JP2007156560A - 情報処理システム、記録装置及びアクセス制御方法 - Google Patents

情報処理システム、記録装置及びアクセス制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 システム全体として最適な制御を行うことが可能な情報処理システム、アクセス制御方法及びその方法を適用した記録装置を提供することである。
【解決手段】 マスタ−スレーブの関係をもつ複数のマスタ機器と複数のスレーブ機器とからなる情報処理システムにおいて、少なくとも2つのアービタを導入する。そして、複数のマスタ機器の内、複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が低い機器を第1のアービタに接続する。次に、複数のマスタ機器の内、複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が高い機器と、第1のアービタと、複数のスレーブ機器とを第2のアービタに接続する。そして、アクセス頻度が低い機器からスレーブ機器へのアクセスは第1及び第2のアービタを介して行うようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は情報処理システム、記録装置及びアクセス制御方法に関し、特に、例えば、インクジェット方式に従って記録を行なう記録装置及びその装置内のマスタ−スレーブ関係にある種々の要素間でのアクセス制御方法に関する。
従来より、種々の情報処理機器には、複数のバスマスタ(以下、マスタという)と複数のバススレーブ(以下、スレーブという)からのデータバスを集約してマスタ−スレーブ間接続を仲介するデータバスアービタ(以下、アービタという)が用いられている。そのアービタを介し、1つのマスタがスレーブに対してリードアクセスを行う場合、マスタがリード要求を発行してからリードデータが帰ってくるまでの間、そのマスタはリードデータ待ちとなり動作は停止してしまう。
また、アクセスを仲介するアービタも同様にマスタに対してリードデータを返すまでの間は動作を停止してしまい、その間、他のマスタからのバスアクセスを仲介することができなくなる。そのために、特にアクセス要求に対して応答速度の速いスレーブと遅いスレーブが混在するシステムでは、遅いスレーブがボトルネックとなりシステム全体の効率を低下させてしまうという問題があった。
図6はマスタ−スレーブの関係にある従来の情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図6において、101〜103はバスアクセス要求を出すマスタ、104〜106はマスタからのバスアクセス要求に応答するスレーブ、107はマスタとスレーブ間を接続するアービタである。マスタ−アービタ間とアービタ−スレーブ間とはアクセス制御信号とデータとを授受するバスで接続されている。なお、マスタ101〜103には夫々、M1、M2、M3と、スレーブ104〜106には夫々、S1、S2、S3と符号が付けられている。図6に示されているように、これらマスタ各々とアービタとの間には同様の信号が授受され、これらスレーブ各々とアービタとの間には同様の信号が授受される。従って、どのマスタ或いはどのスレーブとの間の信号であるのかを明瞭にするために、これらの信号には通信先マスタとスレーブの符号が付している。
図7は図6に示したシステムにおいて、マスタ101からスレーブ105に対するリードアクセスを行う際のアクセス制御信号のやり取りを示すタイムチャートである。
以下、図6も参照しながら、アクセス制御信号のやり取りを説明する。
図7において、時刻t=T0においてマスタ101がアクセス要求M1とアクセス状態M1をアサートする。これに応じて、時刻t=T1では、アービタ107はマスタ101からのリード/ライトM1とアドレスM1の値からスレーブ105へのリードアクセスであることを判断する。さらに、時刻t=T1では、アービタ107はスレーブ105からの要求受付可能S2の値を調べる。この時点では要求受付可能S2はネゲートされているため、スレーブ105はアクセス不可状態であるとアービタ107は判断する。
時刻t=T2では、スレーブ105から要求受付可能S2がアサートされているため、アービタ107はマスタ101に対して要求受付M1をアサートし、スレーブ105に対してアクセス要求S2とリード/ライトS2によりリード要求をかける。さらに、時刻t=T3で、マスタ101はアービタ107からの要求受付M1のアサートを受けてアクセス要求M1をネゲートする。一方、スレーブ105はリード要求を受けて要求受付可能S2をネゲートして内部でリード処理を開始する。
そして、時刻t=T4でリード処理の完了したスレーブ105はリード応答S2をアサートし、データS2にリードデータD1を出力する。時刻t=T5で、アービタ107はリード応答S2を受けてリード応答M1をアサートし、データM1にリードデータD1を出力する。さらに、時刻t=T6において、マスタ101はリード応答M1を受けてアクセス状態M1をネゲートし、データM1のリードデータD1を取得してリード要求を完了する。
以上のようなシーケンスにおいて、時刻t=T1でマスタ102からスレーブ106へのライト要求が発生した場合を考える。
このような場合、スレーブ106の要求受付可能S3はアービタ107に対してアサートされていてスレーブ106へはアクセス可能である。にも関わらず、図7の破線が示すように、マスタ101のリード要求によりアービタ107が使用されているため、実際のアクセス開始はマスタ101のリード要求が完了する時刻t=T7まで待たなければならない。この間、マスタ102は動作待ちとなる。
このような問題を解決するために従来からも、例えば、特許文献1〜4には、バスアクセスの効率化を行うことが提案されている。
以下、従来のバスアービタによるバスアクセスの効率化の一例を説明する。
図8はバスアクセスの効率化を図った従来のシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図8において、図6に示したのと同じ構成要素には同じ参照番号を付している。図6と図8とを比較すると、図8に示す構成ではマスタからのアクセス状態信号が削除されており、その代わりにマスタとスレーブからのマスタ識別信号が付加されている点が異なっている。また、図8でも図6と同様に、これらマスタ各々とアービタとの間には同様の信号が授受され、これらスレーブ各々とアービタとの間には同様の信号が授受される。従って、どのマスタ或いはどのスレーブとの間の信号であるのかを明瞭にするために、これらの信号には通信先マスタとスレーブの符号が付されている。
図9は図8に示したシステムにおいてマスタ101からスレーブ105に対するリードアクセスを行う際のアクセス制御信号のやり取りを示すタイムチャートである。
以下、図8も参照しながら、アクセス制御信号のやり取りを説明する。
図9に示されるように、時刻t=T0で、マスタ101がアクセス要求M1をアサートしてマスタ識別M1を出力する。これに応じて、時刻t=T1で、アービタ107はリード/ライトM1とアドレスM1の値からマスタ101からスレーブ102へのリードアクセスがあることを判断する。
なお、時刻t=T1において、アービタ107はスレーブ105からの要求受付可能S2の値を調べる。この時点において、要求受付可能S2はネゲートされているため、アービタ107はスレーブ105へのアクセスは不可状態であると判断する。
またこの時、図9から分かるように、マスタ102からスレーブ106へのライト要求が発生する。
さて、時刻t=T2では、スレーブ105からの要求受付可能S2がアサートされている。このため、アービタ107はマスタ101に対して要求受付M1をアサートし、スレーブ102に対してアクセス要求S2とリード/ライトS2によりリード要求をかけ、マスタ識別M1の値をマスタ識別S2に出力する。さらに、時刻t=T3においてマスタ101は要求受付M1のアサートを受けてアクセス要求M1をネゲートし、スレーブ105はリード要求を受けて要求受付可能S2をネゲートして内部でリード処理を開始すると同時に、マスタ識別S2の値M1を取り込む。
さらに、時刻t=T4において、アービタ107はアクセス要求M1のネゲートを受けて、マスタ102からのライト要求の処理を開始する。
アービタ107は要求受付可能S3がアサートされていることを確認して、マスタ102に対して要求受け付けM2をアサートする。さらに、スレーブ106に対してアクセス要求S3とリード/ライトS3によりライト要求をかけ、データM2の値をデータS3に、マスタ識別M2の値をマスタ識別S3に出力する。
時刻t=T5では、マスタ102は要求受け付けM2を受けてアクセス要求M2をネゲートし、スレーブ106はライト要求を受け、データS3の値を取り込むことでライト要求を完了する。
その後、時刻t=T6において、リード処理の完了したスレーブ105はリード応答S2をアサートし、データS2にリードデータD1を、マスタ識別S2にM1を出力する。そして、時刻t=T7においてアービタ107はリード応答S2を受けてリード応答M1をアサートし、データM1にリードデータD1を出力する。一方、時刻t=T6においてマスタ101はリード応答M1を受けてアクセス状態M1をネゲートし、データM1のリードデータD1を取得してリード要求を完了する。
上記のような制御を行うことでバスアクセスによるマスタの待ち時間を短縮することができる。
特開2004−126646号公報 特開平8−339347号公報 特開平7−49831号公報 特開平1−226062号公報
しかしながら特許文献2〜4に開示されたような制御方法では、ある程度の効率化を図ることができるものの、アクセスが連続した場合に、アクセス速度の遅いデバイスにおけるアクセスのレイテンシをカバーしきれないという問題があった。
また、特許文献1に開示されたような制御方法では、より高い効率化を図ることができるものの、マスタの数が多い場合やバス幅が大きい場合にアクセス頻度の高いマスタも低いマスタも全て直接アービタに接続しなければならない。従って、アービタに接続する信号数が増大し配線が困難になるという問題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、システム全体として最適な制御を行うことが可能な情報処理システム、アクセス制御方法及びその方法を適用した記録装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の情報処理システムは以下の構成からなる。
即ち、マスタ−スレーブの関係をもつ複数のマスタ機器と複数のスレーブ機器とからなる情報処理システムであって、前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が低い機器を接続する第1のアービタと、前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が高い機器と、前記第1のアービタと、前記複数のスレーブ機器とを接続する第2のアービタとを有し、前記アクセス頻度が低い機器から前記スレーブ機器へのアクセスは前記第1及び第2のアービタを介して行うことを特徴とする。
ここで、前記第1のアービタは、前記アクセス頻度が低い複数のマスタ機器からのアクセス要求に係る制御信号と書込みデータとを入力し、予め定められた優先順位に従って、前記制御信号を順次処理して、前記第2のアービタに転送する第1の処理部と、前記アクセス頻度が低い複数のマスタ機器からのアクセス要求に対する応答に係る制御信号と読出しデータとを、前記アクセス要求の対象となったスレーブ機器から前記第2のアービタを介して入力して処理し、前記アクセス要求を行ったマスタ機器に転送する第2の処理部と、前記アクセス頻度が低い複数のマスタ機器からのアクセス要求に係る制御信号や前記アクセス要求に係る制御信号に対する応答信号を一時的に格納するFIFOバッファとを含むことが望ましい。
そして、そのFIFOバッファには、アクセス要求を行ったマスタ機器の識別情報をアクセス要求順に格納することが望ましいが、その際に、そのアクセス要求を発行したタイミングでマスタ機器の識別情報を格納すると良い。
また、前記第2の処理部はFIFOバッファに格納したマスタ機器の識別情報に基づいて、前記スレーブ機器からの読出しデータを前記アクセス要求を発行したマスタ機器に転送すると良い。その際、そのFIFOバッファはそのアクセス要求に対する読出し応答のタイミングでマスタの識別情報を前記第2の処理部に出力すると良い。
また他の発明によれば、マスタ−スレーブの関係をもつ複数のマスタ機器と複数のスレーブ機器とからなる情報処理システムに適用されるアクセス制御方法であって、前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が低い機器を第1のアービタに接続する工程と、前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が高い機器と、前記第1のアービタと、前記複数のスレーブ機器とを第2のアービタに接続する工程と、前記アクセス頻度が低い機器から前記スレーブ機器へのアクセスは前記第1及び第2のアービタを介して行うよう制御する工程とを有することを特徴とするアクセス制御方法を備える。
さらに他の発明によれば、上記構成の情報処理システムを組み込んだ記録装置であって、記録媒体上を走査しながら前記記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、外部装置から記録データをラスタ形式で入力する入力手段と、前記記録データを処理して、記録のために前記記録ヘッドに出力する処理手段とを有することを特徴とする記録装置を備える。
ここで、その処理手段は、MPUと、ラスタ形式の記録データに画像処理を施す画像処理手段と、前記ラスタ形式の記録データをラスタカラム変換するラスタカラム変換手段と、前記画像処理手段により画像処理され、前記ラスタカラム手段によりラスタカラム変換された記録データを前記記録ヘッドに転送するデータ転送手段と、前記画像処理やラスタカラム変換を実行するために用いられるメモリとを含むと良い。
そして、前記画像処理手段、前記ラスタカラム変換手段、前記データ転送手段、前記メモリはASICとして構成されることが望ましい。
その場合、そのASICにおいて、これら画像処理手段とラスタカラム変換手段とデータ転送手段を夫々実現する回路は、マスタ機器として、そのメモリはスレーブ機器として用いられ、さらにそのASICには、そのマスタ機器とスレーブ機器との間のデータアクセスを調整するためのアービタを備えることが望ましい。
従って本発明によれば、第2アービタの前段にもう1つ第1のアービタを備え、第1のアービタにアクセス頻度の低いマスタをまとめて接続し、第2のマスタから見るとこれらマスタを1つのマスタとして扱うことができる。これにより、アービタを用いたアクセス制御を最適化し、各アービタに接続する信号線の数を削減することができるという効果が得られる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみを表すものではない。これに加えて、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。即ち、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<インクジェット記録装置の説明(図1)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置1の構成の概要を示す外観斜視図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置という)は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド3をキャリッジ2に搭載している。キャリッジ2には、キャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構4より伝え、キャリッジ2を矢印A方向に往復移動させる。記録時には、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構5を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド3から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。
また、記録ヘッド3の状態を良好に維持するためにキャリッジ2を回復装置10の位置まで移動させ、間欠的に記録ヘッド3の吐出回復処理を行う。
記録装置1のキャリッジ2には記録ヘッド3を搭載するのみならず、記録ヘッド3に供給するインクを貯留するインクカートリッジ6を装着する。インクカートリッジ6はキャリッジ2に対して着脱自在になっている。
図1に示した記録装置1はカラー記録が可能であり、そのためにキャリッジ2にはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを夫々、収容した4つのインクカートリッジを搭載している。これら4つのインクカートリッジは夫々独立に着脱可能である。
さて、キャリッジ2と記録ヘッド3とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド3は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、この実施例の記録ヘッド3は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用している。このため、記録ヘッド3には熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備えている。その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図1に示されているように、キャリッジ2はキャリッジモータM1の駆動力を伝達する伝達機構4の駆動ベルト7の一部に連結されており、ガイドシャフト13に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。従って、キャリッジ2は、キャリッジモータM1の正転及び逆転によってガイドシャフト13に沿って往復移動する。また、キャリッジ2の移動方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ2の絶対位置を示すためのスケール8が備えられている。この実施例では、スケール8は透明なPETフィルムに必要なピッチで黒色のバーを印刷したものを用いており、その一方はシャーシ9に固着され、他方は板バネ(不図示)で支持されている。
また、スケール8を読み取るエンコーダセンサが設けられている。このセンサ関連して、エンコーダ周期のむらや誤差を補正するモードを備えている。そのモードでは、まず、記録ヘッドを一定の速度で移動させたときに、得られる位置情報をシステムバス605を介してRAMに設けられている位置補正用バッファに格納する。次に、記録ヘッド3の走査方向の位置とその位置におけるずれ量の算出を行う。次に、記録動作を行うときに、記録ヘッド3の駆動タイミングの補正を行う。以上のような処理を行うことで、デスクトップタイプに比べて走査幅(移動距離)が大きい記録装置において、発生するエンコーダ周期のむらや誤差を補正することができる。記録装置にはこのような補正処理を所定のタイミングで行うが、この補正処理が実行される頻度は記録動作の実行頻度に比べて低い。
また、記録装置1には、記録ヘッド3の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられている。そして、キャリッジモータM1の駆動力によって記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2が往復移動されると同時に、記録ヘッド3に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
さらに、図1において、14は記録媒体Pを搬送するために搬送モータM2によって駆動される搬送ローラ、15はバネ(不図示)により記録媒体Pを搬送ローラ14に当接するピンチローラである。また、16はピンチローラ15を回転自在に支持するピンチローラホルダ、17は搬送ローラ14の一端に固着された搬送ローラギアである。そして、搬送ローラギア17に中間ギア(不図示)を介して伝達された搬送モータM2の回転により、搬送ローラ14が駆動される。
またさらに、20は記録ヘッド3によって画像が形成された記録媒体Pを記録装置外ヘ排出するための排出ローラであり、搬送モータM2の回転が伝達されることで駆動されるようになっている。なお、排出ローラ20は記録媒体Pをバネ(不図示)により圧接する拍車ローラ(不図示)により当接する。22は拍車ローラを回転自在に支持する拍車ホルダである。
またさらに、記録装置1には、記録ヘッド3を搭載するキャリッジ2の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の所望位置(例えば、ホームポジションに対応する位置)に、記録ヘッド3の吐出不良を回復するための回復装置10が配設されている。
回復装置10は、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピングするキャッピング機構11と記録ヘッド3の吐出口面をクリーニングするワイピング機構12を備えている。そして、キャッピング機構11による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引手段(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させ、記録ヘッド3のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復処理を行う。
さらに、インクを吐出しないノズル(不吐出)を調べるキャリブレーション処理(不吐出ノズル検出)を所定のタイミングで行う。この処理では、吐出しないノズルの情報をシステムバス(後述)を介してRAM(後述)に設けられている記録補間用バッファに格納する。この不吐出ノズル検出処理が実行される頻度は記録動作の実行頻度に比べて低い。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピング機構11によるキャッピングすることによって、記録ヘッド3を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構12はキャッピング機構11の近傍に配され、記録ヘッド3の吐出口面に付着したインク液滴を拭き取るようになっている。
これらキャッピング機構11及びワイピング機構12により、記録ヘッド3のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
<インクジェット記録装置の制御構成(図2)>
図2は図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、コントローラ600は、MPU601、ROM602、特殊用途集積回路(ASIC)603、RAM604、システムバス605、A/D変換器606などで構成される。ここで、ROM602は後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納する。ASIC603は、キャリッジモータM1の制御、搬送モータM2の制御、及び、記録ヘッド3の制御のための制御信号を生成する。RAM604は、画像データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等として用いられる。システムバス605は、MPU601、ASIC603、RAM604を相互に接続してデータの授受を行う。A/D変換器606は以下に説明するセンサ群からのアナログ信号を入力してA/D変換し、デジタル信号をMPU601に供給する。
また、図2において、610は画像データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取り用のリーダやデジタルカメラなど)でありホスト装置と総称される。ホスト装置610と記録装置1との間ではインタフェース(I/F)611を介して画像データ、コマンド、ステータス信号等を送受信する。この画像データは、例えば、ラスタ形式で入力される。
さらに、620はスイッチ群であり、電源スイッチ621、プリントスイッチ622、回復スイッチ623などから構成される。プリントスイッチ622はプリント開始を指令するために用いられる。回復スイッチ623は、記録ヘッド3のインク吐出性能を良好な状態に維持するための処理(回復処理)の起動を指示するために用いられる。これらのスイッチは操作者による指令入力を受けるために用いられる。
630は装置状態を検出するためのセンサ群であり、位置センサ631、温度センサ632等から構成される。位置センサ631はフォトカプラなどのホームポジションhを検出するためのセンサであり、温度センサ632は記録装置の適宜の箇所に設けられ環境温度を検出するために用いられるセンサである。この他、エンコーダセンサ、インクの吐出状態を検出する吐出状態検出センサが設けられている。
さらに、640はキャリッジ2を矢印A方向に往復走査させるためのキャリッジモータM1を駆動させるキャリッジモータドライバ、642は記録媒体Pを搬送するための搬送モータM2を駆動させる搬送モータドライバである。
ASIC603は、記録ヘッド3による記録動作の際に、RAM602の記憶領域にアクセスしてラスタ形式で入力された記録データにラスタカラム変換(RC変換)を行い、その変換された記録データを記録ヘッドに対して転送する。そのため、ASIC603にはそのような処理を行うための、RC変換回路や記録データ転送回路が備えられる。さらに、ASIC603にはエンコーダセンサのキャリブレーションを行うエンコーダ信号補正回路、記録ヘッドに設けられているノズルについて不吐出のノズルを検出する不吐出検出回路なども備えられる。またさらに、ASIC603にはRC変換回路から出力されたRC変換後の記録データを一時的に格納しておくための内部バッファメモリやこの内部バッファメモリへのアクセス競合を調整するためのバスアービタ回路(以下、アービタという)なども備えられる。
加えて、ASIC603には色補正や輝度濃度変換(色空間変換)などの画像処理を行う画像処理回路や画像処理に用いられるLUTなどのメモリが備えられることもある。
このような回路やメモリは内部バスによって互いに接続され、そのメモリに対するアクセスはアービタにより調整される。また、ASIC内の上述のような回路やメモリは、マスタ−スレーブの関係となる。そのマスタとしてはRC変換回路、記録データ転送回路、画像処理回路、エンコーダ信号補正回路、不吐出検出回路などがある。一方、スレーブとしては内部バッファメモリ、LUT、位置補正用バッファ、記録補間用バッファなどがある。
次に、上記構成の記録装置のASICに適用されるこの実施例に従うアービタを用いたアクセス制御方法を説明する。
図3はASIC内の構成例を示すブロック図である。なお、図3に示す構成において、既に図7や図9を用いて言及したのと同じ構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
図3において、108〜109はバスアクセス要求を発行するマスタ、110はマスタ103、108、109のアクセスをまとめてマスタとしてバスアービタ107へのアクセスを行うサブアービタである。なお、マスタ108〜109には夫々、M4、M5と、サブアービタ110にはM6と符号が付けられている。図3から明らかなように、これらマスタ各々とサブアービタ或いはアービタとの間、及びサブアービタとアービタとの間には同様の信号が授受され、これらスレーブ各々とアービタとの間には同様の信号が授受される。従って、どのマスタ或いはどのスレーブとの間の信号であるのかを明瞭にするために、これらの信号には通信先マスタとスレーブの符号が付している。
図3に示す構成において、マスタ103、108、109はスレーブに対するアクセス頻度の低いデバイスであり、マスタ101、102はスレーブに対するアクセス頻度の高いデバイスである。従って、この構成では、アクセス頻度の低いデバイスは全て、サブアービタ110に接続され、これらがまとめられて1つのマスタとみなされるようになっている。そして、サブアービタ110をアービタ107に接続し、アクセス頻度の高いデバイスは直接アービタ107に接続される。例えば、アクセス頻度の低いデバイスは、エンコーダ信号補正回路、不吐出検出回路である。一方、アクセス頻度の高いデバイスは、RC変換回路、記録データ転送回路、画像処理回路である。
図4はサブアービタ110の内部構成を示すブロック図である。
図4において、111はマスタ103、108、109からの信号をセレクトしてマスタ信号として出力するセレクタである。112はアービタ107からの信号をマスタ103、108、109へ振り分けるセレクタである。113はリードアクセスを行った順にマスタ識別M6を格納していき、リード応答M6に応じてリードマスタ識別を出力するFIFOバッファである。
図5は図3に示したASIC内のシステム構成において、マスタ103、108、109が順にスレーブ105に対してリードアクセスを行う際のアクセス制御信号のやり取りを示すタイムチャートである。
以下、図3〜図4にも言及しながら、アクセス制御信号のやり取りとデータ入出力を説明する。
図5によれば、時刻t=T0では、マスタ103、108、109がスレーブ105に対してのリードアクセス要求をアサートする。サブアービタ110内のセレクタ111はマスタ103、108、109の順でアクセスを優先するため、マスタ103のアクセス制御信号がサブアービタ110から出力される。ただし、このときマスタ識別信号としてM3ではなくM6が出力されるが、これとは別にサブアービタ110内のセレクタ111はマスタ識別M3の値を、リードマスタ識別INとしてセレクタ112とFIFOバッファ113とに出力する。
時刻t=T1において、アービタ107はスレーブ105から要求受付可能S2のアサートを受け、サブアービタ110に対して要求受付M6をアサートする。さらに、アービタ107はスレーブ105に対してアクセス要求S2とリード/ライトS2によってリード要求をかけ、マスタ識別M6の値をマスタ識別S2に出力する。
時刻t=T2において、サブアービタ110内のセレクタ112は、アービタ107からの要求受付M6のアサートを受けてリードマスタ識別INの値からマスタ103のアクセスが受け付けられたことを確認し、要求受付M3をアサートする。要求受付M3のアサートを受けたマスタ103はリードアクセス要求をネゲートする。また、サブアービタ110内のFIFOバッファ113は要求受付M6のアサートを受けて、リードマスタ識別INの値であるM3を取り込む。FIFOバッファ113はその先頭データの値をリードマスタ識別OUTとしてセレクタ112に出力するが、この時FIFOバッファ113のリードポインタは先頭にあるためリードマスタ識別OUTの値はM3となる。
時刻t=T3において、アービタ107はスレーブ105からの要求受付可能S2のアサートを受け、サブアービタ110に対して要求受付M6をアサートする。さらに、アービタ107はスレーブ105に対してアクセス要求S2とリード/ライトS2によりリード要求をかけ、マスタ識別M6の値をマスタ識別S2に出力する。
時刻t=T4において、サブアービタ110内のセレクタ112は、要求受付M6のアサートを受けてリードマスタ識別INの値からマスタ108のアクセスが受け付けられたことを確認し、要求受付M4をアサートする。要求受付M4のアサートを受けたマスタ108はリードアクセス要求をネゲートする。また、サブアービタ110内のFIFOバッファ113は要求受付M6のアサートを受けてリードマスタ識別INの値M4を取り込む。
時刻t=T5において、アービタ107はスレーブ105からの要求受付可能S2のアサートを受け、サブアービタ110に対して要求受付M6をアサートする。さらに、アービタ107はスレーブ105に対してアクセス要求S2とリード/ライトS2にてリード要求をかけ、マスタ識別M6の値をマスタ識別S2に出力する。
時刻t=T6において、サブアービタ110内のセレクタ112は、要求受付M6のアサートを受け、リードマスタ識別INの値からマスタ109のアクセスが受け付けられたことを確認し、要求受付M5をアサートする。要求受付M5のアサートを受けたマスタ109はリードアクセス要求をネゲートする。また、サブアービタ110内のFIFOバッファ113は要求受付M6のアサートを受けて、リードマスタ識別INの値M5を取り込む。
時刻t=T7において、アービタ107はスレーブ105からのリード応答S2のアサートを受け、サブアービタ110に対してリード応答M6をアサートし、データS2の値(D3)をデータM6に出力する。この時、セレクタ112は、リード応答M6のアサートを受けてリードマスタ識別OUTの値からマスタ103のリードデータが返ってきたことを確認し、マスタ103に対してリード応答M3をアサートし、データM6の値(D3)をデータM3に出力する。また、FIFOバッファ113はリード応答M6のアサートを受けてFIFOバッファ113のリードポインタを進める。これによりリードマスタ識別OUTの値はM4となる。
時刻t=T8において、アービタ107はスレーブ105からのリード応答S2のアサートを受け、サブアービタ110に対してリード応答M6をアサートし、データS2の値(D4)をデータM6に出力する。この時、セレクタ112は、リード応答M6のアサートを受けてリードマスタ識別OUTの値からマスタ108のリードデータが返ってきたことを確認し、マスタ108に対してリード応答M4をアサートし、データM6の値(D4)をデータM4に出力する。また、FIFOバッファ113はリード応答M6のアサートを受けてFIFOバッファ113のリードポインタを進める。これによりリードマスタ識別OUTの値はM5となる。
時刻t=T9において、アービタ107はスレーブ105からのリード応答S2のアサートを受け、サブアービタ110に対してリード応答M6をアサートし、データS2の値(D5)をデータM6に出力する。この時、セレクタ112は、リード応答M6のアサートを受けてリードマスタ識別OUTの値からマスタ109のリードデータが返ってきたことを確認し、マスタ109に対してリード応答M5をアサートし、データM6の値D5をデータM5に出力する。
上記のような動作により、サブアービタ110はマスタ103、108、109のバスアクセス制御を行う。
図5のタイムチャートによれば、例えば、マスタ103、108、109から時刻t=T0において同時にアクセス要求M3、M4、M5が発行された場合、その要求に対する応答までの時間が長く場合もある。しかしながら、これらのマスタはアクセス頻度が低くアクセス速度に高速性を要求するものではないので、装置全体としては実質的な性能の低下を生じさせるものでない。一方、アクセス頻度が高くアクセス速度に高速性が要求されるものは、アービタ107に直接接続されるので、アクセス頻度の低いデバイスによる影響を受けることはない。また、サブアービタを用いることで、アービタ107に直接接続されるデバイスの数が減少するので、アービタに対する配線数も少なくなる。
従って以上説明した実施例に従えば、デバイスのアクセス頻度に従ってアービタを選択して接続するので、アクセス頻度の違いによる影響を最小限にすることができる。これにより、アクセス頻度の異なるデバイスによるアクセス制御の最適化を図ることができる。また、アービタに接続するデバイスの数も低減し、その結果、配線数も減少するので、回路設計や回路面積の点からも利点がある。
なお、以上の実施例において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
以上の実施例は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば、電気熱変換体やレーザ光等)を備えている。そして、その熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させることにより記録の高密度化、高精細化を達成している。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置1の構成の概要を示す外観斜視図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。 サブアービタを用いたシステム構成の一例を示す図である。 サブアービタの内部構成を示す図である。 サブアービタを用いたアクセス制御信号のやり取りを示す図である。 バスアービタを用いた従来のシステム構成の一例を示す図である。 従来のバスアービタを用いたアクセス制御信号のやり取りを示す図である。 従来のバスアクセスの効率化を図ったバスアービタを用いたシステム構成の一例を示す図である。 従来のバスアクセスの効率化を図ったバスアービタを用いたアクセス制御信号のやり取りを示す図である。
符号の説明
3 記録ヘッド
101〜103 マスタ
104〜106 スレーブ
107 バスアービタ
108〜109 マスタ
110 サブアービタ
111 セレクタ
112 セレクタ
113 FIFOバッファ
601 MPU
603 ASIC
604 RAM
610 ホスト装置

Claims (11)

  1. マスタ−スレーブの関係をもつ複数のマスタ機器と複数のスレーブ機器とからなる情報処理システムであって、
    前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が低い機器を接続する第1のアービタと、
    前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が高い機器と、前記第1のアービタと、前記複数のスレーブ機器とを接続する第2のアービタとを有し、
    前記アクセス頻度が低い機器から前記スレーブ機器へのアクセスは前記第1及び第2のアービタを介して行うことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1のアービタは、
    前記アクセス頻度が低い複数のマスタ機器からのアクセス要求に係る制御信号と書込みデータとを入力し、予め定められた優先順位に従って、前記制御信号を順次処理して、前記第2のアービタに転送する第1の処理部と、
    前記アクセス頻度が低い複数のマスタ機器からのアクセス要求に対する応答に係る制御信号と読出しデータとを、前記アクセス要求の対象となったスレーブ機器から前記第2のアービタを介して入力して処理し、前記アクセス要求を行ったマスタ機器に転送する第2の処理部と、
    前記アクセス頻度が低い複数のマスタ機器からのアクセス要求に係る制御信号や前記アクセス要求に係る制御信号に対する応答信号を一時的に格納するFIFOバッファとを有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記FIFOバッファには、アクセス要求を行ったマスタ機器の識別情報をアクセス要求順に格納することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記FIFOバッファに前記アクセス要求を発行したタイミングで前記マスタ機器の識別情報を格納することを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記第2の処理部は前記FIFOバッファに格納した前記マスタ機器の識別情報に基づいて、前記スレーブ機器からの読出しデータを前記アクセス要求を発行したマスタ機器に転送することを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  6. 前記FIFOバッファは前記アクセス要求に対する読出し応答のタイミングで前記マスタの識別情報を前記第2の処理部に出力することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. マスタ−スレーブの関係をもつ複数のマスタ機器と複数のスレーブ機器とからなる情報処理システムに適用されるアクセス制御方法であって、
    前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が低い機器を第1のアービタに接続する工程と、
    前記複数のマスタ機器の内、前記複数のスレーブ機器へのアクセス頻度が高い機器と、前記第1のアービタと、前記複数のスレーブ機器とを第2のアービタに接続する工程と、
    前記アクセス頻度が低い機器から前記スレーブ機器へのアクセスは前記第1及び第2のアービタを介して行うよう制御する工程とを有することを特徴とするアクセス制御方法。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理システムを組み込んだ記録装置であって、
    記録媒体上を走査しながら前記記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    外部装置から記録データをラスタ形式で入力する入力手段と、
    前記記録データを処理して、記録のために前記記録ヘッドに出力する処理手段とを有することを特徴とする記録装置。
  9. 前記処理手段は、
    MPUと、
    ラスタ形式の記録データに画像処理を施す画像処理手段と、
    前記ラスタ形式の記録データをラスタカラム変換するラスタカラム変換手段と、
    前記画像処理手段により画像処理され、前記ラスタカラム変換手段によりラスタカラム変換された記録データを前記記録ヘッドに転送するデータ転送手段と、
    前記画像処理やラスタカラム変換を実行するために用いられるメモリとを含むことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記画像処理手段、前記ラスタカラム変換手段、前記データ転送手段、前記メモリはASICとして構成されることを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 前記ASICにおいて、
    前記画像処理手段と、前記ラスタカラム変換手段と、前記データ転送手段とを夫々実現する回路は、マスタ機器として、前記メモリはスレーブ機器として用いられ、
    前記ASICには、前記マスタ機器とスレーブ機器との間のデータアクセスを調整するためのアービタを備えることを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
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