JP2007173505A - 電子ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な電気回路を形成する場合に、電子ブロックの配置位置の自由度を高めることができると共に、電気回路形成の自由度を高めることができる電子ブロックを提供すること。
【解決手段】電子ブロック20は、筐体21の上面に基板22が露出して固着され、各端子25〜27も露出して基板22上に配設されているので、他の電子ブロック20との間を配線部材により容易に接続することができる。また、電源供給は、筐体21の側壁30a〜30dに設けられた金属片33a,33bによって行われる。よって、ICチップ23などの入出力端子数が多くある電子ブロックであっても、隣接して着設することができ、電子ブロック20の配置位置が限定されない。従って、電子ブロック20の配置位置の自由度を高めることができ、その結果、電気的な回路形成の自由度を高めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複雑な電気回路を形成する場合に、電子ブロックの配置位置の自由度を高めることができると共に、電気回路形成の自由度を高めることができる電子ブロックに関するものである。
特開2005−260018号公報に開示されているように、電気的な回路が付設されたブロック部材と、そのブロック部材が自由に配置される基板とを備えた電子装置が知られている。ブロック部材に付設される電気的な回路には、例えば、抵抗器、コンデンサ、ダイオードや接続片の他に、トランジスタ、抵抗器、コンデンサ及びダイオードなどを基板上に集積し各種の機能を持たせたICチップなどがある。ブロック部材を基板上に隣接して配置すると、ブロック部材の側壁に設けられた導通部材が互いに接触して、その結果、付設された電気的な回路同士が電気的に導通する。よって、ブロック部材が配置される位置および種類を変えることで、任意の電気回路を形成することができる。
特開2005−260018号公報
しかしながら、ICチップをブロック部材に付設することで、ICチップを用いない場合と比較して、複雑な電気回路を形成することができるが、複数のICチップを電気的に接続して更に複雑な電気回路を形成しようとした場合には、ブロック部材の配置の自由度が低下してしまう。これは、ICチップは、他の電気的な回路(抵抗器、コンデンサ、ダイオードや接続片など)に比べて配線数が多いので、ブロック部材の側壁に設けられた導通部材数も多くなる。そのため、ICチップが付設されたブロック部材に対して、ICチップ以外の電気的な回路が付設されたブロック部材を隣接して配置することは容易だが、ICチップが付設された複数のブロック部材を隣接して配置しようとした場合、ブロック部材の側壁には複数の導通部材が設けられているので、配置位置が限定されてしまい、自由に配置することができない。よって、複数のICチップを電気的に接続して更に複雑な電気回路を形成する場合には、ブロック部材の配置位置の自由度が低下してしまい、その結果、電気回路形成の自由度も低下してしまうという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複雑な電気回路を形成する場合に、電子ブロックの配置位置の自由度を高めることができると共に、電気回路形成の自由度を高めることができる電子ブロックを提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の電子ブロックは、盤上に着脱可能に構成されると共に、略箱状に形成される筐体と、その筐体の上面に露出して固着される基板と、その基板上に配設され、電気的な回路を有する回路部材と、その回路部材と電気的に導通すると共に前記基板上に配設され、導電性を有する導電部材が接続される第1端子部材とを備えており、前記1の筐体の基板上に配設される第1端子部材と、他の筐体の基板上に配設される第1端子部材とを前記導電部材によって接続することで、任意の電気回路を形成可能に構成されている。
なお、例えば、回路部材が有する電気的な回路としては、トランジスタ、抵抗器、コンデンサ、ダイオードなどを基板上に集積し各種の機能を持たせたICチップや、英数字などの表示を行う7セグメント表示器、各種切替スイッチ、表示器としてのLED、トランジスタ、抵抗器、コンデンサ、ダイオードなどが例示される。
請求項2記載の電子ブロックは、請求項1記載の電子ブロックにおいて、前記回路部材は、電気的な回路を有する本体部と、その本体部から突出すると共に前記電気的な回路と電気的に導通する複数の回路端子部材とを備え、前記第1端子部材は、前記複数の回路端子部材に対応してそれぞれ配設されると共に、1の回路端子部材と電気的に導通する第1端子部材はそれぞれ略同方向に複数連設されている。
請求項3記載の電子ブロックは、請求項1又は2に記載の電子ブロックにおいて、前記回路部材の回路端子部材の数および位置に応じて前記基板上に配設されると共に、前記回路端子部材と接続されることで前記回路部材を前記基板上に固定する第2端子部材を備えている。
請求項4記載の電子ブロックは、請求項1から3のいずれかに記載の電子ブロックにおいて、前記略箱状に形成された筐体の側面左右方向の一方側に設けられると共に、前記回路部材に電源を供給する電源供給部材を備え、その電源供給部材は、前記1の筐体に対して他の筐体が隣接して前記盤上に着設された状態で、前記他の筐体の対向する側壁との間隙において略半分以上の距離を突出するよう凸形成さており、前記基板上には、前記電源供給部材と電気的に導通すると共に、前記導電部材と接続可能な複数の電源端子部材が配設されている。
請求項5記載の電子ブロックは、請求項4記載の電子ブロックにおいて、前記基板上に配設されると共に、前記導電部材と接続可能に構成される複数の開放端子部材を備え、その複数の開放端子部材は、互いに電気的に導通すると共に、前記回路部材および電源供給部材と電気的に不導通にされている。
請求項6記載の電子ブロックは、請求項5記載の電子ブロックにおいて、前記電源端子部材または開放端子部材の少なくとも一方は、前記第1端子部材の両側に配設され、前記基板上には、前記第1端子部材が配設される範囲と前記電源端子部材または開放端子部材が配設される範囲とを区別するための表示が施されている。
なお、第1端子部材が配設される範囲と、電源端子部材または開放端子部材が配設される範囲とを区別するために、第1端子部材のうち両側に配設された第1端子部材のみの色および形状を異なる構成としても良いし、電源端子部材または開放端子部材のうち第1端子部材側に配設された電源端子部材または開放端子部材のみの色および形状を異なる構成としても良い。また、第1端子部材に対して全ての電源端子部材または全ての開放端子部材の色および形状を異なる構成としても良いし、電源端子部材または開放端子部材に対して全ての第1端子部材の色および形状を異なる構成としても良い。
請求項7記載の電子ブロックは、請求項1から6のいずれかに記載の電子ブロックにおいて、前記筐体と基板との間には、その筐体の上面と基板の底面とが非当接となる空間が形成されている。
なお、筐体上面と基板底面との間に空間を形成する場合には、筐体上面から突出する筐体突出部を備え、その筐体突出部と基板とを固着するものとしても良いし、基板底面から突出する基板突出部を備え、その基板突出部と筐体とを固着するものとしても良いし、筐体上面と基板底面との間に所定高さを有する部材を配設する構成としても良い。
請求項1記載の電子ブロックによれば、略箱上に形成された筐体の上面に基板が露出して固着され、電気的回路を有する回路部材と、その回路部材と電気的に導通する第1端子部材とが基板上に配設されている。そして、1の筐体の基板上に配設される第1端子部材と他の筐体の基板上に配設される第1端子部材とが、導通性を有する導電部材によって接続されることで、任意の電気回路を形成することができる。よって、基板上に露出した第1端子部材を導電部材により接続することで、回路部材の電気的な回路を電気的に導通させることができるので、電子ブロックの配置位置に関係なく各電子ブロック間の配線を行うことができる。従って、回路部材の電気的な回路が複数の端子を有する場合であっても、電子ブロックを隣接して盤上に着設できるので、電子ブロックの配置位置の自由度を高めることができ、その結果、導通部材が側壁に設けられる電子ブロックに比べて、さらに複雑な電気回路を形成することができるという効果がある。
請求項2記載の電子ブロックによれば、請求項1記載の電子ブロックの奏する効果に加え、回路部材は、電気的な回路と導通する複数の回路端子部材が本体部から突出して形成されており、その複数の回路端子部材に対応して第1端子部材がそれぞれ複数配設されている。よって、1の回路端子部材に対して複数の第1端子部材が配設されているので、1の回路端子部材から分岐して複数の配線を行うことができ、電気回路形成の自由度をさらに高めることができるという効果がある。
また、第1端子部材は、1の回路端子と電気的に導通する複数がそれぞれ略同方向に連設されているので、1の回路端子部材に対応した第1端子部材と他の回路端子部材に対応した第1端子部材とを間違えて接続することを低減することができるという効果がある。
請求項3記載の電子ブロックによれば、請求項1又は2に記載の電子ブロックの奏する効果に加え、回路端子部材の数および位置に応じて第2端子部材が配設され、その第2端子部材に回路部材の回路端子部材を接続することで、回路部材を固定することができる。ここで、回路部材は、一般的に、規格により本体部の大きさや回路端子部材の数および位置が定められているものが多い。よって、第2端子部材に接続される回路部材の種類を変更することで、機能の異なる電子ブロックを構成できるので、筐体および基板の汎用性を高めることができるという効果がある。
請求項4記載の電子ブロックによれば、請求項1から3のいずれかに記載の電子ブロックの奏する効果に加え、略箱状に形成された筐体の側面に、回路部材に電源を供給する電源供給部材が設けられており、その電源供給部材は、1の筐体に対して他の筐体が隣接して盤上に着設された状態で、他の筐体の対向する側壁との間隙の略半分以上の距離を突出するように凸形成されている。よって、電子ブロックを隣接して複数盤上に着設した場合に、隣接する電源供給部材同士が当接するので、互いに電気的に導通し電源供給を行うことができる。従って、電子ブロックを隣接して着設するだけで回路部材への電源供給がなされるので、電源を供給するために導通部材により互いの電子ブロックを接続する作業を省略することができるという効果がある。また、電源供給用の導通部材を省略できるので、基板上において導電部材の接続が煩雑となることを低減できるというという効果がある。
また、電源供給部材と電気的に導通する電源端子部材が基板上に配設され、その電源端子部材は、導通部材と接続可能に構成されているので、電子ブロック同士が隣接して配設されない場合にも、電源端子部材同士を導通部材で接続することで、電源を供給することができるという効果がある。
また、電源供給部材は、筐体の側壁左右方向の一方側に設けられているので、隣接する電子ブロックを正規とは異なる向きで盤上に着設した場合、電源供給部材同士が当接せずに電源供給がなされないことがある。よって、電子ブロックを着設する場合には、電源供給部材の位置を確認しつつ行うので、電子ブロックの誤装着を抑制することができるという効果がある。また、正規とは異なる向きで盤上に着設されると、電源供給がなされないので、極性の異なる電源が供給されることを低減でき、回路部材が故障することを低減できるという効果がある。
請求項5記載の電子ブロックによれば、請求項4記載の電子ブロックの奏する効果に加え、基板上に複数の開放端子部材が配設され、その複数の開放端子部材は、互いに電気的に導通すると共に、回路部材および電源供給部材と電気的に不導通に構成されている。よって、導通部材を接続する場合に、開放端子部材を中継用の端子として用いたり、何らかの電気的な回路を配線途中に嵌挿するために用いることもできるので、電気回路形成の自由度をさらに高めることができるという効果がある。
請求項6記載の電子ブロックによれば、請求項5記載の電子ブロックの奏する効果に加え、第1端子部材の両側に、電源端子部材または開放端子部材の少なくとも一方が配設され、第1端子部材が配設された範囲と電源端子部材または開放端子部材が配設された範囲とを区別する表示がなされているので、第1端子部材と、電源端子部材または開放端子部材とを正確に区別することができる。よって、電子ブロック間を互いに導通する場合に、導通部材を間違って接続することを低減できるという効果がある。
請求項7記載の電子ブロックによれば、請求項1から6のいずれかに記載の電子ブロックの奏する効果に加え、筐体上面と基板底面との間には、空間が形成されるので、その空間内を空気が流通することができる。一般的に、電子回路は、電源が供給されると熱を発生するので、密閉された空間内に設けられると、故障や誤動作の原因となってしまう。しかし、空間を形成することにより、回路部材の熱冷却効率が向上するので、故障や誤動作の発生を抑制することができるという効果がある。
また、一般的に、基板への各端子部材や回路部材の接続は、基板の底面側において半田づけにより行われる。よって、筐体上面と基板底面とに空間を形成することにより、基板底面側に半田などが突出している場合であっても、容易に基板を固着することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例における電子装置1の構成を概略的に示した図である。
図1に示すように、電子装置1は、略平板状に形成された盤10と、各種の電気的な回路を有し盤10上に着脱可能に構成された電子ブロック20とを主に備えている。盤10には、電子ブロック20を盤10上方(図1上方)から矢印A方向に着設する場合に、電子ブロック20の着設(配置)位置を位置決めすると共に、着設された電子ブロック20が簡単に外れることを防止する位置決め棒11が設けられている。
この位置決め棒11は、盤10の上面(図1上側面)から上方へ突出して形成されており、その先端部が略半球状に形成されている。位置決め棒11の先端部を略半球状に形成することで、電子ブロック20の盤10への着設をスムーズに行うことができる。また、位置決め棒11は、1の電子ブロック20が配置される領域a(図1の斜線で示した部分)内に、8個形成されており、その8個の位置決め棒は、位置決め棒11a〜11hである。本実施例では、電子ブロック20を位置決め及び固定するために使用される位置決め棒は、位置決め棒11a,11fであり、2点により電子ブロック20を位置決め及び固定する。
なお、他の位置決め棒11b〜11e,11g,11hは、電子ブロック20に対して略1/4の大きさの電子ブロック(図示せず)を着設する場合に使用され、位置決め棒11a,11b、位置決め棒11c,11d、位置決め棒11e,11f及び位置決め棒11g,11hの組合わせで使用される。よって、盤10は、電子ブロック20と、その電子ブロック20に対して略1/4の大きさの電子ブロックとに併用できるので、汎用性を高めることができる。
次に、図2及び図3を参照して、電子ブロック20の構成について説明する。図2は、電子ブロック20を分解した斜視図である。図3は、電子ブロック20を示した図であり、図3(a)は、電子ブロック20の上面図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印B視における電子ブロック20の側面図であり、図3(c)は、図3(b)の矢印C視における電子ブロック20の底面図である。
図2に示すように、電子ブロック20は、最下部に位置すると共に略箱状に形成された筐体21と、その筐体21の上部に位置すると共に略板状に形成された基板22と、その基板22上に固着されるICチップ23との3つの部品から構成されている。
まず、ICチップ23について説明する。ICチップ23は、トランジスタ、抵抗器、コンデンサ、ダイオードなどを基板上に集積したものであり、略直方体に形成された本体部23aと、その本体部23aの両側(図2左手前側と右奧側との両側)に下方(図2下方)に突出した複数のピン23bとを有して構成されている。ICチップ23は、基板上に複数の素子が集積されることで各種機能を有しており、例えば、公知のAND回路、OR回路、NOT回路、NAND回路、NOR回路、EXOR回路、デコーダ回路、エンコーダ回路、コンパレータ回路、シフトレジスタ回路やフリップフロップ回路などを有している。なお、図2に示したICチップ23は、片側8本の計16本のピン23bを有しているが、ピン23bは、ICチップ23の機能などにより本数が異なり、本実施例では16ピンの他に14ピンで構成されるICチップ(図示せず)も用いられる。
次に、基板22について説明する。基板22の上面(図2上側面)には、その略中央部分に、ICチップ23のピン23bが差し込まれるソケット24と、そのソケット24の長手方向(図2矢印D方向)両側に並設される接続端子25と、その接続端子25の並設方向(ソケット24の長手方向)において基板22の一方の端部(図2左奧側部分)に配設される電源端子26と、基板22における電源端子26と対向する端部(図2右手前側部分)に配設される開放端子27とを備えている。なお、基板22は、電気的に導通する配線パターン(図示せず)が底面側(図2下側面)に形成されており、各端子25〜27は、その配線パターンに半田づけされて固着される。また、基板22には、後述するネジ36aが挿通される貫通孔29が4隅に形成されている。
ソケット24は、ICチップ23のピン23bが差し込まれる雌端子24aを有しており、その雌端子24aは、ピン23bの数と位置に応じて形成されている。即ち、ソケット24は、雌端子24a数が14又は16個となる2種類があり、図2では、雌端子24a数が16個のものが図示されている。また、ソケット24の雌端子24aにICチップ23のピン23bが差し込まれると、ICチップ23が固定されるので、ICチップ23が簡単に外れてしまうことを低減できる。
なお、ソケット24は、雌端子24aが14又は16個となる2種類があり、ICチップ23はピン23b数が14又は16本となる複数種類があるので、ソケット24に差し込まれるICチップ23の種類を替えるだけで、機能の異なる電子ブロック20を構成することができる。よって、筐体21及び基板22を共通部品とすることができ、筐体21及び基板22の汎用性を高めることができる。
接続端子25は、ソケット24の雌端子24a数(又はピン23b数)に対応して設けられており、ソケット24の両側にそれぞれ8列配設されている。雌端子24aと、その雌端子24aに対応した接続端子25は、基板22の底面側(図2下側面)において電気的に導通している。また、ソケット24の長手方向Dと直交する方向において、雌端子24aと、その雌端子24aと電気的に導通する接続端子25とは、略同一線上に位置すると共に複数が連設されている。本実施例では、1の接続端子25は、4個で1ユニット化されている。よって、ICチップ23のピン23bと接続端子25とは、見た目に位置が対応しているので、後述する配線部材100(図5参照)によって電子ブロック20間を接続する場合に、間違って接続されることを低減することができる。また、1のピン23bに対応した接続端子25が複数(本実施例では4個)配設されているので、1のピン23bに対して複数接続することができ、電気回路形成の自由度が増す。
さらに、接続端子25の矢印D方向(接続端子25の並設方向)両側は、他の接続端子25と色が異なって構成されているので、接続端子25とその接続端子25の並設方向(矢印D方向)両側に配設された開放端子27とを間違って接続することを低減することができる。
電源端子26は、後述する金属片33a,33bと配線28により電気的に導通しており、一方が正側の電圧(例えば5V)が供給され、他方が負側の電圧(例えば0V)が供給されている。本実施例では、図2左側の電源端子26aに負側の電圧が供給され、図2右側の電源端子26bに正側の電圧が供給されている。よって、基板22上に電源端子26が配設されているので、離れた位置に電子ブロック20が着設された場合に、その離れた電子ブロック20に電源を供給することができる。
開放端子27は、4個を1ユニット化(それぞれ電気的に導通)したユニットが2ユニットで構成されており、その2ユニットが基板22の端部(図2右手前側部分)に2箇所配設されている。さらに、開放端子27は、接続端子25の並設方向両側に2ユニットずつ配設されている。開放端子27は、接続端子25と不導通であると共に、電源端子26と不導通であるので、配線部材100により接続を行う場合の中継用の端子として使用することもできるし、接続端子25が足りないときの追加用の端子として使用することもできる。従って、開放端子27を配置することをにより、電子ブロック20同士の接続の自由度を高めることができる。
次に、筐体21について説明する。図2に示すように、筐体21は、略箱状に形成されており、図2の矢印D方向において開放端子27側となる側壁30aと、図2の矢印D方向において電源端子26側となる側壁30bと、その側壁30a,30bを連結する側壁30c(図2左手前側),30d(図2右奧側)と、側壁30a〜30dの上面を多う天井壁30eとで構成されている。なお、図3(c)に示すように、筐体21は、底面が開放されている。
ここで、側壁30a〜30dについて説明するが、側壁30a〜30dは、同形状に形成されているため、側壁30aについて説明をし、側壁30b〜30dについての説明は省略する。
側壁30aは、天井壁30eから底面までの間が、筐体21の外方へ突起した略階段状に形成されている。その階段状に形成された段部31には、筐体21の天井壁30eと底面とを結ぶ上下方向(図2矢印E方向)に形成された溝32が、左右方向に7本形成されている。溝32は、側壁30aの左右方向両側に3本ずつ形成されると共に、その略中心位置に1本が形成されている。溝32の上端面(図2上側面)には、上方(図2上方)に突起した突起部32aがそれぞれ形成されている。この突起部32aは、後述する金属片33a,33bを取り付けて固定するための突起である。
側壁30aの左右方向の一方(図2左側)の溝32には、導電性を有する金属材料で形成された金属片33a,33bが配設されている。この金属片33a,33bは、突起部32aに一端側が係止され、側面と略平行となる部分が外方に若干突出して形成され、図3(c)に示すように、他端側が筐体21の内側へ屈曲して形成されている。金属片33a,33bの側面と略平行となる部分は、電子ブロック20が隣接して着設された場合に、その隣に着設された電子ブロック20の金属片33a,33bと当接するよう突出して形成されている。即ち、隣に着設された電子ブロック20との間隙において、少なくとも半分以上の距離を突出するように凸形成されている。また、金属片33a,33bの筐体21の内側に屈曲する部分(他端側)は、屈曲した角度が鋭角になっているので、金属片33a,33bを外れ難くすることができる。
金属片33a,33bは、配線28を介して、基板22に配置された電源端子26及びICチップ23の電源供給用ピン23bと電気的に導通(配線)している。なお、金属片33aは、負側の電圧が供給され、電源端子26aと電気的に導通し、一方、金属片33bは、正側の電圧が供給され、電源端子26bと電気的に導通している。よって、電子ブロック20が盤10の所定位置に着設されると、少なくともその電子ブロック20の金属片33a,33bが電源供給装置(図示せず)と電気的に導通し、電源端子26に電源供給すると共にICチップ23に駆動電源を供給する。また、電子ブロック20を隣接して配置すれば、各金属片33a,33bが互いに当接して電気的に導通するので、新たに電源供給するための配線を必要としない。よって、電子ブロック20の上面(基板22の上面)において、配線が煩雑となることを低減することができる。
なお、図3(a)に示すように、側壁30a,30bに設けられた金属片33a,33bは、側壁30c側が金属片33bであり、側壁30d側が金属片33aである。また、側壁30c,30dに設けられた金属片33a,33bは、側壁30b側が金属片33bであり、側壁30a側が金属片33aである。また、図3(c)に示すように、それぞれの金属片33aおよび金属片33b同士は接続され、筐体21の内側で電気的に導通している。
ここで、例えば、電子ブロック20を図3(a)の状態から右方向に90度回転して着設した場合、側壁30c,30dの金属片33a,33bは不導通となり、側壁30a,30bの金属片33a,33bは導通する。さらに、右方向に90度回転して着設した場合、側壁30a〜30dの金属片33a,33bの全てが不導通となる。さらに、右方向に90度回転して着設した場合、側壁30a,30bの金属片33a,33bは不導通となり、側壁30c,30dの金属片33a,33bは導通する。よって、電子ブロック20の向きを間違って着設した場合、不導通となるか、導通したとしても電源の極性が異なって導通することがないので、ICチップ23などが破損することを低減することができる。また、使用者は、金属片33a,33bが正規の位置で当接するように、電子ブロック20を盤10上に着設させるので、電子ブロック20が誤った向きで着設されることを抑制することができる。
筐体21の上面には、配線28を通す貫通孔34と、4隅から上方(図2上方)へ突出し、基板22を上面(図2上側端面)で支持する突出部35が設けられている。この突出部35は、ネジ36aの外径より大きな内径を有する筒状に形成されており、基板22を固着する場合には、ネジ36aが突出部35内に挿通され、図3(c)に示すように、筐体21の内側でナット36bにより螺着されて行われる。
また、図3(a)に示すように、筐体21の側壁30a〜30dが連結される頂点部分には、切欠37が形成されている。図2に示すように、切欠37は、側壁30a,30bの矢印E方向の略中間位置まで切りかかれている。電子ブロック20が盤10上に着設される場合には、位置決め棒11a,11fと筐体21の側壁30a〜30dの頂点部分とが当接するが、切欠37が形成されているために側壁30a〜30dが若干外方へ変形する。よって、電子ブロック20が盤10上に着設された状態では、筐体21の側壁30a〜30dの弾性力により電子ブロック20を固定することができる。
また、図3(b)に示すように、突起部35に基板22が固着された状態では、筐体21の天井壁30eの上面と基板22の底面との間に、空間が形成されている。この空間を形成することにより、基板22の底面から突出した各端子が邪魔とならずに、基板22を筐体21上部に固着することができる。また、基板22を筐体21上部に配置することにより、空気の循環効率が良くなるので、筐体21内部に基板22を配置する場合と比較して熱が籠もらず、ICチップ23などの故障や誤動作の発生を低減することができる。
次に、図4を参照して、電子装置1で使用される各種電子ブロック20について説明する。図4は、各種電子ブロック20の上面を概略的に示した図である。
図4(a)に示した電子ブロック20は、上述したように、ICチップ23がソケット24に固定された電子ブロック20であり、例えば、公知のAND回路、OR回路、NOT回路、NAND回路、NOR回路、EXOR回路、デコーダ回路、コンパレータ回路、シフトレジスタ回路やフリップフロップ回路などを有するICチップ23が固定されている。さらに、基板22上には、接続端子25、電源端子26、開放端子27が配置されている。
図4(b)に示した電子ブロック20は、H/Lレベルを発生させるものであり、基板22上には、3つのスイッチ(SW1〜SW3)40a〜40cと、NOT回路を有するICチップ23と、Hレベルの時に点灯(例えば赤色に点灯)する3つの表示灯41a〜41cと、Lレベルの時に点灯(例えば緑色に点灯)する3つの表示灯42a〜42cと、3つの出力端子(OUT1〜OUT3)43a〜43cとが配設されている。
例えば、スイッチ40aがH側(図4(b)上側)へ倒された状態では、表示灯41aが点灯すると共に表示灯42aが消灯し、スイッチ40aがL側(図4(b)下側)へ倒された状態では、表示灯42aが点灯すると共に表示灯41aが消灯する。また、出力端子43aは、表示灯42aが点灯している場合(Lレベルの場合)に、出力されるよう構成されている。この電子ブロック20(H/Lレベル発生用)により、信号の出力を切り替えて電気的な回路の動作確認をすることができる。
図4(c)に示した電子ブロック20は、BCDコードを発生して出力するものであり、基板22上には、ロータリーBCDコードスイッチ50と、そのロータリーBCDコードスイッチ50の出力端子と接続されるプルアップ用の4つの抵抗51a〜51dと、その抵抗51a〜51dとロータリーBCDコードスイッチ50の出力端子とに接続される4つの出力端子(A〜D)52a〜52dとが配設されている。
ロータリーBCDコードスイッチ50は、0〜9までの値を変更可能に構成されており、その0〜9に対応した値が出力端子52a〜52dより出力される。また、抵抗51a〜51dは、ロータリーBCDコードスイッチ50の値が変更された場合に、安定した信号を出力端子52a〜52dから出力させるために設けられている。
ここで、例えば、ロータリーBCDコードスイッチ50が0〜9へ順番に変更されると、出力端子52a〜52dから信号が出力されない状態から(0に対応)、出力端子52a(1に対応)、出力端子52b(2に対応)、出力端子52a,52b(3に対応)、出力端子52c(4に対応)、出力端子52a,52c(5に対応)、出力端子52b,52c(6に対応)、出力端子52a〜52c(7に対応)、出力端子52d(8に対応)、出力端子52a,52d(9に対応)と信号が出力される出力端子が変更される
なお、反対に、ロータリーBCDコードスイッチが0〜9に変更されると、出力端子52a〜52dの全てから信号が出力される状態から(0に対応)、出力端子52a(1に対応)、出力端子52b(2に対応)、出力端子52a,52b(3に対応)、出力端子52c(4に対応)、出力端子52a,52c(5に対応)、出力端子52b,52c(6に対応)、出力端子52a〜52c(7に対応)、出力端子52d(8に対応)、出力端子52a,52d(9に対応)と信号が出力されない出力端子が変更されるよう構成しても良い。
図4(d)に示した電子ブロック20は、バイナリコードを発生して出力するものであり、基板22上には、DIPスイッチ60と、そのDIPスイッチ60の出力端子に接続されるプルアップ用の4つの抵抗61a〜61dと、その抵抗61a〜61dとDIPスイッチ60の出力端子とに接続される4つの出力端子(A〜D)62a〜62dとが配設されている。DIPスイッチ60の4つのスイッチ(1〜4のスイッチ)は、スイッチ1〜4が出力端子62a〜62dにそれぞれ対応している。また、スイッチ1〜4がONされると(図4(d)上側に移動すると)、対応した出力端子62a〜62dがLレベルとなるよう構成されている。
図4(e)に示した電子ブロック20は、抵抗ブロックであり、基板22上には、電源端子26と、8つの抵抗70a〜70hと、その抵抗70a〜70hの両端にそれぞれ接続された接続端子71a〜71h,72a〜72hとが配置されている。この抵抗70a〜70hは、電気的な回路において、出力信号を安定させるためや、ICチップ23などの破損を防止するために、配線途中に嵌挿される。
図4(f)に示した電子ブロック20は、H/Lレベルを確認するH/Lインジケータであり、基板22上には、NOT回路を有するICチップ23と、8つの抵抗81a〜81hと、その8つの抵抗81a〜81hのうち抵抗81a,81c,81e,81g及びICチップ23の入力端子と接続される入力端子82a〜82dと、ICチップ23の出力端子と抵抗81b,81d,81f,81hとに接続される4つの表示灯83a〜83dとが配置されている。なお、抵抗81a〜81dは、ICチップ23に入力される信号および出力される信号を安定させるために接続されている。
入力端子82a〜82dがLレベルとなると、対応した表示灯83a〜83dはそれぞれ点灯(例えば赤色に点灯)し、入力端子82a〜82dがHレベルとなると、対応した表示灯83a〜83dはそれぞれ消灯する。よって、電子装置1において形成した電気的な回路の出力が、HレベルかLレベルかをH/Lインジケータによって確認することができる。
図4(g)に示した電子ブロック20は、入力に対応した「0〜9」及び「.」の表示を行うものであり、基板22上に、7セグメント表示器90と、7セグメント表示器90の入力端子に接続される8つの抵抗91a〜91hと、その抵抗91a〜91dに接続される8つの入力端子(dp及びa〜g)92a〜92hとが配設されている。
入力端子92hは、「.」を表示させるための入力端子であり、Lレベルとなると、「.」が表示される。また、入力端子92a〜92gは、縦3つと横4つの各表示部に対応しており、Lレベルとなった入力端子92a〜92gに対応した表示部が点灯するよう構成されている。よって、入力端子92a〜92hの組み合わせにより、7セグメント表示器90の表示を変更することができる。なお、抵抗91a〜91hは、7セグメント表示器90の破損を防止するために設けられている。
また、7セグメント表示器90への入力を4つとし、その4つの入力の組み合わせから0〜9を表示する構成としても良いし、0〜Fを表示する構成としても良い。即ち、入力端子1〜4を備え、入力端子1〜4の全てがHレベル(又はLレベル)の場合に0を表示し、入力端子1、入力端子2、入力端子1,2、入力端子3、入力端子1,3、入力端子2,3、入力端子1〜3、入力端子4、入力端子1,4と変化することに伴って1〜9を表示する構成としても良いし、さらに、入力端子2,4、入力端子3,4、入力端子3,4、入力端子1,3,4、入力端子2〜4、入力端子1〜4と変化することに伴ってA〜Fを表示する構成としても良い。
図4(a)〜図4(g)で示した電子ブロック20を組み合わせることで、各種の電気的な回路を形成することができる。また、電子ブロック20を組み合わせて形成された電気的な回路において、入力に応じた出力が正確になされいるかを確認することができる。また、本実施例では、ICチップ23などを使用して電気的な回路を形成できるので、複雑な回路を形成することができる。なお、本実施例の電子装置1は、各種の電気回路の動作確認ができるので、学生の教材として使用することが好ましい。
次に、図5を参照して、電子装置1の接続(配線)方法の一例について説明する。図5は、電子ブロック20間の接続方法の一例を示した斜視図である。なお、図5は、電子ブロック20の接続方法の一例を示した斜視図であるので、4つの電子ブロック20を拡大して示している。なお、説明の便宜上、4つの電子ブロック20を、電子ブロック20a〜20dとする。
まず、電子ブロック20間を電気的に導通するための配線部材100について説明する。図5の右上部に示すように、配線部材100は、その両先端部に接続ピン101を備え、その両端の接続ピン101は電気的に導通している。接続ピン101の先端部は尖形に形成されており、接続端子25、電源端子26,開放端子27,各入出力端子に差し込まれて、それぞれを電気的に導通可能に構成されている。
図5に示すように、電子ブロック20aの右側の接続端子25と、電子ブロック20bの左側の接続端子25とは、配線部材100aによって接続されており、電子ブロック20aのICチップ23と電子ブロック20bのICチップ23とが電気的に導通している。また、電子ブロック20aの配線部材100aが接続された接続端子25(1ユニット化された接続端子)には、配線部材100bが接続され、その配線部材100bは、電子ブロック20dの左側の接続端子25に接続されている。また、電子ブロック20cの右側の接続端子25と、電子ブロック20bの配線部材100aが接続された接続端子25とは、配線部材100cによって接続されている。即ち、1の接続端子25と複数の接続端子25とを接続できる。このように、1(ユニット)の接続端子25と、複数の電子ブロック20の接続端子25と接続できるので、配線を分岐することができ、複雑な電気回路を形成することができる。
また、電子ブロック20bの右側の接続端子25と、2箇所の開放端子27とが、配線部材100d,100eによってそれぞれ接続されている。開放端子27は、接続端子25及び電源端子26と電気的に不導通であるので、配線部材100d,100eと接続された接続端子25とのみ電気的に導通する。よって、開放端子27が接続端子25となるので、接続端子25数を増やすことができ、複雑な電気回路にも対応することができる。
また、電子ブロック20aの電源端子26aと、電子ブロック20bの電源端子26bとは、配線部材100fにより接続され、電子ブロック20aの電源端子26bと、電子ブロック20bの電源端子26bとは、配線部材100gにより接続されている。よって、電子ブロック20aの電源端子26と電子ブロック20bの電源端子26とが電気的に導通している。よって、電源端子26a,26b同士を配線部材100で接続することにより、例え、隣接して電子ブロック20が着設されていない場合であっても、ICチップ23に電源を供給することができる。
なお、説明の便宜上、ICチップ23が固定された電子ブロック20のみについて説明したが、図4(b)〜図4(g)に示した電子ブロック20との接続も同様に行うことができる。
以上、説明したように、本発明の電子装置1によれば、筐体21の上面に基板22が露出して固着され、各端子25〜27(及び各入出力端子)も露出して基板上に配設されているので、配線部材100によって、他の電子ブロック20と容易に接続することができる。また、電源供給は、筐体21の側壁30a〜30dに設けられた金属片33a,33bによって行われる。よって、ICチップ23などの入出力端子数が多くある電子ブロックであっても、隣接して着設することができ、電子ブロック20の配置位置が限定されない。従って、電子ブロック20の配置位置の自由度を高めることができ、その結果、電気的な回路形成の自由度を高めることができる。
以上、実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、接続端子25の並設方向両側に開放端子27を配設するよう構成したが、接続端子25の両側に電源端子26を配設するよう構成しても良いし、電源端子26及び開放端子27の両方を配設するよう構成しても良い。また、接続端子25の並設方向両側に端子を配設しない構成とし、電子ブロック20を小規模化しても良い。
また、上記実施例では、接続端子25の並設方向(図2矢印D方向)の両側の接続端子25の色を変えて、接続端子25が配設された範囲と、開放端子27が配設された範囲とを区別できるよう構成したが、接続端子25側の開放端子27の色を変えても良い。また、接続端子25の全ての色を変えても良いし、反対に、開放端子27の全ての色を変えても良い。さらに、色だけでなく、形状を変えても良いし、形状だけを変える構成としても良い。
また、上記実施例では、筐体21に突起部35を設け、筐体21の上面と基板22の底面との間に空間が形成されるよう構成したが、基板22の底面側から突起した突起部を設ける構成としても良いし、筐体21及び基板22の両方に突起を設けず、所定高さを有するリング状の部材を筐体21と基板22との間に配設する構成としても良い。
また、上記実施例では、基板22上に固定されるICチップ23のピン23b数は、14本または16本で構成されるものとしたが、ピン23b数が20本またはそれ以上で構成されたICチップ23を基板22上に固定するものとしても良い。即ち、ICチップ23のピン23b数は限定されず、何本で構成されていても良い。なお、ソケット24は、ICチップ23のピン23b数や形状に応じて、雌端子24a数や形状が決められると共に、接続端子25は、ICチップ23のピン23b数や位置に応じて、数や配設位置が決められるものとしても良い。
また、上記実施例では、筐体21及び基板22の汎用性を高めるために、ICチップ23をソケット24に差し込んで固定するものとしたが、ソケット24を設けずに、基板22にICチップ23を直接半田づけして固定するものとしても良い。更に、ICチップ23として、ピン23bが水平方向に延びるフラットパッケージを用いるものとしても良い。
また、上記実施例では、基板22上にICチップ23が固定された電子ブロック20を説明したが、基板22上にICチップ23が固定されていない予備用の電子ブロックを備えるものとしても良い。予備用の電子ブロックを備えることで、使用者が任意にICチップ23を選定することができ、電子装置1の汎用性を高めることができる。
本発明の実施例における電子装置2の構成を概略的に示した図である。 電子ブロックを分解した斜視図である。 電子ブロックを示した図であり、(a)は、電子ブロックの上面図であり、(b)は、図3(a)の矢印B視における電子ブロックの側面図であり、(c)は、図3(b)の矢印C視における電子ブロックの底面図である。 各種電子ブロックの上面を概略的に示した図である。 電子ブロック間の接続方法の一例を示した斜視図である。
符号の説明
1 電子装置
10 盤
11a〜11h 位置決め棒(盤の一部)
20 電子ブロック
21 筐体
22 基板
23 ICチップ(回路部材)
23a 本体部(回路部材の一部)
23b ピン(回路部材の一部)
24 ソケット
24a 雌端子(第2端子部材)
25 接続端子(第1端子部材)
26 電源端子(電源端子部材)
27 開放端子(開放端子部材)
30a〜30d 側壁(筐体の一部)
30e 天井壁(筐体の一部)
33a,33b 金属片(電源供給部材)
40a〜40c スイッチ(回路部材の一部)
41a〜41c 表示灯(回路部材の一部)
42a〜42c 表示灯(回路部材の一部)
43a〜43c 出力端子(第1端子部材)
50 ロータリーBCDコードスイッチ(回路部材の一部)
51a〜51d 抵抗(回路部材の一部)
52a〜52d 出力端子(第1端子部材)
60 DIPスイッチ(回路部材の一部)
61a〜61d 抵抗(回路部材の一部)
62a〜62d 出力端子(第1端子部材)
70a〜70h 抵抗(回路部材の一部)
71a〜71h 接続端子(第1端子部材)
72a〜72h 接続端子(第1端子部材)
81a〜81h 抵抗(回路部材の一部)
82a〜82d 入力端子(第1端子部材)
83a〜83d 表示灯(回路部材の一部)
90 7セグメント表示器(回路部材の一部)
91a〜91h 抵抗(回路部材の一部)
92a〜92h 入力端子(第1端子部材)
100 配線部材(導電部材)
a 電子ブロックが着設される範囲

Claims (7)

  1. 盤上に着脱可能に構成されると共に、略箱状に形成される筐体と、
    その筐体の上面に露出して固着される基板と、
    その基板上に配設され、電気的な回路を有する回路部材と、
    その回路部材と電気的に導通すると共に前記基板上に配設され、導電性を有する導電部材が接続される第1端子部材とを備え、
    前記1の筐体の基板上に配設される第1端子部材と、他の筐体の基板上に配設される第1端子部材とを前記導電部材によって接続することで、任意の電気回路を形成可能に構成されていることを特徴とする電子ブロック。
  2. 前記回路部材は、電気的な回路を有する本体部と、その本体部から突出すると共に前記電気的な回路と電気的に導通する複数の回路端子部材とを備え、
    前記第1端子部材は、前記複数の回路端子部材に対応してそれぞれ配設されると共に、1の回路端子部材と電気的に導通する第1端子部材はそれぞれ略同方向に複数連設されていることを特徴とする請求項1記載の電子ブロック。
  3. 前記回路部材の回路端子部材の数および位置に応じて前記基板上に配設されると共に、前記回路端子部材と接続されることで前記回路部材を前記基板上に固定する第2端子部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子ブロック。
  4. 前記略箱状に形成された筐体の側面左右方向の一方側に設けられると共に、前記回路部材に電源を供給する電源供給部材を備え、その電源供給部材は、前記1の筐体に対して他の筐体が隣接して前記盤上に着設された状態で、前記他の筐体の対向する側壁との間隙において略半分以上の距離を突出するよう凸形成さており、
    前記基板上には、前記電源供給部材と電気的に導通すると共に、前記導電部材と接続可能な複数の電源端子部材が配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子ブロック。
  5. 前記基板上に配設されると共に、前記導電部材と接続可能に構成される複数の開放端子部材を備え、
    その複数の開放端子部材は、互いに電気的に導通すると共に、前記回路部材および電源供給部材と電気的に不導通にされていることを特徴とする請求項4記載の電子ブロック。
  6. 前記電源端子部材または開放端子部材の少なくとも一方は、前記第1端子部材の両側に配設され、
    前記基板上には、前記第1端子部材が配設される範囲と前記電源端子部材または開放端子部材が配設される範囲とを区別するための表示が施されていることを特徴とする請求項5記載の電子ブロック。
  7. 前記筐体と基板との間には、その筐体の上面と基板の底面とが非当接となる空間が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の遊技機。
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