JP3183748U - 食事用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】即席食品の食べ頃の判断を支援するための食事用具を提供する。
【解決手段】フォーク10は、合成樹脂から構成された本体部11を備える。この本体部11には、表示部12が設けられている。本体部11を構成する合成樹脂には、感熱変色材が添加されている。この感熱変色材の性質により、本体部11の各領域で閾値温度を超えた場合、その領域の部分が色変わりする。表示部12は、本体部11の熱伝導により、予め定められた待機時間に、閾値温度を超える位置に設ける。フォーク10を食品容器に挿入し、表示部12が外部に露出するように配置し、熱湯を注ぐ。待機時間の経過後には、表示部12が設けられた領域が閾値温度に達して、色変わりすることにより、即席食品の食べ頃を表示する。
【選択図】図2
【解決手段】フォーク10は、合成樹脂から構成された本体部11を備える。この本体部11には、表示部12が設けられている。本体部11を構成する合成樹脂には、感熱変色材が添加されている。この感熱変色材の性質により、本体部11の各領域で閾値温度を超えた場合、その領域の部分が色変わりする。表示部12は、本体部11の熱伝導により、予め定められた待機時間に、閾値温度を超える位置に設ける。フォーク10を食品容器に挿入し、表示部12が外部に露出するように配置し、熱湯を注ぐ。待機時間の経過後には、表示部12が設けられた領域が閾値温度に達して、色変わりすることにより、即席食品の食べ頃を表示する。
【選択図】図2
Description
本考案は、食べ頃を表示し得る食事用具に関するものである。
樹脂製容器に、調理済食品(例えば、麺)を乾燥して収納し、その容器開口に蓋を貼着して密封した即席食品が販売されている。この即席食品では、蓋の一部を剥がして容器内に熱湯を注いで、一定時間(例えば3分後)の経過後、蓋を剥がして食する。このような即席食品においては、熱湯を取り扱うため、食物の温度を知るための食事用具が検討されている(例えば、特許文献1を参照)。この文献に記載された技術においては、食事用具は食物温度検出機構を備える。
また、剥がした蓋の一部を閉めるとともに、食べ頃時間を知らせる蓋止め具が検討されている(例えば、特許文献2を参照)。この文献に記載された蓋止め具においては、容器内に麺を入れ、その容器開口に蓋を貼着して密封し、蓋の一部を剥がして容器内に湯を注いで食するカップ麺の剥がした蓋の一部を容器に固定する。この蓋止め具は、容器の縁に蓋上部を嵌着されて蓋上部を容器に固定する係止部と、その係止部に連続して形成され、容器、蓋から伝熱される表示部とから成り、その表示部は、伝熱により変色して麺の食する温度になったことを表示する。
即席食品においては、熱湯を注いでからの待機時間の管理が大切である。この待機時間の管理を怠ると、味や食感が悪くなる。しかしながら、特許文献1においては、即席食品の食べ頃を判断することができない。また、特許文献2においては、蓋止め具は食事中に使われないため、その管理が必要となる。
本考案は、即席食品の食べ頃の判断を支援するための食事用具を提供することにある。
(1)上記課題を解決する食事用具は、食品容器内の湯に浸して、この湯の熱を伝導する棒状部と、湯面位置から、予め定められた待機時間の熱伝導により閾値温度に達する位置に、前記閾値温度で色変わりする表示部とを設けたことを特徴とする。これにより、即席食品の待機時間を計測するとともに、食事の際に使用することができる。更に、食品容器内の湯に浸されるので、湯そのものを色変わりの熱源として利用することができる。
(2)上記食事用具について、棒状部に、湯面位置を特定するマーカを更に設けることが好ましい。これにより、的確な待機時間を計測するタイマとして利用することができる。
(3)上記食事用具について、前記棒状部において、前記食品容器内の湯面に合わせるための、複数の待機時間に対応させた複数の目盛りを設けることが好ましい。これにより、待機時間が異なる即席食品に利用することができる。
(3)上記食事用具について、前記棒状部において、前記食品容器内の湯面に合わせるための、複数の待機時間に対応させた複数の目盛りを設けることが好ましい。これにより、待機時間が異なる即席食品に利用することができる。
(4)上記食事用具について、前記棒状部に、食品容器の縁部に固定する固定部を更に設けることが好ましい。これにより、食品容器内への脱落を抑制することができる。
(5)上記食事用具について、前記棒状部において、折り曲げ部を更に設け、前記折り曲げ部を折り曲げた状態の一端を前記固定部として機能させることが好ましい。これにより、棒状部自身で、食品容器内への脱落を抑制することができる。
(6)上記食事用具について、前記棒状部を、第1箸材と第2箸材とにより構成し、前記第1箸材と前記第2箸材とを、熱伝導の速度を変更して構成し、前記第1箸材及び前記第2箸材に前記表示部を設けたことが好ましい。これにより、各第1箸材と第2箸材に設けた表示部において、異なる待機時間で色変わりさせることができる。
(7)上記食事用具について、前記第1箸材と前記第2箸材を結合する結合具を更に設け、前記結合具は、一方の箸材に対して、他方の箸材を容器蓋に固定可能な角度で結合することが好ましい。これにより、一方の箸材で待機時間を計測しながら、他方の箸材で蓋を固定することができる。
本考案によれば、即席食品の食べ頃の判断を支援することができる。
(第1の実施形態)
以下、本考案を具体化した食事用具の一実施形態を図1、図2にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施形態では、食事用具としてのフォーク10について説明する。フォーク10は、合成樹脂から構成された棒状の本体部11(棒状部)を備える。この本体部11には、表示部12、湯マーカ13が設けられている。
以下、本考案を具体化した食事用具の一実施形態を図1、図2にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施形態では、食事用具としてのフォーク10について説明する。フォーク10は、合成樹脂から構成された棒状の本体部11(棒状部)を備える。この本体部11には、表示部12、湯マーカ13が設けられている。
本体部11を構成する合成樹脂には、感熱変色材が添加されている。合成樹脂としては、アクリル、ポリアミド、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、アルキド、ポリ塩化ビニル、熱可塑性ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、或いは、エポキシ、熱硬化性アクリルメラミン、不飽和ポリエステル、フェノール系樹脂などの熱硬化性樹脂を使用することができる。感熱変色材は、熱により所定の温度(閾値温度)を超えた場合に変色する材料である。感熱変色材は、(a)熱によって、常温色である無色から有色に発色する材料、(b)常温色である有色から無色に消色(退色)する材料、(c)常温色である有色から別の有色に変色する材料のいずれも包含する。感熱変色材には、例えば、電子供与性化合物及び電子受容性化合物を含むものを用いることができる。
この感熱変色材により、本体部11の各部分が閾値温度を超えた場合、この部分が色変わりする。例えば、本体部11の先端部が熱湯(熱源)に浸した場合、この先端部が閾値温度を超えるため、色変わりする。そして、本体部11において、熱伝導により閾値温度を超えた領域が、同様に色変わりしていく。
表示部12は、色変わりにより即席食品の食べ頃を示す目印である。本実施形態では、常温では、表示部12は、本体部11と同色であり、表示部12の周囲の領域が閾値温度を超えた場合に色変わりすることにより、食べ頃を示す。なお、表示部12の周囲の領域が閾値温度を超えた場合に、本体部11自身が色変わりするようにしてもよい。湯マーカ13は、フォーク10を熱湯に浸す位置を示す目印である。表示部12は、本体部11の熱伝導により、予め定められた時間(ここでは待機時間)に、閾値温度を超える位置に設ける。例えば、本体部11の先端部から湯マーカ13の位置まで熱湯に浸した場合、この先端部(熱源)からの熱伝導により、待機時間(例えば3分)で閾値温度を超える位置に貼付する。
ここで、図2に示すように、例えば即席麺等の乾燥食材90が入った食品容器91に、熱湯BWを注いで調理する場合を想定する。
食品容器91内で湯面となる位置と、湯マーカ13とが一致するようにフォーク10を投入して、蓋部92を閉じる。この場合、フォーク10の本体部11の一部が、食品容器91と蓋部92との隙間から外部に露出するようにしておく。
食品容器91内で湯面となる位置と、湯マーカ13とが一致するようにフォーク10を投入して、蓋部92を閉じる。この場合、フォーク10の本体部11の一部が、食品容器91と蓋部92との隙間から外部に露出するようにしておく。
図2(a)に示すように、フォーク10の投入時には、フォーク10の本体部11は、常温色となっている。その後、湯面となる位置まで熱湯を注ぐと、本体部11において熱湯に浸された部分はすぐに色変わりする。そして、本体部11において、熱湯からの熱伝導により、色変わりした領域が湯面から上方へと広がっていく。
図2(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部12が設けられた領域も閾値温度に達する。
図2(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部12が設けられた領域も閾値温度に達する。
(作用)
フォーク10において、本体部11の熱伝導により閾値温度を超えた領域が色変わりする。そして、熱の伝導速度と熱源(湯マーカ13の位置)からの距離により、色変わりにより経過時間を表わすことができる。
フォーク10において、本体部11の熱伝導により閾値温度を超えた領域が色変わりする。そして、熱の伝導速度と熱源(湯マーカ13の位置)からの距離により、色変わりにより経過時間を表わすことができる。
上記実施形態の食事用具によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、本体部11を構成する合成樹脂には、感熱変色材が添加されている。そして、本体部11の熱伝導により、予め定められた時間(ここでは待機時間)に、閾値温度を超える位置に表示部12を設ける。これにより、食事用具により、即席食品のでき上がり具合を容易に判断することができる。更に、この食事用具(フォーク10)を用いて、食事を行なうことができる。更に、フォーク10は、食品容器内の熱湯BWに浸されるので、熱湯BWそのものを色変わりの熱源として利用することができる。
(1)上記実施形態では、本体部11を構成する合成樹脂には、感熱変色材が添加されている。そして、本体部11の熱伝導により、予め定められた時間(ここでは待機時間)に、閾値温度を超える位置に表示部12を設ける。これにより、食事用具により、即席食品のでき上がり具合を容易に判断することができる。更に、この食事用具(フォーク10)を用いて、食事を行なうことができる。更に、フォーク10は、食品容器内の熱湯BWに浸されるので、熱湯BWそのものを色変わりの熱源として利用することができる。
(2)上記実施形態では、本体部11には、湯マーカ13が設けられている。これにより、湯面(熱源の位置)と湯マーカ13とを一致させて、熱源と表示部12との距離を一定にすることにより、色変わりに要する待機時間を的確に表示することができる。
(第2の実施形態)
次に、本考案を具体化した食事用具の第2の実施形態を図3、図4にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の食事用具の本体部を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本考案を具体化した食事用具の第2の実施形態を図3、図4にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の食事用具の本体部を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図3に示すように、食事用具としてのフォーク20について説明する。フォーク20は、感熱変色材が添加されている合成樹脂から構成された棒状の本体部21(棒状部)を備える。この本体部21には、表示部22が設けられている。この表示部22は、第1実施形態と同様に、色変わりにより即席食品の食べ頃を示す目印であり、本体部21の熱伝導により、予め定められた時間(待機時間)に所定の温度(閾値温度)に達する位置に設ける。
本実施形態では、本体部21は、折り曲げ部21aにおいて、先端部21bと把持部21cとに折り曲げることができるように構成されている。この折り曲げ部21aは、食品容器91に注がれた熱湯の湯面位置から表示部22までの距離が待機時間に対応するようにフォーク20を配置させたときに、食品容器91の縁部に当接する位置に設ける。
ここでも、図4に示すように、乾燥食材90が入った食品容器91に、熱湯BWを注いで調理する場合を想定する。
図4(a)に示すように、フォーク20の本体部21を、折り曲げ部21aにおいて、折り曲げる。そして、先端部21b側を食品容器91内に挿入する。一方、把持部21c側は、食品容器91と蓋部92との隙間から外部に露出するようにする。この場合、折り曲げ部21aが、食品容器91の縁部に当接するように配置されることにより、固定部として機能する。
図4(a)に示すように、フォーク20の本体部21を、折り曲げ部21aにおいて、折り曲げる。そして、先端部21b側を食品容器91内に挿入する。一方、把持部21c側は、食品容器91と蓋部92との隙間から外部に露出するようにする。この場合、折り曲げ部21aが、食品容器91の縁部に当接するように配置されることにより、固定部として機能する。
この場合、熱湯の注入前には、フォーク20の本体部21は、常温色である。熱湯が注がれると、本体部21において、色変わり領域が熱湯に浸された部分から上方に広がっていく。
そして、図4(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部22が設けられた領域も閾値温度に達する。
そして、図4(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部22が設けられた領域も閾値温度に達する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果(1)に加えて以下の効果を得ることができる。
(3)第2の実施形態では、フォーク20の本体部21は折り曲げ部21aを備えている。そして、使用時には、食品容器91内に先端部21bを挿入し、折り曲げ部21aにおいて本体部21を折り曲げて、把持部21cを食品容器91の縁部に載置する。これにより、先端部21bと把持部21cとの角度により、食品容器91内へのフォーク20の脱落を防止することができる。
(3)第2の実施形態では、フォーク20の本体部21は折り曲げ部21aを備えている。そして、使用時には、食品容器91内に先端部21bを挿入し、折り曲げ部21aにおいて本体部21を折り曲げて、把持部21cを食品容器91の縁部に載置する。これにより、先端部21bと把持部21cとの角度により、食品容器91内へのフォーク20の脱落を防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、本考案を具体化した食事用具の第3の実施形態を図5、図6にしたがって説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態の食事用具としてフォークの代わりに、串に適用した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本考案を具体化した食事用具の第3の実施形態を図5、図6にしたがって説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態の食事用具としてフォークの代わりに、串に適用した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図5に示すように、食事用具としての串30について説明する。この串30は、感熱変色材が添加されている合成樹脂から構成された棒状の本体部31(棒状部)を備える。この本体部31には、表示部32、掛止部33が設けられている。この表示部32は、第1実施形態と同様に、色変わりにより即席食品の食べ頃を示す目印であり、本体部31の熱伝導により、予め定められた時間(待機時間)に所定の温度(閾値温度)に達する位置に設ける。掛止部33は、食品容器91の縁部に串30を引っ掛けるための部材(固定部)である。この掛止部33は、食品容器91に注がれた熱湯の湯面位置から表示部32までの距離が待機時間に対応するように串30を配置させたときに、食品容器91の縁部に引っかかる位置に設ける。
ここでも、図6に示すように、乾燥食材90が入った食品容器91に、熱湯BWを注いで調理する場合を想定する。
図6(a)に示すように、串30の本体部31を、食品容器91内に挿入する場合、掛止部33を食品容器91の縁部に引っ掛ける。
図6(a)に示すように、串30の本体部31を、食品容器91内に挿入する場合、掛止部33を食品容器91の縁部に引っ掛ける。
この場合にも、熱湯の注入前には、本体部31は、常温色であるが、熱湯が注がれると、本体部31において、色変わり領域が熱湯に浸された部分から上方に広がっていく。
そして、図6(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部32が設けられた領域も閾値温度に達する。
そして、図6(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部32が設けられた領域も閾値温度に達する。
従って、第3の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果(1)と同様な効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(4)第3の実施形態では、本体部31には、掛止部33が設けられている。そして、使用時には、掛止部33を食品容器91の縁部に引っ掛ける。これにより、食品容器91内への串30の脱落を防止することができる。
(5)上記実施形態では、串30は、棒状の本体部31を備える。これにより、食品容器91内への挿入が容易である。
(4)第3の実施形態では、本体部31には、掛止部33が設けられている。そして、使用時には、掛止部33を食品容器91の縁部に引っ掛ける。これにより、食品容器91内への串30の脱落を防止することができる。
(5)上記実施形態では、串30は、棒状の本体部31を備える。これにより、食品容器91内への挿入が容易である。
(第4の実施形態)
次に、本考案を具体化した食事用具の第4の実施形態を図7、図8にしたがって説明する。なお、第4の実施形態は、第3の実施形態の食事用具の本体部を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本考案を具体化した食事用具の第4の実施形態を図7、図8にしたがって説明する。なお、第4の実施形態は、第3の実施形態の食事用具の本体部を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図7に示すように、食事用具としての串30について説明する。串30は、合成樹脂から構成された棒状の本体部31を備える。この本体部31には、表示部32、掛止部33が設けられている。
この本体部31には、時間目盛31a,31b,31cが設けられている。更に、本体部31には、摺動可能なスライダ35が設けられている。
この表示部32は、第3実施形態と同様に、所定の温度(閾値温度)に達した場合に、その周囲が色変わりする。各時間目盛31a,31b,31cは、各目盛の位置まで熱湯に浸されたときに表示部32が所定の温度(閾値温度)に達する時間に基づいて配置される。具体的には、表示部32から遠い位置にある時間目盛の方が、長い熱伝導時間を要し、その分、長い待機時間のタイマとして利用できる。例えば、時間目盛31cは「5分」、時間目盛31bは「4分」、時間目盛31aは「3分」のように設定する。
この表示部32は、第3実施形態と同様に、所定の温度(閾値温度)に達した場合に、その周囲が色変わりする。各時間目盛31a,31b,31cは、各目盛の位置まで熱湯に浸されたときに表示部32が所定の温度(閾値温度)に達する時間に基づいて配置される。具体的には、表示部32から遠い位置にある時間目盛の方が、長い熱伝導時間を要し、その分、長い待機時間のタイマとして利用できる。例えば、時間目盛31cは「5分」、時間目盛31bは「4分」、時間目盛31aは「3分」のように設定する。
そして、即席食品の待機時間に合わせて、スライダ35を摺動させる。
図8(a)に示すように、串30の本体部31を、食品容器91内に挿入する場合、スライダ35が乾燥食材90上に載る位置に、串30を配置する。この場合、掛止部33を食品容器91の縁部に出しておく。これにより、スライダ35がずれた場合にも、食品容器91内への串30の脱落を防止することができる。
図8(a)に示すように、串30の本体部31を、食品容器91内に挿入する場合、スライダ35が乾燥食材90上に載る位置に、串30を配置する。この場合、掛止部33を食品容器91の縁部に出しておく。これにより、スライダ35がずれた場合にも、食品容器91内への串30の脱落を防止することができる。
この場合にも、熱湯の注入前には、本体部31は、常温色であるが、熱湯が注がれると、本体部31において、色変わり領域が熱湯に浸された部分から上方に広がっていく。
そして、図8(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部32が設けられた領域も閾値温度に達する。
そして、図8(b)に示すように、所定の待機時間(3分)の経過後には、表示部32が設けられた領域も閾値温度に達する。
従って、第4の実施形態によれば、第3の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(6)第4の実施形態では、本体部31には、時間目盛31a,31b,31c、スライダ35が設けられている。そして、使用時には、即席食品の待機時間に合わせて、スライダ35を摺動させる。これにより、即席食品は、内容物によって待機時間が異なるが、複数の待機時間を計るためのタイマとして利用することができる。
(6)第4の実施形態では、本体部31には、時間目盛31a,31b,31c、スライダ35が設けられている。そして、使用時には、即席食品の待機時間に合わせて、スライダ35を摺動させる。これにより、即席食品は、内容物によって待機時間が異なるが、複数の待機時間を計るためのタイマとして利用することができる。
(第5の実施形態)
次に、本考案を具体化した食事用具の第5の実施形態を図9、図10にしたがって説明する。なお、第5の実施形態は、第1の実施形態の食事用具としてフォークの代わりに、箸に適用した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本考案を具体化した食事用具の第5の実施形態を図9、図10にしたがって説明する。なお、第5の実施形態は、第1の実施形態の食事用具としてフォークの代わりに、箸に適用した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図9に示すように、食事用具としての箸40について説明する。この箸40は、感熱変色材が添加されている合成樹脂から構成された棒状の第1箸材、第2箸材として、それぞれ本体部41a、41b(棒状部)を備える。そして、各本体部41a、41bには、それぞれ、表示部42a、42bが設けられている。
更に、本体部41a、41bにおいて、それぞれ表示部42a、42bに熱伝導するまでの時間が変わるようにしておく。例えば、熱伝導率を変更した合成樹脂により本体部41a、41bを構成することにより、色変わりの変化速度を調整する。そして、表示部42a、42bは、第1実施形態と同様に、色変わりにより即席食品の食べ頃を示す目印であり、本体部41a、41bの熱伝導により、予め定められた時間(待機時間)に所定の温度(閾値温度)に達する位置に設ける。そして、即席食品の待機時間に応じて、本体部41a、41bを使い分ける。
更に、図10に示すように、この箸40をタイマとして利用する場合、本体部41a、41bを結合する結合具45,46,47を利用する。
図10(a)に示す結合具45は、本体部41a、41bを同じ方向に貫通させるために、2つの貫通孔が並んで形成されている。そして、結合具45は、本体部41a、41bにおいて、表示部42a、42bから所定の距離の位置で固定できるようになっている。この固定位置は、次のように決定する。まず、待機時間に対応する距離に基づいて、表示部42a、42bに対して湯面位置を決定する。次に、湯面位置から、食品容器91における蓋部92までの距離に基づいて、結合具45の固定位置を決定する。
そして、即席食品の調理時には、結合具45を固定位置に固定した箸40の本体部41a、41bを、食品容器91と蓋部92との隙間から挿入する。この場合、結合具45を蓋部92上に配置する。
図10(a)に示す結合具45は、本体部41a、41bを同じ方向に貫通させるために、2つの貫通孔が並んで形成されている。そして、結合具45は、本体部41a、41bにおいて、表示部42a、42bから所定の距離の位置で固定できるようになっている。この固定位置は、次のように決定する。まず、待機時間に対応する距離に基づいて、表示部42a、42bに対して湯面位置を決定する。次に、湯面位置から、食品容器91における蓋部92までの距離に基づいて、結合具45の固定位置を決定する。
そして、即席食品の調理時には、結合具45を固定位置に固定した箸40の本体部41a、41bを、食品容器91と蓋部92との隙間から挿入する。この場合、結合具45を蓋部92上に配置する。
また、図10(b)に示す結合具46は、本体部41a,41bを所定の角度で貫通させるために、2つの貫通孔が所定の角度を成すように形成されている。この角度としては、例えば、食品容器91のテーパー角度に合わせる。更に、結合具46も、本体部41a,41bにおいて、表示部42a,42bから所定の距離の位置で固定できるようになっている。この固定位置も、上述したように、待機時間に対応する距離に基づいて、表示部42a、42bに対して湯面位置を決定し、この湯面位置から、食品容器91における蓋部92までの距離に基づいて決定する。
そして、即席食品の調理時には、箸40の本体部41aを、食品容器91と蓋部92との隙間から挿入し、結合具46及び本体部41bを、蓋部92の上に配置する。
そして、即席食品の調理時には、箸40の本体部41aを、食品容器91と蓋部92との隙間から挿入し、結合具46及び本体部41bを、蓋部92の上に配置する。
また、図10(c)に示す結合具47は、本体部41a、41bを同じ方向に貫通させるために、2つの貫通孔が並んで形成されている。そして、結合具47は、本体部41a、41bにおいて、表示部42a、42bから所定の距離の位置で固定できるようになっている。この固定位置は、表示部42a、42bから待機時間に対応する距離の湯面位置に基づいて決定する。
そして、即席食品の調理時には、結合具47を固定位置に固定した箸40の本体部41a、41bを、食品容器91と蓋部92との隙間から挿入する。この場合、結合具47を乾燥食材90上に配置する。
そして、即席食品の調理時には、結合具47を固定位置に固定した箸40の本体部41a、41bを、食品容器91と蓋部92との隙間から挿入する。この場合、結合具47を乾燥食材90上に配置する。
従って、第5の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果(1)に加えて以下の効果を得ることができる。
(7)第5の実施形態では、本体部41a、41bにおいて、それぞれ表示部42a、42bに熱伝導するまでの時間が変わるようにしておく。これにより、本体部41a、41bを用いて、2つの待機時間を計ることができる。
(7)第5の実施形態では、本体部41a、41bにおいて、それぞれ表示部42a、42bに熱伝導するまでの時間が変わるようにしておく。これにより、本体部41a、41bを用いて、2つの待機時間を計ることができる。
(8)第5の実施形態では、結合具45においては、本体部41a、41bを、同じ方向に貫通させる。これにより、結合具45を蓋止めとして利用することができる。
(9)第5の実施形態では、結合具46においては、本体部41a、41bを、食品容器91のテーパー角度に合わせた角度で貫通させる。これにより、一方の箸により待機時間を計測しながら、他方の箸を蓋止めとして利用することができる。
(9)第5の実施形態では、結合具46においては、本体部41a、41bを、食品容器91のテーパー角度に合わせた角度で貫通させる。これにより、一方の箸により待機時間を計測しながら、他方の箸を蓋止めとして利用することができる。
(10)第5の実施形態では、結合具47においては、乾燥食材90上に載る位置に、箸40を配置する。これにより、乾燥食材90と湯面がほぼ一致する場合、熱源からの距離を一定に保って、的確に待機時間を計測することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態においては、食事用具として、フォーク、串、箸を想定したが、これらに限定されるものではない。例えば、スプーンなどにも応用することができる。
・ 上記実施形態においては、食事用具として、フォーク、串、箸を想定したが、これらに限定されるものではない。例えば、スプーンなどにも応用することができる。
・ 上記実施形態においては、乾燥食材90として即席麺の調理に利用したが、利用対象は即席麺の調理に限定されるものではなく、所定の時間の加温により調理できる食品に適用することができる。例えば、即席スープなどにも利用可能である。
・ 上記実施形態においては、各食事用具(フォーク10,20、串30、箸40)の本体部(11,21,31,41a,41b)において、待機時間に対応した一つの表示部(12,22,32,42a、42b)を設ける。各食事用具に設けられる表示部の数は、一つに限定されるものではない。熱伝導速度に基づいて、閾値温度に達する時間毎に、複数の表示部を設けるようにしてもよい。この場合、湯面位置から遠い位置にある表示部は、長い待機時間を示す。これにより、一つの食事用具において、複数の待機時間を計ることができ、その食品の待機時間に適した食べ頃を示すことができる。
・ 上記実施形態においては、食事用具を構成する合成樹脂に感熱変色材を添加する。これに代えて、表示部付近のみに感熱変色材を添加した合成樹脂を利用するようにしてもよい。また、感熱変色材を添加した合成樹脂を、感熱変色材を添加していない合成樹脂で包み込むように構成することもできる。
・ 上記実施形態においては、食事用具を構成する合成樹脂に感熱変色材を添加して、食べ頃になったときに色変わりさせる。これに加えて、温度によって残り時間を表示させるようにしてもよい。この場合には、温度によって表示色が異なる示温材を表示部に用いる。そして、表示部近傍の温度によって、食べ頃までの残り時間を示すメッセージを表示させる。例えば、第1の閾値温度を超えた場合には、「後1分」、第1の閾値温度より高い第2の閾値温度を超えた場合には、「食べ頃」を表示させるようにする。
・ 上記第2の実施形態においては、フォーク20において折り曲げ部21aを設けたが、折り曲げ構造の対象はフォークに限定されるものではなく、スプーン、串や箸に応用することもできる。
・ 上記第5の実施形態においては、熱伝導率を変更した合成樹脂により本体部41a、41bを構成することにより、色変わりの変化速度を調整する。これに代えて、色変わりの閾値温度を変更した合成樹脂により、複数の待機時間に応用するようにしてもよい。
10,20…フォーク、11,21,31,41a,41b…本体部、12,22,32,42a,42b…表示部、21a…折り曲げ部、21b…先端部、21c…把持部、30…串、33…掛止部、31a,31b,31c…時間目盛、35…スライダ、40…箸、45,46,47…結合具、91…食品容器。
Claims (7)
- 食品容器内の湯に浸けて、この湯の熱を伝導する棒状部と、
湯面位置から、予め定められた待機時間の熱伝導により閾値温度に達する位置に、前記閾値温度で色変わりする表示部とを設けたことを特徴とする食事用具。 - 前記棒状部に、湯面位置を特定するマーカを更に設けることを特徴とする請求項1に記載の食事用具。
- 前記棒状部において、前記食品容器内の湯面に合わせるための、複数の待機時間に対応させた複数の目盛りを設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の食事用具。
- 前記棒状部に、食品容器の縁部に固定する固定部を更に設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の食事用具。
- 前記棒状部において、折り曲げ部を更に設け、前記折り曲げ部を折り曲げた状態の一端を前記固定部として機能させることを特徴とする請求項4に記載の食事用具。
- 前記棒状部を、第1箸材と第2箸材とにより構成し、
前記第1箸材と前記第2箸材とを、熱伝導の速度を変更して構成し、
前記第1箸材及び前記第2箸材に前記表示部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の食事用具。 - 前記第1箸材と前記第2箸材を結合する結合具を更に設け、前記結合具は、一方の箸材に対して、他方の箸材を容器蓋に固定可能な角度で結合することを特徴とする請求項6に記載の食事用具。
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KR101547425B1 (ko) | 2014-04-07 | 2015-08-25 | 주식회사 그루아이 | 어린이용 소꿉놀이 완구 |
JP2019154719A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 京セラ株式会社 | 食器 |
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