JP2007165980A - 無線通信装置及び無線通信装置の中継要否判断方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信装置の中継要否判断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 中継要否の判断を適切かつ簡易に行うことができる無線通信装置を提供する。
【解決手段】 本発明の無線通信装置は、基地局探索要求フレーム送信部21と、基地局探索要求フレームに応答して1つ以上の無線基地局及び中継機能を備えた1つ以上の無線装置が送信した基地局探索応答フレームを受信する基地局探索応答フレーム受信部22と、
基地局探索応答フレームの受信品質を測定する受信品質測定部23と、中継機能を備えた無線装置が送信した基地局探索応答フレームの受信品質と無線基地局が送信した基地局探索応答フレームの受信品質とに基づいて、基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して無線基地局と通信するか否かを判断する中継要否判断部24とで構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、特に無線LAN(Local Area Network)に適用可能な無線通信装置、該無線通信装置の中継要否判断方法に関する。
近年、無線LANが普及し、企業や大学だけでなく、家庭でも利用されるようになってきた。フラットテレビ、ハードディスクレコーダ等の情報家電にも無線LANが利用されつつある。例えば、テレビパネルとテレビチューナ間を無線化することにより、テレビパネルを別の部屋に持ち運んで見ることが可能になる。
家庭で無線LANを利用する場合は、アクセスポイントを1つ設置してネットワークを形成するケースが多い。そして、端末は各部屋で利用される場合が多いため、アクセスポイントと端末間との間に一定の通信品質を確保すること、端末が利用される部屋によっては、アクセスポイントと端末間の通信距離を延長させることが課題であった。この問題を解決するために、外付けのアンテナを端末に追加拡張する方法があるが、外付けアンテナによる拡張は、端末の可搬性を損なうものであり、美観上も好ましくない。
そこで、外付けアンテナを用いない方法として、中継装置を設置し、端末―中継装置―アクセスポイントというネットワークを構築する方法が考えられる(例えば、特許文献1参照)。この文献は、アクセスポイントに直接通信できない端末が最初に発見した中継可能な端末を経由し、アクセスポイントと通信を行うシステムを提案している。
特開2003−349937公報(図1、図8)
しかしながら、上述した特許文献1は、端末が常に中継端末を経由してアクセスポイントと通信を行う場合については考慮されているものの、中継端末を経由してアクセスポイントと通信を行うか、あるいは直接通信を行うかの判断については考慮されていない。端末の使用場所によっては、中継端末を経由せずにアクセスポイントと直接通信を行った方が良い場合もある。そのため、端末には中継端末を経由するか直接通信を行うかの判断を、適切かつ簡易に行うことが求められていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、中継端末を経由してアクセスポイントと通信を行うか、中継端末を経由せず直接通信を行うかの判断を、適切かつ簡易に行うことができる無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信装置は、基地局探索要求フレームを送信する基地局探索要求フレーム送信部と、前記基地局探索要求フレームに応答して1つ以上の無線基地局及び中継機能を備えた1つ以上の無線装置が送信した基地局探索応答フレームを受信する基地局探索応答フレーム受信部と、前記基地局探索応答フレーム受信部で受信した各基地局探索応答フレームの受信品質を測定する受信品質測定部と、前記受信品質測定部において測定された、前記中継機能を備えた無線装置が送信した基地局探索応答フレームの受信品質と前記無線基地局が送信した基地局探索応答フレームの受信品質とに基づいて、前記基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して無線基地局と通信するか否かを判断する中継要否判断部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の無線通信装置の中継要否判断方法は、基地局探索要求フレームを送信する第1のステップと、前記基地局探索要求フレームに応答して1つ以上の無線基地局及び中継機能を備えた1つ以上の無線装置が送信した基地局探索応答フレームを受信する第2のステップと、前記第2のステップで受信した各基地局探索応答フレームの受信品質を測定する第3のステップと、前記第3のステップで測定された、前記中継機能を備えた無線装置が送信した基地局探索応答フレームの受信品質と前記無線基地局が送信した基地局探索応答フレームの受信品質とに基づいて、前記基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して無線基地局と通信するか否かを判断する第4のステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の無線通信装置によれば、中継端末を経由してアクセスポイントと通信を行うか、中継端末を経由せず直接通信を行うかの判断を、適切かつ簡易に行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の無線通信装置が用いられる無線システムの全体構成例である。このシステムでは、無線基地局である1台のアクセスポイントAP10に対して、3台の端末(STA12,STA13,STA14)が無線接続される。AP10は、基幹ネットワークと接続されている。端末STA11は、本発明に係る無線通信装置であり、AP10との接続を望んでいる。STA12とSTA13は、中継機能を持った端末であり、STA11と通信可能で、STA11から送信された信号をAP10に転送すると共に、AP10から信号をSTA11に転送する機能を備える。
図2は、端末STA11の機能ブロック図である。STA11は、AP探索要求フレーム(ProbeRequest)を送信するProbeRequest送信部21、AP探索要求フレームに応答してAP10及びSTA12,STA13が送信したAP探索応答フレーム(ProbeResponse)を受信するProbeResponse受信部22、ProbeResponse受信部22で受信した各ProbeResponseの受信品質を測定する受信品質測定部23、受信品質測定部23における測定結果に基づいて、AP10と直接通信を行うか、AP10と直接通信を行わず中継端末を経由して通信を行うかを判断する中継要否判断部24を備える。中継要否判断部24には、中継要否判断に必要なデータである受信品質と伝送速度との関係を示すテーブルを保持するデータ保持部25が付属している。
上述した構成において、以下、STA11の動作について説明する。まず、STA11がアクセスポイントおよび中継可能な無線端末を探索する動作について図3を用いて説明する。
図3は、STA11がアクセスポイントおよび中継端末を探索する際のフレーム交換の様子を示すシーケンス図である。AP10が形成するBSS(Basic Service Set)のSSID(Service Set Identifier)は「SSID1」とし、AP10に接続する無線端末は、SSIDをSSID1にセットしたものであるとする。
AP10との接続を要望しているSTA11は、SSIDを「SSID1」とセットしたAP探索要求フレーム(ProbeRequest)31をProbeRequest送信部21から送信する。このProbeRequest31を受信したAP10と中継機能を備えた無線端末STA12,STA13は、AP探索応答フレーム(ProbeResponse)32〜34を送信する。ProbeResponse受信部22は、ProbeResponse32〜34を受信する。なお、中継機能を備えていない無線端末STA14は、AP探索要求フレーム31を受信できたとしてもAP探索応答フレームを送信しない。
無線LANの規格(IEEE802.11)では、ProbeResponseフレームのアドレスフィールドは3つあり、「宛先端末アドレス」、「送信元端末アドレス」、「BSSID識別子」を付加する。AP10,STA12,STA13が送信する各ProbeRespopnseフレーム32〜34の宛先端末アドレスはSTA11のMACアドレスであり、送信元端末アドレスは、AP10,STA12,STA13のそれぞれのアドレスである。しかし、BSSID識別子は、BSSを形成するAP10のMACアドレスを記載するため、AP10,STA12,STA13が送信するProbeResponseフレーム32〜34のBSSID識別子は、いずれもAP10のMACアドレスとなる。そこで、STA11は、BSSID識別子と送信元端末アドレスが一致しているときにAP10が送信したProbeResponseフレーム32と判断する。一方、BSSID識別子と送信元端末アドレスが一致していない場合は、AP10以外の無線端末が送信したProbeResponse33,34と判断する。この判断は、ProbeResponse受信部22で行う。
ProbeResponse受信部22は、ProbeResponse32〜34のBSSID識別子を比較することにより、無線端末が接続しているAP10以外の他のアクセスポイントを特定することができるため、複数のアクセスポイントによってBSSが形成され、かつ、同一のSSIDを利用している場合はアクセスポイント毎にグルーピングしてProbeResponseを処理する。具体的には、アクセスポイントがAP10a,AP10bと二つある場合、STA11が、AP10aが送信したProbeResponse(PR_AP10a)とAP10aに接続している中継端末STA_AP10aが送信したProbeResponse(STA_AP10a)と、AP10bが送信したProbeResponse(PR_AP10b)とAP10bに接続している中継端末が送信したProbeResponse(STA_AP10b)の4つのProbeResponseを受信した場合、AP10aに接続する場合には、ProbeResponse(PR_AP10a)とProbeResponse(STA_AP10a)を用いて、直接通信か、中継による通信かを判断する。つまり、AP10aとの直接通信か、中継による通信かを判断する際に、ProbeResponse(PR_AP10b)とProbeResnponse(STA_AP10b)を含めないようにする。
以上の方法は、IEEE802.11規格に準拠したアドレスの使い方を用いて、アクセスポイントが送信したProbeResponseか、中継機能を備えた無線端末が送信したProbeResponseかを判断する方法であるが、ProbeResponseそのものに、送信元を示す識別フィールドを新たに設けて実現しても良い。
次に、ProbeResponseを受信したSTA11の処理について説明する。
STA11の受信品質測定部23は、受信したProbeResponse32、ProbeResponse33、ProbeResponse34の受信品質をそれぞれ測定する。受信品質としては、例えば、受信信号強度、受信信号電力対雑音電力比、受信信号対干渉電力比、受信信号の変調品質を示すEVM(Error Vector Magnitude)などがある。通信に誤り訂正符号を用いている場合は、誤り訂正により訂正したビット数、シンボル数を用いることもできる。また、ProbeRequestとProbeResponseの送受信を繰り返した場合は、フレーム誤り率を用いることもできる。
中継要否判断部24は、ProbeResponseの受信品質を直接比較せずに、AP10が送信したProbeResponse32とSTA12,STA13が送信したProbeResponse33,34を区別して、一方の受信品質に予め定めたオフセット値を付加して比較する。例えば、IEEE802.11aの場合、6,9,12,18,24,36,48,54[Mbps]の8種類の伝送速度をサポートしている。無線環境が良好な場合は、54Mbpsといった高速の通信が可能となり、無線環境があまり良好で無い場合は、6Mbpsといった低速の伝送速度となる。つまり、無線環境に応じて実際に利用できる通信品質が異なってくる。しかし、中継機能を考えた場合、STA11とSTA12間の通信品質が非常に良好で54Mbpsの通信が可能であったとしても、STA11が送信したデータは、STA12を中継してAP10に転送されるため、STA12−AP10間の伝送速度の影響を受けてしまう。従って、STA11がAP10と直接通信をする場合に48Mbpsでの通信(STA11と中継端末間よりも通信品質が悪い)が可能だった場合などは、AP10と直接通信を行った方が全体的な通信効率は高くなる。つまり、中継の場合は、2ホップの転送になるため、単純にSTA11とAP10間の通信品質とSTA11とSTA12間の通信品質を直接比較した結果のみによる判断は適切な判断とはいえない。そのため、中継要否判断部24は、受信したProbeResponseの通信品質に基づいて伝送速度を算出し、その伝送速度に相応の差が生じると判断した場合に中継機能を備えた端末を介してAP10と接続すると判断する。
図4に、受信信号強度と伝送速度の関係の対応表を示す。この対応表は、データ保持部25に保持されている。中継要否判断部24は、図4のような対応表を用いて、ProbeRespponseの受信信号強度の測定結果から、AP10、STA12、STA13との伝送速度を推定する。例えば、受信信号強度が−68dBmであれば、36Mbpsの通信が可能であると判断する。ここでは、受信信号強度と伝送速度の関係を例にして示したが、受信信号強度の代わりに受信信号電力対雑音電力比など他の評価指標や、それらの組み合わせを用いてもよい。
前述したように、中継要否判断部24は、受信したProbeResponseの通信品質に基づいて伝送速度を算出し、その伝送速度に相応の差が生じると判断した場合に中継機能を備えた端末を介してAP10と接続すると判断する。以下に二つのケースを示す。
(1)AP10と中継端末との伝送速度が認識できない場合
STA11がAP10と中継端末(STA12もしくはSTA13)との伝送速度を認識できない場合、中継要否判断部24は、中継端末とAP10間の伝送速度が、STA11と中継端末間と同じ伝送速度であると仮定し、STA11とAP10間の伝送時間とSTA11が中継端末を介してAP10と通信を行う場合の伝送時間とを比較して、中継をするか否かを判断する。例えば、STA11と中継端末間の伝送速度が48Mbpsであれば、中継端末とAP10間の伝送速度も48Mbpsであると仮定すると、T[Mbit]のデータを伝送するための伝送時間の概算値T1はT1=T/48+T/48となる。一方、AP10とSTA11間の伝送速度が36[Mbps]であれば、T[Mbit]のデータを伝送するための伝送時間の概算値T2はT2=T/36となる。2×T/48>T/36であるため、中継要否判断部24は、AP10と直接通信を行うと判断する。なお、ここでは、伝送時間を直接比較した例を示したが、中継端末を介して転送する場合は、転送のための処理時間(例えばブリッジ処理時間や、中継端末でのアクセス処理時間)が必要となるので、その時間(Tx)を考慮してT1+TxとT2を比較すると、より一層精度良い判定が可能となる。
さらに、STA11とAP10間の通信品質が悪い場合、STA11と良好に通信できる中継端末とAP10との間の通信品質はさらに悪い場合が多いことから、AP10と中継端末間の伝送速度を、中継端末とSTA11間の伝送速度よりもNランク低い伝送速度と仮定する。N=1のときの具体例を説明する。STA11と中継端末間の伝送速度が48Mbpsのときは、中継端末とAP10間の伝送速度を36Mbpsとみなす。同様にN=2とすれば、中継装置とAP間の伝送速度は24Mbpsとみなして処理する。こうすることで、AP10と中継端末間の伝送速度推定をより正確なものにできる。
(2)AP10と中継端末との伝送速度が認識できる場合
STA11が何らかの方法でAP10と中継端末との伝送速度を認識できる場合、中継要否判断部24は、中継端末とAP10の伝送速度および中継端末とSTA11間の伝送速度から、中継をした場合の伝送時間を算出し、STA11とAP10間の伝送速度から算出される伝送時間と比較を行い、中継をするか否かを判断する。例えば、STA11と中継端末間の伝送速度が48Mbps、中継端末とAP10間の伝送速度が36Mbpsであれば、T[Mbit]のデータを伝送するための伝送時間の概算値T1はT1=T/48+T/36となる。一方、AP10とSTA11間の伝送速度が24[Mbps]であれば、T[Mbit]のデータを伝送するための伝送時間の概算値T2はT2=T/24となる。T/48+T/36>T/24であるため、中継要否判断部24はAP10と直接通信を行うと判断する。なお、ここでは、伝送時間を直接比較した例を示したが、前述した(1)と同様、中継端末を介して転送する場合は、転送のための処理時間(例えばブリッジ処理時間や、中継装置でのアクセス処理時間)が必要となるので、その時間(Tx)を考慮して、T1+TxとT2を比較すると、より一層精度良い判定が可能となる。
中継要否判断部24における中継要否判断精度をさらに高めるために、中継機能を備えた無線端末(STA12もしくはSTA13)が送出するProbeRespopnseに工夫を加えた実施形態を、図5を用いて説明する。なお、中継機能を備えた無線端末が複数になっても、基本的な処理は同じであるため、ここでは簡単のため、中継機能を備えた無線端末がSTA12である場合を説明する。
図5は、AP10,STA12,STA11間のフレーム交換の様子を示すシーケンス図である。図5において、AP10がサポートしている伝送速度(サポートレート)は、R1,R2,・・・Rn[Mbps]であり、STA12との間で実際に用いられている伝送速度をRk[Mbps]としている。STA11のProbeRequest送信部21は、ProbeRequest31を送信する。STA12は、宛先端末アドレスをSTA11のMACアドレス、BSSID識別子をAP10のMACアドレス、送信元端末アドレスをSTA12としたProbeResponse33を送信する。IEEE802.11規格では、ProbeResponseに含む他の情報として、その端末がサポートしている伝送速度(サポートレート)をさらに通知する。具体的には、6,9,12,18,24,36,48,54[Mbps]といった値(Rate Set)を通知する。
本実施形態では、ここで通知するサポートレートの最高速度Rkを、STA12がAP10との通信で用いているレートとする。例えば、STA12はAP10と36[Mbps](Rk=36)で通信している場合は、ProbeResponse33で通知するRateSetを6,9,12,24,36[Mbps]とする。これにより、STA11は、AP10と中継端末間の通信可能な速度を36[Mbps]と判断することができる。これにより、STA11の中継要否判断部24が中継端末を介してAP10と通信する場合の伝送時間をほぼ正確に算出できるので、中継をするか否かをより適切に判断できる。さらに、品質測定部23におけるProbeResponseの受信品質測定も不要となる。
ところで、中継端末STA12自身の移動や電波環境の変化に伴い、AP10と中継端末STA12間の伝送速度が変化する場合がある。そのため、中継端末STA12は、現時点で利用できる伝送速度を正しくSTA11に通知する必要がある。本実施形態では、中継端末STA12がAP10と正しく通信できた最後のデータフレームの伝送速度Rk[Mbps]を、AP10との最高速度であると決めてSTA11に通知する。ここで、データフレームとしているのは、IEEE802.11規格の場合、制御フレームは通信相手が送信してくるフレームの伝送速度の制限を受け、また、管理フレームは安定した通信を確立するために、一般的に低速の伝送速度が選択されるため、中継端末の判断で適切なレート制御ができるデータフレームの伝送速度を用いることとする。IEEE802.11規格以外に準拠する無線通信装置の場合は、上記の考え方に合致していれば、データフレーム以外の伝送速度を用いて、AP10との最高レートを決定しても良い。また、一定の測定期間を設けて、その測定期間内に正しく送信できたデータフレームの伝送速度の最低値や平均値を、AP10との最高レートとして通知しても良い。最低値を用いた場合、STA11はより安定したAP10と中継端末間の伝送速度を知ることができる。また、中継端末が受信したAP10からの基地局報知情報(Beacon)の受信電力を求め、その結果をSTA11に通知してもよい。この場合は、STA11が中継端末とAP10間の伝送速度、伝送時間を推定することになる。
図6を用いて第3の実施形態について説明する。図6は、図5と同様に、AP10,STA12,STA11間のフレーム交換の様子を示すシーケンス図である。第3の実施形態は、中継機能を備えた無線端末STA12が、STA11が送信したProbeRequest31を受信し、ProbeRespopnse32を送信した後の処理を工夫したものである。本実施形態では、ProbeResponse33を送信した中継端末(STA12)は、予め定めた一定の期間、Beaconフレーム35−1,35−2,・・・35−nを送信することを特徴としている。
最初に送信するBeacon35−1の送信開始タイミングは、ProbeResponse33を送信してランダム時間が経過した後、もしくは、所定時間+ランダム時間が経過後とし、その後は、一定周期でBeacon35を送信する。なお、Beacon35の送信周期は、AP10のBeacon送信の周期と同じにする必要はなく、後述するようにSTA11がSTA11と中継端末間の通信品質を測定するのに十分な周期で送信をすると良い。また、Beacon送信期間も、STA11がSTA11と中継端末間の通信品質を測定するのに十分な期間とする。なお、Beacon送信の開始をランダム時間遅らせているのは、他の中継機能を備えた無線端末からのProbeResponseやBeacon送信との衝突を軽減するためである。
そして、このBeacon35に含まれるRateSetは、中継端末STA12がサポートしている全ての伝送速度とする。例えば、6,9,12,24,36,48,54[Mbps]とする。STA11の中継要否判断部24は、Beacon35の受信品質とBeacon35に含まれるRateSetに基づいて、STA11と中継端末STA12間で使用できる伝送速度の推定を行う。第1の実施形態では、ProbeResponse33の受信品質を用いてSTA11と中継端末STA12間の通信品質を測定したが、本実施形態のように一定期間の間に送信されるBeacon35の受信品質を用いることにより、受信品質測定の精度がさらに向上するため、より適切な中継要否判断が可能となる。また、中継端末STA12が常にBeacon送信を行わず、ProbeResponse33を送信した後の所定の時間が経過した後にBeacon送信を行うことにより、中継をする可能性がある端末があるときのみのBeacon送信が可能になり、ネットワーク上の無駄なトラフックを軽減できるとともに、中継端末の低消費電力化に繋がるというメリットもある。
前述した第2、第3の実施形態では、中継端末STA12が送信するProbeResponse33のRateSetの最高値を、AP10と中継端末STA12間の通信に使われている伝送速度とし、中継端末STA12が送信するBeacon35のRateSetは、サポートしている全ての伝送速度とする例を示した。第4の実施形態では、中継端末STA12が送信するProbeResponse33のRateSetを、サポートしている全ての伝送速度とし、中継端末STA12が送信するBeacon35のRateSetの最高値を、AP10と中継端末STA12間の通信に使われている伝送速度とする。この方法は、AP10と中継端末STA12間の伝送速度の変更が大きいような場合に有効である。なぜなら、中継端末STA12がBeacon35の送信をしている期間に、AP10と中継端末STA12間の伝送速度が変更されたとしても、その結果を中継端末STA12のBeacon送信を通じて、STA10に通知することができるためである。これにより、STA10では、変更されたAP10と中継端末STA12間の伝送速度に対応して中継要否の判断が行えるので、より適切な要否判断ができる。
図7を用いて第5の実施形態を説明する。本実施形態は、中継端末STA12を介してAP10と接続しているSTA11が、AP10が定期的に送信している基地局情報報知フレーム(Beacon)71を受信する。そして、受信したBeacon71の受信品質とSTA12との間の通信70の品質とを比較し、その差が、予め定めたスレッショルド以下の場合、STA11は、AP10との直接通信に切り替えることを特徴としている。Beacon71の受信品質とSTA12との間の通信品質は、受信品質測定部23にて行えばよい。また両者の比較と、中継要否の判断は、中継要否判断部24で行う。
例えば、STA11と中継端末STA12間の通信70の通信品質が劣化した場合や、逆に、STA11とAP10間の通信品質が向上した場合は、直接通信の方が通信効率が良いと判断し、中継要否判断部24が中継から直接通信に切り替える処理を行う。なお、中継端末STA12とSTA11間の通信70の品質は、現在のデータ伝送の結果をもとに判断しても良いし、中継端末STA12を介した通信を行うことを判断した際に用いた中継端末STA12からのProbeRespponse33やBeacon35の受信品質結果(過去の結果)を用いても良い。この場合は処理の簡素化が見込まれる。
本実施形態によれば、通信環境の変化に応じた最適な通信経路選択が実現できる。また、一旦通信が開始されたときの中継要否判断には、さらにオフセットをかけておくと、中継伝送と直接伝送が頻繁に切り替わることを防止できる。具体的には、中継端末を介して伝送している場合には、伝送時間を見積もる際のTxをより小さい値とし、直接通信を介して伝送している場合には、Txをより大きい値とする。これにより、中継伝送しているときは、中継伝送を維持しやすくなり、逆に直接通信をしているときは、直接伝送を維持しやすくなるため、中継伝送と直接伝送が必要以上に頻繁に切り替わることを防止できる。
図8を用いてこの実施形態の変形例を説明する。図8に示すように、中継端末STA12を介してAP10と接続しているSTA11は、AP10が定期的に送信しているBeacon71を受信した場合には、受信品質測定部23でその受信品質を測定する。そして、中継要否判断部24で第1の実施形態で示した中継要否判定を行い、当初の中継判断を満たさず、中継否と判断した場合に、ProbeRequest送信部21が再度ProbeRequest信号72を送信する。そして、ProbeResponse受信部22がAP10、中継端末STA12からのProbeResponse73,74を受信する。そして、第1の実施形態で示したようなProbeResponseの受信品質測定を受信品質測定部23で再び行い、中継端末STA12との通信を継続するか、AP10との直接通信に切り替えるかを中継要否判断部24で再度判断する。この場合も、前述と同様に選択基準にオフセットをかけて、中継伝送と直接伝送が頻繁に切り替わることを防止しても良い。また、類似の効果を得る別の方法としては、中継伝送と直接伝送のいずれかを判断した後は、一定期間は、伝送経路を切り替えるのを禁止してもよい。
上述した実施形態で示した方法で、STA11は、中継端末STA12をしてAP10に接続するか、直接AP10と接続するかを判断した上で、実際の通信を開始する。実際の通信方法は、本発明の限定するところではないが、一例を以下に説明する。STA11は、中継端末を介する場合であっても、AP10に対してアソシエーションを行う。具体的には、アソシエーションフレームの宛先アドレスを中継端末、送信元アドレスを自局、BSSIDをAP10のMACアドレスとして送信する。これを受信した中継端末STA12は、BSSIDフィールドに記載されたAP10のMACアドレスを見て、そのフレームがAP10に転送すべきフレームであると判断する。中継端末STA12は、AP10にフレームを転送する際は、AP間通信の機能を用いて転送する。具他的には、宛先アドレス(Destination Address)をAP10、受信アドレス(Receiving Address)をAP10、送信元アドレス(Source Address)をSTA11、送信者アドレス(Transmitting Address)を中継端末STA12として転送する。このようにAP10にアソシエーションしているため、STA11は、中継端末STA12を介さずに直接AP10と通信をするときにも、特別な手続きをする必要が無いので、スムーズな切り替えが可能となる。例えば、送信フレームの宛先アドレスをAP10に切り替えるだけでよい。そしてAP10は、STA11からのデータが中継端末STA12を介してAP間通信で伝送されたものか、STA11から直接受信したものであるかの判断を行い、その結果に応じて、STA11宛のデータをAP間通信で送信するか、直接通信とするかを切り替えるだけで良くなる。
以下では、STA1が中継伝送から直接通信へ、あるいは、直接通信から中継伝送へと切り替えるときの判断方法について説明する。
図9を用いて第6の実施形態を説明する。本実施形態は、中継端末を介さずに直接AP10と通信すると判断したSTA11は、AP10との通信中に通信品質が劣化し、その結果、過去に測定した中継端末との通信品質に基づいた条件を満たさなくなり、中継端末を介して通信をした方が、通信効率が高いと判断した場合には、端末STA11は、中継端末を介した通信に切り替えるものである。
中継端末を介さずにAP10と直接通信90を行っているSTA11は、AP10との通信中に通信品質が劣化してきた場合に、再度、ProbeRequest送信部21は、ProbeRequest信号91を送信し、ProbeResponse受信部22がAP10や中継端末STA12からのProbeResponse92,93を受信する。そして、第1の実施形態で示したような受信品質測定を行い、中継端末STA12との通信を継続するか、AP10との直接通信に切り替えるかを判断する。なお、この場合も、前述と同様に選択基準にオフセットをかけて、中継伝送と直接伝送が頻繁に切り替わることを防止しても良い。また、AP10との通信中に通信品質が劣化したと判断する方法としては、過去に測定した中継端末との通信品質に基づいた条件を満たさなくなった場合に通信品質劣化と判断しても良いし、単純に、今のAP10との通信品質が、過去に測定したAP10との通信品質よりも劣化した場合に通信品質劣化と判断しても良い。
また、別の方法として、STA11とAP10間の通信が、AP10がサポートする最高のレート、もしくは、AP10がサポートするレートの内、予め定めた1つ以上の伝送速度(例えば、54Mbps、48Mbps、36Mbps)で通信できていない場合は、定期的にProbeRequestを送信し、中継端末との通信品質が向上していないかを確認しても良い。この方法は、元々、AP10と高速に直接通信できず、かつ、その時はSTA1と中継端末STA12との通信品質が良くなかったものの、後に、STA1と中継端末STA12間の通信品質が向上してきた場合に有効な方法である。
IEEE802.11規格では、無線フレームを送信する際に帯域予約情報を付加して送信する。例えば、AP10がSTA14(図1参照)と通信したいときに、送信するフレームには帯域予約情報が付加されている。そして、AP10とSTA14以外の端末は、予約された期間はフレーム送信を抑止する。これにより、フレーム衝突を軽減でき通信効率が向上していた。しかし、中継を行うネットワークでは、そもそもAP10と通信できない無線端末に対応したネットワークであるため、該無線端末とAP10との間ではフレーム衝突が発生しないことが多い。そこで、本実施形態では、中継端末STA12は、接続するAP10が自局以外の無線端末と通信するための帯域予約信号を受信した場合は、中継を要する無線端末STA11に対して該予約期間の間送信を許可する信号を送信する。より具体的には、中継端末STA12は、STA11に対してPollingフレームを送信する。そして、このPollingフレームを受信したSTA11は許可された期間だけデータ伝送を行う。これにより、中継をしているネットワークにおける通信効率の向上が可能となる。
第8の実施形態は、これまで説明した中継端末が基地局探索応答フレームを送信する場合は、常に無指向性アンテナ(図示せず)を用いて送信することを特徴とする。中継機能は、AP10と直接通信できない無線端末STA11を、AP10と通信できるようにするためのものであったため、AP10と反対方向にアンテナ指向性を持たせることが通信品質の向上に有効であったが、無指向性アンテナを用いることにより、AP10と直接通信できない無線端末STA11だけでなく、AP10と直接通信はできるものの、通信品質が良好でない無線端末を、中継機能を備えた無線端末を介してAP10と接続させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明において、アクセスポイントに接続する無線端末の台数や、中継機能を持った無線端末の台数は、本発明を限定するものではない。また、中継機能を持った無線端末は、中継専用装置であっても良いし、自らもアクセスポイントと通信を行う無線端末であっても良い。さらに本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の無線通信装置が用いられる無線システムの全体構成例を示す図。 本発明の無線通信装置STA11の機能ブロック図。 無線通信装置STA11がアクセスポイントおよび中継端末を探索する際のフレーム交換の様子を示すシーケンス図。 受信信号強度と伝送速度の関係を示す対応表。 第2の実施形態を説明するための図であって、アクセスポイントAP10,中継端末STA12,無線通信装置STA11間のフレーム交換の様子を示すシーケンス図。 第3の実施形態を説明するための図であって、アクセスポイントAP10,中継端末STA12,無線通信装置STA11間のフレーム交換の様子を示すシーケンス図。 第5の実施形態を説明するための図であって、アクセスポイントAP10,中継端末STA12,無線通信装置STA11間のフレーム交換の様子を示すシーケンス図。 第5の実施形態の変形例を説明するためのシーケンス図。 第6の実施形態を説明するための図であって、アクセスポイントAP10,中継端末STA12,無線通信装置STA11間のフレーム交換の様子を示すシーケンス図。
符号の説明
10・・・アクセスポイント(AP)
11・・・無線通信装置(STA)
12,13・・・中継機能を備えた無線端末(STA)
21・・・ProbeRequest送信部
22・・・ProbeResponse受信部
23・・・受信品質測定部
24・・・中継要否判断部
25・・・データ保持部

Claims (12)

  1. 基地局探索要求フレームを送信する基地局探索要求フレーム送信部と、
    前記基地局探索要求フレームに応答して1つ以上の無線基地局及び中継機能を備えた1つ以上の無線装置が送信した基地局探索応答フレームを受信する基地局探索応答フレーム受信部と、
    前記基地局探索応答フレーム受信部で受信した各基地局探索応答フレームの受信品質を測定する受信品質測定部と、
    前記受信品質測定部において測定された、前記中継機能を備えた無線装置が送信した基地局探索応答フレームの受信品質と前記無線基地局が送信した基地局探索応答フレームの受信品質とに基づいて、前記基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して無線基地局と通信するか否かを判断する中継要否判断部と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記中継要否判断部は、前記中継機能を備えた無線装置が送信した基地局探索応答フレームの受信品質が、前記無線基地局が送信した基地局探索応答フレームの受信品質よりも予め定めたスレッショルド以上の差がある場合に、該基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して前記無線基地局と通信すると判断することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記中継要否判断部は、前記中継機能を備えた無線装置が送信した基地局探索応答フレームの受信品質から推定された前記無線基地局と前記中継機能を備えた無線装置間の信号の伝送時間と、前記中継機能を備えた無線装置と前記無線通信装置間の信号の伝送時間と、前記無線基地局と前記無線通信装置と間の信号の伝送時間に基づいて、前記基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して前記無線基地局と通信するか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記中継機能を備えた無線装置から送信される基地局探索応答フレームには、使用可能な伝送速度の情報であるサポートレート情報が付加され、該サポートレート情報の中の最高レートを、前記中継機能を備えた無線装置が前記無線基地局との間の通信で使用している伝送速度とすることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 前記基地局探索応答フレーム受信部はさらに、前記基地局探索要求フレームを受信した前記中継機能を備えた無線装置から送信される基地局報知情報を受信し、
    前記受信品質測定部はさらに、受信した前記基地局報知情報の受信品質を測定し、
    前記中継要否判断部はさらに、測定された前記基地局報知情報の受信品質に基づいて、前記基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して無線基地局と通信するか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  6. 前記中継機能を備えた無線装置による前記基地局報知情報の送信開始タイミングは、前記基地局探索応答フレームを送信してからランダム時間経過後であることを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記基地局報知情報は、使用可能な伝送速度の情報であるサポートレート情報が付加され、該サポートレート情報の中での最高レートを、前記中継機能を備えた無線装置が前記無線基地局との間の通信で使用している伝送速度することを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  8. 前記基地局探索応答フレーム受信部はさらに、前記無線基地局から送信された基地局報知情報を受信し、前記受信品質測定部は、前記基地局報知情報の受信に応答して、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質を測定し、前記中継要否判断部はさらに、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質とを比較し、該比較結果に基づいて、前記中継機能を備えた無線装置との通信から前記無線基地局との直接通信に切り替える処理を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  9. 前記基地局探索応答フレーム受信部はさらに、前記無線通信装置が前記中継機能を備えた無線装置を中継して前記無線基地局と通信を行っている場合、前記無線基地局から送信された基地局報知情報を受信し、前記受信品質測定部は、前記基地局報知情報の受信に応答して、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質を測定し、前記中継要否判断部はさらに、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質とを比較し、前記中継要否判断部において、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質との差が予め定めたスレッショルド以下であると判断された場合、前記基地局探索要求フレーム送信部は、基地局探索要求フレームを再度送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  10. 前記基地局探索応答フレーム受信部はさらに、前記無線通信装置が前記無線基地局と直接通信を行っている場合、前記無線基地局から送信された基地局報知情報を受信し、前記受信品質測定部は、前記基地局報知情報の受信に応答して、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質を測定し、前記中継要否判断部は、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質とを比較し、前記中継要否判断部において、前記中継機能を備えた無線装置との通信品質と前記無線基地局との通信品質との差が予め定めたスレッショルド以下であると判断された場合、前記基地局探索要求フレーム送信部は、基地局探索要求フレームを再度送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  11. 前記中継機能を備えた無線装置が、前記無線基地局が送信した前記無線装置以外の無線装置と通信するための帯域予約信号を受信した場合は、該予約期間内に送信を許可する信号を、前記中継機能を備えた無線装置から受信することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  12. 基地局探索要求フレームを送信する第1のステップと、
    前記基地局探索要求フレームに応答して1つ以上の無線基地局及び中継機能を備えた1つ以上の無線装置が送信した基地局探索応答フレームを受信する第2のステップと、
    前記第2のステップで受信した各基地局探索応答フレームの受信品質を測定する第3のステップと、
    前記第3のステップで測定された、前記中継機能を備えた無線装置が送信した基地局探索応答フレームの受信品質と前記無線基地局が送信した基地局探索応答フレームの受信品質とに基づいて、前記基地局探索応答フレームを送信した無線装置を中継して無線基地局と通信するか否かを判断する第4のステップとを備えたことを特徴とする無線通信装置の中継要否判断方法。
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