JP2007166076A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランプレベルの精度を高い水準に保つことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】有効画素列および遮光画素の各画素に蓄積した電荷を第1転送路および第2転送路で転送して出力する転送出力部とを備えた第1撮像素子と、第2転送路に沿って出力された複数の遮光画素の出力電荷をクランプするクランプ部と、第1撮像素子の有効画素に入射する被写体光量の分布を測定する第2撮像素子と、第2撮像素子の画素のうちで閾値以上の信号レベルを出力した第1判定画素を検出する第1判定部と、第2撮像素子の画素のうち、第1判定画素を基準として第1転送路の電荷転送方向に対応する画素列から第2判定画素を抽出するとともに、該第2判定画素の信号レベルを検出する第2判定部と、第1判定画素および第2判定画素の信号レベルに基づいて、クランプ部に対してクランプの範囲を変更させるクランプ制御部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像素子の出力信号をクランプする手段を備えた撮像装置に関する。
近年では、撮像素子で撮影した被写体像の画像データを電子的に記録する電子カメラが急速に普及しつつある。かかる撮像素子の出力には、受光素子の暗電流成分によるノイズが含まれていることが公知である。そのため、電子カメラでは、被写体の色レベル(階調)を忠実に再現するべく、遮光画素から取得した黒レベルの平均値を基準レベルとして画像信号をクランプする。
ところで、撮影画面内に高輝度の被写体が存在する場合、撮像素子の画素から電荷があふれ出すことでブルーミングやスミアが発生することがある。かかる場合には遮光画素の黒レベルを示す値が本来の値よりも上昇し、クランプレベルと基準レベルとの間に誤差が生じるおそれもある。この点に関連して、例えば特許文献1には、高輝度被写体の位置等に基づいてクランプに用いる遮光領域の位置を変化させる技術が開示されている。
特開2004−222185号公報
しかし、高輝度被写体の位置、輝度等によってブルーミングやスミアの影響を予測しようとしても、ブルーミングやスミアの発生を高い精度で推定することは比較的困難である。そのため、従来技術では、ブルーミングやスミアが生じておらず遮光画素の出力を本来クランプすべき範囲についても、高輝度被写体の存在によってクランプの対象外となる場合もある。したがって、撮影画面内に高輝度被写体が存在するときには、クランプレベルの精度が低くなりうる点で改善の余地があった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためのものであって、その目的は、撮影画面内に高輝度被写体が存在する場合においても、クランプレベルの精度を高い水準に保つことができる撮像装置を提供することである。
第1の発明は、第1撮像素子と、クランプ部と、第2撮像素子と、第1判定部と、第2判定部と、クランプ制御部とを備えることを特徴とする。第1撮像素子は、第1転送路と、第1転送路に沿って配列された有効画素列と、有効画素列の一端部に配置された遮光画素とからなる転送列を複数有するとともに、各々の転送列で転送される各画素の電荷をさらに転送する第2転送路と、有効画素列および遮光画素の各画素に蓄積した電荷を第1転送路および第2転送路で転送して出力する転送出力部とを備える。クランプ部は、第1撮像素子の第2転送路に沿って出力された複数の遮光画素の出力電荷をクランプする。第2撮像素子は、第1撮像素子の有効画素に入射する被写体光量の分布を測定する。第1判定部は、第2撮像素子の出力に基づいて、第2撮像素子の画素のうちで閾値以上の信号レベルを出力した第1判定画素を検出する。第2判定部は、第2撮像素子の画素のうち、第1判定画素を基準として第1転送路の電荷転送方向に対応する画素列から第2判定画素を抽出するとともに、該第2判定画素の信号レベルを検出する。クランプ制御部は、第1判定画素および第2判定画素の信号レベルに基づいて、クランプ部に対してクランプの範囲を変更させる。
第2の発明は、第1の発明において、第2判定部は撮影条件の設定に応じて第2判定画素の抽出を行うことを特徴とする。
本発明では、第2判定画素の信号レベルの判定によってスミア等の影響がない遮光画素の出力のみをクランプするため、クランプレベルの精度を高い水準に保つことができる。
図1は、本実施形態の電子カメラの構成を示す概要図である。本実施形態では一眼レフレックス型の電子カメラの例を説明する。
まず、電子カメラの光学系の構成を説明する。電子カメラは、本体部11とレンズユニット12とを有している。本体部11およびレンズユニット12はそれぞれマウントを介して交換自在に接続されている。レンズユニット12は、撮影レンズ13および絞り14が収納されている。なお、撮影レンズ13および絞り14の状態は、後述するCPU29によって制御される。
また、電子カメラの本体部11には、メインミラー15と、第1撮像素子16と、ファインダ光学系とが収納されている。メインミラー15および第1撮像素子16は撮影レンズ13の光軸に沿って配置されている。また、ファインダ光学系は本体部11の上部領域に配置されている。
メインミラー15は、不図示の回動軸によって回動可能に軸支されており、観察状態と退避状態とを切り替え可能となっている。観察状態のメインミラー15は、第1撮像素子16の前方で傾斜配置される。この観察位置でのメインミラー15は、撮影レンズ13を通過した光束を上方へ反射してファインダ光学系に導く。なお、メインミラー15の一部は光を透過するハーフミラーとなっている。そして、観察状態においてメインミラー15を透過した光束はサブミラーで下方に屈折されて焦点検出部に導かれる(サブミラーおよび焦点検出部の図示は省略する)。
一方、退避状態のメインミラー15は、上方に跳ね上げられて撮影光路から外れた位置にある。メインミラー15が退避状態にあるときは、撮影レンズ13を通過した光束は第1撮像素子16に導かれることとなる。
ファインダ光学系は、拡散スクリーン17と、コンデンサレンズ18と、ペンタプリズム19と、接眼レンズ20および第2撮像素子21とを有している。拡散スクリーン17はメインミラー15の上方に位置し、観察状態のメインミラー15で反射された光束を一旦結像させる。拡散スクリーン17上で結像した光束はコンデンサレンズ18およびペンタプリズム19を通過し、ペンタプリズム19の入射面に対して90°偏向した射出面から接眼レンズ20に導かれる。また、ペンタプリズム19の近傍には第2撮像素子21が配置されている。そして、拡散スクリーン17で拡散された光束の一部は、コンデンサレンズ18、ペンタプリズム19を通って、第2撮像素子21の受光面で再結像されるようになっている。
次に、電子カメラの電子回路の構成を説明する。電子カメラは、上記の第1撮像素子16および第2撮像素子21と、アナログフロントエンド部(AFE)22と、A/D変換回路23と、メモリ24と、画像処理回路25と、タイミングジェネレータ(TG)26と、記録I/F27と、モニタ28と、CPU29およびデータバス30とを有している。なお、第2撮像素子21の出力と、A/D変換回路23の出力と、メモリ24と、画像処理回路25と、記録I/F27と、モニタ28およびCPU29とは、それぞれデータバス30に接続されている。
第1撮像素子16は例えばCCDで構成される。この第1撮像素子16には、メインミラー15が退避状態にあるときに被写体像が結像する。そして、第1撮像素子16は、撮影時に被写体像を光電変換してアナログ信号を生成する。
図2(a)は第1撮像素子16を受光面側からみた図である。また、図2(b)は第1撮像素子16の構成の一部を模式的に示す図である。第1撮像素子16の受光面には、光電変換を行う受光素子31が2次元配列されている。第1撮像素子16には、受光素子31の列単位に垂直読み出し線32がそれぞれ設けられている。これらの垂直読み出し線32の出力端には水平読み出し線33が接続されている。なお、水平読み出し線33の出力はAFE部22に接続されている。
また、第1撮像素子16の受光面は、有効画素領域と遮光画素領域(オプティカルブラック領域)とに区画されている。第1撮像素子16の有効画素領域では、被写体像の明るさに応じて各受光素子31に信号電荷が蓄積される。そして、この有効画素領域の出力に基づいて撮影画像データを生成するための画像信号が生成される。
一方、第1撮像素子16の遮光画素領域は有効画素領域の周囲に形成されている。この遮光画素領域は各受光素子31の表面が遮光膜(不図示)によって覆われている。この遮光画素領域では、温度変化等によって受光素子に蓄積される電荷(暗電流成分)が検出される。本実施形態では、この遮光画素領域の出力に基づいて被写体像の黒色に相当する黒レベルが決定される。なお、本実施形態では、有効画素領域の上側に位置する上部遮光画素領域の出力を用いて黒レベルを決定する。
一方、第2撮像素子21は、第1撮像素子16と同じCCDが使用されている。そのため第2撮像素子の構成については重複説明は省略する。この第2撮像素子21には、メインミラー15が観察状態にあるときに被写体像が結像する。また、第2撮像素子21の受光面の結像は、第1撮像素子16と同一の視野範囲となるように設定されている。したがって、第2撮像素子21では第1撮像素子16の有効画素領域に入射する被写体光量の分布を測定することができる。なお、第2撮像素子21の出力は、不図示のA/D変換回路等およびデータバス30を介してCPU29に入力される。
AFE部22は、CDS回路34、ゲイン回路35およびクランプ回路36を有している。CDS回路34は、相関二重サンプリングによって、第1撮像素子16の出力信号のノイズ成分を低減する。ゲイン回路35は、CPU29の指示によって入力された信号の利得を増幅する。かかるゲイン回路35では、第1撮像素子16の画像信号に対して、ISO感度に相当する撮像感度の調整を行うことができる。クランプ回路36は、TG26からのクランプパルスに基づいて入力信号の波形の特定部分を一定の電圧レベルにクランプする。なお、本実施形態での黒レベルは、TG26のOBクランプパルスに基づいて、クランプ回路36が遮光画素の信号出力をクランプすることで決定される。
A/D変換回路23はAFE部22からの出力信号に対してA/D変換を実行する。メモリ24は、画像処理回路25による画像処理の前工程または後工程でデータを一時的に保存する。画像処理回路25は、第1撮像素子16のデジタル画像信号に画像処理を施して撮影画像データを生成する。TG26は、CPU29の指示により、第1撮像素子16およびAFE部22に対して各種動作に必要となる駆動信号を供給する。例えば、TG26は、クランプ回路36に対してクランプの範囲を規定するクランプパルスを出力する。
記録I/F27には記録媒体37を接続するためのコネクタが形成されている。そして、記録I/F27は、コネクタに接続された記録媒体37に対して撮影画像データの書き込み/読み込みを実行する。上記の記録媒体37は、半導体メモリを内蔵したカード型記録媒体や小型ハードディスクなどで構成される。なお、図1では記録媒体37の一例としてカード型記録媒体を図示する。モニタ28には、撮影画像データの再生画像や電子カメラの各種設定を変更するための設定画面などが表示される。
CPU29は所定のシーケンスプログラムに従って電子カメラの各部動作を制御する。特に本実施形態では、CPU29は第2撮像素子21の出力に基づいてAE演算を行うとともに、第1撮像素子16においてブルーミングおよびスミアの発生を判定する。また、CPU29は上記判定結果に基づいて、TG26に対してOBクランプパルスの出力タイミングを指示する。
次に、図3の流れ図を参照しつつ、本実施形態の電子カメラの撮影動作を説明する。
ステップ101:ユーザーは、ファインダ光学系により被写体像のフレーミングを行うとともに、レリーズ釦(不図示)の半押しなどによって電子カメラに対して撮影準備の入力を行う。CPU29は、ユーザーからの入力を受け付けると第2撮像素子21から被写体像の輝度情報を取り込む。そして、CPU29は被写体の輝度情報に基づいてAE演算を実行する。これにより、撮影時の撮影条件(絞り14の絞り値、露光時間の値、ゲイン回路35による撮像感度の値など)が決定される。なお、CPU29は、ユーザーの手動入力に基づいて上記の撮影条件を設定してもよい。
ステップ102:CPU29は、S101での撮影条件が高輝度被写体を撮影するときの撮影条件か(すなわちスミア、ブルーミングが発生しやすい撮影条件であるか)否かを判定する。撮影条件が所定条件を満たす場合(YES側)にはCPU29はS103に移行する。一方、撮影条件が所定条件を満たさない場合(NO側)には、CPU29は通常の撮影モード(S111)に移行する。なお、スミア等の発生しやすい撮影条件では、露光時間は短く、絞り値は小さく(開放側)になる。上記の撮影条件の一例として、露光時間が1/4000sec程度で、絞り値がF1.4程度の組み合わせが該当する。
ステップ103:CPU29は、第2撮像素子21の出力のうち、閾値以上の信号レベルを有する第1判定画素(高輝度被写体の位置する画素)を検出する。そして、CPU29は第1判定画素の位置情報および信号レベルを取得する。なお、第1判定画素が撮影画面内の複数箇所で検出された場合には、CPU29は各々の第1判定画素について位置情報および信号レベルをそれぞれ取得する。
ステップ104:CPU29は、S103で第1判定画素が検出されたか否か(すなわち高輝度被写体が撮影画面内に存在するか)否かを判定する。第1判定画素が検出された場合(YES側)にはCPU29はS105に移行する。一方、第1判定画素が検出されない場合(NO側)には、CPU29は通常の撮影モード(S111)に移行する。
ステップ105:CPU29は、第1判定画素と同じ垂直読み出し線32で読み出される垂直画素列に含まれる画素のうち、第1判定画素の電荷転送方向(上側)に位置する画素を第2判定画素に設定する。特に限定するものではないが、例えば、第2撮像素子の画素のうちで、第1撮像素子の有効画素領域上端に対応する画素や第1撮像素子の遮光画素領域に対応する画素を、CPU29は第2判定画素に設定するのが好ましい。なお、CPU29は、第1判定画素が撮影画面内に複数検出されている場合には、各々の第1判定画素の垂直画素列においてそれぞれ第2判定画素を設定する。
ステップ106:CPU29は、第2判定画素の信号レベルに基づいて、上部遮光画素領域に影響を与えるブルーミングまたはスミアが発生した垂直画素列の位置を特定する。具体的には、CPU29は第2判定画素の信号レベルが閾値以上である場合には、上記のブルーミング等が第1撮像素子16に発生するものと判定する。
ここで、本実施形態において第1判定画素と第2判定画素とに基づいてブルーミング等の判定をするのは以下の理由による。図4は、高輝度被写体を撮影した場合の第2撮像素子21の状態および第1撮像素子16の状態を模式的に示す図である。
本実施形態では、CPU29は上部遮光画素領域の出力平均値に基づいて黒レベルを決定する。この黒レベルの演算ではより多くの遮光画素の出力をクランプする方が精度が高くなる。第2撮像素子21において第2判定画素の信号レベルが低く遮光画素領域にブルーミングの影響が及んでいない場合(図4のα列)には、対応関係を有する第1撮像素子16でも遮光画素の出力はそのまま使用できると推定される。そのため、上記の場合には、CPU29はα列の遮光画素の出力もクランプするように指示する。
一方、ブルーミング等の影響を受けた遮光画素の出力を黒レベルの演算に用いると、黒レベルの誤差が大きくなってしまう。第2撮像素子21において第2判定画素の信号レベルも高い場合(図4のβ列,γ列)には、対応関係を有する第1撮像素子16でも上部遮光画素領域にブルーミングまたはスミアの影響が及ぶと推定できる。そのため、上記の場合には、CPU29はβ列,γ列の遮光画素の出力はクランプの対象から除外するように指示する。
ステップ107:CPU29は、レリーズ釦の全押しによるレリーズ指示を受け付けたか否かを判定する。レリーズ釦が全押しされた場合(YES側)にはS108に移行する。一方、レリーズ釦の全押しがない場合(NO側)には、CPU29はS101に戻って上記動作を繰り返す。
ステップ108:CPU29は、レリーズと同時にメインミラー15を観察状態から退避状態に移行させて被写体像の撮影を行う。そして、CPU29はTG26を介して第1撮像素子21に被写体像の光電変換を実行させるとともに、第1撮像素子16の蓄積電荷の読み出しを指示する。第1撮像素子16からは、遮光画素領域および有効画素領域の信号出力が順次走査で読み出される。
ステップ109:CPU29は、S106の判定結果に基づいて、TG26に対してOBクランプパルスの生成を指示する。TG26は、ブルーミングおよびスミアの影響のある垂直列をマスクしたOBクランプパルスをクランプ回路36に入力する。これにより、CPU29は、ブルーミング等の影響がない上部遮光画素領域の出力に基づいて黒レベルの値を決定することができる。なお、クランプ回路36では、かかる黒レベルの値に基づいて画像信号のクランプレベルが規定されることとなる。
ステップ110:CPU29は、AFE部22および画像処理回路25などに有効画素領域の画像信号の信号処理を指示する。画像処理回路25は、デジタル画像信号に所定の画像処理を施して撮影画像データを生成する。画像処理回路25から出力された撮影画像データは記録媒体37に記録される。その後、CPU29は次回撮影の待機状態に移行する。
ステップS111:S102またはS104のいずれかの要件を満たさない場合、CPU29は通常の撮影モードに移行する。この通常の撮影モードでは、CPU29は遮光画素の出力信号をそのまま用いて黒レベルの値を決定することとなる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。本実施形態では、第1判定画素および第2判定画素の信号レベルに基づいてクランプ回路のクランプ範囲を変化させる。特に、ブルーミングが発生していても遮光画素領域に影響が及ばない垂直列は黒レベルの演算に役立てるとともに、遮光画素領域にブルーミングまたはスミアの影響が及ぶ垂直列は黒レベルの演算対象から排除するので、クランプレベルの精度が高い水準に保たれる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上記の実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような形態であってもよい。
(1)本発明では、撮像素子間での特性の対応関係が明確であれば、上記実施形態において、第2撮像素子と第1撮像素子とが同一の構成の撮像素子でなくともよい。
(2)第2撮像素子の配置はファインダ光学系の位置に限定されることはない。例えば、第2撮像素子が上記実施形態で説明した焦点検出部のものであってもよい。また、光路上にハーフミラーを配置して光束を分岐させることで、第2撮像素子を自由にレイアウトすることが可能である。
(3)本発明では上記実施形態のS102の判定を行うことなく、撮影条件を問わずに第1判定画素および第2判定画素での判定を行うようにしてもよい。
本実施形態の電子カメラの構成を示す概要図 (a)第1撮像素子を受光面側からみた図、(b)第1撮像素子の構成の一部を模式的に示す図 本実施形態の電子カメラの撮影動作を説明する流れ図 (a)高輝度被写体を撮影した場合の第2撮像素子の状態を模式的に示す図、(b)高輝度被写体を撮影した場合の第1撮像素子の状態を模式的に示す図
符号の説明
16…第1撮像素子、21…第2撮像素子、26…タイミングジェネレータ(TG)、31…受光素子、32…垂直読み出し線、33…水平読み出し線、36…クランプ回路

Claims (2)

  1. 第1転送路と、前記第1転送路に沿って配列された有効画素列と、前記有効画素列の一端部に配置された遮光画素とからなる転送列を複数有するとともに、各々の前記転送列で転送される各画素の電荷をさらに転送する第2転送路と、前記有効画素列および前記遮光画素の各画素に蓄積した電荷を前記第1転送路および前記第2転送路で転送して出力する転送出力部とを備えた第1撮像素子と、
    前記第1撮像素子の前記第2転送路に沿って出力された複数の前記遮光画素の出力電荷をクランプするクランプ部と、
    前記第1撮像素子の有効画素に入射する被写体光量の分布を測定する第2撮像素子と、
    前記第2撮像素子の出力に基づいて、前記第2撮像素子の画素のうちで閾値以上の信号レベルを出力した第1判定画素を検出する第1判定部と、
    前記第2撮像素子の画素のうち、前記第1判定画素を基準として前記第1転送路の電荷転送方向に対応する画素列から第2判定画素を抽出するとともに、該第2判定画素の信号レベルを検出する第2判定部と、
    前記第1判定画素および前記第2判定画素の信号レベルに基づいて、前記クランプ部に対して前記クランプの範囲を変更させるクランプ制御部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第2判定部は、撮影条件の設定に応じて前記第2判定画素の抽出を行うことを特徴とする撮像装置。

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