JP2007161491A - 塵芥収集車 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮式水平2層型の塵芥収集車において、特に上層の収容室への塵芥の投入作業に要する労力の軽減及び円滑な塵芥収集作業が得られる塵芥収集車を提供する。
【解決手段】下層収容室11と上層収容室21とに区画された塵芥収容箱3の後方に、各々対応した下層用投入室22及び上層用投入室22を有する塵芥投入箱5が連接して配置され、下層用投入室12内及び上層用投入室22内に各々投入された塵芥を各々対応する下層収容室11内及び上層収容室21内に積み込む下層用塵芥積込装置13及び上層用塵芥積込装置23を備え、下層用塵芥積込装置13の下層用回転板17を支持する下層用回転軸16と上層用塵芥積込装置23の下層用回転板28を支持する下層用回転軸17が下層収容室12の床面と略同一高さに設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、塵芥収集車に関わり、特に分別された異なる種類の塵芥を積み込み可能にする塵芥収集車に関する。
一般に、塵芥収集車は、例えば、図10に概略を示すように車両の中央に塵芥収容箱101が設けられ、この塵芥収容箱101の後方に塵芥投入箱102が配置されている。更に、この塵芥投入箱102内には、投入口(図示せず)から塵芥投入箱102内に投入された塵芥を塵芥収容箱101内に積み込む塵芥積込装置103が設けられている。
この塵芥積込装置103は、塵芥投入箱102内に車幅方向に沿って設けられた回転軸104によって回転自在に軸支される回転板105と、回転軸104の上方で車幅方向に沿って塵芥投入箱102に設けられた押込板支持軸106に支持された押込板107とを有し、塵芥投入箱102に投入された塵芥を回転板105によって掻き上げ、この回転板105によって掻き上げられた塵芥を押込板107によって塵芥収容箱101内に押し込むように構成されている。
ところで、環境問題や資源再利用に対する関心の高まりから、例えば段ボール等の再資源化が叫ばれ、再資源材料となる資源ゴミ等の塵芥と、一般の厨雑芥とを分別して回収することが行われている。そこで、この分別された種類の異なる塵芥を効率的に回収するために、塵芥収容箱を複数の収容室に区画した、いわゆる多層型の塵芥収集車が開発されている。
この多層型の塵芥収集車としては、例えば塵芥収容箱を左右に2分割して並列に配置された各収容室を形成し、各々の収容室の後方に各々塵芥投入室及び塵芥積込装置を配設した圧縮式左右2層型の塵芥収集車がある。
また、塵芥収容箱を上下に2分割して積み重ねるように配置された上層及び下層の収容室の後方に各々塵芥投入室及び積込装置を配設した圧縮式水平2層型の塵芥収集車がある。この圧縮式水平2層型の塵芥収集車は、例えば図11に示すように塵芥収容箱101内が上層収容室101A及び下層収容室101Bに上下に区画され、上層収容室101A及び下層収容室101Bの各後方に、各々上層用投入室102A及び下層用投入室102Bが連設されている。
上層用投入室102A内に上層用塵芥積込装置103Aが設けられている。この上層用塵芥積込装置103Aは、上層用投入室102A内に回転軸104Aによって回転自在に軸支される回転板105Aと、押込板支持軸106Aに揺動自在に支持された押込板107Aとを有し、上層用投入室102Aに投入された塵芥を回転板105Aによって掻き上げ、回転板105Aによって掻き上げられた塵芥を押込板107Aによって上層収容室101A内に押し込むように構成されている。下層用投入室102B内にも同様の下層用塵芥積込装置103Bが設けられ、下層用投入室102Bに投入された塵芥を回転板105Bによって掻き上げ、回転板105Bによって掻き上げられた塵芥を押込板107Bによって下層収容室101B内に押し込むように構成されている。
上記各2層型の圧縮式塵芥収集車にあっては、各々異なる塵芥に応じた各収容室が設けられ、各収容室に対応して投入室及び積込装置を備えることから、1台の塵芥収集車によって分別された2種類の異なる塵芥を同時に回収することが可能になり、回収作業の効率化が得られる。
しかし、前者の圧縮式左右2層型の塵芥収集車は、塵芥収容箱が左右独立した2室構造となっているため、分別収集した塵芥の比重が左右の収容室間で異なると、車両の左右重量分布が偏在して車両姿勢が傾く等、車両の走行安定性に影響を及ぼすことが懸念される。
一方、後者の圧縮式水平2層型の塵芥収集車は、塵芥収容箱が上下に独立した2室構造であるため、上記左右2層型の塵芥収集車に比べて、塵芥の左右重量分布の偏在が少なく、荷重の重量バランスに優れ、走行安定性が確保される。
しかし、収容室を上下に積み重ねるように積層された圧縮式水平2層型の塵芥収集車にあっては、上層の収容室に対応する投入室が高所に配設されることから、作業者が地上から高所の投入室内へ塵芥を投入する必要があり、その作業には極めて大きな労力を要し、かつ作業者が地上から高所の投入室内に設けられた積込装置の作動状況を直視することは困難であり、塵芥投入のタイミングの判断に困難を来たし円滑な塵芥収集作業に影響を及ぼすことが懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされる本発明の目的は、荷重の重量バランスに優れた圧縮式水平2層型の塵芥収集車において、特に上層の収容室への塵芥の投入作業に要する労力の軽減及び円滑な塵芥収集作業が得られる塵芥収集車を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の塵芥収集車は、下層収容室と上層収容室とに区画された塵芥収容箱の後方に、上記下層収容室及び上層収容室に各々対応した下層用投入室及び上層用投入室を有する塵芥投入箱が連接して配置され、上記下層用投入室内及び上層用投入室内に各々投入された塵芥を各々対応する下層収容室内及び上層収容室内に積み込む下層用塵芥積込装置及び上層用塵芥積込装置を備えた塵芥収集車において、上記下層用塵芥積込装置は、上記下層用投入室内に回転自在に設けられて該下層用投入室内に投入された塵芥を掻き上げる下層用回転板を有し、上記上層用塵芥積込装置は、上記上層用投入室内に回転自在に設けられて該上層用投入室内に投入された塵芥を掻き上げる上層用回転板を有し、上記下層用回転板を支持する下層用回転軸及び上記上層用回転板を支持する上層用回転軸が上記下層収容室の床面と略同一高さにあることを特徴とする。
また、本発明の塵芥収集車は、下層収容室と上層収容室とに区画された塵芥収容箱の後方に、上記下層収容室及び上層収容室に各々対応した下層用投入室及び上層用投入室を有する塵芥投入箱が連接して配置され、上記下層用投入室内及び上層用投入室内に各々投入された塵芥を各々対応する下層収容室内及び上層収容室内に積み込む下層用塵芥積込装置及び上層用塵芥積込装置を備えた塵芥収集車において、上記上層用塵芥積込装置は、上記上層用投入室内に回転自在に設けられて該上層用投入室内に投入された塵芥を掻き上げる上層用回転板と、上記上層用投入室内の上層用押上板支軸に揺動自在に設けられて上記上層用回転板によって掻き上げられた塵芥を上記上層収容室へ向かって押し上げる押上板とを有し、上記上層用投入室及び上記下層用投入室が上記上層用押上板支軸よりも下方位置に設けられることを特徴とする。
本発明の塵芥収集車によると、下層収容室と上層収容室とに区画された圧縮式水平2層型の塵芥収集車において、上層収容室に対応する上層用投入室を下層用投入室と略同一高さに配置され、下層用投入室と同じ低い位置からの上層用投入室への塵芥の投入が可能になり、その投入作業が容易になり、投入作業に要する労力の大幅な軽減がもたらされると共に、下層用積込装置及び上層用積込装置等の作動状況を直視することができ、塵芥投入のタイミングの判断が容易になり円滑な塵芥収集作業が可能になる。
以下、本発明による塵芥収集車の実施の形態について図1乃至図9によって説明する。
図1は、塵芥収集車の概要を示す側面図であり、図2(a)及び(b)は塵芥収集車の左右に分割された塵芥投入箱の要部を個々に示す説明図、図3(a)及び(b)は各々図1のI−I線断面図及びII−II線断面図である。
図中符号1は塵芥収集車であり、塵芥収集車1はシャシー2上に塵芥収容箱3が搭載され、この塵芥収容箱3の上部後端にブラケット4を介して塵芥投入箱5の上端が塵芥収集箱3に揺動可能に支持されている。塵芥収容箱3の後端は、シャシー2の後端にブラケット6を介して揺動可能に支持され、シャシー2と収容箱3との間に架設された後述する収容箱傾倒シリンダ7の伸縮によってシャシー2の後端を中心にして塵芥収容箱3がシャシー2に対して傾倒するように構成されている。
塵芥収容箱3は、内部が隔壁10によって上下に区画されて後方が開放された下層収容室11と上層収容室21とを形成している。一方、塵芥投入箱5は、塵芥収容箱3と塵芥投入箱5との間に架設されたリフトシリンダ8の伸縮によって塵芥収容箱3に対して上記ブラケット4を揺動中心に塵芥収容箱3の後部に対して接離するように傾倒すると共に、塵芥投入箱5の下端がロックシリンダによって作動する固縛装置(図示せず)によって塵芥収容箱3の下部後端に係止されるように構成されている。
塵芥投入箱5内は、上記塵芥収容箱3に区画形成された下層収容室11及び上層収容室21に対応して図3(a)及び(b)に示すように、隔壁9によって左右に2分割されて下層用投入室12と上層用投入室22とが同一高さ位置に区画され、下層用投入室12及び上層用投入室22に開口する各投入口(図示せず)が略同一高さに設定されると共に、下層用投入室12内及び上層用投入室22内に各々下層用塵芥積込装置13及び上層用塵芥積込装置23が配設されている。
この塵芥収集車1は、予め分別された塵芥、例えば厨雑芥及び資源ゴミを各々別の収容箱に積み込み分別回収するものであり、例えば下層用投入室12に厨雑芥を投入し、下層用塵芥積込装置13によって下層収容室11に積み込まれ、上層用投入室22に資源ゴミが投入されて上層用塵芥積込装置23によって、上層収容室21に資源ゴミが積み込まれる。
塵芥投入箱5の収集車1の進行方向に向かって塵芥投入箱5の左側に区画形成された下層用投入室12に配設される下層用塵芥積込装置13は、図2(a)に示すように、下層用投入室12内に車幅方向に沿って配置された下層用押込板支軸14に揺動自在に軸支される下層用押込板15と、下層用押込板15の下方位置で車幅方向に沿って下層用投入室12内に配置される下層用回転軸16に支持される下層用回転板17とを備えている。
下層用押込板15は、下層用押込板15の上端と下層用投入室12の上端との間に架設された押込シリンダ18の伸縮によって下層用押込板支軸14を揺動中心に揺動前端位置と揺動後端位置との間を揺動し、下層用回転板17は、油圧モータ(図示せず)によって下層用回転軸16を回転駆動することによって回転する。また、下層収容室11内に塵芥を押し込む下層用押込板15は、図3(a)に示すように、その下層収容室11内に塵芥を押し込む面に、塵芥の押し込み方向を上記下層収容室11の中央部へ指向させる傾斜面15aを有している。なお、符号19は、下層用投入室12内に投入した塵芥が上層用投入室22内に押し上げられるのを防ぐ仕切板である。
ここで、下層用塵芥積込装置13による塵芥積み込みの作動を図4によって説明する。
図4(a)に示すように、下層用回転板17の先端が下層収容室11の床面11aの後端と略一致する積込開始位置でかつ、下層用押込板15が揺動前端位置に各々停止する状態で塵芥、例えば予め分別された厨雑芥を投入口から下層用投入室12内に投入し、操作盤(図示せず) の作動スイッチ操作により下層用塵芥積込装置13を作動させる。
この操作盤の作動スイッチ操作により油圧モータが正転して下層用回転軸16が回転駆動され、下層用回転軸16に設けられた下層用回転板17が回転する。そして、図4(b)に示すように、下層用回転板17が押込板戻り開始位置に達すると、押込シリンダ18が収縮し、揺動前端位置にある下層用押込板15を揺動後端位置へ向けて揺動開始させる。
下層用回転板17が更に回転して図4(c)に示す押込板戻り完了位置に達すると、下層用押込板15が揺動後端位置まで揺動した後、押込シリンダ18の収縮を停止して下層用押込板15を揺動後端位置に保持する。一方、油圧モータによる下層用回転板17の回転は続行されて下層用投入室12内に投入された厨雑芥を下層用回転板17によって掻き上げ、下層用回転板17の先端が下層収容室11の床面11aの後端と略一致する積込開始位置Iに達すると、油圧モータが停止して下層用回転板17が図4(d)に示すように積込開始位置で停止する。
更に、押込シリンダ18に油圧が供給されて下層用押込シリンダ18が伸長し、図4(e)のように揺動後端位置に位置する下層用押込板15を揺動前端位置まで揺動させて下層用回転板17によって掻き上げられた厨雑芥を下層収容室11内に押し込み、押込シリンダ18の収縮を停止して下層用押込板15が揺動前端位置に停止した図4(a)及び図5に示す1サイクル完了状態に復帰する。
これら図4の(a)から(e)に示す各作動を繰り返すことにより投入口から連続的に下層用投入室12内に投入された厨雑芥を順次下層収容室11内に押し込み収容する。この際、下層用押込板15の傾斜面15aを介して厨雑芥が下層収容室11の中央部に向けて押し出されるため、厨雑芥が下層収容室11内で偏ることなく順次円滑に内部へと押し込まれる。
一方、収集車1の進行方向に向かって塵芥投入箱5の右側に区画された上層用投入室22に配設した上層用塵芥積込装置23は、図2(b)に示すように、ブラケット4によって塵芥収容箱3の上部後端に揺動自在に軸支されて上層収容室21の後部開口21aを開閉すると共に上層用押込板を兼ねる上層収容室開閉蓋24と、上層収容室開閉蓋24の下方位置で車幅方向に沿って上層用投入室22内に配設される上層用押上板支軸25に揺動自在に軸支される上層用押上板26と、上層用押上板26の下方位置で車幅方向に沿って上層用投入室22内に配置される上層用回転軸27に支持される上層用回転板28とを備えている。なお、上層用回転板28を支持する上層用回転軸27は、上記した下層用回転板17を支持する下層用回転軸16と同軸として駆動源となる油圧モータを共用してもよい。
更に、塵芥収容箱3と上層収容室開閉蓋24の間に開閉蓋用シリンダ29が架設され、この開閉蓋用シリンダ29の伸縮によって上層収容室開閉蓋24がブラケット4を中心に揺動して上層収容室21の後部開口21aを開閉し、かつ上層用押上板26の中間部と上層用投入室22の上端との間に押上板駆動部として機能する押上シリンダ30が架設され、この押上シリンダ30の伸縮によって、上層用押上板26が上層用押上板支軸25を揺動中心として揺動前端位置と揺動後端位置との間を揺動するように構成されている。また、上層収容室21内に塵芥を押し込む上層収容室開閉蓋24は、図3(b)に示すように、その上層収容室21内に塵芥を押し込む面に塵芥の押し込み方向を上層収容室21の中央部へ指向させる傾斜面24aを有している。
ここで、上層用塵芥積込装置23による塵芥積み込みの作動を図6及び図7によって説明する。
先ず、図6(a)に示すように上層収容室開閉蓋24が上層収容室21の後部開口21aを閉鎖した状態において、上層用回転板28の先端が下層収容室11の床面11aの後端と略一致する積込開始位置でかつ、上層用押上板26が揺動前端位置に各々停止する状態で予め分別された資源ゴミを投入口から上層用投入室22内に投入し、上層用塵芥積込装置23を作動させると、上層用回転軸27が回転駆動されて上層用回転板28が回転する。
そして、図6(b)に示すように、上層用回転板28が上層用押上板26の戻り開始位置に達すると、押上シリンダ30の伸長によって揺動前端位置にある上層用押上板26を揺動後端位置へ向けて揺動開始させる。次いで、図6(c)に示すように上層用回転板28が更に回転して上層用押上板戻り完了位置に達すると、上層用押上板26が揺動後端位置まで揺動して、この位置に保持される。一方、図6(d)に示すように、上層用回転板28の回転は続行されて、上層用投入室22内に投入された資源ごみを上層用回転板28によって掻き上げ、上層用回転板28の先端が下層収容室11の床面11aのやや上方の押上開始位置に達すると、ここで停止する。
更に、図7(e)に示すように、揺動後端位置の上層用押上板26を揺動前端位置まで揺動させると共に、図7(f)のように、上層収容室開閉蓋24を揺動して上層収容室21の後部開口21aを開放状態とする。そして、上層用回転板28によって掻き上げられた資源ごみを、上層用押上板26の揺動によって、上層収容室21の床面、即ち隔壁10の後端付近の積込開始位置まで押し上げる。次いで、図7(g)に示すように、上層収容室開閉蓋24が揺動して上層収容室21内に資源ごみを押し込みながら上層収容室21の後部開口21aを閉鎖し、図8に示す1サイクル完了状態になる。これらの図6(a)から図7(g)各作動を繰り返すことにより、投入口から連続的に上層用投入室22内に投入された資源ごみを順次上層収容室21内に押し込み収容する。この際、上層収容室開閉蓋24の傾斜面24aを介して資源ごみが上層収容室21の中央部に向けて押し出されるため、資源ごみが上層収容室21内で偏ることなく順次内部に押し込まれる。
このようにして積み込み回収された塵芥は、所定回収場所に塵芥収集車1によって搬送され、 塵芥収容箱3内から排出される。
この排出作業は、図8に示すように下層収容室11内の塵芥を回収する回収場所において、上層収容室開閉蓋24によって上層収容室21の後部開口21aを閉鎖状態に保持すると共に、固縛装置による塵芥投入箱5の下端部の係止を解除する。
そして、リフトシリンダ8に油圧を供給して塵芥投入箱5を図9に示すように押し上げると共に、収容箱傾倒シリンダ7に油圧を供給して塵芥収容箱3を傾倒させて下層収容室11内の塵芥を後部開口11aから排出する。
下層収容室11内の塵芥の排出が完了した後に、先ず収容箱傾倒シリンダ7を作動してシャシー2上に載置する位置に復帰させた後に、リフタシリンダ8を作動して塵芥投入箱5を塵芥収容箱3の後部に当接するように下げ、かつ固縛装置により塵芥投入箱5の下端部を塵芥収容箱3の下部後端に係止する。
続いて、上層収容室21内の塵芥を回収する回収場所に移動し、固縛装置による塵芥投入箱5の下端部の係止を解除する。
そして、リフトシリンダ8を作動して塵芥投入箱5を押し上げると共に、収容箱傾倒シリンダ7を作動して塵芥収容箱3を傾倒させ、かつ開閉蓋用シリンダ29を作動して上層収容室開閉蓋24を揺動して上層収容室21の後部開口21aを開放して、上層収容室21内の塵芥を排出する。
このように構成される塵芥収集車1によると、上層収容室21に対応する上層用投入室22、特にその投入口を下層用投入室12と略同一高さに配置され、下層用投入室12と同じ低い位置からの上層用投入室22への塵芥の投入が可能になり、その投入作業が容易になり、投入作業に要する労力の大幅な軽減がもたらされると共に、上層用積込装置23、特に上層用回転板28等の作動状況を直視することができ、塵芥投入のタイミングの判断が容易になり円滑な塵芥収集作業が可能になる。
また、下層用塵芥積込装置13が、下層用回転板17及び下層用回転板17によって掻き上げられた塵芥を下層用押込板15によって下層収容室11に押し込む従来の塵芥積込装置によって構成され、かつ上層用塵芥積込装置23が、上層用投入室22内に投入された塵芥を上層用回転板28によって掻き上げ、この上層用回転板28によって掻き上げられた塵芥を上層用押上板26によって押し上げ、押上板26によって押し上げられた塵芥を上層収容室開閉蓋24によって上層収容室21内に押し込むように構成することから、比較的簡単な構成で下層用塵芥積込装置13及び上層用塵芥積込装置23が有効的に形成できる。
更に、下層用押込板15が塵芥の押し込み方向を下層収容室11の中央部へ指向させる傾斜面15aを有し、かつ上層収容室開閉蓋24が塵芥の押し込み方向を上層収容室21の中央部へ指向させる傾斜面24aを有することから、下層収容室11内に下層用押込板15によって塵芥が下層収容室の中央部に指向されて押し込まれ、下層収容室11内での塵芥の偏在が回避できて均等な積み込みが実現されると共に、上層収容室21内に上層収容室開閉蓋24によって塵芥が上層収容室21の中央部に指向されて押し込まれ、上層収容室21内での塵芥の偏在が回避できて積み込まれた塵芥の荷重による重量バランスの均衡が向上して走行安定性が確保される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範図で適宜変更可能である。例えば、上記実施の形態では下層用押込板、上層用押込板、上層収容室開閉蓋をシリンダの伸縮によって駆動し、かつ下層用回転板及び上層用回転板を油圧モータによって各々駆動する場合を例に説明したが、他の駆動手段によって駆動することも可能であり、また下層用塵芥積込装置及び上層用積込装置も適宜他の形態を使用することも可能である。
本発明による塵芥収集車の実施の形態の概要を示す側面図である。 同じく、塵芥収集車の左右に分割された塵芥投入箱の要部を個々に示す説明図である。 同じく、(a)及び(b)は各々図2のI−I線断面図及びII−II線断面図である。 同じく、下層用塵芥積込装置の作動説明図である。 同じく、下層用塵芥積込装置の作動説明図である。 同じく、上層用塵芥積込装置の作動説明図である。 同じく、上層用塵芥積込装置の作動説明図である。 同じく、上層用塵芥積込装置の作動説明図である。 同じく、塵芥排出の作動説明図である。 従来の塵芥収集車の概要を示す説明図である。 従来の圧縮式水平2層型の塵芥収集車の概要を示す説明図である。
符号の説明
1 塵芥収集車
3 塵芥収容箱
5 塵芥投入箱
11 下層収容室
12 下層用投入室
13 下層用塵芥積込装置
14 下層用押込板支軸
15 下層用押込板
15a 傾斜面
16 下層用回転軸
17 下層用回転板
21 上層収容室
22 上層用投入室
23 上層用塵芥積込装置
24 上層収容室開閉蓋
24a 傾斜面
25 上層用押上板支軸
26 上層用押上板
27 上層用回転軸
28 上層用回転板

Claims (7)

  1. 下層収容室と上層収容室とに区画された塵芥収容箱の後方に、上記下層収容室及び上層収容室に各々対応した下層用投入室及び上層用投入室を有する塵芥投入箱が連接して配置され、
    上記下層用投入室内及び上層用投入室内に各々投入された塵芥を各々対応する下層収容室内及び上層収容室内に積み込む下層用塵芥積込装置及び上層用塵芥積込装置を備えた塵芥収集車において、
    上記下層用塵芥積込装置は、
    上記下層用投入室内に回転自在に設けられて該下層用投入室内に投入された塵芥を掻き上げる下層用回転板を有し、
    上記上層用塵芥積込装置は、
    上記上層用投入室内に回転自在に設けられて該上層用投入室内に投入された塵芥を掻き上げる上層用回転板を有し、
    上記下層用回転板を支持する下層用回転軸及び上記上層用回転板を支持する上層用回転軸が上記下層収容室の床面と略同一高さにあることを特徴とする塵芥収集車。
  2. 上記下層用塵芥積込装置は、
    上記下層用投入室内に揺動自在に設けられて上記下層用回転板によって掻き上げられた塵芥を上記下層収容室内に押し込む下層用押込板を有し、
    上記上層用塵芥積込装置は、
    上記上層用投入室内に揺動自在に設けられて上記上層用回転板によって掻き上げられた塵芥を上記上層収容室へ向かって押し上げる押上板と、
    上記上層用投入室内に揺動自在に設けられて上記押上板によって押し上げられた塵芥を上記上層収容室内に押し込むと共に、上記上層収容室の後部開口を開閉する上層収容室開閉蓋とを有することを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
  3. 下層収容室と上層収容室とに区画された塵芥収容箱の後方に、上記下層収容室及び上層収容室に各々対応した下層用投入室及び上層用投入室を有する塵芥投入箱が連接して配置され、
    上記下層用投入室内及び上層用投入室内に各々投入された塵芥を各々対応する下層収容室内及び上層収容室内に積み込む下層用塵芥積込装置及び上層用塵芥積込装置を備えた塵芥収集車において、
    上記上層用塵芥積込装置は、
    上記上層用投入室内に回転自在に設けられて該上層用投入室内に投入された塵芥を掻き上げる上層用回転板と、
    上記上層用投入室内の上層用押上板支軸に揺動自在に設けられて上記上層用回転板によって掻き上げられた塵芥を上記上層収容室へ向かって押し上げる押上板とを有し、
    上記上層用投入室及び上記下層用投入室が上記上層用押上板支軸よりも下方位置に設けられることを特徴とする塵芥収集車。
  4. 上記下層用塵芥積込装置は、
    上記下層用投入室内に回転自在に設けられて該下層用投入室内に投入された塵芥を掻き上げる下層用回転板と、
    上記下層用投入室内に揺動自在に設けられて上記下層用回転板によって掻き上げられた塵芥を上記下層収容室内に押し込む下層用押込板とを有し、
    上記上層用塵芥積込装置は、
    上記上層用投入室内に揺動自在に設けられて上記押上板によって押し上げられた塵芥を上記上層収容室内に押し込むと共に、上記上層収容室の後部開口を開閉する上層収容室開閉蓋とを有することを特徴とする請求項3に記載の塵芥収集車。
  5. 上記下層用押込板は、
    上記下層収容室内に塵芥を押し込む面に、塵芥の押し込み方向を上記下層収容室の中央部へ指向させる傾斜面を有し、
    上記上層収容室開閉蓋は、
    上記上層収容室内に塵芥を押し込む面に、塵芥の押し込み方向を上記上層収容室の中央部へ指向させる傾斜面を有することを特徴とする請求項2または4に記載の塵芥収集車。
  6. 上記上層用回転軸と、上記下層用回転軸が同軸で配置されたことを特徴とする請求項1、2、5のいずれか1項に記載の塵芥収集車。
  7. 上記上層用回転軸と、上記下層用回転軸が同一の油圧モータで駆動されることを特徴とする請求項1、2、5、6のいずれか1項に記載の塵芥収集車。
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