JP2007154804A - 内燃機関のアイドル運転制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ISC(アイドル回転速度制御)実行中にエアコンを効率良く稼働させて、運転者の快適性を確保しながら燃費の悪化を抑制できるようにする。
【解決手段】ISC実行中にエアコンがオン状態でも外気温が高温判定値Xよりも低いときには、目標アイドル回転速度を嵩上げしなくてもエアコンの冷房能力を十分に確保できると判断して、アイドルアップ制御を実行しない。一方、エアコンがオン状態で外気温が高温判定値X以上のときには、エアコンの冷房能力を高める必要があると判断して、ベース目標アイドル回転速度を高温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする高温時アイドルアップ制御を実行する。その際、外気温に応じて高温時アイドルアップ補正量を算出することで、高温時アイドルアップ補正量を外気温に応じた冷房能力を確保するのに必要な適正値に設定して、目標アイドル回転速度を必要な分だけ嵩上げする。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の回転速度を目標アイドル回転速度に一致させるように制御するアイドル回転速度制御を実行する内燃機関のアイドル運転制御装置に関するものである。
従来の一般的なアイドル運転制御装置は、内燃機関の冷却水温に応じて目標アイドル回転速度を設定して、内燃機関の回転速度を目標アイドル回転速度に一致させるようにスロットル開度等を制御するアイドル回転速度制御(以下「ISC」と表記する)を実行するようにしている。
このようなアイドル運転制御装置においては、ISC実行中にエアコン(空調装置)がオン状態(エアコンのコンプレッサが内燃機関で駆動される状態)になってエンジンの外部負荷が増大したときに、目標アイドル回転速度を所定の補正量だけ嵩上げするアイドルアップ制御を実行することで、アイドル回転速度の落ち込みを防止すると共に、エアコンの冷房能力を確保するようにしている。
また、アイドルアップ制御に関する技術としては、特許文献1(特公平7−13495号公報)に記載されているように、内燃機関の冷却水温が第1の所定値以上になった後に低下して第1の所定値よりも低い第2の所定値以上になったときに、アイドルアップ制御を実行することで、冷却水温低下時のヒータの暖房性能を向上させるようにしたものがある。
更に、特許文献2(特開平3−115755号公報)に記載されているように、自動変速機の油温が所定値以下のときにアイドルアップ制御を実行することで、自動変速機の油温が十分に上昇していない状態でNレンジからDレンジにシフト操作したときに内燃機関の回転速度が落ち込んでストール(エンスト)することを防止するようにしたものがある。
特公平7−13495号公報(第2頁等) 特開平3−115755号公報(第2頁等)
上述した従来のアイドルアップ制御は、ISC実行中にエアコンがオン状態になったときに、外気温とは関係なく、目標アイドル回転速度を一律に嵩上げするようにしている。また、アイドルアップ制御に関する上記特許文献1や上記特許文献2においても、外気温を考慮したアイドルアップ制御は開示されていない。このため、次のような問題が生じていた。
ISC実行中にエアコンがオン状態になったときに、目標アイドル回転速度を一律に嵩上げする際のアイドルアップ補正量の設定値が小さ過ぎると、外気温が非常に高い高温時に、エアコンの冷房能力が不足して運転者に不快感を与えてしまう。このため、高温時でもエアコンの冷房能力を十分に確保できるようにアイドルアップ補正量の設定値を大きくすると、高温時以外のときには、目標アイドル回転速度を無駄に嵩上げすることになり、その分、燃費が悪化することになる。
更に、外気温があまり高くないときには、エアコンがオン状態になったときに目標アイドル回転速度を嵩上げしなくてもエアコンの冷房能力を十分に確保できる場合があり、このような場合でも、エアコンがオン状態になったときにアイドルアップ制御を実行して目標アイドル回転速度を嵩上げするため、その分、燃費が悪化することになる。
本発明は、これらの事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、アイドル回転速度制御中にエアコンを効率良く稼働させることができて、運転者の快適性を確保しながら燃費の悪化を抑制することができる内燃機関のアイドル運転制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の冷却水温に基づいて目標アイドル回転速度を算出して内燃機関の回転速度を目標アイドル回転速度に一致させるように制御するアイドル回転速度制御を実行する内燃機関のアイドル運転制御装置において、アイドル回転速度制御中に外気温が所定の高温判定値以上で且つ空調装置がオン状態(稼働中)のときに、少なくとも外気温に基づいて高温時アイドルアップ補正量を算出して目標アイドル回転速度を高温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする高温時アイドルアップ制御を実行するようにしたものである。
この構成では、アイドル回転速度制御中に空調装置がオン状態(空調装置のコンプレッサが内燃機関で駆動される状態)でも外気温が高温判定値よりも低いときには、目標アイドル回転速度を嵩上げしなくても空調装置の冷房能力を十分に確保できると判断して、アイドルアップ制御を実行しないようにすることができる。一方、空調装置がオン状態で外気温が高温判定値以上のときには、空調装置の冷房能力を高める必要があると判断して、高温時アイドルアップ制御を実行することで空調装置の冷房能力を高めることができる。しかも、外気温に基づいて高温時アイドルアップ補正量を算出するため、外気温に応じて高温時アイドルアップ補正量を変化させて、高温時アイドルアップ補正量を外気温に応じた冷房能力を確保するのに必要な適正値に設定することができ、目標アイドル回転速度を外気温に応じた冷房能力を確保するのに必要な分だけ嵩上げすることができる。これにより、アイドル回転速度制御中に空調装置を効率良く稼働させることができて、運転者の快適性を確保しながら燃費の悪化を抑制することができる。
この場合、外気温のみに基づいて高温時アイドルアップ補正量を算出するようにしても良いが、請求項2のように、外気温と冷却水温とに基づいて高温時アイドルアップ補正量を算出するようにしても良い。このようにすれば、冷却水温に応じてベースの目標アイドル回転速度が変化することも考慮に入れて高温時アイドルアップ補正量を適正値に設定することができる。
ところで、寒冷地等において内燃機関の始動直後で自動変速機の油温が低いときには、自動変速機の作動油の粘度が高く、流動性が低下しているため、初期走行時に自動変速機の動きがぎくしゃくしてドライバビリティが低下する可能性がある。この対策として、請求項3のように、アイドル回転速度制御中に外気温が所定の低温判定値以下で且つ冷却水温が所定の低温判定値以下のときには、外気温と冷却水温とに基づいて低温時アイドルアップ補正量を算出して目標アイドル回転速度を低温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする低温時アイドルアップ制御を実行するようにしても良い。
つまり、アイドル回転速度制御中に外気温が低温判定値以下で冷却水温が低温判定値以下のときには、自動変速機の油温が低いと判断して、低温時アイドルアップ制御を実行する。これにより、アイドル運転中に自動変速機の暖機を促進して自動変速機の油温を早期に上昇させて作動油の粘性抵抗を低下させることができ、初期走行時に自動変速機の動きがぎくしゃくすることを防止してドライバビリティを向上させることができる。しかも、自動変速機の油温の情報である外気温と冷却水温とに基づいて低温時アイドルアップ補正量を算出するため、自動変速機の油温に応じて低温時アイドルアップ補正量を変化させて適正値に設定することができて、目標アイドル回転速度を過剰に嵩上げすることを防止でき、燃費の悪化を抑制することができる。
また、高温時アイドルアップ補正量と低温時アイドルアップ補正量をマップを用いて算出する場合には、高温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップと低温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップを別々に用意しても良いが、請求項4のように、高温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップと低温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップとを統合したマップを共用して、高温時アイドルアップ補正量と低温時アイドルアップ補正量を算出するようにしても良い。このようにすれば、高温時アイドルアップ補正量のマップと低温時アイドルアップ補正量のマップを別々に用意する場合に比べて、制御回路のメモリに記憶させるマップのデータ量を大幅に減少させることができる。
また、請求項5,7のように、自動変速機がニュートラル状態か否かに応じて高温時アイドルアップ補正量や低温時アイドルアップ補正量を変化させるようにしても良い。このようにすれば、自動変速機がニュートラル状態と非ニュートラル状態との間で切り換えられたとき(例えば自動変速機のシフトレバーがNレンジとDレンジとの間で切り換えられたとき)に、それに対応して高温時アイドルアップ補正量や低温時アイドルアップ補正量を変化させて、アイドルアップ制御中の目標アイドル回転速度を自動変速機の動作状態に応じた適正値に設定することができる。
また、請求項6のように、高温時アイドルアップ制御中に外気温が高温判定値よりも低温側に設定された停止判定値以下になるまで該高温時アイドルアップ制御を継続するようにしても良い。このようにすれば、高温時アイドルアップ制御の開始判定と停止判定にヒステリシス特性を持たせることができ、外気温が高温判定値付近のときに高温時アイドルアップ制御の開始と停止が頻繁に繰り返されるハンチングを未然に防止してアイドル回転速度の乱れを防止できる。
更に、請求項8のように、低温時アイドルアップ制御中に外気温又は冷却水温が低温判定値よりも高温側に設定された停止判定値以上になるまで該低温時アイドルアップ制御を継続するようにしても良い。このようにすれば、低温時アイドルアップ制御の開始判定と停止判定にヒステリシス特性を持たせることができ、外気温や冷却水温が低温判定値付近のときに低温時アイドルアップ制御の開始と停止が頻繁に繰り返されるハンチングを未然に防止してアイドル回転速度の乱れを防止できる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、モータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
更に、スロットルバルブ16の下流側には、サージタンク18が設けられ、このサージタンク18には、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ19が設けられている。また、サージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド20が設けられ、各気筒の吸気マニホールド20の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁21が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ22が取り付けられ、各点火プラグ22の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
一方、エンジン11の排気管23には、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーン等を検出する排出ガスセンサ24(空燃比センサ、酸素センサ等)が設けられ、この排出ガスセンサ24の下流側に、排出ガスを浄化する三元触媒等の触媒25が設けられている。
また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ26や、エンジン11のクランク軸27が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ28が取り付けられている。このクランク角センサ28の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。更に、外気温センサ30によって外気温が検出される。
また、エアコン31(空調装置)には、エアコンスイッチ(図示せず)や室温等に応じてオン/オフされるコンプレッサクラッチ(図示せず)が設けられ、このコンプレッサクラッチがオンのときにコンプレッサ(図示せず)がエンジン11の動力で駆動されてエアコン31が稼働状態になり、コンプレッサクラッチがオフのときにエンジン11の動力によるコンプレッサの駆動が停止されてエアコン31が非稼働状態になる。
上述した各種センサの出力は、制御回路(以下「ECU」と表記する)29に入力される。このECU29は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁21の燃料噴射量や点火プラグ22の点火時期を制御する。
また、ECU29は、図示しないアイドル運転制御プログラムを実行することで、所定のアイドル回転速度制御(以下「ISC」と表記する)の実行条件が成立しているときにクランク角センサ28で検出したエンジン回転速度を目標アイドル回転速度に一致させるようにスロットル開度等を制御するISCを実行する。
このISC実行中に、ECU29は、後述する図3及び図4のアイドルアップ制御用の各プログラムを実行することで、次のようにしてアイドルアップ制御を実行する。
図2に示すように、まず、N/Dレンジ判定手段32で、図示しない自動変速機のシフトレバーがNレンジ(Pレンジを含む)であるかDレンジ(Rレンジを含む)であるかを判定することで、自動変速機がニュートラル状態であるか非ニュートラル状態であるかを判定する。
自動変速機のシフトレバーがNレンジ(自動変速機がニュートラル状態)の場合には、Nレンジ用のベース目標アイドル回転速度算出手段33で、現在の冷却水温に応じたNレンジ用のベース目標アイドル回転速度をマップ又は数式等により算出する。更に、Nレンジ用のアイドルアップ補正量算出手段34で、現在の外気温と冷却水温とに応じたNレンジ用のアイドルアップ補正量をマップ(図5参照)又は数式等により算出する。その際、外気温が所定の高温判定値X以上の高外気温領域では、Nレンジ用の高温時アイドルアップ補正量を算出し、外気温が所定の低温判定値Z以下の低外気温領域では、Nレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出する。
一方、自動変速機のシフトレバーがDレンジ(自動変速機が非ニュートラル状態)の場合には、Dレンジ用のベース目標アイドル回転速度算出手段35で、現在の冷却水温に応じたDレンジ用のベース目標アイドル回転速度をマップ又は数式等により算出する。更に、Dレンジ用のアイドルアップ補正量算出手段36で、現在の外気温と冷却水温とに応じたDレンジ用のアイドルアップ補正量をマップ(図6参照)又は数式等により算出する。その際、外気温が所定の高温判定値X以上の高外気温領域では、Dレンジ用の高温時アイドルアップ補正量を算出し、外気温が所定の低温判定値Z以下の低外気温領域では、Dレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出する。
これにより、自動変速機のシフトレバーがNレンジとDレンジとの間で切り換えられて、自動変速機がニュートラル状態と非ニュートラル状態との間で切り換えられたときに、それに対応して高温時アイドルアップ補正量や低温時アイドルアップ補正量を変化させるようにしている。
そして、高温時アイドルアップ制御実行条件判定手段37で、エアコン31がオン状態(エアコン31のコンプレッサがエンジン11で駆動される状態)で且つ外気温が所定の高温判定値X(例えば40℃)以上であると判定されたときには、エアコン31の冷房能力を高める必要があると判断して、目標アイドル回転速度算出手段39で、ベース目標アイドル回転速度に高温時アイドルアップ補正量を加算して最終的な目標アイドル回転速度を求める。これにより、ベース目標アイドル回転速度を高温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする高温時アイドルアップ制御を実行して、エアコン31の冷房能力を高める。
この後、高温時アイドルアップ制御の実行中に、エアコン31がオフ状態になったとき、又は、外気温が高温判定値Xよりも少し低温側に設定された停止判定値XX以下になったときに、ベース目標アイドル回転速度を嵩上げせずにそのまま最終的な目標アイドル回転速度とすることで、高温時アイドルアップ制御を終了する。
一方、低温時アイドルアップ制御実行条件判定手段38で、冷却水温が所定の低温判定値Y(例えば0℃)以下で且つ外気温が所定の低温判定値Z(例えば−10℃)以下であると判定されたときには、自動変速機の油温が低いと判断して、目標アイドル回転速度算出手段39で、ベース目標アイドル回転速度に低温時アイドルアップ補正量を加算して最終的な目標アイドル回転速度を求める。これにより、ベース目標アイドル回転速度を低温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする低温時アイドルアップ制御を実行して、ISC実行中に自動変速機の暖機を促進して自動変速機の油温を早期に上昇させる。
この後、低温時アイドルアップ制御の実行中に、冷却水温が低温判定値Yよりも少し高温側に設定された停止判定値YY以上になったとき、又は、外気温が低温判定値Zよりも少し高温側に設定された停止判定値ZZ以上になったときに、ベース目標アイドル回転速度を嵩上げせずにそのまま最終的な目標アイドル回転速度とすることで、低温時アイドルアップ制御を終了する。
以上説明した本実施例のアイドルアップ制御は、ECU29によって図3及び図4に示すアイドルアップ制御用の各プログラムに従って実行される。以下、これらの各プログラムの処理内容を説明する。
[高温時アイドルアップ制御]
図3に示す高温時アイドルアップ制御プログラムは、ISC実行中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう高温時アイドルアップ制御手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、自動変速機のシフトレバーがNレンジ(Pレンジを含む)であるか否かによって、自動変速機がニュートラル状態であるか否かを判定する。
その結果、自動変速機のシフトレバーがNレンジ(自動変速機がニュートラル状態)であると判定された場合には、ステップ102に進み、Nレンジ用のベース目標アイドル回転速度のマップ(図示せず)を参照して、現在の冷却水温に応じたNレンジ用のベース目標アイドル回転速度を算出する。
この後、ステップ103に進み、図5に示すNレンジ用のアイドルアップ補正量のマップを参照して、現在の外気温と冷却水温とに応じたNレンジ用のアイドルアップ補正量を算出する。このNレンジ用のアイドルアップ補正量のマップは、外気温が高温判定値X以上の高外気温領域のときにNレンジ用の高温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップと、外気温が低温判定値Z以下の低外気温領域のときにNレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップとを1つに統合したマップであり、このマップを共用してNレンジ用の高温時アイドルアップ補正量とNレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出するようになっている。
このNレンジ用のアイドルアップ補正量のマップは、高外気温領域(つまりNレンジ用の高温時アイドルアップ補正量を算出する領域)では、外気温が高くなるほど高温時アイドルアップ補正量が大きくなるように設定されている。一般に、高外気温領域では、冷却水温が比較的高い高水温領域になることが多く、この高水温領域では、冷却水温の変化に対してベース目標アイドル回転速度がほぼ一定となるため、冷却水温の変化に対して高温時アイドルアップ補正量がほぼ一定になるように設定され、低水温領域では、冷却水温に応じてベース目標アイドル回転速度が変化するのに対応して高温時アイドルアップ補正量が変化するように設定されている。
また、Nレンジ用のアイドルアップ補正量のマップは、低外気温領域(つまりNレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出する領域)では、外気温が低くなるほど低温時アイドルアップ補正量が大きくなり、冷却水温が低くなるほど低温時アイドルアップ補正量が大きくなるように設定されている。
尚、Nレンジ用の高温時アイドルアップ補正量やNレンジ用の低温時アイドルアップ補正量は、外気温や冷却水温に応じて連続的に変化させるようにしても良いが、2段階又は3段階以上で段階的に変化させるようにしても良い。
一方、上記ステップ101で、自動変速機のシフトレバーがDレンジ(自動変速機が非ニュートラル状態)であると判定された場合には、ステップ104に進み、Dレンジ用のベース目標アイドル回転速度のマップ(図示せず)を参照して、現在の冷却水温に応じたDレンジ用のベース目標アイドル回転速度を算出する。
この後、ステップ105に進み、図6に示すDレンジ用のアイドルアップ補正量のマップを参照して、現在の外気温と冷却水温とに応じたDレンジ用のアイドルアップ補正量を算出する。このDレンジ用のアイドルアップ補正量のマップは、外気温が高温判定値X以上の高外気温領域のときにDレンジ用の高温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップと、外気温が低温判定値Z以下の低外気温領域のときにDレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップとを1つに統合したマップであり、このマップを共用してDレンジ用の高温時アイドルアップ補正量とDレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出するようになっている。
このDレンジ用のアイドルアップ補正量のマップは、外気温と冷却水温に対するDレンジ用の高温時アイドルアップ補正量の変化特性とDレンジ用の低温時アイドルアップ補正量の変化特性が、前述した図5のNレンジ用のアイドルアップ補正量のマップとほぼ同じ傾向になるように設定されている。
尚、Dレンジ用の高温時アイドルアップ補正量やDレンジ用の低温時アイドルアップ補正量は、外気温や冷却水温に応じて連続的に変化させるようにしても良いが、2段階又は3段階以上で段階的に変化させるようにしても良い。
これらのステップ101〜105の処理により、自動変速機のシフトレバーがNレンジとDレンジとの間で切り換えられて、自動変速機がニュートラル状態と非ニュートラル状態との間で切り換えられたときに、それに対応して高温時アイドルアップ補正量や低温時アイドルアップ補正量を変化させるようにしている。
この後、ステップ106、107で、高温時アイドルアップ制御実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、高温時アイドルアップ制御実行条件としては、例えば、次の(1) と(2) の条件が判定される。
(1) エアコン31がオン状態であること(ステップ106)
(2) 外気温が高温判定値X(例えば40℃)以上であること(ステップ107)
これらの(1) と(2) の条件を両方とも満たせば、高温時アイドルアップ制御実行条件が成立するが、上記(1) と(2) の条件のどちらか一方でも満たさない条件があれば、高温時アイドルアップ制御実行条件が不成立となる。
このステップ106、107で、高温時アイドルアップ制御実行条件が成立していると判定された場合、つまり、エアコン31がオン状態で且つ外気温が高温判定値X以上であると判定された場合には、エアコン31の冷房能力を高める必要があると判断して、ステップ108に進み、ベース目標アイドル回転速度に高温時アイドルアップ補正量を加算して最終的な目標アイドル回転速度を求める。これにより、ベース目標アイドル回転速度を高温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする高温時アイドルアップ制御を実行して、エアコン31の冷房能力を高める。
一方、上記ステップ106、107で、高温時アイドルアップ制御実行条件が不成立であると判定された場合には、ステップ109に進み、高温時アイドルアップ制御を実行中であるか否かを判定し、高温時アイドルアップ制御の実行中ではないと判定されれば、ステップ112に進み、ベース目標アイドル回転速度を嵩上げせずにそのまま最終的な目標アイドル回転速度とする。これにより、エアコンがオン状態でも外気温が高温判定値Xよりも低いときには、目標アイドル回転速度を嵩上げしなくてもエアコンの冷房能力を十分に確保できると判断して、アイドルアップ制御を実行しないようにする。
これに対して、上記ステップ109で、高温時アイドルアップ制御を実行中であると判定された場合には、ステップ110、111で、高温時アイドルアップ制御停止条件が成立しているか否かを判定する。ここで、高温時アイドルアップ制御停止条件としては、例えば、次の(3) と(4) の条件が判定される。
(3) エアコン31がオフ状態であること(ステップ110)
(4) 外気温が高温判定値Xよりも少し低温側に設定された停止判定値XX以下であること(ステップ111)
これらの(3) と(4) の条件のうち少なくとも一方を満たせば、高温時アイドルアップ制御停止条件が成立するが、上記(3) と(4) の条件を両方とも満たさなければ、高温時アイドルアップ制御停止条件が不成立となる。
このステップ110、111で、高温時アイドルアップ制御停止条件が不成立であると判定された場合には、ステップ108に進み、高温時アイドルアップ制御を継続する。
その後、上記ステップ110、111で、高温時アイドルアップ制御停止条件が成立していると判定されたとき、つまり、エアコン31がオフ状態になったとき、又は、外気温が高温判定値Xよりも少し低温側に設定された停止判定値XX以下になったときに、ステップ112に進み、ベース目標アイドル回転速度を嵩上げせずにそのまま最終的な目標アイドル回転速度とする。これにより、高温時アイドルアップ制御を終了する。
[低温時アイドルアップ制御]
図4に示す低温時アイドルアップ制御プログラムは、ISC実行中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう低温時アイドルアップ制御手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ201で、自動変速機のシフトレバーがNレンジ(Pレンジを含む)であるか否かによって、自動変速機がニュートラル状態であるか否かを判定する。
その結果、自動変速機のシフトレバーがNレンジ(自動変速機がニュートラル状態)であると判定された場合には、ステップ202に進み、Nレンジ用のベース目標アイドル回転速度のマップ(図示せず)を参照して、現在の冷却水温に応じたNレンジ用のベース目標アイドル回転速度を算出する。
この後、ステップ203に進み、図5に示すNレンジ用のアイドルアップ補正量のマップを参照して、現在の外気温と冷却水温とに応じたNレンジ用のアイドルアップ補正量を算出する。
一方、上記ステップ201で、自動変速機のシフトレバーがDレンジ(自動変速機が非ニュートラル状態)であると判定された場合には、ステップ204に進み、Dレンジ用のベース目標アイドル回転速度のマップ(図示せず)を参照して、現在の冷却水温に応じたDレンジ用のベース目標アイドル回転速度を算出する。
この後、ステップ205に進み、図6に示すDレンジ用のアイドルアップ補正量のマップを参照して、現在の外気温と冷却水温とに応じたDレンジ用のアイドルアップ補正量を算出する。
これらのステップ201〜205の処理により、自動変速機のシフトレバーがNレンジとDレンジとの間で切り換えられて、自動変速機がニュートラル状態と非ニュートラル状態との間で切り換えられたときに、それに対応して高温時アイドルアップ補正量や低温時アイドルアップ補正量を変化させるようにしている。
この後、ステップ206,207で、低温時アイドルアップ制御実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、低温時アイドルアップ制御実行条件としては、例えば、次の(1) と(2) の条件が判定される。
(1) 冷却水温が低温判定値Y(例えば0℃)以下であること(ステップ206)
(2) 外気温が低温判定値Z(例えば−10℃)以下であること(ステップ207)
これらの(1) と(2) の条件を両方とも満たせば、低温時アイドルアップ制御実行条件が成立するが、上記(1) と(2) の条件のどちらか一方でも満たさない条件があれば、低温時アイドルアップ制御実行条件が不成立となる。
このステップ206、207で、低温時アイドルアップ制御実行条件が成立していると判定された場合、つまり、冷却水温が低温判定値Y以下で且つ外気温が低温判定値Z以下であると判定された場合には、自動変速機の油温が低いと判断して、ステップ208に進み、ベース目標アイドル回転速度に低温時アイドルアップ補正量を加算して最終的な目標アイドル回転速度を求める。これにより、ベース目標アイドル回転速度を低温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする低温時アイドルアップ制御を実行して、ISC実行中に自動変速機の暖機を促進して自動変速機の油温を早期に上昇させる。
一方、上記ステップ206、207で、低温時アイドルアップ制御実行条件が不成立であると判定された場合には、ステップ209に進み、低温時アイドルアップ制御を実行中であるか否かを判定し、低温時アイドルアップ制御の実行中ではないと判定されれば、ステップ212に進み、ベース目標アイドル回転速度を嵩上げせずにそのまま最終的な目標アイドル回転速度とし、アイドルアップ制御を実行しないようにする。
これに対して、上記ステップ209で、低温時アイドルアップ制御を実行中であると判定された場合には、ステップ210、211で、低温時アイドルアップ制御停止条件が成立しているか否かを判定する。ここで、低温時アイドルアップ制御停止条件としては、例えば、次の(3) と(4) の条件が判定される。
(3) 冷却水温が低温判定値Yよりも少し高温側に設定された停止判定値YY以上であること(ステップ210)
(4) 外気温が低温判定値Zよりも少し高温側に設定された停止判定値ZZ以上であること(ステップ211)
これらの(3) と(4) の条件のうち少なくとも一方を満たせば、低温時アイドルアップ制御停止条件が成立するが、上記(3) と(4) の条件を両方とも満たさなければ、低温時アイドルアップ制御停止条件が不成立となる。
このステップ210、211で、低温時アイドルアップ制御停止条件が不成立であると判定された場合には、ステップ208に進み、低温時アイドルアップ制御を継続する。
その後、上記ステップ210、211で、低温時アイドルアップ制御停止条件が成立していると判定されたとき、つまり、冷却水温が低温判定値Yよりも少し高温側に設定された停止判定値YY以上になったとき、又は、外気温が低温判定値Zよりも少し高温側に設定された停止判定値ZZ以上になったときに、ステップ212に進み、ベース目標アイドル回転速度を嵩上げせずにそのまま最終的な目標アイドル回転速度とする。これにより、低温時アイドルアップ制御を停止する。
以上説明した本実施例では、ISC実行中にエアコン31がオン状態でも外気温が高温判定値Xよりも低いときには、目標アイドル回転速度を嵩上げしなくてもエアコン31の冷房能力を十分に確保できると判断して、アイドルアップ制御を実行しないようにすることができる。一方、エアコン31がオン状態で外気温が高温判定値X以上のときには、エアコン31の冷房能力を高める必要があると判断して、高温時アイドルアップ制御を実行することでエアコン31の冷房能力を高めることができる。しかも、外気温に応じて高温時アイドルアップ補正量を算出するようにしたので、外気温に応じて高温時アイドルアップ補正量を変化させて、高温時アイドルアップ補正量を外気温に応じた冷房能力を確保するのに必要な適正値に設定することができ、目標アイドル回転速度を外気温に応じた冷房能力を確保するのに必要な分だけ嵩上げすることができる。これにより、ISC実行中にエアコン31を効率良く稼働させることができて、運転者の快適性を確保しながら燃費の悪化を抑制することができる。
更に、本実施例では、外気温と冷却水温とに応じて高温時アイドルアップ補正量を算出するようにしたので、冷却水温に応じてベース目標アイドル回転速度が変化することも考慮して高温時アイドルアップ補正量を適正値に設定することができる。
尚、外気温が高温判定値X以上の高外気温領域(つまり高温時アイドルアップ補正量を算出する領域)では、冷却水温が比較的高い高水温領域になることが多く、この高水温領域では、冷却水温の変化に対してベース目標アイドル回転速度がほぼ一定となるため、外気温のみに応じて高温時アイドルアップ補正量を算出するようにしても良い。
更に、本実施例では、ISC実行中に冷却水温が低温判定値Y以下で且つ外気温が低温判定値Z以下のときには、自動変速機の油温が低いと判断して、低温時アイドルアップ制御を実行するようにしたので、ISC実行中に自動変速機の暖機を促進して自動変速機の油温を早期に上昇させて作動油の粘性抵抗を低下させることができ、初期走行時に自動変速機の動きがぎくしゃくすることを防止してドライバビリティを向上させることができる。しかも、自動変速機の油温の情報である外気温と冷却水温とに基づいて低温時アイドルアップ補正量を算出するようにしたので、自動変速機の油温に応じて低温時アイドルアップ補正量を変化させて適正値に設定することができて、目標アイドル回転速度を過剰に嵩上げすることを防止でき、燃費の悪化を抑制することができる。
また、本実施例では、高温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップと低温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップとを統合したマップを共用して、高温時アイドルアップ補正量と低温時アイドルアップ補正量を算出するようにしたので、高温時アイドルアップ補正量のマップと低温時アイドルアップ補正量のマップを別々に用意する場合に比べて、ECU29の記憶領域に記憶させるマップのデータ量を大幅に削減することができるという利点もある。
しかしながら、高温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップと低温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップを別々に用意しても良いことは言うまでもない。
更に、本実施例では、自動変速機のシフトレバーがNレンジ(自動変速機がニュートラル状態)の場合には、Nレンジ用のマップを用いてNレンジ用の高温時アイドルアップ補正量やNレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出し、自動変速機のシフトレバーがDレンジ(自動変速機が非ニュートラル状態)の場合には、Dレンジ用のマップを用いてDレンジ用の高温時アイドルアップ補正量やDレンジ用の低温時アイドルアップ補正量を算出することで、自動変速機のシフトレバーがNレンジとDレンジとの間で切り換えられて、自動変速機がニュートラル状態と非ニュートラル状態との間で切り換えられたときに、それに対応して高温時アイドルアップ補正量や低温時アイドルアップ補正量を変化させるようにしたので、アイドルアップ制御中の目標アイドル回転速度を自動変速機の動作状態に応じた適正値に設定することができる。
また、本実施例では、高温時アイドルアップ制御中に外気温が高温判定値Xよりも低温側に設定された停止判定値XX以下になるまで高温時アイドルアップ制御を継続するようにしたので、高温時アイドルアップ制御の開始判定と停止判定にヒステリシス特性を持たせることができ、外気温が高温判定値X付近のときに高温時アイドルアップ制御の開始と停止が頻繁に繰り返されるハンチングを未然に防止してアイドル回転速度の乱れを防止できる。
更に、本実施例では、低温時アイドルアップ制御中に、冷却水温が低温判定値Yよりも少し高温側に設定された停止判定値YY以上になるまで、又は、外気温が低温判定値Zよりも少し高温側に設定された停止判定値ZZ以上になるまで、低温時アイドルアップ制御を継続するようにしたので、低温時アイドルアップ制御の開始判定と停止判定にヒステリシス特性を持たせることができ、外気温や冷却水温が低温判定値付近のときに低温時アイドルアップ制御の開始と停止が頻繁に繰り返されるハンチングを未然に防止してアイドル回転速度の乱れを防止できる。
尚、上記実施例では、スロットル開度を制御してISCを実行するシステムに本発明を適用したが、スロットルバルブ16のバイパス通路に配置したISC弁の開度を制御してISCを実行するシステムに本発明を適用しても良い。
本発明の一実施例におけるエンジン制御システム全体の概略構成図である。 高温時アイドルアップ制御及び低温時アイドルアップ制御を説明するためのブロック図である。 高温時アイドルアップ制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 低温時アイドルアップ制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 Nレンジ用のアイドルアップ補正量のマップの一例を概念的に示す図である。 Dレンジ用のアイドルアップ補正量のマップの一例を概念的に示す図である。
符号の説明
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、16…スロットルバルブ、21…燃料噴射弁、22…点火プラグ、23…排気管、26…冷却水温センサ、28…クランク角センサ、29…ECU(高温時アイドルアップ制御手段,低温時アイドルアップ制御手段)、30…外気温センサ、31…エアコン(空調装置)

Claims (8)

  1. 内燃機関の冷却水温に基づいて目標アイドル回転速度を算出して内燃機関の回転速度を前記目標アイドル回転速度に一致させるように制御するアイドル回転速度制御を実行する内燃機関のアイドル運転制御装置において、
    前記アイドル回転速度制御中に外気温が所定の高温判定値以上で且つ空調装置がオン状態のときに、少なくとも外気温に基づいて高温時アイドルアップ補正量を算出して前記目標アイドル回転速度を前記高温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする高温時アイドルアップ制御を実行する高温時アイドルアップ制御手段を備えていることを特徴とする内燃機関のアイドル運転制御装置。
  2. 前記高温時アイドルアップ制御手段は、外気温と冷却水温とに基づいて前記高温時アイドルアップ補正量を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
  3. 前記アイドル回転速度制御中に外気温が所定の低温判定値以下で且つ冷却水温が所定の低温判定値以下のときに、外気温と冷却水温とに基づいて低温時アイドルアップ補正量を算出して前記目標アイドル回転速度を前記低温時アイドルアップ補正量だけ嵩上げする低温時アイドルアップ制御を実行する低温時アイドルアップ制御手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
  4. 前記高温時アイドルアップ制御手段と前記低温時アイドルアップ制御手段は、前記高温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップと前記低温時アイドルアップ補正量を算出するためのマップとを統合したマップを共用して、それぞれ前記高温時アイドルアップ補正量と前記低温時アイドルアップ補正量を算出することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
  5. 前記高温時アイドルアップ制御手段は、自動変速機がニュートラル状態か否かに応じて前記高温時アイドルアップ補正量を変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
  6. 前記高温時アイドルアップ制御手段は、前記高温時アイドルアップ制御中に外気温が前記高温判定値よりも低温側に設定された停止判定値以下になるまで該高温時アイドルアップ制御を継続することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
  7. 前記低温時アイドルアップ制御手段は、自動変速機がニュートラル状態か否かに応じて前記低温時アイドルアップ補正量を変化させることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
  8. 前記低温時アイドルアップ制御手段は、前記低温時アイドルアップ制御中に外気温又は冷却水温が前記低温判定値よりも高温側に設定された停止判定値以上になるまで該低温時アイドルアップ制御を継続することを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の内燃機関のアイドル運転制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270687A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の点火時期制御装置

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