JP2007174337A - セルラ通信システム、管理局装置および通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】セルラ通信システムにおいて、セル中心部に位置する端末のスループットを確保しながら、セルエッジにおけるセル間干渉を抑える。
【解決手段】本発明の一態様としての通信制御方法は、各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置から端末装置に届く信号の品質を測定し、測定された前記複数の基地局装置の信号品質に基づき、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、決定された基地局装置が1つの場合は第1のサブキャリアを用いて前記端末装置と通信することを指示する指示信号を前記決定後の基地局装置に送信し、決定された基地局装置が2つ以上の場合は、第2のサブキャリアを用いて前記決定された2つ以上の基地局装置と前記端末装置との間で時分割の通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信する。
【選択図】図11
【解決手段】本発明の一態様としての通信制御方法は、各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置から端末装置に届く信号の品質を測定し、測定された前記複数の基地局装置の信号品質に基づき、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、決定された基地局装置が1つの場合は第1のサブキャリアを用いて前記端末装置と通信することを指示する指示信号を前記決定後の基地局装置に送信し、決定された基地局装置が2つ以上の場合は、第2のサブキャリアを用いて前記決定された2つ以上の基地局装置と前記端末装置との間で時分割の通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信する。
【選択図】図11
Description
本発明は、セルラ通信システム、管理局装置および通信制御方法に関し、特にマルチキャリア通信方式をもちいた1セル周波数繰り返しセルラ通信システムのセル間干渉抑圧技術に関する。
従来の1セル周波数繰り返しセルラ通信システムにおけるセル間干渉抑圧においては、例えば、基地局が一定の定められた期間にのみ信号を送信するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術では、ユーザ毎に指示されたサブキャリアのみを用いて通信を行う、OFDMA通信方式を採用しているものがある(例えば、非特許文献1参照)。
特開P2001-231077号公報 P.7 第3図
IEEE Standard for Local and metropolitan area networks. Part 16: Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access Systems (Revision of IEEE Std 802.16-2001) 8.4 Wireless MAN-OFDMA PHY
しかし、特許文献1の方法では、特定のセルに注目すると、一定期間、地理的に干渉信号が存在しないものの、全く信号の送受信が出来ない期間があり、時間多重するセルが増えると、そのセル数に比例して、システム全体のスループットを低下させてしまう問題があった。
また、非特許文献1の方法では、複数の通信相手と通信を行う際に生じる、通信相手毎に、クロック周波数、ドップラー周波数、送信タイミングなどを同時に補正することが困難であるために、受信性能に劣化が生じるという問題があった。
本発明は、マルチキャリア通信方式をもちいた1セル周波数繰り返しセルラ通信システムにおいて、セル中心部に位置する端末のスループットを確保しながら、セルエッジにおけるセル間干渉を抑えることが出来るセルラ通信システム、管理局装置および通信制御方法を提供する。
本発明の一態様としてのセルラ通信システムは、各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置と、前記複数の基地局装置と通信を行う端末装置と、前記複数の基地局装置を管理する管理局装置と、を備えたセルラ通信システムであって、前記端末装置は、前記複数の基地局装置からの信号の品質を測定する信号品質測定手段と、前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第1のサブキャリアを用いて前記複数の基地局装置のうちの1つと通信を行う第1の通信手段と、 前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第2のサブキャリアを用いて2つ以上の前記基地局装置との間で時分割の通信を行う第2の通信手段と、を有し、各前記基地局装置は、前記端末装置と前記第1のサブキャリアを用いて通信するさらなる第1の通信手段と、他の1つ以上の前記基地局装置と一緒に前記第2のサブキャリアを用いて前記端末装置と時分割の通信を行うさらなる第2の通信手段と、前記管理局装置からの指示信号に基づき、前記第1のサブキャリアを用いた通信、前記第2のサブキャリアを用いた通信、前記端末装置との通信停止のいずれを行うかを決定し、決定した結果を示す信号を前記無線端末に送信する決定手段と、を有し、前記管理局装置は、前記端末装置において測定された前記複数の基地局装置の信号品質を表す情報を前記端末装置から前記複数の基地局装置のうちの1つ以上を介して受信する品質情報受信手段と、前記複数の基地局装置の信号品質に基づいて、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、決定された基地局装置が1つの場合は前記端末装置と前記第1のサブキャリアを用いた通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された基地局装置に送信し、また、前記決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信し、決定された基地局装置が2つ以上の場合は、決定された2つ以上の前記基地局装置と前記端末装置との間で前記第2のサブキャリアを用いた通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信し、また、前記決定により端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信する、通信方式決定手段と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の一態様としての管理局装置は、セルラ通信システムにおいて用いられる管理局装置であって、各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置から端末装置に届く信号の品質を表す情報を前記端末から前記複数の基地局装置のうちの1つ以上を介して受信する品質情報受信手段と、受信された前記複数の基地局装置の信号品質に基づいて、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、決定された基地局装置が1つの場合は前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第1のサブキャリアを用いて前記端末装置と通信することを指示する指示信号を前記決定された基地局装置に送信し、また、決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信し、決定された基地局装置が2つ以上の場合は、前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第2のサブキャリアを用いて前記決定された2つ以上の基地局装置と前記端末装置との間で時分割の通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信し、また、前記決定により端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信する、通信方式決定手段と、を備える。
本発明の一態様としての通信制御方法は、セルラ通信システムにおいて実行する通信制御方法であって、各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置から端末装置に届く信号の品質を測定し、測定された前記複数の基地局装置の信号品質に基づき、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、決定された基地局装置が1つの場合は前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第1のサブキャリアを用いて前記端末装置と通信することを指示する指示信号を前記決定された基地局装置に送信し、また、決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信し、決定された基地局装置が2つ以上の場合は、前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第2のサブキャリアを用いて前記決定された2つ以上の基地局装置と前記端末装置との間で時分割の通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信し、また、決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信する、ことを特徴とする。
本発明により、マルチキャリア通信方式をもちいた1セル周波数繰り返しセルラ通信システムにおいて、セル中心部に位置する端末のスループットを確保しながら、セルエッジにおけるセル間干渉を抑えることが出来る。また、セルエッジに位置する端末において、特定のサブキャリアを用いて時分割で通信を行うことで、パイロット信号を用いて、通信相手毎にクロック周波数、ドップラー周波数、送信タイミングなどずれを補正することが出来るため、通信品質を向上させることが出来る。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態としてのセルラ通信システムの構成例を示す。
基地局装置101および基地局装置102は管理局装置106と有線もしくは無線を用いて情報のやり取りを行うことが出来るものである。基地局装置101と基地局装置102が端末装置に対してサービスを行うことが出来る範囲(通信エリア)は一部分において重なっている。例えば、端末装置103は基地局装置101と、端末装置105は基地局装置102とマルチキャリア無線通信方式を用いて通信を行うことでサービスを受けることが出来る。また、端末装置104は基地局装置101および基地局装置102からのサービスを受けることが出来る。ここでは、簡単のため、2セルのみを記述しているが、管理局装置は3つ以上の複数の基地局装置を管理することが可能である。ここでは、基地局装置101と基地局装置102は地理的に離れているが、1つのセルの中に基地局装置101および基地局装置102が存在してもよい。例えば1つのセクタが複数のセクタに分割され、セクタごとに指向性アンテナをもつ基地局装置が配置されてもよい。また、基地局装置と管理局装置が同一装置内に実装されていてもよい。
図2はマルチキャリア通信方式のうちOFDM通信方式を用いた場合のセル中心部用サブキャリア(第1のサブキャリア)とセルエッジ用サブキャリア(第2のサブキャリア)の配置例を示す。
端末装置103は基地局装置101以外の基地局装置からの信号が到達しない位置にいるため、基地局装置101は端末装置103とセル中心部用サブキャリアを用いて通信を行う。同様に、基地局装置102は端末装置105とセル中心部用サブキャリアを用いて通信を行う。このとき、基地局装置101と端末装置103の信号と、基地局装置102と端末装置105の信号は地理的に離れているため、同一周波数・同一時刻において通信を行っても、お互いに干渉することなく通信を行うことが出来る。端末装置から基地局装置への上り通信と、基地局装置から端末装置への下り通信は時分割多重(TDD)、周波数分割多重(FDD)などを用いて分割する。また、セル中心部用サブキャリアを用いて通信を行う端末装置が複数存在する場合、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)、拡散コード分割多重アクセス(CDMA)などを用いてアクセスを行うことが考えられる。基地局装置101と基地局装置102の中間に位置する端末装置104においては、同一周波数・同一時刻において基地局装置101と基地局装置102が送信を行うとセル間干渉となり、通信品質が低下する。これを防ぐために、基地局装置101と基地局装置102はセルエッジ用サブキャリアを用いて、時分割して端末装置104に信号を送信する。このため、基地局装置101の出力信号電力は図2のパターン1とパターン2を繰り返す。パターン1ではセル中心部用サブキャリアとセルエッジ用サブキャリアとの両方を用い、パターン2ではセル中心部用サブキャリアのみを用いる。また、セルエッジ用サブキャリアを用いて通信を行う端末装置が複数存在する場合、セル中心部用サブキャリアのユーザ多重方式と同様に、TDMA、FDMA、OFDMA、CDMA等を用いて通信を多重することが考えられる。
図3は、図2とは異なる、セル中心部用サブキャリアとセルエッジ用サブキャリアの配置例を示す。
図3の例では、セルエッジ用サブキャリア同士の周波数間隔が大きく開くように、セルエッジ用サブキャリア同士の間にセル中心部用サブキャリアを3本はさんで各セルエッジ用サブキャリアを配置している。図2の場合と同様に、基地局装置101と基地局装置102はセルエッジ用サブキャリアにおいて、時分割して端末装置104に信号を送信する。このように、隣接するサブキャリアを避けてサブキャリアをセルエッジ用サブキャリアに割り当てることで、各セルエッジ用サブキャリアにおける相関性が低くなり、周波数ダイバーシチ効果(空間ダイバーシチ効果)が期待できる。
図4は、周波数マルチキャリア通信方式における、セル中心部用サブキャリアとセルエッジ用サブキャリアの配置例を示す。
図4の例では、図2、図3と異なり、OFDMの信号ではなく、それぞれのキャリアが、周波数的に独立しているマルチキャリア信号が示される。端末装置から基地局装置への上り通信と、基地局装置から端末装置への下り通信は時分割多重(TDD)、周波数分割多重(FDD)などを用いて分割する。また、セル中心部用サブキャリアを用いて通信を行う端末装置が複数存在する場合、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、拡散コード分割多重アクセス(CDMA)などを用いて基地局装置にアクセスを行うことが考えられる。また、セルエッジ用サブキャリアを用いて通信を行う端末装置が複数存在する場合も、セル中心部用サブキャリアのユーザ多重方式と同様に、TDMA、FDMA、CDMA等を用いて多重することが考えられる。
低周波帯域の信号は、一般的に電波の反射および回折の性質により、見通し外(NLOS:None Line Of Sight)に対しても電波を受信しやすいことが知られている。したがって、図4のようにセルエッジ用サブキャリアを低周波側に配置することにより、セルエッジに存在する見通し外の端末装置に対しても、より品質の高い通信を行うことが可能になる。一方、セル内部に存在する端末装置は受信電力が高いため、高周波帯域の信号でも品質の高い受信が可能である。
図5は、下り通信において図2のサブキャリア配置を採用した場合の、基地局装置101、基地局装置102の送信タイミングと、端末装置103、端末装置104、端末装置105の受信タイミングの例を示す。この例では、スロット単位でセルエッジ用サブキャリアを基地局装置の間で時分割する例を示している。なお、ここで1スロットはnOFDMシンボル(nは自然数)から構成される単位である。1スロット内にはタイミングや周波数の同期を行うためのパイロットシンボルや、データの伝送を行うためのデータシンボルが含まれている。図5(A)に示すように、基地局装置101は、セル中心部用サブキャリアにおいては、毎スロット、端末装置103に対して信号を送信する。また、これと同時に、セルエッジ用サブキャリアを用いて、1スロットおきに、端末装置104に対して信号を送信する。同様に、図5(B)に示すように、基地局装置102は、セル中心部用サブキャリアにおいては、毎スロット、端末装置105に対して信号を送信する。また、これと同時に、セルエッジ用サブキャリアを用いて、1スロットおきに、端末装置104に対して信号を送信する。この時、基地局装置101の端末装置104に対する送信信号の送信スロットタイミングと、基地局装置102の端末装置104に対する送信信号の送信スロットタイミングとが互いに重ならないように、管理局装置106によってタイミングの調整を行う。ここでは、2セルの場合のみを説明しているが、3セル以上の場合も同様に、一つのセルの基地局装置のみがセルエッジ用のサブキャリアを用いて送信を行い、他のセルの基地局装置はこの間、送信を行わない。
図5(C)に示すように、端末装置103は基地局装置101の送信信号のうち、セル中心部用サブキャリアの信号のみを受信する。この時、端末装置103は基地局装置101が端末装置104に対して送信しているセルエッジ用サブキャリアの信号も受信することは出来るが、この例ではこの信号を無視している。同様に、図5(E)に示すように、端末装置105でも基地局装置102の送信信号のうち、セル中心部用サブキャリアの信号のみを受信する。一方、端末装置104においては、図5(D)に示すように、基地局装置101、基地局装置102が送信したセルエッジ用サブキャリアの信号を交互に受信する。端末装置104においては基地局装置101および基地局装置102が送信する信号が到達するため、セル中心部用サブキャリアの信号は基地局装置101の送信信号と基地局装置102の送信信号が重なって受信されてしまう。このため、SINRが高くなって、受信性能は著しく劣化する。しかし、セルエッジ用サブキャリアにおいては、基地局装置101および基地局装置102の信号は時間的にずらされていて、重なることが無いために、SINRを低く抑えることが出来る。よって、セルエッジに存在する端末装置においても品質の良い通信を行うことが可能になる。
図6は端末装置が基地局装置および管理局装置に対して、位置登録をするシーケンス図を示す。
端末装置は電源投入時や定期的に、基地局装置からの同期信号およびパイロット信号、報知信号を受信し、その電力から端末装置に近いと考えら得る基地局装置に対して自分の存在を位置登録情報として知らせる。ここで、同期信号とは、パイロット信号および報知信号を受信するための同期を行う信号であり、パイロット信号とは、伝送路推定および受信電力・雑音電力測定を行うための信号であり、報知信号とは、基地局装置のIDや周辺セルの情報などをセル内の端末装置に通知するための信号である。これらの信号は、高いデータレートを要求せず、確実に端末装置に対して伝えなければならない信号である。このため、これらの信号をセルエッジ用サブキャリアに配置し、セルエッジに存在する端末装置のみならず、セル中心部の端末装置に対してもセルエッジ用サブキャリアを用いてこれらの信号を確実に通知することも考えられる。この例では、端末装置103は付近の基地局装置が定期的に送信している同期信号およびパイロット信号を受信してそのSINRを測定する(601)。そのなかから最も高いSINRを持つ基地局装置101を選択する。選択された基地局装置が以前と異なる場合や、電源投入時の場合、自分が基地局装置101の付近に存在することを位置登録情報として伝える(602)。基地局装置101は通知された位置登録情報を管理局装置106に対して通知する(603)。ここで、位置登録情報は、端末装置のIDや基地局装置のIDなどを含み、SINRを含んでも良い。このときセルエッジにいるような端末装置104の場合においても、SINRの測定結果から基地局装置101および基地局装置102のどちらかを選択して位置登録情報を通知する。これにより、管理局装置106は自分が管轄するセル群の中に、どの端末装置が存在するかを知ることが出来る。
図7は管理局装置から端末装置104に対して通信を開始する要求が発生した場合のシーケンス図を示す。これは、例えば、他の地域にある端末装置から端末装置104に対して通信の要求がでた場合などが考えられる。
管理局装置106は通信開始要求(701)が発生すると、端末装置104の位置登録情報から端末装置104の近くに存在する基地局装置101に対して、端末装置104にPaging(ページング:呼び出し通知)を行うように指示する(702)。基地局装置101は自分の近くにいると思われる端末装置104に対してPaging信号を送信する(703)。Paging信号を受信した端末装置104は基地局装置101との通信を開始する(704)。通信の開始方法は、後に述べる(図8)。図7の例では、基地局装置101のみが端末装置104に対してPaging通知を行っているが、位置登録情報における位置の解像度が一つのセル単位でなく、複数のセル単位である場合、複数の基地局装置からPaging通知を行うことも考えられる。この場合、端末装置104は適当な方法で基地局装置を特定して通信を開始する。
ここで、Paging通知を、セルエッジ用サブキャリアを用いて通知する方法と、セル中心部用サブキャリアを用いて通知する方法とが考えられる。
Paging通知および、通信開始時において、セルエッジ用サブキャリアを用いて通信を行う場合、時分割で信号を送信するため、端末装置がセルエッジに存在してもセル間の干渉が少なくて済むという利点がある。この場合、端末装置がセルエッジからセル中心部に移動した場合は後述する方法を用いて速やかにセル中心部用サブキャリアへ移行して通信を行う必要がある。セルエッジに存在する場合、端末装置はそのままセルエッジ用サブキャリアを用いて通信を行う。
Paging通知および、通信開始時において、セル中心部用サブキャリアを用いて通信を行う場合、端末装置がセルエッジに存在すると基地局装置102の送信信号が干渉となるが、BPSKなど干渉に強い変調方式を用いたり、OFCDMであれば拡散率を上げたりして、通信を開始する。これらの方法はスループットを犠牲にして干渉に対する耐性を高めるためのものであり、このまま通信を行うとシステムスループットの低下を招くため、後述する方法を用いてセルエッジ用サブキャリアへ移行して通信を行う必要がある。
図8は端末装置から管理局装置に対して通信を開始する要求が発生した場合のシーケンス図を示す。これは、例えば、Pagingを受け取った端末装置が基地局装置と通信を開始する場合や、端末装置104を持つユーザが他の地域にある端末装置に対して通信を行うために通信を開始する場合などが考えられる。
端末装置104は通信開始要求(801)が発生すると、以前に位置登録を行った基地局装置101に対して、Connection Request(接続要求)を通知する(802)。基地局装置101では端末装置104からのConnection Requestを管理局装置106に対して通知する(803)。ここで、Connection Requestは端末装置が基地局装置と個別チャネルを用いた通信を行うことを要求するものであり、加入者情報やユーザIDなどが含まれる。端末装置104からのConnection Requestを受け取った管理局装置106は通信を許可する場合、基地局装置101に対してConnection Setup(接続設定)を通知する(804)。Connection Setupを受け取った基地局装置101は同様にConnection Setupを端末装置104に対して通知する(805)。ここで、Connection Setupは通信許可を管理局装置が端末装置に伝えるための通知であり、これを受け取った端末装置は個別チャネルを用いて通信を開始することが出来る。
ここでも、Pagingと同様に、端末装置から基地局装置へのConnection Requestと基地局装置から端末装置へのConnection Setupを、セルエッジ用サブキャリアを用いて通知する方法と、セル中心部用サブキャリアを用いて通知する方法とが考えられる。具体的な方法はPagingの通知の場合と同様であるため省略する。
図9は、セル中心部からセルエッジに端末装置が移動した場合のシーケンス図を示す。ここでは、端末装置104が基地局装置101のセル中心部で通信を行っているときにセルエッジに移動した場合や、端末装置104がセルエッジに停止しておりかつ通信開始時に基地局装置101のセル中心部用サブキャリアを用いて通信を開始した場合などを想定している。
基地局装置101とセル中心部用サブキャリアを用いて通信(901)を行っている端末装置104は同時に、セルエッジ用サブキャリアを用いて基地局装置101と基地局装置102の通信品質を測定している(902)。この例では通信品質をSINRとしているが、SIRやBERなどの指標を組み合わせて通信品質を評価してもかまわない。SINRやSIRは高ければ通信品質が高いものであり、BERは低ければ通信品質は高いものである。通信品質測定結果は定期的にMeasurement Report(測定報告)としてセル中心部用サブキャリアを用いて、基地局装置101に通知される(903)。基地局装置101は端末装置104から受け取ったMeasurement Reportを管理局装置106に対して通知する(904)。管理局装置106は通知されたMeasurement Reportを基にセルエッジ用サブキャリアを用いた通信に変更するか否かを判定する(905)。この判定方法は図12を用いて後述する。
セルエッジ用サブキャリアを用いた通信に変更する場合、基地局装置101に対してReconfiguration Channel(チャネル再設定)を通知し(906)、基地局装置101ではセル中心部用サブキャリアを用いてReconfiguration Channelを端末装置104に通知(907)した後、端末装置104および基地局装置101の間の通信で使用するチャネルをセルエッジ用サブキャリアへ変更する。ここで、Reconfiguration Channel通知には、セル中心部用サブキャリアからセルエッジ用サブキャリアへ変更するための命令や時刻などが含まれている。また、管理局装置106は基地局装置102に対してPagingを通知する(908)。Paging通知を受けた基地局装置102は端末装置104に対して、セルエッジ用サブキャリアを用いてPagingを通知する(909)。このとき、基地局装置102からのPaging通知は基地局装置101からの信号とは時間的に多重されていて互いに干渉になることはない。端末装置104は基地局装置101からの命令によりセルエッジ用サブキャリアを用いて基地局装置101と通信を行いながら、基地局装置102からのPaging通知を待ち受け、基地局装置102との通信を確立させる。このような手順を用いて、端末装置104は基地局装置101および基地局装置102とセルエッジ用サブキャリアを用いて時分割多重で通信を行う(910)。
図10はセルエッジからセル中心部に端末装置が移動した場合のシーケンス図を示す。ここでは、端末装置104が基地局装置101セルエッジで通信を行っているときにセル中心部に移動した場合や、端末装置104がセル中心部に停止しておりかつ通信開始時に基地局装置101のセルエッジ用サブキャリアを用いて通信を開始した場合などを想定している。
基地局装置101および基地局装置102とセルエッジ用サブキャリアを用いて通信(1001)を行っている端末装置104は同時に、セルエッジ用サブキャリアを用いて基地局装置101と基地局装置102の通信品質を測定している(1002)。通信品質測定結果は、定期的にMeasurement Reportとしてセルエッジ用サブキャリアを用いて、基地局装置101もしくは基地局装置102またはこれらの両方に通知される(1003)。基地局装置101もしくは基地局装置102またはこれらの両方は端末装置104から受け取ったMeasurement Reportを管理局装置106に対して通知する(1004)。管理局装置106は通知されたMeasurement Reportを基にセル中心部用サブキャリアを用いた通信に変更するか否かを判定する(1005)。この判定方法は図11を用いて後述する。基地局装置101のセル中心部用サブキャリアを用いた通信に変更する場合、基地局装置102に対して、Release Channel(チャネル解放)通知を行う(1006)。この通知を受けた基地局装置102は端末装置104に対して、セルエッジ用サブキャリアを用いてRelease Channel通知を送信する(1007)。ここで、Release Channel通知にはセルエッジ用サブキャリアを用いた通信の停止命令や停止を行う時刻などが含まれている。一方、基地局装置101に対してはReconfiguration Channelを通知し(1008)、基地局装置101ではセルエッジ用サブキャリアを用いて端末装置104にReconfiguration Channelを通知(1009)した後、端末装置104および基地局装置101の間の通信で使用するチャネルをセル中心部用サブキャリアへ変更する。ここで、Reconfiguration Channel通知には、セルエッジ部用サブキャリアからセル中心部用サブキャリアへ変更するための命令や変更を実行する時刻などが含まれている。このような手順を用いて、端末装置104は基地局装置102との通信を停止し、基地局装置101とセル中心部用サブキャリアを用いて通信を行う(1010)。
図11はセルエッジ用サブキャリアを用いて通信を行っている端末装置のMeasurement Reportを受けて管理局装置が、通信に用いているサブキャリアを変更するか否かを判定するためのフローを示す。
基地局装置101および基地局装置102とセルエッジ用サブキャリアを用いて通信を行っている端末装置104のMeasurement Reportを受け取った管理局装置は、
SINR_基地局装置101 − HOth1 > SINR_基地局装置102 ・・・(式1)
を評価する(1101)。ここで、SINR_基地局装置101、SINR_基地局装置102は端末装置104から通知された基地局装置101および基地局装置102の通信品質測定結果であり、HOth1はセルエッジ用サブキャリアを用いた通信からセル中心部用サブキャリアを用いた通信へ変更するための通信品質差の閾値である。HOth1は小さければセルエッジ用サブキャリアを用いた通信からセル中心部用サブキャリアを用いた通信へ変更しやすくなるが、HOth1は小さいと変更が頻繁に起こるためスループットが低下することが考えられる。この値はセルの大きさや想定される端末装置の数などに応じてシステムとしてあらかじめ定めておく必要がある。
SINR_基地局装置101 − HOth1 > SINR_基地局装置102 ・・・(式1)
を評価する(1101)。ここで、SINR_基地局装置101、SINR_基地局装置102は端末装置104から通知された基地局装置101および基地局装置102の通信品質測定結果であり、HOth1はセルエッジ用サブキャリアを用いた通信からセル中心部用サブキャリアを用いた通信へ変更するための通信品質差の閾値である。HOth1は小さければセルエッジ用サブキャリアを用いた通信からセル中心部用サブキャリアを用いた通信へ変更しやすくなるが、HOth1は小さいと変更が頻繁に起こるためスループットが低下することが考えられる。この値はセルの大きさや想定される端末装置の数などに応じてシステムとしてあらかじめ定めておく必要がある。
(式1)が成り立つ場合(1101のYES)、基地局装置101の通信品質は基地局装置102の通信品質より十分によいと判断し、基地局装置101の通信に用いられているサブキャリアをセル中心部用サブキャリアに変更するとともに、基地局装置102の通信を切断する(1103)。(式1)が成り立たない場合(1101のNO)、さらに、
SINR_基地局装置102 − HOth1 > SINR_基地局装置101 ・・・(式2)
を評価する(1102)。(式2)が成り立つ場合(1102のYES)、基地局装置102の通信品質は基地局装置101の通信品質より十分によいと判断し、基地局装置102の通信に用いられているサブキャリアをセル中心部用サブキャリアに変更するとともに、基地局装置101の通信を切断する(1104)。
SINR_基地局装置102 − HOth1 > SINR_基地局装置101 ・・・(式2)
を評価する(1102)。(式2)が成り立つ場合(1102のYES)、基地局装置102の通信品質は基地局装置101の通信品質より十分によいと判断し、基地局装置102の通信に用いられているサブキャリアをセル中心部用サブキャリアに変更するとともに、基地局装置101の通信を切断する(1104)。
(式1)および(式2)のいずれも成り立たない場合(1102のNO)、基地局装置101と基地局装置102の通信品質の間に有意な差がないと判断し、セルエッジ用サブキャリアを用いた通信を継続する(1105)。
この例では、通信品質を評価する値としてSINRを用いているが、SIR、BERなどを用いても同様の評価を行うことが出来る。また、通知された通信品質は複数回にわたって平均をとるなどして、測定誤差を低くする方法も考えられる。
図12はセル中心部用サブキャリアを用いて通信を行っている端末装置のMeasurement Reportを受けて管理局装置が、端末装置が用いているサブキャリアを変更するか否かを判定するためのフローを示す。
基地局装置101とセル中心部用サブキャリアを用いて通信を行っている端末装置104のMeasurement Reportを受け取った管理局装置は、
SINR_基地局装置102 − HOth2 > SINR_基地局装置101 ・・・(式3)
を評価する(1201)。ここで、SINR_基地局装置101、SINR_基地局装置102は端末装置104から通知された基地局装置101および基地局装置102の通信品質測定結果であり、HOth2はセル中心部用サブキャリアを用いた通信からセルエッジ用サブキャリアを用いた通信へ変更するための通信品質差の閾値である。HOth2は小さければセル中心部用サブキャリアを用いた通信からセルエッジ用サブキャリアを用いた通信へ変更しやすくなるが、HOth2が小さいと変更が頻繁に起こるためスループットが低下することが考えられる。この値はセルの大きさや想定される端末装置の数などに応じてシステムとしてあらかじめ定めておく必要がある。
SINR_基地局装置102 − HOth2 > SINR_基地局装置101 ・・・(式3)
を評価する(1201)。ここで、SINR_基地局装置101、SINR_基地局装置102は端末装置104から通知された基地局装置101および基地局装置102の通信品質測定結果であり、HOth2はセル中心部用サブキャリアを用いた通信からセルエッジ用サブキャリアを用いた通信へ変更するための通信品質差の閾値である。HOth2は小さければセル中心部用サブキャリアを用いた通信からセルエッジ用サブキャリアを用いた通信へ変更しやすくなるが、HOth2が小さいと変更が頻繁に起こるためスループットが低下することが考えられる。この値はセルの大きさや想定される端末装置の数などに応じてシステムとしてあらかじめ定めておく必要がある。
(式3)が成り立つ場合(1201のYES)、基地局装置102の通信品質は基地局装置101の通信品質と比較して遜色が無くセルエッジ用サブキャリアを用いて通信を行うことが可能であるとともに、基地局装置102のセル中心部用サブキャリアが基地局装置101と端末装置104とのセル中心部用サブキャリアを用いた通信に干渉を与えているものと管理局装置は判断する。この結果、管理局装置は、基地局装置101と端末装置104との通信を、セルエッジ用サブキャリアを用いた通信に変更するとともに、基地局装置102と端末装置104とのセルエッジ用サブキャリアを用いた通信を確立する(1202)。
(式3)が成り立たない場合(1201のNO)、基地局装置101の信号品質は基地局装置102の信号品質と比較して十分によいと判断し、基地局装置101とのセル中心部用サブキャリアを用いた通信を継続する(1203)。
図11、図12では基地局の数が2の場合の例を述べたが、図15に、基地局が3つ以上存在する場合において、どのサブキャリアを用いて通信を行うかを決定する、管理局装置における基地局装置および端末装置の通信サブキャリア決定フローの一例を示す。
管理局装置は基地局装置経由で端末装置からのMeasurement Reportを受け取る。ここでは、n個の基地局装置との通信品質SINR_基地局装置_i(iは基地局装置の番号:0からn−1までの整数)を受け取ったものとする。まず、集合SINR_基地局装置_iの中から最大の通信品質を選びその値をSINR_基地局装置_MAXとする。次に、SINR_基地局装置_iの中から
SINR_基地局装置_MAX − HOth1 > SINR_基地局装置_j
となる、集合SINR_基地局装置_jを選択する(1501)。集合SINR_基地局装置_jの中から、現在通信を行っている基地局装置が存在する場合、管理局装置はその基地局装置に対して端末装置との通信を切断するように指示を出す(1502)。また、SINR_基地局装置_iの中から
SINR_基地局装置_MAX − HOth2 < SINR_基地局装置_k
となる、集合SINR_基地局装置_kを選択する(1503)。集合SINR_基地局装置_k中から、現在通信を行っていない基地局装置が存在する場合、管理局装置はその基地局装置に対して端末装置との通信を開始するように指示を出す(1504)。
SINR_基地局装置_MAX − HOth1 > SINR_基地局装置_j
となる、集合SINR_基地局装置_jを選択する(1501)。集合SINR_基地局装置_jの中から、現在通信を行っている基地局装置が存在する場合、管理局装置はその基地局装置に対して端末装置との通信を切断するように指示を出す(1502)。また、SINR_基地局装置_iの中から
SINR_基地局装置_MAX − HOth2 < SINR_基地局装置_k
となる、集合SINR_基地局装置_kを選択する(1503)。集合SINR_基地局装置_k中から、現在通信を行っていない基地局装置が存在する場合、管理局装置はその基地局装置に対して端末装置との通信を開始するように指示を出す(1504)。
図15のフローの結果、管理局装置が通信を指示した基地局装置が複数の場合、セルエッジ用サブキャリアを用いて時分割通信を行う。また、管理局装置が通信を指示した基地局装置が一つのみの場合、セル中心部用サブキャリアを用いて通信を行う。
端末装置に対して通信を行う基地局装置が追加される場合は、図9と同様に、Reconfiguration Channelを用いて今まで行っていたチャネルの変更を行い、新しい基地局装置とはPagingを用いて同期を確立し通信を開始する。また、端末装置に対して通信を行う基地局装置が削減される場合は、図10と同様に、Release Channelを用いて今まで行っていたチャネルの切断を行い、残される基地局装置とはReconfiguration Channelを用いて今まで行っていたチャネルの変更を行う。
図13は本発明の一実施の形態としての端末装置の構成を示すブロック図である。
アンテナ1300において受信された信号はRF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)部1301において周波数変換された後、ADC(Analog Digital Converter)1302において、デジタル信号に変換される。ADC1302の出力はSINR測定部1303に入力され、例えばセルエッジ用サブキャリアの信号を用いて各基地局装置のSINRが測定される。また、チャネル選択部(Channel Selector)1304は、チャネル制御部(Channel Controller)1306から指定されるサブキャリアの信号を、ADC1302からのデジタル信号から選択して、Rx BB(Base Band)部(受信BB部)1305に転送する。なお、通信開始時等、チャネル制御部1306からの指示がない場合は、チャネル選択部1304は、あらかじめ定められたサブキャリアの信号をデジタル信号から選択して受信BB部1305に転送する。受信BB部1305では伝送路推定、復調、誤り訂正復号などが行われ、データに関しては上位レイヤに転送される。また、Reconfiguration Channel命令などの通信サブキャリアを指定するような制御信号については受信BB部1305はチャネル制御部1306へ転送する。チャネル制御部1306は受信BB部1305から転送された、基地局装置からの制御信号に基づいて、チャネル選択部1304、1308に送受信に用いるサブキャリアの情報を通知する。Tx BB部(送信BB部)1307は上位レイヤからのデータ信号とSINR測定部1303からの測定結果とを多重し、さらに誤り訂正符号化、変調などの処理を行って、チャネル選択部1308に転送する。チャネル選択部1308は、チャネル制御部1306から指定されたサブキャリアに、送信BB部1307から転送された信号を割り当てる。なお、通信開始時等、チャネル制御部1306からの指示がない場合は、チャネル選択部1308は、あらかじめ定められたサブキャリアに、送信BB部1307から転送された信号を割り当てる。チャネル選択部1308の出力はDAC(Digital Analog Converter)1309、RF/IF部1310を経てアンテナ1300から出力される。
図14は本発明の一実施の形態としての、基地局装置および管理局装置の構成を示すブロック図である。基地局装置1414、1415・・・と、管理局装置1420とが示される。
基地局装置において、アンテナ1400において受信された信号はRF/IF部1401において周波数変換された後、ADC1402においてデジタル信号に変換される。ADC1402の出力は、各端末装置用のチャネル選択部1403(1)〜1403(N)に入力される。チャネル選択部1403(1)〜1403(N)は、管理局装置のチャネル制御部1407から指定されたサブキャリアの信号を、ADC1402からのデジタル信号から選択して、受信BB部1404(1)〜1404(N)に転送する。なお、通信開始時等、チャネル制御部1407からの指示がない場合は、チャネル選択部1403(1)〜1403(N)は、あらかじめ定められたサブキャリアの信号を選択して受信BB部1404(1)〜1404(N)に転送する。受信BB部1404(1)〜1404(N)では伝送路推定、復調、誤り訂正復号などが行われ、データに関しては上位レイヤに転送される。一方、通信するサブキャリアを判定するためのMeasurement Reportの制御信号に関しては、管理局装置におけるチャネル制御部1407へ転送される。管理局装置におけるチャネル制御部1407は、基地局装置からのMeasurement Reportを受けて、通信するサブキャリアを判定し、チャネル選択部1403(1)〜1403(N)、1409(1)〜1409(N)に対して、送受信するサブキャリアの情報を通知する。送信BB部1408(1)〜1408(N)は上位レイヤからのデータ信号とチャネル制御部1407からのReconfiguration Channel命令などとを多重し、さらに誤り訂正符号化、変調などの処理を行って、チャネル選択部1409(1)〜1409(N)に転送する。チャネル選択部1409(1)〜1409(N)は、チャネル制御部1407から指定されたサブキャリアに、送信BB部1408(1)〜1408(N)から転送された信号を割り当てる。なお、通信開始時等、チャネル制御部1407からの指示がない場合は、チャネル選択部1409(1)〜1409(N)は、あらかじめ定められたサブキャリアに信号を割り当てる。チャネル選択部1409(1)〜1409(N)の出力はDAC1412、RF/IF部1413を経てアンテナ1400から出力される。
以上のように、本実施の形態によれば、セル中心部用サブキャリア群を用いてセル中心付近に存在する端末と基地局の間の通信を行うことにより通信速度を確保するとともに、セルエッジ用サブキャリアを用いてセルエッジ付近に存在する端末と複数の基地局の間の通信を時分割で行うことにより、1セル周波数繰り返しで問題となるセル間干渉を抑圧し、セルエッジ付近に存在する端末のスループットを向上させることが出来る。
すなわち、端末装置が測定した通信品質に応じて、その端末装置がセルエッジに存在するかどうかを判断し、セルエッジに存在するなら、セルエッジ用サブキャリアを用いて、複数の基地局装置と端末装置とが時分割で通信を行うようにしたため、セル中心部に存在する端末装置のスループットの低下を抑えつつ、セルエッジに存在する端末装置の通信品質を向上することが可能になり、これにより1セル周波数繰り返しマルチキャリア通信システムのシステムスループットを向上させることが出来る。
また、本実施の形態によれば、低周波数の電波の反射および回折の特性を利用して、低周波成分を持つサブキャリアをセルエッジ用のサブキャリアに割り当てるようにしたため、同じ送信電力においてもセルエリアを広げることが出来、よって周波数利用効率をより向上することが出来る。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
101、102、1414、1415 基地局装置
103、104、105 端末装置
106、1420 管理局装置
1300、1400 アンテナ
1301、1310、1401、1413 RF/IF部
1302、1402 ADC
1303 SINR測定部
1304、1308、1403(1)〜1403(N)、1409(1)〜1409(N) チャネル選択部
1305、1404(1)〜1404(N) 受信BB部
1306 端末装置のチャネル制御部
1307、1408(1)〜1408(N) 送信BB部
1309、1412 DAC
1407 管理局装置のチャネル制御部
103、104、105 端末装置
106、1420 管理局装置
1300、1400 アンテナ
1301、1310、1401、1413 RF/IF部
1302、1402 ADC
1303 SINR測定部
1304、1308、1403(1)〜1403(N)、1409(1)〜1409(N) チャネル選択部
1305、1404(1)〜1404(N) 受信BB部
1306 端末装置のチャネル制御部
1307、1408(1)〜1408(N) 送信BB部
1309、1412 DAC
1407 管理局装置のチャネル制御部
Claims (12)
- 各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置と、前記複数の基地局装置と通信を行う端末装置と、前記複数の基地局装置を管理する管理局装置と、を備えたセルラ通信システムであって、
前記端末装置は、
前記複数の基地局装置からの信号の品質を測定する信号品質測定手段と、
前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第1のサブキャリアを用いて前記複数の基地局装置のうちの1つと通信を行う第1の通信手段と、
前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第2のサブキャリアを用いて2つ以上の前記基地局装置との間で時分割の通信を行う第2の通信手段と、を有し、
各前記基地局装置は、
前記端末装置と前記第1のサブキャリアを用いて通信するさらなる第1の通信手段と、
他の1つ以上の前記基地局装置と一緒に前記第2のサブキャリアを用いて前記端末装置と時分割の通信を行うさらなる第2の通信手段と、
前記管理局装置からの指示信号に基づき、前記第1のサブキャリアを用いた通信、前記第2のサブキャリアを用いた通信、前記端末装置との通信停止のいずれを行うかを決定し、決定した結果を示す信号を前記無線端末に送信する決定手段と、を有し、
前記管理局装置は、
前記端末装置において測定された前記複数の基地局装置の信号品質を表す情報を前記端末装置から前記複数の基地局装置のうちの1つ以上を介して受信する品質情報受信手段と、
前記複数の基地局装置の信号品質に基づいて、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、
決定された基地局装置が1つの場合は前記端末装置と前記第1のサブキャリアを用いた通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された基地局装置に送信し、また、前記決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信し、
決定された基地局装置が2つ以上の場合は、決定された2つ以上の前記基地局装置と前記端末装置との間で前記第2のサブキャリアを用いた通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信し、また、前記決定により端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信する、通信方式決定手段と、を有する、
ことを特徴とするセルラ通信システム。 - 前記通信方式決定手段は、前記複数の基地局装置の信号品質のうち最も品質が高いものを選択し、選択した信号品質との差が閾値より大きい信号品質をもつ基地局装置を、前記端末装置の通信対象から除外することを決定することを特徴とする請求項1に記載のセルラ通信システム。
- 前記通信方式決定手段は、前記複数の基地局装置の信号品質のうち最も品質が高いものを選択し、選択した信号品質との差が閾値より小さい信号品質をもつ基地局装置を、前記端末装置の通信対象に追加することを決定することを特徴とする請求項1に記載のセルラ通信システム。
- 前記第1のサブキャリアは、前記同一の周波数帯域に含まれる使用可能なN本のサブキャリアのうち、高周波側のH本のサブキャリアであり、
前記第2のサブキャリアは、前記同一の周波数帯域に含まれる使用可能なN本のサブキャリアのうち、低周波側のN−H本のサブキャリアである、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のセルラ通信システム。 - セルラ通信システムにおいて用いられる管理局装置であって、
各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置から端末装置に届く信号の品質を表す情報を前記端末から前記複数の基地局装置のうちの1つ以上を介して受信する品質情報受信手段と、
受信された前記複数の基地局装置の信号品質に基づいて、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、
決定された基地局装置が1つの場合は前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第1のサブキャリアを用いて前記端末装置と通信することを指示する指示信号を前記決定された基地局装置に送信し、また、決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信し、
決定された基地局装置が2つ以上の場合は、前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第2のサブキャリアを用いて前記決定された2つ以上の基地局装置と前記端末装置との間で時分割の通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信し、また、前記決定により端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信する、通信方式決定手段と、
を備えた管理局装置。 - 前記通信方式決定手段は、前記複数の基地局装置の信号品質のうち最も品質が高いものを選択し、選択した信号品質との差が閾値より大きい信号品質をもつ基地局装置を、前記端末装置の通信対象から除外することを決定することを特徴とする請求項5に記載の管理局装置。
- 前記通信方式決定手段は、前記複数の基地局装置の信号品質のうち最も品質が高いものを選択し、選択した信号品質との差が閾値より小さい信号品質をもつ基地局装置を、前記端末装置の通信対象に追加することを決定することを特徴とする請求項5に記載の管理局装置。
- 前記第1のサブキャリアは、前記同一の周波数帯域に含まれる使用可能なN本のサブキャリアのうち、高周波側のH本のサブキャリアであり、
前記第2のサブキャリアは、前記同一の周波数帯域に含まれる使用可能なN本のサブキャリアのうち、低周波側のN−H本のサブキャリアである、
ことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の管理局装置。 - セルラ通信システムにおいて実行する通信制御方法であって、
各々の通信エリアが一部重なるように配置されかつ各々同一の周波数帯域を利用する複数の基地局装置から端末装置に届く信号の品質を測定し、
測定された前記複数の基地局装置の信号品質に基づき、前記端末装置と通信する基地局装置を決定し、決定の結果、前記端末装置の通信対象となる基地局装置に変更が生じる場合、
決定された基地局装置が1つの場合は前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第1のサブキャリアを用いて前記端末装置と通信することを指示する指示信号を前記決定された基地局装置に送信し、また、決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信し、
決定された基地局装置が2つ以上の場合は、前記同一の周波数帯域に含まれるサブキャリアのうち第2のサブキャリアを用いて前記決定された2つ以上の基地局装置と前記端末装置との間で時分割の通信を行うことを指示する指示信号を前記決定された2つ以上の基地局装置に送信し、また、決定により前記端末装置の通信対象から除外された基地局装置に通信停止を指示する指示信号を送信する、
通信制御方法。 - 測定された前記複数の基地局装置の信号品質のうち最も品質が高いものを選択し、選択した信号品質との差が閾値より大きい信号品質をもつ基地局装置を、前記端末装置の通信対象から除外することを決定することを特徴とする請求項9に記載の通信制御方法。
- 測定された前記複数の基地局装置の信号品質のうち最も品質が高いものを選択し、選択した信号品質との差が閾値より小さい信号品質をもつ基地局装置を、前記端末装置の通信対象に追加することを決定することを特徴とする請求項9に記載の通信制御方法。
- 前記第1のサブキャリアは、前記同一の周波数帯域に含まれる使用可能なN本のサブキャリアのうち、高周波側のH本のサブキャリアであり、
前記第2のサブキャリアは、前記同一の周波数帯域に含まれる使用可能なN本のサブキャリアのうち、低周波側のN−H本のサブキャリアである、
ことを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の通信制御方法。
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