JP2007155347A - 地震被害管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各電力設備に設置された地震感知器からサーバーへ送られてくる情報に基づいて、各電力設備の地震被害状況を正確に把握できると共に、サーバーへの情報伝送量を極力少なく抑えることを可能とする。
【解決手段】サーバー100は、各電力設備に設置された地震感知器20から地震感知情報を受信する通信情報受信部102と、各設備の設備IDと設備種別と位置情報とが対応付けて記録された設備情報DB118と、受信した地震感知情報に含まれる設備IDに対応する設備種別と位置情報を設備DB118から取得する設備情報取得部104と、取得した設備種別と受信した地震感知情報に含まれる振動情報に含まれる振動の最大レベルとに基づき地震による被害レベルを判定する設備被害レベル判定部106と、地図上の、該当位置に電力設備を示すシンボルを判定した設備被害レベルが視認できるように表示した表示画面を生成する表示処理部114と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震発生時における各種電力設備の被害状況を管理するための地震被害管理システム及び方法に関する。
従来より、地震発生時に、各所に設けた地震感知器から情報を収集し、これら情報に各種処理を施し、その処理結果を表示することによって、地震による設備の被害状況を把握するための設備被害管理システムが提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1には、ガスなどの流体を移送する配管網の地震被害を把握するために、地震監視装置を、配管の流体圧を整圧するガバナの各要所に配置し、地震発生時に、各地震感知器と通信状態を確保し、振動被害に関する情報であるSI値、ガバナの遮断状態、ガス供給圧力値およびガス流量などの複数種類の情報を収集し、その情報を用いて2時災害や流体の供給停止に伴う復旧日数や費用を算定することによりガスの供給停止等の判断を支援するシステムが開示されている。
特許文献2には、水道やガス管などの管路に発生する地震被害を予測するために、各所に設けた震度計からの震度や動画撮影カメラ映像などの情報を、通信ネットワークを介して収集した上、管路網の分布位置に該当する領域をメッシュ状に細分化し、各細分化した領域における震度を、これら収集した震度データなどの情報を用いて補間し、補間した震度を加速度推定処理により加速度データに変換し、変換した加速度データと、地質データおよび管路データとから管路の被害箇所を予測するシステムが開示されている。
特許文献3には、エレベータの地震被害を予測するために、地震動の加速度データと、これら地震動によって生じるエレベータの被害データとの相関関係を、予め、型式や稼動年数または構造などのエレベータのパターンによって解析することにより導いて、データベース化しておき、地震発生時にこのデータベースを基に、各エレベータにおいて観測した加速度データからこれらエレベータの被害状況を予測するシステム開示されている。
特開2005−99490号公報 特開2003−57356号公報 特開平11−49448号公報
しかしながら、上述の各特許文献に開示された設備被害管理システムには次のような問題点があった。
特許文献1に開示される構成では、地震時に各地震監視装置から発信される情報が、SI値、ガバナの遮蔽状態、圧力値およびガス流量など複数種類の情報を含んでいる。このため、1台の地震監視装置から発信される情報量が大きく、地震監視装置を各所に設置すると、各地震監視装置からサーバーに送信されてくる情報量が膨大となり、サーバーの処理負担が重くなってしまう。また、情報の伝送量が大きくなることで、情報伝送路であるネットワーク通信にも負担をかけ、情報転送速度の低下などの問題を引き起こす原因となる。
また、特許文献2に開示される構成では、震度情報は管路の該当位置で直接観測されるのではなく、震度計や動画撮影カメラ映像で取得した震度情報から、監視したい管路に該当する位置の震度を補間して求め、当該管路の被害状況を予測する。一方、地震よる振動は、地盤の条件や地震波の伝播経路などにより、局地的に変化する場合がある。このため、補間により求めた震度データを用いて設備の被害状況を判定したのでは、正確性に劣る。
特許文献3に開示されるシステムは、被害状況を予測する対象がエレベータ設備に限定されており、特許文献1,2と同様に、各種電力設備の地震被害状況を把握することは考慮されていない。また、地震によって被害を受けた設備を迅速に復旧するためには、被害設備が位置する周辺道路の通行可否の確認や、被害設備まで行き着くためのアクセスルートの選定などが必要であるが、そのような道路の被害状況を判定することは特許文献1〜3の何れにおいても全く考慮されていない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、多数存在する各種電力設備の夫々に設置された地震感知器からサーバーへ送られてくる情報に基づいて、各電力設備の地震による被害状況を正確に把握できると共に、地震感知器からサーバーへの情報伝送量を極力少なく抑えることが可能な電力設備の地震被害管理システム及び方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、地震発生時における各種電力設備の被害状況を管理するための電力設備の地震被害管理システムであって、
各電力設備に設置された地震感知器から、該当する電力設備の設備IDと振動の最大レベルとを少なくとも含む地震感知情報を受信する情報受信部と、
各電力設備の設備IDと、設備種別と、位置情報とが対応付けて記録された設備情報データベースと、
前記地震感知情報に含まれる設備IDに対応する設備種別および位置情報を前記設備データベースから取得する設備情報取得部と、
前記取得した設備種別と、前記受信した地震感知情報に含まれる振動情報に含まれる振動の最大レベルとに基づいて、当該電力設備の地震による被害レベルを判定する設備被害レベル判定部と、
地図上の、前記取得した位置情報に該当する位置に、前記電力設備を示すシンボルを、前記判定した設備の被害レベルが視認できるように表示した表示画面を生成する表示処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の電力設備の地震被害管理システムは、前記判定された各電力設備の被害レベルに基づいて、各電力設備の周辺に位置する道路の被害レベルを判定する道路被害レベル判定部を備え、前記表示処理部は、地図上の、当該被害レベルを予測した道路に該当する位置に、前記判定した道路の被害レベルを表示した表示画面を生成する機能を有することとしてもよい。
また、前記道路被害レベル判定部は、電力設備として道路に沿って設置された電柱の被害レベルに基づいて、当該道路の被害レベルを判定することとしてもよい。
また、前記道路の被害レベルは、例えば、当該道路が通行可能か否かを示すものである。
また、本発明の電力設備の地震被害管理システムは、前記判定された各設備の被害レベルに基づいて、緊急復旧エリアを判定する緊急復旧エリア判定部を備え、前記表示処理部は、前記判定した緊急復旧エリアを、地図上の当該緊急復旧エリアに該当する位置に表示した表示画面を生成する機能を有することとしてもよい。
また、本発明は、各電力設備に設置された地震感知器と、各通信感知器から送信された情報に基づいて各種電力設備の被害状況を管理するためのサーバーとにより構成される電力設備の地震被害管理システムであって、前記サーバーは、
前記地震感知器から、該当する電力設備の設備IDと振動の最大レベルとを少なくとも含む地震感知情報を受信する情報受信部と、
各電力設備の設備IDと、設備種別と、位置情報とが対応付けて記録された設備情報データベースと、
前記地震感知情報に含まれる設備IDに対応する設備種別および位置情報を前記設備データベースから取得する設備情報取得部と、
前記取得した設備種別と、前記受信した地震感知情報に含まれる振動情報に含まれる振動の最大レベルとに基づいて、当該電力設備の地震による被害レベルを判定する設備被害レベル判定部と、
地図上の、前記取得した位置情報に該当する位置に、前記電力設備を示すシンボルを、前記判定した設備の被害レベルが視認できるように表示した表示画面を生成する表示処理部と、を備えることを特徴とする。
この電力設備の地震被害管理システムにおいて、
前記地震感知器は、
当該地震感知器が取り付けられた設備を識別するための設備IDが記憶された記憶部と、
地震による振動に応じた信号を出力する振動検知手段と、
前記振動検知手段により検知された振動レベルが所定の基準以上になった場合に起動信号を出力する起動手段と、
前記起動手段が起動信号を出力してから所定期間、前記振動検知手段が検知する振動レベルの最大値を求める最大振動検知手段と、
前記所定期間の経過後、前記設備IDと、前記求められた最大値とを送信する情報送信部とを備えることとしてもよい。
本発明によれば、多数存在する各種電力設備の夫々に設置された地震感知器からサーバーへ送られてくる情報に基づいて、各電力設備の地震による被害状況を正確に把握できると共に、サーバーへの情報伝送量を極力少なく抑えることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる地震感知器20を備える設備被害管理システム1の全体構成を表す機能ブロック図である。同図に示すように、設備被害管理システム1は、各電力設備10に設けられた地震感知器20と、地震感知器20から送られてきた地震情報に各種処理を施すサーバー100と、地震感知器20からサーバー100へ情報を伝送するための通信ネットワーク50とを含んで構成されている。
電力設備10としては、例えば、発電所、変電所、送電用鉄塔および電柱など様々な電力設備が想定され、その夫々に地震感知器20が設けられる。
図2は、地震感知器20の機能ブロック図である。同図に示すように、地震感知器20は、振動感知部22と、記憶部24と、時計部26と、制御部28と、情報送信部30と、電源32とを備えている。
振動感知部22は、例えば、地震動の加速度を感知する加速度センサである。ただし、これに限らず地震による振動変形を感知できる機器であれば振動感知部22として適用可能であり、例えば、地震による振り子の振れの変位を計測できる機器や、また振動によって生ずる応力や変形を測定できる機器(例えば歪センサ)などを用いてもよい。
記憶部24には、地震感知器20が取り付けられた電力設備10について、設備ID、当該電力設備10に被害が発生するおそれのある振動レベルの下限値(以下、被害振動基準値という)、及び、地震により生じた振動レベルの最大値を判定するための監視時間(以下、最大振動監視時間という)などが予め記憶されている。
時計部26は、振動感知部22で感知された振動が被害振動基準値以上に達した日時を特定するのに用いられる。なお、正確な日時を検出するため、時計部26には、電波やGPS信号などによる時刻補正機能を設けた時計を用いてもよく、あるいは、通信ネットワーク50を通じ、時計部26の日時を補正できるようにしてもよい。
制御部28は、被害感知判定部28aと最大振動検知部28bとを備えている。被害感知判定部28aは、振動感知部22が感知する振動波形を監視し、この振動の振幅レベルと記憶部24に予め記憶された被害振動基準値とを比較して、この振動の振幅レベルが被害振動基準値以上に達したか否かを判定する。その結果、被害振動基準値以上に達したと判定された場合に限り、監視起動信号を最大振動検知部28bに出力するとともに、時計部26から現在日時を監視起動日時として取得し記憶部24に記録する。最大振動検知部28bは、被害感知判定部28aから監視起動信号を受けた時点から、記憶部24に記憶された最大振動監視時間の間、振動感知部22が感知する振動波形を監視する。そして、その間に生じた振動振幅の最大値(以下、振動最大値という)を判定し、判定された振動最大値を情報送信部30に出力する。
情報送信部30は、記憶部24から、予め記憶された設備IDと、被害感知判定部28aによって記録された監視起動日時とを取得し、最大振動検知部28bから出力された振動最大値とともに、通信ネットワーク50を介してサーバー100へ送信する。なお、地震災害が発生した際に、有線通信手段が断絶する可能性があることを考慮すると、通信ネットワーク50には、電波や衛星回線などの無線通信手段を用いることが望ましいが、電話回線、光通信回線および専用回線などの有線通信手段を用いてもよい。また、有線または無線手段のどちらかに限定せず、有線および無線手段を併用し情報伝達の確実・迅速な方を選択して用いてもよい。
電源32は、地震感知器20を構成する各部に必要な電力の供給を行う。地震感知器20は任意の電力設備10に設置可能とするため、外部電源設備が存在しない場合も想定し、電源32には例えば蓄電池や太陽電池などを用いる。この場合、電源32を地震感知器20の一部として一体化してもよい。また、電力設備10に外部電源出力が付設されている場合には、この外部電源出力から地震感知器20に電力を供給してもよい。
次に、図2と共に図3を参照して、地震が発生した際の地震感知器20の動作を説明する。
図3は、地震発生時に地震感知器20が感知する振動波形の一例を示すものであり、横軸は時間を、縦軸は振動レベル(振動感知部22として加速度センサを用いる場合は、加速度の大きさ)を示している。なお、同図には、電力設備10に被害が発生するおそれのある被害振動基準値Xと、振動の大きさの振動最大値Zを検知するための監視期間である最大振動監視時間Yとを示している。同図の例では、時刻Aに地震による振動が検知され始め、時刻Bにこの振動レベルが被害振動基準値Xに達している。この時、地震感知器20の制御部28は、時刻Bを監視起動日時として記憶部24に記録するとともに、振動波形の監視を開始し、時刻Bから時刻Cまでの最大振動監視時間Yの期間、振動振幅の最大値である振動最大値Zを判別する。そして、制御部28は最大振動監視時間Yが経過した時刻Cにおいて振動最大値Zを確定し、その値を情報送信部30に出力する。これに応じて情報送信部30は、記憶部24から、監設備IDと監視起動日時である時刻Bとを取得し、これらの情報と、振動最大値Zとを設備振動情報としてサーバー100へ送信する。
以上が、地震発生時に夫々の電力設備10に設けられた地震感知器20で行われる一連の処理である。
各地震感知器20から送信された設備振動情報は、サーバー100にて受信され、各設備の被害状況およびその周辺の道路被害の把握、またはや緊急復旧エリアの把握などの処理がなされる。サーバー100内で行われる処理について、以下にその詳細を述べる。
図1に示すように、サーバー100は、通信情報受信部102、設備情報取得部104、設備被害レベル判定部106、地図情報取得部108、道路被害レベル判定部110、緊急復旧エリア判定部112、及び、表示処理部114の各機能部と、バックアップデータベース116、設備情報データベース118、設備被害レベルデータベース120、及び、地図情報データベース122の各データベースと、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置200とを備えている。
先ず、サーバー100が備える各データベースについて説明する。
バックアップデータベース116は、各地震感知器20から送信されてきた設備振動情報をバックアップするためのデータベースである。
設備情報データベース118は、各電力設備について、設備種別や位置情報が記憶されたデータベースである。図4に設備情報データベース118に記憶されるデータの構成例を示す。同図に示すように、設備情報データベース118には、各電力設備について設備ID118A、設備種別情報118Bおよび設備位置情報118Cが記憶される。設備種別情報118Bは、例えば、発電所、変電所、送電鉄塔、柱上変圧器、電柱といった種別を表すデータであり、また、設備位置情報118Cは、例えば、緯度や経度などの設備位置を特定できる座標データである。
設備被害レベルデータベース120は、電力設備の種別毎に最大振動値から被害レベルを判定するための情報が記憶されたデータベースである。図5に設備被害レベルデータベース120に記憶されるデータの構成例を示す。同図に示すように、設備被害レベルデータベース120には、各設備種別120Aについて、振動最大値から電力設備の被害レベルを判定するための被害判定情報120Bが記憶されている。また、図6に、被害判定情報120Bの一例を示す。同図に例示するように、被害判定情報120Bは、振動最大値の範囲と、電力設備の被害レベルとの対応関係を示すものであり、同図の例では、設備種別120Aが電柱である場合について、振動最大値が7以上の時には被害レベルI(破壊のおそれあり)、5以上7未満の時には被害レベルII(損傷のおそれあり)、4以上5未満の時には被害レベルIII(何らかの被害のおそれあり)などのように、振動最大値に応じて被害レベルが設定されている。なお、同じ規模の地震であっても、被害の受け方は設備種別によって異なるので、被害判定情報120Bは設備種別ごとに設定されることになる。
地図情報データベース122は、道路の位置情報や土地の区画情報等を含む地図情報が格納されたデータベースである。なお、本実施形態では、サーバー100が地図情報データベース122を具備するものとしているが、サーバー100が外部の地図情報データベースにネットワーク経由で接続し、地図情報データベースにアクセスすることにより地図情報を取得する構成であってもよい。
次に、サーバー100の各機能部102〜114について説明する。なお、これらの機能部102〜114は、サーバー100のCPUがハードディスク装置などの記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。
通信情報受信部102は、各電力設備10に設けられた地震感知器20から送信された設備振動情報(すなわち、設備ID、監視起動日時および振動最大値)を、通信ネットワーク50を介して受信する。これら設備振動情報は、設備情報取得部104に供給されると同時に、バックアップデータベース116にバックアップとして記憶される。このように、バックアップデータベース116に情報のバックアップを行うことで、過去に生じた地震による電力設備10の被害状況を参照することが可能となる。
設備情報取得部104は、設備振動情報に含まれる設備IDに基づき、設備情報データベース118を参照して、該当する電力設備の設備種別情報118B及び設備位置情報118Cを取得する。
設備被害レベル判定部106は、設備振動情報に含まれる振動最大値Zと、設備情報データベース118から取得した設備種別情報118Bとに基づき、設備被害レベルデータベース120を参照して、該当する電力設備10の被害レベルを判定する。例えば、図5、図6に示す例の場合、設備種別が「電柱」であり、振動最大値が「6」であれば、被害レベルII(損傷の恐れあり)と判定される。
地図情報取得部108は、地図情報データベース122を参照して、対象地域についての地図情報を取得する。
道路被害レベル判定部110は、各電力設備10についての設備位置情報及び判定された被害レベルと、地図情報取得部108が取得した地図情報に含まれる道路情報とを照合し、地震被害により通行不能となった道路を判定する処理を行う。例えば、道路情報に基づき、各道路に沿って設けられた電力設備(典型的には電柱)を判別し、道路のある区間に沿って設けられた電力設備に甚大な被害レベル(例えば被害レベルI)が判定されている場合に、当該区間は電柱の倒壊等のため通行不能であると判定する。
なお、通行不能区間の推定方法については、判定対象区間、あるいは、判定対象区間及びこれに隣接する地域内に存在する電力設備について、被害レベルの平均値を求め、この平均値が所定のレベル以上である場合に、道路が通行不能であると判定してもよい。
また、判定対象区間あるいはこれに隣接する地域に電力設備がない場合には、判定区間周辺に存在する電力設備の被害レベルから判定対象区間の被害レベルを空間的に補間し、補間して求めた被害レベルに基づいて通行不能か否かを判定してもよい。
緊急復旧エリア判定部112は、地図情報に含まれる土地区画情報に基づいて、地震被害が甚大で緊急に復旧を要する緊急復旧エリアの判定を行う。具体的には、緊急復旧エリア判定部112は、各電力設備について判定された被害レベルと、地図情報に含まれる土地区画情報等とを照合し、ある土地区画内の電力設備の被害レベルに基づいて、被害が甚大な(例えば被害レベルIの)電力設備が集中している土地区画やその周辺の土地区画を緊急復旧エリアと判定する。なお、ある土地区画内に電力設備がない場合には、その周囲の土地区画が緊急復旧エリアと判定されていれば、当該土地区画も緊急復旧エリアと判定するなどの処理を行ってもよい。
表示処理部114は、設備情報取得部104が取得した設備位置情報に基づいて、地図情報取得部108が取得した地図情報の上に、各電力設備を重畳した画面を表す画面データを生成し、その際、各電力設備を、設備被害レベル判定部106により判定された被害レベルに応じた態様で表示させるようにする。また、道路被害レベル判定部110により判定された道路の通行不能区間や、緊急復旧エリア判定部112により判定された緊急復旧エリアも上記画面に重畳させる機能を有する。そして、表示処理部114が生成した画面データは、表示装置200に出力され、この表示装置200により表示される。
図7に、表示装置200による表示画面の一例を示す。同図に示すように、表示装置200の画面上には、監視対象とする地域の地図が表示され、表示画面上部に、地震が発生した日時、また推定被害状況を表示する地域名などが表示される。また、地図画面上には、各電力設備がその該当位置に設備種別に応じたシンボルが、例えば、判定された被害レベルに応じた色で表示される。例えば、発電所は四角形、変電所はひし形、送電鉄塔は三角形、柱状変圧器は二重丸、また配電柱は丸などの記号で表示され、また、被害レベルI(破壊のおそれあり)の場合には赤色で、被害レベルII(損傷のおそれあり)の場合には黄色で、また被害レベルIII(被害の可能性あり)の場合には緑色などで表示される。なお、強調表示には色に限らず大きさなどに変化を与えてもよく、また色および大きさの両方を併用してもよい。なお、上述の如く、各地震感知器20からは、被害発生のおそれのある被害振動基準値を超えるレベルの振動が検出された場合にのみ、設備振動情報が送信されてくるが、表示画面は、そのように設備振動情報が送信されてきた電力設備(つまり、被害発生のおそれのある設備)のみ表示するようにしてもよく、あるいは、設備振動情報が送信されてこない電力設備(つまり、被害発生のおそれのない設備)についても、設備情報データベース118から設備種別情報及び設備位置情報を取得して、例えば、黒色などで地図上に表示させるようにしてもよい。
さらに、図7に例示するように、道路の通行不能区間が所定のシンボルで表示され、また、緊急復旧エリアがハッチング等の所定の塗りつぶしパターンにより強調表示される。なお、道路通行不能区間の表示は、当該区間の色や大きさの変化により行うこととしてもよい。また、緊急復旧エリアについても、ハッチング等の塗り潰しパターンに限らず、色の変化や、点滅により表示を行ってもよい。要するに、道路の通行不能区間や緊急復旧エリアが判別できる態様で表示が行われればよい。
なお、上記実施形態では、サーバー100に表示装置200を設ける構成としたが、これに限らず、サーバー100をネットワークに接続し、表示処理部114はネットワーク経由でアクセスしてきた端末に対して上記表示画面の画面データを送信し、それら端末において画面表示が行われるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、各地震感知器20から発信されるデータは、地震感知器が設置される設備の設備IDと地震感知器が感知した振動のレベルとの2種類、または必要に応じて地震感知器が振動を感知した起動監視日時が加わった3種類に限定される。このため、多数の電力設備に設置された地震感知器20からサーバー100へ伝送される情報は必要最小限となり、サーバー100の処理負担を軽減できるので、コスト軽減に寄与する。また、地震感知器20からネットワーク経由で伝送される情報量が小さく抑えられることにおり、ネットワークの輻輳や伝送速度の低下を防止することができる。
また、地震発生後、気象庁などから公表される震度データは、測定間隔が数百メートルから数十キロメールと、送電鉄塔や電柱などの電力設備10の間隔と比べ粗い。これに対し、地震動は、地盤の条件や地震波の伝播経路などにより局地的に大きくなる場合があるため、通常の公表される震度データのみでは、設備が立地している位置での正確な震動を推定することは困難である。一方、本実施形態によれば、数多くの設備からその設備の位置で観測した地震動を直接感知することができ、局地的に大きな震動も見落とすことなく正確な情報を取得して、地震による被害状況をより的確に判断することができる。
また、本実施形態によれば、夫々の電力設備10の種類および被害のレベルが識別できるように地図上に表示し、同時に、設備の被害レベルの分布状況をもとに電力設備10が位置する周辺道路の通行の可否や緊急復旧が必要とされるエリアを判定し、同様に同地図上に表示する。これにより、地震発生後、迅速に、被害の恐れのある設備や、最適なアクセスルートの選定および緊急に復旧を要するエリアの全容を、一目で確認でき、適切な設備の点検や復旧計画を迅速に策定することができる。
本発明の一実施形態である設備被害管理システムの、全体構成を表す機能ブロック図である。 本実施形態に係わる地震感知器の機能ブロック図である。 本実施形態に係わる地震感知器が感知する振動波形の一例である。 本実施形態のサーバーを構成する設備情報データベースに、記憶されるデータの構成例である。 本実施形態のサーバーを構成する設備被害レベルデータベースに、記憶されるデータの構成例である。 本実施形態のサーバーを構成する設備被害レベルデータベースに、記憶されるデータの具体的一例である。 図7は、本実施形態から出力される、被害情報表示の具体的一例を示す図である。
符号の説明
10 電力設備 20 地震感知器
50 通信ネットワーク 100 サーバー
102 通信情報収集部 104 通信情報データベース
106 設備情報収集部 108 設備情報データベース
110 設備被害レベル判定部 112 設備被害レベルデータベース
114 地図情報取得部 116 地図情報データベース
118 道路被害レベル判定部 120 緊急復旧エリア判定部
122 表示処理部 200 表示装置

Claims (10)

  1. 地震発生時における各種電力設備の被害状況を管理するための電力設備の地震被害管理システムであって、
    各電力設備に設置された地震感知器から、該当する電力設備の設備IDと振動の最大レベルとを少なくとも含む地震感知情報を受信する情報受信部と、
    各電力設備の設備IDと、設備種別と、位置情報とが対応付けて記録された設備情報データベースと、
    前記地震感知情報に含まれる設備IDに対応する設備種別および位置情報を前記設備データベースから取得する設備情報取得部と、
    前記取得した設備種別と、前記受信した地震感知情報に含まれる振動情報に含まれる振動の最大レベルとに基づいて、当該電力設備の地震による被害レベルを判定する設備被害レベル判定部と、
    地図上の、前記取得した位置情報に該当する位置に、前記電力設備を示すシンボルを、前記判定した設備の被害レベルが視認できるように表示した表示画面を生成する表示処理部と、を備えることを特徴とする電力設備の地震被害管理システム。
  2. 請求項1記載の電力設備の地震被害管理システムにおいて、
    前記判定された各電力設備の被害レベルに基づいて、各電力設備の周辺に位置する道路の被害レベルを判定する道路被害レベル判定部を備え、
    前記表示処理部は、地図上の、当該被害レベルを予測した道路に該当する位置に、前記判定した道路の被害レベルを表示した表示画面を生成する機能を有することを特徴とする電力設備の地震被害管理システム。
  3. 請求項2記載の電力設備の地震被害管理システムにおいて、
    前記道路被害レベル判定部は、電力設備として道路に沿って設置された電柱の被害レベルに基づいて、当該道路の被害レベルを判定することを特徴とする電力設備の地震被害管理システム。
  4. 請求項2又は3記載の電力設備の地震被害管理システムにおいて、
    前記道路の被害レベルは、当該道路が通行可能か否かを示すものであることを特徴とする電力設備の地震被害管理システム。
  5. 請求項1〜4のうち何れか1項記載の電力設備の地震被害管理システムにおいて、
    前記判定された各設備の被害レベルに基づいて、緊急復旧エリアを判定する緊急復旧エリア判定部を備え、
    前記表示処理部は、前記判定した緊急復旧エリアを、地図上の当該緊急復旧エリアに該当する位置に表示した表示画面を生成する機能を有することを特徴とする電力設備の地震被害管理システム。
  6. 各電力設備に設置された地震感知器と、各通信感知器から送信された情報に基づいて各種電力設備の被害状況を管理するためのサーバーとにより構成される電力設備の地震被害管理システムであって、前記サーバーは、
    前記地震感知器から、該当する電力設備の設備IDと振動の最大レベルとを少なくとも含む地震感知情報を受信する情報受信部と、
    各電力設備の設備IDと、設備種別と、位置情報とが対応付けて記録された設備情報データベースと、
    前記地震感知情報に含まれる設備IDに対応する設備種別および位置情報を前記設備データベースから取得する設備情報取得部と、
    前記取得した設備種別と、前記受信した地震感知情報に含まれる振動情報に含まれる振動の最大レベルとに基づいて、当該電力設備の地震による被害レベルを判定する設備被害レベル判定部と、
    地図上の、前記取得した位置情報に該当する位置に、前記電力設備を示すシンボルを、前記判定した設備の被害レベルが視認できるように表示した表示画面を生成する表示処理部と、を備えることを特徴とする電力設備の地震被害管理システム。
  7. 請求項6記載の電力設備の地震被害管理システムにおいて、
    前記地震感知器は、
    当該地震感知器が取り付けられた設備を識別するための設備IDが記憶された記憶部と、
    地震による振動に応じた信号を出力する振動検知手段と、
    前記振動検知手段により検知された振動レベルが所定の基準以上になった場合に起動信号を出力する起動手段と、
    前記起動手段が起動信号を出力してから所定期間、前記振動検知手段が検知する振動レベルの最大値を求める最大振動検知手段と、
    前記所定期間の経過後、前記設備IDと、前記求められた最大値とを送信する情報送信部とを備えることを特徴とする地震被害管理システム。
  8. 地震発生時における各種電力設備の被害状況をコンピュータにより管理するための電力設備の地震被害管理方法であって、前記コンピュータが、
    各電力設備に設置された地震感知器から、該当する設備の設備IDと振動の最大レベルとを少なくとも含む地震感知情報を受信するステップと、
    各電力設備の設備IDと、設備種別と、位置情報とが対応付けて記録された設備情報データベースを参照して、前記地震感知情報に含まれる設備IDに対応する設備種別および位置情報を取得するステップと、
    前記取得した設備種別と、前記受信した地震感知情報に含まれる振動情報に含まれる振動の最大レベルとに基づいて、当該設備の地震による被害レベルを判定するステップと、
    地図上の、前記取得した位置情報に該当する位置に、前記電力設備を示すシンボルを、前記判定した設備の被害レベルが視認できるように表示した表示画面を生成するステップと、を実行することを特徴とする地震被害管理方法。
  9. 請求項8記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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