JP2007170167A6 - 外部の力が操作する引き扉を持ち、窓のモジュールの閉じた状態も監視する車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】けがまたは損傷の可能性が低い車体を作る。
【解決手段】車両の引き扉と窓を外部の力により動かし、特に電気モーターで開閉する可能性は知られている。非常に大きな抵抗が外部の力による操作を妨げる場合は、引き扉または窓の閉じる動きを中断するまたは反転するシステムも適用されている。こうして特に異物が挟まれたことを認識して、けがまたは物件毀損が防止される。しかし、引き扉と開く窓を組み合わせる場合、引き扉の作動範囲において開けられた窓を通して突き出た異物が引き扉の動きにより把握されることも可能となる。けがまたは物件毀損の危険を最小限にするために、引き扉を開く前またはその間に窓の開閉状態を把握して、窓の把握された閉じた状態に依存して引き扉の開閉の動きを許可し、遅延し、妨害しまたはこれに入るように提案される。
【選択図】図2
【解決手段】車両の引き扉と窓を外部の力により動かし、特に電気モーターで開閉する可能性は知られている。非常に大きな抵抗が外部の力による操作を妨げる場合は、引き扉または窓の閉じる動きを中断するまたは反転するシステムも適用されている。こうして特に異物が挟まれたことを認識して、けがまたは物件毀損が防止される。しかし、引き扉と開く窓を組み合わせる場合、引き扉の作動範囲において開けられた窓を通して突き出た異物が引き扉の動きにより把握されることも可能となる。けがまたは物件毀損の危険を最小限にするために、引き扉を開く前またはその間に窓の開閉状態を把握して、窓の把握された閉じた状態に依存して引き扉の開閉の動きを許可し、遅延し、妨害しまたはこれに入るように提案される。
【選択図】図2
Description
本発明は、少なくとも車両の側面に沿って作動し外部の力により操作される、完全な開閉の動きの間に作動範囲を通る引き扉 (1)をならびに少なくとも引き扉 (1)または少なくとも部分的に作動範囲の内部にまたはごく近くに配置された開閉可能な窓 (4)を持つ車体 (2)の固定部分に配置された窓モジュール (3)を持つ車両に関し、車両が気づかずに異物または体の一部を挟まないようにする制御手段を有する。
こうした車両は、一般的に知られている。特に、ミニバン、スポーツ用多目的車、小型バスそして小型トラックは、片側または両側に引き扉を有する。ただし、乗り心地のよさを可能とし、完全に開くと大きな乗車スペースを作り、車体近くのガイドにより開閉の動きのためにごくわずかに車体近くの作動範囲を求めるため、引き扉は他の車両クラスにも提供されている。
通常の方法で、引き扉を装備した車両は、作動範囲のごく近くで引き扉または固定の車体に窓モジュールも有する。これらの車両のうち2 、3 は、窓のモジュールに配置された窓も開閉可能である。開閉可能な窓を持つ窓のモジュールは、少なくとも可動式窓ガラスならびに窓のモジュールないし窓の開閉の手段を含む。引き扉に配置された窓のモジュールでは、優先的に引き窓のモジュールまたは旋回窓のモジュールが補強される。
同様に一般的に周知なことは、開閉の動きが外部の力で操作され、つまり要求により自動で、特に電動で作動し実行されるように窓のモジュールや引き扉を整えることが可能なことである。しかし、基本的に移動プロセスの油圧またはエアの操作も考えられる。
外部の力による操作の際に、動きの妨げとなる異常な抵抗が認識され、外部の力による操作が中断するないし動きの方向が反転することに注意するべきだろう。こう考えると、体の一部が挟まることにより人がけがをする可能性がでてくる。その際、子供は、危険を意識せずまた大人に比べて力がなくけがをしやすいため、通常特に危険にさらされる。しかし、挟まってしまった状況においても、異物または車両において起こりうる損害を防ぐために、開閉の間に異物の挟まることが認識されていることは重要である。
ただし、上述の車両の場合、窓モジュールの内部でのみないし引き扉と車体間で挟まれた人または物が認識される。しかし車両が引き扉だけでなく引き扉または車体の固定部分および引き扉の作動範囲のごく近くで開閉可能な窓のモジュールも有する場合、人または物がたとえば開けられた窓や車両から引き扉の作動範囲において突き出る可能性もある。このように引き扉と固定の車体の部分間で開ける際にずれが形成されると、人または物が窓と固定の車体間に挟まれることもある。
引き扉の作動範囲で作動範囲のごく近くに配置された開いた窓を通して突き出た人または物が、動かされる引き扉の外枠により捉えられることもある。同じことが引き扉の作動範囲で突き出ている、または窓ガラスが引き扉の一部である限り、車体の固定部分との衝突が引き扉の開閉時に起こるように動作範囲から突き出ている引き倒し窓または旋回窓自体の窓ガラスにも当てはまる。
さらに外部の力により作動する引き扉の場合、重量に基づき開閉時に比較的大きな力が必要となることを考慮しなければならない。車両が勾配または傾斜にあっていわばドアが高さの差を克服しなければならない場合も、引き扉は作動して開閉できなければならない。しかし、このために必要な力は、車両の傾斜に対してまたはそれと共に開閉に応じて相当異なってくる。しかし、この力の差により、挟まった異物を通して危険な状態を認識する危険な力が特定しづらくする。
引き扉を手動で開ける際にある人が引き扉の作動範囲を視野に入れ、この作動範囲で突き出た異物を容易に認識する一方、外部の力で引き扉を動かす場合に、引き扉により区別される場所、例えば座席から開閉の動きが解除できるよう顧慮されなければならない -または車両がスタートする際に、中心の搭載電子技術による一般的な閉じる命令においても顧慮される必要がある。それゆえしばしば、引き扉の動きを指示する人には、引き扉の作動範囲で何が正確に行われるのかがわからないことがある。
さらに作動範囲で窓を同時に配置する外部の力による引き扉の場合、体の一部または異物がドアと車体間に挟まれるだけでなく、窓の縁にも挟まってしまうことがある。窓のスライド機能自体がたいていは十分なスイッチ切断装置を有する一方、ドアの駆動は相当強い力でドアを押す。
窓が車体の一部により覆われるように引き扉が動かされると、同様に窓の縁とこの一部の車体間に異物が挟まれることがある。しかし、窓の駆動が挟まれることに責任はなく、危険な動きは相当強いドアの駆動により解除される。ドアと車体間に異物が挟まると、けがを避けるためにスイッチ切断装置が作動する一方、窓とごく小さな接触面をもつ固定の車体間に例えば子供の手が挟まると、子供の手を窓の縁が押し付ける。
研究開発段階や出願段階で先行技術調査を行っておらず、記載すべき先行技術文献を知りません。
それゆえ本発明の課題は、けがまたは損傷の可能性が低い上述のような車体を作ることである。
この課題は、本発明に従い、制御手段が窓の開閉状態を把握し、窓の閉まる状態に依存して危険な状態の場合に外部の力を妨害、制限、遅延または反転させることにより、開閉方向で引き扉の動きにかみ合うように制御手段を形成することで解決され、少なくとも部分的に作動範囲の内部にまたはごく近くにある窓が開くことで異物または体の一部が作動範囲に今にも入りそうになることにより、危険な状態が定義される。本発明のその他の課題は、上述の車両を組み立てる引き扉のモジュールの準備ならびに引き扉を安全に閉める方法の準備にある。この両方の課題は、請求項17および18項により解決される。
こうして形成された車両により、引き扉の開閉プロセスを窓の閉じた状態に依存できるような手段が使用される。管理ないし制御戦略に応じて、開閉手順が完全にさえぎられ、遅くなりまたは他の点で影響されるため、危険な状態はけがないし物件毀損の危険を理由に最初から排除されるまたは少なくとも最小限となる。
すべての窓が危険な範囲で完全にまたはほとんど閉められるために、もはやけがまたは物件毀損の危険が生じない時点まで引き扉の動き出しが遅れることは特に有利となる。同様に開いた窓ガラスの正確な位置を把握し、けがまたは物件既存の危険の恐れがないところまで引き扉の動きを認めることが考えられる。特に、多くの既存の窓のモジュールにおいて、窓のモジュールの位置も区別できるため、該当する窓のモジュールに応じて引き扉の異なる作動プロセスが認められる。
さらに本発明の意味ある適用として、引き扉と窓の開閉の動きを互いに調整するように考慮することがあげられる。こうして本発明のその他の形態において、窓の閉じる手順で引き扉はすでに動き出し、作動経路が自由になるまでに窓がなると遅くなるまたは停止して、それからまた自動的に再び加速することができる。窓の開きが引き扉の開閉時に認識され、すぐに引き扉が停止することも考えられる。
本発明の他の利点は、種類に応じた車両のどのみち存在する形態特徴が引き継がれ、発明のために使用できることである。新しい構成要素を持つ車両の本質的な整備は、たいてい必要となる。
さらに発明に従う車両は、種類に即した車両においてこれまで放棄されていた形態の変種 (例えば、引き扉の作動範囲における開いた状態で、突き出た旋回窓または引き倒し窓) をめぐり補強されることもある。
その際、引き扉の作動範囲のごく近くでは、窓の開きにより開いた窓自体の窓ガラスを含めて物または人が窓を通して引き扉の作動範囲に到達できるように作動範囲の近くに窓のモジュールが配置されることが重要となる。
制御手段が窓の開閉状態を把握するために、少なくともセンサーを含むように考慮されることがある。同様に制御手段は、少なくとも引き扉の開閉状態を把握するセンサーを含むことがある。
例えば、センサーとして磁気スイッチ、マイクロスイッチ、光バリアまたは抵抗ないし誘導経路センサーが考慮される。最近は、センサーの配置に応じて、把握する測定規模、センサーの配置さらに適切な開閉状態の把握のための通常顧慮すべき要因に対して決断が下される。構成部品の回転を把握し、窓または引き扉の動きや位置を逆推論するセンサーも提供される。例えば、こうしたセンサーは、駆動装置として作用する電気モーターの駆動軸と連結可能である。センサー信号は、優先的に周知の方法で、つまりケーブル接続または無線技術によって伝送される。
さらに、開閉の手順を制御して、引き扉や窓の開閉状態を把握するセンサー信号を処理する制御装置が制御手段に含まれることは重要である。その際、特に車両に既存した制御装置が引き出されるが、機能の拡張のみを必要とする。
その他の形態において、引き扉の動きを完全にまたは一部妨害するブロック装置を制御手段が含むように装備される。例えば、開いた窓で外部の力により引き扉を解放することが電子経路において制御装置により抑えられることで、このブロック装置は形成される。引き扉の外部の力による動きのために装備された駆動装置 (例、電気モーター、油圧またはエアシリンダー) は、駆動装置が機械によりブロックされるブロック装置を形成できるまたはそれ自体でブロック装置として考慮される。こうして制御が許可されると、完全に開いていない引き扉がうっかりとした不注意または無知により手動でさらに開くことは避けられる。
しかし、外部の力ではなく手動による開閉の手順を制御手段が認めるように、制御手段を形成するよう留意する必要もある。制御手段の損失または故障の際も、例えば、ブロック手段が有効な場合に、引き扉が開かなければならないことが保証されるべきであろう。これは、例えば車内での火事といった危険の際にすばやく逃げるまたは事故の救済時に近づけるようにするために必要である。できるだけ制限されない車両の使用を保証するために、システムが故障した場合も引き扉を手動で利用できることが望ましいこともある。
手動による利用は、特に簡単な方法でブロック手段が手動の動きを完全にブロックせず単にしづらくすることで達成される。その際、ブロック手段は、その手動の動きの内部抵抗が引き扉を妨げる電気モーター自体により形成される。
特に、窓が開いている際に引き扉の動きが完全にブロックされるべきでなければ、制御手段は、引き扉の動きに危険がなくなる時点まで引き扉の動きを遅らせる遅延装置を優先して含む。遅延装置は、例えば制御装置を介して制御され、危険のない引き扉の開閉を可能にするほど窓のモジュールがほぼ閉じるまで、外部の力による解除を遅らせることもある。
引き扉と窓モジュールを利用するために、窓または引き扉の開閉手順をスタートする促進手段が装備されている。これらは、通常の運転スイッチにより形成できる。ブロック手段、遅延手段および促進手段の共同作業により、促進手段を動かす場合、まず窓のモジュールないし引き扉の閉じた状態がセンサーにより把握されることになる。
すると把握された閉じた状況に応じて、制御装置に蓄えられた制御戦略に従い、開閉手順の要求された促進が認められるのか、場合によってはまず窓が閉められる必要があるのかまたはどの位置まで開くことができるのか決定される。引き扉を外部の力により開くように要求される場合、いわばまず窓のモジュールの閉まる手順のスイッチが自動的に事前に入ることもある。その際、開き扉のドアの取っ手も促進手段として役に立つ。例えば、ドアの取っ手の操作は、引き扉が動き出すまで、まず窓を閉じる手順のみを動かすことができる。もちろん同じことがリモコン操作においても可能となる。
すでに引き扉が開いている場合、窓の開きを阻止するためにまたは引き扉を閉める際にけがまたは損傷の危険がない限り窓の開きを認めるために、窓用の管理装置は装備されていない。引き扉の作動範囲において突き出した引き扉の開いた後に開けられる窓が容易に見通せるためである。
情報を目的として、制御手段の引き扉へのはめ込みやその妨害または遅延を制御手段により示す音響または視覚的な信号供給装置が装備される。例えば、窓を閉じるように声が発せられても、窓が閉じている場合にはじめて、外部の力により扉が開くことを伝えることができる。また例えば、開閉手順を伝えるために、窓が自動的に閉められる際、音響信号が鳴り響く。同様にもちろん視覚信号もまた視覚音響信号も互いに使用できる。
窓のモジュールは、引き扉のモジュールないし引き上げ/ 引き下げ窓のモジュールないし引き倒し窓のモジュールないし旋回窓のモジュールが可能である。その際、窓のモジュールは、主に可動式窓ガラスのガイドレールないし窓モジュールの窓枠に配置された窓モジュールのガラス受けにおいて、窓の開閉状態を把握するセンサーを有する。旋回ないし引き倒し窓の場合、相対的な動きまたは閉じた状態がセンサーにより把握される蝶番の要素に関しても開閉状態は把握される。
窓や引き扉のそれぞれの開閉手順は、窓モジュールが外部の力により動く窓を有する場合に、得に簡単に制御および調整される。手動で窓が作動する場合、確かに閉じた状態を把握できるが、制御手段による引き扉の開閉前に自動的に閉じる手順を準備することはできない。同様に、引き扉が開いている場合は、電子経路上の制御や監視よりも実現するに費用がかかる機械によってのみ窓を開けることができる。
その際、外部の力による操作は、主に電気モーターを介して行われるが、基本的にはエアまたは油圧により行うことができる。
窓モジュールならびに発明に従う車両用の引き扉のモジュールは、同様に発明に属すると見なされる。同じことが発明に従う車両の引き扉を開閉する方法にも当てはまる。
その際引き扉のモジュールは、少なくとも窓のモジュールを含める。窓のモジュールは、少なくとも開閉可能な窓、窓の開閉を行う手段ならびに窓の開閉状態を把握する手段を含める。その際窓の開閉状態を把握する手段は、少なくともセンサーにより形成される。窓のモジュールとして、引き窓のモジュールないし持ち上げ/ 引き下げ窓のモジュールないし引き倒し窓のモジュールないし旋回窓のモジュールが可能である。
窓の閉じた状態を把握するセンサーは、主に可動式窓ガラスのガイドレールないし窓のモジュールの窓枠に主に配置される窓のモジュールのガラス受けに配置される。しかし、相対的な動きが互いにセンサーにより把握され、窓の位置を逆推論できる窓のモジュールの蝶番の要素にも配置されることがある。
完全に開閉して作動範囲を通る車両の外部の力による引き扉を開閉する方法において、引き扉または固定の車体で作動範囲のすぐ近くに配置された開閉可能な窓をもつ窓のモジュールにより、窓の閉じた状態が制御手段により開く前にないし開いている間に把握され、把握された窓の閉まった状態に依存して、引き扉の開閉の動きは制御手段により許可され、遅延し、妨げられまたは制御手段にはまり込む。
特に、窓の閉じた状態を把握すると、窓が特に制御装置の準備により外部の力により操作され、完全にまたは少なくとも部分的に閉じるまでの間、制御手段により引き扉の開閉手順が遅くなることもある。
窓モジュールおよびその方法により生じる発明に従う利点に関し、発明に従う車両の記述を参照するように指示される。
一般の発明思考は、車両の類似した範囲、例えば、自動のカブリオカバーのはめ込み式引き屋根との組み合わせや列車または船といった他の乗り物にも意味に即して転用される。本発明の応用はまた、外部の力によらない引き扉の場合に排除される。ここで例えば、ブロック装置は、窓が閉まるまで開くメカニズムをブロックすることがある。
本発明の他の特徴および利点は、下位請求項および図面をもとにして優先される実施例の以下の説明から生じる。
図1 は、発明に従う車両の外部の力による閉じた位置の引き扉 1の図面を示している。引き扉 1は、車体 2の固定部内に周知の方法で配置される。主に電気で操作される駆動装置と駆動手段は示されていない。
固定の車体 2においても引き扉 1においても開閉可能な窓 4を持つ窓のモジュール 3が配置される。図 1において、両方の窓 4は例として開いた窓ガラスと一緒に示されている。窓のモジュール 3は、窓 4と並んでここに図面が示されていない窓モジュール 3のための通常の機能要素 (ガイドレールおよびボルト、水管理システム、パッキン要素、取っ手の要素、外部の力により操作される駆動装置、車体と結合する手段など) を含む。
引き扉 1に配置された窓モジュール 3’は、例えば引き窓 4’を含み、可動式窓ガラスを示す破線により示唆される。固定の車体に配置された窓モジュール 3では、完全に開いていない位置で車体内部に下げることができる窓ガラスを持つ引き上げ/ 引き下げ窓のモジュール 3’’が問題となる。
さらに引き扉 1は、ここでは例えば、ドアの取っ手の形式で促進手段 5を有する。もちろんこうした促進手段 5も他のスイッチ要素により形成される。その配置も任意であり、例えば計器盤や物置台または車両の内部または外部にある他の場所に置くこともできる。
図 2では、発明に従う図 1からの車両の引き扉 1が開いてはいるが完全ではない位置で示されている。図 1と違って、図 2では図解により諸々のセンサー 6も示されている。センサー 6において、各種の測定値の受信装置が問題となる。位置取りに従い、把握する測定規模や配置に対して、適切なセンサー 6が決定されるだろう。引き扉 1の下縁にあるセンサー 6’’は、個々では例えば引き扉 1の位置を作動範囲で把握する。
窓モジュール 3、特に図4 のガイドレールまたはガラス受けに配置されたセンサー 6’は、それぞれの窓が閉じているか開いているのかを把握するだけである。無論、正確な窓の位置を把握するセンサー 6’を備えているし、引き扉 1が開いているかどうか確認するだけのセンサー 6’’を備えることもある。引き扉の位置自体を顧慮せずに、引き扉の動きだけを窓 4ないし窓モジュール 3の開閉状態に依存させ、逆に窓の開く可能性を引き扉の開閉状態に依存させない場合、引き扉 1の開閉状態を把握するセンサーまたは引き扉の位置を把握するセンサー 6’’も放棄されることがある。
センサー 6の信号は、永久的に距離をおいて断続的にまたは中心の制御装置 7 (ECU - 電子制御装置) による照会で電気経路にケーブル接続されるまたは無線技術によりこれに伝送される。例えば促進手段 5の操作により引き扉 1を開くように要求されると、制御装置 7が引き扉 1の作動範囲とごく近くにある窓のモジュール 3の開いた状態を確認する。
確認された開いた状態に応じて、制御装置 7は、引き扉 1の外部の力による操作を認め、これを準備するまたはブロックないし遅らせる。窓のモジュール 3自体が外部の力による開閉操作のための制御可能な手段を処理する限り、制御装置 7は窓 4が閉まるように準備する。窓 4を閉じると、制御装置 7は引き扉 1が開くように準備する。同様に、窓 4を開くという要求は引き扉の位置を把握してから初めて変えられる、または開いている限りブロックされる。窓 4の開きは、目的に即して、引き扉が完全に閉じるまでブロックされる。
図2 に示された引き扉の位置と窓のモジュールの位置からなる組み合わせは、けがや物件毀損の可能性がある2 、3 の領域を図示するために例をあげて示される。特に、外部の力による開く操作において上述の方法を使用する際、示された位置はそのようにはならない。窓のモジュール 4の閉じの方が本発明に従う外部の力による引き扉 1の開きよりも先行するためである。これに対して引き扉の手動の開きは、本発明の意味で優先的に可能となるべきだろう。文字 A、B および Cは、本発明が最小限にとどめようとするけがまたは物件毀損が存在する3 つの範囲を特徴づける。この範囲において特に車体の縁 8と引き扉の縁 9がずれるまたは作動範囲で突き出た異物をつかむことがある。
A の範囲で特に引き扉 1が開く際に、引き扉 1の作動範囲で突き出た異物は後ろの引き扉の縁 9’により捉えられるまたは引き扉の縁 9’と左にある窓のモジュール 4’’の縁 8間に挟まれることもある。
B の範囲で特に引き扉 1が閉まる際に、引き扉 1の作動範囲で突き出た異物は、引き扉にある窓のモジュール 4’の左の縁 9’’と窓のモジュール 4’’の右に固定された縁 8’’間に挟まることもある。さらに引き扉が完全に開く場合、引き扉にある窓のモュール 4’の右の縁 9’’’が Bの範囲で異物を把握することもある。
C の範囲で閉じる操作の場合に、異物は引き扉にある窓のモジュール 4’の右縁 9’’により把握される。開く際に、固定の車体の縁 8’’’と引き扉にある窓のモジュール 4’の右縁 9’’’間に挟まる可能性がある。
1 引き扉
2 車体
3 窓モジュール
4 窓
5 促進手段
6 センサー
7 制御装置
8 車体の縁
9 引き扉の縁
2 車体
3 窓モジュール
4 窓
5 促進手段
6 センサー
7 制御装置
8 車体の縁
9 引き扉の縁
Claims (19)
- 少なくとも車両の側面に沿って処理ができ外部の力によって操作される、完全な開閉操作の間に作動範囲を通り抜ける引き扉 (1)を持ち、
少なくとも部分的に作動範囲の内部にまたはすぐ近くに配置された開閉可能な窓 (4)を伴う引き扉 (1)または車体 (2)の一部に配置された窓のモジュール (3)を持つ車両に関し、
その車両は、異物または体の一部が気づかぬうちに挟まらないようにする制御手段を有し、
制御手段が窓 (4)の開閉状態を把握して、その窓 (4)の閉じた状態に依存して開閉方向に引き扉 (1) を動かしながら、危険な状況では外部の力を妨害、制限、遅延または反転させてかみ合うように制御手段が形成され、異物または体の一部が少なくとも部分的に作動範囲内部またはそのすぐ近くにある窓 (4)により開けられる操作に基づいて作動範囲に今にも入りそうになることにより危険な状態が定義されることに特徴がある車両。 - 制御手段が引き扉の動きを窓が閉じる際にだけ認めることに特徴がある請求項 1に記載の車両。
- 開閉可能な窓 (4)が機械で駆動し、制御手段が窓の危険な抵抗を把握する手段を有し、引き扉 (1)を閉じる際にまず窓 (4)の閉じる操作を指示し、窓 (4)の閉じる動きをブロックすると危険な抵抗を認識することにより引き扉 (1)を中断するように形成され、窓 (4)の閉じる動きが引き扉 (1)の動きに対して、危険な状態が避けられるような構造を有することに特徴がある請求項 1または 2項に記載の車両。
- 制御手段が危険な状況を認識する際、引き扉 (1)の動きの反転を指示できるように形成されていることに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段が窓 (4)の開閉状態を把握するために少なくともセンサー(6,6’’) を有することに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段が引き扉 (1)の開閉状態を把握するために少なくともセンサー(6,6’’) を有することに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段が開閉手順を制御して、引き扉 (1)と窓 (4)の開閉状態を把握するセンサー (6)の信号を処理する制御装置(7) を含むことに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段が引き扉の動きを完全にまたは部分的に妨害するブロック装置を含むことに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段が危険な状態に関わらずに引き扉 (1)の外部の力によらず手動で開閉する手順を認めることに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段が引き扉 (1)にとって危険なく動きが取れる時点まで引き扉の自動の動きを遅延する遅延装置を含むことに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段が窓(4) の開く状態を記憶する手段を有し、望んで引き扉 (1)を閉める際にまず窓 (4)の開いた状態を記憶し、窓 (4)を閉じ、面倒なく窓 (4)が閉じたことを把握してから、引き扉 (1)を閉め、引き続き窓 (4)を再び最初の開いた状態まで開くように制御手段が形成されることに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の機械で動く窓 (4)を持つ車両。
- 引き扉 (1)を開く際に窓 (4)が開かないように妨害する制御装置が装備されていることに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 制御手段の引き扉の動きへのかみ合いまたはその妨害または遅延を制御手段により表示する音響または視覚的な信号供給装置が装備されていることに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 窓モジュール (3)が引き窓のモジュールないし引き上げ/ 引き下げ窓のモジュールないし引き倒し窓のモジュールないし旋回窓のモジュールとなりうることに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 窓のモジュール (3)が可動式窓ガラスのガイドレールないし窓のモジュール (3)の窓枠に配置された窓のモジュール (3)のガラス受けにおいて窓 (4)の開閉状態を把握するために少なくともセンサー (6)を有することに特徴がある上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 相対的な動きが互いにセンサー (6)により把握される窓のモジュール (3)の蝶番の要素において開閉状態を把握するために窓のモジュール (3)が少なくともセンサー (6)を有することに特徴がる上記請求項のいずれか1 つに記載の車両。
- 請求項 1から16項までのいずれか1 つに記載の車両のために調整され、異物または体の一部が知らずにはさまれないようにする制御手段を有する引き扉のモジュールに関し、
制御手段が窓 (4)の開閉状態を把握し、把握された開閉状態に依存して開閉方向に引き扉 (1) を動かしながら危険な状況で外部の力の妨害、制限、遅延または反転によりかみ合うことができるように制御手段が形成され、異物または体の一部が少なくとも部分的に作動範囲内部またはそのすぐ近くにある窓 (4)により開けられる操作に基づいて作動範囲に今にも入りそうになることにより危険な状態が定義されることに特徴がある車両。 - 完全に開閉する際に作動範囲を通る車両の外部の力による引き扉を開閉する方法に関し、車両が少なくとも部分的に作動範囲の内部でまたはすぐ近くに配置された開閉可能な窓 (4)を伴う引き扉 (1)または車体 (2)の一部に配置された窓のモジュール (3)ならびに異物または体の一部が気づかぬうちに挟まれないようにする制御手段を有し、
開く前ないし開いている間に制御手段により窓 (4)の開閉状態を把握する危険な状態のあるなしを確認するという操作のステップを含み、物または人が少なくとも部分的に操作範囲の内部またはごく近くにある窓 (4)により開けられる操作に基づいて作動範囲に危うく入り込むことにより危険な状態が定義され、
危険な状態がなければ、制御手段により開き扉 (1)の開閉の動きを認めまたは危険な状態があれば、引き扉 (1)の開閉の動きに入るといった作動ステップにより特徴づけられる方法。 - 窓 (4)が特に制御装置 (7)の準備により外部の力で完全にまたは少なくとも部分的に閉じられ、危険な状態がもはや存在しなくなるまで、制御手段により窓 (4)の開閉状態を把握してから開閉の動きを遅らせる他の作動ステップにより特徴づけられる請求項18に記載の方法。
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