JP2007162642A - 内燃機関の高圧燃料ポンプ - Google Patents

内燃機関の高圧燃料ポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】安価でかつ構成の簡単化を図ることができるとともに、信頼性の高いエンジンの高圧燃料ポンプを提供する。
【解決手段】燃料タンク101内から低圧燃料配管104を介して供給された燃料を加圧室132で加圧してデリバリパイプ106へ圧送するエンジンの高圧燃料ポンプ103として、低圧燃料配管と加圧室との間に設けられ、コイルスプリング133aにより閉弁方向に付勢された開閉弁133と、デリバリパイプ内の燃圧をシリンダ135内の背圧室135aに作用させ、その背圧室の背圧がコイルスプリングの付勢力よりも大きいときに開閉弁を開弁させるように駆動する開弁駆動手段134と、低圧燃料配管と加圧室との間に接続され、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったときに低圧燃料配管から加圧室に燃料を供給する燃料供給配管136とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば筒内直噴型エンジン等の内燃機関に備えられる高圧燃料ポンプに関し、特に、安価でかつ構成の簡単化を図るための対策に係わる。
従来より、例えば筒内直噴型エンジンのようにインジェクタへ供給する燃料に高い圧力が要求されるエンジンにあっては、燃料タンクから送られてきた燃料を高圧燃料ポンプで加圧してインジェクタに向けて供給するようになっている。
具体的に、この種のエンジンにおける燃料供給系の構成としては、下記の特許文献1に開示されているように、燃料タンクから燃料を送り出すフィードポンプ、このフィードポンプによって送り出された燃料を加圧する高圧燃料ポンプを備えている。そして、この高圧燃料ポンプによって加圧された燃料を、複数のインジェクタが接続されたデリバリパイプに吐出して貯留するようになっている。これにより、インジェクタの開弁動作に伴って、デリバリパイプに貯留されている高圧燃料が、その開弁されたインジェクタから燃焼室に向けて噴射されることになる。
また、この種のエンジンにおける高圧燃料ポンプにおいては、排気カムシャフトに取り付けられたカムの回転に基づきシリンダ内で往復移動するプランジャと、シリンダおよびプランジャによって区画される加圧室とを備えている。この加圧室は、低圧燃料通路を介してフィードポンプに接続されるとともに、高圧燃料通路を介してデリバリパイプに接続されている。このデリバリパイプには、インジェクタが接続されるとともに、デリバリパイプ内の燃料圧力(インジェクタに供給される燃料の圧力)を検出するための燃圧センサが設けられている。
更に、高圧燃料ポンプには、上記低圧燃料通路と上記加圧室との間を連通・遮断する電磁スピル弁が設けられている。この電磁スピル弁は電磁ソレノイドを備え、この電磁ソレノイドへの印加電圧を制御することにより開閉動作する。そして、電磁ソレノイドに対する通電が停止された状態にあっては、電磁スピル弁がコイルスプリングの付勢力によって開弁し、低圧燃料通路と上記加圧室とが連通した状態になる。この状態にあって、加圧室の容積が大きくなる方向にプランジャが移動するとき(吸入行程中)には、フィードポンプから送り出された燃料が低圧燃料通路を介して加圧室内に吸入される。一方、加圧室の容積が収縮する方向にプランジャが移動するとき(圧送行程中)には、電磁ソレノイドに対する通電により電磁スピル弁がコイルスプリングの付勢力に抗して閉弁される。これにより低圧燃料通路と上記加圧室との間が遮断され、加圧室内の燃料が高圧燃料通路およびデリバリパイプ内に向けて吐出される。そして、高圧燃料ポンプにおける燃料吐出量の調整は、電磁スピル弁の閉弁開始時期を制御し、圧送行程中における電磁スピル弁の閉弁期間を調整することによって行われるようになっている。
特開2001−289099号公報
ところが、上記従来のものでは、電磁スピル弁が電磁ソレノイドへの印加電圧の制御によって開閉動作されるため、電磁スピル弁を開閉動作させる駆動機構の構成が非常に複雑のものとなる上、駆動機構の複雑化に伴って信頼性も危惧されることとなる。
しかも、高圧燃料ポンプにおける燃料吐出量の調整が、電磁スピル弁の閉弁開始時期の制御によって行われるため、複雑な制御システムが必要となって、非常に高価なものとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、安価でかつ構成の簡単化を図ることができるとともに、信頼性の高い内燃機関の高圧燃料ポンプを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明が講じた解決手段としては、燃料タンク内から低圧燃料配管を介して供給された燃料を加圧室で加圧して内燃機関の燃料噴射系へ圧送するようにした内燃機関の高圧燃料ポンプを前提とする。そして、上記低圧燃料配管と上記加圧室との間に設けられ、付勢手段により閉弁方向に付勢された開閉弁と、上記燃料噴射系に圧送された燃料の圧力をシリンダ内のピストンの背圧として作用させ、その背圧が上記付勢手段の付勢力よりも大きいときに上記開閉弁を開弁させるように駆動する開弁駆動手段と、上記低圧燃料配管と上記加圧室との間に接続され、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったときに低圧燃料配管から加圧室に燃料を供給する燃料供給配管とを備えている。
この特定事項により、低圧燃料配管と加圧室との間に設けられた開閉弁は、加圧室で加圧されて燃料噴射系に圧送された燃料の圧力つまりシリンダ内のピストンの背圧が開閉弁を閉弁方向に付勢する付勢手段の付勢力よりも大きいときに開弁するので、燃料噴射系に圧送された燃料の圧力自体が高いために加圧室内の燃料が燃料噴射系に圧送されることはなく加圧室内の燃料は開閉弁を経て低圧燃料配管に戻される。
また、シリンダ内のピストンの背圧が付勢手段の付勢力よりも小さいときには開閉弁は閉弁しているため、燃料タンク内から低圧燃料配管を介した燃料が開閉弁を経て加圧室に供給されることはなく、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったとき、例えば加圧室の容積が大きくなる方向にプランジャが移動するとき(吸入行程中)に、低圧燃料配管から燃料供給配管を介して加圧室に燃料が供給される一方、加圧室の容積が収縮する方向にプランジャが移動(圧縮行程中)して加圧室内の圧力が所定圧力を超えたとき、加圧室内で加圧された燃料が燃料噴射系に圧送されることになる。
これにより、高圧燃料ポンプによる燃料噴射系への燃料吐出量が開閉弁および燃料供給配管によって調整されることになり、電磁ソレノイドへの印加電圧の制御によって開閉動作する電磁スピル弁が不要となり、開閉弁を開閉動作させる開弁駆動手段の構成が非常に簡単なものとなる上、この開弁駆動手段の簡単化に伴って信頼性も向上することとなる。
しかも、高圧燃料ポンプにおける燃料吐出量の調整が開閉弁および燃料供給配管によって行われることから、電磁スピル弁の閉弁開始時期を制御するための複雑な制御システムが不要となり、非常に安価な高圧燃料ポンプを提供することが可能となる。
また、上記の目的を達成するため、本発明が講じたその他の解決手段としては、燃料タンク内から低圧燃料配管を介して供給された燃料を加圧室で加圧して内燃機関の燃料噴射系へ圧送するようにした内燃機関の高圧燃料ポンプを同様に前提とする。そして、上記燃料噴射系から燃料タンクに向けて燃料を返送する燃料返送配管と、この燃料返送配管と上記加圧室との間に接続され、加圧室内の燃料の一部を燃料タンクに戻す燃料戻し配管と、この燃料戻し配管と加圧室との間に設けられ、付勢手段により閉弁方向に付勢された開閉弁と、上記燃料噴射系に圧送された燃料の圧力をシリンダ内のピストンの背圧として作用させ、その背圧が上記付勢手段の付勢力よりも大きいときに上記開閉弁を開弁させるように駆動する開弁駆動手段と、上記低圧燃料配管と上記加圧室との間に接続され、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったときに低圧燃料配管から加圧室に燃料を供給する燃料供給配管とを備えている。
この特定事項により、開閉弁は、シリンダ内のピストンの背圧(燃料噴射系に圧送された燃料の圧力)が付勢手段の付勢力よりも大きいときに開弁するので、燃料噴射系に圧送された燃料の圧力自体が高いために加圧室内の燃料が燃料噴射系に圧送されることはなく加圧室内の燃料の一部は開閉弁を経て燃料戻し配管から燃料返送配管を介して燃料タンクに戻される。
また、シリンダ内のピストンの背圧が付勢手段の付勢力よりも小さいときには開閉弁は閉弁しているため、加圧室内の燃料が開閉弁を経て燃料戻し配管から燃料返送配管を介して燃料タンクに戻されることはなく、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったとき、例えば加圧室の容積が大きくなる方向にプランジャが移動するとき(吸入行程中)に、低圧燃料配管から燃料供給配管を介して加圧室に燃料が供給される一方、加圧室の容積が収縮する方向にプランジャが移動(圧縮行程中)して加圧室内の圧力が所定圧力を超えたとき、加圧室内で加圧された燃料が燃料噴射系に圧送されることになる。
これにより、高圧燃料ポンプによる燃料噴射系への燃料吐出量が開閉弁および燃料供給配管によって調整されることになり、電磁ソレノイドへの印加電圧の制御によって開閉動作する電磁スピル弁が不要となり、開閉弁を開閉動作させる開弁駆動手段の構成が非常に簡単なものとなる上、開弁駆動手段の簡単化に伴って信頼性も向上することとなる。
しかも、高圧燃料ポンプにおける燃料吐出量の調整が開閉弁および燃料供給配管によって行われることから、電磁スピル弁の閉弁開始時期を制御するための複雑な制御システムが不要となり、非常に安価な高圧燃料ポンプを提供することが可能となる。
以上、要するに、シリンダ内のピストンの背圧が付勢手段の付勢力よりも大きいとき、低圧燃料配管と加圧室との間を開閉する開閉弁を開弁することで、燃料の圧力自体が高い燃料噴射系に対する加圧室内の燃料の圧送を防止して加圧室内の燃料を開閉弁から低圧燃料配管または燃料返送配管に戻し、また、シリンダ内のピストンの背圧が付勢手段の付勢力よりも小さいときに開閉弁を閉弁させて、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったときに低圧燃料配管から燃料供給配管を介して加圧室に燃料を供給する一方、加圧室内の圧力が所定圧力を超えたときに加圧室内で加圧した燃料を燃料噴射系に圧送している。これにより、高圧燃料ポンプによる燃料噴射系への燃料吐出量を開閉弁および燃料供給配管によって調整し、電磁スピル弁を不要にして開閉弁を開閉動作させる開弁駆動手段の構成を非常に簡単なものにできる上、開弁駆動手段の簡単化に伴って信頼性も向上させることができる。しかも、電磁スピル弁の閉弁開始時期を制御するための複雑な制御システムを不要にして、非常に安価な高圧燃料ポンプを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施例1では、本発明を自動車に搭載された筒内直噴型多気筒(例えば4気筒)ガソリンエンジンに適用した場合について説明する。
図1は、本実施例1に係るエンジン(内燃機関)の概略構成を示している。この図1に示すように、このエンジン1は、燃焼室10を区画形成するピストン11および出力軸であるクランクシャフト13を備えている。ピストン11はコネクティングロッド12を介してクランクシャフト13に連結されており、ピストン11の往復運動がコネクティングロッド12によってクランクシャフト13の回転運動に変換されるようになっている。
上記クランクシャフト13には、外周面に複数の突起14a,14a,…を有するシグナルロータ14が取り付けられている。このシグナルロータ14の近傍にはクランクポジションセンサ15が配置されている。このクランクポジションセンサ15は、クランクシャフト13が回転する際にシグナルロータ14の突起14aに対応してパルス状の信号を出力する。
エンジン1の燃焼室10には吸気通路2および排気通路3が接続されている。吸気通路2と燃焼室10との間には吸気バルブ21が設けられており、この吸気バルブ21を開閉駆動することにより、吸気通路2と燃焼室10とが連通または遮断される。また、排気通路3と燃焼室10との間には排気バルブ31が設けられており、この排気バルブ31を開閉駆動することにより、排気通路3と燃焼室10とが連通または遮断される。これら吸気バルブ21および排気バルブ31の開閉駆動は、クランクシャフト13の回転が伝達される吸気カムシャフト22および排気カムシャフト32の各回転によって行われる。
上記吸気カムシャフト22には突起22aが形成されている。また、この吸気カムシャフト22の近傍にはカムポジションセンサ23が配置されている。このカムポジションセンサ23は、吸気カムシャフト22の回転に伴って上記突起22aがカムポジションセンサ23の近傍を通過する毎に検出信号を出力する。
上記吸気通路2の上流部分にはエンジン1の吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ24が配置されている。このスロットルバルブ24はスロットルモータ25によって駆動される。スロットルバルブ24の開度は、自動車の室内に設けられたアクセルペダル26の踏込操作に応じてスロットルモータ25を駆動制御することにより調整される。なお、上記アクセルペダル26の踏み込み量(アクセル踏込量)はアクセルポジションセンサ27によって検出される。更に、吸気通路2には、スロットルバルブ24の下流側に吸気通路2内の圧力(吸気圧)を検出するためのバキュームセンサ28が配置されている。
そして、エンジン1には、燃焼室10内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁(インジェクタ)4が各気筒毎に設けられている。各気筒毎の燃料噴射弁4には、後述する燃料供給装置100によって高圧燃料が供給され、その各燃料噴射弁4から燃料を燃焼室10内に直接噴射することにより、燃焼室10内で空気と燃料とが混合された混合気が形成され、点火プラグ29の点火に伴ってその混合気が燃焼室10内で燃焼される。この混合気の燃焼室10内での燃焼によりピストン11が往復運動してクランクシャフト13が回転するようになっている。
次に、燃料噴射制御装置を図2に基づいて説明する。この図2は、燃料噴射制御装置の制御系を示すブロック図である。
図2に示すように、燃料噴射制御装置は、エンジン1の運転状態を制御するためのECU(電子制御ユニット)5を備えている。このECU5は、CPU51、ROM52、RAM53およびバックアップRAM54等を備えている。
ROM52は、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPU51は、ROM52に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。
RAM53はCPU51での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM54はエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。そして、CPU51、ROM52、RAM53およびバックアップRAM54は、バス57を介して互いに接続されるとともに、外部入力回路55および外部出力回路56と接続されている。
外部入力回路55には、クランクポジションセンサ15、カムポジションセンサ23、アクセルポジションセンサ27およびバキュームセンサ28等が接続されている。一方、外部出力回路56には、燃料噴射弁4等が接続されている。
ECU5は、エンジン回転数および負荷率等に基づき、燃料噴射弁4から噴射される燃料の量を制御するのに用いられる最終燃料噴射量を算出する。
ここで、エンジン回転数は、クランクポジションセンサ15の検出信号から求められる。また、負荷率は、エンジン1の最大機関負荷に対する現在の負荷割合を示す値であって、エンジン1の吸入空気量に対応するパラメータとエンジン回転数NEとから算出される。なお、吸入空気量に対応するパラメータとしては、バキュームセンサ28からの検出信号から求められる吸気圧や、アクセルポジションセンサ27の検出信号から求められるアクセル踏込量等が挙げられる。そして、ECU5は、上記演算にて算出された最終燃料噴射量に基づいて燃料噴射弁4を駆動制御し、燃料噴射弁4から噴射される燃料の量を制御している。
次に、燃料噴射弁4に高圧燃料を供給するための燃料供給装置100の構造を図3に基づいて説明する。この図3は本実施形態における燃料供給装置100の構造を模式的に示す図である。
図3に示すように、燃料供給装置100は、燃料タンク101から燃料を送り出すフィードポンプ102と、そのフィードポンプ102によって送り出された燃料を加圧して各気筒(4気筒)の燃料噴射弁4,4,…に向けて吐出する高圧燃料ポンプ103とを備えている。
上記高圧燃料ポンプ103は、シリンダ130、プランジャ131、加圧室132および開閉弁133を備えている。プランジャ131は、排気カムシャフト32に取り付けられたカム321の回転によって駆動され、シリンダ130内を往復移動する。このプランジャ131の往復移動により加圧室132の容積が増大または縮小する。本実施例のものでは、排気カムシャフト32の回転軸回りに180°の角度間隔をもって2つのカム山がカム321に形成されている。そして、このカム山によってプランジャ131が押し上げられて、このプランジャ131がシリンダ130内で移動するようになっている。尚、本実施例に係るエンジン1は4気筒型であるため、エンジンの1サイクル中、つまりクランクシャフト13が2回転する間に、気筒毎に設けられた燃料噴射弁4から各1回ずつ、合計4回の燃料噴射が行われることになる。また、このエンジン1では、クランクシャフト13が2回転する度に排気カムシャフト32は1回転する。よって、燃料噴射弁4からの燃料噴射は4回ずつ、高圧燃料ポンプ103からの吐出動作は2回ずつ、エンジン1の1サイクル毎に行われるようになっている。
加圧室132はプランジャ131およびシリンダ130によって区画されている。加圧室132は、低圧燃料通路を構成する低圧燃料配管104を介してフィードポンプ102に連通しており、また、高圧燃料通路を構成する高圧燃料配管105を介してデリバリパイプ106内に連通している。この場合、高圧燃料配管105およびデリバリパイプ106によって燃料噴射系が構成されている。
このデリバリパイプ106には、燃料噴射弁4,4,…が接続されていると共に、リリーフバルブ171を介してリターン配管(燃料返送配管)172が接続されている。このリリーフバルブ171は、デリバリパイプ106内の燃料圧力が所定圧(例えば13MPa)を越えたときに開弁する。このリリーフバルブ171の開弁により、デリバリパイプ106に蓄えられた燃料の一部をリターン配管172を介して燃料タンク101に戻すようになっている。これにより、デリバリパイプ106内の燃料圧力の過上昇が防止される。また、上記リターン配管172と高圧燃料ポンプ103とは、余剰燃料戻し配管108(図3では破線で示している)によって接続されており、プランジャ131とシリンダ130との間隙から漏出した燃料が上記余剰燃料戻し配管108を介してリターン配管172に戻される。
尚、低圧燃料配管104には、フィルタ141およびプレッシャレギュレータ142が設けられている。このプレッシャレギュレータ142は、低圧燃料配管104内の燃料圧力が所定圧(例えば0.4MPa)を越えたときに低圧燃料配管104内の燃料を燃料タンク101に戻すことによって、この低圧燃料配管104内の燃料圧力を所定圧以下に維持している。また、低圧燃料配管104には、パルセーションダンパ107が備えられており、このパルセーションダンパ107によって高圧燃料ポンプ103の作動時における低圧燃料配管104内の燃圧脈動が抑制されるようになっている。また、高圧燃料配管105には、高圧燃料ポンプ103から吐出された燃料が逆流することを阻止するための逆止弁151が設けられている。
高圧燃料ポンプ103には、低圧燃料配管104と加圧室132との間を連通または遮断するための上記開閉弁133が設けられている。この開閉弁133は、付勢手段としてのコイルスプリング133aにより閉弁方向(図3では上向き)に付勢されている。また、開閉弁133は、開弁駆動手段134によってコイルスプリング133aの付勢力に抗して開弁させるように駆動される。
上記開弁駆動手段134は、デリバリパイプ106に連通路106aを介して連通するシリンダ135と、このシリンダ135内に摺動自在に支持されたピストン135bとを備えている。このピストン135bのピストン軸135cの先端には、上記開閉弁133が取り付けられている。また、シリンダ135のへッド側室135dには上記コイルスプリング133aが縮装されている。一方、シリンダ135内におけるピストン135bの反ヘッド側室135d側には、デリバリパイプ106に圧送された燃料の圧力をピストン135bの背圧として作用させる背圧室135aが設けられている。そして、開弁駆動手段134は、シリンダ135の背圧室135a内の背圧が上記コイルスプリング133aによる開閉弁133の閉弁方向への付勢力よりも大きいときに上記開閉弁133を開弁させるように駆動する。
また、上記高圧燃料ポンプ103は、低圧燃料配管104と上記加圧室132との間を連通する燃料供給配管136を備えている。この燃料供給配管136は、加圧室132で加圧された燃料が低圧燃料配管104に逆流することを阻止するための逆止弁137を備え、開閉弁133の閉弁時に低圧燃料配管104からの燃料を開閉弁133を迂回して加圧室132に供給するようにしている。そして、図4に示すように、燃料供給配管136は、加圧室132内の圧力が所定圧力以下になったとき、具体的には加圧室132の容積が増大する方向にプランジャ131が移動するとき(吸入行程)、低圧燃料配管104から燃料供給配管136を介して加圧室132に燃料を供給する一方、図5に示すように、加圧室132内の圧力が所定圧力を超えたとき、具体的には加圧室132の容積が収縮する方向にプランジャ131が移動するとき(加圧行程)、加圧室132で加圧された燃料の低圧燃料配管104への逆流を阻止するようになっている。
ここで、開閉弁133の開閉動作、およびプランジャ131の移動に基づく燃料の経路について図3ないし図5を参照しながら説明する。
まず、図3に示すように、開閉弁133は、加圧室132で加圧されてデリバリパイプ106に圧送された燃料の圧力つまりシリンダ135内におけるピストン135bの背圧室135aの背圧が開閉弁133を閉弁方向に付勢するコイルスプリング133aの付勢力よりも大きいとき(デリバリパイプ106内の燃圧が高いとき)に開弁しているので、デリバリパイプ106に圧送された燃料の圧力自体が高いために加圧室132内の燃料が高圧燃料配管105を介してデリバリパイプ106に圧送されることはなく加圧室132内の燃料は開閉弁133を経て低圧燃料配管104に戻される。
また、図4に示すように、シリンダ135内におけるピストン135bの背圧室135aの背圧がコイルスプリング133aの付勢力よりも小さいとき(デリバリパイプ106内の燃圧が低いとき)には、開閉弁133はコイルスプリング133aの付勢力によって閉弁しているため、フィードポンプ102から送り出された燃料が低圧燃料配管104から開閉弁133を経て加圧室132に吸入(供給)されることはなく、加圧室132内の圧力が所定圧力以下になったとき、つまり加圧室132の容積が大きくなる方向にプランジャ131が移動するとき(吸入行程中)に、低圧燃料配管104から燃料供給配管136を介して加圧室132に燃料が吸入(供給)される一方、図5に示すように、加圧室132の容積が収縮する方向にプランジャ131が移動(圧縮行程中)して加圧室132内の圧力が所定圧力を超えたとき、加圧室132内で加圧された燃料が高圧燃料配管105を介してデリバリパイプ106に圧送される。
このように、本実施例1によれば、高圧燃料ポンプ103によるデリバリパイプ106への燃料吐出量が開閉弁133および燃料供給配管136によって調整されることになり、電磁ソレノイドへの印加電圧の制御によって開閉動作する電磁スピル弁を不要とし、開閉弁133を開閉動作させる開弁駆動手段134の構成を非常に簡単なものにすることができる上、開弁駆動手段134の簡単化に伴って信頼性の向上を図ることもできる。
しかも、高圧燃料ポンプ103における燃料吐出量の調整が開閉弁133および燃料供給配管136によって行われることから、電磁スピル弁の閉弁開始時期を制御するための複雑な制御システムが不要となり、非常に安価な高圧燃料ポンプ103を提供することができる。
次に、本発明の実施例2を図6に基づいて説明する。
この実施例2では、高圧燃料ポンプの構成を一部変更している。なお、高圧燃料ポンプの構成の一部を除くその他の構成は、上記実施例1の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施例2では、図6に示すように、高圧燃料ポンプ200は、リターン配管172と加圧室132との間を連通する燃料戻し配管201を備えている。この燃料戻し配管201と加圧室132との間には開閉弁133が設けられ、この開閉弁133の開弁時に加圧室内の燃料の一部が燃料戻し配管201からリターン配管172を介して燃料タンク101に戻されるようになっている。
ここで、開閉弁133の開閉動作、およびプランジャ131の移動に基づく燃料の経路について説明する。
まず、開閉弁133は、加圧室132で加圧されてデリバリパイプ106に圧送された燃料の圧力つまりシリンダ135内におけるピストン135bの背圧室135aの背圧が開閉弁133を閉弁方向に付勢するコイルスプリング133aの付勢力よりも大きいとき(デリバリパイプ106内の燃圧が高いとき)に開弁しているので、デリバリパイプ106内の燃圧が高いために加圧室132内の燃料が高圧燃料配管105を介してデリバリパイプ106に圧送されることはなく、加圧室132内の燃料の一部が開閉弁133を経て燃料戻し配管201からリターン配管172を介して燃料タンク101に戻される。
また、シリンダ135内におけるピストン135bの背圧室135aの背圧がコイルスプリング133aの付勢力よりも小さい(デリバリパイプ106内の燃圧が低いとき)ときには、開閉弁133はコイルスプリング133aの付勢力によって閉弁しているため、フィードポンプ102から送り出された燃料は、加圧室132内の圧力が所定圧力以下になったとき、つまり加圧室132の容積が大きくなる方向にプランジャ131が移動するとき(吸入行程中)に、低圧燃料配管104から燃料供給配管136を介して加圧室132に吸入(供給)される一方、加圧室132の容積が収縮する方向にプランジャ131が移動(圧縮行程中)して加圧室132内の圧力が所定圧力を超えたとき、加圧室132内で加圧された燃料が高圧燃料配管105を介してデリバリパイプ106に圧送される。
このように、本実施例2によれば、高圧燃料ポンプ103によるデリバリパイプ106への燃料吐出量が開閉弁133および燃料供給配管136によって調整されることになり、電磁ソレノイドへの印加電圧の制御によって開閉動作する電磁スピル弁を不要とし、開閉弁133を開閉動作させる開弁駆動手段134の構成を非常に簡単なものにすることができる上、開弁駆動手段134の簡単化に伴って信頼性の向上を図ることもできる。
しかも、高圧燃料ポンプ103における燃料吐出量の調整が開閉弁133および燃料供給配管136によって行われることから、電磁スピル弁の閉弁開始時期を制御するための複雑な制御システムが不要となり、非常に安価な高圧燃料ポンプ103を提供することができる。
なお、本発明は、上記各実施例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記各実施例では、本発明を自動車に搭載された筒内直噴型4気筒ガソリンエンジンに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば筒内直噴型6気筒ガソリンエンジンなど他の任意の気筒数のガソリンエンジンに適用可能である。また、ガソリンエンジンに限らず、ディーゼルエンジン等の他の内燃機関にも本発明は適用可能である。更には、本発明が適用可能なエンジンは、自動車用のエンジンに限るものでもない。
また、本発明に係る燃料配管が適用される内燃機関の燃料噴射系としては必ずしもデリバリパイプ106を有するものには限らない。例えば、デリバリパイプを備えておらず、燃料供給通路にプレッシャレギュレータを備え、このプレッシャレギュレータによって余剰燃料を燃料タンクに返送して燃料圧力を調整するようにしたエンジンに対しても本発明は適用可能である。
更に、上記各実施例における高圧燃料ポンプ103,200では、排気カムシャフト32に取り付けられたカム321の回転によってプランジャ131が駆動される構成としたが、吸気カムシャフト22に取り付けられたカムの回転によってプランジャ131が駆動される構成としてもよい。
本発明の実施例1に係るエンジンの概略構成を示す図である。 同じく燃料噴射制御装置の制御系を示すブロック図である。 同じくデリバリパイプ内の燃圧が高い状態であるときの燃料供給装置の構造を模式的に示す図である。 同じくデリバリパイプ内の燃圧が低くかつ加圧室内の圧力が所定圧力以下であるときの燃料供給装置の構造を模式的に示す図である。 同じくデリバリパイプ内の燃圧が低くかつ加圧室内の圧力が所定圧力を超えるときの燃料供給装置の構造を模式的に示す図である。 本発明の実施例2に係る燃料供給装置の構造を模式的に示す図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
4 燃料噴射弁
101 燃料タンク
103 高圧燃料ポンプ
104 低圧燃料通路(燃料圧送配管)
105 高圧燃料通路(燃料噴射系)
106 デリバリパイプ(燃料噴射系)
132 加圧室
133 開閉弁
133a コイルスプリング(付勢手段)
134 開弁駆動手段
135 シリンダ
135b ピストン
136 燃料供給配管
172 リターン配管(燃料返送配管)
200 高圧燃料ポンプ
201 燃料戻し配管

Claims (2)

  1. 燃料タンク内から低圧燃料配管を介して供給された燃料を加圧室で加圧して内燃機関の燃料噴射系へ圧送するようにした内燃機関の高圧燃料ポンプであって、
    上記低圧燃料配管と上記加圧室との間に設けられ、付勢手段により閉弁方向に付勢された開閉弁と、
    上記燃料噴射系に圧送された燃料の圧力をシリンダ内のピストンの背圧として作用させ、その背圧が上記付勢手段の付勢力よりも大きいときに上記開閉弁を開弁させるように駆動する開弁駆動手段と、
    上記低圧燃料配管と上記加圧室との間に接続され、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったときに低圧燃料配管から加圧室に燃料を供給する燃料供給配管と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の高圧燃料ポンプ。
  2. 燃料タンク内から低圧燃料配管を介して供給された燃料を加圧室で加圧して内燃機関の燃料噴射系へ圧送するようにした内燃機関の高圧燃料ポンプであって、
    上記燃料噴射系から燃料タンクに向けて燃料を返送する燃料返送配管と、
    この燃料返送配管と上記加圧室との間に接続され、加圧室内の燃料の一部を燃料タンクに戻す燃料戻し配管と、
    この燃料戻し配管と加圧室との間に設けられ、付勢手段により閉弁方向に付勢された開閉弁と、
    上記燃料噴射系に圧送された燃料の圧力をシリンダ内のピストンの背圧として作用させ、その背圧が上記付勢手段の付勢力よりも大きいときに上記開閉弁を開弁させるように駆動する開弁駆動手段と、
    上記低圧燃料配管と上記加圧室との間に接続され、加圧室内の圧力が所定圧力以下になったときに低圧燃料配管から加圧室に燃料を供給する燃料供給配管と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の高圧燃料ポンプ。
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