JP2007163629A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光を遮光する遮光領域が存在していても、光の利用効率を向上させて、明るさを向上させることが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置100は、第1基板21と、第1基板21と対向する位置に配置された第2基板31と、第1基板21と、第2基板31との間に挟持された液晶24と、第1基板21と、第2基板31との少なくとも一方に形成された遮光領域と、遮光領域の中を複数のドメイン9に区画するように形成されたドメイン境界11と、を備え、ドメイン9ごとに、集光光学素子としてのMLA51を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置に関する。
近年、テレビ用の表示装置として、液晶表示装置(LCD)や、プラズマディスプレイなどのフラットパネルディスプレイが普及している。このうち、液晶表示装置(LCD)は、視野角が狭いことが短所であったが、VA(Vertically Aligned)方式などが開発され、広視野角化が実現されてきている。
例えば特許文献1に開示されているように、VA方式による液晶表示装置では、一つの画素の中に配向方向の異なる複数の領域(マルチドメインと呼ぶ)を形成することにより、液晶分子の倒れ方を制御することによって、広視野角化を実現している。一方、特許文献2に開示されているように、液晶パネルや撮像素子に、マイクロレンズアレイ(MLAと略す)を設けて光の利用効率を上げることも行われてきた。このMLAを用いた方式は、各画素に対応してMLAを配置する方式であり、信号線や画素トランジスタを形成した領域における光を遮光するマトリクス状の遮光領域(ブラックマトリクスと呼ぶ)の光を有効利用することができるので、光の利用効率を大幅に向上することができる。
特開平11−242225号公報 特開昭62−94826号公報
ところが、特許文献1に示すVA方式による液晶表示装置では、白表示を行った時に、信号線や画素トランジスタを形成した領域における光を遮光する遮光領域と、マルチドメインの境界部分と、が黒く表示されてしまうので、液晶表示装置が暗くなってしまう。一方、特許文献2に示すMLAを用いた方式による液晶表示装置では、画素ごとにMLAを配置していて光を入射させる方法なので、マルチドメインの境界部分の光を有効活用することができない。このことから、境界部分が黒く表示されてしまうので、液晶表示装置が暗くなってしまう。つまり、これらVA方式や、MLA方式による液晶表示装置では、マルチドメインの境界部分が存在していることで、この境界部分で光を遮断してしまうため、バックライトの光の利用効率を向上させるのには限界があった。そして、バックライトの光の利用効率が低いと、その分バックライトの光の明るさをより明るくする必要があるため、消費電力の面では好ましいとはいえない。
本発明の目的は、光を遮光する遮光領域が存在していても、光の利用効率を向上させて、明るさを向上させることが可能な液晶表示装置を提供することである。
本発明の液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向する位置に配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶と、前記第1基板と前記第2基板との少なくとも一方に形成された遮光領域と、前記遮光領域の中を複数のドメインに区画するように形成されたドメイン境界と、を備え、前記ドメインごとに、集光光学素子を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、集光光学素子を遮光領域とドメイン境界とに囲まれたドメインごとに配置することにより、遮光領域とドメイン境界とに入射した光もドメインに効率よく導くことができるから、画素の明るさを向上させることが可能な液晶表示装置を提供できる。
本発明の液晶表示装置は、前記集光光学素子が、前記第1基板に形成されていることが望ましい。
この発明によれば、集光光学素子が、第1基板に形成されているから、バックライトから照射された光をドメインに効率よく集光させることができるので、画素を明るくすることができる。
本発明の液晶表示装置は、前記集光光学素子が、凸レンズであることが望ましい。
この発明によれば、集光光学素子が、凸レンズであるから、バックライトから照射された光のうち遮光領域やドメイン境界に向かう光をドメインに効率よく集光させることができるので、画素をより明るくすることができる。
本発明の液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向する位置に配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶と、前記第1基板と前記第2基板との少なくとも一方に形成された遮光領域と、前記遮光領域の中を複数のドメインに区画するように形成されたドメイン境界と、を備え、前記ドメインごとに、第1集光光学素子と、前記第1集光光学素子と対向する位置に配置された第2集光光学素子と、を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、第1集光光学素子と第2集光光学素子との二つの光学素子を備えているから、遮光領域やドメイン境界に向かう光を、より効率よくドメインに導くことができるので、画素の明るさをより向上させることが可能な液晶表示装置を提供できる。
本発明の液晶表示装置は、前記第1集光光学素子が、前記第1基板に形成されていることが望ましい。
この発明によれば、第1集光光学素子が、第1基板に形成されているから、バックライトから照射された光を遮光領域を除く領域に効率よく集光させることができるので、画素を明るくすることができる。
本発明の液晶表示装置は、前記第2集光光学素子が、前記第1集光光学素子の上に形成されていることが望ましい。
この発明によれば、第2集光光学素子が、第1集光光学素子の上に形成されているから、バックライトから照射された光をドメインに効率よく集光させることができるので、画素をより明るくすることができる。
本発明の液晶表示装置は、前記ドメイン境界が形成された方向に対応して第2集光光学素子が形成されていることが望ましい。
この発明によれば、ドメイン境界が形成された方向に対応して第2集光光学素子が形成されているから、バックライトから照射された光をドメインにより効率よく集光させることができるので、画素をより明るくすることができる。
本発明の液晶表示装置は、前記第1集光光学素子が、凸レンズであることが望ましい。
この発明によれば、第1集光光学素子が、凸レンズであるので、バックライトから照射された光のうち遮光領域やドメイン境界に向かう光をドメインに集光させることができるから、画素をより明るくすることができる。
本発明の液晶表示装置は、前記第2集光光学素子が、凸レンズであることが望ましい。
この発明によれば、第2集光光学素子が、凸レンズであるので、第1集光光学素子で集光された光を第2集光光学素子でドメインにさらに集光させることができるから、ドメインに光をより一層集光させることができるので、画素をより一層明るくすることができる。
本発明の電子機器は、液晶表示装置を有する電子機器であって、前述に記載の液晶表示装置を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、より明るくて、表示性能を向上させることが可能な電子機器を提供できる。
以下、本発明の液晶表示装置について実施形態を挙げ、添付図面に沿って詳細に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態では、集光光学素子を用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装置について説明する。
図1は、本実施形態の液晶表示装置の概略平面図である。図2は、図1の液晶表示装置を部分的に拡大した平面図である。図3は、液晶表示装置の構造を説明するための断面図であって、図2のA−A線に沿う断面図である。
図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置100は、画素トランジスタ2と、信号線4と、ゲート線6と、容量線8と、画素10とで概略構成されている。各画素10は、信号線4と、この信号線4と略直交する方向に形成されたゲート線6と、で区切られており、矩形状に形成されている。各画素10は、CF層32(図3参照)に形成されたR、G、B(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)の各色に対応している。
画素トランジスタ2は、各画素10にそれぞれ一つづつ形成されており、ゲート信号により画素電極3(図2参照)を制御する。
信号線4は、画素電極3(図2参照)と電気的に接続されており、供給された映像信号を画素電極3(図2参照)に印加することができる。ゲート線6は、信号線4と略直交するように形成されている。容量線8は、対向電極33(図3参照)と同電位になっており、画素電極3(図2参照)とのあいだで容量を保持している。画素トランジスタ2と、信号線4と、ゲート線6と、容量線8とは、金属などの光を透過しにくい材料で形成されている。このため、バックライトから照射された光を透過しにくい。これら画素トランジスタ2と、信号線4と、ゲート線6と、容量線8とで光を遮光する部分を遮光領域という。
図2において、本実施形態での液晶表示装置100の画素10について説明する。なお、画素10は、積層されて形成されているため、画素10を右側と、左側と、中央とに分けて、順次説明をする。
図2の右側の画素10は、画素電極3と、スリット5と、リブ7とを示している。右側の画素10において、画素電極3は、スリット5を有している。また、CF基板31(図3参照)は、リブ7を備えている。スリット5及びリブ7は、画素電極3と、対向電極33(図3参照)との間に電圧が印加された時の液晶分子の倒れ方向を規制する働きをすることができる。
次に、図2の左側の画素10は、ドメイン9と、ドメイン境界11とを示している。左側の画素10において、1画素内に8つのドメイン9(斜線部分)が形成されており(マルチドメイン)、このドメイン9は、ドメイン境界11によって区画されている。ドメイン9の境界部分であるドメイン境界11では、画素電極3と対向電極33との間に電圧が印加されても、液晶分子が垂直配向のままであるため、光を透過しにくい。ここで、VA方式での液晶表示装置100は、画素電極3と対向電極33との間に電圧が印加されていない時は液晶分子が垂直方向に向く垂直配向である。本実施形態での液晶表示装置100では、画素10内がドメイン境界11で区画形成されており、画素10内における液晶分子が、倒れ方向E、F、G、Hの4つの方向に倒れる。その結果、視野角依存性が4方向に分散されることによって広視野角化を実現することができる。
最後に、図2の中央の画素10は、集光光学素子としてのMLA51をドメイン9に配置した状態を示している。中央の画素10において、素子基板21(図3参照)上に形成された集光素子としてのMLA51は、スリット5と、リブ7と、の間に位置しており、ドメイン9ごとに配置されている(この場合、8箇所)。しかも、ドメイン9の大きさに対応するように配置されている。そして、遮光領域や、ドメイン境界11に向かう光をドメイン9の中央部に集光可能としている。これにより、バックライトから照射された光の利用効率を上げることができる。なお、集光光学素子としてのMLA51は、平面視でトラック円形状に形成されている。
図3に示すように、液晶表示装置100は、第1基板としての素子基板21と、第2基板としてのCF基板31と、これら素子基板21およびCF基板31とで挟持された液晶24とで概略構成されている。そして、液晶表示装置100は、バックライトから照射された光を液晶24に透過するように構成されている。
図3において、第1基板としての素子基板21の面には、集光光学素子としてのMLA51と、素子形成層23と、画素電極3と、スリット5とが形成されており、素子基板21の他方の面には、光学フィルム22が形成されている。
素子基板21は、ホウ珪酸ガラス(屈折率:1.52)などの透過性材料から形成されているので、バックライトから照射された光を透過しやすい。また、集光光学素子としてのMLA51は、凸形状の凸レンズであり、素子基板21上にアクリル樹脂(屈折率:1.59〜1.73の範囲で選択可能)などを充填して形成されている。集光光学素子としてのMLA51は、アクリル系樹脂で形成されているから、その大きさを自由に設定することができるので、ドメイン9の形状に合わせて形成することができる。なお、集光光学素子としてのMLA51の製造方法については、特開平8−186267号公報にて公開されている。
素子形成層23は、画素トランジスタ2、信号線4、ゲート線6、容量線8を含んでおり、半導体材料、金属材料及び絶縁材料から形成されている。素子形成層23は、集光光学素子としてのMLA51の上に形成されている。画素電極3は、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide、以下ITOと略する)などの導電性機能を有する透明導電性材料から形成されており、素子形成層23の上に画素電極3が形成されている。画素電極3は、透明導電性材料であるので、光を透過しやすい。また、ポリイミドなどからなる垂直配向機能を有する配向膜(図示省略)が画素電極3の上に形成されている。
光学フィルム22は、光を偏光することが可能な偏光機能を有している材料で形成されており、バックライトから照射された光を偏光することができる。
第2基板としてのCF基板31の面には、CF層32と、対向電極33と、突起状のリブ7とが形成されている。そして、CF基板31の他方の面には、光学フィルム35が形成されている。
CF基板31は、ホウ珪酸ガラス(屈折率:1.52)などの透過性材料から形成されているので、光を透過しやすい。CF層32は、各画素10に対応して、R、G、Bの各色を透過するカラーフィルター層であり、有機材料で形成されている。対向電極33は、インジウム錫酸化物(ITO)などの導電性機能を有する透明導電性材料から形成されており、CF層32の上に対向電極33が形成されている。対向電極33は、透明導電性材料であるので、光を透過しやすい。また、ポリイミドなどからなる垂直配向機能を有する配向膜(図示省略)が、対向電極33の上に形成されている。
光学フィルム35は、光を偏光することが可能な偏光機能を有している材料で形成されており、液晶24を通過した光を偏光することができる。
液晶24の液晶分子の配向は、素子基板21に形成された画素電極3と、CF基板31に形成された対向電極33との間に印加された電圧によって、変化させることができる。
本実施形態における液晶表示装置100の構成は以上のようであって、バックライトから照射された光をドメイン9に集光させる集光方法について説明する。
図4は、光の集光方法を説明するための説明図である。
図4に示すように、バックライトから照射された光は、集光光学素子としてのMLA51を透過し、この透過光が液晶24に到達する。このとき、液晶24に到達する透過光は、集光光学素子としてのMLA51で屈折するから、スリット5やドメイン境界11(図2参照)などの遮光領域を避けながら通過することになるので、ドメイン9(図2参照)の中央部に光を集光させやすくなる。このことにより、光の利用効率を向上することができる。
以上のような第1実施形態では、以下の効果が得られる。
(1)集光光学素子としてのMLA51を遮光領域とドメイン境界11とに囲まれたドメイン9ごとに配置することにより、遮光領域やドメイン境界11に入射した光を、ドメイン9に効率よく導くことができるから、画素10の明るさを向上させることが可能な液晶表示装置100を提供できる。そして、画素10を明るくすることができるから、バックライトに加える電圧も少なくて済むので、消費電力を抑制することが可能な液晶表示装置100を提供できる。
(2)集光光学素子としてのMLA51が、第1基板としての素子基板21に形成されているから、バックライトから照射された光をドメイン9に効率よく集光させることができるので、画素10を明るくすることができる。
(3)集光光学素子としてのMLA51が、凸形状を有する凸レンズであるので、遮光領域に向かう光をドメイン9に集光させることができるから、画素10にバックライトからの光をより集光させやすくなるので、画素10をより明るくすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のアクティブマトリクス型の液晶表示装置について説明する。前述の第1実施形態では集光光学素子を一つ配置した構成としたが、第2実施形態では、集光光学素子を二つ配置した構成とした点が異なる。なお、前述の第1実施形態と同じ部品および同様な機能を有する部品には同一記号を付し、説明を省略する。
図5は、第1集光光学素子を配置したときの概略平面図である。図6は、第2集光光学素子を配置したときの概略平面図である。図7は、液晶表示装置の構造を説明するための断面図であって、図5および図6のB−B線に沿う断面図である。なお、B−B線は、図5および図6のほぼ同一位置を切断している。
図5に示すように、各画素10には第1集光光学素子としてのMLA53が配置されているとともに、図2に示すドメイン境界11で区画された8つのドメイン9を覆うように配置されている。また、第1集光光学素子としてのMLA53は、一つの画素10に対して、二つ配置されている。
図6に示すように、画素10には第2集光光学素子としてのMLA54が配置されている。第2集光光学素子としてのMLA54は、かまぼこ型の断面形状をしており(図示省略)、ドメイン9の長手方向に仮想延長して連続したジグザグ状の平面形状をしている。なお、同図において、第2集光光学素子としてのMLA54が、部分的に図示されていない箇所があるが、各画素10の全面を覆うように形成されている。
図7に示すように、液晶表示装置100は、第1基板としての素子基板21と、第2基板としてのCF基板31と、これら素子基板21およびCF基板31とで挟持された液晶24とで概略構成されている。
図7において、液晶表示装置100に配置されている第1基板としての素子基板21の面には、第1集光光学素子としてのMLA53と、第2集光光学素子としてのMLA54と、素子形成層23と、画素電極3と、信号線4と、遮光膜55とが形成されている。素子基板21の他方の面には、光学フィルム22が形成されている。
第1集光光学素子としてのMLA53は、凸形状の凸レンズであり、素子基板21上に形成されている。第1集光光学素子としてのMLA53は、アクリル系樹脂で形成されているから、その大きさを自由に設定することができるので、ドメイン9の形状に合わせて形成することができる。第2集光光学素子としてのMLA54は、凸形状の凸レンズであり、第1集光光学素子としてのMLA53の上に配置されている。第2集光光学素子としてのMLA54は、第1集光光学素子としてのMLA53と同様に、ホウ珪酸ガラスなどを凹形状に加工した後アクリル樹脂などを充填して、第1集光光学素子としてのMLA53に重ね合わせることにより、形成される。
信号線4および遮光膜55は、金属材料で形成されているから、バックライトから照射された光を透過しくい。
第2基板としてのCF基板31の面には、CF層32と、対向電極33と、突起状のリブ7と、遮光膜57とが形成されている。そして、CF基板31の他方の面には、光学フィルム35が形成されている。遮光膜57は、金属材料で形成されているから、光を透過しにくい。
本実施形態における液晶表示装置100の構成は以上のようであって、バックライトから照射された光をドメイン9に集光させる集光方法について説明する。
図8は、光の集光方法を説明するための説明図である。
図8に示すように、バックライトから照射された光は、凸状に形成された第1集光光学素子としてのMLA53に入射して、第1集光光学素子としてのMLA53で屈折する。この屈折した光が凸状に形成された第2集光光学素子としてのMLA54に入射して、さらに屈折する。この屈折した光が、信号線4、遮光膜55、リブ7を避けるように液晶24を通過する。
以上のような第2実施形態では、以下の効果が得られる。
(4)液晶表示装置は、第1集光光学素子としてのMLA53と、第2集光光学素子としてのMLA54との二つを備えているから、遮光領域としての遮光膜55や、ドメイン境界11に入射した光を、ドメイン9により効率よく導くことができるので、画素10の明るさをより向上させることが可能になる。画素10をより明るくすることができるから、バックライトに加える電力もより少なくて済むので、消費電力をさらに抑制することが可能な液晶表示装置100を提供できる。
(5)第1集光光学素子としてのMLA53が、第1基板としての素子基板21に形成されているから、バックライトから照射された光をドメイン9に効率よく集光させることができるので、画素10を明るくすることができる。
(6)第2集光光学素子としてのMLA54が、第1集光光学素子としてのMLA53の上に形成されているから、バックライトから照射された光をドメイン9に効率よく集光させることができるので、画素10をより明るくすることができる。
(7)第1集光光学素子としてのMLA53が、凸形状を有する凸レンズであるので、遮光領域としての遮光膜55や、ドメイン境界11に向かう光をドメイン9に集光させることができるから、画素10をより明るくすることができる。
(8)第2集光光学素子としてのMLA54が、凸形状を有する凸レンズであるので、第1集光光学素子としてのMLA53で集光された光を第2集光光学素子としてのMLA54でさらに集光させることができるから、ドメイン9に光をより一層集光させることができるので、画素10をより一層明るくすることができる。
図9は、本実施形態の電子機器を示す図である。
図9に示すように、本実施形態の電子機器としての大型液晶テレビ200は、第1実施形態または第2実施形態で説明した液晶表示装置100を表示手段として搭載している。大型液晶テレビ200は、表示部201を備えている。このように本発明に係る電子機器としての大型液晶テレビ200は、より明るさを向上させることが可能な液晶表示装置100を備えることができるので、良好な表示特性を有する電子機器としての大型液晶テレビ200を提供できる。そして、消費電力が少なくても液晶表示装置100をより明るくすることができるから、低消費電力化が実現可能な大型液晶テレビ200を提供できる。
以上、好ましい実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含み、本発明の目的を達成できる範囲で、他のいずれの具体的な構造および形状に設定できる。
(変形例1)第1実施形態および第2実施形態では、素子基板21側をバックライト光の入射側としたが、CF基板31側を入射光側とすることもできる。その場合、CF基板31にMLAを形成すると良い。このようにすれば、素子形成層23は熱的に安定なホウ珪酸ガラスである素子基板21上に直接形成することができるので、性能の良い画素トランジスタ2を形成できる。
(変形例2)第1実施形態では、集光光学素子としてのMLA51の上に直接画素トランジスタ2などを形成したが、他のガラス基材に画素トランジスタなどの素子を形成した後、集光光学素子としてのMLA51と貼り合わせても良い。このようにすれば、素子形成層23は熱的に安定なガラス基材上に形成することができるので、性能の良い画素トランジスタ2を形成できる。
(変形例3)第1実施形態および第2実施形態では、素子基板21、CF基板31、及び第2実施形態の第2集光光学素子としてのMLA54のベースは、ホウ珪酸ガラスなどを用いたが、透明なプラスチック基材でも良い。プラスチック基材を用い、さらに画素トランジスタなどを有機材料で形成することにより、フレキシブルで明るい液晶表示装置となる。
(変形例4)前述の第1実施形態および第2実施形態の液晶表示装置100が搭載される電子機器は、大型液晶テレビ200に限定されない。例えば、PDA(Personal Digital Assistants)と呼ばれる携帯型情報機器、携帯端末機器、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、モニタ直視型のデジタルビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、電子手帳、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末機等々の画像表示手段として好適に用いることができる。このようにすれば、液晶表示装置100の用途は広がり、いろいろな電子機器を提供できる。
第1実施形態における液晶表示装置を説明するための平面図。 液晶表示装置を説明するための拡大平面図。 液晶表示装置の構造を説明するための図2のA−A線に沿う断面図。 光の集光方法を説明するための説明図。 第2実施形態における第1集光光学素子を配置したときの概略平面図。 第2集光光学素子を配置したときの概略平面図。 液晶表示装置の構造を説明するための図5および図6のB−B線に沿う断面図。 光の集光方法を説明するための説明図。 電子機器を示す概略斜視図。
符号の説明
2…遮光領域としての画素トランジスタ、4…遮光領域としての信号線、6…遮光領域としてのゲート線、8…遮光領域としての容量線、9…ドメイン、10…画素、11…ドメイン境界、21…第1基板としての素子基板、24…液晶、31…第2基板としてのCF基板、51…集光光学素子としてのMLA、53…第1集光光学素子としてのMLA、54…第2集光光学素子としてのMLA、55…遮光領域としての遮光膜、57…遮光領域としての遮光膜、100…液晶表示装置、200…電子機器としての大型液晶テレビ。

Claims (10)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板と対向する位置に配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶と、
    前記第1基板と前記第2基板との少なくとも一方に形成された遮光領域と、
    前記遮光領域の中を複数のドメインに区画するように形成されたドメイン境界と、
    を備え、
    前記ドメインごとに、集光光学素子を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置において、
    前記集光光学素子が、前記第1基板に形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置において、
    前記集光光学素子が、凸レンズであることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 第1基板と、
    前記第1基板と対向する位置に配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶と、
    前記第1基板と前記第2基板との少なくとも一方に形成された遮光領域と、
    前記遮光領域の中を複数のドメインに区画するように形成されたドメイン境界と、
    を備え、
    前記ドメインごとに、第1集光光学素子と、前記第1集光光学素子と対向する位置に配置された第2集光光学素子と、
    を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項4に記載の液晶表示装置において、
    前記第1集光光学素子が、前記第1基板に形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項4に記載の液晶表示装置において、
    前記第2集光光学素子が、前記第1集光光学素子の上に形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載の液晶表示装置において、
    前記ドメイン境界が形成された方向に対応して第2集光光学素子が形成されている、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項4または請求項5に記載の液晶表示装置において、
    前記第1集光光学素子が、凸レンズであることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 請求項4または請求項6に記載の液晶表示装置において、
    前記第2集光光学素子が、凸レンズであることを特徴とする液晶表示装置。
  10. 液晶表示装置を有する電子機器であって、
    請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の液晶表示装置を備えていることを特徴とする電子機器。

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