JP2007164361A - 与信販売システム、与信販売方法、および与信販売プログラム - Google Patents

与信販売システム、与信販売方法、および与信販売プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】取引先毎に設定された基準与信限度額を大きく外すことなく、かつ受注機会を逃すことなく、売掛金の安全を確保できる。
【解決手段】各商品を販売する複数の担当者19を複数の権限グループ18にグループ分けし、各グループに与信限度裁量額ΔWを設定する。また、商品の受注時のみならず出荷時にも与信チェックを実施する。各与信チェックにおいては、取引先の基準与信限度額WSに担当者19が所属する権限グループ18の与信限度裁量額ΔWを加算した与信限度額W(=WS+ΔW)を採用している。そして、この与信限度額Wが、商品の金額X(X1又はX2)にこの時点における当該取引先の売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X+U+V)を超えるとき、受注又は出荷を許可している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、取引先に商品を順次販売していき代金を後から回収する与信販売システム、与信販売方法、および与信販売プログラムに係わり、特に、取引先に対する与信限度額を各種の条件に応じて変更できるようにした与信販売システム、与信販売方法、および与信販売プログラムに関する。
一般的に、企業間における商品の取引においては、販売側は商品を買手側に引渡し、後から代金を回収する掛売り(与信販売 クレジット販売)手法が採用されている。例えば、製造会社が各小売店等の取引先に商品を販売する場合、製造会社は、取引先に商品を掛売り(与信販売)しても代金の回収が不可能になる事態を予め想定して、取引先に与信限度額を設けている。この与信限度額は、各取引先の信用度、各取引先に対する取引の実績に応じて、取引先毎に設定されている。
そして、取引先からの商品の受注要請があると、該当取引先に対する売掛残高(引渡し済み商品における未回収の金額)が与信限度額を超えているか否かの与信チェックを行い、売掛残高が与信限度額を超えていないときのみ、取引先からの商品を受注していた。このように、与信限度額は取引先毎に予め定められた一定値である。
そこで、特許文献1においては、複数の取引先が企業グループを形成している場合は、企業グループ全体の売掛残高が企業グループ全体の与信限度額に対して余裕があるときに、各取引先の与信限度額を上昇可能としている。
また、特許文献2においては、与信限度額を超えてもよいユーザ(販売担当者)が与信限度対応マスタに登録されており、該当ユーザが関与する発注額が与信限度額を超えた場合においても出荷可能としている。
特開2002―279321号公報 特開2003―157374号公報
しかしながら、上述した各与信限度額の管理手法においては、まだ解消すべき次のような課題があった。
すなわち、前述したように、商品の受注時に、取引先に対する現在時点における売掛残高(引渡し済み商品における未回収の金額)が与信限度額を超えているか否かをチェックしていた。しかし、一般に、1つの取引先から1度に複数の商品の受注があったり、時期をずらして、複数回受注する場合もある。商品毎に受注してから出荷するまでの納期が異なる場合がある。
したがって、新規に商品を受注した時点においては、受注しているがまだ出荷していない他の商品が存在する場合もある。この商品が先行き出荷された時点で、この商品の金額(代金)が、現在時点の売掛残高に加算される。よって、たとえ、現在時点で、売掛残高が与信限度額を超えていないとしても、先に受注済みの商品を出荷した時点で売掛残高が与信限度額を超える懸念がある。この場合、出荷担当者は売掛残高が与信限度額を超えたことに気づかずに、そのまま出荷してしまう懸念がある。
また、取引先毎に一定の与信限度額が設定されている。したがって、全ての販売担当者は、この与信限度額に基づいて受注時の与信チェックを行っている。しかし、熟練の販売担当者や、管理職の販売担当者においては、自己の責任において、取引先毎の与信限度額を増加してもよいと考えられる。
本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり、取引先毎に設定された基準与信限度額を大きく外すことなく、かつ受注機会を逃すことなく、さらに、売掛金を確実に回収することができる与信販売システム、与信販売方法、および与信販売プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、取引先から順不同に入力される各入金額を前記各商品に対する代金に順次充当する与信販売システムに適用される。
そして、上記課題を解決するために、請求項1の与信販売システムにおいては、各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を記憶する与信権限テーブルと、取引先からの各商品の受注要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する受注時与信限度額算出手段と、この算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、要請された商品を受注する受注時与信チェック手段と、取引先から受注した各商品の出荷要請時に、取引先の基準与信限度額が、出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手段とを備えている。
このように構成された与信販売システムにおいては、各商品を販売する複数の担当者は複数の権限グループにグループ分けされ、権限グループ毎に、取引先に対する基準与信限度額における与信限度裁量額が定められている。したがって、例えば管理職の権限グループに所属する担当者は自己の責任において、自己が担当する取引先の与信限度額を増加して受注ができ、受注機会が増える。
また、与信チェックにおいて、与信限度額と、今回商品の金額と売掛残高とを加算した金額と比較するのではなく、与信限度額と、今回商品の金額と売掛残高(出荷済みで代金未回収の金額)と受注残高(受注済みで未出荷商品の金額)とを加算した金額と比較する。
したがって、商品の受注時点で与信限度額を超えていないと、たとえ、今回受注した商品に対する出荷より前に、先の商品を出荷した場合においても与信限度額を超えることはない。すなわち、売掛金の安全が確保される。
さらに、商品の受注時のみならず、商品の出荷時においても与信チェックを実施しているので、出荷担当者は売掛残高が与信限度額を大幅に超える出荷を停止できる。
この場合、商品の出荷時における与信限度額を、受注時の増額補正された与信限度額より低い増額補正前の基準与信限度額としているので、受注機会を減少することなく、売掛金の安全を確保できる。
また請求項2は、上述した与信販売システムにおいて、各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を記憶する与信権限テーブルと、取引先からの各商品の受注要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する受注時与信限度額算出手段と、この算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、要請された商品を受注する受注時与信チェック手段と、取引先から受注した各商品の出荷要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの出荷を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して、当該出荷に対する与信限度額を算出する出荷時与信限度額算出手段と、この算出された与信限度額が、出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手段とを備えている。
このように構成された与信販売システムにおいては、請求項1の与信販売システムと同じく、商品の受注時のみならず、商品の出荷時においても与信チェックを実施している。この場合、商品の出荷時に採用する与信限度額は、商品の受注時と同様に、取引先の基準与信限度額を補正した与信限度額である。
また請求項3においては、受注時与信チェック手段は、算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額未満の場合においても、該当商品の出荷時までに該当取引先の入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて要請された商品を受注するようにしている。
さらに、請求項4においては、出荷時与信チェック手段は、算出された与信限度額が、出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額未満の場合においても、該当商品に対する入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて前記要請された商品を出荷するようにしている。
このように、入金予定がある場合に限り、担当者の与信限度額の裁量範囲を拡大することが可能である。
また請求項5は、取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、取引先から順不同に入力される各入金額を各商品に対する代金に順次充当する与信販売方法に適用される。
そして、各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定工程と、取引先からの各商品の受注要請時に、取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出工程と、この算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、要請された商品を受注する受注時与信チェック工程と、取引先から受注した各商品の出荷要請時に、取引先の基準与信限度額が、出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を出荷する出荷時与信チェック工程とを備えている。
このように構成された与信販売方法においては、さきに説明した請求項1の与信販売システムとほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
また請求項6は、上記与信販売方法において、各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定工程と、取引先からの各商品の受注要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出工程と、この算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、要請された商品を受注する受注時与信チェック工程と、取引先から受注した各商品の出荷要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの出荷を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して、当該出荷に対する与信限度額を算出する算出工程と、この算出された与信限度額が、出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、要請された商品を出荷する出荷時与信チェック工程とを備えている。
このように構成された与信販売方法においては、さきに説明した請求項2の与信販売システムとほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
また請求項7は、上記与信販売方法における受注時与信チェック工程は、算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額超過の場合においても、該当商品の出荷時までに該当取引先の入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて要請された商品を受注するようにしている。
このように構成された与信販売方法においては、さきに説明した請求項3の与信販売システムとほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
また請求項8は、取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、取引先から順不同に入力される各入金額を各商品に対する代金に順次充当するコンピュータに、下記の各手順を実行させる与信販売プログラムである。
すなわち、各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定手順と、取引先からの各商品の受注要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出手順と、この算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、要請された商品を受注する受注時与信チェック手順と、取引先から受注した各商品の出荷要請時に、取引先の基準与信限度額が、出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手順とを実行させる。
このように構成された与信販売プログラムにおいては、さきに説明した請求項1の与信販売システムとほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
また請求項9は、コンピュータに、下記の各手順を実行させる与信販売プログラムである。すなわち、各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、前記取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定手順と、取引先からの各商品の受注要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出手順と、この算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、要請された商品を受注する受注時与信チェック手順と、取引先から受注した各商品の出荷要請時に、取引先の基準与信限度額を、与信権限テーブルから読出したこの出荷を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して、当該出荷に対する与信限度額を算出する算出手順と、この算出された与信限度額が、出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手順とを実行させる。
このように構成された与信販売プログラムにおいては、さきに説明した請求項2の与信販売システムとほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
また請求項10は、上記与信販売プログラムにおける受注時与信チェック手順は、算出された与信限度額が、受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額未満の場合においても、該当商品の出荷時までに該当取引先の入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて要請された商品を受注する。
このように構成された与信販売プログラムにおいては、さきに説明した請求項3の与信販売システムとほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
本発明によれば、取引先毎に設定された基準与信限度額を大きく外すことなく、かつ受注機会を逃すことなく、さらに、売掛金の安全性を確保できる。
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わる与信販売方法が適用され与信販売プログラムにて各種の処理が実施される与信販売システムの概略構成を示すブロック図である。この与信販売システムは、各種商品を小売店等の複数の取引先に販売する製造会社等の販売部署に設置されている。
そして、コンピュータ等の情報処理装置で構成された与信販売システムにおける例えばHDD等の補助記憶装置内には、商品マスタ1、受注データファイル2、売上データファイル3、与信権限テーブル4、担当者マスタ5、取引先マスタ6が設けられている。さらに、与信販売システム内には、ハード構成部材としてキーボードとマウスからなる入力部7、および表示部8が組込まれている。
また、この与信販売システム内には、アプリケーション・プログラムである与信販売プログラム上に形成された裁量額設定部9、取引先情報設定部10、受注時与信限度額算出部11、受注時チェック部12、受注処理部13、入金処理部14、出荷時与信限度額算出部15、出荷時チェック部16、売上処理部17が設けられている。
商品マスタ1内には、図2に示すように、この製造会社が各取引先に販売する各商品の商品名、単価、納期、規格、仕様等が記憶されている。
受注データファイル2内には、商品毎の、各取引先から受注したときの取引先名、受注日、出荷日、数量、金額X1、支払い条件等の受注データが書込まれる。
売上データファイル3内には、商品毎の、各取引先に出荷したときの取引先名、出荷日、数量、金額X2、支払い条件等の売上データが書込まれる。
次に、与信権限テーブル4を、図3を用いて説明する。この製造会社等の販売部署に所属する販売を担当する複数の担当者19は、複数の権限グループ18にグループ分けされている。この権限グループ18は、各取引先に対して製造会社が設定した基準与信限度額WSに増減する与信限度裁量額ΔWに対する同一権限が与えられている担当者19の集団である。
例えば、管理職グループは、部長クラスの熟練した担当者19で構成され、基準与信限度額WSに対する与信限度裁量額ΔWは、基準与信限度額WSの20%増しである。すなわち基準与信限度額WSの20%増額した与信限度額で受注又は出荷に対する与信チェックを実施することが可能である。
また、課長グループは、課長クラスの熟練した担当者19で構成され、基準与信限度額WSに対する与信限度裁量額ΔWは、基準与信限度額WSの5%増しである。すなわち基準与信限度額WSの5%増額した与信限度額で受注又は出荷に対する与信チェックを実施することが可能である。
さらに、営業担当グループは、通常の担当者19で構成され、基準与信限度額WSに対する与信限度裁量額ΔWは、基準与信限度額WSの0%増し、すなわち基準与信限度額WSで受注又は出荷に対する与信チェックを実施する必要がある。
また、出荷担当グループは、出荷を担当する担当者で構成され、基準与信限度額WSに対する与信限度裁量額ΔWは、基準与信限度額WSの−10%増し、すなわち基準与信限度額WSの10%減額した与信限度額で出荷に対する与信チェックを実施する必要がある。
担当者マスタ5内には、この製造会社等の販売部署に所属する販売を担当する担当者19毎に、自己が所属する権限グループ18と自己に与えられた与信限度裁量額ΔWとが記憶されている。
次に、取引先マスタ6を図4を用いて説明する。取引先マスタ6には、取引先毎に、該当取引先を特定する、取引先コード、取引先名、代表者、住所等の情報、前述したこの取引先にこの製造会社が設定した基準与信限度額WS、現在時点までの取引履歴データが書込まれる。
さらに、取引先マスタ6の各取引先には、現在時点における、入金予定金額R、受注金額S、売上金額T、売掛残高U、受注残高Vが記憶される。したがって、受注(金額X1)、入金(金額Y)、入金予定、出荷(金額X2)等が発生する毎に、現在時点における上述した各値が最新の値に更新される。
図5に、同一取引先における3つの商品a、b、cの受注から出荷までのタイムチャートと、上述した入金予定金額R、受注金額S、売上金額T、売掛残高U、受注残高Vの関係を示す。
金額Aの商品aを日付t1で受注して日付t3で出荷する。さらに、金額Bの商品bを日付t2で受注して日付t6で出荷する。なお、日付t4にて入金(金額D)があり、さらに、日付t4にて日付t7を指定した入金予定(金額E)があったとする。
このような状態において、日付t5で、日付t8の出荷予定の新規の金額Cの商品cを受注する場合を考える。
日付t1で金額Aの商品aを受注すると、受注金額S=A、受注残高V=Aとなるが、この時点で売上金額T、売掛残高Uはまだ発生していない。日付t2で金額Bの商品bを追加受注すると、受注金額S=A+B、受注残高V=A+Bとなる。
そして、日付t3で金額Aの商品aを出荷すると、売上金額T=A、売掛残高U=Aとなり、受注残高V=A+B−A=Bとなる。さらに、日付t4にて入金(金額D)があり、日付t7を指定した入金予定(金額E)があると、売掛残高U=A―Dとなり、入金予定金額R=Dとなる。
したがって、日付t5で、日付t8の出荷予定の新規の金額Cの商品cを受注する場合においては、日付t4にて入金(金額D)、日付t7を指定した入金予定(金額E)が登録された状態の売掛残高U=A―D、受注残高V=Bと新規受注の金額Cに基づいて後述する与信チェックを行う。
図1における裁量額設定部9は、この製造会社の販売部署の責任者にて入力部7で操作入力された指示に基づいて、与信権限テーブル4に、各権限グループ18、所属担当者19の名、与信限度裁量額ΔWを設定するとともに、担当者マスタ5に対して各担当者19の権限グループ18と与信限度裁量額ΔWとを設定する。
取引先情報設定部10は、この製造会社の販売部署の責任者が入力部7で操作入力された指示に基づいて、図4の取引先マスタ6に、各取引先の前述した該当取引先を特定する、取引先コード、取引先名、代表者、住所等の情報、および前述したこの取引先にこの製造会社が設定した基準与信限度額WSを設定する。
受注時与信限度額算出部11は、取引先からの受注を担当した担当者19の該当取引先に対する与信限度額Wを算出する。すなわち、取引先メモリ6から該当取引先の基準与信限度額WSを読出し、さらに、担当者マスタ5から該当担当者19の与信限度裁量額ΔWを読出して、両者を加算して、今回の受注に関する与信限度額W=基準与信限度額WS+与信限度裁量額ΔWを得る。
受注時チェック部12は、担当者19が入力部7を操作して取引先からの商品の受注要請を入力すると、受注商品の金額X1(=単価×数量)を商品マスタ1から求めて、さらに、この時点における該当取引先の売掛残高Uと受注残高Vを取引先マスタ6から読出す。そして、先に算出した該当担当者19の与信限度額W(=WS+ΔW)が、受注商品の金額X1に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X1+U+V)より大きい場合、
W(=WS+ΔW)>(X1+U+V)
受注を許可する。
受注処理部13は、受注時チェック部12で許可された商品に対する実際の受注処理を行う。すなわち、受注データファイル2の対応する商品の領域に、取引先名、受注日、出荷日、数量、金額X1、支払い条件等の受注データを書込む。さらに、取引先マスタ6の該当取引先の取引履歴データの領域に日付と商品受注を書込み、受注金額Sを増額更新(S=S+X1)し、受注残高Vを増額更新する(V=V+X1)。
入金処理部14は、取引先から入金があると、売掛残高Uを入金額Yで減額更新する(U=U―Y)。なお、入金処理部14は、日付を指定した入金予定(金額R)があると、取引先マスタ6の該当取引先の入金予定Rに設定する(R=E)。
出荷時与信限度額算出部15は、受注済みの商品の出荷要請があると、前述した受注時与信限度額算出部11と同様に、出荷を担当した担当者19の該当取引先に対する与信限度額Wを算出する。すなわち、取引先メモリ6から該当取引先の基準与信限度額WSを読出し、さらに、担当者マスタ5から該当担当者19の与信限度裁量額ΔWを読出して、両者を加算して、与信限度額W=基準与信限度額WS+与信限度裁量額ΔWを得る。
出荷時チェック部16は、担当者19が入力部7を操作して商品の出荷要請を入力すると、出荷商品の金額X2(=単価×数量)を商品マスタ1から求めて、さらに、この時点における該当取引先の売掛残高Uと受注残高Vを取引先マスタ6から読出す。そして、先に算出した該当担当者の与信限度額W(=WS+ΔW)が、出荷商品の金額X2に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X2+U+V)より大きい場合、
W(=WS+ΔW)>(X2+U+V)
出荷を許可する。
売上処理部17は、出荷時チェック部16で出荷許可された商品に対する実際の売上処理を行う。すなわち、売上データファイル3の対応する商品の領域に、取引先名、受注日、出荷日、数量、金額X2、支払い条件等の売上データを書込む。さらに、取引先マスタ6の該当取引先における取引履歴データの領域に日付と商品出荷を書込み、売上金額Tを増額更新し(T=T+X2)、売掛残高Uを増額更新(U=U+X2)し、受注残高Vを減額更新する(V=V―X2)。
図6、図7は、第1実施形態に係わる与信販売システムの取引処理動作を示す流れ図である。なお、これより前の初期設定業務において、与信権限テーブル4および担当者マスタ5の各データはこの製造会社の販売部署の責任者にて設定済みである。
ステップS1において、新規の取引先の情報が入力され、続いて、該当取引先に対する基準与信限度額WSが入力されると(ステップS2)、取引マスタ6に新規の取引先の各領域を作成する(ステップS3)。
担当者19が入力部7を操作することにて、取引先からの商品の受注要請があると(ステップS4)、受注商品の金額X1(=単価×数量)を商品マスタ1から求める(ステップS5)。次に、取引マスタ6から、該当取引先の基準与信限度額WSを読取る(ステップS6)。今回の受注を扱った担当者19の担当者名が入力する(ステップS7)と、担当者19の与信限度裁量額ΔWを読出す(ステップS8)。そして、今回の受注に関する与信限度額W=基準与信限度額WS+与信限度裁量額ΔWを得る(ステップS9)。次に、この時点における該当取引先の売掛残高Uと受注残高Vを取引先マスタ6から読出す(ステップS10)。
そして、該当担当者19の与信限度額W(=WS+ΔW)が、受注商品の金額X1に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X1+U+V)より大きい場合、
W(=WS+ΔW)>(X1+U+V)
受注を許可する(ステップS11)。
そして、受注データファイル2の対応する商品の領域に、取引先名、受注日、出荷日、数量、金額X1、支払い条件等の受注データを書込む受注処理を行い(ステップS12)。取引先マスタ6の該当取引先の取引履歴データの領域に日付と商品受注を書込み、受注金額Sを増額更新(S=S+X1)し、受注残高Vを増額更新(V=V+X1)する(ステップS13)。
なお、ステップS11で、該当担当者19の与信限度額W(=WS+ΔW)が、受注商品の金額X1に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X1+U+V)より小さい場合は、取引先マスタ6の入金予定の欄に、該当受注商品の出荷時以前の日付を指定した入金予定(金額R)があると(ステップS14)、
W(=WS+ΔW)>(X1+U+V―R)
を満たすか否かを判定して、表示部8に判定結果を表示出力して担当者19の指示待ちとする。なお、入金予定が無い場合も担当者19の指示待ちとする(ステップS15)。そして、担当者19が、この取引先については、今回の受注は担当者の与信限度額Wを超えているが、諸般の事情から受注を許可すると判断して、許可指示を入力すると(ステップS16)、ステップS12以降の受注処理を行う。担当者19が許可を与えない場合(ステップS16)、表示部8に受注不可表示を行う(ステップS17)。
図7のステップS18にて、取引先から入金(金額Y)があると、取引先マスタ6の該当取引先の売掛残高Uを入金額Yで減額更新(U=U―Y)する(ステップS19)。さらに、日付を指定した入金予定(金額R)があると(ステップS20)、取引先マスタ6の該当取引先の入金予定Rに設定(R=E)する(ステップS21)。
担当者19が入力部7を操作することにて、受注済み商品の出荷要請が入力されると(ステップS22)、取引先マスタ6から該当商品の出荷先の取引先の売掛残高Uと受注残高Vとを読出す(ステップS23)。さらに、取引先マスタ6から該当取引先の基準与信限度額WSを読取る(ステップS24)。
今回の出荷を扱った担当者19の担当者が入力する(ステップS25)と、担当者マスタ5から担当者19の与信限度裁量額ΔWを読出す(ステップS26)。そして、与信限度額W=基準与信限度額WS+与信限度裁量額ΔWを得る(ステップS27)。
そして、該当担当者19の与信限度額W(=WS+ΔW)が、出荷商品の金額X2に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X2+U+V)より大きい場合、
W(=WS+ΔW)>(X2+U+V)
出荷を許可する(ステップS28)。
そして、取引マスタ6の該当取引先の、売上金額Tの増額更新(T=T+X2)、売掛金額Uの増額更新(U=U+X2)、受注残高の減額更新(V=V―X2)を行う(ステップS29)。さらに、売上データファイル3の対応する商品の領域に、取引先名、受注日、出荷日、数量、金額X2、支払い条件等の売上データを書込む受注処理を行う(ステップS30)。
なお、ステップS28で、該当担当者19の与信限度額W(=WS+ΔW)が、出荷商品の金額X2に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X2+U+V)より小さい場合は、表示部8に「与信限度額超過」の警告表示を行い(ステップS31)、担当者19の指示待ちとする。そして、担当者19が、この取引先については、今回の出荷は担当者19の与信限度額Wを超えているが、諸般の事情から出荷を許可すると判断して、許可指示を入力すると(ステップS32)、ステップS29以降の受注処理を行う。担当者19が許可を与えない場合(ステップS32)においては、表示部8に出荷不可表示を行う(ステップS33)。
このように構成された第1実施形態の与信販売システムにおいては、各商品を販売する複数の担当者19は、図3の与信権限テーブル4に示すように、管理職グループ、課長グループ等の複数の権限グループ18にグループ分けされ、権限グループ18毎に、取引先に対する基準与信限度額WSにおける与信限度裁量額ΔWが定められている。
したがって、例えば管理職の権限グループ18に所属する担当者19は自己の責任において、自己が担当する取引先の与信限度額Wを例えば20%増加して受注ができ、受注機会が増える。
また、受注時及び出荷時の与信チェックにおいて、与信限度額Wと、今回商品の金額X[X1(受注時)、X2(出荷時)]と売掛残高Uとを加算した金額(受注時U+X1、出荷時U+X2)と比較するのではなく、与信限度額Wと、今回商品の金額X[X1、X2]と売掛残高(出荷済みで代金未収の金額)Uと受注残高V(受注済みで未出荷商品の金額)とを加算した金額(X+U+V)と比較する。
したがって、商品の受注時点で、前記3つの金額を加算した金額(X+U+V)が、与信限度額Wを超えていないと、たとえ、今回受注した商品対する出荷より前に、先の商品を出荷した時点においても与信限度額を超えることはない。すなわち、売掛金の安全が確保される。
また、商品の受注時のみならず、商品の出荷時においても与信チェックを実施している。例えば、前述した、図5のタイムチャートにおいては、各商品a、b、cの受注時t1、t2、t5と各商品a、b、cの出荷時t3、t6、t8においてそれぞれ与信チェックが実施される。したがって、出荷担当者は売掛残高Uが与信限度額Wを大幅に超える出荷を停止できる。
この場合、受注時の担当者の権限グループ18と出荷時の担当者の権限グループ18とが異なっている場合で、出荷時の担当者の与信限度裁量額ΔWが小さい場合、出荷時の与信チェックを受注時の与信チェックより厳しいので、受注機会を減少することなく、売掛金の安全を確保できる。
(第2実施形態)
図8、図9は本発明の第2実施形態に係わる与信販売方法が適用され与信販売プログラムにて各種の処理が実施される与信販売システムの取引処理動作を示す流れ図である。なお、与信販売システムの構成は図1に示す第1実施形態とほぼ同じであるので説明を省略する。
この第2実施形態の与信販売システムにおける受注時与信限度額算出部11は、第1実施形態と同じく、与信限度額Wを受注先の基準与信限度額WSに受注した担当者19の与信限度裁量額ΔWを加算している(W=WS+ΔW)。しかし、出荷時与信限度額算出部15は、与信限度額Wを取引先マスタ6の商品の出荷先の取引先に対する基準与信限度額WSに固定している(W=WS)。
また、受注時チェック部12及び出荷時チェック部16における与信限度額Wの管理を厳格にしている。
図8におけるステップQ1〜ステップQ13の各処理は、図6に示す第1実施形態の与信販売システムの取引処理動作を示す流れ図におけるステップS1〜ステップS13の各処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップQ11で、該当担当者19の与信限度額W(=WS+ΔW)が、受注商品の金額X1に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X1+U+V)より小さい場合は、無条件に表示部8に受注不可表示を行う(ステップQ14)。
図9のステップQ15にて、取引先から入金(金額Y)があると、取引先マスタ6の該当取引先の売掛残高Uを入金額Yで減額更新(U=U―Y)する(ステップQ16)。さらに、日付を指定した入金予定(金額R)があると(ステップQ17)、取引先マスタ6の該当取引先の入金予定Rに設定(R=E)する(ステップSQ18)。
担当者19が入力部7を操作することにて、受注済み商品の出荷要請が入力されると(ステップQ19)、取引先マスタ6から該当商品の出荷先の取引先の売掛残高Uと受注残高Vと基準与信限度額WSとを読出す(ステップQ20)。
そして、基準与信限度額WSが出荷商品の金額X2に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X2+U+V)より大きい場合、
S>(X2+U+V)
出荷を許可する(ステップQ21)。
そして、取引マスタ6の該当取引先の、売上金額Tの増額更新(T=T+X2)、売掛金額Uの増額更新(U=U+X2)、受注残高の減額更新(V=V―X2)を行う(ステップQ22)。さらに、売上データファイル3の対応する商品の領域に、取引先名、受注日、出荷日、数量、金額X2、支払い条件等の売上データを書込む受注処理を行う(ステップQ23)。
なお、ステップQ21で、該当取引先の基準与信限度額WSが、出荷商品の金額X2に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X2+U+V)より小さい場合は、無条件に表示部8に出荷不可表示を行う(ステップQ24)。
このように構成された第2実施形態の与信販売システムにおいては、前述したように、受注時における与信限度額Wを受注先の基準与信限度額WSに受注した担当者の与信限度裁量額ΔWを加算して、受注担当者の裁量の範囲を担当者が所属する権限グループに応じて拡大して受注機会を増加している(W=WS+ΔW)。
一方、出荷される商品の金額X2が売掛金残高Uの増額に直接関係する出荷時における与信限度額Wを受注先の基準与信限度額WSに設定して(W=WS)、売掛金の安全を確保している。このように、受注機会を減少することなく、売掛金の安全を確保できる。
また、与信限度額Wが、商品の金額X(X1又はX2)に売掛残高Uと受注残高Vとを加算した金額(X+U+V)より小さい場合は、担当者の裁量を認めないようにしているので、この与信販売システムをより一層厳格に運用できる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。担当者マスタ5に各担当者19の与信限度裁量額ΔWを記憶せずに、受注時及び出荷時において与信限度額Wを算出するときに、与信権限テーブル4の該当担当者19の所属する権限グループ18の与信限度裁量額ΔWを用いることも可能である。
このように、与信権限テーブル4に記憶された与信限度裁量額ΔWを採用することによって、与信限度裁量額ΔWの変更及びメンテナンスの容易化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係わる与信販売方法が適用され与信販売プログラムにて各種の処理が実施される与信販売システムの概略構成を示すブロック図。 同実施形態の与信販売システム内に形成された商品マスタの記憶内容を示す図。 同実施形態の与信販売システム内に形成された与信権限テーブルの記憶内容を示す図。 同実施形態の与信販売システム内に形成された取引先マスタの記憶内容を示す図。 同実施形態の与信販売システムにおける商品の受注から出荷までのタイムチャートと入金予定金額R、受注金額S、売上金額T、売掛残高U、受注残高Vの変遷を示す図。 同実施形態の与信販売システムの取引処理動作を示す流れ図。 同じく同実施形態の与信販売システムの取引処理動作を示す流れ図。 本発明の第2実施形態に係わる与信販売システムの取引処理動作を示す流れ図。 同じく第2実施形態に係わる与信販売システムの取引処理動作を示す流れ図。
符号の説明
1…商品マスタ、2…受注データファイル、3…売上データファイル、4…与信権限テーブル、5…担当者マスタ、6…取引先マスタ、7…入力部、8…表示部、9…裁量額設定部、10…取引先情報設定部、11…受注時与信限度額算出部、12…受注時チェック部、13…受注処理部、14…入金処理部、15…出荷時与信限度額算出部、16…出荷時チェック部、17…売上処理部、18…権限グループ、19…担当者

Claims (10)

  1. 取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、前記取引先から順不同に入力される各入金額を前記各商品に対する代金に順次充当する与信販売システムにおいて、
    前記各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、前記取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を記憶する与信権限テーブルと、
    前記取引先からの各商品の受注要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する受注時与信限度額算出手段と、
    この算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を受注する受注時与信チェック手段と、
    前記取引先から受注した各商品の出荷要請時に、前記取引先の基準与信限度額が、前記出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手段と
    を備えたことを特徴とする与信販売システム。
  2. 取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、前記取引先から順不同に入力される各入金額を前記各商品に対する代金に順次充当する与信販売システムにおいて、
    前記各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、前記取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を記憶する与信権限テーブルと、
    前記取引先からの各商品の受注要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する受注時与信限度額算出手段と、
    この算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を受注する受注時与信チェック手段と、
    前記取引先から受注した各商品の出荷要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの出荷を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して、当該出荷に対する与信限度額を算出する出荷時与信限度額算出手段と、
    この算出された与信限度額が、前記出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手段と
    を備えたことを特徴とする与信販売システム。
  3. 前記受注時与信チェック手段は、算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額未満の場合においても、該当商品の出荷時までに該当取引先の入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて前記要請された商品を受注することを特徴とする請求項1又は2記載の与信販売システム。
  4. 前記出荷時与信チェック手段は、算出された与信限度額が、前記出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額未満の場合においても、該当商品に対する入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて前記要請された商品を出荷することを特徴とする請求項1又は2記載の与信販売システム。
  5. 取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、前記取引先から順不同に入力される各入金額を前記各商品に対する代金に順次充当する与信販売方法において、
    前記各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、前記取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定工程と、
    前記取引先からの各商品の受注要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出工程と、
    この算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を受注する受注時与信チェック工程と、
    前記取引先から受注した各商品の出荷要請時に、前記取引先の基準与信限度額が、前記出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を出荷する出荷時与信チェック工程と
    を備えたことを特徴とする与信販売方法。
  6. 取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、前記取引先から順不同に入力される各入金額を前記各商品に対する代金に順次充当する与信販売方法において、
    前記各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、前記取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定工程と、
    前記取引先からの各商品の受注要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出工程と、
    この算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を受注する受注時与信チェック工程と、
    前記取引先から受注した各商品の出荷要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの出荷を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して、当該出荷に対する与信限度額を算出する算出工程と、
    この算出された与信限度額が、前記出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を出荷する出荷時与信チェック工程と
    を備えたことを特徴とする与信販売方法。
  7. 前記受注時与信チェック工程は、算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額超過の場合においても、該当商品の出荷時までに該当取引先の入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて前記要請された商品を受注することを特徴とする請求項5又は6記載の与信販売方法。
  8. 取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、前記取引先から順不同に入力される各入金額を前記各商品に対する代金に順次充当するコンピュータに、
    前記各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、前記取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定手順、
    前記取引先からの各商品の受注要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出手順、
    この算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を受注する受注時与信チェック手順、
    前記取引先から受注した各商品の出荷要請時に、前記取引先の基準与信限度額が、前記出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手順
    を実行させるための与信販売プログラム。
  9. 取引先から各商品を順次受注し、各商品に定められた納期の経過後に各商品を取引先へ順次出荷するとともに、前記取引先から順不同に入力される各入金額を前記各商品に対する代金に順次充当するコンピュータに、
    前記各商品を販売する複数の担当者を複数の権限グループにグループ分けし、前記取引先に対する基準与信限度額における各権限グループに与えられた与信限度裁量額を与信権限テーブルに設定する設定手順、
    前記取引先からの各商品の受注要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの受注を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して当該受注に対する与信限度額を算出する算出手順、
    この算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を受注する受注時与信チェック手順、
    前記取引先から受注した各商品の出荷要請時に、前記取引先の基準与信限度額を、前記与信権限テーブルから読出したこの出荷を扱う担当者の権限グループの与信限度裁量額で補正して、当該出荷に対する与信限度額を算出する算出手順、
    この算出された与信限度額が、前記出荷商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高を加算した金額を超えるとき、前記要請された商品を出荷する出荷時与信チェック手順
    実行させるための与信販売プログラム。
  10. 前記受注時与信チェック手順は、算出された与信限度額が、前記受注商品の金額にこの時点における当該取引先の売掛残高と受注残高とを加算した金額未満の場合においても、該当商品の出荷時までに該当取引先の入金予定がある場合、操作入力された許可指示に応じて前記要請された商品を受注することを特徴とする請求項8又は9記載の与信販売プログラム。
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