JP2007171831A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置を小型化して容易に取り扱うこと。
【解決手段】表示面に画像を表示する表示装置100において、表示面に沿って配列されて長手方向に沿って発光する複数の発光部材を、発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回可能に連結したことを特徴とする。そして、発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回された複数の発光部材を、収納部120内に設けられた支持部材によって表示面の一端側を支持した状態で収納部120内に収納するようにした。これによって、表示装置100と同数の解像度分の発光素子を設けた表示装置と比較して、構成を複雑にすることなく画像を大画面表示することができる。
【選択図】図1
【解決手段】表示面に画像を表示する表示装置100において、表示面に沿って配列されて長手方向に沿って発光する複数の発光部材を、発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回可能に連結したことを特徴とする。そして、発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回された複数の発光部材を、収納部120内に設けられた支持部材によって表示面の一端側を支持した状態で収納部120内に収納するようにした。これによって、表示装置100と同数の解像度分の発光素子を設けた表示装置と比較して、構成を複雑にすることなく画像を大画面表示することができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、表示装置に関する。ただし、この発明の利用は、前述の表示装置に限るものではない。
従来より、たとえば、PDP方式、液晶方式、リアプロ方式などの各種の表示方式を用いた大画面の表示装置が開発されている。近年では、現在実用化されている60インチ程度の表示画面よりも大きい表示画面を有する表示装置の実用化が要望されている。一般的に、従来の表示方式を用いた表示装置では、使用/不使用に拘わらず同じ場所に設置されている。ところが、たとえば、100インチを超える大画面の表示装置が、不使用時にも設置されていることは、限られた空間を有効に利用する上で妨げとなっている。
従来では、たとえば、巻き上げ方式のスクリーンおよびこのスクリーンに画像を投影するプロジェクタ装置を用いることによって、画像を大画面で観賞するとともに不使用時にはスクリーンを巻き上げて保管することができる。ところが、この場合、スクリーンとプロジェクタ装置とが別体であり、スクリーンとプロジェクタ装置とを別々に取り扱わなくてはならず煩わしい。
また、従来では、たとえば、並行構成に配置されて表示面を規定する複数のファイバーを備える表示装置に関する技術がある(たとえば、下記特許文献1参照。)。ここで、特許文献1に記載された表示装置における各ファイバーは、その長さ方向に配置された複数の発光素子を含み、その各々は2つの電極を備えている。
そして、特許文献1に記載された表示装置は、ファイバーが備える2つの電極の間に電気信号を供給して、発光素子を発光させて、画像や情報の画素やサブ画素を表示する。各ファイバーには、その長さ方向に堆積され、第1の電極として機能する電気伝導体と、その上に堆積された発光層と、発光材料の上に堆積され、発光素子の第2の電極として機能する複数の電気的コンタクトが含まれる。
ところで、上述した特許文献1の技術では、ファイバーの長さ方向に沿って平行な軸心周りに表示装置を巻き上げることによって、不使用時における表示装置を小型化することが可能になる。しかしながら、画素の数だけ発光素子が必要となるため装置の構成が複雑になり、それに伴って表示装置の重量も増加する傾向にあるため、表示装置を小型化しても、取り扱いにくいという問題が一例として挙げられる。
請求項1の発明にかかる表示装置は、表示面に画像を表示する表示装置において、前記表示面に沿って配列されて長手方向に沿って発光する複数の発光部材が、前記長手方向に平行な軸心周りに巻回可能に連結されていることを特徴とする。
請求項2の発明にかかる表示装置は、表示面に画像を表示する表示装置であって、前記表示面に沿って配列されて長手方向に沿って発光する複数の発光部材を備え、前記複数の発光部材は、それぞれ、前記長手方向に非平行な軸心周りに巻回可能であることを特徴とする。
(実施の形態1)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる表示装置の好適な実施の形態1を詳細に説明する。はじめに、添付図面を参照して、この発明にかかる実施の形態1の表示装置の外観について説明する。図1は、実施の形態1の表示装置の外観を示す説明図である。図1において、実施の形態1の表示装置100は、外観上確認できる部材として、表示部110と、収納部120と、を備えている。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる表示装置の好適な実施の形態1を詳細に説明する。はじめに、添付図面を参照して、この発明にかかる実施の形態1の表示装置の外観について説明する。図1は、実施の形態1の表示装置の外観を示す説明図である。図1において、実施の形態1の表示装置100は、外観上確認できる部材として、表示部110と、収納部120と、を備えている。
まず、表示部110について説明する。表示部110は、画像を表示するフラットな表示面を有する表示面部111と、表示面部111の四方に設けられた表示枠112と、を備えている。表示面部111は、複数の発光部材(図2および図3参照)を備えている。ここで、発光部材とは、一方向に延出する長手形状を有しており、長手方向に沿って発光する部材である。発光部材は、たとえば、自身の長手方向を表示面における走査方向に平行にした状態で設けられる。
発光部材は、自身が発光するものであってもよいし、自身は発光せず、発光部材の外部において発光された光を伝播することによって発光するものであってもよい。前者の場合、具体的には、たとえば、表面に有機EL材料が成膜された所定形状の基材や蛍光管などによって、発光部材を実現することができる。後者の場合、具体的には、たとえば、光拡散材料を混入させた樹脂などを棒状に成型した光拡散部材や光ファイバーなどによって、発光部材を実現することができる。また、可撓性を有する材料を用いて、発光部材を実現してもよい。
各発光部材には、発光部材の長手方向に沿って複数の画素部が設けられている(図2および図3参照)。画素部は、発光部材よりも表示面側においてマトリクス状に配列されており、それぞれ、発光部材から発光された光を表示面側へ出射することによって発光する。具体的には、たとえば、電圧の印加/非印加に応じて遮光/透光させる液晶素子によって、画素部を実現することができる。この場合、液晶素子は、各発光部材の長手方向に沿って配列され、電極は液晶素子ごとに設けられる。
発光する画素部は、たとえば、表示面に画像を表示するための画像データに基づいて、任意に選択される。発光する画素部の選択は、図示しない発光制御部によっておこなわれる。発光制御部は、発光する任意の画素部が、発光部材の長手方向に沿って順次切り替わるように、各画素部を制御する。
具体的には、たとえば、上述したように、液晶素子によって画素部を実現した場合、発光制御部は、画像データに基づいて、発光部材を発光させるとともに、電圧を非印加状態とする電極を選択し、選択された電極における電圧を非印加状態とする。これにより、電圧が非印加状態とされた電極間における液晶分子の配向方向が切り替わり、発光部材から発光された光が、任意の画素部において表示面側へ出射されるため、画素部が発光する。
なお、発光部材は、特定の方向に偏光する光のみを発光する構成であってもよい。具体的には、発光部材の外周面に、液晶分子の配向方向を所定の方向に揃えた液晶材料や偏光板などを設ける。これによって、発光部材からは、特定の方向に偏光する光のみを、画素部に対して発光させることができる。
ところで、上述したように、自身は発光せず外部において発光された光を伝播することによって発光する発光部材を用いる場合には、当該発光部材に対して光を入射する光源部を設ける必要がある。この場合、光源部は、発光部材の長手方向において、複数の発光部材の端部に設けられる。光源部としては、具体的には、たとえば、LEDや電球などを用いることができる。光源部が発光する光量は、可変であってもよい。具体的には、たとえば、供給される電力量に応じて発光量が変化する光源部を用いることができる。
光源部は、複数の導光部材に対して画一的に光を入射する単一の光源部であってもよいし、発光部材ごとに設けられた複数の光源部であってもよい。複数の光源部を設ける場合、各光源部は、赤色・青色・緑色を含む複数色の光を発光部材ごとにそれぞれ発光する構成であってもよいし、赤色、青色、または緑色のいずれかの色の光を発光部材ごとにそれぞれ発光する構成であってもよい。
表示面部111において、複数の発光部材は、発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回可能に連結されている。具体的には、たとえば、隣り合う発光部材同士を可撓性を有する材料によって形成された連結部材を用いて簾のように連結し、当該連結部材を撓ませることによって、複数の発光部材を長手方向に平行な軸心周りに巻回することができる。
また、具体的には、たとえば、複数の発光部材を可倒性を有するシート状部材に固定し、当該シート状部材を巻き上げることによって、複数の発光部材を発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回するようにしてもよい。この場合、シート状部材は、光透過性を有する材料によって形成することで、発光部材よりも表示面側に設けることができる。シート状部材を発光部材よりも表示面側に設けることにより、当該シート状部材および上述した表示枠112によって、発光部材を埃などの異物から保護することができる。
さらに、有機EL材料を用いて発光部材を実現する場合、印刷などの方法によって有機EL材料をシート状部材に形成することで、当該シート状部材を巻き上げることによって、複数の発光部材を発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回するようにしてもよい。この場合、シート状部材は、発光部材の長手方向に平行な軸心周りに限らず、シート状部材および有機EL材料の可撓性に応じて複数の方向に巻回することができる。
つぎに、収納部120について説明する。収納部120は、上述した表示面部111を巻回した状態で収納する収納空間を備えている。収納空間内において、複数の発光部材は、発光部材の長手方向に平行な軸心周りに巻回された状態で収納される。収納空間内には、表示面部111の一端側を支持する図示しない支持部材が設けられている。
具体的には、支持部材は、たとえば、表示枠112の一端部を支持する軸状部材によって実現することができる。この場合、収納空間内において、支持部材の周囲に表示面部111を巻き付けた状態で、表示面部111を収納することができる。上述した発光制御部は、収納部120内に収納されている。
また、複数の発光部材が収納空間内に収納されている状態においては、上述した光源部は、複数の発光部材とともに収納空間内に収納される。ここで、たとえば、単一の光源部であれば、たとえば、可倒性を有する材料によって形成された有機ELパネルなどを光源部として用いることで、発光部材の長手方向の端部に設けられた光源部を、発光部材とともに巻回することができる。
(表示装置の表示原理)
つぎに、この発明にかかる実施の形態1の表示装置100の表示原理について説明する。図2および図3は、実施の形態1の表示装置100の表示原理について説明する説明図(その1)および(その2)である。図2および図3において、符号201は発光部材である。発光部材201の外周面には、発光部材201の長手方向に沿って配向するように制御された液晶材料が設けられている。これにより、発光部材201からは、液晶材料の間を通過した特定の方向に偏光する光のみが発光される。
つぎに、この発明にかかる実施の形態1の表示装置100の表示原理について説明する。図2および図3は、実施の形態1の表示装置100の表示原理について説明する説明図(その1)および(その2)である。図2および図3において、符号201は発光部材である。発光部材201の外周面には、発光部材201の長手方向に沿って配向するように制御された液晶材料が設けられている。これにより、発光部材201からは、液晶材料の間を通過した特定の方向に偏光する光のみが発光される。
図2および図3において、符号202は液晶素子である。図示を省略するが、液晶素子は、発光部材201の長手方向に沿って複数配列されており、各液晶素子202に電圧を印加するための電極対が、液晶素子202ごとに設けられている。また、図2および図3において、符号203は画素部である。画素部203は、発光部材201と液晶素子202とが交差する領域であり、液晶素子202の配列個数分存在する。
図2においては、液晶素子202に電圧が印加されている状態が示されている。液晶素子202に電圧が印加されている状態では、液晶素子202における液晶分子204は、発光部材201から発光される光の偏光方向とは異なる方向に配向されている。これにより、発光部材201が発光しているか否かに拘わらず、画素部203は暗い状態となっている。
図3においては、液晶素子202に電圧が印加されていない状態が示されている。液晶素子202に電圧が印加されていない状態では、液晶素子202における液晶分子204は、発光部材201から発光される光の偏光方向と同じ方向に配向されている。これにより、発光部材201が発光している場合には、発光部材201から発光された光が画素部203を通過するので、画素部203は明るい状態となる。
(表示装置の表示動作)
つぎに、実施の形態1の表示装置100の表示動作について説明する。図4は、表示装置100の表示動作を説明する説明図である。図4において、液晶素子202は、複数の発光部材201の配列方向に沿って連続する長尺形状を有している。これにより、液晶素子202に対する電圧印加状態、すなわち、液晶素子202における液晶分子の配向方向は、複数の発光部材201の配列方向に沿って画一される。
つぎに、実施の形態1の表示装置100の表示動作について説明する。図4は、表示装置100の表示動作を説明する説明図である。図4において、液晶素子202は、複数の発光部材201の配列方向に沿って連続する長尺形状を有している。これにより、液晶素子202に対する電圧印加状態、すなわち、液晶素子202における液晶分子の配向方向は、複数の発光部材201の配列方向に沿って画一される。
液晶素子202は、一般的には、ガラスなどの柔軟性の低い材料を用いて形成されているが、表示装置100に要求される光透過性を有する材料であれば、ガラスに限らない。この場合、ガラスに替えて、たとえば、高分子材料などの柔軟性を有する材料によって液晶素子202形成する。これによって、個々の液晶素子202に柔軟性を付与することができる。特に、図4に示すような構成を有する表示装置100であれば、液晶素子202が柔軟性を有していることが好ましい。
図4に示す表示装置100においては、発光部材201と液晶素子202とが交差する部分が画素部203となる。表示装置100における発光制御部は、表示動作に際して、上述した画像データに基づいて、発光させる画素部401を含む発光部材201を発光させるとともに、発光させる画素部401を含む液晶素子202の電極における電圧の印加状態を選択的に非印加状態とする。
ここで、たとえば、自発光する発光部材201であれば、発光制御部は、発光させる画素部401を含む発光部材201の発光/非発光タイミング、および、発光させる画素部401を含む液晶素子202の電極における電圧の印加/非印加のタイミングを制御する。これに対し、光源部から出射された光を伝播することによって発光する発光部材201であれば、発光させる画素部401を含む発光部材201に対応する光源部における点灯/消灯タイミング、および、発光させる画素部401を含む液晶素子202の電極における電圧の印加/非印加のタイミングを制御する。
また、単一の光源部であれば、発光制御部は、光源部の点灯/消灯タイミングのみを制御する。これに対し、複数の光源部であれば、発光制御部は、画像データに基づいて該当する光源部の点灯/消灯タイミングを制御する。これにより、該当する発光部材201が、光源部の点灯/消灯タイミングに同期して発光する。
また、複数の光源部が、赤色・青色・緑色を含む複数色の光を発光部材201ごとにそれぞれ発光する光源部であれば、画像データに基づいて該当する色を発光する光源部の点灯/消灯タイミングを制御する。これにより、各発光部材201は、それぞれ該当する色の光を発光する。
また、複数の光源部が、赤色、青色、または緑色のいずれかの色を発光部材201ごとにそれぞれ発光する光源部であれば、画像データに基づいて該当する光源部の点灯/消灯タイミングを制御する。これにより、該当する発光部材201が、それぞれ、光源部から発光された光の色で発光する。
このように、画像データに基づいて、発光制御部によって、光源部における点灯/消灯タイミング、および、画像データに基づいて該当する液晶素子202の電極における電圧の印加/非印加のタイミングを制御することにより、電圧が非印加状態とされた液晶素子202によって形成される画素部203は、発光部材201から発光された光で発光する。
さらに、発光制御部は、発光させる画素部203を、発光部材201の長手方向に沿って順次移動させる。ここで、発光する画素部203の移動、すなわち、電圧を非印加状態とする液晶素子202を高速で切替えることで、利用者の目に生じる残像現象を利用して、表示面部111に画像を表示することができる。これによって、表示装置100における表示動作が実現される。
ところで、液晶素子において、液晶材料を挟み込む透明基板は、たとえば、ガラスなどのように柔軟性が極度に低い材料を用いて形成されていることが多い。このため、複数の発光部材201の配列方向に沿って連続する図示しない液晶素子を、発光部材201の長手方向に沿って複数設ける場合には、可撓性を有する連結部材を用いて液晶素子を連結するとともに、発光部材201を可撓性を有する材料によって形成する。これによって、液晶素子の長手方向に平行な軸心周りに表示画面部111を巻回することができ、巻回された表示画面部111を収納部120に収納することができる。
なお、実施の形態1においては、図4に示すように、複数の液晶素子202が、発光部材201の長手方向に沿って発光部材201ごとにそれぞれ配列された表示装置100について説明したが、これに限るものではない。ここで、図5は、別の表示装置の構成について説明する説明図である。たとえば、図5に示すように、画素部2031つ分相当のサイズの液晶素子501を、発光部材201の長手方向に沿って複数設けた表示装置500としてもよい。
上述したように、実施の形態1の表示装置100によれば、発光部材201において発光する画素部203を順次切り換えることで画像を表示することができるので、構成を複雑にすることなく画像を大画面表示することができる。また、表示装置100によれば、これらの複数の発光部材201が、発光部材201の長手方向に平行な軸心周りに巻回可能に連結されているため、表示装置100の不使用時には発光部材201を巻回した状態とすることで表示装置100を小型化することができる。これによって、利用者は、画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置を小型化して容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態1の表示装置100によれば、発光部材201の長手方向に平行な軸心周りに巻回された状態の複数の発光部材201を、収納部内120に収納することができる。したがって、表示装置100は、巻回された表示面部111が不用意に広がってしまうことを防止することができる。これによって、利用者は、小型化した表示装置100を容易に取り扱うことができる。
また、表示面部111の一端側は、収納部120内に設けられた支持部材によって支持されているため、支持部材を基準として、表示面部111を定位置で巻回させることができる。これによって、利用者は、複数の発光部材201の巻回、および、巻回した複数の発光部材201の収納部120内への収納作業などを容易におこなうことができるので、表示装置100を容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態1の表示装置100によれば、画素部203の発光を制御する発光制御部が収納部120内に設けられているため、表示装置100を構成する各部を一体化して、表示装置100を小型化することができる。これによって、利用者は、表示装置100を容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態1の表示装置100によれば、光源部を用いて発光部材201を発光させることで、たとえば、高分子材料やガラスなど公知の各種材料を用いて発光部材201を形成することができるので、要求される耐久性や装置の製造コストなどの各種の都合に対応することができる。これによって、利用者は、画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置100を小型化して容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態1の表示装置100によれば、発光部材201が発光する光および画素部203において透過させる光を、特定方向に偏光する光に限定することで、画素部203における発光制御の精度の向上を図ることができる。これによって、利用者は、より高精度な画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置100を小型化して容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態1の表示装置100において、発光部材201ごとに光源部を設けることで、各光源部を発光部材201ごとに対応付けて、それぞれ独立した構成とすることができる。したがって、光源部ごとに最適な配線を取り回すことで、表示面部111を巻回することによる断線を防止することができる。これによって、利用者は、表示面部111の巻回に際して、格別な注意を払うことなく、表示装置100を容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態1の表示装置100によれば、光源部は、発光部材201ごとに設けられて、赤色、青色および緑色を含む複数色の光を発光するため、表示装置100においてカラー画像を大画面表示することができる。また、この場合、同じ解像度の画像を表示する場合であれば、発光部材201ごとに一つの光源部を設ける場合と比較して、発光部材の本数を少なくすることができる。これによって、同じ解像度であれば小型化し、同じサイズであれば高解像度化することができる。
また、実施の形態1の表示装置100によれば、光源部は、発光部材201ごとに設けられて、赤色、青色または緑色のいずれかの色の光をそれぞれ発光するため、カラー画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には小型化して収納することができる。また、この場合、発光部材201ごとに1つの光源部が設けられているため、構成を簡易化し、メンテナンス性の向上を図ることができる。
なお、実施の形態1においては、発光部材201ごとにそれぞれ対応付けて複数の光源部を設けた場合について説明したが、これに限るものではない。たとえば、赤色・青色・緑色の各色の光をそれぞれ発光する複数の光源部を、発光部材201ごとにそれぞれ設けるようにしてもよい。これにより、同じ解像度の画像を表示する場合であれば、発光部材201ごとに1つの光源部を設ける場合と比較して、発光部材201の数を低減することができる。
また、出射する光量が可変な光源部を用いた場合、発光制御部によって、光源部における光の出射タイミングおよび光量を制御して、発光部材201におけるいずれか1つの画素部203を発光させることにより、各画素部203における発光量を調整することができる。したがって、階調を有する画像を大画面表示するとともに、画像を表示しない場合には小型化することができる表示装置100を提供することができる。
なお、複数の発光部材201の配列方向に沿って連続する図示しない液晶素子を、発光部材201の長手方向に沿って複数設けた場合、発光制御部は、液晶素子202における液晶分子204の配向方向を複数の発光部材201すべてに対して画一的に制御すればよいので、発光制御部による制御の簡易化を図ることができる。
(実施の形態2)
つぎに、この発明にかかる表示装置の好適な実施の形態2について説明する。実施の形態2も、上述した実施の形態1と同様、上述した表示装置の基本構成を備えて、静止画像や動画像などを表示面に表示させる表示装置に適用した例である。図6は、実施の形態2の表示装置の構成について説明する説明図である。なお、上述した部分については、同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
つぎに、この発明にかかる表示装置の好適な実施の形態2について説明する。実施の形態2も、上述した実施の形態1と同様、上述した表示装置の基本構成を備えて、静止画像や動画像などを表示面に表示させる表示装置に適用した例である。図6は、実施の形態2の表示装置の構成について説明する説明図である。なお、上述した部分については、同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
図6に示すように、実施の形態2の表示装置600における発光部材201は、自身の長手方向を表示面における走査方向に直交する方向に平行にした状態で設けられている。発光部材201は、たとえば、柔軟性を有する光ファイバーなどによって実現することができる。図6中符号601は光源部である。
実施の形態2において、光源部601は、発光部材201の上端部に設けられているが、これに限るものではない。図示を省略するが、光源部601は、たとえば、収納部120内に設けてもよい。
また、液晶素子202は、自身の長手方向を表示面における走査方向に平行にした状態で設けられている。実施の形態2においては、基板にガラス材料を用いた一般的な構成を有する液晶素子202を用いることができる。表示装置600においても、発光部材201と液晶素子202とが交差する部分が画素部203となる。
表示装置600における発光制御部は、表示動作に際して、上述した画像データに基づいて、発光させる画素部401を含む発光部材201を発光させるとともに、発光させる画素部401を含む液晶素子202の電極における電圧の印加/非印加のタイミングを制御する。
上述したように、実施の形態2の表示装置600によれば、表示面に沿って配列されて長手方向に沿って発光する複数の発光部材201が、それぞれ、長手方向に非平行な軸心周りに巻回可能であるため、たとえば、複数の発光部材201を、液晶素子202の長手方向に平行な軸心周りに巻回し、巻回された状態の複数の発光部材201を、収納部内120に収納することができる。したがって、表示装置600は、巻回された表示面部111が不用意に広がってしまうことを防止することができる。これによって、利用者は、小型化した表示装置100を容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態2の表示装置600によれば、液晶素子202の長手方向に平行な軸心周りに巻回することができるので、柔軟性の低いガラス材料を用いて形成された一般的な構成を有する液晶素子202を利用することができる。したがって、表示装置600は、液晶素子202における液晶分子の配向制御の精度を良好に維持し、表示装置600における表示性能を良好に維持することができる。これによって、利用者は、高品質な画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置を小型化して容易に取り扱うことができる。
また、実施の形態2の表示装置600によれば、光源部601を収納部120内に設けることにより、表示面部111における表示面積を拡大するとともに、収納部120によって光源部601を外部からの衝撃などから保護することができる。したがって、表示装置600は、より大きな画像を表示するとともに、不使用時に小型化される際に加えられた衝撃などに対する耐久性の向上を図ることができる。これによって、利用者は、より大きな画面で画像を観賞するとともに、不使用時に小型化する際により容易に取り扱うことができる。
なお、上述した実施の形態1、2においては、画像を表示する際に、表示面部111よりも上側に収納部120が設けられた表示装置100、600について説明したが、これに限るものではない。収納部120は、たとえば、画像を表示する際に、表示面部111の側方となる位置に設けられていてもよい。
また、上述した実施の形態1、2においては、画像を表示する際に水平方向となる方向に長い形状を有する表示面部111について説明したが、これに限るものではない。たとえば、掛け軸のように、画像を表示する際に垂直方向となる方向に長い形状を有する表示面部を有する表示装置であってもよい。また、表示面部の形状の四角形状に限るものではなく、たとえば、支持部材を底辺とする三角形状としてもよい。
つぎに、上述した実施の形態1にかかる実施例の表示装置について説明する。実施例の表示装置は、テレビ番組や録画済みのコンテンツ、あるいは、デジタル写真の画像などを表示する表示装置へ適用した例である。
まず、上述した実施の形態1にかかる実施例の表示装置の外観について説明する。図7は、実施例の表示装置の外観を示す平面図である。図7に示すように、この実施例の表示装置700は、収納部701と、表示部702と、を備えている。収納部701は、箱形状を有しており、内側に収納空間を有している。収納部701の一側面には、図示しない開口部が設けられている。
表示部702は、シート状あるいは平板形状を有している。表示部702の一端部側は、上述した開口部を介して収納部701内に挿入されている。表示部702において、収納部701内に挿入された一端部側は、収納部701の内部に設けられた図示しない支持機構によって支持されている。支持機構は、表示部702の一端側が固定される図示しない軸を有している。表示部702は、表示画面部703と表示枠704とを備えている。表示画面部703には、画像が表示される。表示枠704は、表示画面部703の外側に設けられている。表示枠704は、表示画面部703の背面側を覆うように設けられていてもよい。表示枠704は、可撓性を有する材料によって形成されている。
つぎに、表示画面部703の具体的な構成について説明する。図8は、表示画面部703の具体的な構成を示す説明図である。上述した表示画面部703は、図8に示すように、光源部801と、複数の発光チューブ802(図9または図10参照)と、図示しない液晶素子と、図示しない電極と、を備えている。
まず、光源部801は、複数の発光チューブ802のそれぞれに対応付けられた複数のLED光源(図11参照)を備えている。光源部801には、赤色、青色または緑色のうちいずれかの色の光を発光する3種類のLED光源(図12参照)がそれぞれ複数設けられている。光源部801においては、赤色、青色または緑色の光を発光するLED光源が所定の順序で配列されている。
また、複数の発光チューブ802は、それぞれ表示面に沿って、各発光チューブ802が平行な状態で配置されている。各発光チューブ802は、自身の長手方向が走査方向に平行となるような状態で配置されている。ここで、発光チューブ802について説明する。図9は、発光チューブ802を示す斜視図である。図7において、発光チューブ802は、光透過性を有する材料によって形成されたチューブ901と、チューブ901の外周面に設けられた液晶材料902と、を備えている。
チューブ901を形成する材料および液晶材料902については、格別限定されるものではない。液晶材料902における液晶分子903は、LED光源部801における各LED光源から発光された光のうち、特定の方向に偏光する光を、チューブ901の外部へ透過させるように配向制御されている。
なお、チューブ901の外周面には、液晶材料に限るものではなく、たとえば、特定の方向に偏光する光を透過させる偏光板が設けられていてもよい。偏光板は、所定の偏光パターンが印刷された透明シートを貼り付けることで設けられていてもよいし、所定の偏光パターンをチューブ901の外周面に直接印刷することで設けられていてもよい。
なお、発光チューブ802は、図9に示した構成に限るものではない。発光チューブ802は、たとえば、図10に示す構成を有していてもよい。ここで、図10は、別の発光チューブ802を示す断面図である。図10に示すように、別の発光チューブ802は、2つの材料によって形成されたチューブ901を備えている。
図10に示すように、チューブ901は、それぞれ異なる材料によって形成された2つの部材1001、1002によって構成されている。一方の部材1001は、光透過性を有する材料によって形成されており、表示面側に位置づけられる。他方の部材1002は、金属材料によって形成されており、表示面側から離間する側に位置づけられる。他方の部材1002は、発光チューブ1002が発光する光のうち、表示面から離間する側に向けて発光された光を、表示面側へ反射させる。
なお、金属材料は、他方の部材1002のように、チューブ901の一部を構成するものに限らず、光透過性を有する材料によって形成されたチューブ901の一部に設けられていてもよい。具体的には、表示面側とは離間する側となる部分に金属材料によって形成された膜を成膜する。この膜は、チューブ901の内周面に設けられていてもよいし、外周面に設けられていてもよい。また、実施例では、円筒形状を有するチューブ901を用いたが、必要な光量、表示画面部703の巻き上げに支障がない範囲で断面が三角形や四角形などの多角形あるいは楕円形など様々な形状を用いることも可能である。
また、図示を省略するが、液晶素子は、上述した実施の形態1、2において説明したように、発光チューブ802の長手方向に沿って、発光チューブ802ごとに複数配列されている。発光部材602と液晶素子とが交差する領域には、図示しない画素部が形成されている。画素部は、液晶素子の配列個数分存在する。表示装置700においては、画素部の個数が、画素数である。液晶素子と同様に図示を省略するが、電極は、液晶素子ごとに対をなすように複数設けられている。すなわち、表示装置700は、液晶素子と同数の電極対を備えている。
また、表示画面部703は、発光チューブ802全体を外側から覆う保護シートを備えている。保護シートは、表示画面部703によって表示される画像の視認性を損なうことがない程度の光透過性を有する材料によって形成されている。また、保護シートは、表示枠704を形成する材料と同程度の可撓性を有する材料によって形成する。上述した複数の発光チューブ802は、図示しない固定部材によって、互いに所定の間隔を開けた状態で保護シートに固定されている。なお、反射防止膜やカラーフィルターなど、表示装置700における光学特性を向上させる機能を有する保護シートを用いてもよい。
つぎに、実施例の表示装置700が備える電気的な構成について説明する。図11は、表示装置700が備える電気的な構成を示すブロック図である。図11において、表示装置700は、CPU1101と、ROM1102と、RAM1103と、VRAM1104と、電圧制御回路1105と、LED制御回路1106と、I/F1107と、ロール駆動回路1108と、を備えている。表示装置700が備える各部1101〜1108は、バス1109によって接続されており、上述した収納部701内に設けられている。
CPU1101は、表示装置700全体の制御を司る。ROM1102は、ブートプログラムなどの各種制御プログラムを記録している。RAM1103は、CPU1101のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU1101は、RAM1103をワークエリアとして使用しながら、ROM1102に記録された各種プログラムを実行することによって、表示装置700の全体の制御を司る。
また、VRAM1104は、表示画面部703に即時表示可能な画像データを一時的に記録する。電圧制御回路1105は、後述する電極によって電圧を印加/非印加状態とするタイミングを制御する。電圧制御回路1105は、走査線方向に沿って同一位置にある電極に対して、同一のタイミングで電圧を非印加状態とする。LED制御回路1106は、光源部801における発光動作を制御する。LED制御回路1106は、複数の発光チューブ802に対して、それぞれのタイミングに応じて光が入射されるように発光動作を制御する。
I/F1107は、無線あるいは通信ケーブルを介してパーソナル・コンピュータなどの外部装置に接続され、この外部装置とCPU1101とのインターフェースとして機能する。外部装置に接続されることにより、パーソナル・コンピュータなどから送信された画像のデータを受信することができる。またI/F1107はユーザからの操作指令を検知する機能を持ち合わせている。
ロール駆動部1108は、ユーザの操作あるいはプログラムにより、収納部701の内部に設けられた支持機構が有する軸を回転駆動させるためのモータを駆動させるための回路である。ロール駆動部1108は、たとえば、ユーザから電源OFFあるいは格納指令などの指示操作を受け付けた場合に、表示画面部703を巻き上げる方向に軸を回転させる。上述したように、軸には表示画面部703の端部が固定されているため、表示画面部703は、軸の回転に応じて軸心周りに巻き上げられ、収納部701の内部へ格納される。
また、ロール駆動部1108は、たとえば、ユーザから電源ONあるいは表示指令などの指示操作を受け付けた場合に、表示画面部703が繰り出される方向に軸を回転させる。表示画面部703は、軸の回転に応じて軸心周りに回転しながら繰り出され、画像を表示可能な位置に位置付けられる。
つぎに、表示装置700の表示動作について説明する。図12は、表示装置700の表示動作について説明する説明図である。図12においては、表示画面部703における一部の発光チューブ802が示されている。図12中、符号1201は、発光チューブ802ごとに設けられたLED光源を示している。
図12において、表示画面部703への画像の表示に際しては、上述した画像データに基づいて、該当するLED光源1201を点灯させる。同時に、同じ画像データに基づいて、該当する電極において電圧を非印加状態とする。このとき、CPU1101は、発光チューブ802ごとに、いずれか1つの電極において電圧が非印加状態されるように制御する。これによって、発光チューブ802ごとにいずれか1つの画素部1202が発光する。
このような発光動作を、図12中矢印で示す走査方向に沿って順次おこなわせる。これにより、表示画面部703において発光する画素部1202が、走査方向に沿って順次移動する。表示装置700は、このような、発光する画素部1202の移動を高速でおこなわせることにより、利用者の目に生じる残像現象を利用して、表示面に画像を表示することができる。
上述したように、実施例によれば、画像データに基づいて、電圧制御回路1105によって電圧が非印加状態とされる電極を切替える切替え速度を所定速度以上の高速とすることで、発光チューブ802の数と、発光チューブ802ごとの液晶素子の配列個数との積によって算出される画素数分の解像度を有する画像を、表示画面部703に表示することができる。これによって、この表示装置700と同数の解像度分の発光素子を設けた表示装置と比較して、構成を複雑にすることなく画像を大画面表示することができる。
また、実施例によれば、表示部702を発光チューブ802の長手方向と平行な軸心周りに巻き上げることができるので、発光チューブ802を変形させることなく、表示装置700の大きさを小さくすることができる。これによって、利用者は、画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置700を小型化して容易に取り扱うことができる。
また、実施例によれば、発光チューブ802の長手方向と平行な軸心周りに巻き上げた状態の表示部702を、収納部120内に収納することができる。したがって、表示装置700は、巻回された表示部702が不用意に広がってしまうことを防止することができる。これによって、利用者は、小型化した表示装置700を容易に取り扱うことができる。
また、表示部702の一端側は、収納部701内に設けられた支持部材によって支持されているため、支持部材を基準として、表示面部111を定位置で巻回させることができる。これによって、利用者は、表示部702の巻回、および、巻回した表示部702の収納部701内への収納作業などを容易におこなうことができるので、表示装置700を容易に取り扱うことができる。
また、実施例によれば、表示装置700における表示動作を制御する各部1101〜1107が収納部701内に設けられているため、表示装置700を構成する各部を一体化して、表示装置700を小型化することができる。これによって、利用者は、表示装置700を容易に取り扱うことができる。
また、実施例によれば、LED光源を用いて発光チューブ802を発光させることで、たとえば、発光チューブ802を形成する材料の選択肢が広がり、高分子材料やガラスなど公知の各種材料を用いて発光チューブ802を形成することができる。これによって、利用者は、表示装置700に対して要求される耐久性や装置の製造コストなどの各種の要求を満たした表示装置700を得ることができる。
また、実施例によれば、発光チューブ802が発光する光および画素部1202において透過させる光を、特定方向に偏光する光に限定することで、画素部1202における発光制御の精度の向上を図ることができる。これによって、利用者は、より高精度な画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置700を小型化して容易に取り扱うことができる。
また、実施例によれば、発光チューブ802ごとにLED光源1201が設けられているため、各LED光源1201を発光チューブ802ごとに対応付けて、それぞれ独立した構成とすることができる。したがって、LED光源1201ごとに最適な配線を取り回すことで、表示部702を巻回することによる断線を防止することができる。これによって、利用者は、表示部702の巻回に際して、格別な注意を払うことなく、表示装置700を容易に取り扱うことができる。
また、実施例によれば、LED光源1201は、発光チューブ802ごとに設けられて、赤色、青色または緑色のいずれかの色の光をそれぞれ発光するため、カラー画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には小型化して収納することができる。また、この場合、発光チューブ802ごとに1つのLED光源1201が設けられているため、構成を簡易化し、メンテナンス性の向上を図ることができる。
また、実施例においては、LED光源1201から出射される光量を可変としてもよい。具体的には、LED制御回路1106によって、各LED光源1201へ供給する電力量を、画像データに基づいて調整する。これによって、各画素部1202の発光輝度を調整することができるので、階調を有する画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置700を小型化して容易に取り扱うことができる。
なお、実施例においては、発光チューブ802ごとにそれぞれ対応付けて複数のLED光源1201を設けた場合について説明したが、これに限るものではない。ここで、図13は、別の実施例の表示装置について説明する説明図である。図13に示すように、別の実施例の表示装置においては、赤色・青色・緑色の各色の光をそれぞれ発光する複数のLED光源1201が、発光チューブ802ごとにそれぞれ設けられている。図13中符号1301は、発光チューブ802において発光する画素部をあらわしている。画素部1301は、点灯されたLED光源1201に応じた色で発光する。
このような構成により、上述した表示装置700と同じ解像度の画像を表示する場合であれば、表示装置700と比較して、発光チューブ802の本数を3分の1とすることができる。これによって、構成を簡易化することができる。また、上述した表示装置700と同じ大きさに構成する場合であれば、表示する画像の解像度を3倍にすることができる。これによって、画質を向上させることができる。
また、実施例においては、発光チューブ802が、自身の長手方向が走査方向に平行となるような状態で配置されている表示装置700について説明したが、これに限るものではない。上述した実施の形態1で説明したように、発光チューブ802の長手方向を垂直方向にした状態とし、長尺状の液晶素子を発光チューブ802の長手方向に沿って複数設けるようにしてもよい。これにより、一般的な材料によって形成された液晶素子を用いることができる。
なお、上述した実施例においては、図12および図13に示すように、発光チューブ802の長手方向の一端部側に、すべての光源部が設けられている表示装置700について説明したが、これに限るものではない。図示を省略するが、たとえば、或る光源部が、対応する発光チューブ802の長手方向の一端部に設けられている場合、当該発光チューブ802に隣接する発光チューブ802に対応する光源部は、発光チューブ802の長手方向の他端部に設けるなど、発光チューブ802の長手方向の一端部側と多端部側とに交互に設けられていてもよい。
また、光源部は、発光チューブ802ごとに交互に設けるものに限らず、たとえば、2本ごと、のように同じ本数であれば複数本の発光チューブ802ごとに交互に設けられていてもよい。いずれの場合にも、表示装置700に対して鉛直方向に加わる重量のバランスが、表示装置700全体において、均等に加わるようにバランス調整されていればよく、光源部の設け方のパターンはこれらに限るものではない。
以上説明したように、表示装置700によれば、構成を複雑にすることなく画像を大画面表示することができる。これによって、利用者は、画像を大画面で観賞するとともに、不使用時には表示装置を小型化して容易に取り扱うことができる。
100 表示装置
120 収納部
201 発光部材
500 表示装置
600 表示装置
120 収納部
201 発光部材
500 表示装置
600 表示装置
Claims (9)
- 表示面に画像を表示する表示装置であって、
前記表示面に沿って配列されて長手方向に沿って発光する複数の発光部材が、前記長手方向に平行な軸心周りに巻回可能に連結されていることを特徴とする表示装置。 - 表示面に画像を表示する表示装置であって、
前記表示面に沿って配列されて長手方向に沿って発光する複数の発光部材を備え、前記複数の発光部材は、それぞれ、前記長手方向に非平行な軸心周りに巻回可能であることを特徴とする表示装置。 - 前記軸心周りに巻回された前記複数の発光部材を収納する収納部と、
前記収納部内に設けられて前記表示面の一端側を支持する支持部材と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記発光部材ごとに前記長手方向に沿って複数設けられた画素部のうち、前記発光部材ごとに一の任意の画素部を発光させる発光制御手段を備え、
前記発光制御手段は、前記収納部内に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記発光部材に対して光を入射する光源部を備え、
前記発光部材は、前記光源部によって入射された光を前記長手方向に伝播することで発光し、
前記発光制御手段は、前記発光部材によって伝播される光を前記任意の画素部において前記表示面側へ変向させることによって当該任意の画素部を発光させることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記発光部材は、特定方向に偏光する光を発光し、
前記発光制御手段は、前記任意の画素部において前記特定方向に偏光する光を前記表示面側へ透過させることで前記任意の画素部を発光させることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。 - 前記光源部は、前記発光部材ごとに設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置。
- 前記光源部は、赤色・青色・緑色を含む複数色の光を発光することを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
- 前記光源は、前記発光部材ごとに赤色、青色、または緑色のいずれかの色をそれぞれ発光することを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
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