JP2007174342A - データ通信システム、データ送信装置及びデータ送信装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 センド機能サービスにおいて、送信データが送信先に格納完了されたことを以って、正確な課金処理を実行できるようにする。また、送信先の能力に応じて、適切な課金処理方法を実行できるようにする。
【解決手段】 送信先から送信データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信手段を有し、前記情報を受信した場合に、送信データに対して課金処理を行う。また、送信先から能力情報を受信する受信手段を有し、前記能力情報によって、課金処理方法を切換える制御手段とを備える。
【選択図】 図7
【解決手段】 送信先から送信データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信手段を有し、前記情報を受信した場合に、送信データに対して課金処理を行う。また、送信先から能力情報を受信する受信手段を有し、前記能力情報によって、課金処理方法を切換える制御手段とを備える。
【選択図】 図7
Description
本発明は、データ送信に対して課金処理を実行するデータ通信システム、データ送信装置及びデータ送信装置の制御方法に関するものである。
複写機のデジタル化、ネットワーク化に伴って、従来の複写機が備えていたコピー、プリント、ファクシミリ機能に加え、紙原稿をスキャンした電子データを指定宛先にネットワーク経由で送信する機能を具備する製品が実用化されている。(以下、この送信機能をセンド機能と称する。)近年は単にスキャン画像を送付するのみならず、多様な宛先やネットワークプロトコルへの対応、さらに画像を各種データに加工しつつ送付(画像としてではなく、PDF形式に自動変換など)するなど、ますます高機能に、より広く利用されつつある。
一方、従来からの複写機の課金方式は、販売元が複写機のメンテナンスや顧客サポートを行い、月締めなどでプリント枚数カウントに基づく料金請求を行う方式が主流である。この方式では主にプリント面数(ページ数)ベースとする課金カウンタを月締めで集計し、それをもとにメンテナンス契約基本料と、プリント1面単価×1ヶ月分のプリント枚数の課金カウント値を合計した料金を請求する形態となっている。
また、コンビニエンスストアなどでは複写機に料金徴収装置を接続して、ユーザが必要金額を料金徴収装置に投入し、コピーを利用する運用形態も広く利用されている。
さらには複写機の利用に対する課金方式として、上記のプリント課金カウンタ、料金徴収装置利用などの他に、新たな課金決済方式として予め金額をチャージ可能なプリペイドカードや、非接触型のICカードなども望まれている。
このような複写機を使用したサービス形態においては、料金を徴収する以上、料金の集計漏れや取りすぎは許されない。ユーザに最終的に提供できたサービスの種類や量に基づいて、正確な料金の算出及び徴収が必要である。
ところで、特許文献1によれば、ウェブサーバで画像を公開するために、端末装置からサーバに画像送信を行うにあたり、端末装置で画像蓄積を行い、端末装置のユーザに課金を行ってから、サーバへの画像送信と登録を行う技術が提案されている。
また、特許文献2によれば、スキャナ機器がスキャンした電子データをリモートサーバに送信し、リモートサーバ側で画像配信とそれに伴う課金を行う技術が提案されている。
さらに、特許文献3によれば、ファクシミリ通信において、通信網によって課金方式が異なる場合に、その通信網の種類に応じて、課金方式を選択するファクシミリ装置の技術が提案されている。いずれの課金方式においても、通信終了してから通信料金を算出している。
特開2002−288558号公報
特開2003−32425号公報
特許第2566222号公報
センド機能サービスに対して、課金を行う場合、通信経路、送信先サーバのエラー等、データ送信装置側だけでは監視または制御できない要素も考慮する必要がある。原稿のスキャンと電子データ化が完了しても、その後の送信先への送信中にネットワークが切断されたり、送信先のサーバがメモリフル等で受信できない場合が考えられるからである。
この場合、ユーザが所望するデータ送信が完了していないにもかかわらず、課金を実行するタイミングによっては、ユーザに対してスキャンしたデータ全体に対して課金がされてしまう可能性がある。また、ユーザがデータ送信を中止するケースにおいても、送信完了前に課金を行うと、中止操作された以後の送信分について余分に課金することになりかねない。逆に、送信完了後に一括して課金するのでは中止前までのデータが送信できた場合、課金漏れとなる可能性がある。
特許文献1の技術では、課金後の送信中止や、ネットワーク、サーバエラーによる送信失敗時に未送信分についても課金がされてしまうという上述した課題が解決されない。
特許文献2の技術では、原稿読み込みを行うスキャナを備えた複写機のユーザに対する課金を行うことができないため、例えば前述のコンビニエンスストアなどにて、課金決済を行う構成には使用することができない。また、スキャナを使用しているユーザは、送信したデータが、リモートサーバにユーザが希望する通りに登録されているのか確認することができない。同様に、適切な料金徴収をされているのかについても確認することができない。
特許文献3の技術では、通信料金を算出するのに通信が終了したか否かで判断をしているため、送信先に送信データが確実に格納されたかどうかわからない状態で課金される可能性がある。特許文献3の技術においても、上述した課題は解決されない。
以上、センド機能で正確な課金を実現するためには、スキャンを行う複写機、送信先を合せたシステム全体として、まず、サービスを提供できたか、中止されたのか、を把握する必要がある。また、途中までサービス提供した場合、その途中までの送信に対する成果物量はどのくらいなのか、を把握し、正しく提供できたサービス分だけの課金を行わねばならない。
また、プリペイドカードやICカードから課金金額の引き落としを行う場合、カードからの金額引き落としの決済処理は一回で正確に完了することが望ましい。さらに、送信中にユーザが送信を中止したり、ネットワーク切断等のエラーが発生した場合、送信側の複写機、受信側のサーバ双方ともにエラー終了した送信処理の後処理を行うことが望ましい。具体的には、途中まで送信したデータの破棄を行い、不用なデータや通信セッションが残ったままとならないような仕組みが必要である。
さらに、受信側の端末には端末の種類によって、仕様や能力が様々である。よって受信側の端末の能力に応じて、適切な課金処理方法を実行する仕組みも必要である。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明のデータ通信システムは、データ送信装置と、該データ送信装置とネットワークを介して接続されるデータ受信装置を含むデータ通信システムであって、前記データ送信装置は、データを入力する入力手段と、前記入力されたデータを格納する第1格納手段と、前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する第1送信手段と、前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金手段とを有し、前記データ受信装置は、前記データ送信装置から送信されたデータを受信する第1受信手段と、前記受信されたデータを格納する第2格納手段とを有するデータ通信システムであって、前記データ受信装置は、前記第2格納手段に前記データの格納が完了したことを示す情報を送信する第2送信手段をさらに有し、前記データ送信装置は、前記情報を受信する第2受信手段をさらに有し、前記課金手段は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことを特徴とする。
上述した課題を解決するために、請求項8に係る発明のデータ送信装置は、ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置であって、データを入力する入力手段と、前記入力されたデータを格納する格納手段と、前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信手段と、前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金手段と、前記データ受信装置から前記データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信手段とを有し、前記課金手段は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことを特徴とする。
上述した課題を解決するために、請求項15に係る発明のデータ送信装置は、ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置であって、データを入力する入力手段と、前記入力されたデータを格納する格納手段と、前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信手段と、前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金手段と、前記データ受信装置の能力情報を取得する取得手段と、前記能力情報によって、前記課金手段による課金処理方法を切換える制御手段とを備えることを特徴とする。
上述した課題を解決するために、請求項19に係る発明のデータ送信装置の制御方法は、ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置の制御方法であって、データを入力する入力工程と、前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、前記データ受信装置から前記データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信工程とを含み、前記課金工程は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことを特徴とする。
上述した課題を解決するために、請求項20に係る発明のデータ送信装置の制御方法は、ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置の制御方法であって、データを入力する入力工程と、前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、前記データ受信装置の能力情報を取得する取得工程と、前記能力情報によって、前記課金工程における課金処理方法を切換える制御工程とを含むことを特徴とするデータ送信装置の制御方法。
上述した課題を解決するために、請求項21に係る発明のプログラムは、ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置を制御するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、データを入力する入力工程と、前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、前記データ受信装置から前記データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信工程とを含み、前記課金工程は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことをコンピュータに実行させるためのプログラムコードからなることを特徴とする。
上述した課題を解決するために、請求項22に係る発明のプログラムは、ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置を制御するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、データを入力する入力工程と、前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、前記データ受信装置の能力情報を取得する取得工程と、前記能力情報によって、前記課金工程における課金処理方法を切換える制御工程とをコンピュータに実行させるためのプログラムコードからなることを特徴とする。
データの送信機能(センド機能)サービスにおいて、ネットワーク切断や受信側端末にエラーが発生しても正確な課金を行うことができる。また、受信側端末の能力に応じて、適切な課金処理方法を実行することができる。
以下に本発明の一実施形態を示す。もちろん以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
〔第1実施形態〕
<システム全体構成>
システム全体構成の概観図を図1に示す。1001はデータ送信装置としての画像送信装置であり、原稿画像を読み取り電子データ化し、ネットワーク1010を経由して指定された送信先に送信する(センド機能)。1002は課金手段を備える課金装置であり、画像送信装置に接続され、ユーザの画像送信機能の使用に対する課金を行う。
<システム全体構成>
システム全体構成の概観図を図1に示す。1001はデータ送信装置としての画像送信装置であり、原稿画像を読み取り電子データ化し、ネットワーク1010を経由して指定された送信先に送信する(センド機能)。1002は課金手段を備える課金装置であり、画像送信装置に接続され、ユーザの画像送信機能の使用に対する課金を行う。
1005、1006、1007は、データ受信装置としての画像受信装置であり、画像送信装置1001からの画像データを受信する受信手段を備える。また、いずれの画像受信装置1005、1006、1007も、受信した画像データを格納する記憶装置を備えている。これらの画像受信装置は、受信、格納した画像データをどのように処理するか、はそれぞれの画像受信装置によって異なる。
例えば、画像受信装置1005は電子メールサーバであり、画像送信装置1001から電子メール、または電子メール添付の通信方法で画像データを受信し、メールボックスに画像を格納する。画像受信装置1006はウェブサーバであり、画像送信装置1001から受信した画像データを自動的に予め設定されたウェブページに登録する。画像受信装置1007はDBサーバであり、データベース機能を備え、画像送信装置1001から受信した画像データを1件のデータとしてデータベースに登録することができる。
このような様々な画像受信装置のうち、どれに画像データを送信するかは、画像を送信するユーザが所望する目的に応じて選択する。
画像送信装置1001に接続される課金装置1002は、最終的に画像送信を行ったユーザに対して、画像送信機能の利用に応じた料金徴収を行うためのものである。
課金装置1002の形態は、
a)送信を行うたびに、ユーザに料金を必要金額分投入させる料金徴収装置
b)送信を行うたびに、ユーザが所持するプリペイドカード、または料金をチャージ可能な接触/非接触型のICカードから、料金引き落としを行うカードリーダ装置
c)送信機能で送信した原稿ページ数、カラー/白黒モード、データ量、などを計測する課金カウンタ処理装置とその記憶装置
のいずれでもよい。
a)送信を行うたびに、ユーザに料金を必要金額分投入させる料金徴収装置
b)送信を行うたびに、ユーザが所持するプリペイドカード、または料金をチャージ可能な接触/非接触型のICカードから、料金引き落としを行うカードリーダ装置
c)送信機能で送信した原稿ページ数、カラー/白黒モード、データ量、などを計測する課金カウンタ処理装置とその記憶装置
のいずれでもよい。
コンビニエンスストアなどに設置されて不特定多数のユーザに送信機能を提供する場合には、上述のa)、b)のような、送信の度に課金とその支払いが完結する形態の装置が適する。一方、企業や官庁のように大規模に画像送信装置1001を導入し、画像送信装置1001の販売会社と保守契約を結んで運用している場合には、c)の形態で週毎、月毎に送信機能の利用量を集計し、販売会社が料金を請求する形態が適している。よって課金装置1002の具体的な課金機構がどのようなものであるかは、本発明の画像送信装置、画像受信装置が利用される環境や条件に応じてそれぞれで最適な課金機構が選択されるものである。
また、ネットワーク1010は、画像送信装置1001から、指定された画像受信装置へ電子化された画像データの送信を行う。したがってネットワーク1010は、オフィス内の小規模なLANであっても、インターネットを経由しても、あるいは公衆回線に接続された電話網であってもよい。
画像送信装置1001から画像受信装置への画像送信を行う場合、図2に示すとおり、まず実際の送信動作に先立って、画像送信装置1001は画像受信装置に対して能力情報の問い合わせを行う。ここでの能力情報とは、画像送信装置からの要求や問い合わせに応じて、画像の仮格納、消去、正式格納、およびそれらの動作結果の画像送信装置への応答を行うことができるか否か、などの情報である。
画像受信装置が上記能力情報を具備している場合、画像送信装置1001は画像を送信した後に、課金装置1002でユーザへの課金を実行する。画像受信装置が能力情報を具備していない場合には、まず課金装置1002でユーザに課金を行った後に、画像送信を行うように課金タイミングを切換える。
この問合せや切換えは、後述する画像送信装置1001のコントローラユニット2000によって制御される。それぞれの動作については別図を用いて後述する。本実施形態においては、各センドジョブの実行に先立って、予め画像受信装置の宛先毎に課金方法(タイミング)を登録しておくものとする。
<ハードウェア構成>
画像送信装置1001の全体外観図を図3に示す。2070は原稿を読み取るスキャナである。スキャナ2070には、送信するデータの入力を行う入力手段を備えている。1002はユーザに対して課金を行う課金装置である。前述のとおり、課金装置1002の課金機構は条件に応じて適した機構が選択される。2012は操作部である。
画像送信装置1001の全体外観図を図3に示す。2070は原稿を読み取るスキャナである。スキャナ2070には、送信するデータの入力を行う入力手段を備えている。1002はユーザに対して課金を行う課金装置である。前述のとおり、課金装置1002の課金機構は条件に応じて適した機構が選択される。2012は操作部である。
操作部2012の構成を図4に示す。LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を画像送信装置1001のコントローラCPUに伝える。スタートキー2014は原稿画像の読取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。
IDキー2016は装置の利用にあたって利用者のユーザ認証が必要な場合において、使用者のユーザーIDを入力後、認証処理を実行するときに用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化するときに用いる。
続いてコントローラのハードの機能ブロック全体構成図を図5に示す。コントローラユニット2000は画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続されている。一方でコントローラユニット2000はLAN2011や公衆回線(WAN)2051と接続されており、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。
CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、スキャナ2070で紙原稿から読み取った画像を保存する。
操作部I/F2006は操作部(UI)2012とのインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012からユーザが入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。
ネットワーク部2010はLAN2011に接続され、ネットワーク上の画像受信装置とのデータ通信を行う。モデム2050は公衆回線2051に接続され、情報の入出力を行う。本発明における画像受信装置はLAN2011、WAN2051のどちらに接続されていてもよい。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。画像バス I/F2005はシステムバス2007と、画像データを高速で転送する画像バス2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や、画像出力デバイスであるプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮部2040はスキャナ2070で読み取った原稿画像データの圧縮符号化を行う。
デバイスI/F2020には、課金装置1002も接続される。課金装置1002は本画像送信装置を運用環境にあわせて、直接料金を投入するもの、カードリーダ形式、課金カウンタ方式等、前述した各種方式から最適なものが選択可能である。
プリンタ部、回転、圧縮等の画像処理の詳細については本発明の構成と直接関係しないため説明は割愛する。
<ソフトウェア構成>
図6は、本発明における画像送信装置1001の、コントローラユニット2000のソフトウエアブロック図である。
図6は、本発明における画像送信装置1001の、コントローラユニット2000のソフトウエアブロック図である。
UI(ユーザインターフェイス)モジュール1510は、ユーザが本複合機の各種操作・設定を行う際、機器との仲介を行う。UIモジュール1510は、ユーザが操作部2012から行う操作、設定に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を行う。
コントローラAPI1520はコントローラユニット2000のソフトウエアインターフェイス(以下ソフトI/Fと略)の制御モジュールである。このコントローラAPI1520が既定するソフト的なI/F仕様に従って、画像送信装置1001のコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ等の動作のアプリケーションが実行される。このアプリケーションは図示しないが、コントローラAPI1520にはコピー、スキャン、ファクシミリ通信など、装置単体の機能を実現するための機器内アプリケーションが含まれている。コントローラAPI1520は、動作の単位をジョブとして取り扱い、画像送信装置1001の動作を制御する。
ネットワークモジュール1511はネットワーク部2010を制御し、ネットワーク通信を実現する。ネットワークモジュール1511はネットワーク部2010のハード制御を行うと共に、各種通信プロトコルによるソフト的な通信制御を行い、コントローラAPI1520との間で入出される通信データの授受を行う。ファクシミリモジュール1512はファクシミリ制御を行い、通信ハードのモデム2050の制御を行うと共に、コントローラAPI1520との間で入出力されるデータの授受を行う。
コントローラAPI1520の下位層には各種機能に対応したジョブ単位の動作を実現するジョブ制御モジュール1521が存在する。ジョブ制御モジュール1521は、コピージョブモジュール1530、スキャンジョブモジュール1531、プリントジョブモジュール1532、ファクシミリジョブモジュール1533を実現する。
さらにこれらのジョブモジュールは、各ジョブで使用するハード的なデバイスを制御する。コピージョブモジュール1530は、プリンタマネージャ1540、スキャンマネージャ1541と連動する。スキャンジョブモジュール1531は、スキャンマネージャ1541と連動する。プリントジョブモジュール1532は、プリンタマネージャ1540と連動する。ファクシミリジョブモジュール1533は、ファクシミリマネージャ1542と連動する。
ジョブログモジュール1534はこれらのジョブ単位の動作の履歴情報を保存する。ファイルマネージャ1551はジョブログに対してHDD2004への書き込み/読み出しI/Fを提供する。画像送信(センド機能)においては、UIモジュール1510からの画像読込要求を受けて、スキャンジョブモジュール1531、スキャンマネージャ1541により、原稿をスキャナ2070で読み取る。
読み取られた画像データをファイルマネージャ1551経由でHDD2004に蓄積する。続いて、HDD2004から画像データを読み出し、ネットワークモジュール1511やファクシミリモジュール1512によって、所望の画像受信装置に対して、送信が行われる。
課金制御モジュール1550は、課金装置1002と信号の授受を行う。課金制御モジュール1550は、各ジョブが実行される毎に、ジョブのカウント情報を課金装置1002に送信する。また、課金制御モジュール1550は、課金装置1002から料金の引落としに関する情報を受信する。料金の引落としが正常になされた場合、実行しているジョブの継続が許可される。料金の引落としが正常になされなかった場合、実行しているジョブの継続が中断される。
<送信動作>
まず、画像受信装置側が能力情報を備えている場合の送信動作について、フローチャート図7、図8、図9、及び画像送信装置の操作部2012の画面表示を示す図11を用いて説明する。
まず、画像受信装置側が能力情報を備えている場合の送信動作について、フローチャート図7、図8、図9、及び画像送信装置の操作部2012の画面表示を示す図11を用いて説明する。
送信ジョブ(センド機能)開始に先立って、画像送信装置1001は図2に示すように画像受信装置に対して能力情報の有無を問い合わせておく。ここで画像の送信先は画像受信装置1006とし、画像受信装置1006は能力情報を備えている。図2の能力情報の問い合わせにおいて、画像受信装置1006は、画像送信装置1001に能力情報を有する旨を返信する。画像送信装置1001は送信先の画像受信装置が能力情報を備えることが判ったため、図7に示すように課金処理ステップS122よりも画像送信ステップS107を先に行う処理をする。
ステップS101で開始し、ステップS102でユーザは画像送信先をUI2012の画面501で選択すると共に、原稿画像をスキャナ2070にセットする。UI2012の画面502の状態でユーザがスタートキー2018を押下すると、ステップS103で原稿画像の読み込みと電子化を開始し、原稿読み込み中は画面503の表示を行う。読み込んだ原稿画像は画像送信装置1001内のHDD2004に蓄積する。
ステップS104にて、原稿の読み込みと蓄積が完了すると、原稿のページ数、カラー/白黒モード、原稿画像のデータ量(byte数)も確定するため、これらの情報と送信料金の単価設定に基づいて、ユーザに課金すべき料金が算出可能となる。
ステップS105にて、UI2012に画面504を表示し、送信しようとしている原稿のページ数、カラー/白黒モード、データ量、および必要となる金額をユーザに通知し、この内容で送信を実行するか否かの選択画面を表示する。ユーザは通知された情報により、自分が送信したいジョブのページ数やモード、料金を確認することができる。
ここでユーザが「中止」を選択すると、ステップS106でNOに分岐してステップS130の送信中止処理に入る。次にステップS131にて、HDD2004に蓄積した画像データを消去し、ステップS132にてUI2012に画面530を表示して送信を中止した旨を通知し、終了する(ステップS199)。この場合、画像受信装置1006に接続する前に、送信ジョブを中止しているので、画像データは送信されておらず、画像送信装置1001でもユーザに対する課金は行わない。また、画像受信装置1006における中止処理は発生しない。
ステップS106の画面504にてユーザが送信する選択(画面504の「はい」を押下)を行うと、ステップS107にて画像送信装置1001は画像受信装置1006への接続を開始する。このとき、図2で示したような能力情報のやり取りを行い、画像受信装置1006の能力情報の有無を確認する。
画像受信装置1006から能力情報の返信がなければ、画像受信装置1006の能力情報はなしとみなしてもよい。その場合は、後述する図10のように課金処理を行ってから画像データの送信を行ってもよい。
画像受信装置1006から能力情報の返信があれば、所定のプロトコルのやり取りを行い、蓄積された原稿画像データの送信を開始する。画像受信装置1006はステップS202で画像送信装置1001からの画像送信のための接続要求を受け付ける。ステップS203で画像受信装置1006内の記憶装置の一時領域に受信画像データを格納する。ここで、ステップS203の一時領域への画像データ格納時には、画像受信装置1006の正式な格納領域も一時領域と同じサイズだけ予約し、一時領域への仮格納を正式格納する時点でメモリ不足エラーとならないようにする。
ステップS204にて、全ての画像データの受信と一時領域への格納が完了すると、画像受信装置1006は画像送信装置1001に「仮格納完了」を通知し、ステップS205にて画像送信装置1001からの次の要求を待つ。このステップS204における「仮格納完了」はあくまで画像受信装置の一時的な領域への格納であって、本実施形態においては最終的な受信データの格納完了状態ではない。
画像送信装置1001はステップS108のYES、ステップS109にて「仮格納完了」の通知を画像受信装置1006から受信すると、画面505を表示してユーザに通知する。続いてステップS110にて画面506を表示して、最終的に必要金額を支払い、画像送信を確定するかどうかの確認をユーザに求める。画面506にてユーザが「はい」を押下して金額の支払いと送信の確定を選択すると(ステップS111のYES)、ステップS120にて画像受信装置1006に対し「仮格納完了」状態の画像データを、「正式格納」する要求を出す。
画像受信装置1006はステップS206にて「正式格納」要求を画像送信装置1001から受信する。ステップS207にて一時領域に格納していた画像データを、正式な記憶領域に移動して画像データの受信処理を確定する。次に、ステップS208にて画像送信装置1001に「正式格納」の正常完了を通知した後、画像送信装置1001からの課金完了の確認通知を待つ。画像送信装置1001はステップS121で画像受信装置1006からの「正式格納」の完了を受信する。
ステップS122で課金装置1002によってユーザに対して課金処理を実行する。課金装置1002が料金徴収装置であれば実際に必要金額を領収し、カードリーダ装置であれば、プリペイドカードやICカードから画面506でユーザに通知した金額の引き落としを行う。また、送信原稿枚数やデータ量による課金カウンタ方式の場合は、ここで該当課金カウンタのカウントアップを実行する。
ステップS122の課金処理が正常完了すると、ステップS123にて、画像送信装置1001は画像受信装置1006に対して課金処理が正常完了したことを通知する。画像受信装置1006はステップS209にて課金処理が正常完了した旨を受信して全ての受信動作を完了し、終了する(ステップS250)。画像送信装置1001はステップS124にて画面507を表示し、ユーザに画像送信処理が完了したことを通知して、終了する(ステップS199)。
ステップS111に戻り、送信確定と金額支払いの確認画面506にてユーザが「中止」、すなわち送信を確定せず料金支払わない、を選択した場合の処理について説明する。
ステップS111にてユーザが送信の中止を選択すると、画像送信装置はステップS150の送信中止処理に分岐する。画像送信装置1001の中止処理ステップS150については、図8にその処理フローを図示する。
画像送信装置1001はステップS151にて画像受信装置1006に一時領域に「仮格納」している画像データの削除と送信の取り消しを要求する。画像受信装置1006は、ステップS230にて送信取り消し要求を受け、一時領域に「仮格納」している受信画像データを削除する。
ステップS231にて画像受信装置1006は、画像送信装置1001に削除完了を通知して、画像受信処理を全て終了する(ステップS250)。画像送信装置1001は、ステップS152にて画像受信装置1006からの削除完了通知を受けると、画像送信装置1001はHDD2004に蓄積している送信画像をステップS153にて消去する。ステップS154にてユーザに画像送信を中止した旨を画面530でユーザに通知し、終了する(ステップS199)。
画像受信装置1006の画像データ受信中のステップS203に戻り、画像受信装置1006の記憶装置のメモリ不足等によって画像データの仮格納が失敗した場合について説明する。
画像受信装置1006が受信画像を一時領域に仮格納中に、一時領域もしくは正式格納領域の予約領域のメモリ不足によってエラーとなった場合、ステップS204のNOに分岐する。ステップS220で画像受信装置1006は画像送信装置1001に仮格納失敗を通知する。続いて、ステップS221でそこまでの時点で格納した画像データを一時領域から削除し、送信処理を終了する(ステップS250)。
画像送信装置1001は、画像受信装置1006から仮格納失敗を受信すると、ステップS108でNOに分岐し、中止処理ステップS150に移行する。ステップ150以降は、上述したステップS151〜ステップS199と同様の処理を行う。画像送信装置1001では画面520を表示し、ユーザにエラーが発生して送信が完了しなかった旨を通知する。
<通信タイムアウト処理>
上記送信動作において、画像送信装置1001と画像受信装置1006との通信経路に異常が発生し、図7、図8、図9の処理過程の任意時点で、ネットワーク通信が不可能になった場合の動作を説明する。
上記送信動作において、画像送信装置1001と画像受信装置1006との通信経路に異常が発生し、図7、図8、図9の処理過程の任意時点で、ネットワーク通信が不可能になった場合の動作を説明する。
画像送信装置1001、画像受信装置1006ともに各処理ステップで相手の応答を待つ場合は予め設定された時間で通信タイムアウトを監視している。この監視は、画像送信装置1001、画像受信装置1006、それぞれ内部にタイマーを備え、それぞれのCPUによって行われる。
通信経路のネットワーク1010の異常で通信が出来なくなると、画像送信装置1001、画像受信装置1006ともにいずれ通信タイムアウトを検知して、通信処理の中止を行う。画像送信装置1001のステップS107以前においては、画像受信装置1006にはまだ接続していないため、ステップS106において、ユーザから送信指示が所定時間内に行われたか否かを監視する。もし送信する/しない、いずれかの指示も所定時間内になされない場合は、送信しないが押下された場合と同様の処理を行う。つまり、画像送信装置1001側でHDD2004に蓄積した画像を削除して送信を中止することになる。
ステップS107以降、画像受信装置1006との接続後にタイムアウトが発生した場合、画像送信装置1001、画像受信装置1006ともに画像データを削除したうえで画像通信処理を中止する。このようにして画像送信装置、画像受信装置の双方が通信タイムアウト監視と、タイムアウト発生時のエラー処理を行うことによって、通信が途中で途絶して通信途中のセッションが残ることにより、他の通信の妨げになることを防止する。また、処理途中の画像データを残ることにより、情報の漏洩が発生することを未然に防止することができる。また、UI2012に画面520が表示されることで、ユーザにエラーが発生し送信が完了しなかった旨を知ることができる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態でも述べたように、画像送信装置1001は、送信ジョブ(センド機能)開始に先立って、図2に示すように画像受信装置に対して能力情報の有無を問い合わせる。第2実施形態においては、画像送信装置1001からの画像送信先となる、画像受信装置が能力情報を備えていない場合について、図10、図11を用いて説明する。
第1実施形態でも述べたように、画像送信装置1001は、送信ジョブ(センド機能)開始に先立って、図2に示すように画像受信装置に対して能力情報の有無を問い合わせる。第2実施形態においては、画像送信装置1001からの画像送信先となる、画像受信装置が能力情報を備えていない場合について、図10、図11を用いて説明する。
システム全体構成、画像送信装置1001のハードウェア構成及びソフトウェア構成は、第1実施形態と基本的な構成は同様であるので、説明は割愛する。
本実施形態においては、画像受信装置1005が能力情報を備えていないものとする。画像受信装置1005は、上述の第1実施形態で述べたような画像送信装置1001からの要求を受けて、画像データの仮格納、消去、正式格納の処理や中止、動作結果の通知を行うことができない。
そのため、画像送信装置1001において、画像データ送信後に課金処理を行うと、送信途中でネットワークが切断されると画像データ送信の一部または全てが行われたにも関らず、課金がされないという問題が発生する。したがって画像受信装置が能力情報を持たない場合は図10に示すように、画像送信308の前に課金処理ステップS307を実行する順番で、画像送信装置1001からの送信動作を行う。
ステップS301からステップS305までは、第1実施形態及び図7で記述したステップS101からステップS105までと同様なので説明を省略する。
ステップS305にて画面504を表示し、ユーザに料金支払いと送信実行の確認を求める。ユーザが画面504の「はい」を押下して送信実行と料金支払いを選択すると、まずステップS307にて画像送信装置1001は課金処理を実行する。ステップS308にて、画像受信装置1005への接続を開始し、HDD2004に蓄積した画像データを画像受信装置1005に送信する。ステップS309にて送信が完了すると、ステップS310にて画面507を表示してユーザに送信の正常完了を通知して終了する(ステップS350)。
ステップS306に戻り、ユーザが画面504で「中止」を選択した場合、画像送信装置1001は、ステップS330にて送信処理を中止し、ステップS331にてHDD2004に蓄積した画像データを消去する。そしてステップS332にて、ユーザに送信処理を中止した旨を通知して、終了する(ステップS350)。ステップS306において送信処理が中止された場合、画像受信装置1005への接続を行う前の段階であるので、画像受信装置1005における中止処理は必要ない。
ステップS308にて、画像送信中にネットワーク切断、タイムアウト等のエラーが発生して画像送信に失敗した場合、ステップS309でNOに分岐する。ステップS320にて、ステップS307で行った課金処理の情報を、エラーレポートのプリント出力を行い、画面521を表示してユーザに通知する。この課金処理の情報には、引き落とされた料金の情報が含まれる。
この時点で送信エラーが発生すると、すでにユーザに対して課金済みであるから、エラー発生以後の画像送信については料金の払い戻しが必要である。そのため、ユーザはプリント出力されたエラーレポートを、機器管理者、コンビニエンスストア等であれば店員に提示し、料金の払い戻しを求めることができる。あるいは、課金カウンタからの控除を受けることで、画像送信できないまま料金だけを取られることを回避することができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、第1実施形態及び第2実施形態において、送信する画像データは、原稿をスキャンしたものについて説明したが、着脱可能記憶媒体などから読み出したデータであっても良い。この場合は、不図示の記憶媒体リーダから、データを読み出し、HDD2004などに格納される。その後の送信処理は、第1実施形態及び第2実施形態で述べたように行われる。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また記録媒体としては、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページからダウンロードしてもよい。ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードしてもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。この場合、所定条件をクリアしたユーザにのみ、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報で暗号化されたプログラムを復号して実行し、プログラムをコンピュータにインストールしてもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現されてもよい。なお、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なってもよい。その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
Claims (22)
- データ送信装置と、該データ送信装置とネットワークを介して接続されるデータ受信装置を含むデータ通信システムにおいて、
前記データ送信装置は、
データを入力する入力手段と、
前記入力されたデータを格納する第1格納手段と、
前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する第1送信手段と、
前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金手段とを有し、
前記データ受信装置は、
前記データ送信装置から送信されたデータを受信する第1受信手段と、
前記受信されたデータを格納する第2格納手段とを有するデータ通信システムであって、
前記データ受信装置は、前記第2格納手段に前記データの格納が完了したことを示す情報を送信する第2送信手段をさらに有し、
前記データ送信装置は、前記情報を受信する第2受信手段をさらに有し、前記課金手段は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことを特徴とするデータ通信システム。 - 前記入力手段は、原稿の画像データを読み取る読取手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
- 前記データ送信装置は、前記データを送信指示する指示手段をさらに有し、前記第1送信手段は、前記送信指示があった場合に前記データを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信システム。
- 前記課金手段は、前記送信指示があった場合に前記課金処理を行うことを特徴とする請求項3に記載のデータ通信システム。
- 前記データの送信が中止された場合、前記第1格納手段および前記第2格納手段に格納されているデータを削除し、前記課金手段による課金処理を行わないことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のデータ通信システム。
- 前記課金手段による課金処理は、前記データのページ数単位で処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載のデータ通信システム。
- 前記課金手段による課金処理は、前記データのデータ量単位で処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載のデータ通信システム。
- ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置において、
データを入力する入力手段と、
前記入力されたデータを格納する格納手段と、
前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信手段と、
前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金手段と、
前記データ受信装置から前記データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信手段とを有し、
前記課金手段は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことを特徴とするデータ送信装置。 - 前記入力手段は、原稿の画像データを読み取る読取手段を含むことを特徴とする請求項8に記載のデータ送信装置。
- 前記データを送信指示する指示手段をさらに有し、前記送信手段は、前記送信指示があった場合に前記データを送信することを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ送信装置。
- 前記課金手段は、前記送信指示があった場合に前記課金処理を行うことを特徴とする請求項10に記載のデータ送信装置。
- 前記データの送信が中止された場合、前記格納手段に格納されているデータを削除し、前記課金手段による課金処理を行わないことを特徴とする請求項8乃至11いずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記課金手段による課金処理は、前記データのページ数単位で処理を行うことを特徴とする請求項8乃至12いずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記課金手段による課金処理は、前記データのデータ量単位で処理を行うことを特徴とする請求項8乃至12いずれか1項に記載のデータ送信装置。
- ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置において、
データを入力する入力手段と、
前記入力されたデータを格納する格納手段と、
前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信手段と、
前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金手段と、
前記データ受信装置の能力情報を受信する受信手段と、
前記能力情報によって、前記課金手段による課金処理方法を切換える制御手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。 - 前記課金処理方法は、前記送信手段によるデータの送信後に前記課金処理を行う第1の方法と、前記送信手段によるデータの送信前に前記課金処理を行う第2の方法のいずれかであることを特徴とする請求項15に記載のデータ送信装置。
- 前記第1の方法は、前記データ受信装置に前記データの格納が終了した後に前記課金処理を行うことを特徴とする請求項16に記載のデータ送信装置。
- 前記第2の方法は、前記格納手段に前記データの格納が終了した後に前記課金処理を行うことを特徴とする請求項16又は17に記載のデータ送信装置。
- ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置の制御方法において、
データを入力する入力工程と、
前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、
前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、
前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、
前記データ受信装置から前記データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信工程とを含み、
前記課金工程は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことを特徴とするデータ送信装置の制御方法。 - ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置の制御方法において、
データを入力する入力工程と、
前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、
前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、
前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、
前記データ受信装置の能力情報を受信する受信工程と、
前記能力情報によって、前記課金工程における課金処理方法を切換える制御工程とを含むことを特徴とするデータ送信装置の制御方法。 - ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置を制御するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
データを入力する入力工程と、
前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、
前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、
前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、
前記データ受信装置から前記データの格納が完了したことを示す情報を受信する受信工程とを含み、
前記課金工程は、前記情報を受信した場合に前記データに対して課金処理を行うことをコンピュータに実行させるためのプログラムコードからなることを特徴とするプログラム。 - ネットワークを介してデータ受信装置に接続されるデータ送信装置を制御するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
データを入力する入力工程と、
前記入力されたデータを記憶装置に格納する格納工程と、
前記格納されたデータを前記データ受信装置に送信する送信工程と、
前記送信されたデータに対して課金処理を行う課金工程と、
前記データ受信装置の能力情報を受信する受信工程と、
前記能力情報によって、前記課金工程における課金処理方法を切換える制御工程とをコンピュータに実行させるためのプログラムコードからなることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005370167A JP2007174342A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | データ通信システム、データ送信装置及びデータ送信装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005370167A JP2007174342A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | データ通信システム、データ送信装置及びデータ送信装置の制御方法 |
Publications (1)
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JP2005370167A Withdrawn JP2007174342A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | データ通信システム、データ送信装置及びデータ送信装置の制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011114491A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Canon Inc | 画像読取装置、方法、および、プログラム |
JP2016208069A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | シャープ株式会社 | ネットワーク送信方法、ネットワーク送信システム、および画像形成装置 |
-
2005
- 2005-12-22 JP JP2005370167A patent/JP2007174342A/ja not_active Withdrawn
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