JP4912878B2 - Ofdmaシステムおよび方法 - Google Patents
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Description
(関連出願へのクロスリファレンス)
本出願は、「OFDMAシステムおよび方法」と題する2003年6月19日付けで出願されたイスラエル特許出願第156540号に関連しており、これに基づき優先権を主張する。
本発明は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)を利用するネットワークにおいて、他の基地局(BS)からの送信によって生ずる加入者ユニット(SU)での干渉の問題を解決する。
これは、SUが2つ以上のBSから同等の電力レベルでダウンリンク送信を受信するために発生する。図1は、この状況を示しており、重なり合った領域12、13の1つに位置する1つのSU11は、2つ以上のBS14、15(又は14、16)から同等の電力レベルでダウンリンク送信を受信する。
本発明に従えば、ワイヤレスOFDMAシステムおよび方法が提供される。
A.2つ以上のBSから送信を受信することによってSUが蒙る干渉を低減する。
B.チャネルをサブ・チャネルに区分しサブ・チャネルを異なるBSに割り当てるための集中/分散型決定機構を利用することによる周波数再利用度1の無線周波数チャネルを効率的に活用する。
C.効率的なハンド・オーバ機構のサブ・チャネル割当ておよびデータ送信に関してBS間で調整する。
D.特定の活用シナリオに従う又は負荷平衡のための静的サブ・チャネルを割り当て又は動的サブ・チャネルを割り当てる。
E.各サブ・チャネルのSNRを適時に改善するフォワード自動電力制御(FAPC)を利用する。
1.各BSから修正された同期シーケンスを送信して、各セルで各SUの明確な同期を可能とする。BSは、典型的には、GPSから取得される共通の周波数/タイミング基準を共有することが想定されるが、他の方法を利用することも可能である。
a.管理インタフェースを通してBS送信を同期する。
b.各BSでのトラフィック負荷レベルを十分に低く保ち、発生する衝突を許容範囲内に収めるか又はプロトコル・スタックの上位層で修正できるようにする。
c.異なるBSに対しては、異なるサブ・チャネルを割り当てることによってBS相互間でサブ・チャネルの分離(搬送波分離)を実現する。
OFDMAシステムでは、BSは、ダウンストリームで専用のサブ・チャネル(単数または複数)を介して特定の1つのSUまたはSU群に対して情報を送信する手段を含む。
これらの手段は、他のサブ・チャネルの電力を抑制しながらBSの特別なサブ・チャネルの搬送波の電力を増強する手段を提供する。
この特性は、システムの総合的なリンク・バジェットを増大させ、遠方あるいは非常に低い受信信号のSN比(SNR)を有するSUとの通信を可能とする。
本発明の別の態様に従えば、すべてのBSが周波数および時間空間で同期し同じフレーム数およびスロット・インデックスを持ち、GPSやその他の外部同期機構のような制御用マクロ同期システムを生成する同じ基準クロックを有し、各セル内での各SUの明確な同期が実現する。
本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら一例を挙げて説明する。
BSは、例えば、GPSから取得した共通の周波数/タイミング基準を共有する。
4つの基地局の実施例について、図5および図6が参照される。パイロットは、OFDMAに関連して上述したように共有される。
次に干渉低減方法の実施の形態を示す。これは、IEEE802.16またはその他の方法で活用される。
サブ・セットは、すべてのBSおよびSUにとって予め決められ、既知である。
a.管理インタフェースを通してBS送信を同期する。
b.各BSでのトラフィック負荷レベルを十分に低く保ち、発生する衝突を許容範囲内に収めるか又はプロトコル・スタックの上位層で修正できるようにする。
c.異なるBSに対しては、異なるサブ・チャネルを割り当てることによってBS相互間で周波数の直交性を実現する。
a.BSの特定の負荷に従ってBSにサブ・チャネルが動的に割り当てられる。
セルラ・システムでは、セル当たりの活動しているユーザの数および呼出し当たりのトラフィック・プロファイルは、特にモバイル・システムでは、時間とともに変化する。BSは、活動性の低いBSを切り捨て、活動性の高いBSにより多くの資源(すなわち、サブ・チャネル)を提供することができるように調整された方法で資源割当てを実行すべきである。
1)2つのBSは、同じサブ・チャネルを使ってSUに同じデータを送信する。
そのチャネルは、データを組み合わせる。データは、各BS送信のもとでは、非コヒーレントであり、マルチパスと考えることができる。これは、良好な受信ダイバシティを与え、他方では、SUが組み合わされたデータをコヒーレントに復調することを可能とする。
2)2つのBSは、異なるサブ・チャネルを使って同じデータをSUに送信できる。
SUは、信号をコヒーレントに復調し、例えば、最大比合成法を利用して、これらを組み合わせる。
この特性は、システムの総合的なリンク・バジェットを増加させ、遠方にあるSUあるいは非常に低い受信SN比(SNR)を持つSUとの通信を許容する。
a.低いSNRを持つ搬送波の情報を変調しない。
b.良好な搬送波のために減衰した搬送波の電力を増強する(ユーザごとに行う)。
a.実効時間
b.サンプル数
c.チャネル情報
を含む。
このとき、実効時間は、送信情報の実効時間であり、両サイド(受信器および送信器)にとって既知の共通基準に基づくものである。
サンプル数は、続くフィールドの要素数であり、この値は、アクセス・スプレッド時間の関数となる。
チャネル情報は、等間隔の受信チャネルのサンプルである。
a.SUは、BSと休止期間について合意する。これは、SUがダウンストリームの情報を復調しない時間間隔を定義する。
b.BSがSUに伝えるべき情報を持っているときは、これを破棄するか又はバッファに入れ、次の活動開始時点(次の休止期間タイマが時間切れしたとき)でSUに送信する。
c.活動期間には、BSは、同期のための特別な任務にSUを割り当てる。
d.SUは、活動フレームに続くフレームにおいて通常の動作モードに復帰する。
a.異なるBSから同じSUに対して同じサブ・チャネルを使って同じ情報を送信して情報を失うことなくBS間で送信を可能とするダイバシティ特性を実現する。
b.異なるBSから同じSUに対して異なるサブ・チャネルを使って同じ情報を送信して情報を失うことなくBS間で送信を可能とするダイバシティ特性を実現する。
方法終了
提案された発明の1つの実施の形態では、次のような適応割当て法が用いられる。
1.サブ・チャネルの割当てに関するBS間での調整をする。BSへのサブ・チャネルの割当て(サブ・チャネルの個数)は、利用負荷およびBSのトラフィック・プロファイルに従って行われる。
3.サブ・チャネルへのデータおよびパイロットの編成をする。
a.可変パイロットを取り上げて時間シフトを行いながら割当てを実行する。
b.固定パイロットは、基地局間で等分に分割され常時、送信される。
4.周波数空間での可変パイロットの割当をする。
5.基地局ごとにパイロットに対して異なる擬似雑音シーケンスを用いることによる異なる基地局間の分離をする。
6.ダウンストリーム方向でフォワード自動電力制御(FAPC)の利用をする。
7.OFDMAシステムでダウンリンク適応変調をする。
8.周波数全域を使用しない、ダウンストリーム・チャネルでのサブ・チャネルおよびパイロットの選択送信をする。
a.SNRが低い搬送波の情報を変調しない。
b.良好な搬送波のために減衰した搬送波の電力増強を行う。ユーザごとに行う。
10.TDDシステム用のサブ・チャネル(アップストリーム)での副搬送波の選択送信をする。SUは、アップリンク方向でBSに情報を送信するとき、段階9a、9bを実行する。
11.TDDあるいはFDDシステム用のダウンストリームまたはアップストリームでの閉ループ手順を利用したサブ・チャネルの副搬送波の選択送信をする。
a.SUは、BSと休止期間について合意する。これは、SUがダウンストリームの情報を復調しない時間間隔を定義する。
b.BSがSUに伝えるべき情報を有するときは、それを破棄するか、あるいはバッファに入れておき、次の活動開始時点で(次の休止期間タイマが時間切れしたときに)SUに送信する。
c.活動期間には、BSは、同期のための特別な任務にSUを割り当てる。
SUは、活動フレームに続くフレームにおいて通常の動作モードに復帰するはずである。
13.OFDMA物理層への移動IPプロトコルの採用をする。
この方法は、信号が弱いときに、電力増幅器への電力を削減するために利用できる。
a.OFDMA/OFDM信号の送信器において(順序、クラスタ、グループあるいは分散副搬送波が何であっても)、予め送信信号のエンベロープを検出する。
b.エンベロープを表す信号を増幅器の電源に送信する。
c.これに従って電源の電力増幅器のトランジスタの動作点を変更する。信号が強いときは、より大きな電力が消費され、信号が弱いときは、消費電力も小さい。
方法終了
Claims (24)
- 単一周波数の直交周波数分割多元接続(OFDMA)チャネルを使用するセルラ・ワイヤレス・システムであって,該システムは複数の基地局を含み,該基地局は,制御のために,および基地局間でOFDMAサブ・チャネルを共有するために,基地局間での周波数および時間空間の同期手段と,複数の基地局間でサブ・チャネルを割り当てるために基地局間で調整する手段と,各基地局が,自分が送信するパイロットに関して基地局間で異なる擬似雑音シーケンスを使用するとともに,基地局間で異なる可変パイロットセットを割り当てる手段,とを含む前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,前記同期手段は,前記複数の基地局によって,同じフレーム数およびスロット・インデックス並びに同じ基準クロックが使用されることを保証する手段を含む前記ワイヤレス・システム。
- 請求項2記載のワイヤレス・システムであって,基地局は,該基地局が前記同じ基準クロックを有することを保証するために,GPSあるいはその他の外部共通信号を使用する,前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,サブ・チャネル間で周波数の分離がない,前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,更に,共通のRF受信器および共通のFFTをすべての基地局に対して使用し,いくつかの基地局から同時情報を正しく受信することを可能にするガード・インターバル(GI)を生成するため,十分大規模にFFTを実行する加入者ユニットを含む前記ワイヤレス・システム。
- 請求項5記載のワイヤレス・システムであって,前記FFTは,基地局のセル半径を電磁波が伝搬する時間の少なくとも4倍の時間長を有する前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,前記基地局間で調整する手段は,基地局間でのサブ・チャネルの干渉耐性にしたがって,サブ・チャネルを基地局に割り当てる,前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,更に,2つの異なるサブ・チャネルを使って2つの異なる基地局に1つの加入者ユニットから並列的に送信を行ない,各基地局ごとに別個の自動電力制御を実行する手段を含む,前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,前記基地局間で調整する手段は,利用負荷および基地局のトラフィック・プロファイルに従って前記サブ・チャネルを前記基地局に割り当てる,前記ワイヤレス・システム。
- 請求項9記載のワイヤレス・システムであって,前記基地局間で調整する手段は,ハンド・オーバの効率に従って前記サブ・チャネルを前記基地局に割り当てる,前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,各サブ・チャネルはチャネルの帯域幅全体にわたって広がっている,前記ワイヤレス・システム。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,前記OFDMAサブ・チャネルの共有は,動的に前記サブ・チャネルを前記基地局に割り当てることを含む。
- 請求項1記載のワイヤレス・システムであって,前記OFDMAサブ・チャネルの共有は,静的に前記サブ・チャネルを前記基地局に割り当てることを含む。
- 単一周波数のOFDMAチャネルを使用するセルラ・ワイヤレス・システムにおいて,基地局は,制御のために基地局間の周波数および時間空間の同期手段を含み,データおよびパイロットのサブ・チャネルへの編成の方法は,基地局間で異なる可変パイロットセットの割り当て,および基地局間でのOFDMAサブ・チャネルの割り当てを含み,各基地局についてパイロットに対して異なる擬似雑音シーケンスを用いることによって異なる基地局間の分離を行う,前記方法。
- 請求項14記載の方法であって,更に,可変パイロットを取り上げて時間をシフトしながら割り当てを実行する段階を含む前記方法。
- 請求項14記載の方法であって,固定パイロットは,基地局間に等分に分散し,常時,送信されている前記方法。
- 請求項14記載の方法であって,更に,周波数空間で可変パイロットを割り当てる段階を含む前記方法。
- 請求項14記載の方法であって,更に,各基地局についてパイロットに対して異なる擬似雑音シーケンスを用いることによって異なる基地局間の分離を行う段階を含む前記方法。
- 請求項14記載の方法であって,更に,ダウンストリーム方向でフォワード自動電力制御を利用する段階を含む前記方法。
- 請求項14記載の方法であって,更に,OFDMAシステムにおいて,ダウンリンク適応変調を行う段階を含む前記方法。
- 請求項14記載の方法であって,更に,周波数全体を使用せずにダウンストリーム・チャネルにおいてサブ・チャネルおよびパイロットの選択送信を行う前記方法。
- 請求項21記載の方法であって,更に,サブ・チャネル内で副搬送波の選択送信を使用する前記方法。
- 請求項22記載の方法であって,前記選択送信は,
a.低いSN比の搬送波の情報を変調しないことと,
b.データが変調されている搬送波の電力増強を行うこと,を含む前記方法。 - 請求項14記載の方法であって,更に,時間空間分割(TDD)または周波数空間分割(FDD)システムのダウンストリームまたはアップストリームのいずれかにおいて,サブ・チャネル内の副搬送波の選択送信を閉ループ手順を用いることによって利用する前記方法。
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