JP2007173880A - 多機能型発音体 - Google Patents

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Takashi Kobayashi
小林  孝
Kazumi Miyamoto
一美 宮本
Toshio Itakura
敏雄 板倉
Kenji Aihara
健志 相原
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Citizen Electronics Co Ltd
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Abstract

【課題】衝撃により不快な音を発生させることのない多機能型発音体。
【解決手段】多機能型発音体1は、ポールピース13、磁石14及びトッププレート15で構成された磁気回路部(可動部)16が、フレーム11に埋設されたバネである円環状の外周部と円環状の内周部とを複数の円弧状の腕部で連結した支持バネA12及び支持バネB22により弾性支持されている。フレーム21の段部には振動板23が嵌着してある。コイル24はセンターポール13aとトッププレート15との隙間である磁気ギャップ16aの中に位置している。コイル24の両側の磁気ギャップ16aには、磁性流体21がトッププレートの厚さの略90%の厚さに保持されるように注入してある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話やPDA等の移動体通信機器及びゲーム機器等に組み込み、着信又は体感を振動によって使用者に報知する振動機能付き多機能型発音体に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やPDA等の移動体通信機器には、一般に、使用者に着信を知らせるのにブザー音やメロディ音を発することと、音は出さずに機器の筐体が振動することとを切り替えて使えるように構成されており、そのために、小型スピーカに類する音響発生用の発音体と、偏心重りを小型モータで回転させて振動を発生する振動体(例えば、特許文献1参照。)とを併せて内蔵する構造が取られてきた。しかし、このように発音体と振動体との両方を組み込むことは機器の小型化や低価格化の上で不利であった。そこで、近年1個のもので音響と振動との両方を発生させる多機能型発音体が用いられるようになっている(例えば、特許文献2、非特許文献1参照。)。一方、スピーカ単体では磁性流体を使用するものがあった(例えば、非特許文献2参照)。
【0003】
従来のこの種の多機能型発音体の一例について図面を用いて説明する。図4は特許文献2に開示された多機能型発音体であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。この多機能型発音体は発音体としての機能と振動体としての機能とを備える。この多機能型発音体のフレームである支持部材55は輪郭が矩形で中央部の円形空洞に磁気回路部61を収容している。磁気回路部61はヨーク56、磁石52、およびトッププレート53が一体になったもので、さらに環状の重り59がヨーク56の外周に取り付けられて、磁気回路部61と重り59とで可動部62を構成している。サスペンション57は支持部57aが重り59の上面に取り付けられて可動部62を支持し、腕部57bの先端の固定部57cが支持部材55の受容部に固定されている。
【0004】
サスペンション58はサスペンション57と同じ形状のものであるが、サスペンション57に対し平面的に見て90°回転した位置で、支持部が重り59の下面に取り付けられて可動部62を支持し、腕部58bの先端の固定部58cが支持部材55の受容部に固定されている。円形の振動板51が外周を支持部材55の下面に取り付けられており、振動板51に固定されたコイル54がヨーク56の中央凹部の内周とトッププレート53の外周との隙間である磁気ギャップに挿入されている。コイル54の巻き線端末は入力端子60に接続されている。なお、図において、この多機能型発音体の両面に具備されるプロテクタは省略してある。
【0005】
この多機能型発音体の動作はコイル54に可聴周波数の信号電流が流れると、振動板51が磁気回路部61の吸引力を受けて振動して音響を発生し、信号の周波数が低くて機械振動領域であると、振動板51からは音が出なくなる一方、可動部62が振動して使用者に着信を知らせるのである。これにより、供給する電気信号の周波数に応じて1個の発音体で発音と振動との両用の動作をする。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−107699号公報
【特許文献2】
特開平11−68093号公報
【非特許文献1】
マルチアクター、電波新聞1998年10月8日、p.26−27
【非特許文献2】
ferrotec-磁性流体、[2003年01月15日検索]、インターネッ
ト<URL:http://www.ferrotec.co.jp/intro/user/customer_jisei_r.html>
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこのような構成の多機能型発音体では、例えば携帯電話に適用した場合に、携帯電話の受話器部分を強く耳に押し当てた時、磁気回路部がその衝撃により振動を発生し、減衰振動音を発してユーザーに不快感を与えることがあった。
【0008】
本発明はこのような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、衝撃により不快な音を発生させることのない振動機能付き多機能型発音体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の手段は、ヨークと、該ヨーク上に固定された磁石と、該磁石上に固定されたトッププレートで磁気回路部を形成し、フレームに埋設した支持バネにより前記磁気回路部を前記フレーム内に弾性支持し、前記フレームに固定した振動板にコイルを固定して、前記ヨークと前記トッププレートとの隙間である磁気ギャップに前記コイルが位置するように構成した振動機能付き多機能型発音体において、前記磁気ギャップに磁性流体を注入したことを特徴とする。
【0010】
また、前記磁性流体の注入量は、前記磁性流体が前記コイルの両側において前記トッププレートの厚さの略90%の厚さに保持されるような注入量であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は図2のA−A断面を示す本発明の実施の形態である多機能型発音体の断面図、図2は図1の多機能型発音体の平面図である。図3はこの多機能型発音体の底面図である。
【0012】
まず、本発明の実施の形態である振動機能付き多機能型発音体の構成を説明する。図1〜図3において、1は振動機能付き多機能型発音体であり、11は略円筒状の樹脂成形品であるフレームである。12はフレーム11に埋設された円環状の外周部と円環状の内周部とを複数の円弧状の腕部で連結した支持バネAである。
【0013】
13は磁性体から成るヨークとしてのポールピースであり、センターポール13aとフランジ13bとを有し、フランジ13bは支持バネA12の内周部に固定されている。14はフランジ13b上に固定された円筒状の磁石であり、15は磁石14上に固定された円環状の磁性体から成るトッププレートである。16はポールピース13、磁石14及びトッププレート15で構成された磁気回路部(可動部)である。トッププレート15とセンターポール13aとの間には磁気ギャップ16aが形成されている。17は内部を保護するためのプロテクタAである。プロテクタA17には複数の放音孔17aが形成されている。18は複数の空気逃げ穴18aが形成されたプロテクタBであり、支持バネA12との間にリング10を挟んでフレーム11に固定されている。
【0014】
次に、19はフレーム11のスリットに挿入され、両端部を接合されて接続端子となっている一対の端子である。20はセンターポール13aに埋設された共振周波数調整用の樹脂である。21は後述のコイルの両側の磁気ギャップ16aに注入されている磁性流体であり、磁性流体21の注入量は、磁性流体21がトッププレート15の厚みの略90%の厚さになって保持されるようになる量である。22はフレーム11に接着された円環状の外周部と円環状の内周部とを複数の円弧状の腕部で連結した支持バネBであり、内周部がトッププレート15と固定されている。このようにして磁気回路部(可動部)16は支持バネA12と支持バネB22とによりフレーム11に弾性支持されている。
【0015】
23はプラスチックス材料から成る振動板であり、その外周がフレーム11の内周段部へ嵌着されている。24は円筒状に巻回されたコイルであり、一対のコイル端末24aが端子18に半田接合されている。25はコイル端末24aを保護している樹脂である。コイル24は振動板23下面に接合固定されており、センターポール13aとトッププレート15とで作られた隙間である磁気ギャップ16aの中に位置している。
【0016】
本発明の多機能型発音体は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、フレームは第一フレームと第二フレームとの二体で形成されているものであってもよい。また、磁気回路部は、上記の外磁型に限らず、従来技術で説明した平底鍋形のヨークの中央に磁石とトッププレートとを接合した内磁型であってもよい。更に、2枚の弾性支持バネのうち、支持バネB22を省略してもよい。
【0017】
次に、この多機能型発音体1の作用を説明する。コイル24に入力される駆動信号の周波数により、コイル24に発生する起磁力と磁石14の磁力との相互干渉作用により、振動板23が振動して音響を発したり、コイル24と磁気回路部(可動部)16との相対変位が起きるが、磁気回路部(可動部)16はフレームに弾性支持されているので、磁気回路部(可動部)16が振動し、更にこの振動がフレームに伝わり、多機能型発音体1を取り付けた機器の筐体が共鳴してこれに接している人間の身体、例えば手の指先に振動を感ずることができる。このとき、磁気ギャップ16aにおいてコイル24が磁性流体21は磁場中で粘度増加を示す現象によって、多機能型発音体1が衝撃を受けても短時間で振動が減衰する。
【0018】
次に、本発明の実施の形態の効果について説明する。この多機能型発音体1を使用すれば、ゲーム機や電話機など小型の機器において手の指先などによって振動を体感できるようになる。また、衝撃を伴うように耳に押し当てた場合でも、不快な振動音を発生させることがない。また、磁性流体21の注入量を、磁性流体21がコイルの両側においてトッププレート15の厚みの略90%に保持されるような量にしたので、磁気ギャップ16aから漏れ出すことがない。更に、磁気回路部(可動部)16を2枚の弾性支持バネ、支持バネA12と支持バネB22とで支持したので、振動に伴う可動部の動きがバネ1枚の場合より安定する。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ヨークと、該ヨーク上に固定された磁石と、該磁石上に固定されたトッププレートで磁気回路部を形成し、フレームに埋設した支持バネにより前記磁気回路部を前記フレーム内に弾性支持し、前記フレームに固定した振動板にコイルを固定して、前記ヨークと前記トッププレートとの隙間である磁気ギャップに前記コイルが位置するように構成し、前記磁気ギャップに磁性流体を注入したので、弾性支持された磁気回路部(可動部)が効率よく振動して、多機能型発音体を装着した携帯機器使用者が耳に受話器を衝撃的に装着しても不快な内部の振動を感じさせない。
【0020】
磁性流体の注入量を、磁性流体がコイルの両側においてトッププレートの厚みの略90%に保持されるような量にしたので、磁気ギャップから漏れ出すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である多機能型発音体の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態である多機能型発音体の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態である多機能型発音体の底面図である。
【図4】従来の多機能型発音体の断面図及び平面図である。
【符号の説明】
1 多機能型発音体
11 フレーム
12 支持バネA
13 ポールピース
14 磁石
15 トッププレート
16 磁気回路部(可動部)
23 振動板
24 コイル
16a 磁気ギャップ
21 磁性流体
22 支持バネB

Claims (2)

  1. ヨークと、該ヨーク上に固定された磁石と、該磁石上に固定されたトッププレートで磁気回路部を形成し、フレームに埋設した支持バネにより前記磁気回路部を前記フレーム内に弾性支持し、前記フレームに固定した振動板にコイルを固定して、前記ヨークと前記トッププレートとの隙間である磁気ギャップに前記コイルが位置するように構成した振動機能付き多機能型発音体において、前記磁気ギャップに磁性流体を注入したことを特徴とする多機能型発音体。
  2. 前記磁性流体の注入量は、前記磁性流体が前記コイルの両側において前記トッププレートの厚さの略90%の厚さに保持されるような注入量であることを特徴とする請求項1記載の多機能型発音体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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