JP2007163535A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】明るい表示であり、かつ、装置全体の薄型化,低コスト化を図ることが可能な電気光学装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】電気光学物質を挟持する一対の基板4,5からなる第1電気光学パネルと、電気光学物質を挟持する一対の基板4,5からなるとともに、第1電気光学パネルと平面的に並んで配置された第2電気光学パネルと、光を射出する光源31と、第1電気光学パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、第1電気光学パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光部材32と、第2電気光学パネルの第1導光部材32が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、第1導光部材32を導光した光を受光する領域を備え、第2電気光学パネルに光を入射させる第2導光部材28とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】電気光学物質を挟持する一対の基板4,5からなる第1電気光学パネルと、電気光学物質を挟持する一対の基板4,5からなるとともに、第1電気光学パネルと平面的に並んで配置された第2電気光学パネルと、光を射出する光源31と、第1電気光学パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、第1電気光学パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光部材32と、第2電気光学パネルの第1導光部材32が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、第1導光部材32を導光した光を受光する領域を備え、第2電気光学パネルに光を入射させる第2導光部材28とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気光学装置及びこの電気光学装置を備えた電子機器に関するものである。
近年、携帯電話機、携帯型コンピュータ、ビデオカメラ等といった電子機器では、表示部として液晶表示装置などの電気光学装置が広く用いられている。この電気光学装置として、特に携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの情報携帯端末に用いられるものには、液晶パネルの表裏両面において表示を行う方式のいわゆる両面表示方式の液晶装置が用いられたものが提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2及び特許文献3参照。)。
特許文献1に記載の液晶装置及び電子機器は、一対の基板の一方の面の一部の領域に第1反射層が設けられ、他方の面の一部の領域に第2反射層が設けられている。この第1反射層及び第2反射層により反射した光により、一対の基板の一方の面及び他方の面側から観察が可能になっている。また、特許文献2に記載の液晶装置及び電子機器は、一対の基板の側面に照明手段が設けられており、基板の側面により照射された光は、基板の内部を伝搬する。そして、基板の内部を伝搬した光は、特許文献1と同様に、第1反射層及び第2反射層において反射し、一対の基板の一方の面及び他方の面側から観察が可能になっている。また、特許文献3に記載の両面表示液晶ディスプレイは、一対の基板の表面の視認側の面と対向する面及び裏面の視認側の面と対向する面にバックライト(導光部材)を配置し、基板の表面及び裏面側から視認することが可能になっている。
特開2000−193946号公報
特開2000−206523号公報
特開平10−198291号公報
上記従来の技術には以下のような課題が残されている。
特許文献1に記載の液晶装置では、照明手段が設けられていないため、暗い場所で表示を認識するのは困難である。また、特許文献2に記載の両面表示液晶ディスプレイでは、液晶パネルを構成するガラス基板により、照明手段より射出された光を導光させているため、効率良く第1,第2反射層に光を導くのは困難である。また、特許文献3に記載の両面表示液晶ディスプレイでは、一対の基板の両面にバックライトを設けているため、装置全体が厚くなってしまう。
特許文献1に記載の液晶装置では、照明手段が設けられていないため、暗い場所で表示を認識するのは困難である。また、特許文献2に記載の両面表示液晶ディスプレイでは、液晶パネルを構成するガラス基板により、照明手段より射出された光を導光させているため、効率良く第1,第2反射層に光を導くのは困難である。また、特許文献3に記載の両面表示液晶ディスプレイでは、一対の基板の両面にバックライトを設けているため、装置全体が厚くなってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、明るい表示であり、かつ、装置全体の薄型化,低コスト化を図ることが可能な電気光学装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の電気光学装置は、電気光学物質を挟持する一対の基板からなる第1電気光学パネルと、電気光学物質を挟持する一対の基板からなるとともに、前記第1電気光学パネルと平面的に並んで配置された第2電気光学パネルと、光を射出する光源と、前記第1電気光学パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1電気光学パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光部材と、
前記第2電気光学パネルの前記第1導光部材が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1導光部材を導光した光を受光する領域を備え、前記第2電気光学パネルに光を入射させる第2導光部材とを備えることを特徴とする。
本発明の電気光学装置は、電気光学物質を挟持する一対の基板からなる第1電気光学パネルと、電気光学物質を挟持する一対の基板からなるとともに、前記第1電気光学パネルと平面的に並んで配置された第2電気光学パネルと、光を射出する光源と、前記第1電気光学パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1電気光学パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光部材と、
前記第2電気光学パネルの前記第1導光部材が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1導光部材を導光した光を受光する領域を備え、前記第2電気光学パネルに光を入射させる第2導光部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電気光学装置では、光源から射出された光は、第1導光部材を導光しながら第1電気光学パネルを照明する。このとき、第1導光部材を導光した光のうち一部は、第2導光部材に入射し、第2導光部材により、例えば、反射されて、第2電気光学パネルを照明する。すなわち、第1導光部材を備えることにより、第1電気光学パネルだけでなく、第2電気光学パネルの照明手段を兼ねることが可能になり、コストの低減を図り、かつ、明るい表示を行うことが可能である。さらに、第1電気光学パネルと第2電気光学パネルとを並べて配置し、第1導光部材が第1電気光学パネルの視認側の面に設けられているので、装置全体を薄型にすることが可能となる。
なお、本願発明において、電気光学装置とは、照明手段を構成要素とする電気光学装置であって、電気光学物質として液晶を用いる液晶表示装置、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)等がある。
なお、本願発明において、電気光学装置とは、照明手段を構成要素とする電気光学装置であって、電気光学物質として液晶を用いる液晶表示装置、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)等がある。
また、本発明の電気光学装置は、前記第1導光部材が、平面的に前記第2電気光学パネルの表示領域と重ならない大きさであることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材が第2電気光学パネルの表示領域と重ならない大きさであるため、第2電気光学パネルの表示領域を遮ることがない。したがって、第2電気光学パネルの視認性を向上させることが可能となる。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材が第2電気光学パネルの表示領域と重ならない大きさであるため、第2電気光学パネルの表示領域を遮ることがない。したがって、第2電気光学パネルの視認性を向上させることが可能となる。
また、本発明の電気光学装置は、前記第1導光部材が前記第2導光部材と平面的に重なる領域まで延在して配置されることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材が第2導光部材と平面的に重なる領域まで延在して配置さているため、第1導光部材を導光した光が、効率良く第2電気光学パネルを照明することになる。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材が第2導光部材と平面的に重なる領域まで延在して配置さているため、第1導光部材を導光した光が、効率良く第2電気光学パネルを照明することになる。
また、本発明の電気光学装置は、前記第1電気光学パネルの一対の基板と前記第2電気光学パネルの一対の基板のそれぞれが同一の基板により一体に形成されていることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置では、一対の基板に第1電気光学パネルと第2電気光学パネルとを形成することにより、製造コストを低減することが可能となる。
本発明に係る電気光学装置では、一対の基板に第1電気光学パネルと第2電気光学パネルとを形成することにより、製造コストを低減することが可能となる。
また、本発明の電気光学装置は、前記第1導光部材の前記第2電気光学パネル側の端部が、前記第1導光部材を導光した光を前記第2導光部材に向けて反射させるように傾斜していることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材を導光した光は、端部の斜面において反射し、第2導光部材に入射する。このように、第1導光部材を導光した光を効率良く第2導光部材に導くことができるため、光の利用効率を向上させることが可能になる。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材を導光した光は、端部の斜面において反射し、第2導光部材に入射する。このように、第1導光部材を導光した光を効率良く第2導光部材に導くことができるため、光の利用効率を向上させることが可能になる。
また、本発明の電気光学装置は、前記第1導光部材の前記第2電気光学パネル側の端部に、前記第1導光部材を導光した光を前記第2導光部材に向けて反射させるプリズムが設けられていることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材を導光した光は、端部に設けられたプリズムによって反射し、第2導光部材に入射する。このように、第1導光部材を導光した光を効率良く第2導光部材に導くことができるため、光の利用効率を向上させることが可能になる。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材を導光した光は、端部に設けられたプリズムによって反射し、第2導光部材に入射する。このように、第1導光部材を導光した光を効率良く第2導光部材に導くことができるため、光の利用効率を向上させることが可能になる。
また、本発明の電気光学装置は、前記第1電気光学パネル及び前記第2電気光学パネルの透過率を低下させる構成部材が、前記第1導光部材を射出し前記第2導光部材に向かう光の光路を避けて配置されていることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材を導光し第2導光部材に向かう光の光路には、第1電気光学パネル及び第2電気光学パネルの構成部材であるカラーフィルタ,遮光膜等が配置されていないため、第2導光部材に向かう光は、遮光されることがない。すなわち、第1導光部材を射出した光は、十分な透過率により第2導光部材に入射される。したがって、十分な光により第2電気光学パネルを照明することが可能となる。
また、本発明の電気光学装置は、前記第2導光部材が、当該第2導光部材を導光した光を前記第2電気光学パネル側に導く指向性を有することが好ましい。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材を導光し、第2導光部材により反射した光は、第2電気光学パネル側に指向性を有しているため、効率良く第2電気光学パネルを照明することが可能となる。
本発明に係る電気光学装置では、第1導光部材を導光し、第2導光部材により反射した光は、第2電気光学パネル側に指向性を有しているため、効率良く第2電気光学パネルを照明することが可能となる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置を表示部として備えていることを特徴とする。
本発明に係る電子機器では、表示部を構成する電気光学装置が薄型化されているとともに、コストが低減されているので、電子機器全体として薄型化,低コスト化を容易に達成することができる。
本発明に係る電子機器では、表示部を構成する電気光学装置が薄型化されているとともに、コストが低減されているので、電子機器全体として薄型化,低コスト化を容易に達成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
[液晶装置]
まず、本発明の液晶装置の一実施形態である液晶表示装置について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る液晶表示装置1は、両面から視認可能な両面表示方式となっており、図1に示すように、筐体2内に設けられ、一対のセグメント基板(基板)4,コモン基板5からなる液晶パネル10と、液晶パネル10にバックライトとして用いられる照明装置30とを備えている。なお、本実施形態では、スイッチング素子を用いないパッシブマトリクス方式の液晶パネルを例に挙げて説明する。
まず、本発明の液晶装置の一実施形態である液晶表示装置について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る液晶表示装置1は、両面から視認可能な両面表示方式となっており、図1に示すように、筐体2内に設けられ、一対のセグメント基板(基板)4,コモン基板5からなる液晶パネル10と、液晶パネル10にバックライトとして用いられる照明装置30とを備えている。なお、本実施形態では、スイッチング素子を用いないパッシブマトリクス方式の液晶パネルを例に挙げて説明する。
液晶パネル10は、図1に示すように、第1表示領域Aと第2表示領域Bとに分かれている。この第2表示領域Bの視認側の面と反対側の面が第1表示領域Aの視認側の面となっている。すなわち、第1表示領域Aは、セグメント基板4側が視認側となっており、矢印Cから液晶表示装置1を観察可能になっている。また、第2表示領域Bは、コモン基板5側が視認側となっており、矢印Dから液晶表示装置1を観察可能になっている。このようにして、液晶表示装置1は、液晶パネル10の両面で視認を行うようになっている。
セグメント基板4の外面4a(第1表示領域Aの視認側の面,第2表示領域Bの視認側の面との反対の面)には、第1表示領域Aに第1射出側偏光板22が、第2表示領域Bに第2入射側偏光板26が、それぞれ設けられている。
また、コモン基板5の外面5a(第1表示領域Aの視認側の面の反対の面,第2表示領域Bの視認側の面)には、第1表示領域Aに第1入射側偏光板21が、第2表示領域Bに第2射出側偏光板27がそれぞれ設けられている。
なお、第1射出側偏光板22及び第2射出側偏光板26、第1入射側偏光板21及び第2入射側偏光板27は、隙間を空けてそれぞれ配置されている。
また、コモン基板5の外面5a(第1表示領域Aの視認側の面の反対の面,第2表示領域Bの視認側の面)には、第1表示領域Aに第1入射側偏光板21が、第2表示領域Bに第2射出側偏光板27がそれぞれ設けられている。
なお、第1射出側偏光板22及び第2射出側偏光板26、第1入射側偏光板21及び第2入射側偏光板27は、隙間を空けてそれぞれ配置されている。
また、第2入射側偏光板26のセグメント基板4と対向する面と反対側の面26aには、後述する導光板32を導光した光を第2表示領域Bに反射させる反射板(第2導光部材)28が設けられている。この第2入射側偏光板26及び反射板28は、略同一の大きさとなっている。この構成により、反射板28において反射した光が、第2入射側偏光板26を必ず通過するようになっている。
また、セグメント基板4には、液晶パネル10の画像表示処理を行うドライバ6が実装されている。
また、セグメント基板4には、液晶パネル10の画像表示処理を行うドライバ6が実装されている。
次に、液晶パネル10の詳細について説明する。
液晶パネル10は、図2に示すように、セグメント基板4と、当該基板4に対向配置されたコモン基板5とが、例えばスペーサを兼ねる導電性粒子(図示しない)の混入されたシール材11によって一定の間隙を保って貼り合わされている。また、このシール材11によって区画された領域に例えばSTN(super Twisted Nematic)型の液晶(電気光学物質)12が封入された構成となっている。
液晶パネル10は、図2に示すように、セグメント基板4と、当該基板4に対向配置されたコモン基板5とが、例えばスペーサを兼ねる導電性粒子(図示しない)の混入されたシール材11によって一定の間隙を保って貼り合わされている。また、このシール材11によって区画された領域に例えばSTN(super Twisted Nematic)型の液晶(電気光学物質)12が封入された構成となっている。
コモン基板5の液晶層12側の面には、周辺遮光膜13,カラーフィルタ14と、オーバーコート層15,コモン電極16,配向膜17とがこの順に積層されて形成されている。また、セグメント基板4の液晶12側の面には、セグメント電極18が所定形状にパターニングされており、このセグメント電極18上には、配向膜19が形成されている。これら共コモン電極16及びセグメント電極18は、ITOなどの透光性導電材料によって形成されており、配向膜17,19は、ポリイミド等によって形成されている。さらに、セグメント基板4及びコモン基板5は、例えば、ガラスなどの透明材料からなる光透過性基板である。
次に、照明装置30について説明する。
照明装置30は、図1に示すように、フレーム30aに固定されており、光を射出する光源31と、コモン基板5側(第1表示領域Aの視認側の面と対向する面側)に配置されるとともに、液晶パネル10に光源31から射出された光を入射させる第1導光板(第1導光部材)32とを備えている。
光源31は、フレキシブル基板36上に実装されており、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)で構成されているものとする。光源31は、LED以外のもので構成してもよく、例えば有機エレクトロルミネッセンス素子、端面発光半導体レーザ又は面発光半導体レーザなどの半導体レーザなどで光源を構成してもよい。また、冷陰極管で光源を構成してもよい。
照明装置30は、図1に示すように、フレーム30aに固定されており、光を射出する光源31と、コモン基板5側(第1表示領域Aの視認側の面と対向する面側)に配置されるとともに、液晶パネル10に光源31から射出された光を入射させる第1導光板(第1導光部材)32とを備えている。
光源31は、フレキシブル基板36上に実装されており、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)で構成されているものとする。光源31は、LED以外のもので構成してもよく、例えば有機エレクトロルミネッセンス素子、端面発光半導体レーザ又は面発光半導体レーザなどの半導体レーザなどで光源を構成してもよい。また、冷陰極管で光源を構成してもよい。
第1導光板32の大きさは、第1表示領域Aを覆うとともに、第2表示領域Bと重ならない大きさとなっている。具体的には、光源31が配置されている端面32aに対向する第1導光板32の端面32bが、第2射出側偏光板27の端面27aまで位置している。
また、第2入射側偏光板26及び反射板28は、第2射出側偏光板27に対向した位置に設けられるとともに、第2表示領域Bの視認側から見て第1導光板32の端部32cに重なるように配置されている。これにより、第1導光板32の端部32cまで導光した光が、反射板28において反射され易くなっている。
また、第2入射側偏光板26及び反射板28は、第2射出側偏光板27に対向した位置に設けられるとともに、第2表示領域Bの視認側から見て第1導光板32の端部32cに重なるように配置されている。これにより、第1導光板32の端部32cまで導光した光が、反射板28において反射され易くなっている。
さらに、液晶パネル10の構成部材が、第1導光板32を射出し反射板28に向かう光の光路を避けて配置されている。すなわち、図2に示すように、第1導光板32を射出し反射板28に向かう光の光路上には、第1入射側偏光板21,第1射出側偏光板22,第2射出側偏光板27,カラーフィルタ14,オーバーコート層15,コモン電極16及び配向膜17等の液晶パネル10の透過率を低下させる構成部材が設けられてない。これにより、反射板28に向かう光は、遮光されることがないため、第1導光板32を射出した光は、十分な透過率により反射板28に入射される。したがって、十分な光により第2表示領域Bを照明することが可能となっている。
第1導光板32は、アクリル樹脂などの光透過性材料からなる板材であり、液晶パネル10側の面32eの反対の面32dには、反射シート35が設けられている。そして、この反射シート35により、第1導光板32を導光する光を効率良く液晶パネル10側に反射させている。また、第1導光板32の液晶パネル10側の面32eには、拡散シート33及びプリズムシート34が順に設けられている。
拡散シート33は、第1導光板32からの射出光を拡散させる板形状のシート部材である。拡散シート33としては、拡散剤を分散させたアクリルシートなどを使用することが可能である。この拡散シート33により、第1導光板32からの射出光の面輝度を均一化し得るとともに、プリズムシート34の溝や凹凸形状の映りこみ(輝度ムラ)を防止し得るようになっている。
また、プリズムシート34は、透明なアクリル樹脂などからなる平板状の板材の一面側(液晶パネル10側)がプリズム面とされ、例えば側面三角波状の周期的な凹凸(図示略)が形成されて構成されている。
また、プリズムシート34の光源31側の端部には、照明装置30と液晶パネル10とを接着する両面テープ37が設けられている。
拡散シート33は、第1導光板32からの射出光を拡散させる板形状のシート部材である。拡散シート33としては、拡散剤を分散させたアクリルシートなどを使用することが可能である。この拡散シート33により、第1導光板32からの射出光の面輝度を均一化し得るとともに、プリズムシート34の溝や凹凸形状の映りこみ(輝度ムラ)を防止し得るようになっている。
また、プリズムシート34は、透明なアクリル樹脂などからなる平板状の板材の一面側(液晶パネル10側)がプリズム面とされ、例えば側面三角波状の周期的な凹凸(図示略)が形成されて構成されている。
また、プリズムシート34の光源31側の端部には、照明装置30と液晶パネル10とを接着する両面テープ37が設けられている。
次に、以上の構成からなる本実施形態の液晶表示装置1の作用について、以下に説明する。
まず、光源31から射出された光は、第1導光板32に入射し、第1導光板32の内部を導光する。そして、この第1導光板32を導光する光は、内部を導光しながら第1表示領域Aを照明する。図2に示すように、第1導光板32の端部32cまで導光した光の一部の光Lは、反射板28に向けて射出され、反射板28において反射する。反射板28において反射した光Lは、第2入射側偏光板26を介して第2表示領域Bのセグメント基板4,コモン基板5及び第2射出側偏光板27を通過して射出される。このようにして、第1,第2表示領域A,Bから画像を確認することが可能となる。
まず、光源31から射出された光は、第1導光板32に入射し、第1導光板32の内部を導光する。そして、この第1導光板32を導光する光は、内部を導光しながら第1表示領域Aを照明する。図2に示すように、第1導光板32の端部32cまで導光した光の一部の光Lは、反射板28に向けて射出され、反射板28において反射する。反射板28において反射した光Lは、第2入射側偏光板26を介して第2表示領域Bのセグメント基板4,コモン基板5及び第2射出側偏光板27を通過して射出される。このようにして、第1,第2表示領域A,Bから画像を確認することが可能となる。
本実施形態に係る液晶表示装置1では、第1導光板32が、第1表示領域Aだけでなく、第2表示領域Bの照明を兼ねることが可能になり、コストの低減を図ることになる。したがって、第2表示領域B用に第1導光板32を設けることなく、薄型かつ明るい表示が可能な液晶表示装置1を得ることが可能になる。さらに、一対のセグメント基板4,コモン基板5に第1表示領域Aと第2表示領域Bとを設けることにより、製造コストを低減することが可能となる。
<電子機器>
次に、本発明の電子機器につき、図3を用いて説明する。図3は、携帯電話の斜視図である。図3において符号1000は携帯電話を示し、符号1001は表示部を示している。この携帯電話1000の表示部1001には、本実施形態の電気光学装置である液晶表示装置が採用されている。したがって、画像を高品位に表示できるとともに、薄型・軽量の携帯電話1000を提供することができる。
本発明は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネル等の電子機器の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの場合でも、画像を高品位に表示できるとともに、薄型・軽量の電子機器を提供することができる。
次に、本発明の電子機器につき、図3を用いて説明する。図3は、携帯電話の斜視図である。図3において符号1000は携帯電話を示し、符号1001は表示部を示している。この携帯電話1000の表示部1001には、本実施形態の電気光学装置である液晶表示装置が採用されている。したがって、画像を高品位に表示できるとともに、薄型・軽量の携帯電話1000を提供することができる。
本発明は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネル等の電子機器の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの場合でも、画像を高品位に表示できるとともに、薄型・軽量の電子機器を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、液晶パネル10が、一対のセグメント基板4及びコモン基板5に第1表示領域A及び第2表示領域Bを有する構成にしたが、これに代えて、第1表示領域Aを有する第1液晶パネル(第1電気光学パネル)及び第2表示領域Bを有する第2液晶パネル別々に設けても良い。すなわち、上記一実施形態では、第1液晶パネルと第2液晶パネルとが同一の基板により一体に形成されているが、第1液晶パネルと第2液晶パネルとを別々に設けた場合は、第1液晶パネル及び第2液晶パネルは平面的に並んで配置することにより、上記と同様の効果が得られる。
例えば、液晶パネル10が、一対のセグメント基板4及びコモン基板5に第1表示領域A及び第2表示領域Bを有する構成にしたが、これに代えて、第1表示領域Aを有する第1液晶パネル(第1電気光学パネル)及び第2表示領域Bを有する第2液晶パネル別々に設けても良い。すなわち、上記一実施形態では、第1液晶パネルと第2液晶パネルとが同一の基板により一体に形成されているが、第1液晶パネルと第2液晶パネルとを別々に設けた場合は、第1液晶パネル及び第2液晶パネルは平面的に並んで配置することにより、上記と同様の効果が得られる。
また、第2導光部材として、反射板28を用いたが、液晶パネル10の第2表示領域Bに光を入射させる部材であれば良い。また、第2導光部材として、光を透過可能であるとともに、液晶パネル10の第2表示領域Bに光を入射させる部材を用いた場合、第2表示領域Bは、この第2導光部材を介してセグメント基板4側から認識することが可能となる。
また、第1導光板32が反射板28と平面的に重なる領域まで延在して配置されていても良い。この構成では、第1導光板32を導光した光が、効率良く第2表示領域Bを照明することになる。
また、第1導光板32が反射板28と平面的に重なる領域まで延在して配置されていても良い。この構成では、第1導光板32を導光した光が、効率良く第2表示領域Bを照明することになる。
また、液晶表示装置1が、導光板32の端部32cが、導光板32を導光した光を反射板28に反射させるように傾斜していても良い。この構成では、導光板32を導光した光は、端部32cの斜面において反射し、反射板28に入射する。このように、導光板32を導光した光を効率良く反射板28に導くことができるため、光の利用効率を向上させることが可能になる。また、導光板32の端部32cに、導光板32を導光した光を反射板28に反射させるプリズムが設けられていても良い。この構成では、導光板32を導光した光は、端部32cに設けられたプリズムによって反射し、反射板28に入射する。この構成も、端部32cを傾斜させた場合と同様に、光の利用効率を向上させることが可能になる。
また、導光板32の大きさが、第1表示領域Aを覆うとともに、第2表示領域Bに重ならない大きさとしたが、第1表示領域Aより小さくても良い。この構成の場合、上述したように、導光板32の端部32cにプリズムを設けた構成や、端部32cを傾斜させる構成にすることが好ましく、この構成により、導光板32を導光した光を反射板28に効率良く導くことが可能となる。
さらに、反射板28が、導光板32を導光した光を第2表示領域B側に導く指向性を有していても良い。この構成では、導光板32を導光し、反射板28により反射した光は、第2表示領域B側に指向性を有しているため、効率良く第2表示領域Bを照明することが可能となる。
また、本願発明において、電気光学装置とは、上述したように電気光学物質として液晶を用いる液晶表示装置の他、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)であっても良い。
また、本願発明において、電気光学装置とは、上述したように電気光学物質として液晶を用いる液晶表示装置の他、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)であっても良い。
1…液晶表示装置(電気光学装置)、4…セグメント基板(基板)、5…コモン基板(基板)、28…反射部材(第2導光部材)、31…光源、32…第1導光板(第1導光部材)、1000…電子機器
Claims (9)
- 電気光学物質を挟持する一対の基板からなる第1電気光学パネルと、
電気光学物質を挟持する一対の基板からなるとともに、前記第1電気光学パネルと平面的に並んで配置された第2電気光学パネルと、
光を射出する光源と、
前記第1電気光学パネルの視認側の面の反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1電気光学パネルに前記光源から射出された光を入射させる第1導光部材と、
前記第2電気光学パネルの前記第1導光部材が設けられた側とは反対の面に対向して設けられるとともに、前記第1導光部材を導光した光を受光する領域を備え、前記第2電気光学パネルに光を入射させる第2導光部材とを備えることを特徴とする電気光学装置。 - 前記第1導光部材が、平面的に前記第2電気光学パネルの表示領域と重ならない大きさであることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
- 前記第1導光部材が前記第2導光部材と平面的に重なる領域まで延在して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
- 前記第1電気光学パネルの一対の基板と前記第2電気光学パネルの一対の基板のそれぞれが同一の基板により一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気光学装置。
- 前記第1導光部材の前記第2電気光学パネル側の端部が、前記第1導光部材を導光した光を前記第2導光部材に向けて反射させるように傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気光学装置。
- 前記第1導光部材の前記第2電気光学パネル側の端部に、前記第1導光部材を導光した光を前記第2導光部材に向けて反射させるプリズムが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気光学装置。
- 前記第1電気光学パネル及び前記第2電気光学パネルの透過率を低下させる構成部材が、前記第1導光部材を射出し前記第2導光部材に向かう光の光路を避けて配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電気光学装置。
- 前記第2導光部材が、当該第2導光部材を導光した光を前記第2電気光学パネル側に導く指向性を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電気光学装置。
- 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電気光学装置を表示部として備えていることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005355699A JP2007163535A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | 電気光学装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005355699A JP2007163535A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | 電気光学装置及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007163535A true JP2007163535A (ja) | 2007-06-28 |
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ID=38246541
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JP2005355699A Withdrawn JP2007163535A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | 電気光学装置及び電子機器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007163535A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009169371A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Samsung Mobile Display Co Ltd | デュアル液晶表示装置 |
-
2005
- 2005-12-09 JP JP2005355699A patent/JP2007163535A/ja not_active Withdrawn
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