JP2007165633A - 半導体装置、外観検査方法、外観検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の半導体装置は、第1配線を有する第1配線層と、第1配線層上に第1絶縁層を介して形成された第2配線を有する第2配線層とを備え、平面的又は断面的に見たときの外接円の直径が40nm以下である微小突起を第2配線層又はその上層に備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
散乱光を生じさせる微小突起は、第2配線層又はその上層に配置されているので、散乱光は、強度が比較的大きい。一方、第1配線層からの反射光は、第2配線層表面での反射や第1絶縁層での吸収によって減衰されているので、強度が比較的小さい。このため、第1配線層からの反射光は、上記散乱光が生じている領域の近傍では、上記散乱光の影響によって認識されなくなる。この現象は、昼間に星の光が見えないという現象に類似している。この場合、太陽の光が空気中の塵(または大気の分子)によってレイリー散乱されて散乱光が生じ、比較的強度が小さい星の光がこの散乱光の影響によって認識されなくなっているのである。
以上より、本発明によれば、下層の配線層からの反射光の影響を抑え、高精度の外観検査を行うことができる。
レイリー散乱とは、光の波長に対して充分小さい粒子が存在した場合に光が散乱される現象であり、その強度I(θ)は、一般に次の式(1)で表される。
I(θ)=I0×π4×d6/(8×R2×λ4)×(m2−1)/(m2+1)×(1+cos2θ)......(1)
ここで、I0;入射光強度,π;円周率,d;散乱粒子の粒径,R;散乱粒子からの距離,λ;光の波長,m;屈折率,θ;入射光に対する角度である。
d≦λ×1/10......(2)
本発明の半導体装置では、微小突起が散乱粒子として機能する。従って、平面的又は断面的に見たときの外接円の直径が40nm以下である微小突起を備えることによって、比較的強度が大きいレイリー散乱光を生じさせることができる。
本発明の半導体装置の構造を図1(a),(b)に示す。図1(a)は、平面図であり、図1(b)は、図1(a)のI−I断面図である。
第1配線3a、第2配線7aは、それぞれ、一定間隔で(周期的に)、配置されている。隣接する2つの第1配線3a間の間隔は、第2配線7a間の間隔と同じであっても異なっていてもよい。各第1配線3aと各第2配線7aは、平面的に見たときに実質的に平行である。第2配線7aは、平面的に見たときに第1配線3aの半分程度を被覆している。この程度被覆していれば、後述する実施例で示すように、微小突起9によるレイリー散乱光によって、第1配線3aからの反射光の影響を抑制することができる。別の実施形態では、図2(a),(b)に示すように、第1配線3aは、隣接する2つの第2配線7aの中央下方に配置されている。この場合、第1配線3aの両脇の第2配線7aの側壁の微小突起9によるレイリー散乱光によって、第1配線3aからの反射光の影響が抑制されるので、より効果的な抑制が可能である。
各絶縁層は、酸化シリコンなどの絶縁材料で形成される。
微小突起9は、平面直径と断面直径の何れかが40nm以下であればよく、これらの両方が40nm以下であることが好ましい。また、突起に外接する球(外接球)の直径が40nm以下であることが好ましい。
微小突起9の直径は、好ましくは40nm,35nm,30nm,25nm,20nm,15nm又は10nm以下である。外観検査に使用する検査光の波長が短くなるにつれて、微小突起9の直径も小さくすることが好ましい。上記(2)を参考にすると、微小突起9の直径dは、d≦λ×1/10(但し、λは検査に使用する光の波長)であることが好ましいといえる。例えば、λ=190nmのとき、d≦19nmとなり、微小突起9の直径が、19nm以下であることが好ましい。別の観点では、隣接する2つの第2配線7a間の配線ショートを避けるために、微小突起9の平面直径は、隣接する2つの第2配線7a間の間隔の1/2未満であることが好ましい。また、微小突起9は、ある程度の大きさが必要であり、1nm以上であることが好ましい。本明細書において、「微小突起」とは、レイリー散乱を起こさせるために積極的に形成されたもの(別の観点では、レイリー散乱を起こさせるためのもの)を指し、ドライエッチングなどの際に生じることがある粗面の凹凸は、本明細書の「微小突起」の概念には含まれない。
微小突起9の形状は、特に限定されず、半球状、円柱状等、種々の形状が挙げられる。
以下、図面を用いて、本発明の半導体装置の製造方法の例について説明する。本発明において、微小突起は、第2配線と同じ材料、第1絶縁層と同じ材料、第2配線及び第1絶縁層の何れとも異なる材料の何れで形成してもよいので、それぞれの材料の微小突起を有する半導体装置の製造方法を説明する。
以下、第2配線と同じ材料で微小突起を形成する方法について説明する。
(1)第1の方法
以下、図9(a)〜(d)を用いて、図1(a),(b)に示す半導体装置を製造する方法について説明する。図9(a)〜(d)は、図1(b)と同じ断面の断面図である。
次に、第2導電体層21上にレジストパターン23を形成し、図9(b)に示す構造を得る。
次に、レジストパターン23をマスクとして第2導電体層21をドライエッチングによりパターニングして、第2配線7aを形成すると共に第2配線7aの側壁に微小突起9を形成し、図9(c)に示す構造を得る。エッチングは、CHF3ガスを含むエッチングガスを用いて行う。CHF3ガスは、エッチングの際に表面にデポジションを形成する性質を有しているため、このガスの含有量を調節することによって、第2配線7aの側壁を部分的に保護することができ、保護された部分が微小突起9となる。CHF3ガスの含有量やエッチングの条件を変更することによって、微小突起9の大きさや数密度(単位面積当りの個数)などを調節することができる。
次に、隣接する2つの第2配線7a間に酸化シリコンなどの絶縁材料を埋め込み、図9(d)に示す構造を得て、図1(a),(b)に示す半導体装置が得られる。
以下、図10(a)〜(e)及び図11(f)〜(h)(これらは、図5(b)と同じ断面の断面図である。)を用いて、図5(a),(b)に示す半導体装置を製造する方法について説明する。
まず、図10(a)に示すように、上記の方法と同様の方法により、第2導電体層21まで形成する。次に、第2導電体層21上に、酸化シリコンなどからなる絶縁層25を形成する。次に、絶縁層25上に、微小突起形成用の第1レジストパターン27を形成する。第1レジストパターン27は、微小突起を形成すべき部位に、形成すべき微小突起よりも平面的な面積が大きくなるように形成する。ここまでの工程で図10(a)に示す構造が得られる。
次に、第1レジストパターン27をマスクとして絶縁層25のパターニングを行い、絶縁層パターン25aを形成し、図10(b)に示す構造を得る。
次に、第1レジストパターン27を除去した後、絶縁層パターン25aを等方性エッチング(例えば、ウエットエッチング)することにより、絶縁層パターン25aを縮小し、図10(c)に示す構造を得る。
次に、得られた基板上に第2レジストパターン29を形成し、図10(d)に示す構造を得る。
次に、絶縁層パターン25a及び第2レジストパターン29をマスクとして、第2導電体層21を途中まで異方性エッチングして、図10(e)に示す構造を得る。
次に、絶縁層パターン25aを異方性エッチングにより除去し、図11(f)に示す構造を得る。
次に、第2レジストパターン29をマスクとして、第2導電体層21を最後まで異方性エッチングすることにより、第2配線7a及び微小突起9を形成し、図11(g)に示す構造を得る。
次に、第2レジストパターン29を除去し、図11(h)に示す構造を得る。
次に、隣接する2つの第2配線7a間に酸化シリコンなどの絶縁材料を埋め込んで第2配線層7を形成し、図11(i)に示す構造を得て、図5(a),(b)に示す半導体装置が得られる。
微小突起9の大きさ、位置又は数密度などは、第1レジストパターン27の大きさ、位置又は数密度を調節したり、等方性エッチング条件を調節したりすることによって、調節可能である。また、絶縁層パターン25a及び第2レジストパターン29をマスクとして行うエッチング量を調節することによって、微小突起9の高さは、調節可能である。
図12(a)〜(e)を用いて、第1絶縁層と同じ材料からなる微小突起を有する半導体装置の製造方法を説明する。
まず、上記「2−1.(1)第1の方法」と同様の方法により、図9(b)までの工程を行う。
次に、エッチングガス中にCHF3ガスを含めずに、第2導電体層21のエッチングを行うことにより、図12(a)に示す構造を得る。
次に、隣接する2つの第2配線7a間に第1絶縁層5と同じ材料を埋め込み、図12(b)に示す構造を得る。
次に、得られた基板上に、微小突起形成用のレジストパターン31を形成する。レジストパターン31は、微小突起を形成すべき部位に、形成すべき微小突起よりも平面的な面積が大きくなるように形成する。
次に、レジストパターン31をマスクとして、隣接する2つの第2配線7a間に埋め込んだ絶縁材料を途中まで異方性エッチングし、図12(d)に示す構造を得る。
次に、レジストパターン31を除去した後、上記絶縁材料を等方性エッチングすることによって、微小突起9を形成し、図12(e)に示す構造を得る。
この後は、第1絶縁層5の材料とは屈折率が異なる絶縁材料で隣接する2つの第2配線7a間を埋め込み、本発明の半導体装置の製造が完了する。
微小突起9の大きさや位置又は数密度などは、レジストパターン31の大きさ、位置又は数密度を調節したり、等方性エッチング条件を調節したりすることによって、調節可能である。また、絶縁材料の異方性エッチングのエッチング量を調節することによって、微小突起9の高さは、調節可能である。
以下、第2配線及び第1絶縁層の何れとも異なる材料で微小突起を形成する方法について説明する。
(1)第1の方法
以下、図13(a)〜(d)及び図14(a),(b)を用いて、第1の方法について説明する。
まず、上記「2−2.第1絶縁層と同じ材料」と同様の方法により、図12(a)までの工程を行う。次に、等方性の成膜法であるCVD法により、第1絶縁材料(例えば、酸化シリコン)からなる絶縁層を形成し、さらにこの絶縁層を異方性エッチングすることによって、第2配線7aの側壁にサイドウォール33を形成し、図13(a)に示す構造を得る。
次に、CVD法により、第2絶縁材料(例えば、窒化シリコン)からなる絶縁層35を形成し、図13(b)に示す構造を得る。
次に、図14(a),(b)に示すように、第2配線7aに実質的に垂直な方向に延びるレジストパターン37を形成する。
次に、レジストパターン37をマスクとして絶縁層35のパターニングを行い、さらに、パターニング後の絶縁層35を等方性エッチングし、図13(c)に示す構造を得る。等方性エッチングは、例えば、リン酸やHFなどを用い、対向するサイドウォール間に絶縁層35が微小突起9として部分的に残るように行う。
次に、エッチング(例えば、ドライエッチング)により、サイドウォール33を除去し、図13(d)に示す構造を得る。この後は、第2絶縁材料とは屈折率が異なる絶縁材料で隣接する2つの第2配線7a間を埋め込み、本発明の半導体装置の製造が完了する。
微小突起9の大きさ、位置又は数密度などは、サイドウォール33、レジストパターン37、エッチング条件等を変更することによって調節可能である。
以下、図15(a)〜(b)及び図16(a),(b)を用いて、第2の方法について説明する。
まず、上記「2−2.第1絶縁層と同じ材料」と同様の方法により、図12(a)までの工程を行う。次に、等方性の成膜法であるCVD法により、絶縁材料(例えば、窒化シリコン)からなる絶縁層を形成し、さらにこの絶縁層を異方性エッチングすることによって、第2配線7aの側壁にサイドウォール39を形成し、図15(a)に示す構造を得る。
次に、図16(a),(b)に示すように、第2配線7aに実質的に垂直な方向に延びるレジストパターン40を形成する。
次に、レジストパターン40をマスクとしてサイドウォール39のパターニングを行う。さらに、パターニング後のサイドウォール39を等方性エッチングしてそのサイズを縮小することにより、微小突起9を形成し、図15(b)に示す構造を得る。等方性エッチングは、例えば、リン酸やHFなどを用いて行う。
この後は、微小突起9の絶縁材料とは屈折率が異なる絶縁材料で隣接する2つの第2配線7a間を埋め込み、本発明の半導体装置の製造が完了する。
微小突起9の大きさ、位置又は数密度などは、サイドウォール39、レジストパターン40、エッチング条件等を変更することによって調節可能である。
以下、図17(a)〜(d)及び図18(a),(b)を用いて、第3の方法について説明する。
まず、上記「2−2.第1絶縁層と同じ材料」と同様の方法により、図12(a)までの工程を行う。次に、等方性の成膜法であるCVD法により、絶縁材料(例えば、窒化シリコン)からなる絶縁層41を形成し、図17(a)に示す構造を得る。
次に、図18(a),(b)に示すように、絶縁層41上に、微小突起形成用のレジストパターン43を形成する。
次に、レジストパターン43をマスクとして絶縁層41のパターニングを行い、図17(b)に示す構造を得る。
次に、レジストパターン43を除去し、パターニング後の絶縁層41を異方性エッチングして、その高さを減少させ、図17(c)に示す構造を得る。
次に、得られた絶縁層41を等方性エッチングしてそのサイズを縮小することにより、微小突起9を形成し、図17(d)に示す構造を得る。等方性エッチングは、例えば、リン酸やHFなどを用いて行う。
この後は、微小突起9の絶縁材料とは屈折率が異なる絶縁材料で隣接する2つの第2配線7a間を埋め込み、本発明の半導体装置の製造が完了する。
微小突起9の大きさ、位置又は数密度などは、レジストパターン43、エッチング条件等を変更することによって調節可能である。
3−1.外観検査
次に、上記半導体装置の外観検査方法について説明する。一例として、図1(a),(b)に示す半導体装置を用いて説明する。
上述の通り、微小突起を設けることによって、第1配線層3からの反射光の影響を抑制することができる。しかし、微小突起は、第2配線層7の外観検査工程において、第2配線7aの欠陥と共に検出されるので、第2配線層7の外観検査工程において検出される被検出物を微小突起と欠陥に分類できなければ、外観検査の精度が却って低下しかねない。
(1)被検出物の大きさに基づく分類
この分類方法は、微小突起の大きさが既知であることを利用している。例えば、被検出物の大きさが所定範囲内、又は所定基準値以下(例えば、平面直径が40nm以下)である場合、被検出物が微小突起であると判断し、そうでなければ、被検出物が欠陥であると判断する。
(2)被検出物からの反射光の強度に基づく分類
この分類方法は、微小突起からの反射光の強度が既知であることを利用している。例えば、被検出物からの反射光の強度が所定範囲内である場合は、被検出物が微小突起であると判断し、そうでなければ、被検出物が欠陥であると判断する。
(3)被検出物からの反射光の波長に基づく分類
この分類方法は、被検出物からの反射光の強度が、複数の波長において既知であることを利用している。外観検査では、互いに波長の異なる複数種類の光からなる検査光を用いて行うか、検査光の波長を変えて複数回の検査を行うことによって、複数の波長における被検出物の反射光の強度を求める。その結果、被検出物の反射光の強度が、全ての検査光の波長に対して、波長ごとに定められた所定範囲内であれば、被検出物が微小突起であると判断し、そうでなければ、被検出物が欠陥であると判断する。
(4)被検出物の形状に基づく分類
この分類方法は、微小突起の形状が既知であることを利用している。微小突起の形状は、例えば、円形又は半円形などである。従って、被検出物がこのような形状の場合は、被検出物が微小突起であると判断し、このような形状でない場合は、被検出物が欠陥であると判断する。
(5)被検出物の数密度に基づく分類
この分類方法は、微小突起の数密度が既知であることを利用している。被検出物の数密度が所定範囲内のときは、被検出物が微小突起であると判断し、そうでなければ、被検出物が欠陥であると判断する。
(6)被検出物の元素又は組成に基づく分類
この分類方法は、微小突起の元素又は組成が既知であることを利用している。例えば、微小突起が窒化シリコンからなるとする。被検出物が窒化シリコンであれば、被検出物が微小突起であると判断し、そうでなければ、被検出物が欠陥であると判断する。
被検出物の元素又は組成分析は、EPMA(Electron Probe Micro-Analysis)装置などを用いて行うことができる。
(7)被検出物の密度に基づく分類
この分類方法は、微小突起の密度(単位体積当りの質量)が既知であることを利用している。被検出物の密度が所定範囲内のときは、被検出物が微小突起であると判断し、そうでなければ、被検出物が欠陥であると判断する。
被検出物の密度は、X線の全反射臨界角を測定して膜の密度を測定するX線干渉法という方法等で測定することができる。
上記外観検査方法は、以下に示す外観検査装置を用いて好適に実施することができる。
本発明の外観検査装置は、図22に示すように、減圧チャンバー47と、減圧チャンバー47内に試料を保持する試料台49と、試料台49に保持された試料に対して顕微鏡部51介して検査光を照射する光源53と、試料で反射された光を受光し、分析を行う分析器55とを備える。図22では、試料として、半導体装置57が試料台49上に載置されている。
以上の実施形態で示した種々の特徴は、互いに組み合わせることができる。1つの実施形態中に複数の特徴が含まれている場合、そのうちの1又は複数個の特徴を適宜抜き出して、単独で又は組み合わせて、本発明に採用することができる。
L:検査光 1RF:第1配線層からの反射光 2RF:第2配線層からの反射光 SC:散乱光
Claims (41)
- 第1配線を有する第1配線層と、第1配線層上に第1絶縁層を介して形成された第2配線を有する第2配線層とを備え、平面的又は断面的に見たときの外接円の直径が40nm以下である微小突起を第2配線層又はその上層に備えることを特徴とする半導体装置。
- 第1配線層は、一定間隔で配置された複数の第1配線を備え、第2配線層は、一定間隔で配置された複数の第2配線を備える請求項1に記載の装置。
- 各第1配線と各第2配線は、平面的に見たときに実質的に平行である請求項2に記載の装置。
- 各第1配線と各第2配線は、平面的に見たときに実質的に直交する請求項2に記載の装置。
- 各第1配線と各第2配線は、平面的に見たときに斜交する請求項2に記載の装置。
- 第2配線は、平面的に見たときに第1配線の半分以上を被覆する請求項3〜5の何れか1つに記載の装置。
- 第1絶縁層と第2配線層との間であって、第1絶縁層上に第3配線を有する第3配線層及び第2絶縁層をこの順にさらに備える請求項1に記載の装置。
- 第2配線層上に第3絶縁層及び第4配線を有する第4配線層をさらに備える請求項1に記載の装置。
- 微小突起の、平面的に見たときの外接円の直径は、隣接する2つの第2配線間の間隔の1/2未満である請求項1に記載の装置。
- 微小突起の、断面的に見たときの外接円の直径は、第3絶縁層の厚さの1/2未満である請求項8に記載の装置。
- 微小突起は、第2配線と同じ材料で形成される請求項1に記載の装置。
- 微小突起は、第1絶縁層と同じ材料で形成される請求項1に記載の装置。
- 微小突起は、第2配線及び第1絶縁層の何れとも異なる材料で形成される請求項1に記載の装置。
- 第2配線は、絶縁材料で形成される請求項1に記載の装置。
- 第2配線は、導電材料で形成される請求項1に記載の装置。
- 微小突起を複数備え、前記複数の微小突起は、第2配線層の上面全体に分散されて形成される請求項1に記載の装置。
- 微小突起は、第2配線上に形成される請求項1に記載の装置。
- 第2配線層は、複数の第2配線を備え、微小突起は、隣接する2つの第2配線間に形成される請求項1に記載の装置。
- 第2配線層は、複数の第2配線を備え、微小突起は、隣接する2つの第2配線間の上方に形成される請求項1に記載の装置。
- 微小突起は、第2配線の側壁から突出するように形成される請求項1に記載の装置。
- 請求項1〜20の何れか1つに記載の半導体装置の外観検査方法であって、
前記装置に波長4〜400nmの検査光を照射することによって、微小突起においてレイリー散乱を起こさせつつ、第2配線層表面で前記検査光を反射させ、
第2配線層表面で反射した光を撮像素子で受光し、受光された光から得られるデータに基づいて第2配線層の外観検査を行う工程を備える半導体装置の外観検査方法。 - 前記検査光は、実質的に単一波長の光からなる請求項21に記載の方法。
- 前記検査光は、互いに異なる複数波長の光の合成光である請求項21に記載の方法。
- 前記検査光は、第2配線層表面に対して実質的に垂直な方向から照射される請求項21に記載の方法。
- 前記検査光は、第2配線層表面に対して斜め方向から照射される請求項21に記載の方法。
- 第2配線層の外観検査は、パターン比較によって行う請求項21に記載の方法。
- 撮像素子は、その受光面が第2配線層表面に対向するように配置される請求項21に記載の方法。
- 撮像素子は、その受光面が第2配線層表面に斜めになるように配置される請求項21に記載の方法。
- 大気圧下で行われる請求項21に記載の方法。
- 請求項21に記載の方法を実施可能な外観検査装置であって、
減圧下で検査を行うことができる外観検査装置。 - 減圧下で行われる請求項21に記載の方法。
- 雰囲気の屈折率が微小突起の屈折率とは異なる雰囲気下で行われる請求項21に記載の方法。
- 第2配線層の外観検査工程において検出される被検出物を、微小突起と欠陥とに分類する工程をさらに備える請求項21に記載の方法。
- 分類は、被検出物の大きさに基づいて行われる請求項33に記載の方法。
- 分類は、被検出物からの反射光の強度に基づいて行われる請求項33に記載の方法。
- 分類は、被検出物からの反射光の波長に基づいて行われる請求項33に記載の方法。
- 分類は、被検出物の形状に基づいて行われる請求項33に記載の方法。
- 分類は、被検出物の元素に基づいて行われる請求項33に記載の方法。
- 分類は、被検出物の組成に基づいて行われる請求項33に記載の方法。
- 分類は、被検出物の数密度又は密度に基づいて行われる請求項33に記載の方法。
- 請求項33〜40の何れか1つに記載の方法を実施可能な外観検査装置であって、
微小突起と欠陥との分類を可能にする分析器をさらに備える外観検査装置。
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