JP2007170346A - 水力機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】水力機械の性能低下を抑制し、且つ強度的にも信頼性が高いステーベーン或いはガイドベーンを有する水力機械を得ること。
【解決手段】スパイラルケーシングの内周側に周方向に配置された複数枚のステーベーンと、そのステーベーンの内周側に周方向に配置された複数枚のガイドベーンと、これらのスパイラルケーシング、ステーベーンおよびガイドベーンを通過した水によって回転駆動されるランナとを備えた水力機械において、前記ステーベーン2の上下端部が接合された環状のステーリング7、8の流水面側に、上記ステーベーン2をステーリング7、8に接合したフィレット状接合部9を遮蔽するフィレット遮蔽部材15を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、水力機械に関し、特にそのステーベーン部或いはガイドベーン部の改良に関する。
フランシス形水車等の水力機械は、図20に示すように、環状に形成されたスパイラルケーシング1の内側に形成された平行流路に周方向に複数枚のステーベーン2が配設固定されており、そのステーベーン2の内周側に周方向に複数枚のガイドベーン3が設けられ、上記ガイドベーン3の列の中央部に、水車主軸4の下端部に固着されたランナ5が配設されている。
しかして、上記のようなフランシス形水車等の水力機械が発電のために運転される場合、上記スパイラルケーシング1からの流水が上記ステーベーン2およびガイドベーン3により整流されランナ5に流れ、水車主軸4を介して図示しない発電機が駆動される。一方、ランナ5を流出した流れは吸出し管6を経て放水路へ導かれる。
上記ステーベーン2は、図21に示すように、その上下両端部がそれぞれ環状の上部ステーリング7および下部ステーリング8に溶接により接合されている。したがって、スパイラルケーシング1からステーベーン2へと流入する水流は、ステーベーン2が接合されている環状の上部ステーリング7或いは下部ステーリング8とステーベーン2の入口直前における速度分布の周方向不均一性のために、ステーベーン2近傍では高さ方向に偏りの分布を持った流れとなっている。上記ステーリング7、8の壁面近傍の半径方向流速はその壁面との摩擦や上下の流水面形状により、中央付近の流速よりも減速している。それに加えステーベーン2は水車の荷重を支える役割も果たしており、強度を強く持たせる必要がある。しかし、ステーベーン2の肉厚を出来る限り薄くすることができれば、衝突損失、摩擦損失を低減することができ水力性能の向上に寄与する。図21に示すように一般的なステーベーン2は強度を満足させるために上下のステーリング7、8に隅肉溶接によるフィレット状接合部9が設けられており、流れの均一性を乱す要因となっている。ステーベーン2における性能を向上させる施策としては、特許文献1或いは特許文献2などに記載されたものがある。上記両特許文献記載のものは、ステーベーン2の入口部での入口角度と流入角度とのずれにより生じる衝突損失を低減することを目的としたものである。
一方、ガイドベーン3は、図22に示すように、ステーベーン2の下流に円周上に配置され、上カバー10、下カバー11の間の流水面に垂直に設定され、ガイドベーンスピンドル12により回転制御される。この回転制御によりガイドベーン3の開度を変更することで流量を調整するとともにランナ5へ流入する流れを整流し、旋回成分を持たせる働きを持つ。このガイドベーン3ではステーベーン2の出口からの後流の影響を受けるため、ステーベーン2から流出する流れは均一性を保っている必要がある。また、ガイドベーン3も肉厚を薄くするほど流れの衝突損失や摩擦損失の低減を図ることができ、水力性能の向上に寄与することが知られているが、肉厚の薄いガイドベーン3は強度的に弱く、強度と水力性能の関係を見極めることが必要である。図22に示すように、一般的にガイドベーン3は上下端部をフィレット状接合部13を介してガイドベーンスピンドル12に接合して応力集中を避け、強度をもたせている。ガイドベーン3の水力性能を向上させる方法を記載したものとしては、特許文献3や特許文献4などが知られている。上記特許文献3記載のものは翼形状の定義方法にて水力損失を低減を図る目的のものであり、また特許文献4記載のものは漏れ損失低減による水力性能向上を図る目的のものである。
特開2000−297735号公報 特願平8−135557号公報 特開平10−184523号公報 特開平7−279809号公報
上述した水力機械のステーベーン或いはガイドベーンにおいては、高性能を目的としてステーベーン或いはガイドベーンの肉厚を薄く設計することが命題であるが、その分強度を満足させるためには大きなフィレット部を設ける必要がある。しかし、その大きなフィレット部においては流れの衝突損失、摩擦損失が増加し、水力機械の性能低下につながる等の問題がある。また、フィレット部を小さくするためにはその肉厚を厚くして強度的に満足させる必要があり、水力性能が悪化するという懸念がある。
本発明は、このような点に鑑み、水力機械の性能低下を抑制し、且つ強度的にも信頼性が高いステーベーン或いはガイドベーンを有する水力機械を得ることを目的とする。
第1の発明は、スパイラルケーシングの内周側に周方向に配置された複数枚のステーベーンと、そのステーベーンの内周側に周方向に配置された複数枚のガイドベーンと、これらのスパイラルケーシング、ステーベーンおよびガイドベーンを通過した水によって回転駆動されるランナとを備えた水力機械において、前記ステーベーンの上下端部が接合された環状のステーリングの流水面側に、上記ステーベーンをステーリングに接合した接合部に形成されたフィレット状接合部を遮蔽するフィレット遮蔽部材を設けたことを特徴とする。
また、第2の発明は、スパイラルケーシングの内周側に周方向に配置された複数枚のステーベーンと、そのステーベーンの内周側に周方向に配置された複数枚のガイドベーンと、これらのスパイラルケーシング、ステーベーンおよびガイドベーンを通過した水によって回転駆動されるランナとを備えた水力機械において、前記ガイドベーンの上下端部が接合されたガイドベーンスピンドルの流水面側に、上記ガイドベーンをガイドベーンスピンドルに接合した接合部に形成されたフィレット状接合部を遮蔽するフィレット遮蔽部材を設けたことを特徴とする。
本発明は、上述のように、前記ステーベーンの上下端部と環状のステーリングの接合部に形成されたフィレット状接合部を遮蔽するフィレット遮蔽部を設け、或いは前記ガイドベーンの上下端部ガイドベーンスピンドルとのフィレット状接合部を遮蔽するフィレット遮蔽部材を設けたので、上記フィレット状接合部或いはフィレット状部付近における流れの乱れがなくなるとともに、均一な流速分布をもたらし、当該部分における衝突損失、摩擦損失の低減と、流れの乱れの抑制効果により水力機械の性能低下を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す図であり、環状の上部ステーリング7および下部ステーリング8間にステーベーン2が配設され、そのステーベーン2の上下端部が上部ステーリング7および下部ステーリング8に接合されている。上記上部ステーリング7および下部ステーリング8の流水面側には、隅肉溶接により形成されたフィレット状接合部9を遮蔽する、流水面側に向かって傾斜し上記フィレット状接合部9を覆う遮蔽部15aを有するカバーライナ15が装着されている。
図2は、上記カバーライナ15部を示す斜視図であり、上記カバーライナ15がステーベーン2の流水方向に延びる軸線に沿って線15bにより左右に分割されており、上記カバーライナ15がステーベーン2の両側から装着され互いに溶接により連結されている。
しかして、この実施の形態によれば、翼形状であるステーベーン2のうちフィレット状接合部9を除く部位と遮蔽部材を構成する上下のカバーライナ15の表面が流水面となり、この流水面においてはカバーライナ15によりステーベーン2のフィレット状接合部9が流水面に現れていないため、上下接合面付近における流れの乱れが無くなるとともに均一な流速分布をもたらす。したがって、ステーベーン2で発生する流れの衝突損失、摩擦損失の低減と流れの乱れ抑制効果により水力機械の性能低下を抑制することができる。
図3は第1の実施の形態の1つの実施例を示す図であり、ステーベーン2が溶接される環状の上部ステーリング7および下部ステーリング8の流水面側にカバーライナ15が設けられており、そのカバーライナ15によりフィレット状接合部9を遮蔽するようにしてある。そして、上記カバーライナ15が上部ステーリング7或いは下部ステーリング8に対して両ステーリングの外周および内周側16で溶接されている。しかして、この実施例においても図1に示すものと同様の効果を奏する。
また、図4は本発明の第1の実施の形態の他の実施例を示す図であり、ステーベーン2が溶接される環状の上部ステーリング7および下部ステーリング8の流水面側にカバーライナ15がフィレット状接合部9を遮蔽するように設置されている。そして、上記カバーライナ15が上部ステーリング7或いは下部ステーリング8にボルト17により固定されている。しかして、この実施例においても図1に示すものと同様の効果を奏する。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態を示す図であり、上部ステーリング7および下部ステーリング8に凹部18が形成されており、その凹部18内にステーベーン2の端部が挿入されフィレット状接合部9を形成して接合され、上記凹部18とステーベーン2との間に上記フィレット状接合部9を遮蔽するフィレット遮蔽部材19が装着され、そのフィレット遮蔽部材19が上部ステーリング7或いは下部ステーリング8に溶着されている。
しかして、この実施の形態においても、翼形状であるステーベーン2のうちフィレット状接合部9を除く部位、フィレット遮蔽部材19、上部ステーリング7および下部ステーリング8が流水面となり、上記フィレット遮蔽部材19によりフィレット状接合部9が遮蔽され流水面に現れていないため、上下接合部付近における流れの乱れが無くなるとともに均一な流速分布をもたらす。したがって、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態を示す図であり、ステーベーン2が溶接される環状の上部ステーリング7および下部ステーリング8の流水面側のステーベーン設置部に、凹部18が形成されており、その凹部18内にステーベーン2の端部の接合部に形成されるフィレット状接合部9が位置するように配設され、上記凹部18の内壁面とステーベーン2との間隙内に遮蔽部材20が挿入され、その遮蔽部材20とステーベーン2および上記遮蔽部材20と上部ステーリング7或いは下部ステーリング8とが流水面側の領域21、22において互いに溶接されている。
したがって、この実施の形態においてもステーベーン2のフィレット状接合部9が上記遮蔽部材20により完全に遮蔽されており、上記ステーベーン2のフィレット状接合部9が流水面に現れることがなく、第1の実施の形態と同様な効果を奏する。
また、図7は図6示したものの変形例を示す図であり、上部ステーリング7および下部ステーリング8とステーベーン2との間にフィレット状接合部を設けず、ステーベーン2の端部が凹部18内に挿入され、ステーベーン2と上部ステーリング7および下部ステーリング8とが直接流水面側の領域23で溶接されている。
したがって、この例においても第1の実施の形態と同様な効果を奏する。
ところで、例えば図1に示すようにカバーライナ15を遮蔽部材として設けた場合、そのカバーライナ15からなるフィレット遮蔽部材とステーベーン2との水平距離である間隙δsが大きいと流れの乱れは大きくなり、大きな水力損失をもたらす。図8は上記間隙δsと水力損失の関係を示す図であり、流水面の飲み口高さをB(図22参照)としたとき上記間隙δsが、2.0×10−2×B 以下の場合に、水力損失が少なく流れの乱れ抑制効果が顕著に現れている。
そこで、上記間隙δsと流水面の飲み口高さBとの関係を
δs≦2.0×10−2×B
とする。この時、ステーベーン2で発生する流れの衝突損失、摩擦損失の低減と流れの乱れ抑制効果により水力機械の性能低下を抑制することが可能である。
(第4の実施の形態)
次に、図9、図10を用いて第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、ステーベーン2の下流(発電運転時において)に円周上に配置され、上カバー24、下カバー25の間の流水面に垂直に設けられ、ガイドベーンスピンドル26により回転制御されるガイドベーン3に関するものであり、ガイドベーン3の端部と上記ガイドベーンスピンドル26との接合部にはフィレット状接合部27が形成されている。図9はガイドベーン部位を水平方向から見た図、図10は図9のA−A線に沿う水平断面図である。
本実施の形態においては、ガイドベーンスピンドル26にフィレット状接合部27を遮蔽し、かつ翼形状に沿うようにフィレット遮蔽部材28が装着されている。しかして、この場合にも、翼形状であるガイドベーン3のうちフィレット状接合部27を除く部位と上下のフィレット遮蔽部材28と、上カバー24、下カバー25が流水面となる。そしてこの流水面においてフィレット状接合部27が現れていないため、上下フィレット状接合部近傍における流れの乱れが無くなるとともに均一な流速分布をもたらす。したがって、ガイドベーン3で発生する流れの衝突損失、摩擦損失の低減と流れの乱れ抑制効果により水力機械の性能低下が抑制される。
図11は図10の変形例を示す図であり、ガイドベーンスピンドル26に形成されたフランジ部29に前記フィレット遮蔽部材28がボルト30により固着されている。その他は図10に示すものと同一である。したがって、この実施例も図10に示すものと同一の効果を奏する。
また、図12は図10の他の変形例を示す図であり、フィレット遮蔽部材28がガイドベーン3にも溶接されている。したがって、この場合にはフィレット状接合部27が完全にフィレット遮蔽部材28により遮蔽される。
また、図13は図12示すものの変形例を示す図であり、ガイドベーンスピンドル26に凹部31が形成されており、その凹部31内にガイドベーン3の端部が埋設され、ガイドベーン3とガイドベーンスピンドル26とが直接流水面側の領域32で溶接されている。
したがって、溶接部の切欠きを適度な大きさにすることで強度的にもより信頼性の高いガイドベーンを提供することが可能となり、この例においても第4の実施の形態と同様な効果を奏する。
ところで、例えば図14に示すようにフィレット遮蔽部材28設けた場合、そのフィレット遮蔽部材28とガイドベーン3との水平距離である間隙δgが大きいと流れの乱れは大きくなり、大きな水力損失をもたらす。図15は上記間隙δgと水力損失の関係を示す図であり、流水面の飲み口高さをBとしたとき上記間隙δgが、1.0×10−2×B 以下の場合に、水力損失が少なく流れの乱れ抑制効果が顕著に現れている。
そこで、上記間隙δsと流水面の飲み口高さB(図22参照)との関係を
δg≦1.0×10−2×B
とする。この時、ステーベーン2で発生する流れの衝突損失、摩擦損失の低減と流れの乱れ抑制効果により水力機械の性能低下を抑制することが可能である。
また、図16に示すように、フィレット遮蔽部材28と上カバー24、下カバー25との水平距離であるδcが大きいと、流れの漏れが大きくなるとともに流れが上カバー25、下カバー26の垂直壁面に衝突するため大きな水力損失をもたらす。図17は上記間隙δcと水力損失の関係を示す図であり、間隙δcが大きいと流れの乱れは大きくなり、大きな水力損失をもたらし、流水面の飲み口高さをBとしたとき上記間隙δcが、5.0×10−3×B 以下の場合に、水力損失が少なく流れの乱れ抑制効果が顕著に現れている。
そこで、上記間隙δcと流水面の飲み口高さBとの関係を
δc≦5.0×10−3×B
とする。この時、ステーベーン2で発生する流れの衝突損失、摩擦損失の低減と流れの乱れ抑制効果により水力機械の性能低下を抑制することが可能である。
また、図14に示すようにフィレット遮蔽部材28の高さをh、フィレット状接合部の最大半径をRとした場合に、上記hが0.7×Rより大きいと、図18に示すように大きな水力損失をもたらす。
そこで、上記高さhとRとの関係を
h≦0.7×R
とする。このときフィレット形状部で発生する流れの衝突損失、摩擦損失の低減と流れの乱れ抑制効果に加え、遮蔽部を設けることによる漏れ損失の低減により水力機械の性能低下の抑制効果を得ることができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について図19を用いて説明する。本実施の形態は遮蔽部材15または28と、ステーベーン2またはガイドベーン3との間に充填剤33を注入するものである。
本実施の形態によれば、間隙に充填剤33を注入することでこの部位における流れの乱れを更に抑制することができる。このときステーベーン2またはガイドベーン3で発生する流れの衝突損失、摩擦損失の低減と流れの乱れ抑制効果により水力機械の性能低下の抑制効果が顕著となる。
本発明の第1の実施の形態を示す図。 図1のカバーライナ15部を示す斜視図。 第1の実施の形態の1つの実施例を示す図。 第1の実施の形態の他の実施例を示す図。 本発明の第2の実施の形態を示す図。 本発明の第3の実施の形態を示す図。 図6示すものの変形例を示す図。 間隙δsと損失との関係線図。 本発明の第4の実施の形態を示す図。 図9の平断面図。 第4の実施の形態の1つの実施例を示す図。 図10の他の変形例を示す図。 図12示すものの変形例を示す図。 間隙δgと最大半径Rの説明図。 間隙δsと損失との関係線図。 間隙δcの説明図。 間隙δsと損失との関係線図。 遮蔽部材の高さhと損失との関係線図。 本発明の第5の実施の形態示す図。 従来のフランシス形水車の部分的立断面図。 従来のフランシス形水車ステーベーンを示す図。 従来のフランシス形水車ガイドベーンを示す図。
符号の説明
1 スパイラルケーシング
2 ステーベーン
3 ガイドベーン
4 ランナ
7 上部ステーリング
8 下部ステーリング
9 フィレット状接合部
15 カバーライナ
17 ボルト
18 凹部
19 フィレット遮蔽部材
20 フィレット遮蔽部材
24 上カバー
25 下カバー
26 ガイドベーンスピンドル
27 フィレット状接合部
28 フィレット遮蔽部材
31 凹部
33 充填材

Claims (16)

  1. スパイラルケーシングの内周側に周方向に配置された複数枚のステーベーンと、そのステーベーンの内周側に周方向に配置された複数枚のガイドベーンと、これらのスパイラルケーシング、ステーベーンおよびガイドベーンを通過した水によって回転駆動されるランナとを備えた水力機械において、前記ステーベーンの上下端部が接合された環状のステーリングの流水面側に、上記ステーベーンをステーリングに接合した接合部に形成されたフィレット状接合部を遮蔽するフィレット遮蔽部材を設けたことを特徴とする水力機械。
  2. 前記遮蔽部材はステーリングに溶接されていることを特徴とする、請求項1記載の水力機械。
  3. 前記遮蔽部材はステーリングにボルトにより接合されていることを特徴とする、請求項1記載の水力機械。
  4. 前記遮蔽部材はステーリングに形成された凹部内に埋設されていることを特徴とする、請求項1記載の水力機械。
  5. 前記環状のステーリングに形成された凹部内にステーベーンの端部が埋設されるように構成され、前記ステーリングとステーベーンとの間隙内に遮蔽部材が挿入され、前記ステーリングと遮蔽部材および遮蔽部材とステーベーンとが流水面で溶接され、フィレット状接合部が遮蔽されていることを特徴とする、請求項1記載の水力機械。
  6. 前記環状のステーリングに形成された凹部内にステーベーンの端部が埋設されるように構成され、前記ステーリングとステーベーンとが直接流水面で溶接されていることを特徴とする、請求項1記載の水力機械。
  7. 前記遮蔽部材とステーベーンとの間隙δsと飲み口高さBとの関係を
    δs≦2.0×10−2×B
    としたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の水力機械。
  8. スパイラルケーシングの内周側に周方向に配置された複数枚のステーベーンと、そのステーベーンの内周側に周方向に配置された複数枚のガイドベーンと、これらのスパイラルケーシング、ステーベーンおよびガイドベーンを通過した水によって回転駆動されるランナとを備えた水力機械において、前記ガイドベーンの上下端部が接合されたガイドベーンスピンドルの流水面側に、上記ガイドベーンをガイドベーンスピンドルに接合した接合部に形成されたフィレット状接合部を遮蔽するフィレット遮蔽部材を設けたことを特徴とする水力機械。
  9. 前記フィレット遮蔽部材がガイドベーンスピンドルに溶接されていることを特徴とする、請求項8記載の水力機械。
  10. 前記フィレット遮蔽部材がガイドベーンスピンドルにボルトにより接合されていることを特徴とする、請求項8記載の水力機械。
  11. 前記フィレット状接合部を遮蔽するフィレット遮蔽部材が前記ガイドベーンスピンドルとガイドベーンとに溶接されていることを特徴とする、請求項8記載の水力機械。
  12. 前記ガイドベーンスピンドルに形成された凹部内にガイドベーンの端部が埋設されるように構成され、前記ガイドベーンスピンドルとガイドベーンとが直接流水面で溶接されていることを特徴とする、請求項8記載の水力機械。
  13. 前記遮蔽部材とガイドベーン流水面との間隙δgと飲み口高さBとの関係を
    δg≦1.0×10−2×B
    としたことを特徴とする、請求項8乃至10のいずれかに記載の水力機械。
  14. 前記遮蔽部材と上下カバーとの間隙δcと飲み口高さBとの関係を
    δc≦5.0×10−3×B
    としたことを特徴とする、請求項8乃至13のいずれかに記載の水力機械。
  15. 前記遮蔽部材の垂直方向高さhと前記ガイドベーンのフィレット状接合部またはステーベーンフィレット状接合部の最大半径Rとの関係を
    h≦0.7×R
    としたことを特徴とする、請求項1乃至14のいずれかに記載の水力機械。
  16. 前記遮蔽部と前記フィレット状接合部間に充填材が充填されていることを特徴とする、請求項1乃至15のいずれかに記載の水力機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103939259A (zh) * 2013-01-22 2014-07-23 株式会社东芝 水轮机转轮或水泵水轮机转轮及其制造方法

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