JP2007171349A - 放射線画像情報記録読取システム - Google Patents

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恭義 大田
Hirosuke Koishikawa
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Abstract

【課題】画像蓄積記録媒体の消去情報をネットワークを介して任意の装置から取得可能とし、システムのコストダウンを図る。
【解決手段】放射線画像読取装置110において、蓄積性蛍光体パネルIPに残存する放射線画像情報を消去した際、当該蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報と関連付けて消去情報を記憶しておき、IDターミナル104で蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報をバーコード124から取得し、当該識別情報に係る消去情報をネットワーク120を介して放射線画像読取装置110から取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、消去装置による画像蓄積記録媒体の消去情報をネットワークを介して取得することのできる放射線画像情報記録読取システムに関する。
例えば、ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、紫外線、電子線等)を照射すると、この放射線のエネルギの一部が蛍光体に蓄積され、その後、その蛍光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光が出力される。
このような蛍光体からなる蓄積性蛍光体パネルを利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体パネルに蓄積記録する放射線画像撮影装置、及び、放射線画像情報の蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルを励起光で走査し、得られる輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号を処理して診断適性の良い画像を得る放射線画像読取装置が開発されている。
また、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体パネルは、蛍光体の励起光波長領域の光を含む消去光を照射し、残存する放射線画像情報を消去することにより、繰り返し使用することができる。従って、放射線画像情報読取装置には、蓄積性蛍光体パネルに消去光を照射することで消去処理を行う消去装置を組み込んだものがある。
なお、蓄積性蛍光体パネルに代えて、光変換方式の放射線固体検出器を利用して放射線画像情報を取得することもできる(特許文献1参照)。この光変換方式の放射線固体検出器は、多数の固体検出素子を行列状に配列して形成したもので、放射線が照射されると、放射線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線固体検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像情報として取得する。この場合、放射線固体検出器は、蓄積性蛍光体パネルと同様に、消去光を放射線固体検出器に照射することで、残存する静電潜像である放射線画像情報を消去して再使用することができる。
ところで、蓄積性蛍光体パネルや放射線固体検出器等の画像蓄積記録媒体を再使用する際、例えば、消去処理の完了していない画像蓄積記録媒体を誤って放射線画像撮影装置に装填して撮影を行うと、正しい放射線画像情報を得ることができなくなってしまう。
また、画像蓄積記録媒体は、消去処理が完了してから長時間放置されていると、内部に残存している放射線画像情報がノイズとして表層部に出現し、あるいは、自然界や周囲環境の放射線がノイズとして蓄積してしまう。このような状態にある画像蓄積記録媒体を再使用した場合にも、同様にして正しい放射線画像情報を得ることができない。
そのため、画像蓄積記録媒体は、再使用に先立ち、消去処理が完了しているか否か、前回の消去処理から長時間が経過しているか否か、放射線の照射回数が画像蓄積記録媒体の許容照射回数を超えているか否か、といった消去情報や使用情報を管理する必要がある。
そこで、例えば、特許文献2には、画像蓄積記録媒体を収容するカセッテにICチップを装着し、このICチップに当該画像蓄積記録媒体が既に撮影済みのものであるか否かを示す撮影情報や、当該画像蓄積記録媒体の撮影回数等の使用情報を記録しておき、カセッテを放射線画像読取装置に装填した際に、ICチップに記録された情報を読み取って使用状態を把握し、あるいは、ICチップに必要な情報を記録できるようにした従来技術が開示されている。
特開2004−154409号公報 特開2005−91282号公報
この場合、各画像蓄積記録媒体に装着されたICチップから当該画像蓄積記録媒体の撮影情報、使用情報等を取得できるため、適切な撮影等の処理が可能となる。しかしながら、これらの情報を取得するためには、各装置にICドライブを装備してICチップに予め情報を記録しておかなければならない。従って、コストアップとなることが懸念される。
本発明の目的は、画像蓄積記録媒体の消去情報をネットワークを介して任意の装置から取得可能とし、システムのコストダウンを図ることのできる放射線画像情報記録読取システムを提供することにある。
本発明は、被写体の放射線画像情報を画像蓄積記録媒体に記録する記録装置と、前記画像蓄積記録媒体に記録された前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、前記放射線画像情報の読み取られた前記画像蓄積記録媒体に残存する前記放射線画像情報を消去する消去装置とをネットワークを介して相互に接続してなる放射線画像情報記録読取システムにおいて、
前記画像蓄積記録媒体を識別する識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
前記消去装置による前記画像蓄積記録媒体の消去情報を前記識別情報と関連させて記憶する消去情報記憶装置とが前記ネットワークに接続され、
前記記録装置、前記読取装置又は前記消去装置の少なくとも1つは、前記識別情報読取装置により読み取った前記識別情報に従い、前記消去情報記憶装置に記憶された前記画像蓄積記録媒体の前記消去情報を取得することを特徴とする。
また、本発明は、画像蓄積記録媒体に記録される放射線画像情報に係る属性情報を設定する属性情報設定装置と、被写体の放射線画像情報を前記画像蓄積記録媒体に記録する記録装置と、前記画像蓄積記録媒体に記録された前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、前記放射線画像情報の読み取られた前記画像蓄積記録媒体に残存する前記放射線画像情報を消去する消去装置とをネットワークを介して相互に接続してなる放射線画像情報記録読取システムにおいて、
前記画像蓄積記録媒体を識別する識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
前記消去装置による前記画像蓄積記録媒体の消去情報を前記識別情報と関連させて記憶する消去情報記憶装置とが前記ネットワークに接続され、
前記属性情報設定装置、前記記録装置、前記読取装置又は前記消去装置の少なくとも1つは、前記識別情報読取装置により読み取った前記識別情報に従い、前記消去情報記憶装置に記憶された前記画像蓄積記録媒体の前記消去情報を取得することを特徴とする。
本発明では、識別情報読取装置によって画像蓄積記録媒体の識別情報を読み取り、前記識別情報に関連する当該画像蓄積記録媒体の消去情報をネットワークに接続された消去情報記憶装置から取得することができる。この場合、画像蓄積記録媒体に対する消去処理がどの消去装置によって処理されたか否かに関わらず、消去情報を任意の装置から取得することができる。また、消去装置は、消去情報を各画像蓄積記録媒体自体に記録するための手段を備える必要がないため、その分、システムのコストダウンを図ることができる。
さらに、消去情報記憶装置からネットワークを介して取得した消去情報に基づいて画像蓄積記録媒体の消去状況を把握することができるため、例えば、当該画像蓄積記録媒体に放射線画像情報が残存している場合には、新たな放射線画像情報の記録に先だって必要な消去処理を行うことができ、また、放射線画像情報が残存していない場合には、直ちに所望の放射線画像情報の記録処理を行うことができる。
図1及び図2は、本実施形態の放射線画像情報記録読取システム100を示す。放射線画像情報記録読取システム100は、放射線画像情報を蓄積記録する蓄積性蛍光体パネルIP(画像蓄積記録媒体)を収納したカセッテ102(102a)を選択するとともに、患者情報及びそれに関連する撮影情報等の属性情報を入力するIDターミナル104(属性情報設定装置)と、IDターミナル104から入力された情報に基づき、患者106(被写体)の放射線画像情報を蓄積性蛍光体パネルIPに撮影する放射線画像撮影装置108(記録装置)と、蓄積性蛍光体パネルIPに撮影された放射線画像情報を読み取る放射線画像読取装置110(読取装置)と、読み取った放射線画像情報に対する画像処理を行う画像情報処理装置112と、放射線画像情報をフイルム等に出力するプリンタである画像出力装置114と、放射線画像情報を保存するサーバである画像保存装置116と、放射線画像情報をディスプレイに表示して医師による診断等を行うためのワークステーション118とを備える。これらの各装置は、ネットワーク120によって相互に接続され、必要な情報の交換等が行われる。
蓄積性蛍光体パネルIPは、照射された放射線のエネルギを蓄積する蓄積性蛍光体層を支持体上に形成したもので、励起光を照射することにより蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を出力する一方、所定光量の消去光を照射することにより残存するエネルギを除去して再使用できるものである。
カセッテ102及び102aは、サイズの異なる蓄積性蛍光体パネルIPを蓋部材122を介して収脱可能に収納するもので、その外面部には、内部に収納されている蓄積性蛍光体パネルIPを個別に識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報が記録されたバーコード124が装着される。なお、バーコード124は、蓄積性蛍光体パネルIPに直接装着し、カセッテ102(102a)に形成した窓を介して外部から読取可能としてもよい。
IDターミナル104は、カセッテ102(102a)に装着されたバーコード124に記録された識別情報を読み取るバーコードリーダ126を備える。また、IDターミナル104は、患者106のID番号、氏名、性別、生年月日、身長、体重等の患者情報、及び、放射線画像情報の撮影年月日、撮影部位、撮影方法、画像処理条件等の撮影情報の入力を受け付ける。なお、患者情報は、患者106が所持するIDカードに予め記録しておき、その情報をカードリーダにより読み取ってIDターミナル104に入力するようにしてもよい。また、撮影情報は、ネットワーク120に接続された他の装置、例えば、医師が操作するワークステーション118等から取得することもできる。
放射線画像撮影装置108は、カセッテ102(102a)に収納された蓄積性蛍光体パネルIPが装填されるスロット128を有し、スロット128内には、カセッテ102(102a)に装着されたバーコード124に記録された識別情報を読み取るバーコードリーダ130が配設される。なお、放射線画像撮影装置108のスロット128に装填された蓄積性蛍光体パネルIPには、図示しない放射線源から出力された放射線が患者106を介して照射される。
放射線画像読取装置110は、蓄積性蛍光体パネルIPに撮影された放射線画像情報を読み取る読取部と、読取処理後の蓄積性蛍光体パネルIPに残存する放射線画像情報を消去する消去部とを備えており、図3及び図4に示すように構成される。
放射線画像読取装置110は、ケーシング12の上部にカセッテ装填部14を備え、このカセッテ装填部14に形成された装填口15に対して、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルIPを収納したカセッテ102(102a)が装填される。
カセッテ装填部14は、矢印方向に個別に変位自在なカバー部材20a、20bを有する。大サイズのカセッテ102が装填されたときには、カバー部材20a、20bの両方が変位して装填口15の全体が開放され、小サイズのカセッテ102aが装填されたときには、カバー部材20aのみが変位して装填口15の一部が開放される。これにより、放射線画像情報読取装置10の内部への塵埃の侵入を抑制することができる。カセッテ装填部14の側部には、電源ボタン22、操作ボタン24、ディスプレイ26等が配設される。
放射線画像読取装置110の内部の装填口15に近接する部位には、装填されたカセッテ102(102a)に装着されたバーコード124に記録された識別情報を読み取るバーコードリーダ27(識別情報読取装置)と、カセッテ102(102a)の蓋部材122のロックを解除するロック解除機構28と、蓋部材122が開蓋されたカセッテ102(102a)から蓄積性蛍光体パネルIPを吸着して取り出す吸着盤30と、吸着盤30によって取り出された蓄積性蛍光体パネルIPを挟持搬送するニップローラ32とが配設される。
ニップローラ32に連設して、複数の搬送ローラ34a〜34g及び複数のガイド板36a〜36fが配設され、これらにより湾曲搬送路38が構成される。湾曲搬送路38は、カセッテ装填部14から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。これにより、放射線画像読取装置110の小型化が達成される。
ニップローラ32と搬送ローラ34aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体パネルIPに残存する放射線画像情報を消去するための消去部39(消去装置)が配設される。消去部39は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源41を有する。
湾曲搬送路38の最下部に配設される搬送ローラ34d、34e間には、プラテンローラ43が配設される。そして、プラテンローラ43の上部には、ハウジング45に収容され、蓄積性蛍光体パネルIPに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット47が配設される。
走査ユニット47は、励起光であるレーザビームLを導出して蓄積性蛍光体パネルIPを走査する励起部40と、レーザビームLによって励起されて出力される放射線画像情報に係る輝尽発光光を読み取る画像情報読取部42とを備える。
励起部40は、レーザビームLを出力するレーザ発振器44と、レーザビームLを蓄積性蛍光体パネルIPの主走査方向に偏向する回転多面鏡であるポリゴンミラー46と、レーザビームLを反射させ、プラテンローラ43上を通過する蓄積性蛍光体パネルIPに導く反射ミラー48とを備える。
画像情報読取部42は、一端部がプラテンローラ43上の蓄積性蛍光体パネルIPに近接して配置される集光ガイド50と、集光ガイド50の他端部に連結され、蓄積性蛍光体パネルIPから得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ52とを備える。なお、集光ガイド50の一端部には、輝尽発光光の集光効率を高めるための集光ミラー54が近接して配設される。
図5は、放射線画像読取装置110の制御回路の概略構成を示す。放射線画像読取装置110は、インタフェース134を介してネットワーク120に接続されており、バーコードリーダ27によってバーコード124から読み取った蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報に従い、蓄積性蛍光体パネルIPから放射線画像情報を読み取る画像情報読取部42と、識別情報及び放射線画像情報に従って消去部39を制御し、蓄積性蛍光体パネルIPに残存する放射線画像情報の消去処理を行う消去制御部136と、消去制御部136による消去処理のモードを選択する消去処理選択部138と、蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報、選択した消去処理モード、消去処理を行った日時を含む消去情報を記憶する消去情報記憶部140とを備える。
なお、消去処理モードとは、消去部39による消去処理の仕様を示すもので、例えば、蓄積性蛍光体パネルIPに大線量の放射線が照射されており、消去処理に長時間を要するものと判断した場合において、オペレータが後で消去処理を行うことを選択するモードと、消去処理を一度で完全に行うモードとがある。
本実施形態の放射線画像情報記録読取システム100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作につき、図6に示すフローチャートに従って説明する。
先ず、オペレータは、IDターミナル104を用いて、患者106のID番号、氏名、性別、生年月日、身長、体重等の患者情報、放射線画像情報の撮影年月日、撮影部位、撮影方法、画像処理条件等の撮影情報を患者106の属性情報として入力する(ステップS1)。なお、これらの属性情報は、患者106が所持するIDカードからID番号を読み取り、ID番号に関連する他の属性情報をネットワーク120に接続されている他の装置から取得するようにしてもよい。
次に、IDターミナル104に接続されたバーコードリーダ126を用いて、カセッテ102(102a)に装着されたバーコード124を読み取ることにより、カセッテ102(102a)に収納されている蓄積性蛍光体パネルIPを識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する(ステップS2)。
IDターミナル104は、蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報を取得すると、その固有番号に関連する消去情報をネットワーク120を介して検索する。この場合、前記固有番号に関連する消去情報は、放射線画像読取装置110の消去情報記憶部140(図5)に記憶されている。そこで、IDターミナル104は、ネットワーク120及びインタフェース134を介して消去情報記憶部140から消去情報を取得する(ステップS3)。
なお、ネットワーク120に消去情報記憶部140を有する複数の放射線画像読取装置110が接続されている場合、あるいは、消去情報記憶部140がネットワーク120に接続されている放射線画像読取装置110以外の他の装置に備えられている場合であっても、IDターミナル104は、蓄積性蛍光体パネルIPの前記固有番号に従って対応する消去情報をネットワーク120を介して検索して取得することができる。
消去情報は、選択した蓄積性蛍光体パネルIPに対して設定した前回の消去処理モード、前回の消去処理を行った日時等の情報を含んでいる。また、蓄積記録されている放射線画像情報の読取処理を行ったか否かを表す情報を含んでいてもよい。なお、消去処理モードの情報は、前回の消去処理において消去処理を中断するモードを選択したか、あるいは、消去処理を完全に完了するモードを選択したかを表す。
IDターミナル104は、取得した消去情報に基づき、選択した蓄積性蛍光体パネルIPに対して撮影が可能であるか否かを判定する(ステップS4)。この場合、前回の消去処理が中断されたことを表す消去処理モードが設定されているとき、あるいは、前回の消去処理を行った日時から現在の日時までの経過時間が所定時間を超過しているときには、当該蓄積性蛍光体パネルIPに放射線画像情報が残存している旨をIDターミナル104のディスプレイに表示し、オペレータに当該蓄積性蛍光体パネルIPに対する消去処理を示唆する。
消去処理が示唆されたとき、オペレータは、当該蓄積性蛍光体パネルIPを収納するカセッテ102(102a)を消去部を備えた任意の放射線画像読取装置110に装填し、残存する放射線画像情報の消去処理を行う(ステップS5)。また、放射線画像情報の読取処理前であることを示す情報を消去情報から取得した場合には、当該蓄積性蛍光体パネルIPから放射線画像情報を読み取った後、消去処理を行えばよい。なお、消去処理が行われた蓄積性蛍光体パネルIPの消去情報は、後述するように、当該放射線画像読取装置110の消去情報記憶部140に蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報とともに記憶される。
選択した蓄積性蛍光体パネルIPに対する消去処理が完了し、あるいは、消去処理済みの蓄積性蛍光体パネルIPを収納したカセッテ102(102a)が選択され、蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報、患者情報及び撮影情報を取得すると、当該カセッテ102(102a)が放射線画像撮影装置108のスロット128に装填される(ステップS6)。
スロット128にカセッテ102(102a)が装填されると、放射線画像撮影装置108は、カセッテ102(102a)に装着されたバーコード124をバーコードリーダ130で読み取り、蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報を取得する(ステップS7)。そして、IDターミナル104において当該識別情報に関連して入力された属性情報をネットワーク120を介してIDターミナル104から取得し(ステップS8)、放射線画像撮影装置108のディスプレイに表示する。オペレータ又は患者106は、ディスプレイに表示された氏名を含む患者情報又は撮影情報を確認することで、放射線画像撮影装置108に適切なカセッテ102(102a)が装填されているか否かを判断する(ステップS9)。
この場合、IDターミナル104において選択したカセッテ102(102a)と異なるカセッテ102(102a)が放射線画像撮影装置108に装填されたときには、適切なカセッテ102(102a)を選択してステップS6からの処理を繰り返す。
なお、放射線画像撮影装置108がネットワーク120を介して蓄積性蛍光体パネルIPの消去情報を検索し、取得した消去情報に基づいて撮影可能な蓄積性蛍光体パネルIPであるか否かを判断するようにしてもよい。
適切なカセッテ102(102a)が放射線画像撮影装置108に装填されたことを確認した後、蓄積性蛍光体パネルIPに対する撮影を開始する(ステップS10)。この場合、図示しない放射線源から放射線を出力し、患者106を透過した放射線をカセッテ102(102a)に収納された蓄積性蛍光体パネルIPに照射することにより、放射線画像情報が蓄積記録される。
次いで、放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体パネルIPを収納するカセッテ102(102a)を放射線画像撮影装置108から抜き取った後、蓋部材122を下として放射線画像読取装置110のカセッテ装填部14の装填口15に装填する(ステップS11)。
放射線画像読取装置110にカセッテ102(102a)が所定の状態で装填されると、カセッテ装填部14に配設されているバーコードリーダ27がカセッテ102(102a)に装着されたバーコード124を読み取り、蓄積性蛍光体パネルIPの固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する(ステップS12)。
識別情報が読み取られると、ロック解除機構28が駆動され、蓋部材21のロック状態が解除されて開蓋される。次いで、吸着盤30が蓄積性蛍光体パネルIPを吸着し、カセッテ102(102a)から蓄積性蛍光体パネルIPを取り出してニップローラ32間に供給する。ニップローラ32により挟持された蓄積性蛍光体パネルIPは、搬送ローラ34a〜34g及びガイド板36a〜36fからなる湾曲搬送路38を介して、画像情報読取部42の下部に搬送される。
蓄積性蛍光体パネルIPは、搬送ローラ34d及び34eにより略水平方向に副走査搬送される。一方、励起部40を構成するレーザ発振器44から出力されたレーザビームLは、高速で回転するポリゴンミラー46によって反射偏向された後、反射ミラー48を介して下面部がプラテンローラ43により支持された蓄積性蛍光体パネルIPに導かれ、蓄積性蛍光体パネルIPを主走査する。
蓄積性蛍光体パネルIPは、レーザビームLが照射されることで励起され、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体パネルIPの主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド50の下端部に直接入射し、あるいは、集光ミラー54を介して入射する。集光ガイド50に入射した輝尽発光光は、内部で反射を繰り返し、上端部のフォトマルチプライヤ52に導かれる。フォトマルチプライヤ52は、入射した輝尽発光光を電気信号に変換し、これによって、蓄積性蛍光体パネルIPに蓄積記録されている放射線画像情報が読み取られる(ステップS13)。
画像情報読取部42によって読み取られた放射線画像情報は、インタフェース134及びネットワーク120を介して画像情報処理装置112に送信され、所望の画像処理が施された後、画像保存装置116に保存される。また、放射線画像情報は、ネットワーク120を介してワークステーション118に送信され、医師による診断、読影に供せられる。さらに、放射線画像情報は、ネットワーク120を介して画像出力装置114に送信され、必要に応じて、フイルム等に出力することができる。
一方、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体パネルIPは、消去部39に搬送される。この場合、消去部39を制御する消去制御部136は、画像情報読取部42によって読み取った放射線画像情報に基づき、ディスプレイ26に対して、例えば、「今すぐ消去処理を行う」又は「後で消去処理を行う」といった消去処理モードの選択情報を表示させる。蓄積性蛍光体パネルIPに大線量の放射線が照射され、消去処理に長時間を要する場合、「後で消去処理を行う」消去処理モードを選択することにより、後続する他の蓄積性蛍光体パネルIPに対する読取消去処理を迅速に行うことが可能となる。
オペレータは、放射線画像読取装置110のディスプレイ26に表示された前記消去処理モードから、操作ボタン24(消去処理選択部138)を用いて所望のモードを選択する(ステップS14)。
消去制御部136は、選択された消去処理モードに従い、消去部39を構成する消去光源41を駆動し、蓄積性蛍光体パネルIPに消去光を照射して消去処理を行う(ステップS15)。
また、消去制御部136は、バーコードリーダ27によって読み取った当該蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報と関連付けて、選択した消去処理モードの情報、消去処理を行った日時の情報等を消去情報として消去情報記憶部140に記憶させる(ステップS16)。
残存する放射線画像情報が選択した消去処理モードに従って消去された蓄積性蛍光体パネルIPは、カセッテ装填部14に装填されているカセッテ102(102a)に収容され、蓋部材21が閉蓋された後、カセッテ102(102a)とともに排出され。この場合、放射線画像情報が完全に消去された蓄積性蛍光体パネルIPは、次の撮影に供せられる。
なお、ステップS5において、蓄積性蛍光体パネルIPに残存する放射線画像情報の消去処理が示唆された場合には、消去制御部136は、バーコードリーダ27によって読み取った蓄積性蛍光体パネルIPの識別情報に関連する消去情報を消去情報記憶部140から読み取り、消去情報に従った適切な消去処理を行うことができる。例えば、当該蓄積性蛍光体パネルIPに対して設定されている消去処理モード、あるいは、前回の消去処理からの経過時間に応じた必要十分な消去光量を消去光源41に設定して、効率的に消去処理を行うことができる。この場合、消去光量を設定するために必要な消去情報は、識別情報に従いネットワーク120を介して検索して取得することができる。
上述した実施形態では、カセッテ102(102a)に装着されたバーコード124を、IDターミナル104に接続されたバーコードリーダ126、放射線画像撮影装置108に内蔵されたバーコードリーダ130、及び、放射線画像読取装置110に内蔵されたバーコードリーダ27によって読み取ることで識別情報を取得しているが、識別情報をバーコード124に代えてICタグに記録し、所望の装置に配設したICドライブによって読み取るようにしてもよい。
また、本発明は、画像蓄積記録媒体として、蓄積性蛍光体パネルIPに代えて、光変換方式の放射線固体検出器を使用した場合にも適用することができる。
本実施形態の放射線画像情報記録読取システムの構成図である。 本実施形態の放射線画像情報記録読取システムのブロック図である。 本実施形態の放射線画像読取装置の外観図である。 本実施形態の放射線画像読取装置の内部構成図である。 本実施形態の放射線画像読取装置のブロック図である。 本実施形態の放射線画像情報記録読取システムにおける処理フローチャートである。
符号の説明
39…消去部 40…励起部
41…消去光源 42…画像情報読取部
47…走査ユニット 100…放射線画像情報記録読取システム
102、102a…カセッテ 104…IDターミナル
106…患者 108…放射線画像撮影装置
110…放射線画像読取装置 112…画像情報処理装置
114…画像出力装置 116…画像保存装置
118…ワークステーション 120…ネットワーク
124…バーコード 126、130…バーコードリーダ
136…消去制御部 138…消去処理選択部
140…消去情報記憶部

Claims (5)

  1. 被写体の放射線画像情報を画像蓄積記録媒体に記録する記録装置と、前記画像蓄積記録媒体に記録された前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、前記放射線画像情報の読み取られた前記画像蓄積記録媒体に残存する前記放射線画像情報を消去する消去装置とをネットワークを介して相互に接続してなる放射線画像情報記録読取システムにおいて、
    前記画像蓄積記録媒体を識別する識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
    前記消去装置による前記画像蓄積記録媒体の消去情報を前記識別情報と関連させて記憶する消去情報記憶装置とが前記ネットワークに接続され、
    前記記録装置、前記読取装置又は前記消去装置の少なくとも1つは、前記識別情報読取装置により読み取った前記識別情報に従い、前記消去情報記憶装置に記憶された前記画像蓄積記録媒体の前記消去情報を取得することを特徴とする放射線画像情報記録読取システム。
  2. 画像蓄積記録媒体に記録される放射線画像情報に係る属性情報を設定する属性情報設定装置と、被写体の放射線画像情報を前記画像蓄積記録媒体に記録する記録装置と、前記画像蓄積記録媒体に記録された前記放射線画像情報を読み取る読取装置と、前記放射線画像情報の読み取られた前記画像蓄積記録媒体に残存する前記放射線画像情報を消去する消去装置とをネットワークを介して相互に接続してなる放射線画像情報記録読取システムにおいて、
    前記画像蓄積記録媒体を識別する識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
    前記消去装置による前記画像蓄積記録媒体の消去情報を前記識別情報と関連させて記憶する消去情報記憶装置とが前記ネットワークに接続され、
    前記属性情報設定装置、前記記録装置、前記読取装置又は前記消去装置の少なくとも1つは、前記識別情報読取装置により読み取った前記識別情報に従い、前記消去情報記憶装置に記憶された前記画像蓄積記録媒体の前記消去情報を取得することを特徴とする放射線画像情報記録読取システム。
  3. 請求項1又は2記載のシステムにおいて、
    前記消去情報は、前記画像蓄積記録媒体に記憶された前記放射線画像情報の少なくとも一部が前記消去装置によって消去されたか否かを示す情報を含むことを特徴とする放射線画像情報記録読取システム。
  4. 請求項1又は2記載のシステムにおいて、
    前記消去情報は、前記画像蓄積記録媒体に記憶された前記放射線画像情報の前記消去装置による消去処理を行った日時を示す情報を含むことを特徴とする放射線画像情報記録読取システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記消去情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする放射線画像情報記録読取システム。
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