JP2007161647A - 皮膚洗浄剤 - Google Patents

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由香梨 小堂
Katsuto Hatanaka
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Abstract

【課題】従来の消しゴムの屑状のものになる洗浄剤では、水と消しゴムの屑状のものになるポリマーと、該ポリマーと反応するカチオン系界面活性剤で構成されているため、洗浄後、さっぱりはしているが、どうしてもツッパリ感(エモリエント感に劣る)がある。さらに、塗布する部位が水に濡れている場合にはマッサージを行なっても消しゴムの屑状のものが出にくい、また液ダレを起こしやすくマッサージしにくかった。
【解決手段】皮膚に塗布し摩擦することにより、消しゴムの屑状のものに変化しその屑状のものと共に汚れや古くなった角質等を除去するものであって、少なくとも、水、カチオンと反応する反応基を有するポリマー、カチオン系界面活性剤、油剤、ノニオン系界面活性剤を含有し、その含有量は油剤は0.5〜10重量%、ノニオン系界面活性剤は0.1〜5重量%である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚洗浄剤に関するものである。
皮膚洗浄剤とは、皮膚の汚れや古い角質を除去するためのものである。ここでは、皮膚に塗布し軽く擦ることによって、固形化したものと一緒にそれらを除去するタイプのものをいう。
従来の皮膚洗浄剤は、カチオン系界面活性剤とそれと反応して固形化するポリマーからなるものであった。例えば、特許文献1のような皮膚洗浄料である。
特開2005−187338
この従来例は、皮膚に塗布し軽くマッサージすることによって消しゴムの屑状のものを出し、それとともに汚れや古くなった角質を除去できる。洗浄できたことが視覚的に分かるものである。
しかしながら、上記の従来例では、水と消しゴムの屑状のものになるポリマーと、該ポリマーと反応するカチオン系界面活性剤で構成されているため、洗浄後、さっぱりはしているが、どうしてもツッパリ感(エモリエント感に劣る)がある。
よって、このような消しゴムの屑状のものになる洗浄剤は、汚れ落し等にはよいが、しっとり感がないため洗浄後油分の補給が必要であった。
従来例では、塗布する部位が水に濡れている場合にはマッサージを行なっても消しゴムの屑状のものが出にくい、また液ダレを起こしやすくマッサージしにくかった。即ち、耐水性が悪いということである。よって、使用者からは使用場所を限定され使用しづらいとの意見が多かった。
以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果、本発明皮膚洗浄剤を完成したものであり、その特徴とするところは、皮膚に塗布し摩擦することにより、消しゴムの屑状のものに変化しその屑状のものと共に汚れや古くなった角質等を除去するものであって、少なくとも、水、カチオンと反応する反応基を有するポリマー、カチオン系界面活性剤、油剤、ノニオン系界面活性剤を含有し、その含有量は油剤は0.5〜10重量%、ノニオン系界面活性剤は0.1〜5重量%である点にある。
ここでカチオンと反応する反応基を有するポリマーとは、アニオン性の水溶性ポリマーであり、一般的にはカルボキシビニルポリマーである。これはアクリル酸系のモノマーが重合したものである。これも種々のものがあるが、カチオン系界面活性剤と反応し摩擦することにより消しゴムの屑状のもの(ゲル)になるものであればどのようなものでもよい。
このポリマーの含有量は、本発明皮膚洗浄剤全体の0.2〜7重量%が適当である。0.2%以下ではゲルの生成が不十分であり、7%以上になるとゲルの粘度が高くなり使用し難い。
カチオン系界面活性剤は、上記したポリマーと反応するものであればよい。通常はアンモニウム塩である。例えば、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩その他である。
この混合量は、上記と同様0.2〜7重量%が適当である。
油剤は、本発明のポイントであり、洗浄後に皮膚がかさつかず、しっとり感を与えるためのものである。この種の洗浄剤において、このような油剤を加えたものはなく、一般には水と相溶性がないため混合することは考えないものである。油剤としては、スクワラン、流動パラフィン、ホホバ油等の炭化水素系とミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸エチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル等のエステル系がある。エステルとしては水に不溶な炭素数(5以上)を有するものが好適である。
また、一般に油剤として使用される脂肪酸や高級アルコールはここでは含まない。これらのものでは本発明としての効果がほとんどでない。
この油剤の含有量は、0.5〜10重量%である。0.5%以下では効果がほとんどなく、10%以上ではべとつき感がで、また混合も難しい。
ノニオン系界面活性剤は、水に油剤を乳化させるために用いるもので、一種の乳化剤である。よって、本発明洗浄剤は乳化状態になり非常に使いやすい。またノニオン系にしているのは、前記したポリマーやカチオン系界面活性剤と反応するためイオン性のものが使用できないためである。
ノニオン系界面活性剤は、非イオン系であり親水性のものである。HLBで言えば、10〜18が好適である。10以下では添加してもほとんど効果がなく、添加しない場合とあまり変わらない。使用できるものとしては、ソルビタンオレエート、グリセリンステアレート等が挙げられる。
このノニオン系界面活性剤の含有量は、本発明皮膚洗浄剤全体の0.1〜5重量%が適当である。0.1%以下では効果が不十分であり、5%以上は不要である。
更に、上記の必須成分に、グリセリンのような多価アルコールを混合してもよい。これは保湿効果と、消しゴムの屑状のものがさらに出やすくなるためである。多価アルコールとしては前記グリセリンだけでなく、エチレングリコールやポリエチレングリコール等が使用できる。混合量としては1〜20重量%が好適である。
また、上記の必須成分に高級アルコールをさらに混合してもよい。これは保湿性を高めるためである。高級アルコールとしては、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、ラウリルアルコール等である。混合量としては、0.1〜5重量%程度である。
以上の成分を水を加えて100重量%にして完成であるが、本発明の趣旨を逸脱しない限り他の成分を加えてもよい。例えば、植物抽出物、ビタミン類、着色剤、香料等である。
本発明洗浄剤の使用法は、本洗浄剤を皮膚(濡れていてもよい)に適量、塗布し軽くマッサージするように肌に擦りつける。このようにすると、液剤が固形化し消しゴムの屑状になる。それが、汚れや古くなった角質をまきこんで皮膚から除去する。
その後は屑状物を水やぬるま湯で洗い流す。これは簡単にできる。そして、通常の洗浄後の手入れはしてもしなくてもよい。
本発明皮膚洗浄剤には次のような効果がある。
(1) 固形状にして汚れ等を除去するため視覚的にわかりやすく使用者に好まれる。
(2) 通常はこの剤型では混合しにくい油剤が混合されているため、洗浄後にしっとりとした感じがある。
(3) 耐水性が高いため、濡れている部分でも消しゴムの屑状物が出やすく、液ダレも少ない。
以下実施例に基づいて、本発明をより詳細に説明する。
実施例1
次の成分を混合して実施例や比較例を作成した。
カチオンと反応する反応基を有するポリマーとして、カルボキシビニルポリマーであるノベオン社のカーボポール940を用い、カチオン系界面活性剤としては、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩を、油剤としてスクワランを、ノニオン系界面活性剤としては、ソルビタンモノオレイン酸エステルを用いた。
また、必須成分以外の多価アルコールとしてはグリセリン、高級アルコールとしはベヘニルアルコールを用いた。
これらのものを表1に示す割合で混合し、それぞれを実施例1〜3、比較例1〜5とした。比較例1は油剤、ノニオン系界面活性剤を混合せず、比較例2は油剤は含むがノニオン系界面活性剤を混合せず、比較例3はノニオン系界面活性剤は含むが油剤を混合せず、比較例4油剤が請求項1より多く、比較例5はノニオン系界面活性剤が多すぎる例である。
Figure 2007161647
これらの例を20歳代の10人の被検者に皮膚に塗布し、その上から軽くマッサージして固形化するようにして実験してもらった。そして種々の効果を判断した。その結果を表1に記載した。結果は10人の平均である。
ここで屑状物の発生状況において、◎は「非常によい」、○は「よい」、△は「消しゴムの屑状にはなるが、従来例と比較してかなり少ない」、×は「ほとんど消しゴムの屑状にならない」を表す。
エモリエント感において、◎は「しっとり感が強い」、○は「しっとり感がある」、△は「しっとり感は感じられないが、かさつくこともない」、×は「かさつきが感じられる」を表す。
耐水性においては、十分に湿らせた手で軽くこすることで、消しゴムの屑状のものが視覚的に確認できるかどうか確認した。即ち、従来例を濡れていない状態、従来例を濡れた状態、本発明品を濡れた状態で使用して比較した。◎は「従来例の濡れていない状態での視覚確認と比べて屑状の量が多い」、○は「従来例の濡れていない状態での視覚確認と比べて同等かそれよりわずか少ない程度」、×は「従来例の濡れた状態での視覚確認と比べて同等かそれよりわずか少ない程度」を表す。
安定性において、○は「安定である」、×は「不安定(分離等)である」を表す。
表1から実施例1は充分使用できるが、実施例2のようにグリセリンを加えた方がよく、実施例3のように高級アルコールを加えると最もよいことが分かる。特に、屑状体が大きく柔らかいものができる。また、しっとり感もよく、保湿性もよい。
比較例で1は油剤がなくしっとり感がほとんどなかった。また比較例2は油剤があるため、しっとり感はある程度はあるが、屑状物の出かたが悪くほとんどゴム状にならなかった。比較例3は油剤はないが、ノニオン系界面活性剤を入れたものである。やはり油剤がないためしっとり感が不足する。
更に、比較例4から油剤とノニオン系界面活性剤の両方を入れても、油剤が多すぎても問題であることがわかる。また、比較例5からノニオン系界面活性剤が多すぎても問題であることがわかる。

Claims (4)

  1. 皮膚に塗布し摩擦することにより、消しゴムの屑状のものに変化しその屑状のものと共に汚れや古くなった角質等を除去するものであって、少なくとも、水、カチオンと反応する反応基を有するポリマー、カチオン系界面活性剤、油剤、ノニオン系界面活性剤を含有し、その含有量は油剤は0.5〜10重量%、ノニオン系界面活性剤は0.1〜5重量%であることを特徴とする皮膚洗浄剤。
  2. 更に、多価アルコールを混合したものである請求項1記載の皮膚洗浄剤。
  3. 更に、高級アルコールを混合したものである請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤。
  4. 該ノニオン系界面活性剤のHLBが10〜18である請求項1〜3記載の皮膚洗浄剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016175877A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 三粧化研株式会社 スプレータイプ皮膚洗浄剤
JP2016175878A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 三粧化研株式会社 皮膚洗浄剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016175877A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 三粧化研株式会社 スプレータイプ皮膚洗浄剤
JP2016175878A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 三粧化研株式会社 皮膚洗浄剤

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