JP2007154049A - プリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品 - Google Patents

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達弘 久野
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良平 榊原
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良正 錦織
Hideo Ochi
秀雄 大地
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Abstract

【課題】印刷体への接着性に優れ、かつ印刷体の乾燥が不十分な状態でも十分な接着性を発揮する、低温ヒートシール性およびヒートシール強度に優れたプリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品を提供する。
【解決手段】成分A:酢酸ビニル含有量が10〜28重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体99〜85重量%と、成分B:非晶性ポリオレフィン1〜15重量%の2成分を必須を必須成分とするプリントラミネート用樹脂組成物である。
また、熱可塑性フィルム基材の片面に、上記記載のプリントラミネート樹脂組成物からなる接着樹脂層を設けてなるプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品である。
成分Bの非晶性ポリオレフィンとしては、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体などが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明はプリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品に関するものであり、更に詳しくは、紙にインキを印刷した印刷体の乾燥が不十分な場合でも十分な接着性を発揮するプリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品に関するものである。
プリントラミネート用樹脂組成物としては従来からエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)や、メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−オレフィン共重合体(以下MePEと略す)が用いられることが多い。しかしながら近年、プリントラミネート業界において短納期化の要求が強くなり、印刷後の乾燥が不十分な状態でプリントラミネート用フィルムとの貼り合せが行われるケースが増えている。この為、貼り合せ後のラミネート強度の低下や浮き、剥がれ等の問題が起こり易くなっている。特に、枚様オフセット印刷の場合はこの問題が起こり易く、インキの乾燥が不十分な状態でも十分な接着力を発揮するプリントラミネート用フィルムが求められている。
しかしながら、前記したEVAは貼り合せ直後の接着力があまり強くなく、インキの乾燥が十分でないと剥がれや浮きが生じる問題がある。一方、MePEを用いて特許文献1や特許文献2等に代表される発明がなされているが、これらはインキの乾燥が不十分だと、インキの種類によっては貼り合せ直後の接着力が極端に弱くなる問題を有している。
この問題を解決する為に、例えば特許文献3でプリントラミネート用樹脂組成物としてエチレン−アクリル酸メチル共重合体を用いる試み等がなされている。しかしながら、貼り合せ直後の接着力はEVAと同等で、インキの種類や乾燥状態によっては剥がれや浮きが発生し、問題を十分解決するには至っていない。
特開平7−117197号公報 特開平10−101857号公報 特開2001−353818
本発明は、上記問題を解決するものであり、紙にインキを印刷した印刷体の乾燥が不十分な場合でも十分な接着性を発揮するプリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品を提供するものである。
上記課題を解決する手段として本発明は、成分A:酢酸ビニル含有量が10〜28重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体99〜85重量%と、成分B:非晶性ポリオレフィン1〜15重量%の2成分を必須成分とするプリントラミネート用樹脂組成物を提供する。
また、熱可塑性樹脂フィルム基材の片面に、上記記載のプリントラミネート樹脂組成物からなる接着樹脂層を設けてなるプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品を提供する。
成分(B)の非晶性ポリオレフィンとしては、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、およびポリブテン−1が好ましい。
本発明のプリントラミネート用フィルムは優れた耐溶剤性と接着力を有し、生乾きのインキに対して貼り合せても良好な接着性を発揮する。この為、貼り合せ後のラミネート強度の低下や浮き、剥がれ等の問題が起き難く、短納期化に対応可能なフィルムを安価に提供することが出来る。
本発明のプリントラミネート用樹脂組成物は、ラミネート加工等により熱可塑性樹脂フィルム基材に積層され、プリントラミネート用フィルムとなる。本発明のプリントラミネート用樹脂組成物を構成する成分AのEVAには、酢酸ビニル含有量が10〜28重量%のものが用いられ、好ましくは酢酸ビニル含有量12〜23重量%、より好ましくは酢酸ビニル含有量が12〜20重量%のものが用いられる。酢酸ビニル含有量が10重量%未満では得られるプリントラミネートフィルムの低温接着性が劣り、28重量%を超えると得られるフィルムがブロッキングし易い傾向にある。
本発明において用いられるEVAは、メルトフローレイト(以後MFRと略す)が3〜200、好ましくは14〜100、更により好ましくは20〜70のものが用いられる。MFRが3未満であると得られるプリントラミネート用フィルムの低温シール性が劣る傾向が観られ、MFRが200を超えるとブロッキング等の問題が起き易くなる。
ここで、MFRについて詳述する。MFRは、一般に樹脂の流動性を表す時に良く用いられる。MFR値を求める方法は、ポリエチレンやEVAでは径2.1mm、長さ8mmのオリフィスのあるシリンダ中に材料を入れ、190℃で2160gの荷重をかけて溶融材料を押し出し、5〜240秒間に流出した材料の重量を測り、これを10分間当たりのグラム数に換算してMFR値とするものである。即ち、MFR値の大きいものほど流動性が良いことを意味している(JIS−K−7210参照)。
非晶性ポリオレフィンは貼り合わせ直後の接着力向上に寄与する。本発明の非晶性ポリオレフィンとしては、溶融固化させた場合、室温24時間後で実質的に結晶化していないもので、例えばエチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、ポリブテン−1などが好ましく用いられる。該非晶性ポリオレフィンは硬度(A)が50以上のものが好ましく、より好ましくは60以上である。硬度(A)が50未満であると、得られるプリントラミネート用フィルムのブロッキング等が起こり易くなる。上記非晶性ポリオレフィンの含有量は1〜15重量%で、好ましくは2.5重量%〜15重量%、より好ましくは5〜15重量%である。該非晶性ポリオレフィンの含有量が1重量%未満であると良好な接着性が得られず、15重量%を越えると押し出しラミネート加工性が低下する。ここでいう硬度(A)はデュロメーター硬さであり、一般ゴムなどの中硬さ用のデュロメーター硬度計(タイプA)を用い、JIS−K−6301に基づいて測定される。
本発明のプリントラミネート用樹脂組成物を構成する成分A(EVA)と成分B(非晶性ポリオレフィン)の配合割合は、成分Aが99〜85重量%、より好ましくは成分Aが97.5〜85重量%で、成分Aの比率が99重量%を超えると成分Bの配合量が不足するので良好な接着性が得られない。また85重量%未満ではその他の成分との相溶性が悪くなり、押出しラミネート加工性が低下する。該プリントラミネート用樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲において粘着付与樹脂、ワックス、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、防曇剤、滑剤、着色剤、或いは他の公知のものを添加しても良い。
プリントラミネート用フィルムの印刷物に対する熱接着性を付与する為に、プリントラミネート用樹脂層に表面処理をすることが好ましい。表面処理の方法としてはコロナ放電処理、フレーム処理、プラズマ放電処理、オゾン処理、化学薬品処理等の公知の手法が利用可能で、コロナ放電処理が効果および生産性の面で好ましい。プリントラミネート用樹脂層の厚さは特に限定されないが、通常5〜30μm、好ましくは8〜20μmである。
本発明の熱可塑性樹脂フィルム基材は特に限定されるものではなく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン等からなるフィルム基材で、好ましくは軟化温度がプリントラミネート用樹脂組成物のそれより高い2軸延伸されたフィルム基材であり、より好ましくは2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPフィルムと略す)基材が挙げられる。また、基材フィルムの片面がプリントラミネート用樹脂組成物と接着容易なポリマーで構成される多層フィルムも好適に用いられる。該ポリマーとしては、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)やエチレンメチルメタクリレート(EMMA)が挙げられる。本発明の熱可塑性樹脂フィルム基材の厚さは特に限定されるものではないが、通常5〜100μm、好ましくは10〜25μmである。該基材フィルムの中には帯電防止剤、アンチブロッキング剤、滑剤、酸化防止剤、防曇剤、着色剤、抗菌剤、香料、或いは他の公知のものを配合しても良い。
本発明のプリントラミネート用フィルムを製造するにあたり、フィルム基材層とプリントラミネート用樹脂層の間には、必要に応じてアンカーコート剤(以下AC剤と略す)を用いたり、他の層を設けても良い。AC剤としては、例えば有機チタン系、ポリエチレンイミン系、イソシアネート系等がある。
本発明のプリントラミネート用フィルムの製造方法は、公知の如何なる方法を用いても良い。例えば、2軸延伸フィルム基材の上にプリントラミネート用樹脂組成物を押出しラミネートする方法、プリントラミネート用樹脂組成物とフィルム基材を共押出しする方法等がある。
この様にして得られたプリントラミネート用フィルムは印刷物との接着性が良好で、特に剥がれや浮きの問題が発生し易い枚様オフセットインキに対しても貼り合せ直後の接着力が良好であり、インキの乾燥が不十分でも生産性を犠牲にすること無く優れた品質のプリントラミネート製品が得られる。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、実施例におけるプリントラミネートフィルムの物性評価方法は次の通りである。
押出しラミネート加工性:OPPフィルム基材15μを用い、引き取り速度150m/minにてプリントラミネート用樹脂組成物層が15μとなる様に押出しラミネート加工し、プリントラミネート用フィルムを得た。この時、溶融樹脂組成物の押出し量の不均一さ(いわゆるサージング)の有無や樹脂組成物層の幅方向での厚み斑の有無を評価した。
接着力:王子製紙製コート紙(トップコート+、127.9g/m)に東洋インキ製造製枚葉オフセット用インキ(TKハイユニティー、黄、MZ)を塗工し、これを常温で1日乾燥させたものを印刷基材として用いた。この印刷基材と上記で得たプリントラミネート用フィルムを、ヒートロールプレス機を用いて90℃で貼り合せた。この様にして得られた貼り合せサンプルを23℃雰囲気下で1日放置し、引っ張り速度300mm/minにて180°剥離し、接着力を測定した。
耐溶剤性:インキの乾燥時間を1時間に短縮した点以外は上記の方法と同様にし、生乾きの印刷物とプリントラミネート用フィルムを貼り合せ、180°剥離接着力を測定して評価した。
(実施例1)EVA(酢酸ビニル含有量12%、MFR=20)95重量部とベストプラスト508(非晶性ポリオレフィン:デグサ製)5重量部を押出機で混練りして配合物を得た。得られた配合物を、15μ厚のOPPフィルム基材にラミネート加工して、プリントラミネート用フィルムサンプルを得た。この時、溶融ホットメルトのOPP基材と接着する側にオゾン処理を行い、ホットメルト層表面にコロナ処理を行った。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例2)EVA(酢酸ビニル含有量16%、MFR=20)95重量部とベストプラスト508を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例3)ウルトラセン633(酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)95重量部とベストプラスト508を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例4)EVA(酢酸ビニル含有量23%、MFR=20)95重量部とベストプラスト508を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは良好な接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例5)スミテートKA10(EVA:酢酸ビニル含有量28%、MFR=20、住友化学工業社製)95重量部とベストプラスト508を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは良好な接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例6)ウルトラセン633(酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)99重量部とベストプラスト508を1重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは良好な接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例7)ウルトラセン633(酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)97.5重量部とベストプラスト508を2.5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例8)ウルトラセン633(酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)90重量部とベストプラスト508を10重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例9)ウルトラセン633(酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)85重量部とベストプラスト508を15重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例10)ウルトラセン633(EVA:酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)95重量部とタフマーBL2000(非晶性ポリオレフィン:三井石油化学工業製)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例11)ウルトラセン633(EVA:酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)95重量部とタフセレンT3712(非晶性ポリオレフィン:住友化学工業製)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例12)ウルトラセン633(EVA:酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)95重量部とベストプラスト408(非晶性ポリオレフィン:デグサ社製)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例13)ウルトラセン633(EVA:酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)95重量部とベストプラスト708(非晶性ポリオレフィン:デグサ社製)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(実施例14)ウルトラセン633(EVA:酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)95重量部とサンアロマーZ108S(非晶性ポリオレフィン:サンアロマー製)を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは優れた接着力及び耐溶剤性を示した。結果を表1に示す。
(比較例1)ウルトラセン633(酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)100重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは実用的な接着力を有するものの、生乾きのインキに対する接着性がやや劣っていた。結果を表1に示す。
(比較例2)ウルトラセン526(EVA:酢酸ビニル含有量7%、MFR=25、東ソー製)95重量部とベストプラスト508(非晶性ポリオレフィン:デグサ製)5重量部を用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは低温接着性が悪く、90℃で貼り合せた場合、接着不良となった。結果を表1に示す。
(比較例3)スミテートKA10(EVA:酢酸ビニル含有量28%、MFR=20、住友化学工業社製)を47.5重量部、スミテートMB11(EVA:酢酸ビニル含有量32%、MFR=60、住友化学工業社製)47.5重量部、およびベストプラスト508を5重量部用いた以外は実施例1と同様にしてプリントラミネート用フィルムサンプルを得た。該フィルムは実用的な接着力を有するものの、生乾きのインキに対する接着性がやや劣っていた。結果を表1に示す。
(比較例4)ウルトラセン633(酢酸ビニル含有量20%、MFR=20、東ソー製)80重量部とベストプラスト508を20重量部用いた以外は実施例1と同様にした。該樹脂組成物は押し出しラミネート加工性が悪く、用に供し得るフィルムを得ることが出来なかった。結果を表1に示す。
Figure 2007154049
本発明はプリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品に関するものであり、更に詳しくは、紙にインキを印刷した印刷体の乾燥が不十分な場合でも十分な接着性を発揮するプリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品に関するものである。

Claims (3)

  1. 成分A:酢酸ビニル含有量が10〜28重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体99〜85重量%と、成分B:非晶性ポリオレフィン1〜15重量%の2成分を必須成分とするプリントラミネート用樹脂組成物。
  2. 熱可塑性樹脂フィルム基材の片面に、請求項1のプリントラミネート樹脂組成物からなる接着樹脂層を設けてなるプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品。
  3. 非晶性ポリオレフィンが、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、ポリブテン−1のいずれかからなる、請求項1および請求項2記載のプリントラミネート用樹脂組成物およびプリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート製品。
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