JP2007163401A - 測位システム、測位装置、測位装置の制御方法、測位装置の制御プログラム、測位装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両情報提供装置20は、車両情報を無線で送信する無線送信手段等を有し、測位装置50は、車両情報提供装置20から、車両情報を無線で受信する無線受信手段と、車両情報に基づいて、速度ベクトル情報を生成する速度ベクトル情報生成手段と、車両15の現在の推定位置を示す推定位置情報を生成する推定位置情報生成手段と、衛星電波を使用して測位位置を示す衛星測位位置情報を生成する衛星測位位置情報生成手段と、推定位置と測位位置との平均位置を示す平均位置情報を生成する平均位置情報生成手段と、平均位置情報が生成されている場合には平均位置情報を出力し、平均位置情報が生成されていない場合には推定位置情報を出力する位置出力手段等を有する。
【選択図】図8
Description
このGPS受信機は、GPS衛星の軌道等を示す航法メッセージ(概略衛星軌道情報:アルマナック、精密衛星軌道情報:エフェメリス等を含む)に基づいて、GPS衛星からの電波(以後、衛星電波と呼ぶ)に乗せられている擬似雑音符号(以後、PN(Psuedo random noise code)符号と呼ぶ)の一つであるC/A(Clear and AcquisionまたはCoarse and Access)コードを受信する。C/Aコードは、測位の基礎となる符号である。
GPS受信機は、そのC/AコードがどのGPS衛星から発信されたものであるかを特定したうえで、そのC/Aコードの発信時刻と受信時刻に基づいて、GPS衛星とGPS受信機の距離(擬似距離)を算出する。そして、GPS受信機は、3個以上のGPS衛星についての擬似距離と、各GPS衛星の衛星軌道上の位置に基づいて、GPS受信機の位置を測位するようになっている(特開平10−339772号公報等参照)。
しかし、GPSを利用した測位(以後「GPS測位」と呼ぶ)は、例えば、受信する衛星電波の電波強度が弱い場合等の理由によって、測位誤差が大きくなる場合がある。
これに対して、GPS受信機が自動車の位置を表示するカーナビゲーション装置に利用される場合には、GPS測位の誤差を補正するために、自律航法測位が併用されている(例えば、特許文献1)。
そして、前記測位装置は、前記無線受信手段を有するから、前記車両情報提供装置から 、前記車両情報を無線で受信することができる。これは、前記測位装置の位置について、配線による制限がないことを意味する。
このため、前記測位装置の使用者は、自動車の中の任意の位置において、かつ、使用者の任意の姿勢において前記測位装置を使用することができる。
また、前記測位装置は、前記衛星測位位置情報生成手段を有するから、前記衛星測位位置情報を生成することができる。
そして、前記測位装置は、前記平均位置情報生成手段を有するから、前記平均位置情報を生成することができる。これは、例えば、前記衛星電波の受信状態が良好で前記測位位置情報を生成することができた場合には、前記測位位置情報を前記推定位置情報で補正することができることを意味する。
そして、前記測位装置は、前記位置出力手段を有するから、前記平均位置情報を出力することができる。
また、前記測位装置は、例えば、前記衛星電波の受信状態が劣悪で前記測位位置情報を生成することができず、その結果、前記平均位置情報を生成することができない場合には、前記推定位置情報を出力することができる。
これにより、前記測位装置は、前記衛星電波の受信状態に応じて、前記平均位置情報又は前記推定位置情報のいずれかを出力することができる。
このため、前記測位装置の使用者は、自動車の中の任意の位置において、かつ、使用者の任意の姿勢において前記測位装置を使用することができる。
そして、前記測位装置は、前記平均位置情報生成手段を有するから、前記平均位置情報を生成することができる。これは、例えば、前記衛星電波の受信状態が良好で前記測位位置情報を生成することができた場合には、前記測位位置情報を前記推定位置情報で補正することができることを意味する。
そして、前記測位装置は、前記位置出力手段を有するから、前記平均位置情報を出力することができる。
また、前記測位装置は、例えば、前記衛星電波の受信状態が劣悪で前記測位位置情報を生成することができず、その結果、前記平均位置情報を生成することができない場合には、前記推定位置情報を出力することができる。
これにより、前記測位装置は、前記衛星電波の受信状態に応じて、前記平均位置情報又は前記推定位置情報のいずれかを出力することができる。
この点、第3の発明の構成によれば、前記測位装置は、前記車両が停止中である場合には、前記位置出力手段は、前記前回出力位置情報を出力することができる。
これにより、前記測位装置は、前記車両の停止中において、妥当な位置を迅速に出力することができる。また、前記測位装置は新たに現在位置を算出しないから、電力消費を低減することができる。
前記測位衛星の移動状態は、前記測位衛星の衛星軌道情報から算出することができる。ここで、例えば、前記測位装置の概略位置と前記測位衛星の移動状態だけはなくて、前記測位装置の移動状態も計算に入れてドップラー偏移を算出することによって、ドップラー偏移を精度良く算出することができる。
この点、第4の発明の構成によれば、前記衛星電波受信手段は、前記速度ベクトル情報を、前記衛星電波のドップラー偏移を算出するために使用する構成となっているから、ドップラー偏移を精度良く算出することができる。このため、前記測位装置は、前記衛星電波を迅速に受信することができる。
また、前記測位装置は、前記衛星電波の受信状態に応じて、前記平均位置情報又は前記推定位置情報のいずれかを出力することができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
この位置計算システム10は、測位システムの一例である。
図1に示すように、自動車15には、車両側情報送信装置20(以下「装置20」と呼ぶ)が搭載されている。この装置20は、自動車15の速度を示す速度情報と自動車15の移動方向を示す移動方向情報から構成される車両情報を送信することができる。装置20は、車両情報提供装置の一例である。
また、自動車15には、移動端末50(以下「端末50」と呼ぶ)が搭載されている。端末50は、車両15内において、装置20から車両情報を受信することができる。
図1に示すように、端末50は、測位衛星である例えば、GPS衛星12a,12b,12c及び12dから、電波S1,S2,S3及びS4を受信することができる。電波S1等は衛星電波の一例である。端末50は、電波S1等を使用して測位を行うことができる。この端末50は、測位装置の一例である。電波S1等に基づく測位を、GPS測位と呼ぶ。
電波S1等には各種のコード(符号)が乗せられている。そのうちの一つがC/Aコードである。このC/Aコードは、1,023チップ(chip)から構成されている。そして、このC/Aコードは、1.023Mbpsのビット率、1,023bit(=1msec)のビット長の信号である。このC/Aコードは、測位基礎符号の一例である。
端末50は、まず、受信したC/AコードがどのGPS衛星に対応するものかを特定する。次に、端末50は、相関処理によって、受信したC/Aコードの位相(以下「コードフェーズ」と呼ぶ)を算出する。続いて、端末50は、そのコードフェーズを使用して、C/Aコードの遅延時間を算出し、さらに、各GPS衛星12a等と端末20との距離(以後、擬似距離と呼ぶ)を算出する。続いて、各GPS衛星12a等の衛星軌道上の位置と、上述の擬似距離に基づいて、現在位置の測位演算を行うことができるように構成されている。
ところが、電波S1等の電波強度が弱い場合や、電波S1を直接波ではなくて間接波(マルチパス)として受信する場合等においては、電波S1等に基づく測位結果の誤差が大きくなる。
このため、端末50は、自動車15側から自動車の移動速度や移動方向を示す車両情報を受信して、GPS測位の測位結果を補正するように構成されている。
また、端末50は、以下に説明するように、自動車15内における位置を制限されないように構成されている。さらに、端末50の使用者は、どのような姿勢においても、端末50を使用することができるようになっている。
また、GPS衛星12a等は、4個に限らず、3個でもよいし、5個以上でもよい。
図2は、装置20の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図2に示すように、装置20は、コンピュータを有し、コンピュータは、バス22を有する。バス22には、CPU(Central Processing Unit)24、記憶装置26等が接続されている。記憶装置26は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。
また、バス22には、電源装置28、入力装置30、車両側短距離無線通信装置32(以下「送信装置32」と呼ぶ)が接続されている。送信装置32は、車両15内の範囲に無線電波を送信することができる短距離の無線通信装置であり、例えば、Bluetooth(登録商標)を使用している。
また、バス22には、車速センサ34が接続されている。車速センサ34は、自動車15の車輪の回転軸の単位時間当たりの回転数を検出し、その回転数を速度に換算することができるようになっている。
また、バス22には、ジャイロ36が接続されている。ジャイロ36は、自動車15の移動方向を検出することができるようになっている。
図3は、端末50の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図3に示すように、端末50は、コンピュータを有し、コンピュータは、バス52を有する。バス52には、CPU54、記憶装置56、電源装置58、入力装置60、端末側短距離無線通信装置62(以下「受信装置62」と呼ぶ)が接続されている。受信装置62は、車両15内の範囲において無線電波を受信することができる短距離の無線通信装置であり、例えば、Bluetoothを使用している。
また、バス52には、電波S1等を受信するためのGPS装置64、測位装置50の位置を含む各種情報を表示するための表示装置66、及び時計68が接続されている。
図4は、端末50の電波の受信に関連する構造等を示す概略図である。
図4に示すように、装置20の送信装置32は車速センサ34及びジャイロ36と接続されている。送信装置32は、車速情報及び移動方向情報を含む車両情報を乗せた、例えば、2.4GHzの通信電波を送信することができる。
端末50の受信装置62は、アンテナ62aによって装置20の送信装置32からの通信電波を受信する。そして、RF62bによって通信電波をダウンコンバートし、さらに、デジタル信号に変換する。BB62cではデジタル信号から車両情報を抽出し、シリアルインターフェースであるI/F62fを通して、端末50内に車両情報を送信する。受信装置62はCPU62d及びメモリ62eを有しており、受信装置62の動作を制御している。
端末50のGPS装置64は、アンテナ64aによってGPS衛星12a等から、例えば、1.5GHzの電波S1等を受信する。そして、RF64bによって電波S1等をダウンコンバートし、さらに、デジタル信号に変換する。BB64cでは電波S1等のC/AコードとBB64cが発生するレプリカC/Aコードの相関処理を行い、シリアルインターフェースであるI/F64fを通して、端末50内に相関結果を送信する。GPS装置64はCPU64d及びメモリ64eを有しており、GPS装置64の動作を制御している。
図5は、装置20の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図5に示すように、装置20は、各部を制御する制御部100、図2の車速センサ34に対応する車速センサ部102、ジャイロ36に対応する方位センサ部104、送信装置32に対応する通信部106、各種プログラムを格納する第1記憶部110、各種情報を格納する第2記憶部150を有する。
図5に示すように、装置50は、第1記憶部110に、車速情報取得プログラム112を格納している。車速情報取得プログラム112は、制御部100が、車速センサ部102を介して、車両15の速度を示す車速情報154を取得するためのプログラムである。
車速情報154は車速情報の一例である。そして、車速情報取得プログラム112と制御部100は、車速情報取得手段の一例である。
図6に示すように、車速情報154は、例えば、1秒(s)の時間間隔における時刻と車速を対応させて示す情報である。
制御部100は、取得した車速情報154を第2記憶部150に格納する。
図7に示すように、移動方向情報156は、例えば、1秒(s)の時間間隔における時刻と方位を対応させて示す情報である。移動方向情報156において、移動方向は、方位で示されている。図7に示すように、この方位は、北(N)を0度、南(S)を180度として、360度の角度で示される。
図7の例では、時刻t0+1乃至t0+3における方位は80度であり、時刻t0+4乃至t0+6における方位は85度である。
制御部100は、取得した移動方向情報156を第2記憶部150に格納する。
図5に示すように車両情報152は、車速情報154及び移動方向情報156で構成される。
図8は、端末50の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図8に示すように、端末50は、各部を制御する端末制御部200、図3の受信装置62に対応する通信部202、GPS装置64に対応するGPS部204、各種プログラムを格納する端末第1記憶部210、各種情報を格納する端末第2記憶部250を有する。
端末50は、アルマナック252a及びエフェメリス252bを、測位のために使用する。
端末制御部200は、受信した車両情報152(図5参照)を、端末側車両情報256として端末第2記憶部250に格納する。
端末側車両情報256は、車速情報258及び移動方向情報260を含む。車速情報258は、装置20の車速情報154と同一の内容である(図6参照)。移動方向情報260は、装置20の移動方向情報156と同一の内容である(図7参照)。
速度ベクトル情報262は、端末50の移動速度及び移動方向を示す情報である。
図9(a)に示すように、速度ベクトル情報262は、一秒(s)の時間間隔において、車速と方位が組になった情報である。例えば、時刻t0+1における速度ベクトルはa1であり、時刻t0+2における速度ベクトルはa2である。
図9(b)は、説明の便宜のために、速度ベクトル情報262を図形で示している。図9(b)においては、各時刻における車速が矢印の長さで、方位が矢印の方向で示されている。
図10に示すように、端末制御部200は、前回出力位置P0を基点として、時刻経過に従って、各速度ベクトルa1等を加算する。例えば、現在時刻がt0+6であるとすると、前回位置P0を基点として、速度ベクトルa1乃至a6を加算することで推定位置Peを算出する。
端末制御部200は、生成した推定位置情報264を端末第2記憶部250に格納する。
端末制御部200は、電波S1等の受信周波数を算出すると、その受信周波数から予め規定した周波数範囲で電波S1等をサーチし、受信する。
電波S1等を使用する測位方法については、周知であるから、説明を省略する。
端末制御部200は、生成した衛星測位位置情報266を端末第2記憶部250に格納する。
図11に示すように、端末制御部200は、推定位置Peと衛星測位位置Pgとの平均位置Pavを算出する。
端末制御部200は、生成した平均位置情報268を第2記憶部250に格納する。
具体的には、端末制御部200は、車速情報258に示される車速が0km/hであるか否かを判断し、0km/hであれば、自動車15が停止中であると判断する。
具体的には、端末制御部200は、上述の車速評価プログラム226によって自動車15が停止中であると判断した場合には、前回出力位置P0を出力する。
そして、端末制御部200は、自動車15が停止中ではないと判断した場合には、平均位置情報268又は推定位置情報264を出力する。端末制御部200は、平均位置情報268が生成されている場合には平均位置情報268を出力し、平均位置情報268が生成されていない場合には推定位置情報264を出力するようになっている。
上述のように、装置20は、車両情報152(図5参照)を無線で送信することができる。
そして、端末50は、装置20から、車両情報152を無線で受信することができる。これは、端末50の位置について、配線による制限がないことを意味する。
このため、端末50の使用者は、自動車15の中の任意の位置において、かつ、使用者の任意の姿勢において端末50を使用することができる。
そして、端末50は、平均位置情報268を生成することができる。これは、例えば、電波S1等の受信状態が良好で衛星測位位置情報266を生成することができた場合には、衛星測位位置情報266を推定位置情報264で補正することができることを意味する。
そして、端末50は、平均位置情報264を出力することができる。
また、端末50は、例えば、電波S1等の受信状態が劣悪で衛星測位位置情報266を生成することができず、その結果として、平均位置情報268を生成することができない場合には、推定位置情報264を出力することができる。
これにより、端末50は、電波S1等の受信状態に応じて、平均位置情報268又は推定位置情報264のいずれかを出力することができる。
これにより、端末50は、自動車15の停止中において、妥当な位置を迅速に出力することができる。また、端末50は自動車15が停止中である限り、新たに現在位置を算出しないから、電力消費を低減することができる。
図12は端末50の動作例を示す概略フローチャートである。
続いて、端末50は、電波S1等を受信する(ステップST2)。このステップST2は、衛星電波受信ステップの一例である。なお、ステップST1とステップST2の順序は逆でもよく、並行して実施してもよい。
続いて、端末50は、車速情報258(図8参照)に基づいて、車速が0km/hか否かを判断する(ステップST3)。
なお、ステップST3において、端末50が、車速が0km/hであると判断した場合には、電波S1等の受信(トラッキング)は係属するが、測位演算は行わない。
続いて、端末50は、推定位置情報264を生成する(ステップST6)。このステップST6は、推定位置情報生成ステップの一例である。
続いて、端末50は、平均位置情報268を出力する(ステップST11)。このステップST11もまた、位置出力ステップの一例である。
自動車15の作動が継続している場合には、ステップST1以下を繰り返す。
このため、端末50の使用者は、自動車15の中の任意の位置において、かつ、使用者の任意の姿勢において端末50を使用することができる。
また、端末50は、電波S1等の受信状態が良好で衛星測位位置情報266を生成することができた場合には、衛星測位位置情報266を推定位置情報264で補正して、平均位置情報268を生成することができる。
そして、端末50は、平均位置情報264を出力することができる。
また、端末50は、例えば、電波S1等の受信状態が劣悪で衛星測位位置情報266を生成することができない場合には、推定位置情報264を出力することができる。
これにより、端末50は、電波S1等の受信状態に応じて、平均位置情報268又は推定位置情報264のいずれかを出力することができる。
Claims (7)
- 車両に搭載され、車両情報を送信する車両情報提供装置と、
前記車両内において、前記車両情報を受信する測位装置と、
を有する測位システムであって、
前記車両情報提供装置は、
前記車両の速度を示す車速情報を取得する車速情報取得手段と、
前記車両の移動方向を示す方向情報を取得する方向情報取得手段と、
前記車速情報及び前記方向情報で構成される前記車両情報を無線で送信する無線送信手段と、
を有し、
前記測位装置は、
前記車両情報提供装置から、前記車両情報を無線で受信する無線受信手段と、
前記車両情報に基づいて、速度ベクトルを示す速度ベクトル情報を生成する速度ベクトル情報生成手段と、
前回出力した位置である前回出力位置を示す前回出力位置情報と、前記速度ベクトル情報に基づいて、前記車両の現在の推定位置を示す推定位置情報を生成する推定位置情報生成手段と、
測位衛星からの電波である衛星電波を受信する衛星電波受信手段と、
前記衛星電波を使用して測位位置を示す衛星測位位置情報を生成する衛星測位位置情報生成手段と、
前記推定位置と前記測位位置との平均位置を示す平均位置情報を生成する平均位置情報生成手段と、
前記平均位置情報が生成されている場合には前記平均位置情報を出力し、前記平均位置情報が生成されていない場合には前記推定位置情報を出力する位置出力手段と、
を有することを特徴とする測位システム。 - 車両に搭載される車両情報提供装置から、車両情報を受信する測位装置であって、
前記車両情報提供装置から、前記車両の速度を示す車速情報と前記車両の移動方向を示す方向情報を含む前記車両情報を無線で受信する無線受信手段と、
前記車両情報に基づいて、速度ベクトルを示す速度ベクトル情報を生成する速度ベクトル情報生成手段と、
前回出力した位置である前回出力位置を示す前回出力位置情報と、前記速度ベクトル情報に基づいて、前記車両の現在の推定位置を示す推定位置情報を生成する推定位置情報生成手段と、
測位衛星からの電波である衛星電波を受信する衛星電波受信手段と、
前記衛星電波を使用して測位位置を示す衛星測位位置情報を生成する衛星測位位置情報生成手段と、
前記推定位置と前記測位位置との平均位置を示す平均位置情報を生成する平均位置情報生成手段と、
前記平均位置情報が生成されている場合には前記平均位置情報を出力し、前記平均位置情報が生成されていない場合には前記推定位置情報を出力する位置出力手段と、
を有することを特徴とする測位装置。 - 前記車速情報に基づいて、前記車両が停止中か否かを判断する車速情報評価手段と、
前記車速情報評価手段が前記車両が停止中であると判断した場合には、前記位置出力手段は、前記前回出力位置情報を出力する構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の測位装置。 - 前記衛星電波受信手段は、前記速度ベクトル情報を、前記衛星電波のドップラー偏移を算出するために使用する構成となっていることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の測位装置。
- 測位装置が、車両に搭載される車両情報提供装置から、前記車両の速度を示す車速情報と前記車両の移動方向を示す方向情報を含む車両情報を無線で受信する無線受信ステップと、
前記測位装置が、前記車両情報に基づいて、速度ベクトルを示す速度ベクトル情報を生成する速度ベクトル情報生成ステップと、
前記測位装置が、前回出力した位置である前回出力位置を示す前回出力位置情報と、前記速度ベクトル情報に基づいて、前記車両の現在の推定位置を示す推定位置情報を生成する推定位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、測位衛星からの電波である衛星電波を受信する衛星電波受信ステップと、
前記測位装置が、前記衛星電波を使用して測位位置を示す衛星測位位置情報を生成する衛星測位位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、前記推定位置と前記測位位置との平均位置を示す平均位置情報を生成する平均位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、前記平均位置情報が生成されている場合には前記平均位置情報を出力し、前記平均位置情報が生成されていない場合には前記推定位置情報を出力する位置出力ステップと、
を有することを特徴とする測位装置の制御方法。 - コンピュータに、
測位装置が、車両に搭載される車両情報提供装置から、前記車両の速度を示す車速情報と前記車両の移動方向を示す方向情報を含む車両情報を無線で受信する無線受信ステップと、
前記測位装置が、前記車両情報に基づいて、速度ベクトルを示す速度ベクトル情報を生成する速度ベクトル情報生成ステップと、
前記測位装置が、前回出力した位置である前回出力位置を示す前回出力位置情報と、前記速度ベクトル情報に基づいて、前記車両の現在の推定位置を示す推定位置情報を生成する推定位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、測位衛星からの電波である衛星電波を受信する衛星電波受信ステップと、
前記測位装置が、前記衛星電波を使用して測位位置を示す衛星測位位置情報を生成する衛星測位位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、前記推定位置と前記測位位置との平均位置を示す平均位置情報を生成する平均位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、前記平均位置情報が生成されている場合には前記平均位置情報を出力し、前記平均位置情報が生成されていない場合には前記推定位置情報を出力する位置出力ステップと、
を実行させることを特徴とする測位装置の制御プログラム。 - コンピュータに、
測位装置が、車両に搭載される車両情報提供装置から、前記車両の速度を示す車速情報と前記車両の移動方向を示す方向情報を含む車両情報を無線で受信する無線受信ステップと、
前記測位装置が、前記車両情報に基づいて、速度ベクトルを示す速度ベクトル情報を生成する速度ベクトル情報生成ステップと、
前記測位装置が、前回出力した位置である前回出力位置を示す前回出力位置情報と、前記速度ベクトル情報に基づいて、前記車両の現在の推定位置を示す推定位置情報を生成する推定位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、測位衛星からの電波である衛星電波を受信する衛星電波受信ステップと、
前記測位装置が、前記衛星電波を使用して測位位置を示す衛星測位位置情報を生成する衛星測位位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、前記推定位置と前記測位位置との平均位置を示す平均位置情報を生成する平均位置情報生成ステップと、
前記測位装置が、前記平均位置情報が生成されている場合には前記平均位置情報を出力し、前記平均位置情報が生成されていない場合には前記推定位置情報を出力する位置出力ステップと、
を実行させることを特徴とする測位装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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