JP2011109261A - ルータ装置、通信方法、及び通信プログラム - Google Patents

ルータ装置、通信方法、及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファイル読み出しの体感速度を向上しつつ、読み出したファイルのセキュリティを確保し、ユーザ端末の処理リソースも確保することができるルータ装置、通信方法、及び通信プログラムを提供する。
【解決手段】暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信するサーバ側通信部110と、受信したファイルを記憶する揮発性のファイル記憶部122と、ファイル記憶部に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新する更新部132と、第1ファイルリストを記憶する揮発性の第1ファイルリスト記憶部124と、PCから所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信部142と、第1ファイルリストを参照して、所定ファイルがファイル記憶部に記憶されているか否かを確認する確認部134と、所定ファイルがファイル記憶部に記憶されている場合、所定ファイルをPCに送信する端末側送信部144と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ルータ装置、通信方法、及び通信プログラムに関する。
近年、企業における職場環境や就業形態は多様化しており、在宅勤務制度なども導入されつつある。在宅勤務を行う場合、在宅勤務者は、VPN(Virtual Private Network)クライアント・ソフトウェアがインストールされた在宅勤務用のPC(Personal Computer)を用いる。そして、在宅勤務者は、在宅勤務用のPCと企業内のVPNサーバとをVPNで接続することにより社内LAN(Local Area Network)にアクセスし、社内LAN上のファイルサーバから所望のファイルを読み出して、在宅勤務を行うことが一般的である。
ところで、在宅勤務者は社外(自宅)から社内LAN上のファイルサーバにアクセスするため、社内環境に比べアクセス環境が劣ることになる。このため、例えば特許文献1には、モバイルコンピューティング環境でもオフィスでの作業と同等の作業を行うことを目的として、情報端末のWWWブラウザがWWWサーバにアクセスして取得したデータを暗号化してキャッシュしておく技術が開示されている。これにより、取得したデータが再度必要になった場合でもWWWサーバへアクセスせずに取得でき、データ取得の体感速度を向上させることができる。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、キャッシュしたデータの作業後の取り扱いについては言及されておらず、暗号化されているとはいえ、情報端末内に残したままにしてしまうと、外部への流出の可能性が否めない。また、特許文献1に開示された技術では、データの暗号化処理などを情報端末で行うため、作業に使用できる情報端末の処理リソースが低下するという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ファイル読み出しの体感速度を向上しつつ、読み出したファイルのセキュリティを確保し、ユーザ端末の処理リソースも確保することができるルータ装置、通信方法、及び通信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかるルータ装置は、暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信するサーバ側通信手段と、前記ファイルを記憶する揮発性のファイル記憶手段と、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新する更新手段と、前記第1ファイルリストを記憶する揮発性の第1ファイルリスト記憶手段と、ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信手段と、前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認手段と、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかるルータ装置は、暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信するサーバ側通信手段と、前記ファイルを記憶する不揮発性のファイル記憶手段と、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新する更新手段と、前記第1ファイルリストを記憶する不揮発性の第1ファイルリスト記憶手段と、ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信手段と、前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認手段と、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信手段と、前記ファイルサーバとの接続を切断する際に、前記ファイル記憶手段に記憶されている前記ファイル、及び前記第1ファイルリスト記憶手段に記憶されている前記第1ファイルリストを削除する削除手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる通信方法は、ルータ装置で実行される通信方法であって、サーバ側通信手段が、暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信し、揮発性のファイル記憶手段に記憶させるサーバ側通信ステップと、更新手段が、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新して、揮発性の第1ファイルリスト記憶手段に記憶させる更新ステップと、端末側受信手段が、ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信ステップと、確認手段が、前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認ステップと、端末側送信手段が、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる通信方法は、ルータ装置で実行される通信方法であって、サーバ側通信手段が、暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信し、不揮発性のファイル記憶手段に記憶させるサーバ側通信ステップと、更新手段が、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新して、不揮発性の第1ファイルリスト記憶手段に記憶させる更新ステップと、端末側受信手段が、ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信ステップと、確認手段が、前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認ステップと、端末側送信手段が、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信ステップと、削除手段が、前記ファイルサーバとの接続を切断する際に、前記ファイル記憶手段に記憶されている前記ファイル、及び前記第1ファイルリスト記憶手段に記憶されている前記第1ファイルリストを削除する削除ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる通信プログラムは、上記通信方法をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、ファイル読み出しの体感速度を向上しつつ、読み出したファイルのセキュリティを確保し、ユーザ端末の処理リソースも確保することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態の通信システムの概略構成例を示す構成図である。 図2は、第1実施形態のルータ装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、第1ファイルリストの一例を示す図である。 図4は、第1実施形態の通信システムで行われる処理例を示すシーケンス図である。 図5は、第1実施形態の通信システムで図4に示す処理以後に行われるファイル読出処理例を示すシーケンス図である。 図6は、第1実施形態の通信システムで図4に示す処理以後に行われるファイル更新処理例を示すシーケンス図である。 図7は、第1実施形態のルータ装置で行われる処理例を示すフローチャートである。 図8は、第2実施形態のルータ装置の構成例を示すブロック図である。 図9は、第2実施形態の通信システムで行われる処理例を示すシーケンス図である。 図10は、第3実施形態の通信システムの概略構成例を示す構成図である。 図11は、第3実施形態のルータ装置の構成例を示すブロック図である。 図12は、第3実施形態の通信システムで行われる処理例を示すシーケンス図である。 図13は、第4実施形態の通信システムの概略構成例を示す構成図である。 図14は、第4実施形態のルータ装置の構成例を示すブロック図である。 図15は、第4実施形態の通信システムで行われる処理例を示すシーケンス図である。 図16は、第5実施形態のルータ装置の構成例を示すブロック図である。 図17は、第5実施形態の通信システムで図4に示す処理以後に行われるファイル更新処理例を示すシーケンス図である。 図18は、第6実施形態のルータ装置の構成例を示すブロック図である。 図19は、第6実施形態の通信システムで図4に示す処理以後に行われるファイル更新処理例を示すシーケンス図である。 図20は、第1〜第6実施形態のルータ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図21は、変形例1のルータ装置の構成例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかるルータ装置、通信方法、及び通信プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、ルータ装置が、PCからの読出要求に基づきファイルサーバから受信したファイルをRAMディスク上に記憶し、同一ファイルに対する再度の読出要求があった場合に、RAMディスク上に記憶したファイルを返却する例について説明する。
まず、第1の実施形態のルータ装置を含む通信システムの構成について説明する。
図1は、第1の実施形態の通信システム100の概略構成の一例を示す構成図である。図1に示すように、通信システム100は、ファイルサーバ101と、VPNサーバ103と、ルータ装置105と、PC(Personal Computer)107とを備える。本実施形態では、ファイルサーバ101及びVPNサーバ103は、社内に配置され、社内用のLAN(Local Area Network)に接続されているものとする。なお、ファイルサーバ101の台数は、複数であってもよい。また、ルータ装置105及びPC107は、在宅勤務者の自宅に配置され、有線又は無線で接続されているものとする。
ファイルサーバ101は、社内の情報資産である文書ファイル、表計算ファイル、プレゼンテーションファイル、又は閲覧ファイルなどの各種ファイルを管理する。なお、ファイルサーバ101で管理される各種ファイルは、ファイル共有で使用される。
VPNサーバ103とルータ装置105とは、インターネット109を介してVPN(Virtual Private Network)で接続する。なおVPNサーバ103とルータ装置105とを、公衆通信回線を介したVPNで接続するようにしてもよい。
ルータ装置105は、VPNサーバ103とVPNで接続することによりファイルサーバ101にアクセスし、所望のファイルを取得する。
PC107(ユーザ端末の一例)は、ルータ装置105により取得されたファイルを読み出して、ユーザが各種作業を行うものである。
図2は、第1の実施形態のルータ装置105の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、ルータ装置105は、サーバ側通信部110と、第1記憶部120と、制御部130と、端末側通信部140とを備える。
サーバ側通信部110は、VPNサーバ103とVPNで接続して暗号化通信を行うものであり、例えば、通信インターフェースなどの既存の通信装置により実現できる。サーバ側通信部110は、サーバ側送信部112と、サーバ側受信部114とを含む。
サーバ側送信部112は、VPNサーバ103とVPNで接続することによりファイルサーバ101に対して、ファイルの取得要求を送信したり、更新を要求するファイルを送信したりする。サーバ側受信部114は、サーバ側送信部112により取得要求が行われたファイルを、ファイルサーバ101からVPNサーバ103を介して受信する。
第1記憶部120は、ルータ装置105で行われる各種処理に使用されるデータなどを記憶するものであり、例えば、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置により実現できる。本実施形態では、第1記憶部120をRAMディスクにより実現するものとする。第1記憶部120は、ファイル記憶部122と、第1ファイルリスト記憶部124とを含む。
ファイル記憶部122は、サーバ側受信部114により受信されたファイルを記憶する。第1ファイルリスト記憶部124は、ファイル記憶部122に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを記憶する。図3は、第1ファイルリストの一例を示す図である。図3に示す例では、第1ファイルリスト記憶部124は、サーバ情報とファイル情報とを対応付けた第1ファイルリストを記憶している。なお、サーバ情報には、IPアドレスとホスト名とが含まれ、ファイル情報には、ファイル名とファイルサイズとタイムスタンプとが含まれている。
制御部130は、ルータ装置105の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)などの既存の制御装置により実現できる。そして、制御部130は、更新部132と、確認部134とを含む。
更新部132は、第1ファイルリスト記憶部124に記憶される第1ファイルリストの作成又は更新を行う。また、更新部132は、ファイル記憶部122に記憶されているファイルの更新を行う。なお、確認部134の詳細については後述する。
端末側通信部140は、PC107と通信を行うものであり、例えば、通信インターフェースなどの既存の通信装置により実現できる。端末側通信部140は、端末側受信部142と、端末側送信部144とを含む。
端末側受信部142は、PC107からファイルの読出要求を受信したり、ファイルの更新要求を受信したりする。
ここで、確認部134について説明する。確認部134は、第1ファイルリスト記憶部124に記憶されている第1ファイルリストを参照して、PC107から読出要求が行われたファイルがファイル記憶部122に記憶されているか否かを確認する。
具体的には、確認部134は、端末側受信部142により受信されたPC107からの通信パケットを解析して、読出要求が行われたファイルのサーバ情報やファイル情報を取得する。そして確認部134は、例えば、取得したファイル情報に含まれるファイル名と、図3に示す第1ファイルリストのファイル名とを照合することにより、PC107から読出要求が行われたファイルがファイル記憶部122に記憶されているか否かを確認する。
端末側送信部144は、読出要求が行われたファイルがファイル記憶部122に記憶されていることが確認された場合、当該ファイルをPC107に送信する。なお、読出要求が行われたファイルがファイル記憶部122に記憶されていないことが確認された場合、サーバ側通信部110は、確認部134により取得されたサーバ情報のIPアドレスを参照してファイルサーバ101と暗号化通信を行い、読出要求が行われたファイルを受信して、ファイル記憶部122に記憶させる。そして、端末側送信部144は、ファイル記憶部122に記憶されたファイルをPC107に送信する。
次に、第1の実施形態の通信システムの動作について説明する。
図4は、第1の実施形態の通信システム100で行われる処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、ルータ装置105のサーバ側送信部112は、VPNサーバ103に対してVPN接続を要求する(ステップS100)。VPN接続が要求されると、サーバ側通信部110とVPNサーバ103との間でVPN接続を行うための鍵交換処理や暗号化方式決定処理などの各種処理が行われる。そして、VPN接続が確立されると、ルータ装置105のサーバ側受信部114は、VPNサーバ103からVPN接続が完了したことの通知を受ける(ステップS102)。
VPN接続が確立されると、ルータ装置105の端末側受信部142は、PC107から所定ファイルの読出要求を受信する(ステップS104)。そして、所定ファイルの読出要求が受信されると、ルータ装置105の確認部134により所定ファイルがファイル記憶部122に記憶されているか否かが確認される。但し、これ以前にファイルサーバ101からファイルは受信されておらず、第1ファイルリストも作成されていないため、ここでは、確認部134により所定ファイルがファイル記憶部122に記憶されていないことが確認される。
読出要求が行われた所定ファイルがファイル記憶部122に記憶されていないことが確認されると、サーバ側送信部112は、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に所定ファイルの取得要求を送信する(ステップS106、S108)。
続いて、サーバ側受信部114は、ファイルサーバ101からVPNサーバ103を介して取得要求が行われた所定ファイルを受信し(ステップS110、S112)、ファイル記憶部122に記憶させる(ステップS114)。
続いて、ルータ装置105の更新部132は、サーバ側受信部114により受信された所定ファイルのサーバ情報とファイル情報とを対応付けた第1ファイルリストを作成して、第1ファイルリスト記憶部124に記憶させる(ステップS116)。
続いて、ルータ装置105の端末側送信部144は、ファイル記憶部122に記憶された所定ファイルをPC107に送信する(ステップS118)。
図5は、第1の実施形態の通信システム100で図4に示す処理以後に行われるファイル読出処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、PC107のユーザが、図4に示す処理で読み出した所定ファイルを閉じた後に、再度読み出しを行うものとする。
図4のステップS118でPC107に所定ファイルが送信された後、端末側受信部142は、PC107から所定ファイルの読出要求を再度受信する(ステップS130)。ここで、所定ファイルの読み出しは2回目となり、第1ファイルリストに所定ファイルの情報が記載されているため(図4のステップS116参照)、確認部134により所定ファイルがファイル記憶部122に記憶されていることが確認される。
読出要求が行われた所定ファイルがファイル記憶部122に記憶されていることが確認されると、端末側送信部144は、ファイル記憶部122に記憶されている所定ファイルをPC107に送信する(ステップS132)。
図6は、第1の実施形態の通信システム100で図4に示す処理以後に行われるファイル更新処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、図4に示す処理で読み出した所定ファイルを更新するものとする。
図4のステップS118でPC107に所定ファイルが送信された後、PC107で当該所定ファイルの内容が更新されると、端末側受信部142は、PC107から所定ファイルの更新要求を受信する(ステップS140)。
更新要求が受信されると、更新部132は、ファイル記憶部122に記憶されている所定ファイルを更新し(ステップS142)、第1ファイルリストの所定ファイルのファイル情報に含まれるファイルサイズとタイムスタンプとを更新する(ステップS144)。
続いて、端末側送信部144は、更新要求が行われた所定ファイルの更新結果をPC107に送信する(ステップS146)。
続いて、サーバ側送信部112は、ファイル記憶部122に記憶されている更新後の所定ファイルを、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に送信し(ステップS148、S150)、ファイルサーバ101で管理されている所定ファイルを更新させる(ステップS152)。
続いて、サーバ側受信部114は、ファイルサーバ101からVPNサーバ103を介して所定ファイルの更新結果を受信する(ステップS154、S156)。
図7は、第1の実施形態のルータ装置105で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
まず、端末側受信部142は、PC107から読出要求や更新要求などのファイルに対する処理要求を受信する(ステップS200)。
続いて、確認部134は、第1ファイルリスト記憶部124に記憶されている第1ファイルリストを参照して、PC107から処理要求の対象ファイルがファイル記憶部122に記憶されているか否かを確認する(ステップS202)。
事前に対象ファイルの取得が行われておらず、対象ファイルがファイル記憶部122に記憶されていない場合(ステップS202でNo)、サーバ側送信部112は、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に対象ファイルの取得要求を送信する(ステップS204)。なお、対象ファイルがファイル記憶部122に記憶されていない場合、確認部134は、PC107からの処理要求は読出要求であると判断する。
対象ファイルがファイルサーバ101で管理されていない場合(ステップS206でNo)、サーバ側受信部114は、ファイルサーバ101からVPNサーバ103を介してエラー通知を受信し(ステップS208)、端末側送信部144は、PC107に対象ファイルが存在しない旨のエラーを送信する(ステップS210)。
一方、対象ファイルがファイルサーバ101で管理されている場合(ステップS206でYes)、サーバ側受信部114は、ファイルサーバ101からVPNサーバ103を介して対象ファイルを受信し、ファイル記憶部122に記憶させる(ステップS212)。
続いて、更新部132は、ファイル記憶部122に記憶された対象ファイルのサーバ情報とファイル情報とを第1ファイルリストに追加して第1ファイルリストを更新する(ステップS214)。
続いて、端末側送信部144は、ファイル記憶部122に記憶にされた対象ファイルをPC107に送信する(ステップS216)。
またステップS202において、対象ファイルが既に取得され、対象ファイルがファイル記憶部122に記憶されている場合(ステップS202でYes)、確認部134は、PC107からの処理要求が読出要求であるか更新要求であるかを確認する(ステップS218)。
PC107からの処理要求が読出要求である場合(ステップS218でNo)、端末側送信部144は、ファイル記憶部122に記憶にされている対象ファイルをPC107に送信する(ステップS216)。
一方、PC107からの処理要求が更新要求である場合(ステップS218でYes)、更新部132は、ファイル記憶部122に記憶されている対象ファイルを更新し(ステップS220)、第1ファイルリストの対象ファイルのファイル情報に含まれるファイルサイズとタイムスタンプとを更新する(ステップS222)。
続いて、端末側送信部144は、更新要求が行われた対象ファイルの更新が終了したことをPC107に送信する(ステップS224)。
続いて、サーバ側送信部112は、ファイル記憶部122に記憶されている更新後の対象ファイルを、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に送信し(ステップS226)、ファイルサーバ101で管理されている所定ファイルを更新させる。
なお、ルータ装置105は、ルータ装置105が備えている図示せぬスイッチが押下されたり、PC107から切断要求を受信したりすると、VPNサーバ103との間のVPN接続を切断し、ルータ装置105の起動を終了する。
以上のように、第1の実施形態では、PCからの読出要求に基づきファイルサーバから受信したファイルはルータ装置に保持される。従って第1の実施形態によれば、PCから同一ファイルに対する再度の読出要求があった場合、ルータ装置へのアクセスで足り、ファイルサーバへのアクセスが不要となるので、ファイル読み出しの体感速度を向上させることができる。
また、第1の実施形態によれば、VPNクライアント・ソフトウェアの機能はルータ装置で実現されるため、PCの処理リソースをユーザの作業に集中させることができる。
また、第1の実施形態によれば、ファイルサーバから受信したファイル、及び受信したファイルの一覧を示す第1ファイルリストは、ルータ装置のRAMディスク上に記憶されているため、ルータ装置の起動終了後に確実に消去され、セキュリティを確保することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、ルータ装置が、ファイルサーバから受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストを保持し、VPNサーバとの間でVPN接続が確立されると、第2ファイルリストに示されたファイルをファイルサーバから取得する例について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1の実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図8は、第2の実施形態のルータ装置205の構成の一例を示すブロック図である。第2の実施形態の通信システム200のルータ装置205では、サーバ側通信部210のサーバ側送信部212の処理内容、並びに第2記憶部225が追加された点で第1の実施形態のルータ装置105と相違する。以下では、これらの構成について説明する。
第2記憶部225は、ルータ装置205で実行される各種プログラムやルータ装置205で行われる各種処理に使用される情報などを記憶するものである。第2記憶部225は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスク、ROM(Read Only Memory)などの磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な不揮発性の記憶装置により実現できる。第2記憶部225は、第2ファイルリスト記憶部226を含む。
第2ファイルリスト記憶部226は、ファイルサーバ101から受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストを記憶する。なお、第2ファイルリストは、第1ファイルリスト同様、サーバ情報とファイル情報とが対応付けられている。
サーバ側送信部212は、VPNサーバ103とVPNで接続され、ファイルサーバ101との接続が確立されると、第2ファイルリストに示されたファイルの取得要求を送信する。
図9は、第2の実施形態の通信システム200で行われる処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、ステップS300〜ステップS302までの処理は、図4に示すステップS100〜S102までの処理と同様である。
VPN接続が確立されると、ルータ装置205のサーバ側送信部212は、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に第2ファイルリスト記載のファイルの取得要求を送信する(ステップS304、S306)。
以降のステップS308〜S314の処理は、図4に示すステップS110〜S116の処理と同様である。
以上のように、第2の実施形態では、ルータ装置とVPNサーバとの間のVPN接続の確立時に第2ファイルリストに示されたファイルがファイルサーバから取得される。従って、第2の実施形態によれば、取得済みのファイルに対する読出要求であれば、ルータ装置へのアクセスで足り、ファイルサーバへのアクセスが不要となるので、初回の読出要求であってもファイル読み出しの体感速度を向上させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、VPNサーバとの間でVPN接続が確立されると、ルータ装置が、ファイルサーバから受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストをPCから受信し、第2ファイルリストに示されたファイルをファイルサーバから取得する例について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1の実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図10は、第3の実施形態の通信システム300の概略構成の一例を示す構成図であり、図11は、第3の実施形態のルータ装置305の構成の一例を示すブロック図である。第3の実施形態の通信システム300のPC307は、ファイルサーバ101から受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストを保持している点で第1の実施形態のPC107と相違する。また、第3の実施形態の通信システム300のルータ装置305では、サーバ側通信部310のサーバ側送信部312の処理内容、並びに端末側通信部340の端末側受信部342及び端末側送信部344の処理内容が第1の実施形態のルータ装置105と相違する。以下では、これらの構成について説明する。
端末側送信部344は、ルータ装置305とVPNサーバ103とがVPNで接続され、ファイルサーバ101との接続が確立されると、ファイルサーバ101から受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストの取得要求をPC307に送信する。端末側受信部342は、端末側送信部344により取得要求が行われた第2ファイルリストを、PC307から受信する。
サーバ側送信部312は、VPNサーバ103とVPNで接続され、ファイルサーバ101との接続が確立されると、第2ファイルリストに示されたファイルの取得要求を送信する。
図12は、第3の実施形態の通信システム300で行われる処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、ステップS400〜ステップS402までの処理は、図4に示すステップS100〜S102までの処理と同様である。
VPN接続が確立されると、ルータ装置305の端末側送信部344は、ファイルサーバ101から受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストの取得要求をPC307に送信する(ステップS404)。
続いて、ルータ装置305の端末側受信部342は、端末側送信部344により取得要求が行われた第2ファイルリストを、PC307から受信する(ステップS406)。
続いて、ルータ装置305のサーバ側送信部312は、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に第2ファイルリスト記載のファイルの取得要求を送信する(ステップS408、S410)。
以降のステップS412〜S418の処理は、図4に示すステップS110〜S116の処理と同様である。
以上のように、第3の実施形態では、ルータ装置とVPNサーバとの間のVPN接続の確立時に第2ファイルリストに示されたファイルがファイルサーバから取得される。従って、第3の実施形態によれば、取得済みのファイルに対する読出要求であれば、ルータ装置へのアクセスで足り、ファイルサーバへのアクセスが不要となるので、初回の読出要求であってもファイル読み出しの体感速度を向上させることができる。また、第3の実施形態では、第2ファイルリストはPCに保持されているので、PCのユーザの使用頻度の高いファイルを第2ファイルリストに記載しておくこともできる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、VPNサーバとの間でVPN接続が確立されると、ルータ装置が、ファイルサーバから受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストをVPNサーバから受信し、第2ファイルリストに示されたファイルをファイルサーバから取得する例について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1の実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図13は、第4の実施形態の通信システム400の概略構成の一例を示す構成図であり、図14は、第4の実施形態のルータ装置405の構成の一例を示すブロック図である。第4の実施形態の通信システム400のVPNサーバ403は、ファイルサーバ101から受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストを保持している点で第1の実施形態のVPNサーバ103と相違する。また、第4の実施形態の通信システム400のルータ装置405では、サーバ側通信部410のサーバ側送信部412及びサーバ側受信部414の処理内容が第1の実施形態のルータ装置105と相違する。以下では、これらの構成について説明する。
サーバ側送信部412は、VPNサーバ403とVPNで接続され、ファイルサーバ101との接続が確立されると、ファイルサーバ101から受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストの取得要求をVPNサーバ403に送信する。また、サーバ側送信部412は、第2ファイルリストに示されたファイルの取得要求を、VPNサーバ403を介してファイルサーバ101に送信する。
サーバ側受信部414は、サーバ側送信部412により取得要求が行われた第2ファイルリストを、VPNサーバ403から受信する。
図15は、第4の実施形態の通信システム400で行われる処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、ステップS500〜ステップS502までの処理は、図4に示すステップS100〜S102までの処理と同様である。
VPN接続が確立されると、ルータ装置405のサーバ側送信部412は、ファイルサーバ101から受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストの取得要求をVPNサーバ403に送信する(ステップS504)。
続いて、ルータ装置405のサーバ側受信部414は、サーバ側送信部412により取得要求が行われた第2ファイルリストを、VPNサーバ403から受信する(ステップS506)。
続いて、サーバ側送信部412は、VPNサーバ403を介してファイルサーバ101に第2ファイルリスト記載のファイルの取得要求を送信する(ステップS508、S510)。
以降のステップS512〜S518の処理は、図4に示すステップS110〜S116の処理と同様である。
以上のように、第4の実施形態によれば、ルータ装置とVPNサーバとの間のVPN接続の確立時に第2ファイルリストに示されたファイルがファイルサーバから取得される。従って、第4の実施形態によれば、取得済みのファイルに対する読出要求であれば、ルータ装置へのアクセスで足り、ファイルサーバへのアクセスが不要となるので、初回の読出要求であってもファイル読み出しの体感速度を向上させることができる。また、第4の実施形態では、第2ファイルリストはVPNサーバに保持されているので、セキュリティを高めることができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、ルータ装置が、VPNサーバとの間のVPN接続の切断時に、ファイル記憶部に記憶されている更新後のファイルをファイルサーバに送信して同期する例について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1の実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図16は、第5の実施形態のルータ装置505の構成の一例を示すブロック図である。第5の実施形態の通信システム500のルータ装置505では、サーバ側通信部510のサーバ側送信部512の処理内容が第1の実施形態のルータ装置105と相違する。以下では、これらの構成について説明する。
サーバ側送信部512は、VPNサーバ103とのVPN接続が切断され、ファイルサーバ101との接続が切断される際に、ファイル記憶部122に記憶されている更新後のファイルを、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に送信し、ファイルサーバ101で管理されているファイルを更新させる。
図17は、第5の実施形態の通信システム500で図4に示す処理以後に行われるファイル更新処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、図4に示す処理で読み出した所定ファイルを更新するものとする。
まず、ステップS600〜ステップS606までの処理は、図6に示すステップS140〜S146までの処理と同様である。
そして、ルータ装置505の制御部130は、ルータ装置505が備えている図示せぬスイッチが押下されたり、PC107から切断要求を受信したりすると、VPN接続の切断指示を検知する(ステップS608)。
以降のステップS610〜S618の処理は、図6に示すステップS148〜S156の処理と同様である。
更新後のファイルの同期処理が終了すると、ルータ装置505のサーバ側送信部512は、VPNサーバ103にVPNの切断要求を送信する(ステップS620)。VPN切断が要求されると、サーバ側通信部510とVPNサーバ103との間でVPN切断を行うための各種処理が行われる。そして、ルータ装置505のサーバ側受信部114は、VPNサーバ103からVPNの切断完了通知を受け、VPNサーバ103との接続を切断する(ステップS622)。
以上のように、第5の実施形態によれば、ルータ装置で保持されている更新後のファイルが、ルータ装置とファイルサーバとの間でVPNの切断時に一括して同期されるので、
ファイルを更新する毎にファイルサーバにアクセスする必要がなくなり、ファイル更新の体感速度を向上させることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、ルータ装置が、定期的に、ファイル記憶部に記憶されている更新後のファイルをファイルサーバに送信して同期する例について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1の実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図18は、第6の実施形態のルータ装置605の構成の一例を示すブロック図である。第6の実施形態の通信システム600のルータ装置605では、サーバ側通信部610のサーバ側送信部612の処理内容が第1の実施形態のルータ装置605と相違する。以下では、これらの構成について説明する。
サーバ側送信部612は、定期的に、ファイル記憶部122に記憶されている更新後のファイルを、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に送信し、ファイルサーバ101で管理されているファイルを更新させる。
図19は、第6の実施形態の通信システム600で図4に示す処理以後に行われるファイル更新処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、図4に示す処理で読み出した所定ファイルを更新するものとする。
まず、ステップS700〜ステップS706までの処理は、図6に示すステップS140〜S146までの処理と同様である。
続いて、ルータ装置605のサーバ側送信部612は、ファイル更新のタイミングになると、ファイル記憶部122に記憶されている更新後の所定ファイルを、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に送信する(ステップS708、S710)。
以降のステップS712〜S716の処理は、図6に示すステップS152〜S156の処理と同様である。
続いて、PC107で所定ファイルの内容が更新されると、端末側受信部142は、PC107から所定ファイルの更新要求を受信する(ステップS718)。
以降のステップS720〜S724の処理は、図6に示すステップS142〜S146の処理と同様である。
続いて、サーバ側送信部612は、ファイル更新のタイミングになると、ファイル記憶部122に記憶されている更新後の所定ファイルを、VPNサーバ103を介してファイルサーバ101に送信する(ステップS726、S728)。
以降のステップS730〜S734の処理は、図6に示すステップS152〜S156の処理と同様である。
以上のように、第6の実施形態によれば、ルータ装置で保持されている更新後のファイルが、ルータ装置とファイルサーバとの間で定期的に同期されるので、ファイルを更新する毎にファイルサーバにアクセスする必要がなくなり、ファイル更新の体感速度を向上させることができる。また、ルータ装置とファイルサーバとの間で定期的に同期が行われるので、ルータ装置にフリーズなどの予期せぬトラブルが生じた場合であっても、1つ前の更新タイミングまでに更新されたファイルの同期は保障され、ユーザの全ての作業が無駄になるという事態を防止することができる。
(ハードウェア構成)
次に、第1〜第6の実施形態のルータ装置のハードウェア構成について説明する。
図20は、第1〜第6の実施形態のルータ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。第1〜第6の実施形態のルータ装置は、CPU701などの制御装置と、ROM702やRAM703などの記憶装置と、HDD704などの外部記憶装置と、サーバ側通信インターフェース705と、端末側通信インターフェース706と、暗号化用のアクセラレータ707とを備えたハードウェア構成となっている。なお、アクセラレータ707で行う暗号化処理をCPU701で行うようにして、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成としてもよい。
第1〜第6の実施形態のルータ装置で実行される通信プログラムは、ROM702等に予め組まれて提供される。
また、第1〜第6の実施形態のルータ装置で実行される通信プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶して提供するようにしてもよい。
また、第1〜第6の実施形態のルータ装置で実行される通信プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、第1〜第6の実施形態のルータ装置で実行される通信プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。
第1〜第6の実施形態のルータ装置で実行される通信プログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPU701がROM702から監視プログラムをRAM703上に読み出して実行することにより、上記各部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
(変形例)
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態及び以下で説明する各変形例を組み合わせるようにしてもよい。
(変形例1)
上記各実施形態では、第1記憶部をRAMディスクにより実現する例について説明したが、ルータ装置の起動を終了する際に、ファイル記憶部に記憶されているファイルや第1ファイルリスト記憶部に記憶されている第1ファイルリストを削除するようにすれば、第1記憶部をHDDやSSDなどの不揮発性の記憶装置により実現することもできる。
図21は、変形例1のルータ装置1105の構成の一例を示すブロック図である。変形例1の通信システム1100のルータ装置1105では、第1記憶部1120がHDDにより実現され、制御部1130に削除部1136が追加された点で第1の実施形態のルータ装置105と相違する。以下では、これらの構成について説明する。
削除部1136は、ファイルサーバ101との接続を切断する際に、ファイル記憶部1122に記憶されているファイル、及び第1ファイルリスト記憶部1124に記憶されている第1ファイルリストを削除する。具体的には、削除部1136は、ファイル記憶部1122に記憶されているファイル、及び第1ファイルリスト記憶部1124に記憶されている第1ファイルリストを所定のデータで上書きすることで削除する。
変形例1においても、ファイルサーバから受信したファイル、及び第1ファイルリストは、ルータ装置の起動終了後に確実に消去されるため、セキュリティを確保することができる。
(変形例2)
また、上記第1、5、6の実施形態において、サーバ側受信部により受信されるファイルの更新結果がエラーを示す場合、その旨をPCに通知して、ファイルの同期が失敗したことを報知させるようにしてもよい。具体的には、サーバ側送信部が更新後の所定ファイルのファイルサーバへの送信に失敗し、サーバ側受信部によりエラーを示すファイルの更新結果が受信された場合、端末側送信部が、更新後の所定ファイルの同期に失敗したことを示すデータをPCに送信する。そして、PCは、更新後の所定ファイルの同期に失敗したことを画面表示や音声出力などでユーザに報知するようにしてもよい。
(変形例3)
また上記各実施形態では、ルータ装置を自宅に配置し、在宅勤務に使用する例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、海外出張などの出張先においても同様の使い方ができる。
100、200、300、400、500、600、1100 通信システム
101 ファイルサーバ
103、403 VPNサーバ
105、205、305、405、505、605、1105 ルータ装置
107、307 PC
109 インターネット
110、210、310、410、510、610 サーバ側通信部
112、212、312、412、512、612 サーバ側送信部
114、414 サーバ側受信部
120、1120 第1記憶部
122、1122 ファイル記憶部
124、1124 第1ファイルリスト記憶部
130、1130 制御部
132 更新部
134 確認部
140、340 端末側通信部
142、342 端末側受信部
144、344 端末側送信部
225 第2記憶部
226 第2ファイルリスト記憶部
701 CPU
702 ROM
703 RAM
704 HDD
705 サーバ側通信インターフェース
706 端末側通信インターフェース
707 アクセラレータ
1136 削除部
特開平11−122262号公報

Claims (12)

  1. 暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信するサーバ側通信手段と、
    前記ファイルを記憶する揮発性のファイル記憶手段と、
    前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新する更新手段と、
    前記第1ファイルリストを記憶する揮発性の第1ファイルリスト記憶手段と、
    ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信手段と、
    前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認手段と、
    前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信手段と、
    を備えることを特徴とするルータ装置。
  2. 暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信するサーバ側通信手段と、
    前記ファイルを記憶する不揮発性のファイル記憶手段と、
    前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新する更新手段と、
    前記第1ファイルリストを記憶する不揮発性の第1ファイルリスト記憶手段と、
    ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信手段と、
    前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認手段と、
    前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信手段と、
    前記ファイルサーバとの接続を切断する際に、前記ファイル記憶手段に記憶されている前記ファイル、及び前記第1ファイルリスト記憶手段に記憶されている前記第1ファイルリストを削除する削除手段と、
    を備えることを特徴とするルータ装置。
  3. 前記ファイルサーバから受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストを記憶する不揮発性の第2ファイルリスト記憶手段を更に備え、
    前記サーバ側通信手段は、前記ファイルサーバとの接続が確立されると、暗号化通信を行って前記第2ファイルリストに示されたファイルを受信し、前記ファイル記憶手段に記憶させ、
    前記更新手段は、前記第1ファイルリストを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載のルータ装置。
  4. 前記端末側受信手段は、前記ファイルサーバから受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストを前記ユーザ端末から受信し、
    前記サーバ側通信手段は、前記ファイルサーバとの接続が確立されると、暗号化通信を行って前記第2ファイルリストに示されたファイルを受信し、前記ファイル記憶手段に記憶させ、
    前記更新手段は、前記第1ファイルリストを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載のルータ装置。
  5. 前記サーバ側通信手段は、暗号化通信サーバとの接続が確立されると、暗号化通信を行って前記ファイルサーバから受信するファイルの一覧を示す第2ファイルリストを受信するとともに、前記ファイルサーバから前記暗号化通信サーバを介して前記第2ファイルリストに示されたファイルを受信し、前記ファイル記憶手段に記憶させ、
    前記更新手段は、前記第1ファイルリストを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載のルータ装置。
  6. 前記サーバ側通信手段は、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されていない場合、暗号化通信を行って前記ファイルサーバから前記所定ファイルを受信し、前記ファイル記憶手段に記憶させ、
    前記更新手段は、前記第1ファイルリストを更新し、
    前記端末側送信手段は、前記ファイル記憶手段に記憶された前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のルータ装置。
  7. 前記端末側受信手段は、前記ユーザ端末から前記所定ファイルの更新要求を受信して、前記ファイル記憶手段に記憶されている前記所定ファイルを更新し、
    前記サーバ側通信手段は、暗号化通信を行って更新後の前記所定ファイルを前記ファイルサーバに送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のルータ装置。
  8. 前記サーバ側通信手段は、前記所定ファイルの更新直後、前記ファイルサーバとの接続の切断時、又は一定間隔で、暗号化通信を行って更新後の前記所定ファイルを前記ファイルサーバに送信することを特徴とする請求項7に記載のルータ装置。
  9. 前記端末側送信手段は、前記サーバ側通信手段が更新後の前記所定ファイルの前記ファイルサーバへの送信に失敗した場合、更新後の前記所定ファイルの同期に失敗したことを示すデータを前記ユーザ端末に送信して、更新後の前記所定ファイルの同期に失敗したことを報知させることを特徴とする請求項7又は8に記載のルータ装置。
  10. ルータ装置で実行される通信方法であって、
    サーバ側通信手段が、暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信し、揮発性のファイル記憶手段に記憶させるサーバ側通信ステップと、
    更新手段が、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新して、揮発性の第1ファイルリスト記憶手段に記憶させる更新ステップと、
    端末側受信手段が、ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信ステップと、
    確認手段が、前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認ステップと、
    端末側送信手段が、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  11. ルータ装置で実行される通信方法であって、
    サーバ側通信手段が、暗号化通信を行ってファイルサーバからファイルを受信し、不揮発性のファイル記憶手段に記憶させるサーバ側通信ステップと、
    更新手段が、前記ファイル記憶手段に記憶されているファイルの一覧を示す第1ファイルリストを作成又は更新して、不揮発性の第1ファイルリスト記憶手段に記憶させる更新ステップと、
    端末側受信手段が、ユーザ端末から所定ファイルの読出要求を受信する端末側受信ステップと、
    確認手段が、前記第1ファイルリストを参照して、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認ステップと、
    端末側送信手段が、前記所定ファイルが前記ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記所定ファイルを前記ユーザ端末に送信する端末側送信ステップと、
    削除手段が、前記ファイルサーバとの接続を切断する際に、前記ファイル記憶手段に記憶されている前記ファイル、及び前記第1ファイルリスト記憶手段に記憶されている前記第1ファイルリストを削除する削除ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  12. 請求項10又は11に記載の通信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラム。
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