JP2007160490A - ロボットハンド - Google Patents

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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/0009Gripping heads and other end effectors comprising multi-articulated fingers, e.g. resembling a human hand

Abstract

【課題】リモコンや電話機のハンドセット等の幅や厚みの異なる長尺物体を滑らかに移動させることが可能なロボットハンドを提供する。
【解決手段】ロボットハンド10は、親指11、人差し指12、中指13、薬指14、及び小指15と、各指11〜15の付け根を支持する手の平部16と、手の平部16に設けられた搬送ベルト機構17とを備えている。搬送ベルト機構17は、手の平部16を斜めに横切る様に配置された搬送ベルト17aを有しており、この搬送ベルト17aを矢印Aに示す様に順方向及び逆方向に回転移動させて、この搬送ベルト17aに当接する対象物を順方向及び逆方向に搬送する。この搬送ベルト17aの搬送面は、手の平部16の面に対して矢印Aの搬送方向と直交する方向で角度αだけ傾斜している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の指を駆動制御して、手作業等を行うことが可能なロボットハンドに関する。
この種の従来の装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。ここでは、指付け根の関節を相互に直交する2軸により構成し、この指付け根の関節を2つのモータにより2軸周りに回転させている。また、指中程の関節を1軸により構成し、この指中程の関節を1つのモータにより1軸周りに回転させ、同様に指先の関節を1軸により構成し、この指先の関節を1つのモータにより1軸周りに回転させている。従って、1本の指の自由度が4に設定されている。
このように指の自由度を人間の自由度に近づけることにより、人間の手が行う動作の多くを実現しようとしている。
特開平11−156778号公報
しかしながら、人間の手の自由度は少なく見積もっても60程度あり、この全ての自由度をロボットハンドに持たせ、その全ての自由度を同時駆動するモータを人間サイズのロボットハンドの中に配置し、その上で十分な力と駆動速度を実現することは現状のモータでは不可能である。
このため、ロボットハンドが使用される環境に応じてその自由度と自由度配置を特定して、モータの個数を低減する等の必要がある。
ところが、上記特許文献1の様に指の自由度を4に設定したとしても、各指の可動範囲が人間の手と比較すると限定されるため、片手で長尺の対象物を手の平内で移動させることができなかった。あるいは、仮にできたとしても、対象物を滑らかに移動させるには至らず、ロボットハンドにより人間に代わる作業を行うことができなかった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、例えば家庭内の環境で使用されることを想定し、リモコンや電話機のハンドセット等の幅や厚みの異なる長尺物体を滑らかに移動させることが可能なロボットハンドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のロボットハンドにおいては、対象物に当接して該対象物を移動させる搬送ベルトをロボットハンドの手の平に設けており、ロボットハンドの手の平に対して前記搬送ベルトの搬送面を該搬送ベルトの搬送方向と直交する方向で傾斜させている。
また、本発明においては、ロボットハンドの手の平に対する前記搬送ベルトの搬送面の傾斜角を変更する傾斜角変更手段を備えている。
更に、本発明においては、前記搬送ベルトをロボットハンドの手の平に対する法線周りに回転させる回転手段を備えている。
また、本発明においては、前記搬送ベルトをロボットハンドの指の付け根側もしくは手首側に移動させる移動手段を備えている。
本発明のロボットハンドによれば、対象物に当接して該対象物を移動させる搬送ベルトをロボットハンドの手の平に設けている。例えば、ロボットハンドの手の平上で、エンドレスの搬送ベルトを一対のプーリに架け渡して、一方のプーリを駆動源により回転駆動して、搬送ベルトを回転移動させる。この搬送ベルトの搬送面は、ロボットハンドの手の平に対して該搬送ベルトの搬送方向と直交する方向で傾斜されている。従って、搬送ベルトの搬送面とロボットハンドの手の平面は、所定の傾斜角を挟んで隣り合う2つの面となる。このため、対象物は、ロボットハンドに把持されると、ロボットハンドの手の平面と搬送ベルトの搬送面に同時に接触し、つまり所定の傾斜角を挟んで隣り合う2つの面に押し付けられ、これにより安定的に支持され、この状態で搬送ベルトにより滑らかに移動される。また、対象物の大きさにかかわらず、あるいは長尺の対象物であっても、対象物を2つの面で安定的に支持しつつ滑らかに移動させることができる。更に、搬送ベルトの幅を広くしなくても、搬送ベルトを対象物に当接させ易い。
また、ロボットハンドの手の平に対する搬送ベルトの搬送面の傾斜角を変更可能にしているので、対象物の大きさに応じて搬送ベルトの搬送面とロボットハンドの手の平面がなす傾斜角を変更し、対象物を搬送ベルトの搬送面と手の平面に確実に接触させることが可能になる。
更に、搬送ベルトをロボットハンドの手の平に対する法線周りに回転させることができるので、搬送ベルトとロボットハンドの指との位置関係を調節することができ、これにより対象物を把持したときに、対象物を搬送ベルトの搬送面と手の平面に確実に接触させることが可能になる。また、搬送ベルトによる対象物の搬送方向を変更することができる。
また、搬送ベルトをロボットハンドの指の付け根側もしくは手首側に移動させることができるので、搬送ベルトとロボットハンドの指との間隔を調節することができ、対象物の大きさにかかわらず、対象物を確実に把持して、対象物を搬送ベルトの搬送面と手の平面により確実に接触させることが可能になる。
以上の様に本発明によれば、対象物の大きさにかかわらず、あるいは長尺の対象物であっても、ロボットハンドの手の平内で対象部を滑らかに移動させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明のロボットハンドの実施形態を示す斜視図である。このロボットハンド10は、親指11、人差し指12、中指13、薬指14、及び小指15と、各指11〜15の付け根を支持する手の平部16と、手の平部16に設けられた搬送ベルト機構17とを備えている。
各指11〜15は、複数の関節をそれぞれ有しており、指毎に、各関節が回転駆動されて、指の屈伸動作がなされる。各指11〜15の駆動機構としては、プーリとワイヤーを組み合わせたものやギヤを組み合わせたもの等、多種多様なものが既に提案されており、いずれの駆動機構を適用しても構わない。また、各指11〜15の駆動機構は、図示しない信号線を通じて駆動制御される。
搬送ベルト機構17は、手の平部16を斜めに横切る様に配置された搬送ベルト17aを有しており、この搬送ベルト17aを矢印Aに示す様に順方向及び逆方向に回転移動させて、この搬送ベルト17aに当接する対象物を順方向及び逆方向に搬送する。この搬送ベルト17aの搬送面は、手の平部16の面に対して矢印Aの搬送方向と直交する方向で角度αだけ傾斜している。また、この搬送ベルト17aの搬送面は、手の平部16の面を横切る線分Bに対して角度βだけ傾斜している。
図2は、搬送ベルト機構17を示す斜視図である。この搬送ベルト機構17では、一対のプーリ21、22をL型アングル23上で軸支し、各プーリ21、22間に搬送ベルト17aを架け渡している。一方のプーリ21は、搬送ベルト17aを回転移動させる駆動プーリであり、このプーリ21にギア24を同心状に固定している。他方のプーリ22は、搬送ベルト17aに従動回転する従動プーリである。
また、ギアユニット25をL型アングル23に固定し、モータ26をギアユニット25のフレーム25aに固定している。ギアユニット25は、モータ26の駆動軸に固定されたべベルギア25bと、このべベルギア25bに歯合されたべベルギア25cと、このべベルギア25cに同心状に固定されたギア25dとを備えており、ギア25dをプーリ21のギア24に歯合させている。
モータ26の駆動軸が回転すると、この駆動軸の回転がギアユニット25を通じてプーリ21のギア24に減速されて伝達され、ギア24と共にプーリ21が回転し、搬送ベルト17aが回転移動する。モータ26の駆動軸が順方向及び逆方向のいずれにも回転して、搬送ベルト17aが矢印Aに示す様に順方向及び逆方向に回転移動される。
また、モータ26の駆動軸には、エンコーダ(図示せず)を接続しており、このエンコーダによりモータ26の駆動軸の回転方向、回転速度、及び回転数が検出され、この検出された駆動軸の回転方向、回転速度、及び回転数に基づいて搬送ベルト17aの回転移動方向、移動速度、移動距離が制御される。
図3(a)及び(b)の分解斜視図及び組立て斜視図に示す様に、L型アングル23は、ベースアングル27上で枢支されている。より詳しくは、L型アングル23の一辺に一対の円筒部23aを離間して設けると共に、ベースアングル27の一辺に円筒部27aを設け、L型アングル23の各円筒部23a間にベースアングル27の円筒部27aを挟み込んで、軸29を各円筒部23aの孔及び円筒部27aの孔に貫き通し、これによりベースアングル27に対してL型アングル23を枢支している。
L型アングル23の一方の円筒部23aの端部には、ギア28を固定している。また、ギアユニット31をベースアングル27に固定し、モータ32をギアユニット31のフレーム31aに固定している。ギアユニット31は、モータ32の駆動軸の回転を伝達されるギア31bを備えており、このギア31bをL型アングル23のギア28に歯合させている。
モータ32の駆動軸が回転すると、この駆動軸の回転がギア31bを通じてL型アングル23のギア28に伝達され、ギア28と共にL型アングル23が回転する。このL型アングル23が回転すると、搬送ベルト17aも軸29周りで回転することになり、手の平部16の面に対する搬送ベルト17aの搬送面の角度αが変更される。モータ32の駆動軸が順方向及び逆方向のいずれにも回転して、搬送ベルト17aの搬送面の角度αが増減される。
また、モータ32の駆動軸には、エンコーダ(図示せず)を接続しており、このエンコーダによりモータ32の駆動軸の回転方向及び回転数が検出され、この検出された駆動軸の回転方向及び回転数等に基づいて搬送ベルト17aの搬送面の角度αが制御される。
更に、ベースアングル27は、手の平部16上の軸33により回転自在に軸支されている。そして、ベースアングル27には、軸33と同心のギア34を固定している。また、モータ35を手の平部16側に固定し、モータ35の駆動軸に固定されたギア36をベースアングル27のギア34に歯合させている。
モータ35の駆動軸が回転すると、この駆動軸の回転がギア36を通じてベースアングル27のギア34に伝達され、ギア34と共にベースアングル27が回転する。このベースアングル27が回転すると、L型アングル23並びに搬送ベルト17aも軸33回りで回転することになり、手の平部16の面を横切る線分Bに対する搬送ベルト17aの搬送面の角度βが変更される。モータ35の駆動軸が順方向及び逆方向のいずれにも回転して、搬送ベルト17aの搬送面の角度βが増減される。
また、モータ35の駆動軸には、エンコーダ(図示せず)を接続しており、このエンコーダによりモータ35の駆動軸の回転方向及び回転数が検出され、この検出された駆動軸の回転方向及び回転数等に基づいて搬送ベルト17aの搬送面の角度βが制御される。
従って、搬送ベルト機構17では、搬送ベルト17aが矢印Aに示す順方向及び逆方向に回転移動するだけではなく、搬送ベルト17aの搬送面の角度α、βが変更される。
次に、この様な構成のロボットハンド10による対象物の把持動作を説明する。ここでは、把持される対象物として、一般家庭の多くの電化製品に付属するリモコンを一例として挙げている。
周知の様に電化製品のリモコンは、細長い形状の物が多く、その幅、厚さ、長さが多種多様である。ロボットハンド10によりその様なリモコンを操作する場合は,ロボットハンド10の手の平部16にリモコンを載せて、親指11によりリモコンのボタンを押すことになる。ところが、リモコンの略全面に複数のボタンが配置されていることから、親指11だけを動かしても、全てのボタンを操作することができない。そこで、本実施形態のロボットハンド10では、手の平部16上でリモコンを移動させて、親指11に対するリモコンの位置を変更し、親指11により全てのボタンを操作することを可能にしている。
図4は、ロボットハンド10によりリモコン41を把持した状態を示す斜視図である。また、図5は、図4の状態をロボットハンド10の手の平部16の面に沿って見て示す側面図である。
図4及び図5に示す様にロボットハンド10では、リモコン41を手の平部16に載せ、リモコン41を4本の指12〜15と搬送ベルト機構17の搬送ベルト17a間に挟み込んで把持している。このリモコン41の把持動作は、ロボットハンド10を撮影することが可能な部位、例えばロボットハンド10がアームを介して連結されたロボット本体(図示せず)の部位にカメラを設け、このカメラによりロボットハンド10周辺を撮影して、4本の指12〜15の動きとリモコン41の位置を認識しつつ、各指12〜15を駆動制御することにより行われ、各指12〜15を屈伸させて、これらの指12〜15によりリモコン41を搬送ベルト17aに当接させる。
このとき、搬送ベルト17aの搬送面が手の平部16の面に対して角度αだけ傾斜していることから、リモコン41の底にハンドリング向上のための段差部41aが設けられていても、手の平部16上でリモコン41を僅かに傾斜させるだけで、リモコン41の側壁面を搬送ベルト17aに容易に当接させることができる。また、リモコン41の側壁面が平面及び曲面のいずれであっても、この側壁面を搬送ベルト17aに容易に当接させることができる。更に、角度αを挟んで隣り合う搬送ベルト17aの搬送面と手の平部16の面にリモコン41が押し付けられて、リモコン41が安定的に支持される。
仮に、搬送ベルト17aの搬送面を手の平部16の面に対して垂直に設けた場合は、手の平部16上にリモコン41をべた置きにして、リモコン41の側壁面を手の平部16の面に対して垂直にした上で、リモコン41の側壁面を搬送ベルト17aに当接させる必要がある。ところが、リモコン41の底に段差部41aが設けられて、リモコン41の側壁面が高くなっていることから、リモコン41の側壁面を搬送ベルト17aに確実に当接させるには、搬送ベルト17aの幅を広くする必要がある。また、ロボットハンド10そのものが非常に厚くなって、人間サイズの小型のロボットハンドの実現が困難になる。更に、リモコン41の様な長尺のもの以外の対象物を把持するときには、搬送ベルト機構17が邪魔になる。
また、仮にロボットハンド10の手の平部16の面と搬送ベルト17aの搬送面を同一平面にした場合は、4本の指12〜15によりリモコン41を搬送ベルト17aの搬送面に押し付けることが非常に困難になる。
さて、先に述べた様に4本の指12〜15によりリモコン41を搬送ベルト17aに当接させたならば、引き続いて搬送ベルト機構17のモータ26を駆動制御して、搬送ベルト17aを回転移動させる。このとき、搬送ベルト17aにリモコン41の側壁面が当接し、かつ搬送ベルト17aの搬送面と手の平部16の面によりリモコン41が安定的に支持されていることから、リモコン41が搬送ベルト17aに沿って滑らかに移動する。これにより、リモコン41の操作すべき任意のボタンを、親指11により該任意のボタンを操作することが可能な箇所まで移動させることができる。このリモコン41の移動操作も、カメラによりロボットハンド10周辺を撮影して、親指11とリモコン41の任意のボタンを認識しつつ、搬送ベルト機構17のモータ26を駆動制御することにより行われ、該任意のボタンが親指11の操作可能な箇所に来る様にリモコン41を移動させる。より詳しくは、リモコン41の任意のボタンの移動方向と移動距離を求め、モータ26のエンコーダの検出出力に基づいて、その求められた移動方向と移動距離だけリモコン41が移動する様にモータ26を駆動制御して、搬送ベルト17aを回転移動させる。
図6は、ロボットハンド10によりリモコン41Aを把持した状態を示す斜視図である。また、図7は、図6の状態をロボットハンド10の手の平部16の面に沿って見て示す側面図である。
尚、図6及び図7においては、図4及び図5に示す搬送ベルト機構17のカバー17bを外して、搬送ベルト17a等を露出させて示している。
リモコン41Aは、図4及び図5のリモコン41よりも厚く、該リモコン41Aの側壁面が高くなっている。そこで、手の平部16の面に対する搬送ベルト17aの搬送面の角度αを増大させ、かつ手の平部16上でのリモコン41Aの傾斜角も増大させている。これにより、リモコン41Aの側壁面が高くても、このリモコン41Aの側壁面が搬送ベルト17aに当接する。そして、搬送ベルト17aが回転移動すると、この搬送ベルト17aと共にリモコン41Aが移動する。
搬送ベルト17aの搬送面の角度αの調節は、4本の指12〜15によるリモコン41Aの把持動作に際し、カメラによりロボットハンド10周辺を撮影して、リモコン41Aの側壁面と搬送ベルト17aの搬送面を認識しつつ、搬送ベルト機構17のモータ32を駆動制御することにより行われ、リモコン41Aの側壁面が搬送ベルト17aに当接する様にモータ32を駆動制御して傾斜角αを調節する。
図8は、ロボットハンド10によりリモコン41を把持した他の状態を示す斜視図である。また、図9は、図8の状態をロボットハンド10の手の平部16の面に沿って見て示す側面図である。
尚、図8及び図9においては、図4及び図5に示す搬送ベルト機構17のカバー17bを外して、搬送ベルト17a等を露出させて示している。
ここでは、親指11によりリモコン41の任意のボタンを操作し難いときに、手の平部16上でリモコン41の向きを変更して、該任意のボタンを操作し易い位置まで移動させる。
まず、図4及び図5に示す様に4本の指12〜15と搬送ベルト17a間でリモコン41が把持されており、親指11によるリモコン41の任意のボタンの操作が困難であるものとする。そこで、手の平部16の面を横切る線分Bに対する搬送ベルト17aの搬送面の角度βを小さくする。これにより、図8及び図9に示す様にリモコン41の向きが変更されて、親指11による該任意のボタンの操作が容易になる。
また、操作すべき任意のボタンの位置によっては搬送ベルト17aの搬送面の角度βを大きくして、親指11による該任意のボタンの操作を容易にする。
搬送ベルト17aの搬送面の角度βの調節は、リモコン41の把持動作に際し、カメラによりロボットハンド10周辺を撮影して、親指11とリモコン41の任意のボタンを認識しつつ、搬送ベルト機構17のモータ35を駆動制御することにより行われ、親指11による該任意のボタンの操作が容易になる様にモータ35を駆動制御して傾斜角βを調節する。
ところで、本実施形態のロボットハンド10では、搬送ベルト17aの搬送面の角度α、βを調節可能にしているが、搬送ベルト17aをロボットハンドの指の付け根側もしくは手首側に平行移動させて、その位置を変更可能にしても良い。例えば、図2の搬送ベルト機構17を別のフレーム(図示せず)に搭載して、このフレームを手の平部16上で平行移動可能に支持し、モータの駆動軸の回転をラックアンドピニオン等の機構により直線運動に変換して、この直線運動により該フレームを平行移動させる。あるいは、ベースアングル27を手の平部16上で回転自在に軸支して、角度βを調節可能にする代わりに、ベースアングル27を手の平部16上で平行移動可能に支持して、モータ駆動によりベースフレーム27を平行移動させても良い。
図10は、搬送ベルト17aを平行移動可能にしたロボットハンドの変形例を示す斜視図である。また、図11は、この変形例のロボットハンドを手の平部16の面に沿って見て示す側面図である。
この変形例のロボットハンド10Aでは、先に述べた様に搬送ベルト機構17を平行移動させて、搬送ベルト17aを矢印Cに示す順方向及び逆方向(ロボットハンド10Aの指の付け根側及び手首側)に平行移動させることができる。
ここで、リモコン41Bは、図4及び図5のリモコン41よりも幅が広いものとする。この場合は、搬送ベルト17aをロボットハンド10Aの手首側に平行移動させて、4本の指12〜15の付け根と搬送ベルト17a間を広くする。これにより、リモコン41Bの幅が広くても、リモコン41Bを各指12〜15と搬送ベルト17a間に容易に挟み込んで把持することができ、リモコン41Bの側壁面を搬送ベルト17aに当接させることができる。
また、リモコンの幅が狭い場合は、搬送ベルト17aをロボットハンド10Aの指の付け根側に平行移動させて、4本の指12〜15の付け根と搬送ベルト17a間を狭くし、リモコンを確実に把持して、リモコンの側壁面を搬送ベルト17aに当接させる。
搬送ベルト17aの位置調節も、4本の指12〜15によるリモコン41Bの把持動作に際し、カメラによりロボットハンド10周辺を撮影して、リモコン41Bの幅を認識しつつ、搬送ベルト17aを平行移動させるモータを駆動制御することにより行われる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、ロボットハンドの手の平部における搬送ベルトの位置を適宜に変更しても良い。また、ロボットハンドの指の本数、位置、及び構造等を適宜に変更しても構わない。
本発明のロボットハンドの実施形態を示す斜視図である。 図1のロボットハンドにおける搬送ベルト機構を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、図2の搬送ベルト機構の一部を示す分解斜視図及び組立て斜視図である。 図1のロボットハンドによりリモコンを把持した状態を示す斜視図である。 図4の状態のロボットハンドを示す側面図である。 図1のロボットハンドにより厚いリモコンを把持した状態を示す斜視図である。 図6の状態のロボットハンドを示す側面図である。 図1のロボットハンドによりリモコンを把持した他の状態を示す斜視図である。 図8の状態のロボットハンドを示す側面図である。 図1のロボットハンドの変形例を示す斜視図である。 図10のロボットハンドを示す側面図である。
符号の説明
10、10A ロボットハンド
11 親指
12 人差し指
13 中指
14 薬指
15 小指
16 手の平部
17 搬送ベルト機構
17a 搬送ベルト
21、22 プーリ
23 L型アングル
24、28、34 ギア
25、31 ギアユニット
26、32、35 モータ
27 ベースアングル
29、33 軸
41、41A、41B リモコン

Claims (4)

  1. ロボットハンドにおいて、
    対象物に当接して該対象物を移動させる搬送ベルトをロボットハンドの手の平に設けており、ロボットハンドの手の平に対して前記搬送ベルトの搬送面を該搬送ベルトの搬送方向と直交する方向で傾斜させたことを特徴とするロボットハンド。
  2. ロボットハンドの手の平に対する前記搬送ベルトの搬送面の傾斜角を変更する傾斜角変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記搬送ベルトをロボットハンドの手の平に対する法線周りに回転させる回転手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
  4. 前記搬送ベルトをロボットハンドの指の付け根側もしくは手首側に移動させる移動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
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