JP2007164304A - コンピュータ割り当て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ユーザ要求に応じて,PCプールからPCを動的に割り当てる動的割り当てと,予め所定のPCを割り当てる固定割り当てとがあり,すべてのPCを固定割り当てまたは動的割り当てとするとコンピュータを有効に活用できない。
【解決手段】
ユーザの利用特性に応じて,ルール評価部102がユーザを固定PC割り当てユーザと動的割り当てユーザの2つに分類し分類結果の情報をユーザ分類テーブル140に記憶する。ユーザのPC利用要求時に,PC割り当て部106が固定PC割り当てユーザには事前割り当て済みのPC180を割り当て,動的割り当てユーザにはPCプール250から空きPC180を割り当てる。また,ボリューム再配置部104は,ユーザの利用特性に基づいて,ストレージ190内の物理ディスクのI/O性能が平準化するよう,ボリュームマイグレーション処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

コンピュータおよびストレージを有するパーソナルコンピューティングシステムのリソース割り当てに関する。
近年,企業の従業員に,デスクトップ型,ノート型などのさまざまなタイプのパーソナルコンピュータ(以降,略してPCと呼ぶ)を配布し,業務の効率化を図っている。PC内の記憶装置の大容量化に伴い,PC内の記憶装置に企業の機密データを大量に保存することが可能となり,ノート型PCの紛失やデスクトップPCの盗難などによる情報漏洩が社会問題となっている。
この情報漏洩を防ぐ方法として,機密データを格納するPCを施錠管理可能な場所に配置し外部に持ち出させず,画面表示機能,入出力機能および,遠隔からPCに接続する機能からなるシンクライアントと呼ばれる(本明細書ではこの意味で使用する),機能が限定されたコンピュータをユーザに付与し,前記ユーザはシンクライアントを利用して遠隔から前記PCに接続し,PCが提供する機能を利用する,という方法がある。シンクライアントは,前記PC上で実行されるプログラムの画面情報を前記PCから取得し表示し,シンクライアント上の入出力操作(マウスやキーボードなど)情報は,前記PCに送られPC上のプログラムで処理される。シンクライアントでは画面表示と入出力データの送受信のみ行い,企業の機密情報は施錠管理された場所に保管されたPC内に格納され,シンクライアント内の記憶装置に保持しない。したがって,シンクライアントを紛失,盗難にあったとしても,機密データの漏洩は発生しない。
シンクライアントでは,従来PCが実現する機能を,画面表示および入出力制御機能からなるユーザインターフェース機能と,プログラムを実行しデータを格納するコンピューティング機能の2つに分離している。
特許文献1では,PCを完全なディスクレスとするのではなく,ディスクあるいはコンパクトフラッシュ(登録商標)などの不揮発性記憶装置をPCに内蔵させ,前記不揮発性記憶装置をストレージI/Oのキャッシュとして動作させることにより,ネットワークおよびストレージの負荷を軽減するとともに,ネットワーク輻輳時のI/Oアクセスの信頼性の低下を防止する。
特開2004−178596号公報
特許文献1の方法では,不揮発性記憶装置に特定ユーザのキャッシュデータが格納されるため,動的割り当てを行う環境では,シンクライアントからPCの接続を切断する際に不揮発性記憶装置に保持されるキャッシュデータをパージする必要がある。パージを行わない場合,別ユーザがシンクライアントを介してPCを利用する場合,別ユーザのキャッシュが不揮発性記憶装置に残っている可能性があり,キャッシュデータとストレージ上のデータに矛盾が生じる。また,ユーザがPCの利用を停止する毎にパージを行うと,次回,PC利用時にはキャッシュが利用できず,OSブート時に大量のI/Oが発生する。また,パージする場合,ファイルシステムが実現しているメモリレベルのキャッシュ機構との差が明確でなく,不揮発性記憶装置をキャッシュとして利用するメリットが生かされない。
また,特許文献1の方法では,ユーザ固有な利用特性を十分に利用しておらず,PCとストレージ間の局所的なI/Oアクセスパターンに依存しており,性能の適正化は限定的なものとなっている。一方,シンクライアント,パーソナルコンピュータおよびストレージからなるパーソナルコンピューティング環境において,前記環境を利用するユーザは非常に多数存在し,多様な利用特性を持っている。しかし,特許文献1では,ユーザの利用特性に応じた,パーソナルコンピューティング環境の配置が実現できない。
また,ユーザの利用パターンによりストレージアクセスパターンが異なることが考えられる。ユーザ利用特性に即して,ストレージ内での最適化,たとえば,ボリュームの配置の最適化,が考えられる。特許文献1では,ユーザ利用特性情報を十分に活用していないため,キャッシュレベルの最適化にとどまり,ストレージ自体の最適化が実現できない。
本発明の課題は,複数のコンピュータと、ストレージシステムとを有するパーソナルコンピューティング環境において,ユーザの利用特性に応じて,固定割り当て,動的割り当てを実現することである。
ユーザのパーソナルコンピューティング環境の利用特性に応じて,ユーザを「動的割り当てユーザ」と「固定割り当てユーザ」の2種類に分類する。管理者が事前に定義したポリシールール,ユーザのPC利用実績情報,ユーザが利用するPCからストレージのI/O発生回数などのユーザ利用情報を採取記録手段,およびユーザ利用情報を参照してポリシールールを評価する手段により前記分類を行う。固定割り当てとなったユーザに対し,プールされたPC群から特定のPCを選択し,前記PCを固定割り当てPCとして前記ユーザに対応付ける。利用頻度の高いユーザ,つまり,実質的に1つのPCを占有しているユーザに,固定PCを割り当てても,リソース有効活用上問題とならない。逆に,利用頻度の高いユーザであることが事前にわかっていれば,以降で記載する手段で最適化処理を実現することが可能となる。
また,各PCに不揮発性記憶装置を設け,前記不揮発性記憶装置をストレージI/Oに対するキャッシュとして利用する。ただし,動的割り当てユーザに対しては前記キャッシュを利用せず,PCをディスクレスコンピュータのように利用するよう制御する。一方,固定割り当てユーザに対して,PC利用する際は,事前に割り当てた固定PCを利用するよう制御し,不揮発性記憶装置内のキャッシュデータを利用するよう制御する。
また,ユーザがパーソナルコンピューティング環境を利用する際,固定割り当てユーザに対しては,前記固定割り当てPCを割り当て,動的割り当てユーザには空きPCを動的割り当てPCとして割り当てる。
また,ストレージI/Oの状態を監視し,ストレージの負荷が事前に管理者が指定し基準を下回った場合,固定割り当てユーザに対応付けられるPC内の不揮発性記憶装置のキャッシュデータと,ストレージ上のユーザ毎のボリュームとの同期処理を実行する。
また,ユーザの利用特性に基づいて,ストレージ内の物理ディスクのI/O性能が平準化する処理もあわせて設ける。
複数のコンピュータと、ストレージシステムとを有するシステムにおいて,ユーザ利用特性に応じた,リソース割り当ておよびリソース利用方式が選択可能となる。
近年技術開発が進んでいる,SAN(Storage Area Network)とネットワークブート機能を利用することにより,コンピューティング機能をプログラム実行機能とデータ格納機能に分離することができる。プログラム実行機能は,ディスクを内蔵しないPC(ディスクを内蔵していないことを明示したい場合,ディスクレスPCと呼ぶ)で実現し,データ格納機能はSANストレージで実現する。前述の環境では,ストレージ上のボリュームをユーザ毎に用意し,OSブートイメージ,アプリケーションおよび業務データを前記ボリュームに格納する。ユーザがシンクライアントを介してコンピューティング機能を利用する際,適切なディスクレスPCを動的にユーザに割り当て,ユーザ固有のOSイメージをストレージからブートする。上記のように,シンクライアントのユーザが,パーソナルコンピューティング機能を利用する際,動的にPCを割り当てることを,動的割り当てと呼ぶ。
一方,固定割り当てとは,ユーザが利用するPCを事前に定めておき,該PCにユーザ環境を構築しておく,PC割り当て方式のことである。
ネットワークブートとは,外部ストレージあるいはサーバに格納されているOSイメージをEthernet(登録商標)などのネットワーク経由でメモリ上にダウンロードしOSを起動するブート方式のことである。
この動的割り当てのメリットとして,すべてのシンクライアントユーザに対して専用のPCを割り当てる必要がなく同時ユーザ数だけディスクレスPCを用意すれば良く,PC導入コストを低減できることがある。加えて,ユーザのOSイメージ,アプリケーションおよびデータが外部ストレージに集約されるため,バックアップなどの運用操作も簡略化される。
PC環境のストレージネットワークとしては,Ethernetを利用したIP−SANが想定され,PCのすべてのI/Oがネットワーク経由のストレージアクセスとなり,ネットワークおよびストレージに多大な負荷を与える,という課題がある。また,DBサーバによりアクセスが集約されるサーバ環境に比べて,クライアント環境におけるストレージの利用では,ストレージに接続されるユーザ数が膨大であり,ストレージ装置は膨大な同時アクセスユーザを処理する必要がある。
図1は,本発明の全体像を示す。ユーザは,シンクライアント160を介して,パーソナルコンピュータ(以降略してPC)180およびストレージ190で構成されるパーソナルコンピューティング環境を利用する。
シンクライアント160は、ネットワークを介してPC180と通信を行う。ネットワークは,有線ネットワークに限られず,無線LANカードあるいは携帯通信カードなど等を使用した無線ネットワークでもよい。PC180はネットワーク210を介してストレージ190と接続されている。
シンクライアント160のディスプレイには、PC180のディスプレイに表示される画面と同一画面の情報を表示し、キーボード・マウス入力を、シンクライアント160からPC180に送信し、PC180に対する入力として実行する。上記の構成により、シンクライアント160からPC180で行う業務を代行するように構成することができる。本構成においては、PC180のディスプレイ、キーボード、マウスはシンクライアント160で代行可能なため、PC180にはディスプレイ、キーボード、マウスがなくてもよく,ブレードマシンのような計算機を用いることもできる。
さらには,シンクライアント160に対して、認証データ(ユーザID、パスワードあるいは証書データなど)を格納した外部装置(USBメモリ,ハードトークンキー,ICカードなどの可搬媒体)を接続するように構成することも可能である。この場合、外部接続装置を接続することにより,外部装置に格納された認証データを使用して,どのシンクライアント160からでも、PC180へ接続して業務を遂行することが可能である。
外部装置に使用するユーザの情報や,使用するアプリケーション,OS等の情報や,認証情報を格納しておくことにより,外部装置から抽出したこれらの情報をPC180に送信して認証情報やアクセス情報として使用することで,セキュリティや利便性が向上する。また,これらの情報をPC管理サーバ100に送信することで,PC管理サーバ100でPC180を動的割り当てするか静的割り当てするか決定する際に使用することもできる。
パーソナルコンピュータ180は複数存在しPCプール250として管理される。シンクライアント160およびパーソナルコンピュータ180はフロントネットワーク200に接続される。PC180とストレージ190は,ストレージネットワーク210に接続される。ストレージ190には,各ユーザに対して,OSイメージ,アプリケーションおよび業務データを格納するボリューム191が準備されているもとする。ここに記載しているネットワーク構成はあくまで1例であり,シンクライアント160はWAN(Wide Area Network)に接続され,VPN(Virtual Private Network)経由でフロントネットワーク200に接続してもよいし,ワイヤレスLANを使用してフロントネットワーク200に接続してもよい。
ストレージ190の好適な実現形態の1つに,RAID(Redundant Array Inexpesive Disk)システムがある。RAIDでは,複数の物理ディスク装置を1つのまとまった容量単位とすることおよびディスク装置グループ内にデータを冗長に格納することにより,高い信頼性を実現する。このまとまった容量単位を本発明では物理ディスクグループと呼ぶ。また,一般に,RAIDシステムは複数の物理ディスクグループから構成される。
ユーザがPCからストレージを利用できるようにするため,物理ディスクグループからボリュームあるいはLU(Logical Unit)と呼ばれる単位を切り出し,仮想的なディスクとしてPCに公開する必要がある。また,ストレージへのアクセスプロトコルとしてSCSI(Small Computer System Interface)あるいはトランスポート層にTCP/IPを利用するiSCSIなどがある。
ネットブート管理サーバ220は,ストレージネットワーク210に接続され,PC180がネットワークブートする際に,PCのブートを制御するサーバであり,DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol),TFTP(Trivial File Transfer Protocol)などの機能を有する。
ストレージ管理モジュール230は,ストレージ190を管理する装置であり,ストレージ190内のボリューム再配置の制御やストレージ190の稼動情報の採取機能をPC管理サーバ100に提供する。
本実施例の実施の態様として,ストレージ190及びストレージ管理モジュール230を一つの筐体に配置したストレージシステムを想定する。PCからLAN(Local Area Network)やSAN(Storage Area Network)を介してストレージシステムに接続する。また,ストレージシステムは,記憶装置を有するNAS(Network Attached Storage)で実装することもできる。
PC管理サーバ100は,ポリシールール110を評価することによりユーザを「動的割り当てユーザ」あるいは「固定割り当てユーザ」のいずれかに分類するルール評価部102,PC180内のキャッシュを制御するキャッシュ制御部103,ストレージ内のボリュームの再配置を制御するボリューム再配置部104,ユーザの要求に応じて適切なPC180をユーザに割り当てるPC割り当て部106および,PC180やストレージ管理モジュール230にアクセスすることによりページフォルトの発生回数やI/O発生数などのI/O性能情報を採取しI/O性能情報履歴DB150に格納するI/O性能履歴管理部105からなる。PC割り当て部106は,現時点でのPCの割り当て状況をPC管理テーブル130に格納し,ユーザ毎のPC利用履歴情報をDB240に格納する。ルール評価部102によるユーザ分類結果は,ユーザ分類テーブル140に格納する。これらテーブルはPC管理サーバ100の記憶装置に格納されている。
ユーザ管理サーバ120は,ユーザの名前,年齢,職位などユーザに関するプロファイル情報を保持するサーバであり,一般に,LDAP(Light Weight Directory Access Protocol)やRDBMS(Relational Database Management System)などを利用して,前記ユーザプロファイル情報を管理する。
PC180は,ユーザ数分用意する必要はなく,想定される同時ユーザ数分用意すればよい。したがって,ユーザが利用するPC180とユーザの対応関係は,事前に決まっているのではない。ユーザはシンクライアントを介してPC利用要求をPC割り当て部106に行う。PC割り当て部106は利用可能なPC180の選択とPCの起動を実行し,シンクライアントに選択した前記PCのアクセス情報(IPアドレスなど)を返却する。
ユーザがシンクライアントを介してPCの利用を停止(あるいはPCシャットダウン)する場合,割り当て部106が前記PCを未使用PCとしてテーブル140を更新するとともに,前記ユーザの利用情報をPC利用履歴DB240上に追加/更新する。
図2は,PC180の内部構造を示している。CPU(中央演算処理ユニット)184,メモリ182,ROM183,ストレージ190のI/Oのキャッシュとして用いるローカル不揮発性記憶装置181,フロントネットワーク200と接続されるネットワークアダプタ185,ストレージネットワーク210と接続されるストレージアダプタ186,入出力インターフェース(マウス,キーボード,ディスプレイなど)187からなり,それらは内部バス208により相互に接続されている。PC180はシンクライアント160によりリモート操作されることから,入出力インターフェースを有していなくてもよい。
図2は,一般的なPCの内部構造を単純化したものを例示的に示したものであり,本発明は図2の構成のPCに限定されるものではない。また,近年注目されているブレードサーバをPC180として利用してもよい。ブレードサーバを利用する場合,PC180はサーバブレード1枚に対応する。また,PC180をバーチャルマシンモニタ上のバーチャルマシンに対応付けることもできる。
PC180は,メモリ182に格納されたリモートサーバプログラムをCPU184で実行することにより,シンクライアント160から送られてきた入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を受信し処理すると共に,処理結果を示す画像情報(ディスプレイに表示するデスクトップ画面)を,シンクライアント160送信する。リモートサーバプログラムとして,例えばAT&Tケンブリッジ研究所で開発されたVNC(Virtual Network Computing)のサーバプログラムがある。
シンクライアント160の内部構造も図2の機器構成と同様,CPU,メモリ,ROM,ネットワークアダプタ,入出力インタフェース,記憶装置等からなる。なお,シンクライアントはPCと通信し,PCの画面情報を表示し,入出力機能を有すればよいことから,ハードディスクを有していないのが通常であるが,本実施例ではこれに限られたものではなく,ハードディスクを有する通常のパーソナルコンピュータをシンクライアントとして使用してもよい。
シンクライアントは,メモリに格納されたリモートコントロールプログラムをCPUで実行することにより,PCをシンクライアントからリモート操作する。リモートコントロールプログラムとして例えばVNC(Virtual Network Computing)のクライアントプログラムがある。CPUはリモートコントロールプログラムを実行することで,シンクライアント160に接続されたマウスやキーボードからの入力を受付け,PC180に送信する。また,PC180から送信される処理結果を示す画像情報(ディスプレイに表示するデスクトップ画面)を受信し,シンクライアントの表示装置に出力する。
ストレージ190及びストレージ管理モジュール230からなるストレージシステムの内部構造も図2の機器構成と同様,CPU,メモリ,ROM,ネットワークアダプタ,入出力インタフェース,記憶装置等からなり,ストレージ管理モジュール230によりストレージ190を管理する。
本実施例では,ローカル不揮発性記憶装置181をストレージ190のI/Oキャッシュの格納エリアとして利用する。
ユーザ毎に準備するボリュームの形態としては,(a)OSイメージ,アプリケーションおよび業務データを一つのボリュームで提供する形態(本実施例で記載している形態),(b)OSイメージ,アプリケーションおよび業務データをそれぞれ別ボリュームとする形態,(c)OSイメージ,アプリケーションを一つのボリュームとし業務データを別ボリュームとする形態,(d)OSスワップエリアを別ボリュームとする形態などに本発明を適用することができる。OSイメージと共通アプリケーションを別ボリュームとする場合,複数のユーザに対する共通ブートボリュームとして利用することもできる。
ローカル不揮発性記憶装置181でキャッシュするデータの範囲に関して,前記ボリュームの利用形態に即して,全ボリュームをフルキャッシュする場合や,特定ボリュームをフルキャッシュする場合や,キャッシュ容量が十分でない場合はボリュームを部分的にキャッシュ(部分キャッシュ)する場合など,キャッシュ範囲にはいくつかあるが,本発明は前記キャッシュ範囲のいずれにも適用できる。また,ローカル不揮発性記憶装置181としてハードディスクなど記憶容量が十分大きく,ブートイメージを格納するボリューム191をフルキャッシュできる場合,ローカル不揮発性記憶装置181をPC180のブートメディアとして利用することも可能である。
ローカル不揮発性記憶装置181がボリュームのフルキャッシュとなっていれば,OSは記憶装置181に対して通常のローカル記憶装置としてアクセスすればよい。一方,ローカル不揮発性記憶装置181が部分キャッシュとなっている場合,キャッシュミスを処理する必要がある。その場合,キャッシュ制御する処理をファイルシステムフィルタードライバなどのレイヤで実装すればよい。前記キャッシュ制御が必要な場合は,基本的には固定割り当てユーザが利用するPCのみに前記キャッシュ制御を適用する。
動的割り当てユーザが利用するPCに利用する場合,本キャッシュを使用せず,ディスクレスコンピュータと同じようにコンピュータを使用し,OSイメージ等をストレージ190からネットワークブートするが,その際ローカル不揮発性記憶装置181をストレージ190のI/Oのキャッシュとして用いることは可能である。この場合にはPCの利用を終了する際,キャッシュデータをボリューム191に書き戻すと共に,ローカル不揮発性記憶装置181が保持するデータをパージする。なお,パージとはファイルや情報などを消去,削除することである。
図3は,PCプール250およびPC180の情報を管理する,PC管理テーブル130のテーブル構造を示す。前記テーブルは,パーソナルコンピューティング環境内でプールされるPC180の識別子であるPC識別子301,IPアドレス306,割り当て状態302,割り当てユーザ303,使用状態304および使用ユーザ305からなる。
割り当て状態302には,「動的」,「動的割り当て中」,「固定」および「固定割り当て中」の4種類あり,通常「動的」が設定され,割り当てユーザ303には「未割り当て」が設定されている。ルール評価部102のルール評価により,特定ユーザを固定割り当てユーザに分類し特定PCと対応付けることになるが,この対応付け処理の結果,前記PCの割り当て状態302は「固定」が設定され,前記PCの割り当てユーザ303には前記ユーザの識別子が設定される。ルール評価部102の処理フローは図6を用いて後述する。
使用状態304は,PC識別子301で特定されるPC180の現時点での使用状態を示す。使用状態304の値としては「使用中」あるいは「未使用」のいずれかである。使用中の場合は,実際に使用しているユーザ識別子を使用ユーザ305に設定する。使用中であるとは,ユーザがPC割り当て部106に利用要求を出してPCの利用を開始してから,シャットダウンなどによりPCの利用を停止するまでの状態を指す。
図4は,ユーザ分類テーブル140のテーブル構造を示す。前記テーブルは,ユーザ識別子401,ボリューム情報402,割り当て状態403および固定割り当てPC404からなる。
ボリューム情報402には,ユーザ識別子401が示すユーザのOSイメージ,アプリケーションおよび業務データを格納するストレージのボリューム情報であって,PCから前記ボリュームにアクセスするのに必要十分な情報を格納する。
割り当て状態403には,「動的」,「動的割り当て中」,「固定」および「固定割り当て中」の4種類あり,通常「動的」が設定され,固定割り当てPC404には「未割り当て」が設定される。ルール評価部102のルール評価により,特定ユーザを固定割り当てユーザに分類し特定PCと対応付けることとなるが,この対応付け処理の結果,前記ユーザの割り当て状態403には「固定」が設定され,前記ユーザの固定割り当てPC404には前記PCの識別子が設定されることになる。割り当て状態403が「動的」の場合,常に,固定割り当てPC404に「未割り当て」が設定される。
図5は,ルール評価部102が評価するポリシールール110の例である。ポリシールールは,いわゆるIF−THEN形式のルールであり,IF部に条件,THEN部に条件が成立した場合の分類を指定する。条件にはユーザの利用特性や,ユーザのプロファイルに関する条件式を記述し,ルール評価部102がユーザ管理サーバ120,PC利用履歴DB240およびI/O性能履歴DB150のデータを参照することにより条件式を評価する。THEN部の分類には「動的」「固定」のいずれかを指定する。
ルール1(501)は,ユーザ情報管理サーバ120が管理するユーザのプロファイル情報に基づくルールの例である。ルール1では,ユーザの職種が「営業」であるならば,外出していることが多く,PCの利用頻度は低いはずであり,動的割り当てとするというルールである。ユーザのプロファイル情報は,ユーザ情報管理サーバ120の記憶装置に格納されている。プロファイル情報は,職種の他,職位,在勤場所,業務内容,ユーザID,ユーザ名,など多様な属性が考えられる。
ルール1(501)のようにユーザのプロファイル情報に応じて,「動的」または「固定」を決定する場合,例えばIF部の条件に職務を指定すれば,ユーザの職務が事務職から営業職に変わった場合などに,ユーザのプロファイル情報を変更するだけで,「動的」「固定」の変更が行われることになり,PCの割り当てをユーザのプロファイル情報に一元化することができる。大企業など膨大な数の従業員がいる場合に,ユーザのプロファイル情報として,その企業の使用している従業員の管理情報等を用いることができる。
このように動的、固定の設定を、ユーザのプロファイル情報と連動させることにより、ユーザの職位が変更した場合などでも自動的に動的、固定が変更され、管理者の負担が軽減される。また、プロファイル情報を適切に管理しておけば、動的、静的の管理は自動的に行われるため、管理情報をプロファイル情報のみに一元化することで、セキュリティレベルが向上する。
なお,シンクライアントを使用しているユーザのプロファイル情報の特定は,ユーザがシンクライアントを使用する際に入力された,ユーザIDやユーザ名,パスワード等からユーザ情報管理サーバ120の記憶装置に格納されているプロファイル情報を特定する。
また,シンクライアント160に接続された外部装置(USBメモリ,ハードトークンキー,ICカードなどの可搬媒体)に格納されているユーザIDやユーザ名,パスワード,電子証明書等を取り出し,PC管理サーバ100に送信することで,ユーザ情報管理サーバ120の記憶装置に格納されているプロファイル情報を特定することもできる。
ルール2(502)は,ユーザ毎のPC利用履歴DB240およびユーザ毎のI/O性能履歴DB150に基づくルールの例である。利用頻度が高くかつI/O発行回数の多いユーザには,固定PCを割り当て,I/Oの最適化を図る例である。
PC利用履歴DB240は,週当たりのPC利用回数,週当たりのPC利用時間,1日あたりのPC利用平均時間,利用頻度が高い時間帯,PCを起動する時間帯,利用頻度の高いAP情報などのユーザ毎のPC利用情報を格納する。PC利用情報は,PC管理サーバ100が,ユーザに割り当てたPCを監視しPC利用状態の履歴情報を記憶装置に蓄え,必要に応じて集計する。
週当たりのPC利用回数が多い者,週当たりのPC利用時間が長い者,1日あたりのPC利用平均時間が長い者,などPCの利用頻度の高い者は固定割り当てユーザとした方がよいが,これに限られるものではない。
I/O性能履歴DB150は,個別ユーザ毎の,I/O発行回数,ページフォルトの回数,データ転送量,CPU使用率,メモリ使用量,ストレージシステムのディスクの使用率,コンピュータの不揮発性記憶装置の使用率,などの性能情報,負荷情報等を格納する。これらの情報の取得は,PC管理サーバ100のI/O性能履歴管理部105が,ユーザに割り当てたPCやストレージ管理モジュール230をモニタリングしPC上でのI/O状況やストレージ上でのボリュームアクセス頻度などの情報を蓄え集計する。
単位時間あたりの,I/O発行回数,ページフォルトの回数,データ転送量,平均CPU使用率,平均メモリ使用量,ストレージシステムのディスクの使用率,コンピュータの不揮発性記憶装置の使用率,などは格納された性能情報,負荷情報等から算定する。
単位時間当たりのI/O発行回数,ページフォルトの回数,データ転送量,平均CPU使用率,平均メモリ使用量などコンピュータにかける負荷が高いユーザは,固定割り当てユーザとした方がよいが,これに限られるものではない。
性能情報,負荷情報をIF部の条件に指定することで,性能情報や負荷情報が所定の閾値を超えた場合に,「動的」「固定」の変更を行うことができる。
ルール3(503)は,PC管理テーブル130およびPC利用頻度に基づくルールの例である。固定PCの割り当て比率に関して基準値を設け,PC利用頻度が高いユーザに固定PCを割り当てるルールである(かならず固定数のPCを固定割り当てとして利用するというもの)。総PC数*基準値で計算される,固定割り当てとするPC台数と,ユーザのPC利用頻度の順位を比較することにより,固定PC割り当てを決定する。PC利用頻度の順位は,PC利用履歴DB240を参照し,PC利用回数およびPC利用平均時間,週当たりのPC利用回数,週当たりのPC利用時間,1日あたりのPC利用平均時間,利用頻度が高い時間帯,PCを起動する時間帯,利用頻度の高いAP情報などのユーザ毎のPC利用情報などから,所定の項目でソートし,ユーザを順位付けする,総PC数はPC管理テーブル130を参照しレコード数をカウントする。基準値として60%を指定すれば,総PC数の60%のPCが固定割り当てに使用される。
ルールが複数ある場合,条件部が成立するルールが複数ありTHENの指定内容が異なる可能性がある。そのような場合は,ルール毎に優先順位を設ける,あるいはルールを順番に評価し最初に条件が成立したルールを優先させるなど,競合解消に関するメタルールが様々考えられる。本発明は,競合解消に関するメタルールに依存せず,多様な競合解消に関するメタルールにおいて適用可能である。
また,すべてのルールのIF部が成立しない場合,IF部が必ず成立するデフォルトルールが適用されることとする。前記デフォルトルールのTHENは「動的」が指定されているものとする。
図5に示したルール以外にも有効なルールが考えられる。たとえば,すべてのPCが固定割り当てとなることを防ぐため,動的割り当て用に利用できるPCの最低個数を指定したルールや,動的割り当てユーザが同一時刻に一斉にPCをネットワークブートすることを防ぐため,各ユーザのPCブート時刻をPC利用履歴DB240に保存し,同一時刻にPCをブートする動的割り当てユーザが多数存在する場合は,動的割り当てユーザの一部を固定割り当てとするルールなども考えられる。
動的割り当てのPCでは,ストレージとPC間の負荷が高い場合に,I/Oアクセスの信頼性の低下する可能性がある。また,OSイメージ等をネットワークブートするためシステムの起動にある程度時間がかかる。一方固定割り当てのPCではこのような問題は発生しない。
図5において,例えば使用頻度の高いユーザに対しては固定割り当てPCを使用させ,使用頻度の低いユーザに対しては動的割り当てPCを使用させるというルールを適用すれば,使用頻度の高いユーザに対しては,I/Oアクセスの低下の信頼性の低下がない固定割当PCを使用させ,使用頻度の低いユーザに対してはI/Oアクセスの信頼性の低下する可能性がある動的割当PCを使用させることができ,ユーザの利用特性に応じて信頼性を考慮した割り当てをすることができる。
また,例えば長時間PCを使用するユーザに対しては動的割り当てPCを使用させ,一回のPC使用時間が短いが,たびたび使用するユーザに対しては固定割り当てPCを使用させるというルールを適用すれば,一回のPC使用時間が短いがたびたび使用するユーザに対しては起動の早い固定PCを使用させ,ユーザの起動待ちによるストレスを軽減することができる。
図6は,ユーザのPC固定/動的割り当て制御の処理フローを示す。本フローは,PC管理サーバ100が起動されたタイミングで開始され,PC管理サーバ100が終了するまで処理が継続する。ただし,ユーザがPCの利用要求を出したタイミングで,要求を出したユーザに対してステップ603からステップ606の処理を実行してもよい。
まず,ストレージ管理モジュール230にアクセスし,現在のストレージの稼動情報を取得し事前に指定された基準以下(つまり,ストレージの負荷が低い)であるか判断する(ステップ601)。ステップ601は,現在時刻が指定された時刻になっているか(たとえば,夜間などユーザが少ない時刻を指定するなど),あるいは,現在PCを使用しているユーザ数が基準未満であるのか,等を適用することもできる。ステップ601の結果が偽であれば,一定期間の間隔を置いて,再度,ステップ601を実行する。ステップ601の結果が真となる場合,ステップ602以降を実行する。
ユーザ分類テーブル140上のすべてのユーザに対して(判断602),ポリシールールを評価する(ステップ603)。
ステップ603の評価結果と現在処理中のユーザの割り当て状態403から,動的割り当てから固定割り当てとなる場合,固定割り当てから動的割り当てとなる場合,固定割り当てから固定割り当て(つまり割り当て状態の変化がなく,固定割り当てが継続する場合),動的割り当てから動的割り当て(つまり割り当て状態の変化がなく,動的割り当てが継続する場合)の4つの状態変化がある。
動的割り当てから固定割り当てとなる場合,動的割り当てから固定割り当てへの変更処理604を実行する。
固定割り当てから動的割り当てとなる場合,固定割り当てから動的割り当てへの変更処理605を実行する。
固定割り当てから固定割り当てとなる場合,キャッシュの同期処理606を実行する。
動的割り当てから動的割り当てとなる場合,ステップ602に処理制御を戻す。
ステップ604,605,606の処理中に,ストレージの負荷が上昇し,判断601と同様にストレージの負荷が基準値を超えたと判断した場合,ステップ604,605,606を中断し,判断601の基準を満たした際,再開するという制御を行ってもよい。
図6のユーザのPC固定/動的割り当て制御の処理を繰り返すことで,図5のルール2のように性能情報や負荷情報をIF部の条件に指定していれば,性能情報や負荷情報が所定の閾値を超えた場合に,「動的」「固定」の変更を行うことができる。
図6のユーザのPC固定/動的割り当て制御の処理フローは,1時間毎など一定時間間隔で実行してもよいし,ユーザがPC利用要求を発行した場合や,ユーザがPCの使用をやめた場合等,所定のイベントが発生した際に実行してもよい。また毎日0時に実行するなど所定の日時で実行してもよい。
図7は,動的割り当てから固定割り当てへの変更処理604の処理フローを示す。PCプール250から空き状態となっているPC180を1つ選択し,現在処理中のユーザに対して,割り当て状態403を「固定割り当て中」に,固定割り当てPC404を前記PCの識別子を設定する。前記選択されたPC180に対して,PC管理テーブル130の割り当て状態302を「固定割り当て中」に,割り当てユーザ303に前記ユーザの識別子を設定する(ステップ701)。
ここで,PC180が空き状態であるとは,割り当て状態302が「動的」であり,使用状態304が「未使用」となっているものである。割り当て状態302が「固定」であっても,使用状態304が「未使用」となっている場合,つまり,該PC180は特定ユーザ向けに固定PCとして予約されているが,現在使用していない場合であり,PC180を空き状態と見なすこともできる。ただし,その場合,動的割り当てユーザが固定割り当てユーザに割り当てられたPCを使用していてその後固定割り当てユーザがPCを使用する状況が発生した場合,固定割り当てユーザに空きPCを別途割り当てネットワークブートするか,あるいは,前記動的割り当てユーザが使用しているPCを未使用とするかの2つの対処方法がある。
ステップ703でPC内のローカル不揮発性装置181のデータにアクセスする必要があるため,前記PCが起動中でなければ,PCを起動する(ステップ702)。
キャッシュ制御部103を利用して,前記PCに内蔵する不揮発性記憶装置181に,ストレージ上のユーザボリュームのデータをロードする(ステップ703)。
現在処理中のユーザの割り当て状態403を「固定」に設定する。前記PCのPC管理テーブル130の割り当て状態302を「固定」に設定する(ステップ704)。
ステップ702で前記PCを起動した場合,前記PCを停止する(ステップ705)。
図8は,固定割り当てから動的割り当てへの変更処理605の処理フローを示す。現在処理中のユーザの割り当て状態403を「動的割り当て中」に設定する。前記PCのPC管理テーブル130の割り当て状態302を「動的割り当て中」に設定する(ステップ801)。
現在処理中のユーザの固定割り当てPC404で指定されるPC180が起動中でなければ,ステップ803でPC内のローカル不揮発性装置181のデータにアクセスする必要があるため,前記PCを起動する(ステップ802)。
キャッシュ制御部103を利用して,前記PCに内蔵する不揮発性記憶装置181に格納されているキャッシュデータを,ストレージ190上のユーザボリュームに書き戻す(ステップ803)。
現在処理中のユーザの割り当て状態403を「動的」に,固定割り当てPC404を「未割り当て」に設定する。前記PCのPC管理テーブル130の割り当て状態302を「動的」に,割り当てユーザ303を「未割り当て」に設定する(ステップ804)。
ステップ802で前記PCを起動した場合,前記PCを停止する(ステップ805)。
図9は,キャッシュ同期処理606の処理フローを示す。現在処理中のユーザの固定割り当てPC404で指定されるPC180が起動中でなければ,ステップ902でPC内のローカル不揮発性装置181のデータにアクセスする必要があるため,PCを起動する(ステップ801)。
現在処理中のユーザに対して,キャッシュ制御部103を利用して,前記PCのキャッシュデータを,現在処理中のユーザのボリューム191に書き戻す(ステップ902)。現在処理中のユーザに固定割り当てされているPC180およびボリューム191に関しては,ユーザ分類テーブル140の固定割り当てPC404およびボリューム情報402を参照すればよい。
ステップ901でPCを起動した場合,前記PCを停止する(ステップ805)。
図10は,ユーザがパーソナルコンピューティング環境を利用する場合の処理フローを示す。ユーザはシンクライアント160を起動し,PC管理サーバ100のPC割り当て部106にPC180の利用を要求する(ステップ1001)。
PC管理サーバ100は,ユーザの使用するシンクライアント160から送信される利用要求に含まれるユーザID等のユーザ識別子に対応するユーザ分類テーブル140の割り当て状態403を参照し,「固定」かどうか判断する(判断1002)。
判断1002で真となった場合,ユーザ分類テーブル140の固定割り当てPC404で指定されるPC180を,現在処理中のユーザが使用するPCとし,PC管理テーブル130の使用状態304に「使用中」を,使用ユーザ305に現在処理中のユーザのユーザ識別子を設定する(ステップ1003)。
PC割り当て部106は,前記PC180のブートメディアを前記PC180内の不揮発性記憶装置181とする起動命令をPC180に送信する。起動命令を受けたPC180は,指定された不揮発性記憶装置181からブートイメージを取得し,CPUで実行することにより前記PCをブートする(ステップ1004)。ただし,ローカル不揮発性記憶装置181の容量が限定的であり,ブートイメージをフルキャッシュできない場合は,不揮発性記憶装置181からではなくユーザボリューム191からブートする。ローカル不揮発性記憶装置181にデータがキャッシュされているため,ユーザボリューム191からのブートと比べ高速に処理される。
判断1002で偽となった場合,PCプール250から空きPCを1つ選択し,選択したPCを現在処理中のユーザが使用するPCとし,PC管理テーブル130の使用状態304に「使用中」を,使用ユーザ305に現在処理中のユーザのユーザ識別子を設定する(ステップ1005)。空きPCの考え方は,先に説明したとおりである。PC割り当て部106は,前記PC180のブートメディアを現在処理中のユーザのボリューム191(ユーザ分類テーブル140のボリューム情報402で指定されるボリューム)とし,PC180のブートボリュームやブートボリュームのアドレス情報などのネットブートに必要な情報をネットブート管理サーバ220から取得し,該ネットブートに必要な情報をPC180の起動命令と共に,PC180に送信する。起動命令を受けたPC180は,指定されたストレージシステム190内の記憶装置191からブートイメージを取得し,CPUで実行することにより前記PCをブートする(ステップ1006)。
PC割り当て部106は利用可能なPC180の選択とPCの起動を実行し,起動したことをPC180からの通知等で確認したのち,起動した前記PC180のアクセス情報(IPアドレスなど)を,利用要求を送信してきたシンクライアント160返却する。
シンクライアント160は,指定されたIPアドレスに向けて処理要求を送信し,PC180をリモート制御する。
本実施例では,PCはOSイメージ,アプリケーション及び業務データを一つのボリュームとして管理し,このボリュームからブートするものであるが,これに限られることなく,動的割り当てにおいても,例えばOSイメージやアプリケーションのデフォルトイメージはPC内の不揮発記憶装置181に記憶しておき,このデフォルトイメージとの差分情報についてのみ,ストレージシステムの記憶装置191に記憶しておき,記憶装置191から差分情報を読み出し,自PC内のデフォルトイメージと合わせたのち,ブートすることも可能である。
この場合の差分情報は記憶装置のスナップショットとしてストレージシステムの記憶装置191に記憶しておくことができる。
ステップ1004あるいはステップ1006のいずれかで,ブートに失敗したことを検知した場合,空きPCから新たにPCを選択して,再度,ユーザボリュームからブートする。
ネットブート管理サーバ220と連携したPC180のブートフローの詳細は,PXE(Preboot Execution Envrionment)を想定する。ネットブート管理サーバ220は,PC管理サーバ100と連携することにより,適切なブートローダー,ボリューム情報およびPCのIPアドレスなどのネットワーク設定情報をPC180に引き渡す。ただし,本発明はPXEに限定されない。
シンクライアント160,PC180,PC管理サーバ100,ストレージシステムの間の情報の送受信は,それぞれメモリ上に格納された送受信プログラムをそれぞれの有するCPUで実行することにより実現され,ネットワークアダプタを介して情報の送受信がなされる。
図11は,ユーザのPC割り当て状態403に基づき,ボリューム再配置部104が実行する,ストレージ内のボリューム配置を平準化する処理フローである。図12は,図11で利用するデータ構造を示す。
まず,ボリューム配置平準化の考え方について説明する。固定PC割り当てユーザはPC内のローカル不揮発性記憶装置181をキャッシュとして有効利用するため,動的割り当てユーザと比較してストレージへのI/O回数は非常に少ない。動的割り当てユーザのボリュームと固定割り当てユーザのボリュームの比率が,物理ディスクグループ間で偏りがある場合,性能上問題となる。前記比率に偏りがある場合,固定割り当てユーザの比率が高い物理ディスクグループではアイドル状態となっている時間帯が長くなるのに対し,動的割り当てユーザの比率が高い物理ディスクグループでは高負荷となりレスポンスが低下する。物理ディスクグループ間での前記比率を平準化することができれば,アイドル状態の物理ディスクグループを有効活用することができ,ストレージI/Oの全体性能(レスポンスなど)が向上する。
また,朝の始業時に一斉にPCを立ち上げる様な場合には,動的割り当てユーザの使用するPCから一斉にストレージへのI/Oが発生することになるが,このような場合にも,動的割り当てPCの使用するボリュームをストレージの中で平準化しておけば,起動時にかかる負荷を分散することができる。
平準化とは,物理ディスクグループの中で,固定割り当てユーザのボリュームと動的割り当てユーザのボリュームとが分散するように配置することをいう。固定割り当てユーザのボリュームと動的割り当てユーザのボリュームとは必ずしも同数になるわけではなく,ここでいう「分散するように配置」とは,物理ディスクグループの中でこれらのボリュームが適度にばらつくように配置することをいう。一般的には,再配置前より再配置後の方が,固定割り当てユーザの複数のボリュームと動的割り当てユーザの複数のボリュームとが,物理ディスクのなかで散らばっていることになる。
図12を用いて平準化処理で利用するデータ構造を説明する。図12が示すテーブルは,ストレージ内のボリューム配置情報を格納する。本テーブルをボリューム配置テーブルと呼ぶ。ボリューム配置テーブルは,物理ディスクグループの識別子1201,ボリューム情報1202,割り当て状態1203からなる。図12の最初レコードは,LU1は,物理ディスクグループ#1に属し,LU1に対応するユーザは動的割り当てユーザであることを示す。
図11を用いて処理フローを説明する。本フローは定期的に開始され,まず,ストレージ管理モジュール230に問い合わせることにより,ストレージ内の物理ディスクグループと物理ディスクグループ内のボリューム情報を取得する。次に,ユーザ分類テーブル140からすべてのボリューム情報と割り当て状態を取得し,現時点でのボリューム配置テーブルを生成する。これを現時点ボリューム配置テーブル1105と呼ぶ(ステップ1101)。
次に,ボリューム配置テーブル1105を参照して,物理ディスクグループ1201とボリューム情報1202の再配置の組み合わせをすべて列挙し,事前に設けた評価関数を用いて,各組み合わせに対する評価値を計算する。すべての組み合わせの中から,評価値の結果が最良となる組み合わせを選択し,選択された再配置の組み合わせに対応するボリューム配置テーブルを生成する(ステップ1102)。この生成されたボリューム配置テーブルを最適化ボリューム配置テーブル1106と呼ぶ。最適な再配置組み合わせを生成するアルゴリズムは,典型的な組み合わせ問題のアルゴリズムであり,既存のアルゴリズムを適用すればよい。
評価関数の評価項目としては,動的割り当てユーザのボリュームと固定割り当てユーザのボリュームの比率の偏差(各ディスクグループでの前記比率にバラツキを最小化するものが評価値として良い),マイグレーション回数(回数を最小化するものが評価値として良い),マイグレーションで発生するデータ転送量(転送量が最小化するものが評価値として良い)などが考えられる。動的割り当てに分類されたユーザ間でも,ストレージアクセス頻度が異なることから,I/O性能履歴DB150を参照し,ストレージアクセス頻度に関して,動的割り当てに分類されたユーザをヘビーユーザとライトユーザに分割し,ヘビーユーザのボリュームとライトユーザのボリュームの比率の偏差(各ディスクグループでの前記比率にバラツキを最小化するものが評価値として良い)も評価項目に入れてもよい。
次に,ストレージ管理モジュール230にアクセスし,現在のストレージ190の稼動情報をアクセスし事前に指定された基準以下であるか判断する(ステップ1103)。ステップ1103の結果が偽であれば,一定期間の間隔を置いて再度,ステップ1103を実行する。
ステップ1103の結果が真であれば,各ボリュームに対して,現時点ボリューム配置テーブル1105と最適化ボリューム配置テーブル1106を比較し,物理ディスクグループに変更がある場合,現時点ボリューム配置テーブル1105の物理ディスクグループから最適化ボリューム配置テーブル1106の物理ディスクグループへボリュームをマイグレーションする命令をストレージ管理モジュール230に発行する。
マイグレーションの指示を受けたストレージ管理モジュール230は,ストレージ190内の,固定割り当てユーザのボリュームと動的割り当てユーザのボリュームとが分散するように再配置する。
シンクライアントを利用することで,外出先や,出張先,企業内の様々な場所において,コンピュータにアクセスすることが可能となる。このような環境において,ブレードサーバなど複数のコンピュータからなるシステムから適切なコンピュータを割り当てる状況では,コンピュータの割り当てを柔軟に変更することが求められる。
すべてのコンピュータを固定割り当てとすると,使用できるコンピュータ資源が限られ,例えば100台のコンピュータでは,100人のユーザしか使用できない。一方コンピュータを動的割り当てとすると,100台のコンピュータに対して,100人以上のユーザが使用することが可能になるが,動的割り当てでは不便な面もある。例えば,動的割り当てでは,毎回不揮発性記憶装置をパージしなければならないことから,ユーザはコンピュータをカスタマイズしにくく,変更したユーザ環境を保存しにくいという,ユーザが自由にコンピュータをできない一定の制限がかかってしまう。また,すべてのコンピュータを動的割り当てとすると,起動時のストレージシステムへのI/O負荷が増加してしまう。
このように,すべてのコンピュータを動的割り当て,固定割り当てとするのではなく,それぞれを自由に使い分けたいというニーズがある。
これに対し,本実施例では,動的割り当て,固定割り当ての振り分けをユーザの利用環境や,プロファイル情報,コンピュータ利用状況などに基づき,所定のルールを満たすユーザに対しては動的割り当てまたは固定割り当てとすることで,柔軟にユーザの利用状況の変化に応じてコンピュータの割り当てが可能となる。
また、ユーザの状況が変わるたびに管理者がコンピュータの割り当て方法を変更していたのでは,管理者の負担が増加するが,本実施例では,ルールに基づき自動的に割り当て方法を変更することが可能となるため,管理者の負担軽減になると共に,客観的,合理的にコンピュータの割り当てを行うことができる。
また,本実施例のように動的割り当て,静的割当が混合する環境において,これに接続されたストレージのI/O負荷,ディスク負荷などを均等化することでシステム全体のパフォーマンスをあげることが可能となる。
上述した実施形態は,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更や組み合わせ可能である。
本発明を備える例示的なコンピュータシステムの概略を示す構成図である。 本発明で用いる典型的なコンピュータの概略を示す構成図である。 PC管理テーブルのテーブル構造を示す。 ユーザ分類テーブルのテーブル構造を示す。 ポリシールールの例を示す。 ポリシールールの評価実行の処理フローを示す。 ユーザの割り当て状態が動的割り当てから固定割り当てとなる場合の処理フローである。 ユーザの割り当て状態が固定割り当てから動的割り当てとなる場合の処理フローである。 キャッシュとストレージの同期処理の処理フローである。 ユーザがPC利用要求時の処理フローである。 ユーザ利用特性に応じてボリュームマイグレーションする機能である。 ボリュームマイグレーション処理で利用するデータ構造を示す。
符号の説明
100 PC管理サーバ
102 ルール評価部
103 キャッシュ制御部
104 ボリューム再配置部
105 I/O性能履歴管理部
106 PC割り当て部
110 ポリシールール
120 ユーザ情報管理サーバ
130 PC管理テーブル
140 ユーザ分類テーブル
150 I/O性能履歴管理部
160 シンクライアント
180 パーソナルコンピュータ(PC)
181 ローカル不揮発性記憶装置
190 ストレージ
191 ボリューム
200 フロントネットワーク
210 ストレージネットワーク
220 ネットブート管理サーバ
230 ストレージ管理モジュール
240 PC利用履歴DB
250 PCプール

Claims (18)

  1. 複数のサーバと、前記サーバを操作するクライアントと、前記複数のサーバを管理する管理サーバと、ストレージシステムとを有するコンピュータシステムであって、
    前記管理サーバは、
    ユーザ識別子とサーバの割り当て方法との対応関係を示す情報と、
    クライアントから受信した使用要求に含まれるユーザ識別子と、前記対応関係を示す情報とに基づいて、前記使用要求を送信した前記クライアントに割り当てるサーバを選択し、前記選択したサーバに起動要求を送信し、前記選択したサーバのアドレス情報を、前記使用要求を送信した前記クライアントに送信するサーバ割り当て部と、を有し、
    前記クライアントは、
    前記ユーザ識別子を含む、サーバの使用要求を前記管理サーバへ送信し、前記管理サーバから前記アドレス情報を受信する、送受信部と、
    前記管理サーバから受信した、前記アドレス情報を持つサーバをリモート操作するリモート操作部とを有し、
    前記サーバは、
    前記管理サーバからの起動要求を受信する受信部と、
    前記管理サーバから受信した前記起動要求に基づいて、起動に必要な情報を記憶装置から取得し、該起動に必要な情報を用いて前記サーバを起動する制御部と、
    前記クライアントからのリモート操作を受け付けるリモート操作受付部とを有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 請求項1記載のコンピュータシステムであって、
    前記対応関係を示す情報に格納されたサーバの割り当て方法は、固定割り当てまたは動的割り当てであり、
    前記管理サーバの前記サーバ割り当て部は、前記対応関係に基づいて、前記選択したサーバの割り当て方法を決定し、
    前記決定が固定割り当てである場合には、前記起動に必要な情報を取得する記憶装置を、前記選択したサーバが有する記憶装置とする起動要求を送信し、
    前記決定が動的割り当てである場合には、前記起動に必要な情報を取得する記憶装置を、前記ストレージシステムが有する記憶装置とする起動要求を送信し、
    前記サーバの前記制御部は、前記管理サーバから受信した起動要求に基づいて、前記選択したサーバが有する記憶装置または前記ストレージシステムが有する記憶装置から、前記起動に必要な情報を取得する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のコンピュータシステムであって
    前記起動に必要な情報は、OSイメージであることを特徴とするコンピュータシステム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載のコンピュータシステムであって、
    前記管理サーバは、前記ユーザ識別子に対応するサーバの使用量に基づいて、サーバの割り当て方法を固定割り当てとするか動的割り当てとするかを判定し、該判定結果に応じて前記対応関係を示す情報を変更する評価部を有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1に記載のコンピュータシステムであって、
    前記管理サーバは、
    複数のユーザのユーザ識別子それぞれに対応づけて、該それぞれのユーザ識別子に対応するサーバの使用履歴情報を蓄積する記憶部と、
    前記記憶部に蓄積した使用履歴情報から、複数のサーバの使用時間が長い順に順位付けし、使用時間が長い方から数えて所定の数のサーバを固定割り当てとして、該サーバに対応するユーザ識別子と対応づけて前記対応関係を示す情報を変更する評価部を有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1に記載のコンピュータシステムであって、
    前記管理サーバは、前記ユーザ識別子に対応するユーザのプロファイル情報に基づいて、サーバの割り当て方法を固定割り当てとするか動的割り当てとするかを判定し、該判定結果に応じて前記対応関係を示す情報を変更する評価部を有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1に記載のコンピュータシステムであって、
    前記管理サーバは、前記サーバの割り当て方法が動的割り当てである場合に、前記クライアントから受信した使用終了要求に応じて、割り当てられる前記サーバの有する記憶装置に格納された情報を削除するキャッシュ制御部を有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1に記載のコンピュータシステムであって、
    前記ストレージシステムの記憶装置は、複数の固定割り当てサーバのそれぞれが使用する固定サーバ用領域と、複数の動的割り当てサーバのそれぞれが使用する動的サーバ用領域と、
    前記管理サーバからの再配置の指示に応じて前記固定サーバ用領域と前記動的サーバ用領域とを移動するストレージ管理部とを有し、
    前記管理サーバは、前記ストレージシステムの前記記憶装置内での前記固定サーバ用領域と前記動的サーバ用領域とが分散するように前記ストレージシステムに再配置の指示を出すボリューム再配置部と、を有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1に記載のコンピュータシステムであって、
    前記ストレージシステムの前記記憶装置は物理ボリュームであり、
    前記固定サーバ用領域と前記動的サーバ用領域とは、前記物理ボリュームの中の論理ボリュームであり、
    前記ストレージ管理部は、前記固定サーバ用領域の論理ボリュームと前記動的サーバ用領域の論理ボリュームとが、前記物理ボリュームの中で、分散するように、前記固定サーバ用領域の論理ボリュームと前記動的サーバ用領域の論理ボリュームとを移動する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  10. 複数のサーバと、前記サーバを操作するクライアントと、前記複数のサーバを管理する管理サーバと、ストレージシステムとを有するシステムにおけるサーバ割り当て方法であって、
    前記クライアントは、前記ユーザ識別子を含む、前記サーバの使用要求を前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、クライアントから受信した使用要求に含まれるユーザ識別子と、ユーザ識別子とサーバの割り当て方法との対応関係を示す情報とに基づいて、前記使用要求を送信した前記クライアントに割り当てるサーバを選択し、前記選択したサーバに起動要求を送信し、
    前記サーバは、前記管理サーバから受信した前記起動要求に基づいて、起動に必要な情報を記憶装置から取得し、該起動に必要な情報を用いて前記サーバを起動し、
    前記管理サーバは、起動した前記サーバのアドレス情報を、前記使用要求を送信した前記クライアントに送信し、
    前記クライアントは、前記管理サーバから送信された前記アドレス情報を有する前記サーバに対して処理要求を送信する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
  11. 請求項10記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記対応関係を示す情報に格納されたサーバの割り当て方法は、固定割り当てまたは動的割り当てであり、
    前記管理サーバの前記サーバ割り当て部は、前記対応関係に基づいて、前記選択したサーバの割り当て方法を決定し、
    前記決定が固定割り当てである場合には、前記起動に必要な情報を取得する記憶装置を、前記選択したサーバが有する記憶装置とする起動要求を送信し、
    前記決定が動的割り当てである場合には、前記起動に必要な情報を取得する記憶装置を、前記ストレージシステムが有する記憶装置とする起動要求を送信し、
    前記サーバの前記制御部は、前記管理サーバから受信した起動要求に基づいて、前記選択したサーバが有する記憶装置または前記ストレージシステムが有する記憶装置から、前記起動に必要な情報を取得する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
  12. 請求項10又は11に記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記起動に必要な情報は、OSイメージであることを特徴とするサーバ割り当て方法。
  13. 請求項10乃至12のいずれか1に記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記管理サーバは、前記ユーザ識別子に対応するサーバの使用量に基づいて、サーバの割り当て方法を固定割り当てとするか動的割り当てとするかを判定し、該判定結果に応じて前記対応関係を示す情報を変更する評価部を有する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
  14. 請求項10乃至12のいずれか1に記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記管理サーバは、複数のユーザのユーザ識別子それぞれに対応づけて、該それぞれのユーザ識別子に対応するサーバの使用履歴情報を蓄積する記憶部を有し、
    前記管理サーバは、前記記憶部に蓄積した使用履歴情報から、複数のサーバの使用時間が長い順に順位付けし、使用時間が長い方から数えて所定の数のサーバを固定割り当てとして、該サーバに対応するユーザ識別子と対応づけて前記対応関係を示す情報を変更する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
  15. 請求項10乃至12のいずれか1に記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記管理サーバは、前記ユーザ識別子に対応するユーザのプロファイル情報に基づいて、サーバの割り当て方法を固定割り当てとするか動的割り当てとするかを判定し、該判定結果に応じて前記対応関係を示す情報を変更する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
  16. 請求項10乃至15のいずれか1に記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記管理サーバは、前記サーバの割り当て方法が動的割り当てである場合に、前記クライアントから受信した使用終了要求に応じて、割り当てられる前記サーバの有する記憶装置に格納された情報を削除する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
  17. 請求項10乃至17のいずれか1に記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記ストレージシステムの記憶装置は、複数の固定割り当てサーバのそれぞれが使用する固定サーバ用領域と、複数の動的割り当てサーバのそれぞれが使用する動的サーバ用領域とを有し、
    前記管理サーバは、前記ストレージシステムの前記記憶装置内での前記固定サーバ用領域と前記動的サーバ用領域とが分散するように前記ストレージシステムに再配置の指示を送信し、
    前記ストレージシステムは、前記管理サーバからの再配置の指示に応じて前記固定サーバ用領域と前記動的サーバ用領域とを移動する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
  18. 請求項17記載のサーバ割り当て方法であって、
    前記ストレージシステムの前記記憶装置は物理ボリュームであり、前記固定サーバ用領域と前記動的サーバ用領域とは、前記物理ボリュームの中の論理ボリュームであり、
    前記ストレージ管理部は、前記固定サーバ用領域の論理ボリュームと前記動的サーバ用領域の論理ボリュームとが、前記物理ボリュームの中で、分散するように、前記固定サーバ用領域の論理ボリュームと前記動的サーバ用領域の論理ボリュームとを移動する
    ことを特徴とするサーバ割り当て方法。
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