JP2007163607A - 表示装置 - Google Patents

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Katsuhiro Ito
勝博 伊藤
Satoru Kondo
悟 近藤
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法明 石川
Hiroyuki Takase
宏至 高瀬
Masayuki Ogawa
将之 小川
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

【課題】店頭展示された際の異常表示状態を可能な限り短くして早期に良好な表示状態に戻す。
【解決手段】映像調整項目が最適設定値から外れた設定に変更されたとき、その変更時点からの経過時間をカウントし、所定の復帰時間が経過すると、前記映像調整項目を前記最適設定値に復帰させる「展示モード」を備えた表示装置であって、前記復帰時間を前記映像調整項目の種別と最適設定値からの変更の程度に応じて設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、店頭展示の際に異常調整された表示内容を正常表示に復帰させる「展示モード」を備えた表示装置に関するものである。
CRT、LCD、PDP等をディスプレイとする表示装置は、これを店頭展示して購入希望者の試し操作に供する場合、正常表示から大きくずれた見苦しい異常表示がなされる場合があり、このときは、その表示状態をそのまま展示に供すると当該表示装置の品質に疑問を持たれる恐れが生じる。
そこで、従来では、操作を行わなくなってから所定時間が経過すると、元の正常表示に自動的に復帰する機能を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。これは、電源投入時に表示されるOSD(オンスクリーンディスプレイ)メニューによって、「展示モード」ONを選択することにより、その機能が動作し、映像調整項目が標準設定値から外れた設定に変更された場合、その調整が外れたときからの経過時間をカウントし、あらかじめ決めた復帰時間が経過すると、当該の映像調整項目を標準設定値に復帰させるものである。
特開2000−284770号公報
ところが、上記従来例では、標準設定値に復帰するまでの時間が固定されているため、見苦しい表示設定をなされた場合であっても、ある決められた時間が経過するまでは標準設定値に戻らないという問題がある。また、標準設定値はある特定の条件下での標準の設定であり、照明の種類、照明の強さその他の表示装置を設置する条件に応じた、あるいは入力する映像ソースに応じた、最適な設定ではない。また、電源投入時に表示されるOSDメニューにより「展示モード」のON/OFFを選択する手法では、その「展示モード」をユーザが購入後に使用することは殆ど考えられないにも拘わらず、電源投入時に毎回これを選択する必要があり、使い勝手が好ましくなく、誤って「展示モード」ONを選択する可能性もある。
本発明の目的は、店頭展示された際の異常表示状態を可能な限り短くして早期に良好な表示状態に戻し、また通常使用時の煩わしさを回避できるようにし、前記した問題を解決した表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、映像調整項目が最適設定値から外れた設定に変更されたとき、その変更時点からの経過時間をカウントし、所定の復帰時間が経過すると、前記映像調整項目を前記最適設定値に復帰させる「展示モード」を備えた表示装置であって、前記復帰時間を前記映像調整項目の種別に応じて設定することを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の表示装置において、前記復帰時間を前記映像調整項目の前記最適設定値からの変更の程度に応じて設定することを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の表示装置において、複数の映像調整項目が最適設定値から外れた設定に変更されたとき、各映像調整項目に応じた複数の復帰時間の内の最も短い復帰時間を設定することを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の表示装置において、複数の映像調整項目が最適設定値から外れた設定に変更されたとき、各映像調整項目毎の変更の程度に応じた複数の復帰時間の内の最も短い復帰時間を設定することを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1,2,3又は4に記載の表示装置において、表示すべき映像入力ソースが切り替えられたとき、所定の映像調整項目を当該映像入力ソースに応じた最適設定値に復帰させることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1,2,3,4又は5に記載の表示装置において、前記「展示モード」のONとOFFを任意のタイミングで表示できるOSDメニューで切り替えられるようにしたことを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項1,2,3,4又は5に記載の表示装置において、前記「展示モード」がONのとき、電源投入時にOSDメニューにより当該「展示モード」ONをOFFに切り替え可能に表示することを特徴とする
本発明によれば、映像調整項目の種別やその調整の程度等に応じて最適設定値に復帰するまでの復帰時間が適応的に設定され、また複数の映像調整項目が同時に調整された場合には最も短い復帰時間が設定され、また映像入力ソースが切り替えられるとそれに応じた最適設定値に直ちに復帰するので、店頭展示された表示装置の異常表示状態を可能な限り短くして早期に良好な表示状態に戻すことが可能となる。また、「展示モード」は任意のタイミングでOSDメニューでON/OFFできるので、電源投入時毎に選択を迫る従来例に比べて使い勝手が良くなり、しかも「展示モード」がONのときは電源投入時にOSDメニューで表示されるので、店頭展示の際はそのままにし、自宅で使用するユーザはOFFに切り替えればよい。
図1は本発明の1つの実施例の表示装置の構成を示すブロック図である。1は画像データを表示するディスプレイであり、CRT、LCD、PDP等が使用される。2はディジタル信号処理回路であり、入力する映像信号について各映像調整項目(コントラスト、ブライトネス、シャープネス、カラー濃度、色相、色温度、ホワイトバランス、画像サイズ、画像表示位置、歪み、ガンマ補正その他)を調整する。3は不揮発メモリであり、ディスプレイ1の設置条件や映像入力ソースに応じた「展示モード」用の前記各映像調整項目の最適設定値を記憶する。4はマイクロコンピュータであり、所定の映像調整項目が最適設定値から変更されたとき、その映像調整項目と調整量(調整の程度)に応じて、最適設定値に戻すまでの復帰時間の決定と変更後からの経過時間のカウント等を行い、経過時間を復帰時間までカウントアップすると最適設定値に復帰させる制御を行う。5は最適設定値からずれた設定開始からの経過時間をカウントするカウンタである。6はOSD部であり、「展示モード」のON/OFFを選択できるメニューを表示し、また電源投入時に「展示モード」がONになっているときはその旨を表示する。7は前記各映像調整項目の操作を行うリモコン送信器、8はこのリモコン送信器7から発射したリモコン信号を受信し制御信号としてマイクロコンピュータ4に送るリモコン受信部である。なお、このリモコン送信器7と同じ操作が可能な操作ボタンを表示装置に設けて、そこで操作できるようにしてもよい。
図2は図1の表示装置の「展示モード」の動作の処理のフローチャートである。電源が投入される(ステップS1)と、現在の「展示モード」がONかOFFかが判定され(ステップS2)、ONであるときはOSDによって「展示モード」が現在ONになっていることが表示され(ステップS3)る。「展示モード」が現在OFFであるときはリモコン送信器7でOSDメニューを表示させONにさせる(ステップS4)ことができる。
「展示モード」になってから、リモコン送信器7によって前記各映像調整項目の内の任意の映像調整項目の操作を行う(ステップS5)と、その映像調整項目の種別と最適設定値からの変更の程度とに応じて復帰時間が決定(ステップS6)されてカウンタ5にプリセットされ、その直後にダウンカウントが開始する。
この後、リモコン送信器7の操作が無く(ステップS5)、映像入力ソースが切り替えられず(ステップS7)、カウンタ5が完全にダウンカウントされて経過時間が復帰時間に達する(ステップS8)と、当該映像調整項目が不揮発メモリ3に記憶されている最適設定値に復帰する(ステップS9)。
しかし、カウンタ5に設定した復帰時間が経過する以前に再度リモコン送信器7によって再調整が行われる(ステップS5)と、そのとき調整した映像調整項目と最適設定値からの変更の程度とに応じて新たな復帰時間が再決定(ステップS6)され、カウンタ5にプリセットされる。
また、カウンタ5に設定した復帰時間が経過する以前に映像入力ソースが切り替えられる(ステップS7)と、各映像調整項目が当該映像入力ソース用として予め不揮発メモリ3に記憶された最適設定値に直ちに復帰する(ステップS9)。
このように、本実施例の表示装置によれば、店頭展示で一定時間操作が無かった場合に、ディスプレイの設置条件や映像入力ソースの違いに対応した最適設定値に復帰させることで、表示装置の性能が最も良好な状態で店頭展示することができる。また、最適設定値に戻すまでの復帰時間は、決められた一定時間ではなく、映像調整項目の種別や最適設定値からの変更の程度に応じて設定されるので、極端に見苦しい表示に設定されたような場合は、早期に最適設定値に復帰させ、表示装置の性能が最も良好な状態で店頭展示することができる。また、映像入力ソースが切り替わった場合は、設定した復帰時間の経過を待つことなく新たな映像入力ソースに応じた最適設置値に復帰するので、表示装置の性能が最も良好な状態で店頭展示することができる。
さらに、「展示モード」のON/OFFは任意のタイミングで選択できるので、電源投入時に毎回「展示モード」の選択のためのOSDメニューを表示させる必要がなくなり、通常使用時の煩わしさを回避できる。従来のように、電源投入時に自動的に表示されて「展示モード」のON/OFFを迫るメニューは誤って自分の望まない設定をしてしまうことが考えられ、仮にそうなった場合には設定を変更するために電源を再投入する必要があるが、本実施例の「展示モード」のON/OFFを任意のタイミングで選択できるメニューではこのような事態は発生しない。また、「展示モード」がONになっているときは、電源投入時にそれがOSDメニューにより表示されるので、店頭展示の際はそのままにし、自宅で使用するユーザはOFFに切り替えればよい。
なお、映像調整項目はその複数種類を同時に調整することもあり得るが、この場合は変更調整された映像調整項目およびその調整の程度によって決定される複数の復帰時間の内から最も短い復帰時間を選択し、カウンタ5に設定されるようにする。
また、以上の実施例では、復帰時間を変更調整された映像調整項目およびその調整の程度によって決定していたが、変更調整された映像調整項目のみによって決定してもよい。
本発明の1つの実施例の表示装置の構成を示すブロック図である。 図1の表示装置の「展示モード」の動作のフローチャートである。
符号の説明
1:ディスプレイ、2:ディジタル信号処理回路、3:不揮発メモリ、4:マイクロコンピュータ、5:カウンタ、6:OSD部、7:リモコン送信器、8:リモコン受信部。

Claims (7)

  1. 映像調整項目が最適設定値から外れた設定に変更されたとき、その変更時点からの経過時間をカウントし、所定の復帰時間が経過すると、前記映像調整項目を前記最適設定値に復帰させる「展示モード」を備えた表示装置であって、
    前記復帰時間を前記映像調整項目の種別に応じて設定することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記復帰時間を前記映像調整項目の前記最適設定値からの変更の程度に応じて設定することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、
    複数の映像調整項目が最適設定値から外れた設定に変更されたとき、各映像調整項目に応じた複数の復帰時間の内の最も短い復帰時間を設定することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項2に記載の表示装置において、
    複数の映像調整項目が最適設定値から外れた設定に変更されたとき、各映像調整項目毎の変更の程度に応じた複数の復帰時間の内の最も短い復帰時間を設定することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1,2,3又は4に記載の表示装置において、
    表示すべき映像入力ソースが切り替えられたとき、所定の映像調整項目を当該映像入力ソースに応じた最適設定値に復帰させることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1,2,3,4又は5に記載の表示装置において、
    前記「展示モード」のONとOFFを任意のタイミングで表示できるOSDメニューで切り替えられるようにしたことを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1,2,3,4又は5に記載の表示装置において、
    前記「展示モード」がONのとき、電源投入時にOSDメニューにより当該「展示モード」ONをOFFに切り替え可能に表示することを特徴とする表示装置。
JP2005356731A 2005-12-09 2005-12-09 表示装置 Withdrawn JP2007163607A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018186443A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 セイコーエプソン株式会社 表示装置および表示装置の制御方法

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