JP2007174611A - インターネットを利用した番組の配信と宣伝広告システム - Google Patents

Abstract

【課題】電気店の店頭において、多くの人が見ていくテレビ画面に、テレビ放送とは違った映像、商品の紹介や企業の宣伝広告などを、独立して配信することにより、宣伝広告の場として有効なシステムを提供する。
【解決手段】インターネット上で映像配信が行われている“メディアエクスプレス”というシステムをベースとし、さらにそれを受信するコンピュータからテレビ映像の信号を発生させる機能と映像配信をコントロールするサーバからの指令で、テレビ放送とこのインターネット配信を自動的に切り替えることにより、指定した時間に店頭のテレビ画面に企業の宣伝広告等の映像を配信することができる。さらに、コンピュータから発生されたテレビ映像の信号は、ハイヴィジョンの映像に対応するものとして配信されるため、画質を店頭の顧客にアピールする映像品質のデモ効果がある。
【選択図】図２

Description

発明の詳細な説明

本発明は、インターネットからの映像配信をテレビ放送の中に割り込ませるシステムを利用して、番組の配信と効果的な宣伝広告を実施する方法である。

大型電気店等の店頭においては、数多くの大型テレビが設置されているが、いずれのテレビも実際放送されている番組化もしくは、ＤＶＤ等の映像が写し出されている。多くの人がこれらのテレビ画面を見ているが、そこに流れている映像自体は、ほとんど意味を持っていなく、有効な活用がされていなかった。

ＰＣＴ ＷＯ ０２／３７８５５ Ａ１ 特開２０４−２４２２６５

発明が解決しようとする課題

本発明が解決しようとする課題は、多くの人が見ていくテレビ画面であるから、ここにテレビ画面とは違った映像、特に商品の紹介や企業の宣伝広告などを、テレビ放送とは、独立して配信することにより、宣伝広告の場として有効な活用ができるようになる。

課題を解決するための手段

本発明は、インクーネット上で映像配信が行われている“メディアエクスプレス”というシステムをベースとして、さらにコンピュータからテレビ映像の信号を発生させる機能と映像配信をコントロールするサーバからの指令で、テレビ放送とこのインターネット配信を自動的に切り替えることにより、指定した時間に店頭のテレビ画面に企業の宣伝広告等の映像を配信することができるようになる。
さらに、店頭のテレビは、通常は、いずれも画質を店頭の顧客にアピールするものであるから、コンピュータから発生されたテレビ映像の信号は、ハイヴィジョンの映像に対応するものとして配信する。

＜配信側システムの概要＞
本発明が実施される全体像の内、映像配信部分の概要を図１に示す。番組コントロールサーバ（１）とそのサーバ内の番組データベース（２）、番組配信サーバ（３）と番組作成ユーザ端末（６）がインターネット（５）に接続されており、またインターネットに接続されたユーザ端末（６）から構成される。本発明が提供するサービスは、複数のＵＲＬを時系列にブラウジングする技術と番組コントロールサーバ（１）内の番組データベース（２）で管理されるタイムテーブルのデータをユーザ端末（６）と授受することにより実現するユーザ端末（６）において受動的なブラウザをメディアエクスプレスプログラム内に組込むこみ、プログラムによりブラウザをコントロールする。そのコントロール情報は番組コントロールサーバ（１）から渡される。
＜受信側システムの概要＞
図２には、ユーザ端末で受信した映像を、電気店等の店頭のテレビ画面に表示するためのシステムの概要を記す。
ユーザ端末（６）内部もしくは、外付けユニットとして、インターネットから送信されて来る映像信号を、テレビ画面に表示するための信号に変換する機能を有する映像変換器（７）とこの変換された映像信号と本来のテレビ信号の切替をコントロールする表示切替コントロール（８）を含んでいる。
テレビ画面（１０）には、インターネットから送信されて来る映像信号（１２）と通常のＴＶ受信アンテナ（１１）で受信したＴＶ映像信号（１３）を切替信号（１４）でどちらか１つを選択し、複数の信号に分配してテレビ受信機へ送り出す映像信号分配器（９）から構成される。
＜詳細な動作の説明＞
（！）インターネット経由の映像配信
本発明で使用されるユーザ端末（６）はレジストリまたはスタートアップに登録された、メディアエクスプレスプログラムを立ち上げる
このメディアエクスプレスプログラムは、ｈｔｔｐ（プロトコル）により番組コントロールサーバ（１）から配信データを受取る。
メディアエクスプレスプログラムは、図３に示すようにタスクバー上に常駐させる。
メディアエクスプレスプログラムはＵＲＬを表示すると同時に、図１１にしめすように番組コントロールサーバ（１）内の時計から現在の時間を得て、時計合わせを行う。
番組が開始されると図４に示すようなコントロールパネルが開かれる。
コントロールパネル内の番組ボタンは、番組コントロールサーバ（１）から配信された番組の各チャネルのＵＲＬが割り当てられる。
コントロールパネル内のチャネル番組ボタンを押すと図５に示すようにコントロールパネルが大きくなり、そのチャネルのＵＲＬが表示される。
番組配信サーバ（３）は図６に示すように、複数チャンネル、ここでは第１、第２、第３、第４チャンネル分の番組情報ＣＨ１、ＣＨ２、ＣＨ３およびＣＨ４を、第１の分割時間ごとに分割された単位番組データを配信情報ＩＮＦとして、番組データベース（２）に格納している。
この配信情報は、インターネット網（５）に接続された番組作成端末（４）において作成されて番組データベースに格納される。
各単位番組データＤＭ−Ｎは、図７に示すように、Ｎ時００分００秒からＮ＋１時００分００秒までの間に、第２の分割時間この場合１５秒ごとに分割された番組コマ内容データＤｍｎｐを含んでいる。
各番組コマ内容データＤｍｎｐは、図８のチャンネルテーブルデータＣＨＤＡＴおよび図９のタイムテーブルデータＴＭＤＡＴを用いて、インターネット網（５）を介して、ユーザ端末（６）によって指定される。
ユーザ端末（６）は、配信システムに登録した際に、配信プログラム（これを「メディアエクスプレス」と称する）を保存し、コントロールサーバから番組情報を受取る際に、メディアエクスプレスプログラムを立ち上げる。
この時、図１０に示すように、ユーザ端末（６）は、端末ＩＤ、個人情報等を含む端末情報Ｄ１を番組コントロールサーバへ転送し、番組コントロールサーバはこれに応答して、基準時間情報をユーザ端末（６）へ転送する。
この結果、基準時間情報Ｄ２を受取ったユーザ端末（６）は、番組コントロールサーバとの間で時間合わせを行い、これによりそれぞれの端末が番組配信サーバと同期動作ができる状態になる。
こうしてユーザ端末（６）には、図１１に示すように、番組コントロールサーバから配信されるチャンネルテーブルデータＣＨＤＡＴに含まれるチャンネル情報指定データによって番組コントロールサーバを指定してタイムテーブルデータＴＭＤＡＴの配信を受け、このタイムテーブルデータＴＭＤＡＴに含まれるコマ情報指定データＦＲＤＡＴによって、番組配信サーバからコマ画像や映像データを受取ることができる。
（２）大型テレビを使った宣伝広告への活用
ユーザ端末６Ａ，６Ｂ・・・において、図１２に示すようにＣＰＵ（中央処理ユニット）３１はバス３２を介して起動用プログラムメモリ３３によってユーザ端末６Ａ，６Ｂ・・・の処理動作を立ち上げると共に、通信インターフェース３６や割り込みタイマ４６により、インターネット網５に接続されているコントロールサーバ及び、番組配信サーバと通信し、通信されたデータは一時記憶メモリ３５に蓄積される。
図１２に示すユーザ端末６Ａ，６Ｂ・・・の処理を行うＣＰＵ３１における通信の開始から、グループ番号の表示、通信の終了の処理の流れを図１３に示す
一般のユーザが自己の目的でインターネットからの映像を閲覧する場合には、図１２の端末があれば可能であるが、本件発明では、これを複数台のテレビ画面に表示することで、広告宣伝用としての目的を果たすことができる。このこのため、図１２で示されるユーザ端末に、図１４で示すような機能を付加する。
図１４の映像変換装置（７）は、通常のコンピュータモニターへの出力信号をテレビ画面に表示するための信号の変換するユニットであり、映像信号は、Ｓ映像出力、ＡＶ（コンポジット）出力、コンポーネント映像出力、Ｄ映像出力、ＨＤＭＩ出力などの信号を出力する機能を有する。
また、表示切替コントール（８）は番組コントロールサーバ（１）が、番組を放映する際に、インターネット網（５）から、ユーザ端末（６）に配信されてくるデータを有効／無効にするための切替コントロール信号を出力する。番組コントロールサーバ（１）が、番組を放映する際に有効となる。
図１５の映像変換装置（７）から出力されるインターネット映像信号（１２）と通常のＴＶ映像信号が、映像信号分配器の構成要素である信号切替器（１５）に入力され、配信コンロールサーバ（１）でコントロールされる映像切替信号（１４）によってどちらかの信号が出力される。
選択された出力信号は、信号分配器（１６）へ入力され、そこから複数台のテレビ画面の映像信号として出力される。
インターネット映像信号が出力されている時は、配信元が、ＴＶとは関係なく、宣伝広告の映像など、予めプログラムされた映像を自由に表示することができるようになる。

発明の効果

電気店の店頭には、数多くの大型テレビが陳列されているが、ここには、通常のテレビ（地上波、衛星放送、ケーブルＴＶなど）の映像が表示されているが、表示品質を示す以外の意味を持っていないし、この映像を有効に活用することができなかった。
本件、特許によって、ただ徒に流れていた映像をいつ、何を表示するかを自由にコントロールすることができるようになる。
この機能を通して、多くのテレビ画面に企業等の宣伝広告映像や製品紹介映像を表示することができるようになり、全く新たな、ＣＭのスペースが登場することになる。

本発明のシステムのインターネット映像配信の概要 電気店頭でのインターネット映像の表示 タスクバー上のメディアエクスプレスプログラム メディアエクスプレスのコントロールパネル 配信された番組 配信情報ＩＮＦ構成 配信情報ＩＮＦ構成を構成する単位番組データ 番組データを指定するチャンネルテーブルデータ チャンネルテーブルデータに含まれるタイムテーブルデータＴＭＤＡＴ 番組情報の伝送方法に関する略線図 コマ情報を指定するために用いる情報の説明を示す略線図 インターネットの映像受信端末 受信端末ＣＰＵのプログラム起動処理 本件特許で用いるインターネット映像受信端末 映像信号の切替と分配表示機能

Claims (6)

1. テレビ画面にインターネットから配信する映像を強制的に割り込ませることにより、テレビ放送とは関係なく、番組提供や宣伝広告が出来るシステム。
2. テレビ画面にいつ強制的に映像を送り込むかを、集中的にコントロールできるインターネット番組提供システム。
3. 視聴者には番組を見せながら、そのバックグラウンドで次の配信データを転送することにより、視聴者にとって全くタイムラグを感じさせないインターネット番組提供システム。
4. サーバと端末がタイムテーブルを授受することにより、複数のＵＲＬを時系列にブラウジングさせることを可能にしたインターネット番組提供システム。
5. 端末において受動的なブラウザをメディアエクスプレスプログラム内に組込むこみ、プログラムによりブラウザをコントロールすることにより、番組を配信するインターネット番組提供システム。
6. 全ての端末がサーバから基準時間をとり、その基準時間とタイムテーブルにより、テレビのようにすべてのブラウザが同期をとってブラウザを見ることができるインターネット番組提供シスム

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