出を開始することを特徴とする請求項9または10に記載した電線端末部の芯線検査装置。
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