JP2007173378A - 発光素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】高純度の白色光を出射することができる発光素子を提供する。
【解決手段】青色LED2と赤色LED3を並べて配置し、これらのLED2,3を覆って、透明樹脂5中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色蛍光を発する緑色蛍光物質6を分散させた蛍光物質分散層4を設けた。蛍光物質分散層中の蛍光物質の分散量と青色LED2および赤色LED3の駆動電流を、赤、緑、青の3色の光の混合色が白になるように設定することで高純度の白色光を出射することができる。
【選択図】図1
【解決手段】青色LED2と赤色LED3を並べて配置し、これらのLED2,3を覆って、透明樹脂5中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色蛍光を発する緑色蛍光物質6を分散させた蛍光物質分散層4を設けた。蛍光物質分散層中の蛍光物質の分散量と青色LED2および赤色LED3の駆動電流を、赤、緑、青の3色の光の混合色が白になるように設定することで高純度の白色光を出射することができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、白色光を出射する発光素子に関する。
例えば液晶表示装置の光源等に利用される白色光を出射する発光素子としては、従来、450nm付近にピークをもった強度分布の青色光を発する青色発光ダイオードと、前記青色LEDからの出射光の一部を吸収して570nm付近にピークをもった強度分布の黄色光を発する黄色蛍光物質とを組合わせたものがある(特許文献1参照)。
特開平10−107325号公報
しかし、前記青色発光ダイオードと黄色蛍光物質とを組合わせた発光素子が発する光は、青及び緑の波長帯域の波長光の強度に比べて赤の波長帯域の波長光の強度が低い擬似白色の光であり、そのため、この発光素子を用いた光源を備えた液晶表示装置は、充分な色再現性が得られない。
この発明は、高純度の白色光を出射することができる発光素子を提供することを目的としたものである。
この発明の発光素子は、青色発光ダイオードと、前記青色発光ダイオードと並べて配置された赤色発光ダイオードと、前記青色と赤色の発光ダイオードのうち、少なくとも青色発光ダイオードを覆って設けられ、透明樹脂中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色光を発する緑色蛍光物質を分散させた蛍光物質分散層とを備えたことを特徴とする。
この発明の発光素子において、前記蛍光物質分散層は、前記青色と赤色の発光ダイオードの両方を覆って設けるのが好ましい。
この発明の発光素子は、青色発光ダイオードと赤色発光ダイオードを並べて配置し、前記青色と赤色の発光ダイオードのうち、少なくとも青色発光ダイオードを覆って、透明樹脂中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色光を発する緑色蛍光物質を分散させた蛍光物質分散層を設けているため、前記青色発光ダイオードが発する青色光と、前記蛍光物質分散層の緑色蛍光物質が発する緑色光と、前記赤色発光ダイオードが発する赤色光とを出射することができ、したがって、前記蛍光物質分散層の緑色蛍光物質の分散量と、前記青色発光ダイオードと赤色発光ダイオードの駆動電流を、赤、緑、青の3色の光の混色光が白になる強度バランスの赤色光と緑色光と青色光とを出射するように設定することにより、高純度の白色光を出射することができる。
この発明の発光素子において、前記蛍光物質分散層は、前記青色と赤色の発光ダイオードの両方を覆って設けるのが好ましく、このようにすることにより、発光素子の構造を単純にし、容易に製造することができる。
図1はこの発明の一実施例を示す発光素子の断面図である。
この発光素子は、一方の面に凹入部が形成された絶縁性基板1と、この絶縁性基板1の凹入部の底面上に配置された青色発光ダイオード(以下、青色LEDと記す)2と、前記絶縁性基板1の凹入部の底面上に前記青色LED2と並べて配置された赤色発光ダイオード(以下、赤色LEDと記す)3と、前記絶縁性基板1の凹入部内に前記青色と赤色のLED2,3の両方を覆って設けられ、透明樹脂5中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色光を発する粒子状の緑色蛍光物質6を分散させた蛍光物質分散層4とを備えている。
なお、図1では省略しているが、前記絶縁性基板1には、その凹入部の底面に形成された複数のLED接続電極と、これらのLED接続電極から外部に導出された複数の駆動回路接続リードが設けられており、前記青色LED2と赤色LED3は、その端子電極を導電性接着剤等により前記LED接続電極に接続して前記絶縁性基板1の凹入部の底面上に固定されている。
また、前記蛍光物質分散層4は、前記絶縁性基板1の凹入部内に、この蛍光物質分散層4の表面が前記絶縁性基板1の板面と略面一になるように充填されている。
この発光素子は、図示しない駆動回路により前記青色LED2と赤色LED3とが点灯され、前記青色LED2が発する青色光と、前記蛍光物質分散層4の緑色蛍光物質6が発する緑色光と、前記赤色LED3が発する赤色光とを前記蛍光物質分散層4の外面から出射する。
すなわち、前記蛍光物質分散層4は、透明樹脂5中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色光を発する粒子状の緑色蛍光物質6を分散させたものであるため、前記青色LED2から出射した青色光のうち、前記蛍光物質分散層4の前記緑色蛍光物質6に入射した光が、その緑色蛍光物質6に吸収されその緑色蛍光物質6が励起されて緑色光を発光し、その緑色光が前記蛍光物質分散層4の表面から出射する。また、前記分散された緑色蛍光物質6の間の透明樹脂5の部分を透過した光は、青色光のまま前記蛍光物質分散層4の表面から出射する。
一方、前記赤色LED3から出射した赤色光は、前記緑色蛍光物質6の吸収波長よりも長波長の光であるため、前記緑色蛍光物質6では吸収されず、この赤色LED3から出射光のほとんどが、赤色光のまま前記蛍光物質分散層4の表面から出射する。
このように、この発光素子は、前記青色LED2と赤色LED3を並べて配置し、これらのLED2,3を覆って、透明樹脂5中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色蛍光を発する緑色蛍光物質6を分散させた蛍光物質分散層4を設けているため、前記青色LED2が発する青色光と、前記蛍光物質分散層4の緑色蛍光物質6が発する緑色光と、前記赤色LED3が発する赤色光とを前記蛍光物質分散層4の外面から出射させることができる。
この発光素子から出射する青色光と緑色光との強度比は、前記蛍光物質分散層4の緑色蛍光物質6の分散量に対応し、また、前記青色光及び緑色光に対する赤色光の強度比は、前記青色LED2の発光強度と前記赤色LED3の発光強度の比に対応する。
前記青色LED2と赤色LED3の発光強度比は、前記青色LED2の駆動電流と赤色LED3の駆動電流のいずれか一方または両方を調整することにより任意に設定することができる。
したがって、前記蛍光物質分散層4の緑色蛍光物質6の分散量と、前記青色LED2と赤色LED3の駆動電流を、赤、緑、青の3色の光の混色光が白になる強度バランスの赤色光と緑色光と青色光とを出射するように設定することにより、高純度の白色光を出射することができる。
図2は、上記発光素子の出射光の強度分布図であり、この発光素子の出射光は、450nm付近に出射光強度のピークをもった青色光と、570nm付近に出射光強度のピークをもった緑色光と、650nm付近に出射光強度のピークをもった赤色光の強度バランスが良い白色光である。
なお、蛍光物質を用いずに白色光を出射する発光素子としては、赤、緑、青の3色のLEDを備え、これらのLEDが発する赤、緑、青の3色の光の混色光を出射するものもあるが、この発光素子は、前記赤、緑、青の3色のLEDから、前記混色光が白になる強度バランスの赤色光と緑色光と青色光を出射させるために、前記3色のLEDの駆動電流をそれぞれ調整しなければならない。
それに対して、上記実施例の発光素子は、前記青色LED2の駆動電流と赤色LED3の駆動電流のいずれか一方または両方を調整するものであるため、簡単な駆動回路により駆動することができ、また、LED数が2つであるため、前記赤、緑、青の3色のLEDを備えた発光素子に比べて、消費電力を少なくすることができる。
また、上記実施例の発光素子は、前記蛍光物質分散層4を、前記青色と赤色のLED2,3の両方を覆って設けているため、発光素子の構造を単純にし、容易に製造することができる。
なお、上記実施例の発光素子は、一方の面に凹入部が形成された絶縁性基板1の前記凹入部の底面上に青色LED2と赤色LED3とを並べて配置し、前記絶縁性基板1の凹入部内に前記蛍光物質分散層4を充填したものであるが、それに限らず、例えば平板状の絶縁性基板面に青色LED2と赤色LED3とを並べて配置し、その上に前記蛍光物質分散層4を、滴下、塗布、印刷等の手段により形成してもよい。
その場合、前記蛍光物質分散層4は、前記青色LED2だけを覆って設けてもよく、また、前記青色LED2を前記蛍光物質分散層4で覆い、赤色LED3を透明樹脂でおおってもよい。
1…絶縁性基板、2…青色LED、2…赤色LED、4…蛍光物質分散層、5…透明樹脂、6…緑色蛍光物質。
Claims (2)
- 青色発光ダイオードと、前記青色発光ダイオードと並べて配置された赤色発光ダイオードと、前記青色と赤色の発光ダイオードのうち、少なくとも青色発光ダイオードを覆って設けられ、透明樹脂中に、緑の波長帯域よりも短波長の光を吸収して緑色光を発する緑色蛍光物質を分散させた蛍光物質分散層とを備えたことを特徴とする発光素子。
- 蛍光物質分散層は、青色と赤色の発光ダイオードの両方を覆って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005366546A JP2007173378A (ja) | 2005-12-20 | 2005-12-20 | 発光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005366546A JP2007173378A (ja) | 2005-12-20 | 2005-12-20 | 発光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007173378A true JP2007173378A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38299559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005366546A Pending JP2007173378A (ja) | 2005-12-20 | 2005-12-20 | 発光素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007173378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009111339A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Seoul Opto Devices Co Ltd | 発光ダイオードパッケージ |
KR101547322B1 (ko) * | 2014-05-26 | 2015-08-25 | 서울바이오시스 주식회사 | 발광 다이오드 패키지 |
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2005
- 2005-12-20 JP JP2005366546A patent/JP2007173378A/ja active Pending
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KR101547322B1 (ko) * | 2014-05-26 | 2015-08-25 | 서울바이오시스 주식회사 | 발광 다이오드 패키지 |
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