JP2007161392A - マンドレル及びマンドレルの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プレス機の送り装置にコイル材を繰り出すマンドレルはコイル材のループの上限位置への接触・離間を検出するループセンサと組合わされる。コイル材のループが上限・下限センサに接触・離間した際のON・OFF信号の時間間隔を用いて演算を行い、マンドレルの駆動モータの回転数を補正し、マンドレルからのコイル材の繰出し量と送り装置の送り量をバランスさせる。
【選択図】図6
Description
前記制御部が前記駆動モータの初期の定常回転数を決定するステップと、前記下側センサのOFF信号から前記上側センサのON信号までの時間(α1)を計測するステップと、前記上側センサのOFF信号から前記下側センサのON信号までの時間(β1)を計測するステップと、前記α1と前記β1を用いて前記駆動モータ回転数を前記加工機の送り速度に近似した回転数に補正演算する1次補正ステップと、前記駆動モータの定常回転数を1次補正後の回転数に変更するステップからなる制御を行なうことを特徴としている。
本発明の一実施例であるマンドレルの制御装置10を図1を参照して説明する。なお、マンドレルとしては、図12に示したようなプレス加工ラインにおいてプレス機2及び送り装置3にコイル材6を供給するアンコイラを例にとる。本実施例において、マンドレル及びループセンサ4以外の構成部分は図12を参照して説明した従来例と同一である。
次にマンドレルからの材料の繰出し速度を、加工装置の送り速度に近づけるように前記定常運転周波数Rstを停止信号のOFFから起動信号のONまでの時間間隔α1及び起動信号のOFFから停止信号のONまでの時間間隔β1を用いて補正する(以下「1次補正制御」とする。)。
次にコイル材を繰出して巻き径が変化したことによるマンドレル5からのコイル材の繰出し速度の変化を、所定の時点から起動信号のONまでの時間間隔β2と前記α1により補正する(以下「2次補正制御」とする。)。以下に各制御の内容を示す。
コイル材6のループが大きくなりループセンサ4間を下降する際の垂直速度成分をV4とし、コイル材6のループが小さくなりループセンサ4間を上昇する際の垂直速度成分をV3とする。ループセンサ4の上限と下限の距離をLとする。
V1−V2=a・V4(式1)の関係があるとする。ここでaは水平速度成分V1−V2により垂直速度成分V4が影響される度合いを規定する定数とする。
V2=b・V3(式2)の関係があるとする。ここでbは水平速度成分V2により垂直速度成分V3が影響される度合いを規定する定数とする。
そこでV3=L/α1(式3)とする。
そこでV4=L/β1(式4)とする。
V2=V1・(1/(1+(a/b)・(α1/β1)))(式5)となる。
ここでa、bはそれぞれ水平速度により垂直方向が影響される度合いを規定する定数であるが、これはコイル材6のループ形状により決まり、その値はループ形状が上昇するときと下降するときで大きく変わらないと考えられる。そこで式5でa/b≒1とすると、
V2=V1・(1/(1+(α1/β1)))(式6)となる。
マンドレル5からのコイル材6の繰出し速度V1はコイル材の巻き径変化により徐々に変わってくるので、長時間の運転の後にはコイル材6がループセンサ4に接触することになる。しかしコイル材6がループセンサ4に接触する頻度は従来技術と比較してかなり低減できるのでコイル材の変形の可能性を低減できる。同時にマンドレル5の駆動モータ19は継続して運転する時間が長くなるので加減速によるコイル材の巻き乱れ発生、加減速時のテンションによるコイル材の変形の可能性を低減できる。モータ及び本体シャフトのストレス低減と起動電流回数の減少による消費電流の軽減にもつながる。
コイル材6のループがループセンサ4の下限からα1/2の時間上昇する際の垂直速度成分をV3とし、コイル材のループがβ2の時間上昇する際の垂直速度成分をV3'とする。ループセンサ4の上限と下限の距離をLとする。
V1−V2=-b・V3'(式7)の関係があるとする。ここでbは水平速度成分V1−V2により垂直速度成分V3'が影響される度合いを規定する定数とする。
V2=b・V3(式8)の関係があるとする。
前記α1は停止信号のOFFから起動信号のONまでの時間間隔でありコイル材6がループセンサ4の下限から上限まで移動するのに要する時間と考えられる。そこでα1/2はこの1/2の時間でありこの間にL/2の距離を移動するものと考え、
V3=(L/2)/(α1/2)=L/α1(式9)とする。
V3'=(L/2)/β2=L/(2・β2)(式10)とする。以上の式8から式10を式7に代入して整理するとL、bは消去され、
V2=V1・(1/(1+(α1/(2・β2))))(式11)となる。
要はコイル材ループの所定位置への到達、離間を検出できるものであれば良く、コイル材の繰り出しに用いる場合はこの間にコイル材が突っ張ってもコイル材に過剰な張力を与えないような逃げ機構があればよい。
3 送り手段としての送り装置
5 マンドレル
5b 制御装置
6 コイル材
10 本発明に係る制御装置
11 時間測定部をかねる制御部
17 検出部
19 駆動モータ
21 ベース
22 スタンド部
23 ガイドレール
24 回転軸
25 上限検出バー
26 アーム部
27 感圧スイッチ
28 下限検出バー
Claims (5)
- 駆動モータの回動駆動により、加工機に送り手段を介して供給されるコイル材を供給量に応じて繰り出し、又は加工機から排出されるコイル材を巻取るマンドレルであって、
前記コイル材のループの移動による上限センサのON、OFFを検出し、それぞれON信号、OFF信号を出力する第1の検出部と、
前記コイル材のループの移動による下側センサへON、OFFを検出しそれぞれON信号、OFF信号を出力する第2の検出部と、
前記ON、OFF信号の時間間隔を測定する時間測定部と、
前記時間測定部による信号に従ってコイル材の繰り出し又は巻取り速度を加工機の送り速度に近づけるように前記駆動モータの回転数制御を行なう制御部を有することを特徴とするマンドレル。 - 駆動モータの回動駆動により、加工機に送り手段を介して供給されるコイル材を供給量に応じて繰り出し、加工機から排出されるコイル材を巻取るマンドレルの制御装置であって、
前記コイル材のループの移動による上側センサへの接触及び当該センサからの離間を検出し、それぞれON信号、OFF信号を出力する第1の検出部と、
前記コイル材のループの移動による下側センサへの接触及び当該センサからの離間を検出し、それぞれON信号、OFF信号を出力する第2の検出部と、
前記ON、OFF信号の時間間隔を測定する時間測定部と、
前記時間測定部による信号に従ってコイル材の繰り出し又は巻取り速度を加工機の送り速度に近づけるように前記駆動モータの回転数制御を行なう制御部を有することを特徴とするマンドレルの制御装置。 - 駆動モータの回動駆動により、加工機に送り手段を介して供給されるコイル材を供給量に応じて繰り出し、加工機から排出されるコイル材を巻取るマンドレルの制御装置であって、
前記コイル材のループの上側センサへの接触及び当該センサからの離間を検出し、それぞれON信号、OFF信号を出力する第1の検出部と、
前記コイル材のループの下側センサへの接触及び当該センサからの離間を検出し、それぞれON信号、OFF信号を出力する第2の検出部と、
前記ON、OFF信号の時間間隔を測定する時間測定部と、
前記時間測定部による信号に従ってコイル材の繰り出し又は巻取り速度を加工機の送り速度に近づけるように前記駆動モータの回転数制御を行なう制御部を有するマンドレルの制御装置において、
前記制御部が前記駆動モータの初期の定常回転数を決定するステップと、
前記下側センサのOFF信号から前記上側センサのON信号までの時間(α1)を計測するステップと、
前記上側センサのOFF信号から前記下側センサのON信号までの時間(β1)を計測するステップと、
前記α1と前記β1を用いて前記駆動モータ回転数を前記加工機の送り速度に近似した回転数に補正演算する1次補正ステップと、
前記駆動モータの定常回転数を1次補正後の回転数に変更するステップからなる制御を行なうことを特徴とするマンドレルの制御方法。 - 前記制御部が前記駆動モータの初期の定常回転数を決定するステップとして、
前記上側センサのON信号で前記駆動モータの回転を開始し、一定の回転数上昇率で運転するステップと、
前記上側センサのOFF信号で前記駆動モータの回転数を一定にし、その回転数を初期の定常回転数とするステップからなる制御を行なうことを特徴とする請求項3記載のマンドレルの制御方法。 - 前記制御部が前記1次補正ステップの後に前記下側センサのOFF信号から前記α1の1/2の時間を計測するステップと、
前記時間経過後に前記駆動モータを起動し前記1次補正後の回転数で駆動するステップと、
前記時間経過後から前記上側センサのON信号までの時間(β2)を計測するステップと、
前記α1及び前記β2を用いて前記駆動モータの回転数をコイル材の巻き径の変化を考慮した回転数に補正演算する2次補正ステップと、
前記駆動モータの定常回転数を前記2次補正後の回転数に変更するステップからなる制御を行なうことを特徴とする請求項3又は4記載のマンドレルの制御方法。
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JP2005358373A JP2007161392A (ja) | 2005-12-13 | 2005-12-13 | マンドレル及びマンドレルの制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106698041A (zh) * | 2017-01-23 | 2017-05-24 | 清华大学 | 一种柔性板带材连续输送多辊速度同步控制装置及方法 |
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JPS63101254A (ja) * | 1986-10-20 | 1988-05-06 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 帯状連続体の巻出巻取装置 |
JPH0733301A (ja) * | 1993-07-22 | 1995-02-03 | Futaba Corp | マンドレルの制御装置 |
JPH08277050A (ja) * | 1995-04-07 | 1996-10-22 | Shibaura Eng Works Co Ltd | 巻取装置の張力発生機構及び張力発生方法 |
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2005
- 2005-12-13 JP JP2005358373A patent/JP2007161392A/ja active Pending
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