JP2007172707A - 垂直磁気記録ヘッド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる垂直磁気記録ヘッド装置を提供すること。
【解決手段】非磁性絶縁層を介して積層された主磁極層及びリターンパス層で構成された垂直磁気記録ヘッド装置において、リターンパス層116は、低飽和磁束密度層(低Bs層)116−1と、低Bs層116−1上に形成された、相対的に高い飽和磁束密度を有する材料で構成された高飽和磁束密度層(高Bs層)116−2とから構成された二層構造になっている。リターンパス層116の前端面116aにおいては、低Bs層116−1及び高Bs層116−2が露出している。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体面に垂直な磁界を与えて情報記録を行う垂直磁気記録ヘッド装置に関する。
磁気ヘッド装置には、記録媒体面に平行な磁界を与えて情報記録を行う長手記録(面内記録)型磁気ヘッド装置と、記録媒体面に垂直な磁界を与えて情報記録を行う垂直記録型磁気ヘッド装置とがあり、今後のさらなる高密度記録を考慮して垂直記録型磁気ヘッド装置が有力視されている。
垂直記録型磁気ヘッド装置は、記録媒体に対向する面(媒体対向面)に、主磁極層上に非磁性絶縁層を介してリターンパス層を設けてなる積層構造を有する。主磁極層とリターンパス層とは、媒体対向面よりもハイト方向における奥部で磁気的に接続されている。また、非磁性絶縁層内には、主磁極層及びリターンパス層に記録磁界を与えるためのコイル層が埋設されている。このような構成を有する磁気ヘッド装置において、コイル層に通電することにより、主磁極層とリターンパス層との間に記録磁界が誘導され、この記録磁界が主磁極層の媒体対向面から記録媒体のハード膜に垂直に入射し、記録媒体のソフト膜を通ってリターンパス層に帰還する。これにより、記録媒体における主磁極層と対向する領域に情報記録される(特許文献1)。
特開2005−122831号公報
近年では、主磁極層からリターンパス層へ向う磁束の発散を抑えてにじみの少ない磁気記録を実現できるように、記録媒体との対向面における主磁極層とリターンパス層との間の間隔(ギャップ間隔)を約50nm程度に狭くする、いわゆるシールデッドポール構造が提案されている。このシールデッドポール構造の垂直磁気記録ヘッド装置では、上記ギャップ間隔に加えて、リターンパス層の深さ方向の寸法(スロートハイト)が記録磁界を制御する重要なパラメータとなっており、このスロートハイトを適正に設定する必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載の構造において、スロートハイトを浅く設定すると、図10(a)に示すように、主磁極層1とリターンパス層2との間の対向面積が小さくなり、主磁極層1から記録媒体Mに向って磁束(φx)が漏れ易くなる。このため、主磁極層からリターンパス層に帰還する磁束が発散し易くなり、磁界傾度(記録領域における磁界強度変化の急峻度)を十分に上げることが難しくなる。その結果、優れた記録性能を発揮することができない。一方、スロートハイトを深く設定すると、図10(b)に示すように、主磁極層1とリターンパス層2との間の対向面積が大きくなるので、主磁極層1からリターンパス層2に磁束(φy)が流れ易くなる。このため、磁界傾度は上昇するが、主磁極層1から記録媒体Mに向う磁束(φx)が減少して記録磁界強度が低下してしまい、良好に情報記録を行うことができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる垂直磁気記録ヘッド装置を提供することを目的とする。
本発明の垂直磁気記録ヘッド装置は、非磁性絶縁層を介して積層された主磁極層及びリターンパス層で構成され、記録媒体対向面で前記主磁極層とリターンパス層とが近接する近接領域を含む積層構造を有する垂直磁気記録ヘッド装置であって、前記リターンパス層は、少なくとも前記主磁極層側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低飽和磁束密度層を含むことを特徴とする。
この構成によれば、主磁極層から直接リターンパス層に磁束が侵入することを防止し、高飽和磁束密度層の飽和を抑えてリターンパス層への戻り磁束の発散を抑制する。このため、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる。
本発明の垂直磁気記録ヘッド装置においては、前記リターンパス層は、前記低飽和磁束密度層上に形成された、相対的に高い飽和磁束密度を有する材料で構成された高飽和磁束密度層を有することが好ましい。
本発明の垂直磁気記録ヘッド装置においては、前記リターンパス層は、前記高飽和磁束密度層上に形成された、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低飽和磁束密度層をさらに有することが好ましい。この構成によれば、リターンパス層の記録媒体に対向する面における不要な磁束集中を抑制することができる。その結果、情報記録をより良好に行うことができる。
本発明の垂直磁気記録ヘッド装置においては、前記リターンパス層は、前記低飽和磁束密度層内に埋設された、相対的に高い飽和磁束密度を有する材料で構成された高飽和磁束密度層を有することが好ましい。この構成によれば、リターンパス層の記録媒体に対向する面における不要な磁束集中を抑制することができる。その結果、情報記録をより良好に行うことができる。
本発明の垂直磁気記録ヘッド装置においては、前記近接領域における前記主磁極層と前記リターンパス層との間隔が約50nmであり、前記低飽和磁束密度層の前記主磁極層側の厚さが約10nm〜約100nmであることが好ましい。
本発明によれば、非磁性絶縁層を介して積層された主磁極層及びリターンパス層で構成され、記録媒体対向面で前記主磁極層とリターンパス層とが近接する近接領域を含む積層構造を有する垂直磁気記録ヘッド装置であって、前記リターンパス層は、少なくとも前記主磁極層側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低飽和磁束密度層を含むので、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる垂直磁気記録ヘッド装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置を示す断面図である。図1に示す垂直磁気記録ヘッドH1は、記録媒体Mに垂直磁界を与え、記録媒体Mのハード膜Maを垂直方向に磁化させるものである。
記録媒体Mは例えばディスク状であり、その表面に残留磁化の高いハード膜Maが形成され、その内側に磁気透過率の高いソフト膜Mbが形成されている。この記録媒体Mの中心が回転軸となって回転させられる。
スライダ101は、Al23,TiCなどの非磁性材料で構成されており、スライダ101の対向面101aが記録媒体Mに対向し、記録媒体Mが回転すると、表面の空気流によりスライダ101が記録媒体Mの表面から浮上し、又はスライダ101が記録媒体M上を摺動する。図1においてスライダ101に対する記録媒体Mの移動方向はA方向である。
スライダ101のトレーリング側端面101bには、Al23又はSiO2などの無機材料で構成された非磁性絶縁層102が形成されており、この非磁性絶縁層102上に読取り部HRが形成されている。読取り部HRは、下部シールド層103と、上部シールド層106と、下部シールド層103及び上部シールド層106の間の無機絶縁層(ギャップ絶縁層)105内に位置する読み取り素子104とを有している。読み取り素子104は、AMR(Anisotropic Magneto-Resistive)素子、GMR(Giant Magneto-Resistive)素子、TMR(Tunneling Magneto-Resistive)素子などの磁気抵抗効果素子である。
上部シールド層106上には、コイル絶縁下地層107を介して、導電性材料で構成された複数本の第1コイル層108が形成されている。第1コイル層108は、例えばAu,Ag,Pt,Cu,Cr,Al,Ti,NiP,Mo,Pd,Rhから選ばれる1種又は2種以上の非磁性金属材料で構成される。第1コイル層108は、これらの非磁性金属材料で構成された層を積層してなる積層構造でも良い。
第1コイル層108の周囲は、Al23などの無機絶縁材料で構成されたコイル絶縁層109が形成されている。コイル絶縁層109の上面109aは平坦化され、この上面109a上に、対向面H1aからハイト方向に所定の長さを有し、トラック幅方向(図示X方向)における幅がトラック幅Wtであり、所定長さD2で延在する主磁極110が形成されている。この主磁極110は、強磁性材料で構成されており、例えばメッキなどにより形成される。強磁性材料としては、Ni−Fe、Co−Fe、Ni−Fe−Coなどの相対的に高い飽和磁束密度を有する材料を挙げることができる。
また、主磁極110の基端部から主磁極110と一体となり、ハイト方向(図示Y方向)へトラック幅方向における幅寸法がトラック幅Wtよりも広がって延在するヨーク部121が形成されている。この主磁極110とヨーク部121とで第1の磁性部160が構成される。本実施の形態においては、主磁極110とヨーク部121とが別体である場合について説明しているが、主磁極110とヨーク部121とが一体で構成されていても良い。図1に示す磁気ヘッドH1では、主磁極110とヨーク部121とで構成される第1の磁性部160が、読取り部側に位置する磁性部となる。
本実施の形態において、トラック幅Wtは、例えば0.05μm〜1.0μmであり、長さD2は、例えば1.0μm以下である。また、ヨーク部121は、トラック幅方向(図示X方向)における幅T1が最も広い部分で、例えば1μm〜100μm程度であり、またヨーク部121のハイト方向への長さL3は、例えば1μm〜100μm程度である。
図2は、図1に示す垂直磁気記録ヘッドH1を示す正面図である。なお、図1は、垂直磁気記録ヘッドを図2に示される一点鎖線で切断し、矢印方向からみた断面図である。
図2に示すように、対向面H1aに現れている主磁極110は、トラック幅方向(X方向)における幅がWtとなるように形成されている。なお、ヨーク部121のトラック幅方向における寸法は、主磁極110のトラック幅方向における幅寸法Wtより大きくなっている。
図2に示すように、主磁極110の周囲には、絶縁性材料層111が設けられている。そして、主磁極110の上面110cと、主磁極110の周囲に形成された絶縁性材料層111の上面111aとはほぼ同一な面である。絶縁性材料層111は、例えばAl23,SiO2,Al−Si−O,Ti,W,Crのいずれか1種又は2種以上の材料で構成される。主磁極110及びヨーク部121上と絶縁性材料層111上には、Al23又はSiO2などの無機材料によって、ギャップ層112が設けられている。
図1に示すように、ギャップ層112上には、コイル絶縁下地層113を介して第2コイル層114が形成されている。第2コイル層は、第1コイル層108と同様に複数本形成されており、導電性材料で構成されている。第2コイル層114は、例えばAu,Ag,Pt,Cu,Cr,Al,Ti,NiP,Mo,Pd,Rhから選ばれる1種又は2種以上の非磁性金属材料で構成される。第2コイル層114は、これらの非磁性金属材料で構成された層を積層してなる積層構造でも良い。
第1コイル層108と第2コイル層114とは、それぞれのトラック幅方向(図示X方向)における端部同士が電気的に接続されており、第1コイル層108と第2コイル層114とで、主磁極110及びヨーク部121の周りに巻回されたソレノイドコイル層を構成している。
図1に示すように、第1コイル層108のハイト方向(図示Y方向)の幅W20と、第2コイル層114のハイト方向(図示Y方向)の幅W21とは、ほぼ同じ寸法である。
第2コイル層114の周囲には、レジストなどの有機絶縁材料で形成されたコイル絶縁層115が形成され、このコイル絶縁層115上からギャップ層112上にかけて、パーマロイなどの強磁性材料で構成された第2の磁性部161であるリターンパス層116が形成されている。このリターンパス層116は、少なくとも主磁極110側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低飽和磁束密度層116−1を含んでおり、低飽和磁束密度層116−1上には、相対的に高い飽和磁束密度を有する材料で構成された高飽和磁束密度層116−2が形成されている。なお、ここで、少なくとも主磁極110側とは、リターンパス層116において少なくとも主磁極110と最も近い領域を意味し、この領域に低飽和磁束密度層116−1が存在していれば良い。
図2に示すように、主磁極110の前端面110aの厚みHtは、リターンパス層116の前端面116aの厚みHrよりも小さく、主磁極110の前端面110aのトラック幅方向(図示X方向)における幅Wtは、リターンパス層116の前端面116aの同方向における幅Wrよりも十分に短くなっている。その結果、対向面H1aでは、主磁極110の前端面110aの面積が、リターンパス層116の前端面116aでの面積よりも十分に小さい。したがって、主磁極110の前端面110aに漏れ記録磁界の磁束φが集中し、この集中している磁束φにより記録媒体Mのハード膜Maが垂直方向へ磁化されて、情報記録が行われる。
リターンパス層116の前端面116aは、記録媒体Mとの対向面H1aで露出している。また、対向面H1aよりも奥側で、リターンパス層116の接続部116bと主磁極110とが接続されている。これにより、主磁極110からリターンパス層116を通る磁路が形成される。
なお、ギャップ層112上であって、記録媒体Mとの対向面H1aから所定距離だけ離れた位置に、無機材料又は有機材料で構成されたGd規定層117が形成されている。記録媒体Mとの対向面H1aからGd規定層117の前端縁までの距離により、垂直磁気記録ヘッドH1のギャップデプス長が規定される。ギャップデプスは、リターンパス層の深さ方向の寸法(スロートハイト)を規定する。
リターンパス層116の接続部116bのハイト方向(図示Y方向)側には、第2コイル層114から延出したリード層118が、コイル絶縁下地層113を介して形成されている。そして、リターンパス層116及びリード層118が、無機非磁性絶縁材料などで構成された保護層119により覆われている。このように、非磁性絶縁層であるコイル絶縁層115を介して積層された主磁極110及びリターンパス層116で構成され、記録媒体Mと対向する面で主磁極110とリターンパス層116とが近接する近接領域を含む積層構造を有する垂直磁気記録ヘッドH1が構成されている。
垂直磁気記録ヘッドH1では、リード層118を介して第1コイル層108及び第2コイル層114に記録電流が与えられると、第1コイル層108及び第2コイル層114を流れる電流の電流磁界によって主磁極110及びリターンパス層116に記録磁界が誘導され、対向面H1aにおいて、主磁極110の前端面110aから記録磁界の磁束φ1が飛び出し、この記録磁界の磁束φ1が記録媒体Mのハード膜Maを貫通してソフト膜Mbを通過する。これにより、記録媒体Mに情報が書き込まれる。その後、磁束φ1は、リターンパス層116の前端面116aへ帰還する。このようにして記録媒体Mに対して垂直磁気記録が行われる。
次に、本発明の垂直磁気記録ヘッド装置における主磁極層とリターンパス層との関係について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部を示す拡大図である。図3は、記録媒体Mと対向する面で主磁極110とリターンパス層116とが近接する近接領域を示しており、説明を簡略化するために、主磁極110、リターンパス層116及び記録媒体Mのみを記しており、ギャップ層112は省略している。
図3から分かるように、リターンパス層116は、少なくとも主磁極110側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低飽和磁束密度層(低Bs層)116−1を含む。図3に示す構成においては、リターンパス層116は、低Bs層116−1と、低Bs層116−1上に形成された、相対的に高い飽和磁束密度を有する材料で構成された高飽和磁束密度層(高Bs層)116−2とから構成された二層構造になっている。また、低Bs層116−1がコイル絶縁層115に沿って形成されている。また、リターンパス層116の前端面116aにおいては、低Bs層116−1及び高Bs層116−2が露出している。
低Bs層116−1を構成する材料としては、飽和磁束密度が約1.0T(テスラ)程度の材料が好ましい。このような材料としては、例えば、Ni:Fe=80:20のパーマロイなどを挙げることができる。また、高Bs層116−2を構成する材料としては、飽和磁束密度が約1.5T以上の材料が好ましい。このような材料としては、例えば、Co−Fe,Co−Fe−Ni,Fe−Niなどを挙げることができる。
本実施の形態においては、磁極部を図3及び図4に示す形状としている。すなわち、ギャップ層112の厚さGを約50nmとし、低Bs層116−1の厚さ(スロートハイト)t1を約50nmとし、リターンパス層116の近接領域におけるハイト方向の深さD1を約200nmとし、主磁極110の延出部110dのハイト方向の深さD2を100nmとし、主磁極110の厚さt2を約300nmとしている。また、主磁極110は、延出部11dに連接した幅広部110eを有しており、幅広部110eは、平面視において記録媒体Mに対向する面110aからハイト方向に向って幅が広くなる形状を有する。
低Bs層116−1は、主磁極110から直接リターンパス層116に磁束(漏れ磁束)φaが侵入することを防止する役割を果たす。これにより、記録磁界のロスを低減させて情報記録に十分な磁界強度を得ることができる。また、低Bs層116−1は、高Bs層116−2の飽和を抑えてリターンパス層116への戻り磁束φbの発散を抑制し、磁界傾度を向上させることができる。このため、低Bs層116−1の厚さt1は、主磁極110から直接リターンパス層116に磁束が侵入することを防止し、高Bs層116−2の飽和を抑えてリターンパス層116への戻り磁束φbの発散を抑制するために十分な厚さである必要がある。例えば、低Bs層116−1の厚さt1は、例えば、約10nm〜約100nmであることが好ましい。なお、低Bs層116−1の厚さt1は、ギャップ層112の厚さG、リターンパス層116から記録媒体Mのソフト層Mbまでの距離、スロートハイトD1などにより好ましい範囲が異なるので、これらの条件を考慮して適宜決定することができる。
高Bs層116−2の厚さは、リターンパス層のエッジなどで発生する不正な(記録)磁界の発生の抑制などを考慮すると、約100nm以上であることが好ましい。リターンパス層116の近接領域におけるハイト方向の深さD1は、磁界傾度の向上などを考慮すると、約200nm程度(100nm〜300nm程度)であることが好ましい。主磁極110の延出部110dのハイト方向の深さD2は、十分な磁界強度の発生などを考慮すると、約100nm以下であることが好ましい。
このように、本実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置は、リターンパス層が少なくとも主磁極110側に低Bs層116−1を含むので、主磁極110から直接リターンパス層116に磁束が侵入することを防止し、高Bs層116−2の飽和を抑えてリターンパス層116への戻り磁束φbの発散を抑制する。このため、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる。すなわち、本実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置は、情報記録を行うと、記録媒体Mのハード膜Maに加えられる記録磁界は、図5に示すような特性曲線Bを示す。図5から分かるように、この情報記録においては、十分な磁界強度を維持しつつ、優れた磁界傾度(記録領域における磁界強度変化の急峻度)を示す。その結果、本実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置は、記録媒体の磁化反転領域におけるノイズの発生を抑制し、良好な情報記録を行うことができる。
このリターンパス層116は、表面研磨された主磁極110上にギャップ層112を形成し、ギャップ層112上に第2コイル層114を形成し、第2コイル層114上にコイル絶縁層115を形成した後に、低Bs層116−1を構成する材料を被着(例えば、スパッタリング)して低Bs層116−1を形成し、低Bs層116−1上に高Bs層116−2を構成する材料を被着(例えば、メッキ)して高Bs層116−2を形成し、前端面116aを研磨することにより設ける。
図6は、本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。図6から分かるように、リターンパス層116は、少なくとも主磁極110側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低Bs層116−1を含む。図6に示す構成においても、リターンパス層116は、低Bs層116−1と、低Bs層116−1上に形成された高Bs層116−2とから構成された二層構造になっている。この構成においては、低Bs層116−1は、主磁極110に対向する領域にのみ設けられており、コイル絶縁層115に沿って形成されていない。また、リターンパス層116の前端面116aにおいては、低Bs層116−1及び高Bs層116−2が露出している。
図6に示す磁極部を有する垂直磁気記録ヘッド装置においても、リターンパス層が少なくとも主磁極110側に低Bs層116−1を含むので、主磁極110から直接リターンパス層116に磁束が侵入することを防止し、高Bs層116−2の飽和を抑えてリターンパス層116への戻り磁束φbの発散を抑制する。このため、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる。
図6に示すリターンパス層116は、表面研磨された主磁極110上にギャップ層112を形成し、低Bs層116−1を構成する材料を被着(例えば、スパッタリング)して低Bs層116−1を形成し、次いで、低Bs層116−1上に高Bs層116−2を構成する材料を被着(例えば、メッキ)して高Bs層116−2を形成し、主磁極110に対向する領域以外の低Bs層116−1を、例えばミリング加工により除去し、その後、コイル層及びコイル絶縁層を形成した後に、接続部116bとつなげるための追加部分を形成し、最後に前面端116aを研磨することにより設ける。
図7は、本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。図7から分かるように、リターンパス層116は、少なくとも主磁極110側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低Bs層116−1を含む。そして、低Bs層116−1上に高Bs層116−2が形成され、さらに高Bs層116−2上に低Bs層116−3が形成されている。すなわち、図7に示すリターンパス層116は、低Bs層116−1と、低Bs層116−1上に形成された高Bs層116−2と、高Bs層116−2上に形成された低Bs層116−3とから構成された三層構造になっている。この構成においては、低Bs層116−1がコイル絶縁層115に沿って形成されている。また、リターンパス層116の前端面116aにおいては、低Bs層116−1、高Bs層116−2、低Bs層116−3が露出している。
図7に示す磁極部を有する垂直磁気記録ヘッド装置においても、リターンパス層が少なくとも主磁極110側に低Bs層116−1を含むので、主磁極110から直接リターンパス層116に磁束が侵入することを防止し、高Bs層116−2の飽和を抑えてリターンパス層116への戻り磁束φbの発散を抑制する。このため、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる。また、このような構造にすることにより、リターンパス層116の記録媒体Mに対向する面116aにおける不要な磁束集中を抑制することができる。その結果、情報記録をより良好に行うことができる。
図7に示すリターンパス層116は、表面研磨された主磁極110上にギャップ層112を形成し、ギャップ層112上に第2コイル層114を形成し、第2コイル層114上にコイル絶縁層115を形成した後に、低Bs層116−1を構成する材料を被着(例えば、スパッタリング)して低Bs層116−1を形成し、高Bs層116−2を構成する材料を被着(例えば、メッキ)して高Bs層116−2を形成し、さらに低Bs層116−3を構成する材料を被着(例えば、メッキ)して低Bs層116−3を形成し、前端面116aを研磨することにより設ける。
図8は、本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。図8から分かるように、リターンパス層116は、少なくとも主磁極110側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低Bs層116−1を含む。そして、低Bs層116−1内に高Bs層116−2が埋設されている。図8に示す磁極部を有する垂直磁気記録ヘッド装置においても、リターンパス層が少なくとも主磁極110側に低Bs層116−1を含むので、主磁極110から直接リターンパス層116に磁束が侵入することを防止し、高Bs層116−2の飽和を抑えてリターンパス層116への戻り磁束φbの発散を抑制する。このため、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる。また、このような構造にすることにより、図7の構造と同様に、リターンパス層116の記録媒体Mに対向する面116aにおける不要な磁束集中を抑制することができる。その結果、情報記録をより良好に行うことができる。
図8に示すリターンパス層116は、表面研磨された主磁極110上にギャップ層112を形成し、ギャップ層112上に第2コイル層114を形成し、第2コイル層114上にコイル絶縁層115を形成した後に、低Bs層116−1を構成する材料を被着(例えば、スパッタリング)して低Bs層116−1を形成し、高Bs層116−2を構成する材料を被着(例えば、メッキ)して高Bs層116−2を形成し、前端面116a側の高Bs層116−2を、例えばミリング加工により除去し、さらに低Bs層116−3を構成する材料を被着(例えば、メッキ)して低Bs層116−3を形成し、前端面116aを研磨することにより設ける。
図9は、本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。図9から分かるように、リターンパス層116は、少なくとも主磁極110側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低Bs層116−1を含む。そして、図7に示す構造と同様に、低Bs層116−1上に高Bs層116−2が形成され、さらに高Bs層116−2上に低Bs層116−3が形成されている。すなわち、図9に示すリターンパス層116は、低Bs層116−1と、低Bs層116−1上に形成された高Bs層116−2と、高Bs層116−2上に形成された低Bs層116−3とから構成された三層構造になっている。この構成においては、低Bs層116−1がコイル絶縁層115に沿って形成されている。また、リターンパス層116の前端面116aにおいては、高Bs層116−2、低Bs層116−3が露出している。図9に示す磁極部を有する垂直磁気記録ヘッド装置においても、リターンパス層が少なくとも主磁極110側に低Bs層116−1を含むので、主磁極110から直接リターンパス層116に磁束が侵入することを防止し、高Bs層116−2の飽和を抑えてリターンパス層116への戻り磁束φbの発散を抑制する。このため、良好に情報記録を行うことができる磁界強度を維持しつつ、しかも磁界傾度を上げて優れた記録性能を発揮することができる。また、このような構造にすることにより、図7の構造と同様に、リターンパス層116の記録媒体Mに対向する面116aにおける不要な磁束集中を抑制することができる。その結果、情報記録をより良好に行うことができる。図9に示す構造は、図7に示す構造と同様にして製造することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、垂直磁気記録ヘッド装置における主磁極及びリターンパス層の間の関係以外の構成については、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて種々の構成を採用することができる。本実施の形態における各層の材質や寸法などは例示であり、それに限定されず、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置を示す断面図である。 図1に示す垂直磁気記録ヘッドを示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部を示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における主磁極を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の距離と磁界強度との関係を示す特性図である。 本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係る垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部の他の例を示す拡大図である。 (a),(b)は、従来の垂直磁気記録ヘッド装置における磁極部を示す拡大図である。
符号の説明
103 下部シールド層
104 読み取り素子
105 無機絶縁層
106 上部シールド層
108 第1コイル層
110 主磁極
114 第2コイル層
116 リターンパス層
116b 接続部
116−1,116−3 低飽和磁束密度層
116−2 高飽和磁束密度層
120 ソレノイドコイル層
121 ヨーク部
160 第1の磁性部
161 第2の磁性部
M 記録媒体

Claims (5)

  1. 非磁性絶縁層を介して積層された主磁極層及びリターンパス層で構成され、記録媒体対向面で前記主磁極層とリターンパス層とが近接する近接領域を含む積層構造を有する垂直磁気記録ヘッド装置であって、前記リターンパス層は、少なくとも前記主磁極層側に、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低飽和磁束密度層を含むことを特徴とする垂直磁気記録ヘッド装置。
  2. 前記リターンパス層は、前記低飽和磁束密度層上に形成された、相対的に高い飽和磁束密度を有する材料で構成された高飽和磁束密度層を有することを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録ヘッド装置。
  3. 前記リターンパス層は、前記高飽和磁束密度層上に形成された、相対的に低い飽和磁束密度を有する材料で構成された低飽和磁束密度層をさらに有することを特徴とする請求項2記載の垂直磁気記録ヘッド装置。
  4. 前記リターンパス層は、前記低飽和磁束密度層内に埋設された、相対的に高い飽和磁束密度を有する材料で構成された高飽和磁束密度層を有することを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録ヘッド装置。
  5. 前記近接領域における前記主磁極層と前記リターンパス層との間隔が約50nmであり、前記低飽和磁束密度層の前記主磁極層側の厚さが約10nm〜約100nmであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の垂直磁気記録ヘッド装置。
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