JP2007169997A - トングレール - Google Patents

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Takaaki Irie
隆昭 入江
Isamu Okamura
勇 岡村
Kenji Sumiyoshi
賢治 住吉
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Abstract

【課題】強度的に不利であるトングレール先端部において、車両走行時の荷重による応力が集中しても、レール損傷が発生しにくい構造のトングレールを提供すること。
【解決手段】曲線状の部分13から先端部の直線状の部分14にかけて漸次頭部幅が減少し、直線状の部分には、最先端15から内側に向けて高くなるような上り勾配16を経て徐々に幅が広くなるように三角形の頂面17が形成され、最先端15から300mm内側に入った部分における頂面17の幅Dが9〜15mmである。
【選択図】図4

Description

この発明は、鉄道軌道の分岐器類や伸縮継目等で基本レールや受けレールと組み合わせて使用されるトングレールに関する。
鉄道軌道の分岐器や伸縮継目には、レール頭部断面形状を順次変化させながら、その先端を鋭く且つ薄く加工したトングレールがよく用いられている。
通常、トングレールには、車輪の輪重を受け、車輪フランジを誘導するという機能があるが、従来のトングレールは専ら軌間線とレール踏面との幾何学的理論及び安全性を考慮して設計され、製作されており、実質的な車輪とレールとの接触部における荷重の作用動向については余り考慮が払われていなかった。
これは車輪走行が繰り返されるに伴い、トングレールに初期摩耗や初期メタルフローが発生して車輪とレールとの接触部分に自然と「なじみ」が生じ、荷重の分散が必然的に行われる結果、「荷重−作用点」の綿密な考証を行う必要性が乏しかったからである。
近年、レール摩耗やメタルフロー等に対するメンテナンスを省略し、長寿命化を図る目的から、トングレールについてもスラッククエンチ熱処理等の熱処理加工によって耐摩耗性を向上させる傾向にある。
しかし、従来のトングレールに熱処理加工を施した場合、耐摩耗性が向上するために初期摩耗や初期メタルフローが発生し難く、車輪とレールとの接触部分に「なじみ」が生じない結果、車輪とレールとの点接触が維持され、その接触点には過大な荷重が繰り返し作用してレール表面層に金属疲労が生じ、これに起因して傷やきしみ割れが発生しやすいという問題があり、特に、従来のトングレールは、基本レールと密着する範囲において3分の1勾配と垂直線を組み合わせた形状となっており、この形状変化部に車両走行時の荷重による応力が集中し、レール損傷が発生する原因となっている。
例えば、従来のトングレールとしては、図1(a)(b)に示すものが知られている。図1(a)はトングレール1の側面図、図1(b)はその平面図である。このトングレールは、曲線状の部分と先端部(長さ300mm)の直線状の部分からなる。図1(b)のA、B、C、D、E各部分の断面形状は図2(a)に示すとおりである。図3(a)はトングレールの先端部付近を拡大して示す側面図、図3(b)はトングレールの先端部付近を拡大して示す平面図である。図3(b)に示すように、先端部(長さ300mm)において、最先端から内側に向けて高くなるような上り勾配2を経て徐々に幅が広くなるように三角形の頂面3(ハッチングを施した領域)が形成されている。三角形の頂面3の一方の側には3分の1勾配4が削成され、他方の側には5分の1勾配5が削成されている。三角形の頂面3は台形状の頂面領域6につながり、台形状の頂面領域6の一方の側には3分の1勾配4が削成され、他方の側には7分の1勾配7が削成されている。8はトングレール頭部中心線、9は軌間線である。図2(b)は図1(b)のF部分の断面であり、10は基本レールである。
ところが、図3(b)において、最先端から300mm内側に入った部分における頂面3の幅Wは6.3mmであって、脆弱な構造である。このように、強度的に不利であるトングレール先端部において、車両走行時の荷重による応力が集中し、レール損傷が発生しやすい。
この種のトングレールに関する技術について、特許文献1には、基本レールに接着したときのトングレール底部下面と基本レール底部上面との間に、基本レールの軌間内側の締結手段を設置し得るに十分な段差を生じるレール高さとする鉄道分岐器用トングレール素材に関する発明が開示されている。
また、特許文献2には、車輪の踏み面形状を車輪の接触面傾斜形状に形成するとともに、それに連続するゲージコーナー円弧部を車輪円弧形状にフィットする円弧形状に形成し、且つ基本レール側密着面形状を勾配一直線通しで形成し、該勾配一直線にフィットする勾配接触部を形成した基本レールと密着させるように構成した分岐器用トングレール密着構造に関する発明が開示されている。
特開2005−36642号公報 特開2002−275804号公報
特許文献1に開示された発明によれば、圧延加工が容易であって且つトングレールへの加工を効率的に行うことはできても、強度的に不利であるトングレール先端部において、車両走行時の荷重による応力が集中し、レール損傷が発生しやすいという課題は解決できない。
また、特許文献2に開示された発明は、トングレールと車輪接触部の形状を面接触とすることで初期フローの軽減を図り、トングレールが基本レールと接触する範囲において勾配直線形状として基本レールの対応勾配直線形状と密着させることで、トングレールの浮き上がりを防止することはできても、強度的に不利であるトングレール先端部において、車両走行時の荷重による応力が集中し、レール損傷が発生しやすいという課題は解決できない。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、強度的に不利であるトングレール先端部において、車両走行時の荷重による応力が集中しても、レール損傷が発生しにくい構造のトングレールを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のトングレールは、鉄道軌道の分岐器または伸縮継目にて基本レールまたは受けレールと組み合わせて使用され、レール頭部断面形状をその長手方向先端に向けて鋭く且つ薄くなるように漸次変化させてなるトングレールにおいて、曲線状の部分から先端部の直線状の部分にかけて漸次頭部幅が減少し、上記直線状の部分には、最先端から内側に向けて高くなるような上り勾配を経て徐々に幅が広くなるように三角形の頂面が形成され、最先端から300mm内側に入った部分における頂面の幅が9〜15mmであることを特徴としている。
トングレールはその機能を果たすため、レール頭部断面形状をその長手方向先端に向けて鋭く且つ薄くなるように漸次変化させた形状とせざるを得ない。それゆえ、特に、鋭角状のトングレール先端部は強度的に不利であるという弱点がある。現状のトングレールは、曲線状の部分から先端部の直線状の部分にかけて漸次頭部幅が減少し、上記直線状の部分には、最先端から内側に向けて高くなるような上り勾配を経て徐々に幅が広くなるように三角形の頂面が形成され、最先端から300mm内側に入った部分における頂面の幅が6.3mmしかなく、極めて鋭利な形状である。それゆえ、強大な車輪重量を繰り返し受けた場合、傷や割れが発生しやすい。
しかし、本発明のトングレールによれば、最先端から300mm内側に入った部分における頂面の幅が9mm以上であるから、現状のトングレールに比べて1.4倍以上の断面積となり、強度の向上が期待できるので、強大な車輪重量を繰り返し受けても傷や割れが発生しにくくなる。しかし、その頂面の幅が15mmを超えると、基本レールが基本レールとしての機能を発揮できなくなる恐れがある。
以下に本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。図1ないし図3の構成は、図3(b)のWが6.3mmではない点を除いて本発明のトングレールの実施例においても共通する部分であるので、重複を避けるために、その説明を省略する。
図4はトングレール11が基本レール12に当接する先端部を拡大して模式的に示す平面図である。トングレール11は、曲線状の部分13から先端部の直線状の部分14にかけて漸次頭部幅が減少し、最先端15から内側に向けて高くなるような上り勾配16を経て徐々に幅が広くなるように三角形の頂面17が形成され、最先端から300mm内側に入った部分における頂面の幅Dが9〜15mmとされる。
トングレール11の先端部の頂面の幅を広くする手段としては、基本レールに曲げ加工を施すことも考えられるが、長尺で大重量の基本レールに精密な曲げ加工を施すことは困難で、加工コストが極めて高くなり、その曲げ加工に伴ってレール付帯設備にも余分な加工が必要になる。
しかしながら、トングレール11の先端部の頂面の幅を広くする手段として、必要なだけ基本レールを部分的に削り込むことにすれば、曲げ加工に比べて加工コストは低くなり、レール付帯設備に余分な加工をしなくて済むので好都合である。
図1(a)はトングレールの側面図、図1(b)はその平面図である。 図2(a)は図1(b)のAないしE部分の断面図、図2(b)は図1(b)のF部分の断面図である。 図3(a)はトングレール先端部の拡大側面図、図3(b)はその拡大平面図である。 本発明の特徴を説明するために、トングレールが基本レールに当接する先端部を拡大して模式的に示す平面図である。
符号の説明
1 トングレール
2 上り勾配
3 トングレール頂面の三角形
4 3分の1勾配
5 5分の1勾配
6 台形状の頂面領域
7 7分の1勾配
8 トングレール頭部中心線
9 軌間線
10 基本レール
11 トングレール
12 基本レール
13 曲線状の部分
14 直線状の部分
15 最先端
16 上り勾配
17 トングレール頂面の三角形

Claims (1)

  1. 鉄道軌道の分岐器または伸縮継目にて基本レールまたは受けレールと組み合わせて使用され、レール頭部断面形状をその長手方向先端に向けて鋭く且つ薄くなるように漸次変化させてなるトングレールにおいて、曲線状の部分から先端部の直線状の部分にかけて漸次頭部幅が減少し、上記直線状の部分には、最先端から内側に向けて高くなるような上り勾配を経て徐々に幅が広くなるように三角形の頂面が形成され、最先端から300mm内側に入った部分における頂面の幅が9〜15mmであることを特徴とするトングレール。



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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245537A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Central Japan Railway Co 鉄道分岐器、鉄道分岐器用トングレール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4925135A (en) * 1987-06-15 1990-05-15 Bwg Butzbacher Weichenbau Gmbh Arrangement for controlled guidance of a wheel axle or of a bogie of a rail vehicle passing over points
JPH07127001A (ja) * 1993-10-28 1995-05-16 Daiwa Kogyo Kk トングレール

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