JP2007167322A - 洗顔洗髪装置及び該装置を備えた洗面化粧台ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】適温に加熱した純水で洗顔・洗髪を満足に行えるようにし、また、装置全体をコンパクト化して設置場所の確保を容易としつつ取付施工性及び運搬・取扱性等にも優れた洗顔洗髪装置と洗面化粧台ユニットを提供すること。
【解決手段】原水供給源CWに並列接続可能とされた複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cと、該複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cへ原水を加圧送水する加圧送水ポンプ2と、前記複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cで生成された純水を加熱して高温純水と低温純水として送出する加熱装置3と、該加熱装置3から送出される低温純水を殺菌処理する紫外線殺菌装置4と、前記加熱装置3から送出される高温純水と前記紫外線殺菌装置4で殺菌処理された低温純水とを混合調節して出水する混合水栓器具5とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、美容と健康のために使用される洗顔洗髪装置及び該装置を備えた洗面化粧台ユニットに関するものである。
従来、洗顔や洗髪に際して、化粧品や化粧水、シャンプーやリンスに拘る人は多いが、水に拘る人は少ないのが実情である。
なお、従来、病院、実験室、飲食品加工業、調理場など衛生の確保が高度に要求される作業現場に設置される手洗い装置として、紫外線殺菌器とフィルターとを給水配管中に設置した殺菌水洗面化粧台が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−90490号公報
従来、洗顔や洗髪に使用している水の大半は、水道水又は井戸水である。前記特許文献1のものは、原水を紫外線殺菌器で殺菌し、フィルターで濾過して使用するようにしているが、純水に比較すれば、不純物が残留しているものと推定されるのみならず、温水として使用するようにしたものではない。
一方、純水は、水道水や井戸水とは違い、不純物(例えば、塩素、トリハロメタン、有機物、無機物、細菌類等)を全く含まないピュアな水のため、素肌に浸透し易く、馴染み易い性質を有している。
純水を使用した洗顔や洗髪は、従来使用している水道水や井戸水と比較すると、素肌に対して、遙かに浸透性が高く、老廃物(脂肪等)や汚れを落とす作用効果が優れている。
特に、純水を加熱して温水として使用することによって、洗顔や洗髪時に素肌に沈着している老廃物(脂肪等)を容易に浮かせ、より質の高い洗顔や洗髪を可能にする。
しかし、純水を作るためには、例えば、逆浸透膜式純水生成装置を従来使用している洗面化粧台等に組み込む必要があり、その組み込みスペースとして、洗面化粧台等の下部スペースが想定されるが、この下部スペースでは、小型のものしか組み込めず、これでは、純水の生成能力が低く満足な洗顔や洗髪を行うことができないという問題がある。なお、純水を大量に生成できる能力のある大型の逆浸透膜式純水生成装置を前記洗面化粧台等とは別設置することも考えられるが、その場合では、該装置の設置場所の確保が問題となり、取付施工性及び運搬・取扱性等にも問題がある。
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みて開発されたもので、その目的とするところは、適温に加熱した純水で洗顔・洗髪を満足に行えるようにし、また、装置全体をコンパクト化して設置場所の確保を容易としつつ取付施工性及び運搬・取扱性等にも優れた洗顔洗髪装置及び該装置を備えた洗面化粧台ユニットを提供することである。
前記目的を達成するために本発明は、原水供給源に並列接続可能とされた複数の逆浸透膜式純水生成装置と、該複数の逆浸透膜式純水生成装置へ原水を加圧送水する加圧送水ポンプと、前記複数の逆浸透膜式純水生成装置で生成された純水を加熱して高温純水と低温純水として送出する加熱装置と、該加熱装置から送出される低温純水を殺菌処理する紫外線殺菌装置と、前記加熱装置から送出される高温純水と前記紫外線殺菌装置で殺菌処理された低温純水とを混合調節して出水する混合水栓器具とを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、逆浸透膜式純水生成装置を複数に分けることによって大容量の純水の生成を可能としつつ該生成装置をコンパクトに整列配置可能として装置全体の設置場所の確保を容易化し、しかも、十分な量の純水を連続して生成させ、かつ、これを加熱装置で加熱して高温純水と低温純水とし、これらを適温に混合して混合水栓器具から出水させることができるため、洗顔・洗髪時、細菌類等の不純物を全く含まない適温の純水で洗顔・洗髪をすることができ、素肌に沈着している老廃物(脂肪等)を容易に浮かせ、質の高い洗顔・洗髪が可能となる。なお、前記加熱装置から送出される低温純水は、紫外線殺菌装置で殺菌処理させていることによって、加熱装置内に滞留した純水が、例えば、長時間の滞留等によって細菌類が繁殖することがあっても、加熱装置を通して高温で出水される純水は加熱殺菌され、低温で出水される純水は紫外線殺菌装置で殺菌処理して出水されるため、純水のTDS(全溶存固形物量)値が悪化することを防止させることができ、素肌に馴染みやすい純水をいつでも混合水栓器具から連続して出水させることができる。
また、前記複数の逆浸透膜式純水生成装置の上流には、粗大な不純物除去と脱臭を行うプリカーボンフィルタと、それよりも細かい不純物除去を行うセディメントフィルタとが設置してあることを特徴としている。
上記構成によれば、プリカーボンフィルタ及びセディメントフィルタで原水中に含まれる大部分の不純物が除去濾過され、かつ、脱臭されるため、逆浸透膜式純水生成装置の機能低下を遅らせて長期間に亘って良好な機能を発揮させることができ、しかも、複数の逆浸透膜式純水生成装置に対して、プリカーボンフィルタ及びセディメントフィルタを共用することができるため、装置のコンパクト化が可能となる。
また、前記複数の逆浸透膜式純水生成装置は、純水生成運転時、少なくとも1つを休止させて運転し、該運転終了後、洗浄運転に移行させ、この洗浄運転では、純水生成運転に関与したうちの1つだけに原水を供給して純水を生成させ、この純水を他の全ての原水供給口へ原水の代わりに供給して装置内部を洗浄させ、その洗浄水は紫外線殺菌装置を通して外部に排出させ、洗浄後は次回の純水生成運転時まで待機させ、次回の純水生成運転時には、前回の洗浄運転で洗浄用純水の生成に関与したものを休止させ、それ以外の洗浄済みのもので純水生成運転を行わせるようにプログラム制御可能とされていることを特徴としている。
上記構成によれば、次のような不具合を解消することができる。即ち、純水生成運転の停止時に、各逆浸透膜式純水生成装置の内部に純水と濃縮水が浸透膜の両側に残り、原水側からの加圧がなくなって前記両側が同一圧力となり、両側の濃度が平衡状態となる浸透現象で純水側のTDS値が悪化し、これが次回の純水使用初期に流れ出す不具合がある。そこで、これを1つの生成装置だけ運転して純水を生成させ、この純水を使用して残存するものを洗い流して洗浄させ、全部純水に置換させて次回まで待機させ、次回の純水生成運転時には、純水で洗浄置換された生成装置だけを使用して純水の生成を行わせて前記不具合を解消しており、その際、前回の洗浄運転において洗浄用純水の生成に関与した生成装置を休止させることで、この装置内に残存する水(不純物を含む可能性あり)を使用しないようにしているのである。なお、上記洗浄水を紫外線殺菌装置を通して外部に排出させていることによって、待機中に外部排出経路から生成装置内に細菌類が侵入することを防止し、洗浄済みの装置内に残存する純水のTDS値が悪化することを防止させているのである。
また、前記洗浄用純水の生成に関与する生成装置は、複数の生成装置間で順番に使用されるようにプログラム制御可能とされていることを特徴としている。
上記構成によれば、複数の逆浸透膜式純水生成装置の寿命を均一に保持させることができる。
また、前記加熱装置から混合水栓器具に接続されている高温純水と低温純水の配管途中には、外部給湯設備に接続可能とされた給湯配管と原水供給源に接続可能とされた給水配管とに切換接続するための三方切換弁が設置されており、該三方切換弁は、純水供給系統の故障時等の緊急時に、混合水栓器具を外部給湯設備への給湯配管と原水供給源に接続可能とされた給水配管とに切換接続し、通常時には、前記加熱装置から混合水栓器具に連通接続させるように構成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、純水供給系統の故障時等の緊急時には、外部給湯設備からの温水と原水供給源に接続可能とされた給水配管からの原水を混合水栓器具から出水させることができ、洗顔や洗髪途中での不測の中断を回避することができる。
また、前記洗顔洗髪装置が洗面化粧台にユニットとして組み込まれていることを特徴としている。
上記構成によれば、適温の純水で質の高い洗顔、洗髪を可能とした洗面化粧台をユニット商品として製造販売することができる。
また、前記洗顔洗髪装置の複数の逆浸透膜式純水生成装置が扁平薄型とされた収納枠体又は収納ボックスに前記扁平方向に沿って並列状態で収納されて洗面化粧台の背面又は側面に配置され、前記加圧送水ポンプ、加熱装置及び紫外線殺菌装置が洗面化粧台の下部に収納配置されていることを特徴としている。
上記構成によれば、複数の逆浸透膜式純水生成装置を扁平薄型とされた収納枠体又は収納ボックスに整列させてコンパクトに収納配置することができ、これによって洗面化粧台の背面又は側面に外観体裁良くコンパクトに配置することが可能となり、また、加圧送水ポンプ、加熱装置及び紫外線殺菌装置を洗面化粧台の下部にコンパクトに組み込むことができ、これによって、洗面化粧台ユニットの設置場所の確保が容易で取付施工性及び運搬・取扱性にも優れたものとすることができる。なお、複数の逆浸透膜式純水生成装置を収納する扁平薄型とされた収納枠体又は収納ボックス内には、プリカーボンフィルタ及びセディメントフィルタを設置することにより、これらフィルタに大型のもを採用することが可能となり、フィルタエレメントの交換頻度を減らしメンテナンスを有利とすることができる。
本発明によれば、適温に加熱した純水で洗顔・洗髪を満足に行えるようにし、また、装置全体をコンパクト化して設置場所の確保を容易としつつ取付施工性及び運搬・取扱性等にも優れた洗顔洗髪装置及び該装置を備えた洗面化粧台ユニットを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る洗顔洗髪装置の全体の配管系統図であって、本発明装置は、原水供給源CWに並列接続可能とされた複数(図1は3個の場合を示す)の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cと、該複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cへ原水を加圧送水する加圧送水ポンプ2と、前記複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cで生成された純水を加熱して高温純水と低温純水として送出する加熱装置3と、該加熱装置3から送出される低温純水を殺菌処理する紫外線殺菌装置4と、前記加熱装置3から送出される高温純水と前記紫外線殺菌装置4で殺菌処理された低温純水とを混合調節して出水する混合水栓器具5とを備えている。
原水供給源CWとしては、水道水、井戸水その他、いずれでも使用可能である。本実施形態においては、水道水、井戸水その他、何れかの原水供給源に一次側給水止水弁6を介して接続される給水配管7から分岐継手8を介して分岐された分岐給水配管9が逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cの一次側に並列接続されている。
上記分岐給水配管9の途中には、自動開閉弁10、逆止弁11、加圧送水ポンプ2、第1水圧計12、プリカーボンフィルタ13、セディメントフィルタ14及び第2水圧計15が上流側から順に設置されており、第2水圧計15の下流で分岐給水配管9が個別給水配管9a〜9cに分岐されて各逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cの一次側にそれぞれ原水供給用電磁弁16a〜16cを介して並列接続されている。
上記各逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cの二次側には、個別純水送出配管17a〜17cと個別濃縮水排出配管18a〜18cがそれぞれ接続されている。
各個別純水送出配管17a〜17cは、それぞれ逆止弁19a〜19cを介して共通純水送出配管20に並列接続されており、この共通純水送出配管20には、電磁弁21、逆止弁22、アキュームレータタンク23、第3水圧計24及び加熱装置3が上記順に接続してある。なお、第3水圧計24には、圧力スイッチ25が分岐接続してある。
前記各個別濃縮水排出配管18a〜18cは、それぞれニードルバルブなどの絞り弁26a〜26cを介して第1共通排出配管27に並列接続されると共に、濃縮水排出用電磁弁28a〜28cを介して第2共通排出配管29にも並列接続されている。これら第1共通排出配管27と第2共通排出配管29とは濃縮水又は洗浄水を外部に排出するためのもので、途中には、紫外線殺菌装置30が設置されている。
前記共通純水送出配管20には、前記電磁弁21の上流側に洗浄水取り出し配管31が分岐接続され、この洗浄水取り出し配管31は、個別洗浄水供給配管32a〜32cに分岐されて各逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cの一次側にそれぞれ洗浄水供給用電磁弁33a〜33cを介して前記個別給水配管9a〜9cと並列に接続されている。
前記各逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cは、内部にメンブレンフィルタを備えており、一次側から供給された原水を濾過して純水を生成し、残りは、濃縮水として分離排出する構成とされている。各装置1a〜1cの純水生成能力は、それぞれ、例えば、4.7リットル毎分とされるが、これに制限されるものではない。
上記メンブレンフィルタは、微細な不純物(例えば、塩素、細菌類、その他、0.0001ミクロン以上の溶質)を濾過除去して純水を生成することができるもので、所謂、浸透膜を利用したフィルタであって、通常では、溶液の濃度差により、薄い側から濃い側へ溶液が浸透して濃度が平衡するまで浸透現象が進行するが、上記濃い側の溶液に圧力を掛けてやると、上記浸透膜の部分で逆浸透現象が起こり、これを利用するのが逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cであって、そのための原水側の圧力は、加圧送水ポンプ2によって与えられる。
前記プリカーボンフィルタ13は、原水から粗大な不純物除去と脱臭を行うためのものであり、また、前記セディメントフィルタ14は、それよりも細かい不純物(例えば、5ミクロン以上)を濾過除去するためのもので、いずれも、前記各逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cの純水生成機能を可及的に長く良好に維持させるために該装置の前段に設置されている。
加熱装置3は、内部に電熱ヒータ又はガスヒータなどの加熱手段が装備されており、前記逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cで生成された純水を加熱して高温給湯配管34と低温給湯配管35とを通して混合水栓器具5に送出するもので、内部に1回の洗顔・洗髪に使用する容量の平均値(例えば、25リットル)以上の容量の貯湯タンクが装備されており、この貯湯タンクの上部から高温純水が高温給湯配管34を通して、また、貯湯タンクの下部から低温純水が低温給湯配管35を通して混合水栓器具5に供給され、該混合水栓器具5でそれらの混合量が調整されて出水される。なお、加熱装置3から混合水栓器具5に接続されている低温給湯配管35の途中には、紫外線殺菌装置4が設置されている。
また、上記加熱装置3から混合水栓器具5に接続されている高温給湯配管34と低温給湯配管35との途中には、外部給湯設備HWに一次側給湯止水弁36を介して連通接続される給湯配管37と前記原水供給源CWに繋がる給水配管7とに切換接続するための三方切換弁38,39が設置されており、この三方切換弁38,39は、純水供給系統の故障時等の緊急時に、例えば、警報ランプを点灯表示させ、切換スイッチにより前記分岐給水配管9の上流の自動開閉弁10を閉鎖させ、同時に三方切換弁38,39を電動モータなどで自動的に切り換えて、混合水栓器具5を外部給湯設備HWに繋がる給湯配管37と原水供給源CWに繋がる給水配管7とに切換接続して、これら給湯配管37と給水配管7とから直接出水可能とされており、通常時には、前記加熱装置3から混合水栓器具5に連通接続させるように構成されている。
上記混合水栓器具5には、カランやシャワーヘッドなどの出水・出湯器具40が切換可能に接続される。なお、上記混合水栓器具5は、複数個を並列設置してもよい。また、アキュームレータタンク23は、混合水栓器具5からの出水時や止水時などの共通純水送出配管20系統全体の急激な水圧変動による衝撃を吸収緩和させるために設置されている。
上記図1に示した洗顔洗髪装置は、図2〜図4に示すように、洗面化粧台41にユニットとして組み込むことができる。
この場合、複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cは、図2〜図4に示すように、扁平薄型(例えば、奥行き寸法を約70〜100mm)に製造された収納枠体又は収納ボックス42内に前記扁平方向に沿って並列状態で整列収納して図2のように洗面化粧台41の背面又は図3、図4のように洗面化粧台41の左右いずれか一方の側面に配置するものである。扁平薄型の収納枠体又は収納ボックス30は、洗面化粧台41の高さ及び左右方向幅と同一とし、既存の壁面や新設の壁面に埋め込みを可能としてもよく、露出させたままとしてもよい。洗面化粧台41は、例えば、高さが1800mm、左右方向の幅が750mm、奥行きが700mmとされるが、市販品(既製品)を利用し、収納枠体又は収納ボックス42を付加して構成してもよい。上記収納枠体又は収納ボックス42内には、プリカーボンフィルタ13及びセディメントフィルタ14をも収納している。
そして、混合水栓器具5は、洗面化粧台41の洗面受け43の上方の適宜の位置に設置され、前記加圧送水ポンプ2、加熱装置3、紫外線殺菌装置4は、洗面化粧台41に下部に整理整頓して収納配置される。
なお、図1における給水配管7、給湯配管37、分岐継手8、自動開閉弁10、三方切換弁38,39及び紫外線殺菌装置30は、洗面化粧台41の下部や収納枠体又は収納ボックス42内などに適宜収納配置され、また、一次側給水止水弁6及び一次側給湯止水弁36は、洗面化粧台41の下部側面や背面などの適宜箇所に取り付けられる。
洗面化粧台41の前面一側(例えば、向かって右側)には、操作盤44が設置され、この操作盤44には、自動純水生成運転スイッチ、個別単独純水生成運転スイッチ、個別単独洗浄運転スイッチ、緊急時などの切換スイッチ、警報ランプなどが装備される。また、自動運転などの設定制御を行うプログラムソフトの設定登録や変更を可能とする入出力装置及び総合的な動作指令や動作制御、判断などを行わせる中央演算装置を収容した制御ボックスが付設される。
上記プログラムソフトの内容は、前記複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cを、純水生成運転時、少なくとも1つ、例えば、1cを休止させて運転し、該運転終了後、洗浄運転に移行させ、この洗浄運転では、純水生成運転に関与した1a、1bうちの1つだけ、例えば、1aに原水を供給して純水を生成させ、この純水を他の全て1b、1cの原水供給口へ原水の代わりに供給して装置内部を洗浄させ、その洗浄水は紫外線殺菌装置30を通して外部に排出させ、洗浄後は次回の純水生成運転時まで待機させ、次回の純水生成運転時には、前回の洗浄運転で洗浄用純水の生成に関与したもの1aを休止させ、それ以外の洗浄済みのもの1b、1cで純水生成運転を行わせるようにプログラム制御可能とされている。以後、前記洗浄用純水の生成に関与する生成装置は、複数の生成装置1a〜1c間で順番に使用されるようプログラム制御可能とされている。
本発明の実施形態は、以上の構成からなり、次に全体の動作を図1を参照して説明する。
先ず、給水配管7は、一次側給水止水弁6を介して水道水や井戸水などの原水供給源CWに接続される。また、給湯配管37は、一次側給湯止水弁36を介して外部給湯設備HW、例えば、瞬間湯沸器やセントラル給湯設備などに接続される。そして、上記一次側給水止水弁6と一次側給湯止水弁36とが使用に先立って開状態とされる。
この状態で、自動純水生成運転スイッチを投入すると、純水生成運転となり、この時、1aと1bを使用し、1cを休止させるために、電磁弁16aを開、16bを開、16cを閉、21を開、28a〜28cを閉、33a〜33cを閉として、加圧送水ポンプ2が駆動されて運転される。
この場合、自動開閉弁10は開放され、三方切換弁38,39は加熱装置3から混合水栓器具5に純水が供給される側に切り換えられている。そして、絞り弁26a〜26cは、一定の絞り状態に固定設定されている。従って、1aと1bの装置だけで純水が生成されて加熱装置3へ送られる。混合水栓器具5から純水が出水されて使用されている限り、この状態が継続される。
そして、純水の使用が停止されると、第3水圧計24の値が上昇し、予め設定した所定値に達すると、圧力スイッチ25が動作して加圧送水ポンプ2を停止させる。
上記により純水生成運転が終了となる。この後、タイマーなどで設定された所定時間だけ洗浄運転が自動的に行われる。
この洗浄運転では、1aだけを使用し、1bと1cは休止させ、洗浄を行わせる。そのために、電磁弁16aを開、16bと16cを閉、21を閉、28aを閉、28bと28cを開、33aを閉、33bと33cを開として、加圧送水ポンプ2が駆動される。
これにより、1aで純水が生成され、その純水が配管31から配管32b、32cを経て1b、1cの一次側に供給され、1b、1c内に残留している原水や濃縮水は、絞り弁26b、26c側ではなく、開放されている弁28b、28c側を通って第2共通排出配管29から外部に排出され、1b、1c内が純水に置換される。
上記洗浄運転は、所定時間だけ行われ、加圧送水ポンプ2が停止され、次に純水が使用されるときまで待機する。この待機中、第2共通排出配管29や第1共通排出配管27を通って外部から細菌類が侵入する可能性があり、これを紫外線殺菌装置30で防止させている。
次に純水が使用されるときには、1aが休止され、1bと1cとを使用して純水の生成が行われる。そして、この場合の洗浄運転は、1bを使用して洗浄用の純水を生成させ、この純水で1aと1cを洗浄させるものである。
以後上記純水生成運転と洗浄運転とが一連のプログラムで自動的に行われ、休止させるものは前回の洗浄運転において洗浄用純水を生成したものとされ、これを順番に巡回させて寿命の均一化を図るものである。
上記純水生成運転と洗浄運転とにおける逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cの動作状況と、各電磁弁16a〜16c、28a〜28c、33a〜33c、21の開閉状態とを一覧表にしたものが下記の表1に示してある。但し、表1において、MBは逆浸透膜式純水生成装置を表す略号であり、動=動作、休=休止を表し、また、各電磁弁の開閉状態は、1=開、0=閉を表している。そして、純水生成運転と洗浄運転とが表1中の丸入り数値の1〜6の順番で行われ、これを1サイクルとして、以後、これを反復して巡回させるようにプログラムされている。
Figure 2007167322
なお、洗浄運転中、次の純水の使用が開始されると、第3水圧計24の指示圧力が下がり、圧力スイッチ25の下限設定圧力以下に下がることになり、この状態になると、当該洗浄前の純水生成運転状態に戻って純水の生成が行われるように設定されている。
次に、純水を使用して洗顔・洗髪を行う場合、本発明の装置では、加熱装置3内の貯湯タンク内の高温純水と低温純水とが高温給湯配管34と低温給湯配管35から混合水栓器具5に供給され、洗顔、洗髪が可能となる。
貯湯タンク内の湯温は、高温給湯配管34から出る側の湯温が所定温度(例えば、75℃)に維持されるように電熱ヒータ又はガスヒータなどがON−OFF制御され、また、低温給湯配管35から出る湯温は所定温度(例えば、5〜15℃)に設定されている。
これによって、混合水栓器具5の操作加減によって、適当な湯温に混合調節して適温に加熱された純水を出水させて洗顔・洗髪を行うことができる。
このように、本発明装置によれば、原水から不純物を除去したピュアな純水を洗顔・洗髪に使用できるため、素肌への浸透性がよく、しかも、適温に加熱できるため、素肌に沈着した汚れ(脂肪等)を容易に浮かせて洗い落とすことができ、従来よりも高品位の洗顔・洗髪が可能となる。勿論、1回の洗顔・洗髪に必要な水量以上の純水を供給できると共に、万一、純水量が不足した場合や制御電気系統の故障などの緊急時には、自動開閉弁10が閉鎖されて直ちに三方切換弁38,39が切り換えられて給水配管7及び給湯配管37から混合水栓器具5に出水させることができるため、洗顔・洗髪途中での水不足や故障による中断は回避することができる。
本発明においては、複数の逆浸透膜式純水生成装置1a〜1cに分けて使用しているため、大容量の純水の出水を可能としながらも整理整頓配置して扁平薄型スペース内にコンパクトに収納配置させることができ、洗面化粧台41の背面又は側面に配置することによって、洗面化粧台ユニットをコンパクト化することができ、洗面化粧台の設置場所の確保が容易で取付施工性及び運搬・取扱性にも優れたものとすることができる。
本発明の実施形態は以上の構成と作用効果を有するものであるが、本発明は、上記実施形態にのみ制約されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で自由に変更して実施してもよい。例えば、緊急時に給水配管7へ切り換える三方切換弁39は加熱装置3と紫外線殺菌装置4と間に配置してもよい。また、既存の洗面化粧台に本装置を組み込むようにしてもよい。さらに、本発明では、逆浸透膜式純水生成装置を2個以上使用し、2個の場合で、洗浄を行わせる場合は、1個ずつを交互に使用するものとし、3個以上使用する場合は、1個を洗浄用とし、他のもので純水生成を行わせ、その際、洗浄用純水の生成装置を固定せず、順番に巡回使用するものとする。
本発明に係る洗顔洗髪装置の全体の配管系統図である。 本発明装置を組み込んだ洗面化粧台ユニットの第1実施例であって、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は収納枠体又は収納ボックスの正面図、(D)は収納枠体又は収納ボックスの側面図である。 本発明装置を組み込んだ洗面化粧台ユニットの第2実施例であって、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は収納枠体又は収納ボックスの側面図、(D)は収納枠体又は収納ボックスの正面図である。 本発明装置を組み込んだ洗面化粧台ユニットの第3実施例であって、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は収納枠体又は収納ボックスの側面図、(D)は収納枠体又は収納ボックスの正面図である。
符号の説明
1a〜1c 逆浸透膜式純水生成装置
2 加圧送水ポンプ
3 加熱装置
4 紫外線殺菌装置
5 混合水栓器具
7 給水配管
37 給湯配管
10 自動開閉弁
16a〜16c 原水供給用電磁弁
17a〜17c 個別純水送出配管
18a〜18c 個別濃縮水排出配管
19a〜19c 逆止弁
20 共通純水送出配管
21 電磁弁
26a〜26c 絞り弁
27 第1共通排出配管
28a〜28c 濃縮水排出用電磁弁
29 第2共通排出配管
30 紫外線殺菌装置
31 洗浄水取り出し配管
32a〜32c 個別洗浄水供給配管
33a〜33c 洗浄水供給用電磁弁
38,39 三方切換弁
41 洗面化粧台
42 収納枠体又は収納ボックス
43 洗面受け

Claims (7)

  1. 原水供給源(CW)に並列接続可能とされた複数の逆浸透膜式純水生成装置(1a)〜(1c)と、該複数の逆浸透膜式純水生成装置(1a)〜(1c)へ原水を加圧送水する加圧送水ポンプ(2)と、前記複数の逆浸透膜式純水生成装置(1a)〜(1c)で生成された純水を加熱して高温純水と低温純水として送出する加熱装置(3)と、該加熱装置(3)から送出される低温純水を殺菌処理する紫外線殺菌装置(4)と、前記加熱装置(3)から送出される高温純水と前記紫外線殺菌装置(4)で殺菌処理された低温純水とを混合調節して出水する混合水栓器具(5)とを備えていることを特徴とする洗顔洗髪装置。
  2. 前記複数の逆浸透膜式純水生成装置(1a)〜(1c)の上流には、粗大な不純物除去と脱臭を行うプリカーボンフィルタ(13)と、それよりも細かい不純物除去を行うセディメントフィルタ(14)とが設置してあることを特徴とする請求項1に記載の洗顔洗髪装置。
  3. 前記複数の逆浸透膜式純水生成装置(1a)〜(1c)は、純水生成運転時、少なくとも1つ(1c)を休止させて運転し、該運転終了後、洗浄運転に移行させ、この洗浄運転では、純水生成運転に関与した(1a)(1b)のうちの1つ(1a)だけに原水を供給して純水を生成させ、この純水を他の全て(1b)(1c)の原水供給口へ原水の代わりに供給して装置内部を洗浄させ、その洗浄水は紫外線殺菌装置(30)を通して外部に排出させ、洗浄後は次回の純水生成運転時まで待機させ、次回の純水生成運転時には、前回の洗浄運転で洗浄用純水の生成に関与したもの(1a)を休止させ、それ以外の洗浄済みのもの(1b)(1c)で純水生成運転を行わせるようにプログラム制御可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗顔洗髪装置。
  4. 前記洗浄用純水の生成に関与する生成装置は、複数の生成装置(1a)〜(1c)間で順番に使用されるようプログラム制御可能とされていることを特徴とする請求項3に記載の洗顔洗髪装置。
  5. 前記加熱装置(3)から混合水栓器具(5)に接続されている高温純水と低温純水の配管(34)(35)の途中には、外部給湯設備(HW)に接続可能とされた給湯配管(37)と原水供給源(CW)に接続可能とされた給水配管(7)とに切換接続するための三方切換弁(38)(39)が設置されており、該三方切換弁(38)(39)は、純水供給系統の故障時等の緊急時に、混合水栓器具(5)を外部給湯設備(HW)への給湯配管(37)と原水供給源(CW)に接続可能とされた給水配管(7)とに切換接続し、通常時には、前記加熱装置(3)から混合水栓器具(5)に連通接続させるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の洗顔洗髪装置。
  6. 前記請求項1〜5の何れかに記載の洗顔洗髪装置が、洗面化粧台(41)にユニットとして組み込まれていることを特徴とする洗面化粧台ユニット。
  7. 前記洗顔洗髪装置の複数の逆浸透膜式純水生成装置(1a)〜(1c)が扁平薄型とされた収納枠体又は収納ボックス(42)に前記扁平方向に沿って並列状態で収納されて洗面化粧台(41)の背面又は側面に配置され、前記加圧送水ポンプ(2)、加熱装置(3)及び紫外線殺菌装置(4)が洗面化粧台(41)の下部に収納配置されていることを特徴とする請求項6に記載の洗面化粧台ユニット。
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