JP2007170937A - 内部温度簡易測定具 - Google Patents

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Takeshi Odashiro
健 小田代
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JIIKUESUTO KK
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Abstract

【課題】加工対象である食材などの被測定物内部の温度を測定出来る使い捨て可能な簡易な測定具は見当らず、加熱作業時の品質維持、能率化、コストダウンの障害となっていた。
【構成】棒状をなした被測定物挿入片2とその一方の端末に形成された頭部3とからなる測定具本体1の前記被測定物挿入片2の側面に、あらかじめ設定された任意の温度で融解するワックスを粉末状に粉砕したものと適量の粘ちょう剤と溶剤とを混練したワックス混合物を塗布して不透明なワックス感温層5を形成せしめて内部温度簡易測定具を構成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は内部温度簡易測定具、詳しくは、食品などの被測定物の内部に挿入してその内部温度を測定することが出来る簡易な温度測定具に関するものである。
製品の加工作業中の温度管理は、あらゆる産業分野において極めて重要であることは言うまでもないが、特に食品産業においてその重要性は格段に高い。
「茶碗蒸し」製品の製造を例にとれば、加熱工程においては、テスト用に加熱前の「茶碗蒸し」素材を用意し、テスト的に加熱ラインを通過させ、「茶碗蒸し」素材の内部の煮え状態から適正な加熱温度を知り、加熱ラインの加熱温度をその温度に設定した後、実際の加工品を加熱ラインに流し、加熱作業を行う様にしている。
又、所謂ファミリーレストランと称されている大型レストランやチェーン展開している居酒屋チェーン店などにおいては、そこで提供される焼き魚料理は、あらかじめ本部の加工場においてその表面に焦げ目を入れ、魚体内は未加熱の状態で各店舗に配送し、焼き魚料理の注文があったときは、その焦げ目の付いた魚体を電子レンジ等で加熱して客に提供することが行われている。これは、調理について専門的訓練を受けていないパート従業員などでも一定の品質の料理を提供出来る様にする為に案出されたシステムである。
特願2004−208311 なし
「茶碗蒸し」製造、焼き魚の加熱、いずれの場合も、加熱温度の適正値を知ることは極めて重要であるが、実際上はなかなかむずかしく、「茶碗蒸し」製造の際には何回かテスト的な加熱作業を繰り返して試行錯誤的に適正値を見付け出しており、焼き魚の加熱の際には魚体内部に温度計を挿入して内部温度を知ることにより、内部の焼け具合を調整することが行われていた。
しかし、いずれの場合にも勘や経験に頼ることが多く、品質にばらつきが生じやすく、品質の向上を図ろうとすると生産性の低下及びコストの上昇は避けられなかった。
本発明は、この様な加工作業の際の温度管理を簡単かつ正確しかも低コストで実施出来る簡易な温度測定具を提供すべく鋭意研究を行った結果、ワックスの不可逆的な温度感知作用を利用した便利な内部温度簡易測定具を開発することに成功し、本発明としてここに提案するものである。
棒状をなした被測定物挿入片2とその一方の端末に形成された頭部3とからなる測定具本体1の前記被測定物挿入片2の側面に、あらかじめ設定された任意の温度で融解するワックスを粉末状に粉砕したものと適量の粘ちょう剤と溶剤とを混練したワックス混合物を塗布して不透明なワックス感温層5を形成せしめて内部温度簡易測定具を構成することにより、上記課題を解決した。又この際、ワックス感温層5の上面を透明フィルム6によって被覆しても良い。
各種食材などの被測定物に被測定物挿入片2を差し込んで、その内部温度を測定するものであるが、被測定物挿入片2が差し込まれている部位があらかじめ設定された設定温度を超えると、ワックス感温層5を構成している粉末状のワックスは融解し、相互に集合して液状のワックスになり、この相の変化によってそれまで不透明白色であったワックス感温層5は透明に変化し、被測定物挿入片2の地色が透けて見えるようになり、これにより設定温度超過の事実を表示することになる。なお、一旦設定温度を超えた後、温度が低下した場合には、ワックス感温層5を形成しているワックスは液体から固体に相が再び変化するが、粉末状に戻ることはないので、固体になっても透明な状態に変化はない。従って、それぞれ設定温度の異なる何種類かの内部温度簡易測定具を用意しておき、「茶碗蒸し」製品のテスト加熱の際には「茶碗蒸し」素材内にこれを挿入しておけば、容易に適正な加熱温度を知ることが出来る。又、焼き魚の電子レンジによる加熱作業の際にも、これを魚体に差し込んでおけば、その変化によって魚体内の加熱状態を正確に知ることが出来、過加熱や加熱不足(生煮え)を防ぐことが出来る。
又、この挿入用簡易測定具は、従来の温度計の様に目盛りの数値を読み取るのではなく、単に被測定物挿入片2の色の変化によって設定温度超過の事実を知るので、読み間違いが発生する余地は全くなく、錯綜した忙しい作業場においても容易に温度を確認出来ると共に、パート従業員など未熟練者でも簡単に使いこなすことが可能である。
しかも、極めて簡単な構造であり、一個当りの製造コストも非常に低く、一回限りの使い捨てが可能なので、極めて衛生的であり、各種食品類の温度測定の為には特に有効である。
棒状をなした被測定物挿入片2に、設定温度超過の際に不透明から透明に変化するワックス感温層5を形成せしめた点に最大の特徴が存する。
図1はこの発明に係る内部温度簡易測定具の実施例1の正面図、図2は図1における矢視A−A線拡大断面図である。
図中1は測定具本体であり、扁平した棒状の被測定物挿入片2とその一方の端末に形成された幅の広い頭部3とからなっており、これらは所望の色に着色された合成樹脂により一体的に形成されている。又、頭部3にはこの内部温度簡易測定具の感知温度が数字、記号、あるいは色彩など適宜手段で表示されている。そして、この被測定物挿入片2の先端4は各種食材などの被測定物に差し込みやすくする為、尖っている。
更に、前記被測定物挿入片2の側面に、あらかじめ設定された任意の温度で融解するワックスを粉末状に粉砕したものと適量の粘ちょう剤と溶剤とを混練したワックス混合物が塗布され、不透明なワックス感温層5が形成されている。なお、この実施例においては、ワックス感温層5は被測定物挿入片2の一方の面のみに形成したが、図3に示すものの様に、表裏両面に形成しても良いことはもちろんである。
このワックス混合物自体は本出願人が特願2004−208311において提案したものと全く同じであり、粘ちょう剤としてエチルセルロースを、溶剤としてブタノールをそれぞれ用い、直鎖状炭化水素を主体とした固体状のワックス約41重量パーセント、エチルセルロース約4重量パーセント、ブタノール約55重量パーセントをボールミルに入れ、約70時間粉砕混練して不透明状態を呈するワックス混合物としたものである。
なお、このワックス混合物に用いるワックスは、本来透明か半透明な性状を有しているが、ボールミルによって粉末状に粉砕されており、この粉末状のワックスの集合体は、光を透過させずに乱反射させるので、不透明でかつ白色の状態を呈している。又、粘ちょう剤としてのエチルセルロースは、粉末状のワックスを相互に結合させるバインダーの役を担っており、粉末状のワックスを被測定物挿入片2の側面に定着させ、ワックス感温層5を形成させている。
ちなみに、ボールミルにおける粉砕混練が終了したワックス混合物は、ドロドロした粘性を有する流動物状を呈しており、これを被測定物挿入片2の側面に塗布した後、一定時間放置すると、ワックス混合物中の溶剤であるブタノールが蒸発し、被測定物挿入片2には白色なワックス感温層5が形成される。この実施例1においては、粘ちょう剤としてエチルセルロース、溶剤としてブタノールを用いたが、それ以外の物質を用いても良いことはもちろん、その配合割合もこの実施例1の場合に限らないのはもちろんである。
なお、上記実施例においては、ワックス感温層5がそのまま露出しているが、図4に示すものの様に、ワックス感温層5の上面を透明フィルム6で被覆せしめても良く、この様にすることにより測定作業中にワックスが各種食材などの被測定物中に溶出することを完全に防ぐことが出来る。
この実施例1は上記の通りの構成を有するものであり、各種食材などの被測定物に被測定物挿入片2を差し込んで、その内部温度を測定するものであるが、被測定物挿入片2が差し込まれている部位があらかじめ設定された設定温度を超えると、ワックス感温層5を構成している粉末状のワックスは融解し、相互に集合して液状のワックスになり、この相の変化によってそれまで不透明白色であったワックス感温層5は透明に変化し、被測定物挿入片2の地色が透けて見える様になり、これにより設定温度超過の事実を表示することになる。なお、一旦設定温度を超えた後、温度が低下した場合には、ワックス感温層5を形成しているワックスは液体から固体に相が再び変化するが、粉末状に戻ることはないので、固体になっても透明な状態に変化はない。
従って、それぞれ設定温度の異なる何種類かの内部温度簡易測定具を用意しておき、「茶碗蒸し」製品のテスト加熱の際には「茶碗蒸し」素材内にこれを挿入しておけば、容易に適正な加熱温度を知ることが出来る。又、焼き魚の電子レンジによる加熱作業の際にも、これを魚体に差し込んでおけば、その変化によって魚体内の過熱状態を正確に知ることが出来、過加熱や加熱不足(生煮え)を防ぐことが出来る。
又、この挿入用簡易測定具は従来の温度計の様に目盛りの数値を読み取るのではなく、単に被測定物挿入片2の色の変化によって設定温度超過の事実を知るので、読み間違いが発生する余地は全くなく、錯綜した忙しい作業場においても容易に温度を確認出来ると共に、パート従業員など未熟練者でも簡単に使いこなすことが可能である。しかも、極めて簡単な構造であり、一個当りの製造コストも非常に低く、一回限りの使い捨てが可能なので、極めて衛生的であり、各種食品類の温度測定の為には特に有効である。
食品加工や調理の際に大いに利用価値がある。
この発明に係る内部温度簡易測定具の実施例1の正面図。 図1における矢視A−A線拡大断面図。 ワックス感温層5を被測定物挿入片2の表裏両面に形成させた実施例の拡大断面図。 ワックス感温層5の上面に透明フィルム6を被覆せしめた実施例の拡大断面図。
符号の説明
1 測定具本体
2 被測定物挿入片
3 頭部
4 先端
5 ワックス感温層
6 透明フィルム








Claims (2)

  1. 棒状をなした被測定物挿入片2とその一方の端末に形成された頭部3とからなる測定具本体1の前記被測定物挿入片2の側面に、あらかじめ設定された任意の温度で融解するワックスを粉末状に粉砕したものと適量の粘ちょう剤と溶剤とを混練したワックス混合物を塗布して不透明なワックス感温層5を形成せしめたことを特徴とする内部温度簡易測定具。
  2. ワックス感温層5の上面が透明フィルム6によって被覆されていることを特徴とする請求項1記載の内部温度簡易測定具。

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000503394A (ja) * 1996-01-16 2000-03-21 リービ オー ハンス 迅速温度検出装置
JP2002519691A (ja) * 1998-07-01 2002-07-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハロゲン化芳香族化合物を封じ込めるためのフィルムおよびそれを用いたデバイス
JP2005291825A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd 不可逆性温度管理材

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