JP2007174274A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】物体を、その場で、または帰宅後であっても簡易に同定でき、しかも認識率の高い電子カメラを提供する。
【解決手段】記憶された画像データから、部分画像を切り出す部分画像切り出し手段と、部分画像を画像表示手段に表示する部分画像表示手段と、事物のサンプル画像と特徴データと付帯情報とを備えるデータベースと、部分画像から対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、データベースに格納されたサンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、記憶された画像データ又は部分画像と、検索手段で検索された事物のサンプル画像と付帯情報とを、画像表示手段に表示する出力手段とを有することを特徴とする電子カメラ。
【選択図】 図4A
【解決手段】記憶された画像データから、部分画像を切り出す部分画像切り出し手段と、部分画像を画像表示手段に表示する部分画像表示手段と、事物のサンプル画像と特徴データと付帯情報とを備えるデータベースと、部分画像から対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、データベースに格納されたサンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、記憶された画像データ又は部分画像と、検索手段で検索された事物のサンプル画像と付帯情報とを、画像表示手段に表示する出力手段とを有することを特徴とする電子カメラ。
【選択図】 図4A
Description
本発明は、電子カメラに関するものである。
里山や山道などを散策すると野草、特に花や草の実等が目に付く。目に付いた花や草の実等が何の植物であるかを知りたいと思う機会は多い。しかしながら、それらの興味を引く対象を同定するために図鑑を携帯することは、図鑑の重量や、検索作業に時間をとられる等の制約から難しい場合が多い。また、目に付いた対象の形体を記憶したり、画像をカメラで撮影して、帰宅後に図鑑から検索を行うことは煩わしい作業と感じる人が多く、結局同定しないままになってしまうケースが多い。従って、散策や登山の片手間に気軽に対象の同定作業を行うことは難しかった。また、帰宅後に対象の形体の記憶や画像により同定作業を行おうとしても、同定のために必要な情報が得られていない場合がある。
これらの問題を解決するために、下記の特許文献1および非特許文献1には、同定したい対象の植物から花と葉を採取し、それぞれを黒色布地または画用紙に載せて撮影し、その形状や色等の特徴量を抽出して対象の同定を行う自動認識システムが提案されている。この手法により95%以上の認識率が得られている。また、下記の非特許文献2には、携帯電話を用いて、同定したい対象の画像、GPS機能で取得した位置情報、花の簡単な特徴の3つのデータを送信して花の候補を表示し同定作業を行うシステムが提案されている。
しかしながら、特許文献1および非特許文献1に記載されたシステムでは、同定したい対象の葉と花を採取し、所定の背景の元に撮影する手間がかかる。また、稀産種等が採取される等、植物保護の観点からシステムの普及には制限がある。また、非特許文献2に記載された方法は、対象を採取せずに、花の特徴量と、花の咲く時期、GPSを用いた場所との3つの情報から検索を行っているが、花の認識率は55%と、高くはない。非特許文献2ではGPSを主に花の分布図作成のために用いており、位置情報による有用性はみられていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、里山や山道等の散策路で眼を引く植物や、山等のその他の物体を、その場で、または帰宅後であっても簡易に同定でき、しかも認識率の高い電子カメラを提供することを課題とする。
前記課題を達成するための第1の手段は、対象物の画像を撮像する撮像手段と、
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
前記画像に対する部分画像の領域を前記画像表示手段中に表示する部分領域表示手段と、
撮像されて取り込まれた画像データを記憶する記憶手段と、
記憶された画像データから、前記部分画像の領域内のデータを部分画像として切り出す部分画像切り出し手段と、
前記部分画像を前記画像表示手段に表示する部分画像表示手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
前記部分画像から前記対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、
前記特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記記憶された画像データ又は前記部分画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、を有することを特徴とする電子カメラ
である。
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
前記画像に対する部分画像の領域を前記画像表示手段中に表示する部分領域表示手段と、
撮像されて取り込まれた画像データを記憶する記憶手段と、
記憶された画像データから、前記部分画像の領域内のデータを部分画像として切り出す部分画像切り出し手段と、
前記部分画像を前記画像表示手段に表示する部分画像表示手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
前記部分画像から前記対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、
前記特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記記憶された画像データ又は前記部分画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、を有することを特徴とする電子カメラ
である。
前記課題を解決するための第2の手段は、対象物の画像を撮像する撮像手段と、
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
撮像されて取り込まれた画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段中にある画像のうち1つを選択し、かつ、前記画像表示手段に表示する画像選択手段と、
前記画像選択手段に選択されて画像表示手段に表示された画像データに対する部分画像データの領域を指定する指定手段と、
前記画像選択手段に選択されて画像表示手段に表示された画像データから、前記指定手段によって指定された前記部分画像データの領域内のデータを部分画像として切り出す部分画像切り出し手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
前記部分画像から前記対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、
前記特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記部分画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、を有することを特徴とする電子カメラ
である。
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
撮像されて取り込まれた画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段中にある画像のうち1つを選択し、かつ、前記画像表示手段に表示する画像選択手段と、
前記画像選択手段に選択されて画像表示手段に表示された画像データに対する部分画像データの領域を指定する指定手段と、
前記画像選択手段に選択されて画像表示手段に表示された画像データから、前記指定手段によって指定された前記部分画像データの領域内のデータを部分画像として切り出す部分画像切り出し手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
前記部分画像から前記対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、
前記特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記部分画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、を有することを特徴とする電子カメラ
である。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第2の手段であって、前記指定手段は、前記部分画像データの領域を前記画像表示手段に表示し、操作手段の操作により、前記部分画像データの領域の縦横比の調整を行う機能を有することを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第4の手段は、対象物の画像を撮像する撮像手段と、
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
撮像されて前記記憶手段に取り込まれた画像データを前記画像表示手段に表示する取り込み画像表示手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
撮像された画像の特徴データの選択データを前記画像表示手段に表示して、選択入力を促す選択データ表示手段と、
表示された前記選択データから、人間が選択したデータを入力する選択データ入力手段と、
前記選択データ入力手段から入力された画像の特徴データの選択データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記撮像された画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、を有することを特徴とする電子カメラ
である。
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
撮像されて前記記憶手段に取り込まれた画像データを前記画像表示手段に表示する取り込み画像表示手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
撮像された画像の特徴データの選択データを前記画像表示手段に表示して、選択入力を促す選択データ表示手段と、
表示された前記選択データから、人間が選択したデータを入力する選択データ入力手段と、
前記選択データ入力手段から入力された画像の特徴データの選択データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記撮像された画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、を有することを特徴とする電子カメラ
である。
本発明によれば、里山や山道等の散策路で眼を引く植物や、山等のその他の物体を、その場で、または帰宅後であっても簡易に同定でき、しかも認識率の高い電子カメラを提供することができる。
図1に、本発明の実施の形態の1例である電子カメラの主要部の概要を示す。この図は、レンズが繰り出す正面とは反対の背面から見た図で、電子カメラには移動ボタン、決定ボタン、ズームボタン、MENUボタン、再生ボタンや液晶からなるファインダ(液晶ファインダ)が設けられている。図2は、同じものを上面から見た図である。ここでは、電子カメラの上面にレリーズボタンとともに、操作ダイアルが設けられている。
特許請求の範囲で言う撮像手段は、外界の映像を撮像して、シャッタが押されると共に、その画像を記憶手段に記憶するものであり、画像表示手段は、液晶ファインダに相当するものである。これらは、従来の電子カメラに設けられているものと同じものである。
図3に、本発明の実施の形態である電子カメラの機能ブロック図を示す。これらの機能と、従来の電子カメラの機能ブロック図との違いは、図3に示す機能ブロック図においては、データベースが、従来の電子カメラの機能ブロックに追加された点でるあるが、これに伴い、他の機能も名称は同じでも、その内容は少しずつ異なっている。
大容量メモリ(記憶手段)は、電子カメラに設けられて、撮影した画像データを記憶するメモリで、メモリカードと共用する場合もある。ファインダメモリは、液晶ファインダ(画像表示手段)に表示するデータを記憶するメモリである。
以上に示した電子カメラの機能を、花を検索する場合について説明する。本発明は、花以外にも、山や昆虫などにも適用できる。
データベースには、花の種類ごとに、そのサンプル画像とその特徴データとその説明文(付帯情報)が格納されている。サンプル画像には、各花の特徴がよく現れている写真が格納されている。特徴データには、花びらの枚数、花びらの色、鉛直上向き・下向き・水平方向などの花の咲く方向が記述されている。説明文には、花の名称(科、目など)や咲く時期、色などの説明文が格納されている。
本電子カメラには、花を撮影する撮影モードと、撮影した画像データを液晶ファインダに表示する再生モードを選択する機能と、それらと独立して、花などの名前を調べるための「図鑑モード」(または「検索モード」)に設定する機能とがある。撮影モードと再生モードは、従来の電子カメラの撮影モードと同じである。一般のデジタルカメラとの差は、通常に存在するMENU画面の中に図鑑モードの選択肢がある点である。
「図鑑モード」の設定は、専用のボタンを設けてもよいが、ここでは、MENUボタンを押すことにより液晶ファインダに表示されるMENU画面の中から、「図鑑モード」を選ぶことにより行うようにしている。「図鑑モード」の中には、さらに「自動モード」と「マニュアルモード」があり、「自動モード」を選択した場合には、撮像モード、再生モードと組み合わせて検索動作が行われ、「マニュアルモード」に設定した場合には、単独に検索作業を行えるようになっている。「図鑑モード」が選択されていない場合には、本電子カメラは従来の電子カメラと同様の働きをする。
以下、この電子カメラの機能を、図4A〜図4Cのフローチャートに従って説明する。なお、図5A〜図5Dに、このときのシーケンスに従って、液晶ファインダに表示される画面を示している。
1)撮影モードの場合
電子カメラの電源が投入され、操作ダイアル(切り替えボタン)とMENU画面の操作により、「図鑑モード」のうち「自動モード」が設定されると、下記の手順に従ってシーケンスが開始される。
1)撮影モードの場合
電子カメラの電源が投入され、操作ダイアル(切り替えボタン)とMENU画面の操作により、「図鑑モード」のうち「自動モード」が設定されると、下記の手順に従ってシーケンスが開始される。
このときのシーケンスを図4Aに示す。又、それに対応する液晶ファインダの表示を図5A、図5Bに示す。
ステップ1 :液晶ファインダに円形又は矩形の枠を表示し、さらに、「花が枠の中一杯に入るようにフレーミングして下さい。」との表示を行う(部分領域表示手段の作用、図5A(a))。これはズーム比を変えて撮影する時、ズーミングのガイドラインを示すためのものである。
ステップ2 :撮影者は、枠の中一杯に花が入るようにズーム比を変えながら、最適の設定をし(図5A(b))、レリーズボタンを押す。これにより、CCDの出力データはメモリ(記憶手段)に記録される(撮像手段の作用)。
ステップ3 :CPUは、画像の中から花の抽出(花の領域を切り取る)処理を行う(部分画像切り出し手段の作用)。前述の枠の中に入っている画像が部分画像として切り取られる。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ4 :処理が終了すると、花の切り取りを行った画像データを液晶ファインダに表示する。同時に、この画像が正しく処理された結果であるかを、ユーザに判断してもらうため、「これでOKか?」という意味の質問メッセージを出す(部分画像表示手段の作用、図5A(c))。OKではない(正しく抽出されていないと判断された)場合は、ステップ1の初めの撮影モードに戻る。OKと入力された場合は、ステップ5に進む。
ステップ5 : CPUは、抽出した花の画像から、花を識別検索するために、認識処理により、特徴(花びらの枚数、花びらの色、花の咲く方向、花びらの大きさなど)を抽出し(特徴データ抽出手段の作用)、その特徴データと、花の特徴データベースに格納されたサンプル画像の特徴データと比較して、候補の花を探す(検索手段の作用)。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ6 :CPUは、処理が終了し、特徴データと一致または類似する特徴データを有する花があるかどうか判断する(検索手段の作用)。こうして花の候補が検索され、候補が適当な数の時は、ステップ7に進む。候補画像が多数ある場合は、ステップ8に進む。特徴データが一致または類似する花がない(すなわち花の候補が検索されない)場合にはステップ12に進む。
ステップ7 :元の花の画像あるいは切り取りを行った花の画像データ、および検索の結果、候補となった花の画像とその花の名前などの情報を(候補が複数ある場合は、先頭の何枚かの画像を)液晶ファインダに表示する(出力手段の作用)。表示しきれない場合は、移動ボタンの上下方向↑↓を使ってスクロールさせて見る(図5A(d))。この後は、ステップ9へ移る。
ステップ8 :更に検索を続行するかどうかを、ユーザに判断してもらうため、検索結果として、「○○個の花が検索されました。絞り込みますか?(特徴を手入力しますか?)」という意味の質問メッセージを表示する(図5B(f)、(g)、(h))。「はい」と入力された場合、後述する手動モードのステップ1のマニュアル入力画面へ移る。そうでなければ、ステップ7に進む。
ステップ9 :候補の花が多数ある場合は、スクロール機能により、順次、画像および名前などの情報を見ることができ、これらの候補の中から、目視判断にて、正しいと思う花があるか判断する。スクロールを行っても該当する花がない場合は、ステップ11に移る。
ステップ10 :正しい花と思う画像を選択する(たとえば移動ボタンを操作して、ポインタをその画像の位置に移動させて決定ボタンを押す)。すると、記憶された画像データ又は前記部分画像と、検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報が液晶ファインダに表示される(出力手段の作用、図5A(e))。これで一連の動作が完了し、適当な入力により、ステップ1に戻る。
ステップ11 :候補画像の最後の所にある「該当なし」のところを選び、更にマニュアルで検索を続けるかを決める。マニュアル検索をしないならば、その旨を入力すると、始めのステップ1に戻る。マニュアル検索をする場合は、その旨を入力するとマニュアル検索画面に移動する。
ステップ12 :「花の候補が見つかりません。マニュアルで検索しますか?」という検索に失敗したことを表すメッセージと、質問を行う(図5B(i))。「はい」であれば、マニュアル検索画面へ移動。そうでなければ、始めのステップ1に戻る。
(図鑑モードの終了)
操作ダイアルとMENUボタンで、図鑑モードの設定を解除(検索モードが終了)すると、CPUは通常の撮影モードに戻るので、図鑑機能はいつでも解除することができる。
2)再生モードの場合
再生モードにおいて、操作ダイアル(切り替えボタン)とMENU画面の操作により、「図鑑モード」のうち「自動モード」が設定されると、撮影した画像データを呼び出して表示し、写っている花をデータベースから検索することになる。このときのシーケンスを図4Bに示す。又、それに対応する液晶ファインダの表示を図5Cに示す。
ステップ1 :再生モードの状態で図鑑モードが選択される(あるいは図鑑モードの状態で再生ボタンが押される)と、通常の再生モードと同様に、画像データの内容は液晶ファインダに表示される(画像選択手段の作用)。この時、図鑑機能を行う画像がすでに選択されている場合は、そのままステップ3へ移行する。
ステップ1 :液晶ファインダに円形又は矩形の枠を表示し、さらに、「花が枠の中一杯に入るようにフレーミングして下さい。」との表示を行う(部分領域表示手段の作用、図5A(a))。これはズーム比を変えて撮影する時、ズーミングのガイドラインを示すためのものである。
ステップ2 :撮影者は、枠の中一杯に花が入るようにズーム比を変えながら、最適の設定をし(図5A(b))、レリーズボタンを押す。これにより、CCDの出力データはメモリ(記憶手段)に記録される(撮像手段の作用)。
ステップ3 :CPUは、画像の中から花の抽出(花の領域を切り取る)処理を行う(部分画像切り出し手段の作用)。前述の枠の中に入っている画像が部分画像として切り取られる。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ4 :処理が終了すると、花の切り取りを行った画像データを液晶ファインダに表示する。同時に、この画像が正しく処理された結果であるかを、ユーザに判断してもらうため、「これでOKか?」という意味の質問メッセージを出す(部分画像表示手段の作用、図5A(c))。OKではない(正しく抽出されていないと判断された)場合は、ステップ1の初めの撮影モードに戻る。OKと入力された場合は、ステップ5に進む。
ステップ5 : CPUは、抽出した花の画像から、花を識別検索するために、認識処理により、特徴(花びらの枚数、花びらの色、花の咲く方向、花びらの大きさなど)を抽出し(特徴データ抽出手段の作用)、その特徴データと、花の特徴データベースに格納されたサンプル画像の特徴データと比較して、候補の花を探す(検索手段の作用)。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ6 :CPUは、処理が終了し、特徴データと一致または類似する特徴データを有する花があるかどうか判断する(検索手段の作用)。こうして花の候補が検索され、候補が適当な数の時は、ステップ7に進む。候補画像が多数ある場合は、ステップ8に進む。特徴データが一致または類似する花がない(すなわち花の候補が検索されない)場合にはステップ12に進む。
ステップ7 :元の花の画像あるいは切り取りを行った花の画像データ、および検索の結果、候補となった花の画像とその花の名前などの情報を(候補が複数ある場合は、先頭の何枚かの画像を)液晶ファインダに表示する(出力手段の作用)。表示しきれない場合は、移動ボタンの上下方向↑↓を使ってスクロールさせて見る(図5A(d))。この後は、ステップ9へ移る。
ステップ8 :更に検索を続行するかどうかを、ユーザに判断してもらうため、検索結果として、「○○個の花が検索されました。絞り込みますか?(特徴を手入力しますか?)」という意味の質問メッセージを表示する(図5B(f)、(g)、(h))。「はい」と入力された場合、後述する手動モードのステップ1のマニュアル入力画面へ移る。そうでなければ、ステップ7に進む。
ステップ9 :候補の花が多数ある場合は、スクロール機能により、順次、画像および名前などの情報を見ることができ、これらの候補の中から、目視判断にて、正しいと思う花があるか判断する。スクロールを行っても該当する花がない場合は、ステップ11に移る。
ステップ10 :正しい花と思う画像を選択する(たとえば移動ボタンを操作して、ポインタをその画像の位置に移動させて決定ボタンを押す)。すると、記憶された画像データ又は前記部分画像と、検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報が液晶ファインダに表示される(出力手段の作用、図5A(e))。これで一連の動作が完了し、適当な入力により、ステップ1に戻る。
ステップ11 :候補画像の最後の所にある「該当なし」のところを選び、更にマニュアルで検索を続けるかを決める。マニュアル検索をしないならば、その旨を入力すると、始めのステップ1に戻る。マニュアル検索をする場合は、その旨を入力するとマニュアル検索画面に移動する。
ステップ12 :「花の候補が見つかりません。マニュアルで検索しますか?」という検索に失敗したことを表すメッセージと、質問を行う(図5B(i))。「はい」であれば、マニュアル検索画面へ移動。そうでなければ、始めのステップ1に戻る。
(図鑑モードの終了)
操作ダイアルとMENUボタンで、図鑑モードの設定を解除(検索モードが終了)すると、CPUは通常の撮影モードに戻るので、図鑑機能はいつでも解除することができる。
2)再生モードの場合
再生モードにおいて、操作ダイアル(切り替えボタン)とMENU画面の操作により、「図鑑モード」のうち「自動モード」が設定されると、撮影した画像データを呼び出して表示し、写っている花をデータベースから検索することになる。このときのシーケンスを図4Bに示す。又、それに対応する液晶ファインダの表示を図5Cに示す。
ステップ1 :再生モードの状態で図鑑モードが選択される(あるいは図鑑モードの状態で再生ボタンが押される)と、通常の再生モードと同様に、画像データの内容は液晶ファインダに表示される(画像選択手段の作用)。この時、図鑑機能を行う画像がすでに選択されている場合は、そのままステップ3へ移行する。
ステップ2 :Thumbnailの形で表示された複数の画像から、名前を検索したい花の画像を選択して、決定ボタンを押す。
ステップ3 :CPUは液晶ファインダに、再生画像を表示するとともに(画像選択手段の作用)、標準の大きさで長方形形状のウィンドウ枠および「認識する花を枠に合うようトリミングして下さい」というメッセージを表示する(指定手段の作用)。枠を変更する必要がなければそのままで決定ボタンを押し、ステップ5に進む。
ステップ4 :電子カメラの操作者は、移動ボタンとズームインボタン・ズームアウトボタンを操作して、図1の液晶ファインダに示すように、名前を知りたい花の部分の外側に枠を設定する(指定手段の作用)。移動ボタンが押されると、CPUは液晶ファインダに表示されているファインダメモリの画像データを、移動ボタンが押された方向にスクロールする。ズームインボタンが押されると、CPUは液晶ファインダに表示されているファインダメモリの画像データを拡大表示し、ズームアウトボタンが押されると、縮小表示する(これらは従来の電子カメラの機能であるが、本発明においては指定手段の作用の一部としている)。
ステップ3 :CPUは液晶ファインダに、再生画像を表示するとともに(画像選択手段の作用)、標準の大きさで長方形形状のウィンドウ枠および「認識する花を枠に合うようトリミングして下さい」というメッセージを表示する(指定手段の作用)。枠を変更する必要がなければそのままで決定ボタンを押し、ステップ5に進む。
ステップ4 :電子カメラの操作者は、移動ボタンとズームインボタン・ズームアウトボタンを操作して、図1の液晶ファインダに示すように、名前を知りたい花の部分の外側に枠を設定する(指定手段の作用)。移動ボタンが押されると、CPUは液晶ファインダに表示されているファインダメモリの画像データを、移動ボタンが押された方向にスクロールする。ズームインボタンが押されると、CPUは液晶ファインダに表示されているファインダメモリの画像データを拡大表示し、ズームアウトボタンが押されると、縮小表示する(これらは従来の電子カメラの機能であるが、本発明においては指定手段の作用の一部としている)。
この電子カメラでは、移動ボタンとズームインボタン・ズームアウトボタンだけを操作するので、名前を知りたい花だけを液晶ファインダに表示させるための特別な操作ボタンが必要なく、操作が分かりやすいという利点がある。認識させたい花だけがだいたい適当な大きさになるようトリミングされたら、決定ボタンを押す。
ステップ5 :Set-up画面で、ウィンドウ枠の長方形の比率を変えるかどうかを選ぶ設定モードがあり、これがOFFならばただちに、ステップ8に進む。ONになっている場合は、ステップ6に進む。
ステップ6 :花の形に合わせて、枠の長方形の縦横比率を変えさせるため、ファインダに「花の形に合せて枠の縦横を調整して下さい」と表示される(指定手段の作用)。この時、移動ボタンは、縦横の長さを独立に設定するためのキーとなる。移動ボタンは、決定ボタンが押されるたびに、交互に縦と横の長さを設定する役割が変わるようになっている。
ステップ7 :枠の長方形の比率を変えて、花の形に合わせて、ウィンドウ枠を縦長や横長に変えて、認識枠を設定する。通常のデジカメのトリミングでは、縦横比は固定のままで画像の大きさを変えるが、このステップでは、移動ボタンを使ってウィンドウ枠の縦横比を変える。例えば移動ボタンの→のキーを押すと横方向に伸び、←のキーを押すと縮む。↑のキーを押すと縦方向に伸び、↓のキーを押すと縮む。このような操作で枠を最適の形にする(指定手段の作用)。完了したら、決定ボタンを押す。
ステップ8 :CPUは、ウィンドウ枠の画像の中から花の抽出(花の領域を切り取る)処理を行う(切り出し手段の作用)。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ9 :処理が終了すると、花の切り取りを行った画像データを液晶ファインダに表示する(部分画像表示手段の作用)。同時に、この画像が正しく処理された結果であるかを、ユーザに判断してもらうため、「これでOKか?」という意味の質問メッセージを出す。
ステップ10 :OKと入力された場合、先述した自動検索モード1)撮影モードでのステップ5(図4A参照)へ移る。以降は同じルーチンとなる。OKではない(正しく抽出されていないと判断された)場合は、ステップ3へ戻り、再度フレーミングからやり直す。
(図鑑モードの終了)
操作ダイアルとMENUボタンで、図鑑モードの設定を解除(検索モードが終了)すると、CPUは通常の再生モードに戻るので、図鑑機能はいつでも解除することができる。
ステップ5 :Set-up画面で、ウィンドウ枠の長方形の比率を変えるかどうかを選ぶ設定モードがあり、これがOFFならばただちに、ステップ8に進む。ONになっている場合は、ステップ6に進む。
ステップ6 :花の形に合わせて、枠の長方形の縦横比率を変えさせるため、ファインダに「花の形に合せて枠の縦横を調整して下さい」と表示される(指定手段の作用)。この時、移動ボタンは、縦横の長さを独立に設定するためのキーとなる。移動ボタンは、決定ボタンが押されるたびに、交互に縦と横の長さを設定する役割が変わるようになっている。
ステップ7 :枠の長方形の比率を変えて、花の形に合わせて、ウィンドウ枠を縦長や横長に変えて、認識枠を設定する。通常のデジカメのトリミングでは、縦横比は固定のままで画像の大きさを変えるが、このステップでは、移動ボタンを使ってウィンドウ枠の縦横比を変える。例えば移動ボタンの→のキーを押すと横方向に伸び、←のキーを押すと縮む。↑のキーを押すと縦方向に伸び、↓のキーを押すと縮む。このような操作で枠を最適の形にする(指定手段の作用)。完了したら、決定ボタンを押す。
ステップ8 :CPUは、ウィンドウ枠の画像の中から花の抽出(花の領域を切り取る)処理を行う(切り出し手段の作用)。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ9 :処理が終了すると、花の切り取りを行った画像データを液晶ファインダに表示する(部分画像表示手段の作用)。同時に、この画像が正しく処理された結果であるかを、ユーザに判断してもらうため、「これでOKか?」という意味の質問メッセージを出す。
ステップ10 :OKと入力された場合、先述した自動検索モード1)撮影モードでのステップ5(図4A参照)へ移る。以降は同じルーチンとなる。OKではない(正しく抽出されていないと判断された)場合は、ステップ3へ戻り、再度フレーミングからやり直す。
(図鑑モードの終了)
操作ダイアルとMENUボタンで、図鑑モードの設定を解除(検索モードが終了)すると、CPUは通常の再生モードに戻るので、図鑑機能はいつでも解除することができる。
以下、図5Cの写真入りシーケンスのイメージ図について、説明を加える。上記説明では、ステップ1〜4は、図鑑モードの中で、通常の再生モードでの画像をズーム・移動してトリミング機能を行っている。しかし、図5Cでは、最初のステップでウィンドウ枠の縦横を調整する流れになっている。これは、この図の場合、図鑑モードがONになる前に、通常の再生モードで既にトリミング機能を行って、花の画像が取り出されていることが前提となっているためである。従って、図鑑モードをONにして、画像を選ぶ決定ボタンを押すと、最初の画面の段階で、縦横比調整の状況となる。
又、Set-up画面で、ウィンドウ枠の長方形の比率を変えるかどうかを選ぶ設定モードがあり、これがONになっている場合は、枠の長方形の比率を変えて、花の形に合わせて、ウィンドウ枠を縦長や横長に変えて、認識枠を設定する、縦横比調整モードと通常の移動調整モードとが決定ボタンを押すたびに交互に切り替わるようになる。通常のデジカメのトリミングでは、縦横比は固定のままで画像の大きさを変えるが、このステップでは、移動ボタンを使ってウィンドウ枠の縦横比を変えるものである。例えば移動ボタンの→のキーを押すと横方向に伸び、←のキーを押すと縮む。↑のキーを押すと縦方向に伸び、↓のキーを押すと縮む。このような操作で枠を最適の形にする。完了したら、決定ボタンを押す。この決定ボタンが押されたタイミングで、縦横比調整モードから再び通常の移動モードに変わる。
3) 手動(マニュアル)検索モードの場合
以下、手動検索モードについて説明する、手動検索モードは、「図鑑モード」のうち「手動」が検索されている場合に有効である。このときの、他のモードには、撮影モードと再生モードとがあるが、いずれも場合も、液晶ファインダには、原則として、撮影した画像と花の特徴を入力する画面が表示される。撮影モードの時は、最新で撮った画像が、再生モードの時は、既に撮った中から選ばれた画像(複数でも可)が表示される。既に撮った画像の中からの選択の方法は、従来の電子カメラと同じである。
3) 手動(マニュアル)検索モードの場合
以下、手動検索モードについて説明する、手動検索モードは、「図鑑モード」のうち「手動」が検索されている場合に有効である。このときの、他のモードには、撮影モードと再生モードとがあるが、いずれも場合も、液晶ファインダには、原則として、撮影した画像と花の特徴を入力する画面が表示される。撮影モードの時は、最新で撮った画像が、再生モードの時は、既に撮った中から選ばれた画像(複数でも可)が表示される。既に撮った画像の中からの選択の方法は、従来の電子カメラと同じである。
手動検索モードのシーケンスを図4Cに、又、それに対応する液晶ファインダの表示を図5Dに示す。以下、図4Cのステップを説明する。
ステップ1:上記の画像が、画面の上半分(または左右のいずれか半分)に表示される(取り込み画像表示手段の作用)。これらの撮影画像(複数でも可)と反対の半分の画面に、花の特徴(花びらの枚数、花びらの色、花の咲く方向、花びらの大きさなど)の入力画面が表示される。同時に「花の特徴を入力してください」というメッセージを表示して、入力を促す(選択データ表示手段の作用)。この入力画面は、先述の1)撮像モード、2)再生モードの自動モードからこの画面に移って来る場合、内部で自動判断されたパラメータはそのまま維持されて表示される。
ステップ2: 撮った花の画像を見ながら、これに特徴を入力する(選択データ入力手段の作用)。前述の1)撮像モード、2)再生モードの自動モードから来た場合は、既に設定されたパラメータを必要に応じて、修正することになる。
ステップ3 :CPUは、入力された特徴(花びらの枚数、花びらの色、花の咲く方向、花びらの大きさなど)と、花のデータベースの特徴と比較して候補の花を探す(検索手段の作用)。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ4 :CPUは、処理が終了し、特徴データと一致または類似する花があるかどうか判断する(検索手段の作用)。こうして花の候補が検索され、候補が適当な数の時は、ステップ5に進む。候補画像が多数ある場合は、ステップ6に進む。特徴データと一致または類似する花がない(すなわち花の候補が検索されない)場合にはステップ10に進む。
ステップ5 :元の花の画像あるいは切り取りを行った花の画像データ、および検索の結果、候補となった花の画像とその花の名前などの情報を(候補が複数ある場合は、先頭の何枚かの画像を)液晶ファインダに表示する(出力手段の作用)。表示しきれない場合は、移動ボタンの上下方向↑↓を使ってスクロールさせて見る。更に「XX個の候補があります。花を選ぶと詳細な情報が出ます。」というメッセージを出す。ステップ7へ移る。
ステップ6 :検索結果として、「○○個の花が検索されました。表示しますか?」と表示し、数が多数でも出力するかという質問メッセージを表示する。「いいえ」と入力された場合、初めのステップ1へ戻る。「はい」ならば、ステップ7に移る。
ステップ7 :これらの候補の花の中から、目視判断にて、正しいと思う花を探す。候補の花が多数ある場合は、スクロール機能により順次、画像を見て探す。正しい花と思う画像があれば選択する(矢印キーを押してその画像の位置で決定ボタンを押す)。なければステップ9へ進む。
ステップ8 :花の画像と詳細な付帯情報が表示されて終了する(出力手段の作用)。決定ボタンを押すと、始めのステップ1に戻る。
ステップ9 :候補画像の最後の所にある「該当なし」のところを選ぶと、始めのステップ1に戻る。
ステップ10 :「花の候補が見つかりませんでした。」という検索に失敗したことを表すメッセージを出力して、始めのステップ1に戻る。
(図鑑モードの終了)
操作ダイアルとMENUボタンで、図鑑モードの設定を解除(検索モードが終了)すると、特徴入力画面は消えるので、図鑑機能はいつでも解除することができる。
ステップ1:上記の画像が、画面の上半分(または左右のいずれか半分)に表示される(取り込み画像表示手段の作用)。これらの撮影画像(複数でも可)と反対の半分の画面に、花の特徴(花びらの枚数、花びらの色、花の咲く方向、花びらの大きさなど)の入力画面が表示される。同時に「花の特徴を入力してください」というメッセージを表示して、入力を促す(選択データ表示手段の作用)。この入力画面は、先述の1)撮像モード、2)再生モードの自動モードからこの画面に移って来る場合、内部で自動判断されたパラメータはそのまま維持されて表示される。
ステップ2: 撮った花の画像を見ながら、これに特徴を入力する(選択データ入力手段の作用)。前述の1)撮像モード、2)再生モードの自動モードから来た場合は、既に設定されたパラメータを必要に応じて、修正することになる。
ステップ3 :CPUは、入力された特徴(花びらの枚数、花びらの色、花の咲く方向、花びらの大きさなど)と、花のデータベースの特徴と比較して候補の花を探す(検索手段の作用)。この処理の実行中は、待機画面が表示される。
ステップ4 :CPUは、処理が終了し、特徴データと一致または類似する花があるかどうか判断する(検索手段の作用)。こうして花の候補が検索され、候補が適当な数の時は、ステップ5に進む。候補画像が多数ある場合は、ステップ6に進む。特徴データと一致または類似する花がない(すなわち花の候補が検索されない)場合にはステップ10に進む。
ステップ5 :元の花の画像あるいは切り取りを行った花の画像データ、および検索の結果、候補となった花の画像とその花の名前などの情報を(候補が複数ある場合は、先頭の何枚かの画像を)液晶ファインダに表示する(出力手段の作用)。表示しきれない場合は、移動ボタンの上下方向↑↓を使ってスクロールさせて見る。更に「XX個の候補があります。花を選ぶと詳細な情報が出ます。」というメッセージを出す。ステップ7へ移る。
ステップ6 :検索結果として、「○○個の花が検索されました。表示しますか?」と表示し、数が多数でも出力するかという質問メッセージを表示する。「いいえ」と入力された場合、初めのステップ1へ戻る。「はい」ならば、ステップ7に移る。
ステップ7 :これらの候補の花の中から、目視判断にて、正しいと思う花を探す。候補の花が多数ある場合は、スクロール機能により順次、画像を見て探す。正しい花と思う画像があれば選択する(矢印キーを押してその画像の位置で決定ボタンを押す)。なければステップ9へ進む。
ステップ8 :花の画像と詳細な付帯情報が表示されて終了する(出力手段の作用)。決定ボタンを押すと、始めのステップ1に戻る。
ステップ9 :候補画像の最後の所にある「該当なし」のところを選ぶと、始めのステップ1に戻る。
ステップ10 :「花の候補が見つかりませんでした。」という検索に失敗したことを表すメッセージを出力して、始めのステップ1に戻る。
(図鑑モードの終了)
操作ダイアルとMENUボタンで、図鑑モードの設定を解除(検索モードが終了)すると、特徴入力画面は消えるので、図鑑機能はいつでも解除することができる。
図6に、検索対象となっている部分画像と、その検索結果であるサンプル画像と付帯データが表示されている様子を示す。検索対象として花の画像が表示され、その検索候補として3つのサンプル画像が表示されている。サンプル画像が3つ以上ある場合は、スクロールにより多数の候補を表示することができる。
図においては、候補2がフォーカスされ、その結果候補2の付帯データが表示されている。このように、付帯データは、候補のうちフォーカスされているものに関するもののみが表示されるようになっている。このように、表示されたサンプル画像と付帯データを、実際の検索対象の画像と特徴量と比較することにより、検索対象を同定することが可能となる。
Claims (4)
- 対象物の画像を撮像する撮像手段と、
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
前記画像に対する部分画像の領域を前記画像表示手段中に表示する部分領域表示手段と、
撮像されて取り込まれた画像データを記憶する記憶手段と、
記憶された画像データから、前記部分画像の領域内のデータを部分画像として切り出す部分画像切り出し手段と、
前記部分画像を前記画像表示手段に表示する部分画像表示手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
前記部分画像から前記対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、
前記特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記記憶された画像データ又は前記部分画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、とを有することを特徴とする電子カメラ。 - 対象物の画像を撮像する撮像手段と、
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
撮像されて取り込まれた画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段中にある画像のうち1つを選択し、かつ、前記画像表示手段に表示する画像選択手段と、
前記画像選択手段に選択されて画像表示手段に表示された画像データに対する部分画像データの領域を指定する指定手段と、
前記画像選択手段に選択されて画像表示手段に表示された画像データから、前記指定手段によって指定された前記部分画像データの領域内のデータを部分画像として切り出す部分画像切り出し手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
前記部分画像から前記対象物の特徴データを検出する特徴データ抽出手段と、
前記特徴データ抽出手段により抽出された特徴データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記記憶された画像データ又は前記部分画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、とを有することを特徴とする電子カメラ。 - 前記指定手段は、前記部分画像データの領域を前記画像表示手段に表示し、操作手段の操作により、前記部分画像データの領域の縦横比の調整を行う機能を有することを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
- 対象物の画像を撮像する撮像手段と、
画像が撮像されて取り込まれる前に、前記撮像手段が撮像している画像を表示することができる画像表示手段と、
撮像されて前記記憶手段に取り込まれた画像データを前記画像表示手段に表示する取り込み画像表示手段と、
事物のサンプル画像と当該サンプル画像の特徴データと当該サンプル画像の付帯情報とを備えるデータベースと、
撮像された画像の特徴データの選択データを前記画像表示手段に表示して、選択入力を促す選択データ表示手段と、
表示された前記選択データから、人間が選択したデータを入力する選択データ入力手段と、
前記選択データ入力手段から入力された画像の特徴データの選択データと、前記データベースに格納された前記サンプル画像の特徴データとを対照して検索を行う検索手段と、
前記撮像された画像又はその部分画像と、前記検索手段で検索された前記事物のサンプル画像と当該サンプル画像の付帯情報とを、前記画像表示手段に表示する出力手段、を有することを特徴とする電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005369313A JP2007174274A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 電子カメラ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005369313A JP2007174274A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 電子カメラ |
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Family Applications (1)
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JP2005369313A Pending JP2007174274A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 電子カメラ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007174274A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011048506A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置 |
KR101134315B1 (ko) * | 2008-04-28 | 2012-04-13 | 한양대학교 산학협력단 | 웹 기반의 물체 인식 장치 및 그 방법 |
-
2005
- 2005-12-22 JP JP2005369313A patent/JP2007174274A/ja active Pending
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