JP2007171256A - 合成光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの上昇及び画像の劣化が防止され、且つ信頼性(耐久性)も確保された合成光学装置を提供する。
【解決手段】反射型光変調素子3及び9と、反射型偏光板5及び14と、不要偏光除去用偏光板7及び12と、クロスダイクロイックプリズム16と、投射レンズ18とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像をスクリーン等に拡大投射するための画像表示装置に用いられる合成光学装置に関する。
合成光学装置は、画像を拡大投射するにあたって赤、緑、青の3原色光を合成するものであり、その一例としては、3個の反射型光変調素子と、PBSプリズムもしくは反射型偏光板とを有するものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
図7は、上記の画像表示装置100の構成図である。以下、本図を参照しつつ、その動作について説明する。
ランプならびに放物面鏡といった凹面鏡から構成される光源100から発せられた略平行光束の光源光(白色光)1aは、コールドミラー65を経て水平方向に所定の角度、例えば略90°方向転換され、偏光変換部60に入射し、これにより偏光変換される。
なお、上記の偏光変換部60は、複数のフライアイレンズ61aを有する第1のレンズ板61と、複数のフライアイレンズ62aを有する第2のレンズ板62とからなるフライアイインテグレータと、偏光ビームスプリッタをアレイ状に配置したPBS(Polarization Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)アレイ63と、1/2波長位相板64とから構成される。
偏光変換部60により偏光変換された光は、コンデンサーレンズ59を経て、B(青色)光を反射するダイクロイックミラー57と、R(赤色)光とG(緑色)光を反射するダイクロイックミラー58とが互いに直交するようにX型に配置されたクロスダイクロイックミラーに入射され、これらにより、入射光軸に直交し、互いに反対方向に進行するB光(図中右方へ進行)と、R光及びG光(図中左方へ進行)とに色分解される。
なお、偏光変換60から出射した光の大部分はS偏光であるが、若干のP偏光が混在している。
ダイクロイックミラー57により色分解されたB光は、ミラー55により反射され、フィールドレンズ53Bを経てプリポララリザー41を透過し、PBS用金属偏光板45に入射される。
一方、ダイクロイックミラー58により色分解されたG光及びR光は、ミラー56により反射され、G光を反射するダイクロイックミラー54に入射し、これにより、G光(図中右方へ進行)と、透過するR光(図中上方へ進行)とに色分解され、それぞれがフィールドレンズ53G、53R、プリポラライザー42、40を経て、PBS用金属偏光板43、44のそれぞれに入射される。
なお、上記のプリポラライザ40、41、42は、金属偏光板により構成され、PBS用金属偏光板43、44、45に前置されて透過光の偏光度を向上させるものである。
また、ポストポラライザ46、47、48は、金属偏光板により構成され、PBS用金属偏光板43、44、45に後置され、反射型光変調素子83、84、85で変調されず、さらにPBS用金属偏光板43、44、45で透過されずに反射してしまった光(金属偏光板に対するP偏光)を阻止し、コントラストをより向上させるために用いられるものである。
反射型光変調素子83、84、85でそれぞれ変調されたR光、G光、B光は、それぞれポストポラライザー47、46、45を介してクロスダイクロイックプリズム81で合成され、投射レンズ82方向に出射される。
特開2004−286767号広報
しかしながら、上記の画像表示においては、以下に示すような解決すべき課題が存在する。
上記の反射型光変調素子83、84、85は、画素電極基板と、透明電極基板と、これらの間に封入され、特定方向に配向処理がなされた液晶とからなる。このため、特定方向にある種の光学的な癖が存在する。この一例としては、ディスクリネーションという現象が挙げられる。これは、表示画像のエッジにおいて、ONの画素とOFFの画素との間で横方向電界し、これにより表示画像において特定方向にエッジが滲む現象である。
また、上記に示したように、3原色に対応して3個の反射型液晶素子を用いる場合、滲みが生じる方向がスクリーン上で異なると、表示画像のエッジに色の滲みが生じ、画像を劣化させてしまう。
また、クロスダイクロイックプリズム81による色合成においては、B光とR光は1回反射してからスクリーンに投影されるが、G光は反射せずにスクリーンに投影される。また、反射型光変調素子83、84、85からクロスダイクロイックプリズム81までの各経路でPBS用金属偏光板43、44、45により1回反射されるため、B光及びR光は合計2回(偶数回)反射され、G光は1回のみ反射されることとなる。つまり、B光及びR光の反射回数と、G光の反射回数とが異なり、奇数と偶数になっている。このように反射回数が奇数と偶数になっている場合、これらの画像同士はスクリーン上で反転してしまい、一致しないこととなる。
図9は、上記の反転現象を模式的に示す図であり、図の右側の●印が画像の不一致を表している。なお、画像は信号処理で反転させることは可能であるが、スクリーン上での配向方向までは反転させることができないため、エッジの滲みの方向が逆となり、画像が劣化してしまう。
特に、上記のクロスダイクロイックプリズム81を用いた場合、液晶素子上の画像の方向がスクリーン上で反転した関係となるために、エッジに色の滲みが生じ、画像が劣化してしまう。また、上記の癖の方向が逆となるために、色シェーディング等が発生してしまう。
上記の問題を解決する方法としては、反射型光変調素子を2種類用意し、これによりスクリーン上での方向を一致させる方法が挙げられる。しかし、2種類の反射型光変調素子を用意することは生産コスト等の上昇を招いてしまう。
一方、色合成を行うにあたってクロスダイクロイックプリズム81に代えてフィリップタイプのプリズムを用いた場合、反射回数がG光では0回、R光が2回(偶数回)、B光が2回となり、スクリーン上での位置を一致させることができるが、このフィリップタイプのプリズムは、プロジェクタに用いるには大型であり、コストも高く、装置自体の構造も複雑化するために実用的ではない。
また、図8に示すように、G光用の反射型光変調素子84の背面近傍をB光が通過するために、この反射型光変調素子84の背面には空間的な余裕がほとんど存在しない。変調素子の背面には、空冷用のヒートシンクを設ける必要があるが、上記の点からヒートシンクを設置する空間を確保することができない。このため、反射型変調素子84を十分に冷却できず、信頼性(耐久性)を確保することが困難となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、コストの上昇及び画像の劣化が防止され、且つ信頼性(耐久性)も確保された合成光学装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、互いに対向する一方及び他方の面を有しており、一方の面から入射する第1波長帯域の入射光のうちP偏光光を透過して他方の面から出射するとともに、他方の面へ入射するS偏光光を一方の面側とは異なる方向へ反射する第1反射型偏光板と、前記第1反射型偏光板の他方の面から出射するP偏光光を入射してこのP偏光光を画像信号で光変調して得た光変調光として他方の面側へ反射出力する第1反射型空間光変調素子と、前記第1反射型空間光変調素子から反射出力する光変調光を前記第1反射型偏光板の他方の面で反射したS偏光光変調光を入射する一方の入射面を有するプリズムと、互いに対向する一方及び他方の面を有しており、前記第1波長帯域とは異なる波長帯域である第2波長帯域の入射光のうちS偏光光をー方の面で反射するとともにこの一方の面から入射するP偏光光を前記プリズムの他方の面へ出射する第2反射型偏光板と、前記第2反射型偏光板の一方の面から反射するS偏光光を入射してこのS偏光光を画像信号で光変調して得た光変調光として一方の面側へ反射出力する第2反射型空間光変調素子と、を備え、前記プリズムにて、前記第1反射型空間光変調素子側から出射するS偏光光変調光と前記第2反射型空間光変調素子側から出射するP偏光光変調光とを合成出力することを要旨とする。
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第1及び第2の反射型空間光変調素子側から前記プリズムに出射するまでの間に光が反射される回数は、奇数の組合せ、又は反射しないか偶数の組合せであることを要旨とする。
本発明によれば、コストの上昇及び画像の劣化を防止し、且つ信頼性(耐久性)も確保された合成光学装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る合成光学装置1aの構成図である。
この合成光学装置1aは、互いに異なる波長帯域を有する第1成分光と第2成分光とを合成するためのものであり、反射型光変調素子3及び9と、反射型偏光板5及び14と、不要偏光除去用偏光板7及び12と、ダイクロイックプリズム80と、投射レンズ18とからなる。
まず、第1成分光の経路においては、反射型偏光板5をP偏光成分のみが透過し、反射型光変調素子3に入射する。
第1成分光は、変調を受けた後、反射型偏光板5に反射され、不要偏光除去用偏光板7により不要な偏光光が除去され、ダイクロイックプリズム80に入射する。
このダイクロイックプリズム80の斜面部には、第1成分光を反射し、第2成分光を透過させるための多層膜が蒸着形成されている。
一方、第2成分光の経路においては、不要偏光除去偏光板12により不要な偏光光が除去され、S偏光成分のみが反射型偏光板14により反射され、反射型光変調素子9に入射する。
第2成分光は、変調を受けた後、反射型偏光板14に反射され、不要偏光除去用偏光板ダイクロイックプリズム80に入射する。
ダイクロイックプリズム80においては、第1成分光が斜面部により反射され、外部に出射され、一方、第2成分光は斜面部を透過し、外部に出射される。これにより第1の成分光と第2の成分光とが合成される。
上記のダイクロイックプリズム80により合成された光は投射レンズ18によりスクリーン等に拡大投影される。
なお、反射型光変調素子3及び9により変調された後の反射回数は、第1成分光で2回(偶数回)、第2成分光で0回であり、奇数と偶数とにわかれておらず、2種類の成分光は●印で示したように、スクリーン上で一致する。
したがって、この合成光学装置1aを画像表示装置に用いれば、表示画像の明部と暗部のエッジで色が滲むといった画像の劣化を防止でき、高品質な画像を得ることができる。この基本的な構成は、波長帯域の異なる光を合成する場合のみならず、偏光成分の異なる光を合成する場合にも適用可能である。
また、図示するようにG光用の反射型光変調素子9をダイクロイックプリズム80と正対するように配置しているため、反射型光変調素子9の背面にヒートシンクを設置する空間を確保することができる。このため、反射型変調素子9を十分に冷却することができる。
なお、単一の光源から発せられた光を第1成分光と第2成分光とに分離させる場合には、予め光をP偏光光に変換した後、第2成分光のみを1/2波長板によりS偏光光に変換するよるようにする。また、この逆を行ってもよい。
図2は、本発明の実施例2に係る画像表示装置20bの構成図であり、図3は、図2の合成光学装置1bの詳細を示す図である。
この画像表示装置20bは、3原色光を合成し、その画像を拡大投影するためのものであり、光源50と、偏光変換部78と、コンデンサレンズ79と、ミラー34及び36と、フィールドレンズ28、29及び30と、ダイクロイックミラー32、38及び40と、補正レンズ30と、合成光学装置1bとからなる。
また、合成光学装置1bは、反射型光変調素子3、9及び26と、反射型偏光板5、14及び24と、不要偏光除去用偏光板7、12及び22と、クロスダイクロイックプリズム16と、投射レンズ18とからなる。
以下、合成光学装置1bの動作について説明する。
ランプならびに放物面鏡といった凹面鏡から構成される光源50から発せられた略平行光束の光源光(白色光)は、偏光変換部78に入射し、これにより偏光変換される。
なお、上記の偏光変換部78は、複数のフライアイレンズを有する第1のレンズ板75と、複数のフライアイレンズを有する第2のレンズ板76とからなるフライアイインテグレータと、偏光ビームスプリッタをアレイ状に配置したPBS(Polarization Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)アレイ77とから構成される。
偏光変換部78により偏光変換された光は、コンデンサーレンズ79を経て、B(青色)光を反射するダイクロイックミラー38と、R(赤色)光とG(緑色)光を反射するダイクロイックミラー40とが互いに直交するようにX型に配置されたクロスダイクロイックミラーに入射され、これらにより、入射光軸に直交し、互いに反対方向に進行するB光(図中下方へ進行)と、R光及びG光(図中上方へ進行)とに色分解される。
ダイクロイックミラー38により色分解されたB光は、ミラー36により反射され、フィールドレンズ30を経て、反射型偏光板24に入射される。
一方、ダイクロイックミラー40により色分解されたG光及びR光は、ミラー34により反射され、G光を反射するダイクロイックミラー32に入射し、これにより、G光(図中下方へ進行)と、透過するR光(図中右方へ進行)とに色分解され、それぞれがフィールドレンズ29、28を経て、PBS用金属偏光板14、15のそれぞれに入射される。
なお、この際、不要偏光除去用偏光板7、12、22により不要な偏光成分が除去される。
反射型光変調素子3、9、26により変調されたR光、G光、B光は、クロスダイクロイックプリズム81で合成され、投射レンズ32方向に出射される。
上記の従来技術では、●印で示した成分光がスクリーン上で一致していなかったが、本実施例においては、図3に示すように、3原色光が一致している。
本実施例では、上記のように、R光及びB光については、反射型偏光板5もしくは24に反射された光を合成対象とするのに対し、G光のついてのみ、反射型偏光板14を透過した光を合成対象とする。
反射型光変調素子3、9及び26から投射レンズ18までの経路における光の反射回数は、R光及びB光が2回(偶数回)、G光が0回となっており、いずれも偶数か零である。このため、画像方向がスクリーン上で一致することとなり、エッジの滲みといった画像劣化が生じることを防止できる。
なお、反射型光変調素子9から投射レンズ18までの経路は、画像を含む結像経路であり、傾斜配置されている反射型偏光板14を通過するため、非点収差が発生し、スクリーンに投影される画像の解像度が著しく低下する場合がある。このため、本実施例においては、補正レンズ33を設け、これによりG光の解像度を補正している。このため、高い解像度を得ることができる。
また、反射型偏光板5、14、24は、ガラス製の基板上に金属の一方格子を形成させたものであり、これにおけるコントラストを向上させるには、その光の出射側、つまりクロスダイクロイックプリズム16の前に上記の不要偏光除去用偏光板7、12及び22を設ければよい。
なお、図2及び図3においては、不要偏光除去用偏光板7、12及び22と、ダイクロイックプリズム16とが離隔配置されている場合を示したが、これに限定されず、両者を密着させ、ダイクロイックプリズム16に熱を効率よく逃がす構成としてもよい。
また、不要偏光除去用偏光板は、光が透過する際に使用する方が良好なコントラストを得ることができるため、G光用の不要偏光除去用偏光板12を廃した構成とすることもできる。
また、投影する光束の偏光方向を一致させるために、G光用の不要偏光除去用偏光板12の前または後ろに1/2波長板を設け、RGB3色の偏光方向を一致させる構成とすることもできる。
例えば、偏光方向が色ごとで異なり、さらにスクリーンの偏光特性んも異なる場合、色シェーディング(色ムラ)が生じることがあり、リアプロジェクタ用のスクリーンは、光の入射角度が急であるために、その問題が顕著となる。
しかしながら、上記のように偏光方向を一致させることにより色ムラのない画像を実現できる。
図4は、本発明の実施例3に係る合成光学装置1cを有する画像表示装置20cの構成図である。この画像表示装置20cは、上記の画像表示装置20bに変更を加えたものであり、この装置20bにおいては、R光及びB光については反射型偏光板5もしくは24を反射した光を合成対象とし、G光については反射型偏光板14を透過した光を合成対象とする場合を示したが、本実施例の画像表示装置20cにおいては、R光およびB光については反射型偏光板5もしくは24を透過した光を合成対象とし、G光については反射型偏光板14を反射した光を合成対象とする。
したがって、反射回数はR光、G光、B光の全てが1回(奇数回)となり、画像劣化が生じることを防止できる。
前記のようにR光及びB光については、反射型偏光板5もしくは24を透過した光を合成対象とするため、これらに上記の非点収差が発生する場合がある。このため、本実施例においては、R光の解像度を収差による変動を見越して予め補正する補正レンズ60と、B光の解像度を収差による変動を見越して予め補正する補正レンズ62を設けている。
なお、G光については反射型偏光板14を反射した光を合成対象とするため、図2及び図3に示した補正レンズ33は必要としない。
図5は、本発明の実施例4に係る合成光学装置1dを有する画像表示装置20dの構成図である。この画像表示装置20dは、上記の画像表示装置20b及び20cに変更を加えたものであり、RGBの各光を偏光させる偏光手段として、上記の反射型偏光板5、14及び24に代えて、PBSプリズム70、72及び74を設けた場合を示している。
図示するように、R光と、B光については、プリズムにより反射された光が合成対象となり、G光については、透過した光が合成対象となる。
したがって、反射回数はR光及びB光が2回(偶数回)、G光が0回となり、画像劣化が生じることを防止できる。
なお、PBSプリズム70、72及び74には、非点収差が生じないため、上記の補正レンズ33、60及び62は必要とせずに高い解像度を得ることもできる。
また、上記の不要偏光除去用偏光板7及び22に加えて、PBSプリズム72の光の出射側には不要偏光除去用偏光板68が新たに設けられており、これによりコントラストを向上させることができる。
また、図示するような配置をとることにより反射型光変調素子9の背面にヒートシンクの設置に必要な空間を確保でき、信頼性(耐久性)を向上できる。
図6は、本発明の実施例5に係る合成光学装置1eを有する画像表示装置20eの構成図である。この画像表示装置20eは、上記の画像表示装置20dに変更を加えたものであり、図示するように、R光と、B光については、プリズムを透過した光が合成対象となり、G光については、反射した光が合成対象となる。
したがって、反射回数はR光、G光、B光の全てが1回(奇数回)となり、画像劣化が生じることを防止できる。
このような構成を有する合成光学装置1eは、上記の合成光学装置1dと同様に、コントラストと信頼性(耐久性)を向上できる。
なお、上記の合成光学装置1aから1eに加えて、これを有する上記の画像表示20aから20eも本発明の範囲に含まれる。
以上のとおり本発明においては、反射型光変調素子から投射レンズまでの経路における光の反射回数を「零または偶数」、「全て奇数」とすることにより、投影される画像の方向を一致させるため、高品質な画像を得られる。
また、反射型光変調素子も同一種類のものを複数個用意すればよういので、コストの上昇を抑制できる。
また、反射型光変調素子の背面に冷却のためのヒートシンクを設置するための十分な空間を確保できるため、信頼性(耐久性)も向上できる。
本発明の実施例1に係る合成光学装置の構成図である。 本発明の実施例2に係る画像表示装置の構成図である。 図2の合成光学装置の詳細を示す図である。 本発明の実施例3に係る画像表示装置の構成図である。 本発明の実施例4に係る画像表示装置の構成図である。 本発明の実施例5に係る画像表示装置の構成図である。 従来の画像表示装置の構成図である。 従来の合成光学装置の問題点を説明するための図である。 従来の画像表示装置の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1a、1b、1c、1d、1e 合成光学装置
3、9、26 反射型光変調素子
5、14、24 反射型偏光板
7、12、22、68 不要偏光除去用偏光板
16 クロスダイクロイックプリズム
18 投射レンズ
20b、20c、20d、20e 画像表示装置
28、29、30 フィールドレンズ
32、38、40 ダイクロイックミラー
33、60、62 補正レンズ
34、36 ミラー
50 光源
70、72、74 PBSプリズム
75、76 レンズ板
77 PBSアレイ
78 偏光変換部
79 コンデンサレンズ
80 ダイクロイックプリズム

Claims (2)

  1. 互いに対向する一方及び他方の面を有しており、一方の面から入射する第1波長帯域の入射光のうちP偏光光を透過して他方の面から出射するとともに、他方の面へ入射するS偏光光を一方の面側とは異なる方向へ反射する第1反射型偏光板と、
    前記第1反射型偏光板の他方の面から出射するP偏光光を入射してこのP偏光光を画像信号で光変調して得た光変調光として他方の面側へ反射出力する第1反射型空間光変調素子と、
    前記第1反射型空間光変調素子から反射出力する光変調光を前記第1反射型偏光板の他方の面で反射したS偏光光変調光を入射する一方の入射面を有するプリズムと、
    互いに対向する一方及び他方の面を有しており、前記第1波長帯域とは異なる波長帯域である第2波長帯域の入射光のうちS偏光光をー方の面で反射するとともにこの一方の面から入射するP偏光光を前記プリズムの他方の面へ出射する第2反射型偏光板と、
    前記第2反射型偏光板の一方の面から反射するS偏光光を入射してこのS偏光光を画像信号で光変調して得た光変調光として一方の面側へ反射出力する第2反射型空間光変調素子と、
    を備え、
    前記プリズムにて、前記第1反射型空間光変調素子側から出射するS偏光光変調光と前記第2反射型空間光変調素子側から出射するP偏光光変調光とを合成出力することを特徴とする合成光学装置。
  2. 前記第1及び第2の反射型空間光変調素子側から前記プリズムに出射するまでの間に光が反射される回数は、奇数の組合せ、又は反射しないか偶数の組合せであることを特徴とする請求項1記載の合成光学装置。
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