JP2007172498A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 非接触型ＩＣカードを利用して的確な認証を行うことができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 ＩＣカードリーダーユニット８と、その近傍に配置されたＩＣカードセンサ１０を備えた情報処理装置において、ＩＣカードリーダーユニット８近傍のログイン領域３１以外の機器全体を包括する操作領域３２にログイン中ユーザーが存在していた場合、その状態を把握し、さらに操作部２から警告させ、操作部２を入力不能の状態にするメインコントローラ１を備えた。
【選択図】 図１

Description

本発明は、非接触型ＩＣカードで認証・利用者制限・管理を行うための画像形成装置（複写機、ＦＡＸ、プリンタ、及びそれらの複合機）を含む情報処理装置に関する。

近年非接触型ＩＣカードの普及に伴い、これを認証手段として利用することが増えている。この非接触型ＩＣカードの認証において、機器を利用するための認証可能区域（反応エリア）を広げると、機器の付近を通過するだけのユーザーに反応してしまい、誤認証・不要な認証をしてしまう。

一方、至近距離のみで認証を行う構成では、複写機のように比較的大きな機器において、ユーザーが操作する領域に対して認証可能領域が狭いためにＩＣカードを機器側の通信アンテナ付近にセットするなど一時的に手放すことになり、操作終了後に置き忘れするといった危険を伴う。また機器が十分小さくとも、用紙切れなどで機器から離れるような場合に、認証が解除されてしまうのは不便である。
本発明は、非接触型ＩＣカードを利用して的確な認証を行うことができる情報処理装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、ＩＣカードリーダーユニットと、その近傍に配置されたＩＣカードセンサを備えた情報処理装置において、ＩＣカードリーダーユニット近傍のログイン領域以外の機器全体を包括する操作領域にログイン中ユーザーが存在していた場合、その状態を把握するメインコントローラを備えた情報処理装置を最も主要な特徴とする。
請求項２記載の発明は、請求項１記載の情報処理装置において、操作領域にログイン中ユーザーが存在していた場合、メインコントローラの指示により警告を行うとともに、入力不能の状態にする操作部を備えた情報処理装置を主要な特徴とする。
請求項３記載の発明は、請求項２記載の情報処理装置において、前記操作部による警告は画面表示により行なうことを特徴とする。
請求項４記載の発明は、請求項２記載の情報処理装置において、前記操作部による警告はブザー音により行なうことを特徴とする。

本発明は、ＩＣカードリーダーユニットと、その近傍に配置されたＩＣカードセンサを備えた情報処理装置において、ＩＣカードリーダーユニット近傍のログイン領域以外の機器全体を包括する操作領域にログイン中ユーザーが存在していた場合、その状態を把握し、さらに操作部から警告させ、操作部を入力不能の状態にするメインコントローラを備えたので、非接触型ＩＣカードを利用して的確な認証を行うことができる。

以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図１は本発明の情報処理装置における実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。メインコントローラ１は、ＭＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、不揮発メモリ（ＮＶ−ＲＡＭ）などを搭載し、画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ１には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行う操作部２、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリから原稿画像を取り出して作像する制御等を行う画像処理ユニット（ＩＰＵ）３、原稿自動送り装置（ＡＤＦ）４等の分散制御装置が接続されている。
各分散制御装置とメインコントローラ１は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。また紙搬送等に必要なメインモータ５、各種クラッチ６、定着ユニット７などが接続されている。また利用者制限・認証を行うための非接触型ＩＣカードリーダーユニット（カードリーダー）８が接続されている。また、操作部２には警告音を発声するためのブザー９が接続されている。さらにカードリーダー８の近傍にはＩＣカードセンサ１０が設けられている。

図２は操作部のレイアウト図である。液晶ディスプレイ２１、認証解除キー２２、予熱キー２３他を備えている。他のキーは本発明に直接関係なく、かつ周知であるので説明は省略する。
カードリーダー８による認証と課金について概略を説明する。初期状態では図３のようなカード近接要求画面を液晶ディスプレイ３１に表示し、印刷や送信を行うことができない状態になっている。
このカードリーダー８に所定のフォーマットのＩＤカードを近づけることにより、メインコントローラ１にＩＤ情報が通知される。メインコントローラ１は利用許可できるＩＤに対して利用制限を解除し、この時点で液晶ディスプレイ３１は図４のようなアプリケーション利用可能な画面になる。さらにメインコントローラ１は、カードリーダー８に対してこの間の印刷などに伴う課金情報のカウント要求をＩＤ付きで行う。
利用可能状態を解除するには、認証解除キー３６を押下する。これらの処理従来から公知のユーザー認証の動作例である。本発明ではさらに、ＩＣカードセンサ１０によるＩＣカード認識を併用することにより、図５に示すカードリーダー近傍の狭いログイン領域３１における通信と、装置全体を包含する操作領域３２における通信を区別することができる。

図６は本発明の情報処理装置におけるタイマーイベント処理のフローチャートである。まず、定期的に実行されるタイマーイベントにより、認証状態のチェックが行われる（Ｓ１）。ログイン中ユーザーがログイン領域３１内で利用中でない場合（Ｓ２でＮ）、図７に示すパネルロック警告画面を表示し（Ｓ３）、ブザー９を鳴らし（Ｓ）、エリア外タイマーをカウントアップする（Ｓ５）。
エリア外タイマーが所定時間（例えば３０秒）以上になった場合（Ｓ６でＹ）、認証状態を解除し（Ｓ７）、操作部２の液晶ディスプレイ２１の表示を認証要求画面（図３）にする（Ｓ８）。ログイン中ユーザーをログイン領域３１内で検出できた場合は（Ｓ２でＹ）、パネルロック警告画面（図７）を消去し（Ｓ９）、エリア外タイマーをリセットする（Ｓ１０）。
図８は本発明の情報処理装置におけるキー入力処理のフローチャートである。ログイン中ユーザーの操作と、未ログインユーザーのキー処理について説明する。キー入力が行われた際、機器にログイン中のユーザーが操作した場合には（Ｓ１でＹ、Ｓ２でＹ）、全てのキーを受け付ける（Ｓ３）。
一方、機器にログイン中のユーザーが不在（Ｓ１でＮ）、もしくは未ログインユーザー（Ｓ２でＮ）の操作に対しては、機器を利用することが可能かどうかの判定を行い（Ｓ４）、機器の利用が可能であれば認証解除キー２２、予熱キー２３のみを受け付けて処理する（Ｓ５）。なお、キーの分類については、これに限定されず、利用形態に応じて変更して実施することが可能である。

本発明の情報処理装置における実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図。 操作部のレイアウト図。 操作部の液晶ディスプレイの表示例を示す図（その１）。 操作部の液晶ディスプレイの表示例を示す図（その２）。 ログイン領域と操作領域を示す図。 本発明の情報処理装置におけるタイマーイベント処理のフローチャート。 操作部の液晶ディスプレイの表示例を示す図（その３）。 本発明の情報処理装置におけるキー入力処理のフローチャート。

符号の説明

１ メインコントローラ、２ 操作部、２１ 液晶ディスプレイ、８ ＩＣカードリーダーユニット、９ ブザー、１０ ＩＣカードセンサ、３１ ログイン領域、３２ 操作領域

Claims (4)

1. ＩＣカードリーダーユニットと、その近傍に配置されたＩＣカードセンサを備えた情報処理装置において、前記ＩＣカードリーダーユニット近傍のログイン領域以外の機器全体を包括する操作領域にログイン中ユーザーが存在していた場合、その状態を把握するメインコントローラを備えたことを特徴とする情報処理装置。
2. 請求項１記載の情報処理装置において、前記操作領域にログイン中ユーザーが存在していた場合、前記メインコントローラの指示により警告を行うとともに、入力不能の状態にする操作部を備えたことを特徴とする情報処理装置。
3. 請求項２記載の情報処理装置において、前記操作部による警告は画面表示により行なうことを特徴とする情報処理装置。
4. 請求項２記載の情報処理装置において、前記操作部による警告はブザー音により行なうことを特徴とする情報処理装置。

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