JP2007155918A - 現像ロール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸体1と、この軸体1の外周面に形成された弾性層2と、この弾性層2の外周面に形成された最外層3とから構成されている。そして、上記弾性層2の外周面には、多数の凹部Aが、相互に開口縁部が重なり合わない状態で、分布形成されている。これにより、上記最外層3の外周面には、上記各凹部Aに起因する凹部Bが現れている。また、上記最外層3には、粗面形成用の粒子が分散しており、その粒径は0.5〜4.0μmの範囲内に設定されている。
【選択図】図1
Description
外径8mm、長さ350mmの鉄製の中実円柱状の軸体を準備した。
導電性シリコーンゴム(X34−270A/B、信越化学工業社製)をニーダーにより混練して弾性層2の形成材料を調製した。
ポリカーボネートジオール系ウレタン樹脂(ニッポラン5196、日本ポリウレタン社製)100重量部に対して、カーボンブラック(デンカブラックHS−100、電気化学工業社製)40重量部の割合で用い、ボールミルにより混練した後、MEK400重量部を加えて混合,攪拌して最外層の主材料を調製した。そして、この主材料100重量部に対して、粒径0.5μmの粗面形成用粒子(トスパール105、東芝シリコーン社製)10重量部を混合,攪拌して最外層の形成材料を調製した。
成形用金型を用いて成形(190℃×30分間)することにより、軸体の外周面に弾性層(厚み4mm、長さ240mm)を形成した。そして、その弾性層の外周面に、レーザマーキングを施すことにより、多数の凹部を分布形成した。このレーザマーキングには、レーザ光としてNd−YAGレーザを用い、その出力を26A,レーザ照射周波数を17.6Hz,1つの凹部形成に要するレーザ照射時間を60秒間とした。そして、上記凹部として、開口形状が略円形(開口径175μm)であり、凹面形状が略球面の一部からなる曲面状(凹部の深さ7.5μm)のものを形成した。それら凹部は、開口縁部が相互に重なり合っていず、周方向および軸方向に一定のピッチ(周方向に隣り合う凹部の開口縁間の距離および軸方向に隣り合う凹部の開口縁間の距離をいずれも5μm)とした。
上記弾性層の外周面に、上記最外層の形成材料をロールコーティング法により塗工した後、乾燥(硬化)させ、最外層(上記凹部が形成されていない部分での厚み5μm)を形成した。これにより、現像ロールを得た。この現像ロールの最外層の外周面には、上記弾性層の外周面に形成した凹部に起因する凹部が形成され、その凹部は、開口形状が略円形(開口径170μm)、凹面形状が略球面の一部からなる曲面状(凹部の深さ7.0μm)となっており、開口縁部が相互に重なり合っていず、周方向および軸方向に一定のピッチ(周方向に隣り合う凹部の開口縁間の距離および軸方向に隣り合う凹部の開口縁間の距離をいずれも10μm)となっていた。
上記実施例1において、最外層の主材料に混合される粗面形成用粒子として、粒径0.3μmのもの(シーホスターKE−P30、日本触媒社製)10重量部とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
上記実施例1において、最外層の主材料に混合される粗面形成用粒子として、粒径6.0μmのもの(エポスターMA1006、日本触媒社製)10重量部とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
このようにして得られた実施例1〜3および比較例1,2の各現像ロールを、市販の実機(レーザーショット LBP−2510,キャノン社製)に組み込み、32.5℃,85%RHの環境下で、5%の印字にて8000枚行った後、感光ドラム表面の白地部の濃度をマクベス濃度計を用いて測定した。その結果、その濃度が0.25未満のものはかぶり現象(上記感光ドラム表面の白地部へのトナー付着)が殆ど発生していないとして○、濃度が0.25以上のものはかぶり現象が発生したとして×と評価し、下記の表1に併せて表記した。
上記画像出し後、上記実機から現像ロールを取り出し、その外周面を電子顕微鏡で観察した。その結果、局所的付着がなくディンプル形状を維持したものは、フィルミングが発生していないとして○、局所的付着がありディンプル形状のくずれや径変化が起こったものは、フィルミングが発生したとして×と評価し、下記の表1に併せて表記した。
2 弾性層
3 最外層
A 凹部
B 凹部
C 粒子
Claims (2)
- 軸体と、この軸体の外周面に形成された弾性層と、この弾性層の外周に直接もしくは他の層を介して形成された最外層とを有し、その最外層に粗面形成用の粒子が分散している現像ロールであって、上記粒子の粒径が0.5〜4.0μmの範囲内であり、かつ、上記弾性層の外周面に、相互に開口縁部が重なり合わない状態で多数の凹部が分布形成され、上記各凹部に起因して上記最外層の外周面にも凹部が現れて粗面が形成されていることを特徴とする現像ロール。
- 上記最外層の外周面に現れている各凹部の開口径が20〜200μmの範囲内であり、各凹部の深さが1.5〜20μmの範囲内であり、隣り合う凹部の開口縁間の距離が0〜200μmの範囲内である請求項1記載の現像ロール。
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